JPH0748694Y2 - トラベラー交換機 - Google Patents
トラベラー交換機Info
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- JPH0748694Y2 JPH0748694Y2 JP1618092U JP1618092U JPH0748694Y2 JP H0748694 Y2 JPH0748694 Y2 JP H0748694Y2 JP 1618092 U JP1618092 U JP 1618092U JP 1618092 U JP1618092 U JP 1618092U JP H0748694 Y2 JPH0748694 Y2 JP H0748694Y2
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- traveler
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リング精紡機のリング
に挿着されたトラベラーを自動的に交換するトラベラー
交換機に関する。
に挿着されたトラベラーを自動的に交換するトラベラー
交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、トラベラーが用いられるリング精
紡機を図9により説明する。図示されない軸受部を有す
るスピンドル1にボビン2が挿着されている。スピンド
ル1はベルト3で通常1〜2万RPM前後の高速回転し
ている。このベルト3は4錘(手前側左右2錘と背面側
左右2錘の合計)のスピンドル1に掛け渡され、図示さ
れない駆動プーリでスピンドル1を回転駆動する。しか
し、停止時にスピンドル1に力を加えると空回りが可能
となっている。また、ボビン2の長手方向に沿ってリン
グレール4が昇降するようになっており、このリングレ
ール4に固設されたリング5に対して挿入状態のボビン
2が位置している。リング5の上端はフランジ6となっ
ており、このフランジ6にトラベラー7が挿着されてい
る。糸Yは、スネルワイヤ8及びバルーン制御リング9
及びトラベラー7を経てボビン2に巻き取られる。ボビ
ン2が回ると、トラベラー7は糸に引っ張られて、リン
グ5のフランジ6上を走行し、糸に撚りを与える。上方
から送られた糸の長さに相当した分だけ、ボビン2とト
ラベラー7との間に回転数の差があり、この長さだけボ
ビン2に巻き取られる。すなわち、リング5とトラベラ
ー7は回転数差を生じさせるための摩擦抵抗体であると
同時に、加撚作用を巻取作用にための走行方向変換機構
となっている。
紡機を図9により説明する。図示されない軸受部を有す
るスピンドル1にボビン2が挿着されている。スピンド
ル1はベルト3で通常1〜2万RPM前後の高速回転し
ている。このベルト3は4錘(手前側左右2錘と背面側
左右2錘の合計)のスピンドル1に掛け渡され、図示さ
れない駆動プーリでスピンドル1を回転駆動する。しか
し、停止時にスピンドル1に力を加えると空回りが可能
となっている。また、ボビン2の長手方向に沿ってリン
グレール4が昇降するようになっており、このリングレ
ール4に固設されたリング5に対して挿入状態のボビン
2が位置している。リング5の上端はフランジ6となっ
ており、このフランジ6にトラベラー7が挿着されてい
る。糸Yは、スネルワイヤ8及びバルーン制御リング9
及びトラベラー7を経てボビン2に巻き取られる。ボビ
ン2が回ると、トラベラー7は糸に引っ張られて、リン
グ5のフランジ6上を走行し、糸に撚りを与える。上方
から送られた糸の長さに相当した分だけ、ボビン2とト
ラベラー7との間に回転数の差があり、この長さだけボ
ビン2に巻き取られる。すなわち、リング5とトラベラ
ー7は回転数差を生じさせるための摩擦抵抗体であると
同時に、加撚作用を巻取作用にための走行方向変換機構
となっている。
【0003】トラベラー7はC字型の金具でリング5の
フランジ6に挿着されている。このトラベラー7はフラ
ンジ6上を1〜2万RPM前後で高速回転するため、摩
耗する。そこで、1〜2週間毎にトラベラー7を古いも
のから新しいものへと交換する必要がある。
フランジ6に挿着されている。このトラベラー7はフラ
ンジ6上を1〜2万RPM前後で高速回転するため、摩
耗する。そこで、1〜2週間毎にトラベラー7を古いも
のから新しいものへと交換する必要がある。
【0004】従来のトラベラー交換方法は人手によるも
のであった。すなわち、適宜な爪金具を用いて古いトラ
