JPH0748612A - 層頂原料サンプリング方法およびその装置 - Google Patents

層頂原料サンプリング方法およびその装置

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JPH0748612A
JPH0748612A JP19334193A JP19334193A JPH0748612A JP H0748612 A JPH0748612 A JP H0748612A JP 19334193 A JP19334193 A JP 19334193A JP 19334193 A JP19334193 A JP 19334193A JP H0748612 A JPH0748612 A JP H0748612A
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Ichiro Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 竪型炉内の半径方向の原料サンプリングを多
点で同時に、また短時間で確実に行え、しかも比較的簡
単な構造で安価な装置で行えるようにする。 【構成】 竪型炉の休風時に、炉内層頂に堆積している
原料B0 の上に、サンプリング装置1をウインチ4で吊
り込んでセットしておく。サンプリング容器3はサンプ
リング装置1に竪型炉の半径方向に間隔をおいて複数配
設し、鉛直状態を保持できるように回転自在に取付け
る。セットした後装入される原料B1 をサンプリング容
器3に取り込んで多点で同時に原料を採取し、原料B1
の装入が完了すると、このサンプリング装置1を引き上
げて炉外に取り出す。複数のサンプリング容器に原料が
自然に入り、炉の半径方向多点で同時に原料が採取さ
れ、炉内分布状態のままの原料が採取される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルレス式装入装置
を持つ竪型炉における炉内層頂原料の半径方向の粒度分
布を測定するための層頂原料サンプリング方法およびこ
の方法に使用する層頂原料サンプリング装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】炉頂のバンカーと炉内の旋回シュートか
らなるベルレス式装入装置を有する竪型炉においては、
炉内装入後の半径方向の粒度分布を正確に把握すること
が、安定したガス流分布を維持する上で非常に重要であ
る。
【0003】何故ならば、ベルレス式装入の場合、その
装入方法において様々な装入スケジュールの組み合わせ
が考えられるが、実際に炉内に装入された後は、どのよ
うに分布したのかを知る手段はなく、想像したガス流分
布のイメージと、実際のガス流分布に差が生じることが
多々起こる。
【0004】これは、炉内の径方向の原料の粒度分布を
正確に、かつ簡単に測定する手段が無いためであり、装
入スケジュールと実際の粒度分布との対応がとれないた
めである。そのため、炉内径方向の粒度分布把握のため
のサンプリング装置の開発が望まれているが、竪型炉内
は休風時においてさえも高温,高ダストであり、開発は
困難であった。
【0005】竪型炉における従来のサンプリング装置と
しては、種々のものが数多く提案されており、例えば次
のようなものがある。
【0006】特開昭3−193809号公報 サンプリングランスをワイヤで吊り下げて炉頂より炉内
に垂直に挿入し、試料採取口から炉内原料を流入させる
ものであるが、半径方向の粒度分布は調査できず、ある
特定点での高さ方向しか判らない。しかも、操業中に実
施するのであれば、ランスが確実に埋没しているかどう
かの確認手段はなく、用いる装置・設備の割りには得ら
れる効果が少ない。
【0007】実開昭64−51653号公報 サンプリング装置から昇降ドラムにより昇降可能なサン
プリング体で炉内挿入物の表面部を採取するものである
が、やはり一度に一箇所でしか測定できない。
【0008】また、装置が複雑で高価になるとともに、
複雑な機構のものが高温・高圧下で故障することなく動
くか疑問である。
【0009】特開昭59−157567,15575
7号公報 高炉炉頂部から炉内へ垂直に挿入される垂直ゾンデの先
端に挿入物採取容器をワイヤロープで上下動可能に設け
たものであるが、原料内に深く入っているものを引き上
げるのは不可能に近く、例えばこのような採取装置を地
