JPH0748371Y2 - ねじの締付け具 - Google Patents
ねじの締付け具Info
- Publication number
- JPH0748371Y2 JPH0748371Y2 JP1991050565U JP5056591U JPH0748371Y2 JP H0748371 Y2 JPH0748371 Y2 JP H0748371Y2 JP 1991050565 U JP1991050565 U JP 1991050565U JP 5056591 U JP5056591 U JP 5056591U JP H0748371 Y2 JPH0748371 Y2 JP H0748371Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- ratchet
- speed
- tightening
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はボルト、ビス等のねじの
締付け、弛緩に用いる締付け具に関するものである。
締付け、弛緩に用いる締付け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、実開昭57−18961号
公報に記載されたごとく、ハンドルの中心軸に固設した
太陽歯車と、これに噛合う遊星歯車を軸着したドライバ
ー本体と、遊星歯車に噛合う内歯車を設けた把持筒体か
ら構成され、該把持筒体を手で握ってハンドルを回転す
ることにより、前記各歯車からなる遊星歯車機構によ
り、ドライバー本体を減速回転させてねじを締付ける減
速ドライバーと、実開昭62−29265号公報に記載
の前記と逆の構成からなるねじ締結具がある。
公報に記載されたごとく、ハンドルの中心軸に固設した
太陽歯車と、これに噛合う遊星歯車を軸着したドライバ
ー本体と、遊星歯車に噛合う内歯車を設けた把持筒体か
ら構成され、該把持筒体を手で握ってハンドルを回転す
ることにより、前記各歯車からなる遊星歯車機構によ
り、ドライバー本体を減速回転させてねじを締付ける減
速ドライバーと、実開昭62−29265号公報に記載
の前記と逆の構成からなるねじ締結具がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記実開昭57−18
961号公報記載の従来技術は、締付けが固い場合の弛
緩作業や、精密調整を必要とするねじ締め作業時に頭部
のプラス溝が破損するのを防ぐための減速締付けに限
り、実開昭62−29265号公報記載の技術は、締付
け、あるいは弛緩作業時間の効率化を目的とした増速締
付けに限るもので、前者の場合は通常の締付、弛緩作業
には無駄な時間が掛かり、また、後者のような場合は、
締付けが進むにつれて、ハンドルにより大きな負荷がか
かることとなるため、確実な締付ができず、また、固い
締付の場合の弛緩作業にも適しないもので、両技術とも
長所が短所となるばかりでなく、通常の締付け作業で
は、他の締付け具を用いることとなる。
961号公報記載の従来技術は、締付けが固い場合の弛
緩作業や、精密調整を必要とするねじ締め作業時に頭部
のプラス溝が破損するのを防ぐための減速締付けに限
り、実開昭62−29265号公報記載の技術は、締付
け、あるいは弛緩作業時間の効率化を目的とした増速締
付けに限るもので、前者の場合は通常の締付、弛緩作業
には無駄な時間が掛かり、また、後者のような場合は、
締付けが進むにつれて、ハンドルにより大きな負荷がか
かることとなるため、確実な締付ができず、また、固い
締付の場合の弛緩作業にも適しないもので、両技術とも
長所が短所となるばかりでなく、通常の締付け作業で
は、他の締付け具を用いることとなる。
【0004】本考案は前記従来技術における諸問題に対
処し得る締付け具を提供するものである。
処し得る締付け具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のねじの締付具は、ハンドルを固定した締付具主体に、
順次ハンドルの回転中心を軸心に回転するギアケーシン
グと工具軸を直列に配設し、工具軸は先端に被締付け体
に嵌脱するビット等を設け、基端はギアケーシング内に
位置する従動歯車を固設し、前記ギアケーシングはハン
ドルの回転を連結軸を介して等速で従動歯車に伝達する
等速機構と、遊星歯車及び内歯、太陽歯車を介して増速