ベラーを外し、新しいトラベラーを挿着する。この新し
いトラベラーの挿着に際して、道具として特公昭61−
44975号公報に開示されるトラベラー取付装置が用
いられることもある。
のであった。すなわち、適宜な爪金具を用いて古いトラ
ベラーを外し、新しいトラベラーを挿着する。この新し
いトラベラーの挿着に際して、道具として特公昭61−
44975号公報に開示されるトラベラー取付装置が用
いられることもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のトラベラー交換
方法は道具を使うものの人手によるものであり、多数錘
を有するリング精紡機のトラベラーを全数交換するとな
ると、熟練者でも相当の時間を要する。そのため、この
トラベラー交換のための要員が必要である。
方法は道具を使うものの人手によるものであり、多数錘
を有するリング精紡機のトラベラーを全数交換するとな
ると、熟練者でも相当の時間を要する。そのため、この
トラベラー交換のための要員が必要である。
【0006】そこで、トラベラー交換を自動化するトラ
ベラー交換機が望まれるようになった。トラベラー交換
を自動化するためには、ボビンを逆転させてトラベラー
に掛けられた糸を弛ませる。弛んだ糸をテンサで吸収す
る。ボビンを正転させてトラベラーを走行させてトラベ
ラー取り外し装置に引っ掛ける。糸寄せレバーで糸をリ
ング上に寄せる。新しいトラベラーを挿着した後古いト
ラベラーを取り外す。ボビンを正転させて弛んだ糸を張
るなどの多くの作動が必要となる。この作動を一つの操
作部で連続して行う場合、サイクルタイムが必然的に長
くなる。そのため、トラベラー交換機の稼働効率を上げ
るために、操作部にトラベラーに掛かった糸を予め弛め
ておく第1ステーションとトラベラー交換を行う第2ス
テーションとを並設し、一つ前の錘の糸の弛め作業とト
ラベラー交換を同時に行うものが考えられる。
ベラー交換機が望まれるようになった。トラベラー交換
を自動化するためには、ボビンを逆転させてトラベラー
に掛けられた糸を弛ませる。弛んだ糸をテンサで吸収す
る。ボビンを正転させてトラベラーを走行させてトラベ
ラー取り外し装置に引っ掛ける。糸寄せレバーで糸をリ
ング上に寄せる。新しいトラベラーを挿着した後古いト
ラベラーを取り外す。ボビンを正転させて弛んだ糸を張
るなどの多くの作動が必要となる。この作動を一つの操
作部で連続して行う場合、サイクルタイムが必然的に長
くなる。そのため、トラベラー交換機の稼働効率を上げ
るために、操作部にトラベラーに掛かった糸を予め弛め
ておく第1ステーションとトラベラー交換を行う第2ス
テーションとを並設し、一つ前の錘の糸の弛め作業とト
ラベラー交換を同時に行うものが考えられる。
【0007】しかしながら、第1ステーションで一つ前
の錘の糸を予め弛めておくと、弛められた糸のビリや弛
みがトラベラーとボビンの間のトラベラー下流側に生じ
やすい。この場合、トラベラーから糸が外れることがあ
り、トラベラー交換が失敗する恐れがあるという問題点
が生じる。また、トラベラーの下流側に生じたビリは第
2ステーションのテンサでとれないこともある。
の錘の糸を予め弛めておくと、弛められた糸のビリや弛
みがトラベラーとボビンの間のトラベラー下流側に生じ
やすい。この場合、トラベラーから糸が外れることがあ
り、トラベラー交換が失敗する恐れがあるという問題点
が生じる。また、トラベラーの下流側に生じたビリは第
2ステーションのテンサでとれないこともある。
【0008】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、操作部にト
ラベラーに掛かった糸を予め弛めておく第1ステーショ
ンとトラベラー交換を行う第2ステーションとを並設
し、一つ前の錘の糸の弛め作業とトラベラー交換を同時
に行うトラベラー交換機であっても、ビリや弛みが原因
でトラベラー交換失敗の恐れがないトラベラー交換機を
提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、操作部にト
ラベラーに掛かった糸を予め弛めておく第1ステーショ
ンとトラベラー交換を行う第2ステーションとを並設
し、一つ前の錘の糸の弛め作業とトラベラー交換を同時
に行うトラベラー交換機であっても、ビリや弛みが原因
でトラベラー交換失敗の恐れがないトラベラー交換機を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のトラベラー交換