面に置き、その上に10mの鉱石の山を作った場合、そう
簡単に引き抜けない。ましてや実炉の1000℃以上の高
温、3kg/cm2 の高圧下において、支えるワイヤー等が先
に溶損,切損する可能性が高い。しかも肝心の半径方向
の分布については何も分からず、実現性に乏しい。
【0010】実開昭59−91349,実開昭58−
128965,特公昭57−4684,実開昭62−5
5546号公報 いずれも試料採取管を竪型炉の横から水平方向に挿入す
るものであるが、実現性に乏しい。
【0011】特開昭57−144886号公報 外部から炉内へパイプを挿入し、炉内と炉外の圧力差に
より炉内挿入物を炉内ガスと共に炉外へ排出する方法で
あるが、炉外に吹き出す程の高圧状態というのは、大吹
き抜けの状態であり、とてもサンプリングできる状態で
はなくなる(サンプリングの前にガス捕集管,ダスト回
収装置等全て塊原料が詰まり、設備破損を招く)。
【0012】実開昭62−55546,特開昭61−
56214,実公昭57−20584号公報など ランスを水平に挿入するサンプラーであるが、普通、原
料はすり鉢状に挿入するため、同じタイミングで挿入さ
れた原料をサンプリングしているという保証はなく、こ
の方式であると、ストックラインを大幅に変更して操業
した時など半径方向で原料か存在しないため、サンプリ
ングできない場所もでてくるなど確実性に欠ける。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、従来のサ
ンプリング装置は構造が複雑・高価となり、実用性,経
済性の面からいずれも実現性の乏しいものばかりであ
り、しかも炉内半径方向の原料を、多点で同時に採取で
きない、あるいは簡単に,確実に採取することができな
い。
【0014】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、竪型炉内の半径方向
の原料サンプリングを多点で同時に、また短時間で確実
に行うことができ、しかも比較的簡単な構造で安価な装
置で行うことのできる層頂原料サンプリング方法および
その装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る竪型炉の
層頂原料サンプリング方法は、従来のサンプリング方式
とは視点を変えて、予めサンプリング装置をセットし、
後から原料を装入して採取を行うようにしたものであ
る。具体的には、竪型炉の休風時にのみ限定して行い、
この休風時に、竪型炉における炉内層頂に堆積している
原料の上に、竪型炉の半径方向に間隔をおいてサンプリ
ング容器が配設されているサンプリング装置を吊り込ん
でセットしておく。その後装入される原料を前記サンプ
リング容器に取り込んで多点で同時に原料を採取し、原
料の前記装入が完了すると、このサンプリング装置を引
き上げて炉外に取り出す。
【0016】この発明に係る層頂原料サンプリング装置
は、竪型炉における炉内層頂に堆積している原料の上に
設置される装置であり、ウインチ等の巻上げ機により竪
型炉内に昇降可能に吊り支持され、竪型炉の半径方向に
延在し得る長尺の支持部材と、この支持部材に長手方向
に間隔をおいて複数配設されるとともに、鉛直状態を保
持できるように回転自在に取付けられ、装入される原料
を取り込むサンプリング容器とから構成する。
【0017】
【作用】以上のような構成において、巻上げ機により竪
型炉のマンホールからサンプリング装置が竪型炉内に挿
入され、炉内層頂に堆積している原料の上にストックラ
インに合わせて吊り支持状態でセットされる。原料が装
入されると、複数のサンプリング容器に原料が自然に入
り、炉の半径方向多点で同時に原料が採取され、炉内分
布状態のままの原料が採取される。次いで、サンプリン
グ装置を巻上げ機で引き上げ、炉外に取り出してそれぞ
れのサンプリング容器内の粒度を調べれば、炉の半径方
向の粒度分布を短時間で確実に測定することができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はベルレス式装入装置を有する
竪型炉Aを示し、原料Bは分配シュートCにより装入さ
れる。分配シュートCは、炉内上端部に設けられ、旋回
可能であると共に、傾斜角が調節可能とされている。
【0019】また、図2,図3は、本発明に係るサンプ
リング装置の概略図,部分拡大図であり、サンプリング