で従動歯車に伝達する遊星歯車増速機構と、太陽歯車及
び減速歯車を介して減速で従動歯車に伝達する減速機構
を内設し、前記締付具主体は、前記各機構の回転軸に軸
支した各ラチェット歯車に係離するラチェット爪を配設
し、しかも該各ラチェット爪を係離操作してハンドルの
締付け、弛緩回転方向を転換すると共に前記各機構を選
択する切換機構を設けたものである。
のねじの締付具は、ハンドルを固定した締付具主体に、
順次ハンドルの回転中心を軸心に回転するギアケーシン
グと工具軸を直列に配設し、工具軸は先端に被締付け体
に嵌脱するビット等を設け、基端はギアケーシング内に
位置する従動歯車を固設し、前記ギアケーシングはハン
ドルの回転を連結軸を介して等速で従動歯車に伝達する
等速機構と、遊星歯車及び内歯、太陽歯車を介して増速
で従動歯車に伝達する遊星歯車増速機構と、太陽歯車及
び減速歯車を介して減速で従動歯車に伝達する減速機構
を内設し、前記締付具主体は、前記各機構の回転軸に軸
支した各ラチェット歯車に係離するラチェット爪を配設
し、しかも該各ラチェット爪を係離操作してハンドルの
締付け、弛緩回転方向を転換すると共に前記各機構を選
択する切換機構を設けたものである。
【0006】
【作用】切換機構により各ラチェット歯車に係離するラ
チェット爪を係離操作して、締付け弛緩回転方向を転換
すると共に、作業目的に応じ等速、増速、減速の各機構
のうち、所望の機構を選択し、工具軸のビットを被締付
け体に嵌めてハンドルを回転し締付け弛緩作業を行な
う。
チェット爪を係離操作して、締付け弛緩回転方向を転換
すると共に、作業目的に応じ等速、増速、減速の各機構
のうち、所望の機構を選択し、工具軸のビットを被締付
け体に嵌めてハンドルを回転し締付け弛緩作業を行な
う。
【0007】
【考案の効果】切換機構の操作により、締付け弛緩回転
方向を転換するのみならず、変速回転をも選択し得る締
付け具なので、あらゆる作業に対処でき作業性に富むも
のである。
方向を転換するのみならず、変速回転をも選択し得る締
付け具なので、あらゆる作業に対処でき作業性に富むも
のである。
【0008】
【実施例】本考案に係るねじの締付け具の実施例を図1
乃至図10により説明する。図中符号Aは締付け具で、
上部にハンドル1を嵌合固定した締付具主体2に、順次
ハンドル1の回転中心を軸心に回転するギアケーシング
3と工具軸4を直列に配設し、工具軸4はギアケーシン
グ3内に位置する従動歯車5にビットホルダー6を固設
してその先端には被締付け体の溝などに嵌脱するビット
Bを装着し、ギアケーシング3はハンドル1の締付け回
転を工具軸4を固設した従動歯車5に伝達する等速機構
Cと、同減速機構Dと、同遊星歯車増速機構Eを内設
し、締付具主体2に、前記各機構C乃至Eを選択する切
換機構Fを配設したものである。
乃至図10により説明する。図中符号Aは締付け具で、
上部にハンドル1を嵌合固定した締付具主体2に、順次
ハンドル1の回転中心を軸心に回転するギアケーシング
3と工具軸4を直列に配設し、工具軸4はギアケーシン
グ3内に位置する従動歯車5にビットホルダー6を固設
してその先端には被締付け体の溝などに嵌脱するビット
Bを装着し、ギアケーシング3はハンドル1の締付け回
転を工具軸4を固設した従動歯車5に伝達する等速機構
Cと、同減速機構Dと、同遊星歯車増速機構Eを内設
し、締付具主体2に、前記各機構C乃至Eを選択する切
換機構Fを配設したものである。
【0009】前記等速機構Cは、締付具主体2の中心穴
7にベアリング8を介して等速ラチェット歯車9の軸杆
9′を挿入すると共に、ハンドル1の回転中心に従設し
た連結軸10を連設し、連結軸10の他方端を工具軸4
の従動歯車5に固定する。
7にベアリング8を介して等速ラチェット歯車9の軸杆
9′を挿入すると共に、ハンドル1の回転中心に従設し
た連結軸10を連設し、連結軸10の他方端を工具軸4
の従動歯車5に固定する。
【0010】前記減速機構Dは、筒状軸11の中空部1
1′に連結軸10を回転可能に嵌挿して、上端に前記等
速ラチェット歯車9の下位に配設した減速ラチェット歯
車12を固定し、下方外周に太陽歯車13を周設してギ
アケーシング3内に収容すると共に、ギアケーシング3
の中程に固定した支持板14とギアケーシング3の底部
3′に亙り軸杆14′,14′を縦設して一対の段状減
速歯車15を軸支し、該段状減速歯車15の大径歯車部