機は、リング精紡機のトラベラーに掛けられた糸を弛め
る第1ステーションと、糸寄せレバー、トラベラー取り
外し装置及びトラベラー挿着装置を備えた第2ステーシ
ョンとが並設された操作部を有するトラベラー交換機で
あって、前記第1ステーションにトラベラー上流側の糸
の弛みを吸収するテンサを備えたものである。
機は、リング精紡機のトラベラーに掛けられた糸を弛め
る第1ステーションと、糸寄せレバー、トラベラー取り
外し装置及びトラベラー挿着装置を備えた第2ステーシ
ョンとが並設された操作部を有するトラベラー交換機で
あって、前記第1ステーションにトラベラー上流側の糸
の弛みを吸収するテンサを備えたものである。
【0010】
【作用】第1操作部にトラベラー上流側の糸の弛みを吸
収するテンサを備えると、テンサが糸を解放しても、弛
められた糸のビリなどが解消可能なトラベラーの上流側
に発生し、解消不可能なトラベラーの下流側に発生する
ことがない。
収するテンサを備えると、テンサが糸を解放しても、弛
められた糸のビリなどが解消可能なトラベラーの上流側
に発生し、解消不可能なトラベラーの下流側に発生する
ことがない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はトラベラー交換機の操作部の正面図、図2
はトラベラー交換機の操作部の上面図、図3はトラベラ
ー交換機の全体を示す図である。まず、トラベラー交換
機の全体を図3により説明し、次にその操作部を説明す
る。
する。図1はトラベラー交換機の操作部の正面図、図2
はトラベラー交換機の操作部の上面図、図3はトラベラ
ー交換機の全体を示す図である。まず、トラベラー交換
機の全体を図3により説明し、次にその操作部を説明す
る。
【0012】図3(a)は側面図、同(b)は正面図で
ある。図において、トラベラー交換機は、操作部11を
支える台車部12と、台車部12に連結された電源・制
御台車13とからなっている。台車部12は、リング精
紡機のレール10に対する車輪41,42が取り付けら
れたベース43と、ベース43に植設された板バネ44
と、板バネ44に対して立設されたガイド棒45とから
なっている。このガイド棒45にリニアベアリングなど
を介して操作部11が昇降自在に支持されている。ま
た、ガイド棒45の先端に滑車47が取り付けられ、ワ
イヤ48を介して操作部11に対するカウンターウェイ
ト49が吊り下げられている。なお、このカウンターウ
ェイト49に代わり、二点鎖線図示の圧縮バネ62を用
いることができる。
ある。図において、トラベラー交換機は、操作部11を
支える台車部12と、台車部12に連結された電源・制
御台車13とからなっている。台車部12は、リング精
紡機のレール10に対する車輪41,42が取り付けら
れたベース43と、ベース43に植設された板バネ44
と、板バネ44に対して立設されたガイド棒45とから
なっている。このガイド棒45にリニアベアリングなど
を介して操作部11が昇降自在に支持されている。ま
た、ガイド棒45の先端に滑車47が取り付けられ、ワ
イヤ48を介して操作部11に対するカウンターウェイ
ト49が吊り下げられている。なお、このカウンターウ
ェイト49に代わり、二点鎖線図示の圧縮バネ62を用
いることができる。
【0013】さらに、操作部11はリングレール4のコ
ーナーを転動する斜め45°配置の車輪50を有してい
る。この車輪50の外周凹部には磁石が嵌入されてお
り、リングレール4のコーナーに吸着し、車輪50がモ
ータ51又はリンクとカム機構で回転駆動され、操作部
11がリングの配列ピッチPに相当する距離だけ速やか
に走行する。そして、以下に述べる位置決め機構でリン
グレール4のリングに位置決めされるようになってい
る。
ーナーを転動する斜め45°配置の車輪50を有してい
る。この車輪50の外周凹部には磁石が嵌入されてお
り、リングレール4のコーナーに吸着し、車輪50がモ
ータ51又はリンクとカム機構で回転駆動され、操作部
11がリングの配列ピッチPに相当する距離だけ速やか
に走行する。そして、以下に述べる位置決め機構でリン
グレール4のリングに位置決めされるようになってい
る。
【0014】台車部12に連結された電源・制御台車1
3は床面走行の車輪52を有しており、追従走行が可能
である。この電源・制御台車13と台車部12のベース
43はリンク53を介して連結されている。この電源・
制御台車13は通常鉛蓄電池を搭載しており、操作部1