装置1は、梯子状の支持部材2に多数の円筒状のサンプ
リング容器(缶)3を取付けて構成する。
【0020】支持部材2は、例えば間隔をおいて平行な
一対の溝型鋼材2aを、長手方向に等間隔をおいて多数
配置した連結材2bで連結して平面形状梯子状に形成す
る。
【0021】また、この支持部材2は、図1に示すよう
に、炉口半径より若干大きい長さとし、その両端部にお
ける連結材2b’の上面に2台のウインチ4のためのチ
ェーン取付部5を取り付ける。
【0022】チェーン取付部5には、所定の長さのチェ
ーン6を取付け、このチェーン6にウインチ4のワイヤ
ロープ7の先端を接続し、ワイヤロープ7の巻き上げ、
繰り出しにより、支持部材2を昇降できるようにする。
ここで、炉内は高温であるため、ワイヤロープ7はチェ
ーン取付部5に直接接続せず、チェーン6を介在させて
いる。
【0023】サンプリング容器3は、上部が開口した缶
であり、連結材2b間に配設し、回転軸8を介して溝型
鋼材2aに取付け、鉛直面内で自由に回転できるように
する。回転軸8はサンプリング容器3の上部の両側に一
対で突設し、溝型鋼材2aに取り付けた軸受け9で回転
自在に支持する。これにより、後述するように支持部材
2が傾斜しても、常に鉛直垂下状態が保持される。
【0024】サンプリング容器3の高さや径などは、大
き過ぎると原料を取り込んだ後、重くなり過ぎて炉外に
引き上げられなくなる危険性がある。また、小さ過ぎる
とサンプリングした試料の代表性,信頼性が低くなるこ
とから、平均粒径(主に焼結鉱をサンプリングするの
で、平均粒径は20mm前後となる)の10倍程度、高さに
ついては1回の装入でできる層厚 600〜1000mmの間に設
定する必要がある。
【0025】また、サンプリング容器3の個数について
は、炉口半径等を考慮して任意に設定すればよいが、7
個以上のサンプリング容器があれば、半径方向の粒度分
布を充分調べることができる。
【0026】以上のような構成において、次のようにサ
ンプリングを行う。
【0027】(1) 竪型炉の休風時に、図1に示すよう
に、炉口のマンホールMを2箇所開いて、ウインチ4を
使用してサンプリング装置1を炉内層頂B0 上に吊り込
み、吊り支持状態でセットする。
【0028】このセットは、例えば図5に示すように、
サンプリング装置1の両端にチェーン6R,6Lが取付
けられている状態で、右側のウインチ4Rによりサンプ
リング装置1を吊り下げて、垂直状態のサンプリング装
置1を右側のマンホールMRから挿入する。この際、旋
回シュートCを旋回させてその先端を右側のマンホール
R に位置させておき、左側のチェーン6Lを旋回シュ
ートCの先端に接続しておく。
【0029】次いで、右側のウインチ4Rでサンプリン
グ装置1を炉内に吊り込みつつ、旋回シュートCを反対
側に旋回させ、左側のマンホールML から左側のウイン
チ4Lのワイヤロープ7Lをチェーン6Lに接続する。
この状態から右側および左側のウインチ4のワイヤロー
プを繰り出し、それぞれの繰り出し量を調節しつつ傾斜
した炉内層頂B0 上に設置する。
【0030】(2) このような設置が完了すると、旋回シ
ュートCから原料Bを装入する。原料Bは自然と多数の
サンプリング容器3の中に入り、半径方向のそれぞれの
点で原料の採取が行われる。
【0031】(3) 一層の原料B1 の装入が終了すると、
図1において右側のウインチ4Rのワイヤロープ7Rを
巻き上げ、右側のマンホールMR からサンプリング装置
1を炉外へ取り出す。この際、左側のウインチ4Lのワ
イヤロープ7Lは繰り出し、ウインチ4Rの巻き上げと
ウインチ4Lの繰り出しを調節して、サンプリング装置
1が徐々に鉛直状態となるようにする。
【0032】図4に示すように、サンプリング容器3
は、炉外に引っ張り上げる際、回転軸8が回るため、サ
ンプリング容器自体は地面に対して垂直な位置を維持し
たままとなり、採取した原料が零れるのが防止される。
【0033】(4) サンプリング装置が炉外に引き出され
ると、左側のワイヤロープ7Lをチェーン6Lから外
し、右側のウインチ4Rのみで所定の場所に吊り込み、
水平に設置する。
【0034】(5) サンプリング容器3を回転させてその
下に置いた別の回収容器に採取原料を移し、それぞれの
試料を篩い分けして粒度分布を測定すれば、炉内におけ
る装入原料の半径方向粒度分布を得ることができる。