16は太陽歯車13と噛合し、小径歯車部17は工具軸
4の従動歯車5と噛合する。
1′に連結軸10を回転可能に嵌挿して、上端に前記等
速ラチェット歯車9の下位に配設した減速ラチェット歯
車12を固定し、下方外周に太陽歯車13を周設してギ
アケーシング3内に収容すると共に、ギアケーシング3
の中程に固定した支持板14とギアケーシング3の底部
3′に亙り軸杆14′,14′を縦設して一対の段状減
速歯車15を軸支し、該段状減速歯車15の大径歯車部
16は太陽歯車13と噛合し、小径歯車部17は工具軸
4の従動歯車5と噛合する。
【0011】前記遊星歯車増速機構Eは、下端に支承板
18を設けた軸筒19の中空部19′に前記筒状軸11
を嵌挿し、該軸筒19の上端外周に前記減速ラチェット
歯車12の下位に位置する増速ラチェット歯車20を周
設し、支承板18はギアケーシング3内に回転可能に嵌
装し、軸杆18′,18′を縦設して前記太陽歯車13
に噛合する複数の遊星歯車21,21を軸支し、各遊星
歯車21,21はギアケーシング3の内壁に周設した内
歯22に噛合するもので前記等速ラチェット歯車9、減
速ラチェット歯車12、増速ラチェット歯車20は締付
具主体2の凹部2′内に重なった状態で縦設する。
18を設けた軸筒19の中空部19′に前記筒状軸11
を嵌挿し、該軸筒19の上端外周に前記減速ラチェット
歯車12の下位に位置する増速ラチェット歯車20を周
設し、支承板18はギアケーシング3内に回転可能に嵌
装し、軸杆18′,18′を縦設して前記太陽歯車13
に噛合する複数の遊星歯車21,21を軸支し、各遊星
歯車21,21はギアケーシング3の内壁に周設した内
歯22に噛合するもので前記等速ラチェット歯車9、減
速ラチェット歯車12、増速ラチェット歯車20は締付
具主体2の凹部2′内に重なった状態で縦設する。
【0012】前記切換機構Fは、締付具主体2の凹部
2′を塞ぐラチェットカバー23に案内孔23′を設け
操作板24の表面に突設したレバー24′を摺嵌して縁
辺に該レバー24′の移動による操作位置を表示する選
択表示25を記し、選択表示25は図1のごとく、中心
より左方を締付け側26、右方を弛緩側26′としてハ
ンドル1の回転方向を示し、各締付け26、弛緩側2
6′にそれぞれ増速27,27′、減速28,28′の
操作位置を表示する。更に締付具主体2の凹部2′に重
ねた状態で並設した前記各ラチェット歯車9,12,2
0の両側締付具主体2に各々段差面29,29を設け、
段差面29は丘状部29′と谷状部29″及びその境界
である段部30からなり、前記選択表示25の増速2
7,27′、減速28,28′に基づき各ラチェット歯
車9,12,20にそれぞれが係離するラチェット爪3
1,32,33を、前記段部30を支点に揺動するよう
左右各一対宛配設すると共に、各ラチェット爪31,3
2,33を操作板24の背面に止着した板バネ34の押
圧点34′で段差面29方向に押圧する。前記等速ラチ
ェット歯車9及び増速ラチェット歯車20に係離するラ
チェット爪31,33の各段差面29は丘状部29′を
短かく、谷状部29″を長く形成し(図7、図9)、減
速ラチェット歯車12に係離するラチェット爪32の段
差面29は、丘状部29′を長く、谷状部29″を短か
くすることにより(図8、図10)、ラチェット爪3
1,33とラチェット爪32の揺動支点である前記段部
30を互いにずらして形成する。該実施例では工具軸4
がビットBを着脱可能としたビットホルダーからなるい
わゆるドイラバータイプであるがボックスタイプでも可
能である。
2′を塞ぐラチェットカバー23に案内孔23′を設け
操作板24の表面に突設したレバー24′を摺嵌して縁
辺に該レバー24′の移動による操作位置を表示する選
択表示25を記し、選択表示25は図1のごとく、中心
より左方を締付け側26、右方を弛緩側26′としてハ
ンドル1の回転方向を示し、各締付け26、弛緩側2
6′にそれぞれ増速27,27′、減速28,28′の
操作位置を表示する。更に締付具主体2の凹部2′に重
ねた状態で並設した前記各ラチェット歯車9,12,2
0の両側締付具主体2に各々段差面29,29を設け、
段差面29は丘状部29′と谷状部29″及びその境界
である段部30からなり、前記選択表示25の増速2
7,27′、減速28,28′に基づき各ラチェット歯
車9,12,20にそれぞれが係離するラチェット爪3