1に比較して2〜3倍の重量を有するため、電源・制御
台車13も切り離して床面走行可能としている。
3は床面走行の車輪52を有しており、追従走行が可能
である。この電源・制御台車13と台車部12のベース
43はリンク53を介して連結されている。この電源・
制御台車13は通常鉛蓄電池を搭載しており、操作部1
1に比較して2〜3倍の重量を有するため、電源・制御
台車13も切り離して床面走行可能としている。
【0015】上述したトラベラー交換機のリング精紡機
への装着と走行を以下に説明する。図3において、リン
ク53を上げて、ベース43と電源・制御台車13を引
っ掛けた状態にすると、電源・制御台車13の車輪52
でトラベラー交換機の全体が運搬できる。そこで、オペ
レータがトラベラー交換を必要とするリング精紡機の側
まで、このトラベラー交換機を運搬する。そして、リン
ク53を下げて、レール10に車輪41,42を乗せ
る。ところで、精紡機のリングレール4は稼働中はスト
ロークLの区間で上下動する。そのため、精紡機の停止
時にはリングレール4はストロークL内の任意高さで止
まることになる。そこで、オペレータが操作部11を上
下させながら高さを調整し、リングレール4のコーナー
に車輪50を吸着させる。
への装着と走行を以下に説明する。図3において、リン
ク53を上げて、ベース43と電源・制御台車13を引
っ掛けた状態にすると、電源・制御台車13の車輪52
でトラベラー交換機の全体が運搬できる。そこで、オペ
レータがトラベラー交換を必要とするリング精紡機の側
まで、このトラベラー交換機を運搬する。そして、リン
ク53を下げて、レール10に車輪41,42を乗せ
る。ところで、精紡機のリングレール4は稼働中はスト
ロークLの区間で上下動する。そのため、精紡機の停止
時にはリングレール4はストロークL内の任意高さで止
まることになる。そこで、オペレータが操作部11を上
下させながら高さを調整し、リングレール4のコーナー
に車輪50を吸着させる。
【0016】そして、リング交換に際しては、モータ5
1などによって車輪50が所定の回転をし、操作部11
がリングレール4のリング5の配列ピッチP毎の走行が
可能となっている。走行部11の走行は板バネ44を介
してベース43に伝わり、更にリンク53を介して電源
・制御台車13に伝わり、トラベラー交換機の全体が走
行する。また、板バネ44が存在することにより、操作
部11は微小移動が可能であり、操作部11のリング5
に対する位置決めが小さい力で行えるようになってい
る。
1などによって車輪50が所定の回転をし、操作部11
がリングレール4のリング5の配列ピッチP毎の走行が
可能となっている。走行部11の走行は板バネ44を介
してベース43に伝わり、更にリンク53を介して電源
・制御台車13に伝わり、トラベラー交換機の全体が走
行する。また、板バネ44が存在することにより、操作
部11は微小移動が可能であり、操作部11のリング5
に対する位置決めが小さい力で行えるようになってい
る。
【0017】図1及び図2に示されるように、上述した
図3の操作部11は、第1ステーションS1と、第2ス
テーションS2と、第2ステーションS3とが並設され
て成っている。第1ステーションS1には、位置決め板
16と、ボビン2に接離自在なローラ17と、本考案の
要部であるテンサ28とが備えられている。第2ステー
ションS2には、位置決め板16と、ボビン2に接離自
在なローラ18と、テンサ20と、糸寄せレバー21
と、トラベラー取り外し装置22と、トラベラー挿着装
置23と、回収ボックス15とが備えられている。第3
ステーションS3には、ボビン2に接離自在なローラ1
8と、弛み除去装置24とが備えられている。なお、ロ
ーラ17,18,19を除く、位置決め板16、テンサ
20,28、糸寄せレバー21、トラベラー取り外し装
置22、トラベラー挿着装置23、弛み除去装置24は
共通のカム軸に取り付けられたカム列により作動するよ
うになっている。
図3の操作部11は、第1ステーションS1と、第2ス
テーションS2と、第2ステーションS3とが並設され
て成っている。第1ステーションS1には、位置決め板
16と、ボビン2に接離自在なローラ17と、本考案の
要部であるテンサ28とが備えられている。第2ステー
ションS2には、位置決め板16と、ボビン2に接離自
在なローラ18と、テンサ20と、糸寄せレバー21
と、トラベラー取り外し装置22と、トラベラー挿着装