【0035】ベルレス装入との対応は、ストックライン
を合わせ、通常の装入スケジュールで装入することで可
能である。前述の調査を繰り返し、データ数を増やすこ
とにより、より正確なガス流分布コントロールができる
ようになり、炉況の安定に結びつけることができるよう
になる。
【0036】なお、図6に示すのは、ヤードでの実験例
であり、実炉のイメージを再現するために斜面を作り、
その上に本発明のサンプリング装置1を2台のクレーン
を使用して設置し、この上に1回の装入でできる層厚と
同じだけの原料を掛けた。そして、2台のクレーンを同
調操作することにより、サンプリング容器3を真っ直ぐ
な状態のまま引っ張り上げることができた。
【0037】
【発明の効果】前述の通り、この発明は、複数のサンプ
リング容器を有するサンプリング装置を炉内の堆積原料
上にセットしておき、後から原料を装入して採取するよ
うに構成したため、竪型炉の半径方向のサンプリングを
多点で同時に、しかも短時間で確実に行うことができ
る。これにより、ベルレス装入の精度を高め、ガス流分
布コントロールの精度を高めることができる。また、装
置の構造が簡単で、制作費も安価で、サンプリングコス
トの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るサンプリング装置を竪型炉にセ
ットした状態を示す概略断面図である。
【図2】サンプリング装置を示す斜視図である。
【図3】サンプリング装置の部分拡大斜視図である。
【図4】サンプリング容器の回転動作を示す側面図であ
る。
【図5】この発明に係るサンプリング装置を竪型炉内に
セットする方法の一例を示す概略断面図である。
【図6】ヤードでの実験例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 サンプリング装置 2 支持部材 2a 溝型鋼材 2b 連結材 3 サンプリング容器 4 ウインチ 5 チェーン取付部 6 チェーン 7 ワイヤロープ 8 回転軸 9 軸受け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型炉の休風時に、竪型炉における炉内
    層頂に堆積している原料の上に、竪型炉の半径方向に間
    隔をおいてサンプリング容器が配設されているサンプリ
    ング装置を吊り込んでセットしておき、その後装入され
    る原料を前記サンプリング容器に取り込んで多点で同時
    に原料を採取し、原料の前記装入が完了すると、このサ
    ンプリング装置を引き上げ、炉外に取り出すことを特徴
    とする層頂原料サンプリング方法。
  2. 【請求項2】 竪型炉における炉内層頂に堆積している
    原料の上に設置される層頂原料サンプリング装置であっ
    て、 巻上げ機により竪型炉内に昇降可能に吊り支持され、竪
    型炉の半径方向に延在し得る長尺の支持部材と、 この支持部材に長手方向に間隔をおいて複数配設される
    とともに、鉛直状態を保持できるように回転自在に取付
    けられ、装入される原料を取り込むサンプリング容器と
    を備えていることを特徴とする層頂原料サンプリング装
    置。
JP5193341A 1993-08-04 1993-08-04 層頂原料サンプリング方法およびその装置 Expired - Lifetime JP2738271B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114371031A (zh) * 2021-12-21 2022-04-19 江苏德邦多菱健康科技有限公司 可多点取样的磷酸三钙流畅性初检装置及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63108095U (ja) * 1987-01-06 1988-07-12
JPH0456741U (ja) * 1990-09-17 1992-05-15

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CN114371031B (zh) * 2021-12-21 2022-10-28 江苏德邦多菱健康科技有限公司 可多点取样的磷酸三钙流畅性初检装置及方法

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