1,32,33を、前記段部30を支点に揺動するよう
左右各一対宛配設すると共に、各ラチェット爪31,3
2,33を操作板24の背面に止着した板バネ34の押
圧点34′で段差面29方向に押圧する。前記等速ラチ
ェット歯車9及び増速ラチェット歯車20に係離するラ
チェット爪31,33の各段差面29は丘状部29′を
短かく、谷状部29″を長く形成し(図7、図9)、減
速ラチェット歯車12に係離するラチェット爪32の段
差面29は、丘状部29′を長く、谷状部29″を短か
くすることにより(図8、図10)、ラチェット爪3
1,33とラチェット爪32の揺動支点である前記段部
30を互いにずらして形成する。該実施例では工具軸4
がビットBを着脱可能としたビットホルダーからなるい
わゆるドイラバータイプであるがボックスタイプでも可
能である。
【0013】該実施例は上述の構成からなるもので、ボ
ルト、ビス等の被締付け体を速く締付ける場合は、締付
具主体2に配設した切換機構Fにおいて、操作板24の
レバー24′が選択表示25の締付け26側の増速27
を指示するよう移動操作することにともない、操作板2
4に止着した板バネ34の押圧点34′,34′が移行
して、増速ラチェット歯車20に係離する一対のラチェ
ット爪33,33の段差面29,29のうち、増速ラチ
ェット歯車20を締付け方向に回転するラチェット爪3
3側の押圧点34′が段差面29における丘状部29′
に位置した状態でラチェット爪33を押圧するので、該
ラチェット爪33が平行姿勢となり増速ラチェット歯車
20に係合し、一方の段差面29においては谷状部2
9″上に位置した状態で他方のラチェット爪33を押す
ので該ラチェット爪33は傾斜姿勢となり増速ラチェッ
ト歯車20から離脱すると共に、等速ラチェット歯車9
に係離するラチェット爪31,31の段差面29,29
も前記と同様に形成してあり、しかも減速ラチェット歯
車12に係離するラチェット爪32,32も、段差面2
9,29において押圧点34′,34′が一方は丘状部
29′を他方は谷状部29″に位置するため前記と同様
の係合状態を呈する(図7、図8)。しかして、前記レ
バー24′の移動操作後、ビットBを被締付け体に嵌
め、ギアケーシング3を握持して固定状態とし、ハンド
ル1を締付け方向に回転すると、増速ラチェット歯車2
0はラチェット爪33に押されながらハンドル1と共に
回転し、軸筒19の支承板18に軸支した遊星歯車2
1,21とギアケーシング3の把持による停止状態の内
歯22及び太陽歯車13からなる遊星歯車増速機構Eに
より該太陽歯車13が増速回転し、段状減速歯車15の
大径歯車部16、小径歯車部17を介して従動歯車5に
至り、ビットホルダー6、ビットBすなわち工具軸4が
締付け方向に増速回転する。この際ラチェット爪31が
係合している等速ラチェット歯車9は従動歯車5の回転
により連結軸10を介して回転し、ラチェット爪32が
係合している減速ラチェット歯車12も太陽歯車の回転
にともない回転することとなるが、該ラチェット歯車
9,12が係合状態の各ラチェット爪31,32を離脱
方向に押し離しつつ増速回転することとなるので前記増
速締付け回転に関与しない。
ルト、ビス等の被締付け体を速く締付ける場合は、締付
具主体2に配設した切換機構Fにおいて、操作板24の
レバー24′が選択表示25の締付け26側の増速27
を指示するよう移動操作することにともない、操作板2
4に止着した板バネ34の押圧点34′,34′が移行
して、増速ラチェット歯車20に係離する一対のラチェ
ット爪33,33の段差面29,29のうち、増速ラチ
ェット歯車20を締付け方向に回転するラチェット爪3
3側の押圧点34′が段差面29における丘状部29′
に位置した状態でラチェット爪33を押圧するので、該
ラチェット爪33が平行姿勢となり増速ラチェット歯車
20に係合し、一方の段差面29においては谷状部2
9″上に位置した状態で他方のラチェット爪33を押す
ので該ラチェット爪33は傾斜姿勢となり増速ラチェッ
ト歯車20から離脱すると共に、等速ラチェット歯車9
に係離するラチェット爪31,31の段差面29,29
も前記と同様に形成してあり、しかも減速ラチェット歯
車12に係離するラチェット爪32,32も、段差面2
9,29において押圧点34′,34′が一方は丘状部
29′を他方は谷状部29″に位置するため前記と同様