置23と、回収ボックス15とが備えられている。第3
ステーションS3には、ボビン2に接離自在なローラ1
8と、弛み除去装置24とが備えられている。なお、ロ
ーラ17,18,19を除く、位置決め板16、テンサ
20,28、糸寄せレバー21、トラベラー取り外し装
置22、トラベラー挿着装置23、弛み除去装置24は
共通のカム軸に取り付けられたカム列により作動するよ
うになっている。
【0018】第1ステーションS1の位置決め板16
は、図2(a)に示されるように、リング5下方に嵌入
する半円部16aを有した板である。位置決め部材16
がリング5に向かって押し出されることにより、リング
5に対する操作部11に備えられた各機器の位置が決ま
る。すなわち、図2(b)に示されるように、リング5
はトラベラー7が挿着されるフランジ6とリングレール
4に対する取付フランジ5aとを有しており、この取付
フランジ5aに対して位置決め部材16の半円部16a
が嵌まり込むようになっている。このように、第1ステ
ーションS1に位置決め板16を設けると、リングレー
ル4の端末のリングに対してトラベラーを交換する場
合、位置決め板16を用いることができなくなる。そこ
で、端末のリングに対しては別の位置決め機構を設け
る。なお、この位置決め板16は操作部11の第2ステ
ーションS2に設けた位置決め機構とすることもでき
る。
は、図2(a)に示されるように、リング5下方に嵌入
する半円部16aを有した板である。位置決め部材16
がリング5に向かって押し出されることにより、リング
5に対する操作部11に備えられた各機器の位置が決ま
る。すなわち、図2(b)に示されるように、リング5
はトラベラー7が挿着されるフランジ6とリングレール
4に対する取付フランジ5aとを有しており、この取付
フランジ5aに対して位置決め部材16の半円部16a
が嵌まり込むようになっている。このように、第1ステ
ーションS1に位置決め板16を設けると、リングレー
ル4の端末のリングに対してトラベラーを交換する場
合、位置決め板16を用いることができなくなる。そこ
で、端末のリングに対しては別の位置決め機構を設け
る。なお、この位置決め板16は操作部11の第2ステ
ーションS2に設けた位置決め機構とすることもでき
る。
【0019】図2に戻り、ローラ17,18,19は3
本のボビン2側面に当接可能であり、モータにより別個
に回転可能となっている。操作部11が図面右から左へ
とトラベラー交換作業を行うものとすると、第1ステー
ションS1のローラ17はボビン2を逆転させて糸を弛
ませ、テンサ28に糸を貯める。第2ステーションS2
のローラ18はボビン2を正転させ、テンサ20に貯め
られた糸を巻きつつトラベラー7を所定位置(次に述べ
るトラベラー取り外し装置がストッパーとなって所定位
置が決まる)に移動させる。第3ステーションS3のロ
ーラ19はボビン2を正転させて糸の弛みを除き、糸を
張る。
本のボビン2側面に当接可能であり、モータにより別個
に回転可能となっている。操作部11が図面右から左へ
とトラベラー交換作業を行うものとすると、第1ステー
ションS1のローラ17はボビン2を逆転させて糸を弛
ませ、テンサ28に糸を貯める。第2ステーションS2
のローラ18はボビン2を正転させ、テンサ20に貯め
られた糸を巻きつつトラベラー7を所定位置(次に述べ
るトラベラー取り外し装置がストッパーとなって所定位
置が決まる)に移動させる。第3ステーションS3のロ
ーラ19はボビン2を正転させて糸の弛みを除き、糸を
張る。
【0020】図4は第1ステーションのテンサ28と第
2ステーションS2のテンサ20の構造と作動を示す図
であり、同図(a)は作動前、同図(b)作動後を示し
ている。同図(a)に示すように、テンサ20,28は
噛み合い自在な一対の櫛31,32から成り、櫛31は
3本の爪31aを有し、櫛32は2本の爪32aを有し
ている。テンサ20が退避位置から方向に進出する
と、糸Yが爪31a,32aの間に位置する。そして、
爪31a,32aが方向に噛み合って同(b)の状態
になると、糸Yはジグザクになり、弛みが吸収され、糸
Yが貯められる。第1ステーションS1のテンサ28は
ローラ17が弛める糸の全部を吸収できるだけの噛み合
いストロークを有し、トラベラー7とボビン2の間の下
流側の糸にビリが発生しないようにするめのものであ
る。このテンサ28は操作部11のワンピッチ走行前に
糸Yを解放する。解放により糸Yにビリが発生するが、
その位置はトラベラーの上流側であり、第2ステーショ