の係合状態を呈する(図7、図8)。しかして、前記レ
バー24′の移動操作後、ビットBを被締付け体に嵌
め、ギアケーシング3を握持して固定状態とし、ハンド
ル1を締付け方向に回転すると、増速ラチェット歯車2
0はラチェット爪33に押されながらハンドル1と共に
回転し、軸筒19の支承板18に軸支した遊星歯車2
1,21とギアケーシング3の把持による停止状態の内
歯22及び太陽歯車13からなる遊星歯車増速機構Eに
より該太陽歯車13が増速回転し、段状減速歯車15の
大径歯車部16、小径歯車部17を介して従動歯車5に
至り、ビットホルダー6、ビットBすなわち工具軸4が
締付け方向に増速回転する。この際ラチェット爪31が
係合している等速ラチェット歯車9は従動歯車5の回転
により連結軸10を介して回転し、ラチェット爪32が
係合している減速ラチェット歯車12も太陽歯車の回転
にともない回転することとなるが、該ラチェット歯車
9,12が係合状態の各ラチェット爪31,32を離脱
方向に押し離しつつ増速回転することとなるので前記増
速締付け回転に関与しない。
【0014】被締付け体を減速して締付ける場合は、レ
バー24′が締付け側26の減速28を指示するよう移
動操作することにより、板バネ34の押圧点34′,3
4′は増速ラチェット歯車20に係離する一対のラチェ
ット爪33,33の段差面29,29において、双方と
も谷状部29″上に位置した状態でラチェット爪33,
33を押圧して傾斜姿勢にすることにより増速ラチェッ
ト歯車20から離脱すると共に、等速ラチェット歯車9
に係離するラチェット爪31,31も同様の離脱状態を
呈し(図9)、減速ラチェット歯車12に係離する一対
のラチェット爪32,32の段差面29,29において
は、前記のごとく丘状部29′を長く形成してあるため
該減速ラチェット歯車12を締付け方向に回転するラチ
ェット爪32側の押圧点34′が丘状部29′上に位置
した状態で該ラチェット爪32を押圧して平行姿勢とな
るため減速ラチェット歯車12に係合し、一方の段差面
29においては谷状部29″上に位置してラチェット爪
32を押圧するので傾斜姿勢となり減速ラチェット歯車
12から離脱する(図10)。しかしてレバー24′の
前記移動操作後、ギアケーシング3を把持した状態でハ
ンドル1を締付け方向に回転すると、減速ラチェット歯
車12がラチェット爪32に押されながらハンドル1と
共に回転し、筒状軸11に周設した太陽歯車13より段
状減速歯車15の大径歯車部16、小径歯車部17から
なる減速機構Dを介して従動歯車5に至り、ビットホル
ダー6、ビットBすなわち工具軸4が締付け方向に減速
回転する。この際等速度ラチェット歯車9も従動歯車5
の回転により連結軸10を介して回転し、増速ラチェッ
ト歯車20も太陽歯車13の回転により遊星歯車21,
21を介して回転するが、これに係離する各一対のラチ
ェット爪31,32の双方とも離脱状態であるため前記
減速締付け回転に関与しない。
バー24′が締付け側26の減速28を指示するよう移
動操作することにより、板バネ34の押圧点34′,3
4′は増速ラチェット歯車20に係離する一対のラチェ
ット爪33,33の段差面29,29において、双方と
も谷状部29″上に位置した状態でラチェット爪33,
33を押圧して傾斜姿勢にすることにより増速ラチェッ
ト歯車20から離脱すると共に、等速ラチェット歯車9
に係離するラチェット爪31,31も同様の離脱状態を
呈し(図9)、減速ラチェット歯車12に係離する一対
のラチェット爪32,32の段差面29,29において
は、前記のごとく丘状部29′を長く形成してあるため
該減速ラチェット歯車12を締付け方向に回転するラチ
ェット爪32側の押圧点34′が丘状部29′上に位置
した状態で該ラチェット爪32を押圧して平行姿勢とな
るため減速ラチェット歯車12に係合し、一方の段差面
29においては谷状部29″上に位置してラチェット爪
32を押圧するので傾斜姿勢となり減速ラチェット歯車
12から離脱する(図10)。しかしてレバー24′の
前記移動操作後、ギアケーシング3を把持した状態でハ
ンドル1を締付け方向に回転すると、減速ラチェット歯
車12がラチェット爪32に押されながらハンドル1と
共に回転し、筒状軸11に周設した太陽歯車13より段
状減速歯車15の大径歯車部16、小径歯車部17から
なる減速機構Dを介して従動歯車5に至り、ビットホル
ダー6、ビットBすなわち工具軸4が締付け方向に減速
回転する。この際等速度ラチェット歯車9も従動歯車5
の回転により連結軸10を介して回転し、増速ラチェッ
ト歯車20も太陽歯車13の回転により遊星歯車21,
21を介して回転するが、これに係離する各一対のラチ
ェット爪31,32の双方とも離脱状態であるため前記
減速締付け回転に関与しない。
【0015】被締付け体を等速で締付ける場合、すなわ
ちハンドル1と工具軸4を同回転角で締付け回転する場
合には、前記被締付け体を速く締付ける場合と同様の操
作を行ない(図7、図8)、ギアケーシング3を把持し
ない状態でハンドル1を締付け方向に回転するもので、
等速ラチェット歯車9はラチェット爪31に押されなが
らハンドル1と共に締付け方向に回転し、連結軸10、
従動歯車5、工具軸4からなる等速機構Cにより等速締
付け回転を行なう。この際増速ラチェット歯車20及び
減速ラチェット歯車12も係合状態の各ラチェット爪3
2,33により押されて回転するが、ギアケーシング3
を把持しない状態でハンドル1を回転するので、遊星歯
車増速機構E及び減速機構Dは歯車伝達が行なわれない
こととなるので、前記等速締付け回転に関与しない。
ちハンドル1と工具軸4を同回転角で締付け回転する場
合には、前記被締付け体を速く締付ける場合と同様の操
作を行ない(図7、図8)、ギアケーシング3を把持し
ない状態でハンドル1を締付け方向に回転するもので、
等速ラチェット歯車9はラチェット爪31に押されなが
らハンドル1と共に締付け方向に回転し、連結軸10、
従動歯車5、工具軸4からなる等速機構Cにより等速締
付け回転を行なう。この際増速ラチェット歯車20及び
減速ラチェット歯車12も係合状態の各ラチェット爪3
2,33により押されて回転するが、ギアケーシング3
を把持しない状態でハンドル1を回転するので、遊星歯
車増速機構E及び減速機構Dは歯車伝達が行なわれない
こととなるので、前記等速締付け回転に関与しない。
【0016】被締付け体を弛緩方向に等速、減速もしく
は増速回転する場合は、操作板24のレバー24′が弛
緩側26′において前記と同様に増速27′若しくは減
速28′を指示するよう移動操作した後弛緩回転を行な
うものである。
は増速回転する場合は、操作板24のレバー24′が弛
緩側26′において前記と同様に増速27′若しくは減
速28′を指示するよう移動操作した後弛緩回転を行な
うものである。
【0017】該実施例に示す締付け具によれば、操作板
のレバーを選択表示にあわせて移動操作することによ
り、締付け弛緩回転方向の転換のみならず、工具軸すな
わちビットを変速回転することができるので、ねじの締
付けがかたい場合、締付け初期のゆるい場合や通常の締
付け等あらゆる締付け弛緩作業に対処し得るので、作業
性に富むものである。
のレバーを選択表示にあわせて移動操作することによ
り、締付け弛緩回転方向の転換のみならず、工具軸すな
わちビットを変速回転することができるので、ねじの締
付けがかたい場合、締付け初期のゆるい場合や通常の締
付け等あらゆる締付け弛緩作業に対処し得るので、作業
性に富むものである。
【図1】本考案に係るねじの締付け具の一実施例を示す
正面図。
正面図。
【図2】図1の中央縦断面図。
【図3】図2のS−S断面図。
【図4】図2のX−X断面図。
【図5】切換機構の正面図。
【図6】板バネの斜視図。
【図7】増速締付け回転における図5のY−Y断面図。
【図8】増速締付け回転における図5のZ−Z断面図。
【図9】減速締付け回転における図5のY−Y断面図。
【図10】減速締付け回転における図5のZ−Z断面
図。
図。
1 ハンドル 2 締付具主体 3 ギアケーシング 4 工具軸 5 従動歯車 9 等速ラチェット歯車 10 連結軸 12 減速ラチェット歯車 13 太陽歯車 20 増速ラチェット歯車 21 遊星歯車 22 内歯 31,32,33 ラチェット爪 A 締付け具 B ビット C 等速機構 D 減速機構 E 遊星歯車増速機構 F 切換機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柳下光弘 東京都港区虎ノ門1丁目2番20号イワブチ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−99477(JP,U) 実開 昭58−136270(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドルを固定した締付具主体に、順次