ンS2のテンサ20でビリが解消され糸の弛みの全部が
吸収され、噛み合った後には糸切れしない範囲の所定張
力を糸Yに付与できるようになっている。特に、噛み合
わせ自在な櫛31,32を用いるテンサ28では、糸Y
がジグザグになって吸収されているので、解放された糸
Yはジグザグに沿ってビリが分散され小さなビリが多く
生じる。小さいビリの方がテンションで解消されやすい
ため、第2ステーションS2のテンサ20で糸Yは確実
に吸収される。
2ステーションS2のテンサ20の構造と作動を示す図
であり、同図(a)は作動前、同図(b)作動後を示し
ている。同図(a)に示すように、テンサ20,28は
噛み合い自在な一対の櫛31,32から成り、櫛31は
3本の爪31aを有し、櫛32は2本の爪32aを有し
ている。テンサ20が退避位置から方向に進出する
と、糸Yが爪31a,32aの間に位置する。そして、
爪31a,32aが方向に噛み合って同(b)の状態
になると、糸Yはジグザクになり、弛みが吸収され、糸
Yが貯められる。第1ステーションS1のテンサ28は
ローラ17が弛める糸の全部を吸収できるだけの噛み合
いストロークを有し、トラベラー7とボビン2の間の下
流側の糸にビリが発生しないようにするめのものであ
る。このテンサ28は操作部11のワンピッチ走行前に
糸Yを解放する。解放により糸Yにビリが発生するが、
その位置はトラベラーの上流側であり、第2ステーショ
ンS2のテンサ20でビリが解消され糸の弛みの全部が
吸収され、噛み合った後には糸切れしない範囲の所定張
力を糸Yに付与できるようになっている。特に、噛み合
わせ自在な櫛31,32を用いるテンサ28では、糸Y
がジグザグになって吸収されているので、解放された糸
Yはジグザグに沿ってビリが分散され小さなビリが多く
生じる。小さいビリの方がテンションで解消されやすい
ため、第2ステーションS2のテンサ20で糸Yは確実
に吸収される。
【0021】つぎに第2ステーションS2のテンサ20
は張られた糸に対して次に述べる糸寄せレバーが確実に
糸を引っ掛け、予め弛めておいた糸Yの範囲で糸を寄せ
るためのものである。また、テンサ20の基部に検出片
26aが取り付けられ、リミットスイッチ26で糸張力
を検出できるようになっている。このリミットスイッチ
26の作動は以下の通りである。まず、テンサ20が
方向に進出し、爪31a,32aが方向に噛み合う。
つぎに、テンサ20に充分な弛みがあるかどうかをリミ
ットスイッチ26が検出する。糸Yの弛み量が不十分で
あると(次に述べる糸寄せレバーの作動が不完全にな
る)、リミットスイッチ26がONにならない。弛みが
不十分な場合、図示されないローラを逆転させて給糸ボ
ビンから糸を繰り出す。リミットスイッチ26がONに
なり、糸Yの充分な弛みが検出される。つぎに、図示さ
れないローラを正転させ給糸ボビンに糸を巻くことでト
ラベラーを所定の位置に走行させる。トラベラーが所定
の位置で停止すると糸が張るので、リミットスイッチ2
6がOFFになって糸の張りが検出され、次の継続動作
に支障がないことが確認される。なお、テンサ20,2
8の実施例として一対の櫛31,32を用いるゲートテ
ンサを説明したが、エアーの吸引・呼び出しによって弛
みを吸収するエアテンサを用いることもできる。しか
し、エアテンサはエア源を必要とするのでゲートテンサ
が好ましい。
は張られた糸に対して次に述べる糸寄せレバーが確実に
糸を引っ掛け、予め弛めておいた糸Yの範囲で糸を寄せ
るためのものである。また、テンサ20の基部に検出片
26aが取り付けられ、リミットスイッチ26で糸張力
を検出できるようになっている。このリミットスイッチ
26の作動は以下の通りである。まず、テンサ20が
方向に進出し、爪31a,32aが方向に噛み合う。
つぎに、テンサ20に充分な弛みがあるかどうかをリミ
ットスイッチ26が検出する。糸Yの弛み量が不十分で
あると(次に述べる糸寄せレバーの作動が不完全にな
る)、リミットスイッチ26がONにならない。弛みが
不十分な場合、図示されないローラを逆転させて給糸ボ
ビンから糸を繰り出す。リミットスイッチ26がONに
なり、糸Yの充分な弛みが検出される。つぎに、図示さ
れないローラを正転させ給糸ボビンに糸を巻くことでト
ラベラーを所定の位置に走行させる。トラベラーが所定
の位置で停止すると糸が張るので、リミットスイッチ2
6がOFFになって糸の張りが検出され、次の継続動作
に支障がないことが確認される。なお、テンサ20,2