ハンドルの回転中心を軸心に回転するギアケーシングと
工具軸を直列に配設し、工具軸は先端に被締付け体に嵌
脱するビット等を設け、基端はギアケーシング内に位置
する従動歯車を固設し、前記ギアケーシングはハンドル
の回転を連結軸を介して等速で従動歯車に伝達する等速
機構と、遊星歯車及び内歯、太陽歯車を介して増速で従
動歯車に伝達する遊星歯車増速機構と、太陽歯車及び減
速歯車を介して減速で従動歯車に伝達する減速機構を内
設し、前記締付具主体は、前記各機構の回転軸に軸支し
た各ラチェット歯車に係離するラチェット爪を配設し、
しかも該各ラチェット爪を係離操作してハンドルの締付
け、弛緩回転方向を転換すると共に前記各機構を選択す
る切換機構を設けたねじの締付け具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050565U JPH0748371Y2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ねじの締付け具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050565U JPH0748371Y2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ねじの締付け具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH052870U JPH052870U (ja) | 1993-01-19 |
| JPH0748371Y2 true JPH0748371Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=12862530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991050565U Expired - Lifetime JPH0748371Y2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ねじの締付け具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748371Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100389611B1 (ko) * | 2001-05-23 | 2003-06-27 | 이정우 | 고속 소켓렌치 |
| KR100798265B1 (ko) * | 2006-10-26 | 2008-01-24 | 하용수 | 렌치 |
| JP2014205222A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | パナソニック株式会社 | 動力工具用の変速アタッチメント |
| JP2019199752A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社Nsp Ks | 調節具 |
| CN114714297B (zh) * | 2022-04-11 | 2024-06-18 | 临沂矿业集团菏泽煤电有限公司彭庄煤矿 | 一种快速松紧器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58136270U (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-13 | 岩崎 栄太郎 | 遊星歯車方式を使用したドライバ− |
| JPH0318141Y2 (ja) * | 1984-12-04 | 1991-04-17 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP1991050565U patent/JPH0748371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH052870U (ja) | 1993-01-19 |
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