8の実施例として一対の櫛31,32を用いるゲートテ
ンサを説明したが、エアーの吸引・呼び出しによって弛
みを吸収するエアテンサを用いることもできる。しか
し、エアテンサはエア源を必要とするのでゲートテンサ
が好ましい。
【0022】図5は糸寄せレバーの構造と作動を示す図
であり、同図(a)は上面図、同(b)(c)(d)は
糸の状態図である。同図(a)において、糸寄せレバー
21は一対のレバー33,34から成り、先端に引っ掛
け部33a,34aが形成されている。引っ掛け部33
aがトラベラー7より下流の糸Y2をフランジ6の内側
へと寄せ、引っ掛け部33bがトラベラー7より上流の
糸Y1をフランジ6の外方へと寄せ、糸Yがフランジ6
の上面を斜めに横切るように保持したものである。この
場合、引っ掛け部33aのA点と、引っ掛け部33bの
C点と、その中間のB点の糸の位置は、フランジ6に対
して同図(b)に示される位置にある。したがって、同
図(a)のB点の位置にトラベラー7を挿着すると同時
にトラベラー7に糸Yが掛かった状態になる。ところ
で、トラベラー挿着装置が新しいトラベラーを挿着した
後に、トラベラー取り外し装置が古いトラベラーを取り
外す手順により、糸Yが古いトラベラーと共に運ばれな
いようにすることが好ましい。この場合、新旧2つのト
ラベラーが横切り部分A−Cに位置する必要がある。そ
こで、横切り部分A−Cの起点Aをリング5の内周円の
接線にほぼ重なるように糸を保持すると、横切り部分A
−Cを最も長くできる。内周円の接線から外れる程横切
り部分A−Cが短くなる。例えば、同図(c)の如く横
切り部分のリング5長手方向の幅がトラベラー7の幅よ
り小さいと、トラベラー7の挿着と取り外しが失敗する
恐れがある。しかし、同図(d)の如く横切り部分のリ
ング5長手方向の幅がトラベラー7の幅より大きいと、
トラベラー7の挿着と取り外しが確実に行われる。な
お、この糸寄せレバー21の作動の前に、次に述べるト
ラベラー取り外し装置22が所定位置となり、そのアー
ム35がストッパーとなって、ローラ18の正転と共に
走行するトラベラー7を所定の位置に止めておく。
であり、同図(a)は上面図、同(b)(c)(d)は
糸の状態図である。同図(a)において、糸寄せレバー
21は一対のレバー33,34から成り、先端に引っ掛
け部33a,34aが形成されている。引っ掛け部33
aがトラベラー7より下流の糸Y2をフランジ6の内側
へと寄せ、引っ掛け部33bがトラベラー7より上流の
糸Y1をフランジ6の外方へと寄せ、糸Yがフランジ6
の上面を斜めに横切るように保持したものである。この
場合、引っ掛け部33aのA点と、引っ掛け部33bの
C点と、その中間のB点の糸の位置は、フランジ6に対
して同図(b)に示される位置にある。したがって、同
図(a)のB点の位置にトラベラー7を挿着すると同時
にトラベラー7に糸Yが掛かった状態になる。ところ
で、トラベラー挿着装置が新しいトラベラーを挿着した
後に、トラベラー取り外し装置が古いトラベラーを取り
外す手順により、糸Yが古いトラベラーと共に運ばれな
いようにすることが好ましい。この場合、新旧2つのト
ラベラーが横切り部分A−Cに位置する必要がある。そ
こで、横切り部分A−Cの起点Aをリング5の内周円の
接線にほぼ重なるように糸を保持すると、横切り部分A
−Cを最も長くできる。内周円の接線から外れる程横切
り部分A−Cが短くなる。例えば、同図(c)の如く横
切り部分のリング5長手方向の幅がトラベラー7の幅よ
り小さいと、トラベラー7の挿着と取り外しが失敗する
恐れがある。しかし、同図(d)の如く横切り部分のリ
ング5長手方向の幅がトラベラー7の幅より大きいと、
トラベラー7の挿着と取り外しが確実に行われる。な
お、この糸寄せレバー21の作動の前に、次に述べるト
ラベラー取り外し装置22が所定位置となり、そのアー
ム35がストッパーとなって、ローラ18の正転と共に
走行するトラベラー7を所定の位置に止めておく。
【0023】図6はトラベラー取り外し装置の構造と作
動を示す図である。同図(a)(b)に示すように、ト
ラベラー取り外し装置22はアーム35の先端にトラベ
ラー7に対する取り外し部材としての爪35aが形成さ
れたものであり、アーム35は筒体39に対しての回
転が可能となっている。この筒体39に固定部材として
の押さえ板40が取り付けられており、アーム35の爪
35aが方向に回転すると、押さえ板40の先端40
aと爪35aでトラベラー7を取り込むようにして保持
できるようになっている。また、筒体39はその全体が
方向に前進可能となっている。さらに、アーム35が
トラベラー7に対するストッパー兼用となっており、図
2のローラ18が正転し糸が巻かれると、同図(b)に
示すようにトラベラー7が移動し、押さえ板40と爪3
5aの間に入り、アーム35に当たって停止する。そし
て、アーム35が方向に旋回すると、同図(c)に示
すように、トラベラー7を取り込むようにしてリングの
フランジ6から浮き上がらせる。さらに、に筒体39が
方向に前進すると、同図(d)のようにトラベラー7
がリングのフランジ6から外れる。なお、トラベラー取
り外し装置22が所定位置に前進した場合、トラベラー
7がこのトラベラー取り外し装置22に当たる位置に存
在すると、トラベラーの取り外しが失敗する。そこで、
図2に示されるように、弾性材のレバー27により、ト
ラベラー7をトラベラー取り外し装置22の接触位置か
らトラベラーを押しやって排除するようになっている。
動を示す図である。同図(a)(b)に示すように、ト
ラベラー取り外し装置22はアーム35の先端にトラベ
ラー7に対する取り外し部材としての爪35aが形成さ
れたものであり、アーム35は筒体39に対しての回
転が可能となっている。この筒体39に固定部材として
の押さえ板40が取り付けられており、アーム35の爪
35aが方向に回転すると、押さえ板40の先端40
aと爪35aでトラベラー7を取り込むようにして保持
できるようになっている。また、筒体39はその全体が
方向に前進可能となっている。さらに、アーム35が
トラベラー7に対するストッパー兼用となっており、図
2のローラ18が正転し糸が巻かれると、同図(b)に
示すようにトラベラー7が移動し、押さえ板40と爪3
5aの間に入り、アーム35に当たって停止する。そし
て、アーム35が方向に旋回すると、同図(c)に示
すように、トラベラー7を取り込むようにしてリングの
フランジ6から浮き上がらせる。さらに、に筒体39が
方向に前進すると、同図(d)のようにトラベラー7
がリングのフランジ6から外れる。なお、トラベラー取
り外し装置22が所定位置に前進した場合、トラベラー
7がこのトラベラー取り外し装置22に当たる位置に存
在すると、トラベラーの取り外しが失敗する。そこで、
図2に示されるように、弾性材のレバー27により、ト
ラベラー7をトラベラー取り外し装置22の接触位置か
らトラベラーを押しやって排除するようになっている。
【0024】図7はトラベラー挿着装置の構造と作動を
示す図であり、同図(a)は全体斜視図、同図(b)は
要部拡大図である。同図(a)おいて、トラベラー挿着
装置23は、トラベラー7の多数が嵌め込まれたアーム
36と、切り出し部材37と、板バネ38とからなって
いる。切り出し部材37の方向の移動により、トラベ
ラー7の一つを押さえながら先端に送り出す。同図
(b)のようにアーム36の先端36aは屈曲してお
り、トラベラーは上下方向のC型に保持される。そし
て、トラベラー挿着装置23の全体が方向に後退する
と、トラベラー7がリングのフランジ6に挿着される。
同時に、同図(a)の板バネ38により、フリーになっ
たトラベラー7が紙面厚み方向の奥側に弾き飛ばされ
る。
示す図であり、同図(a)は全体斜視図、同図(b)は
要部拡大図である。同図(a)おいて、トラベラー挿着
装置23は、トラベラー7の多数が嵌め込まれたアーム
36と、切り出し部材37と、板バネ38とからなって
いる。切り出し部材37の方向の移動により、トラベ
ラー7の一つを押さえながら先端に送り出す。同図
(b)のようにアーム36の先端36aは屈曲してお
り、トラベラーは上下方向のC型に保持される。そし
て、トラベラー挿着装置23の全体が方向に後退する
と、トラベラー7がリングのフランジ6に挿着される。
同時に、同図(a)の板バネ38により、フリーになっ
たトラベラー7が紙面厚み方向の奥側に弾き飛ばされ
る。
【0025】図8は糸弛み除去装置の構造と作動を示す
上面図である。弛み除去装置24は、L字型レバー57
の片方の腕にブラシ58を植設したものであり、他方の
腕に対するスプリング59とストッパー60により図示
の姿勢を保っている。また、レバー57の他方の腕に対
してリミットスイッチ61が配設されている。図1のロ
ーラ19でボビンが正転すると、弛んだ糸が巻かれる
が、糸が張ると、トラベラー7がリング5に沿って走行
する。このトラベラー7はブラシ58に突っ込み、レバ
ー57を反時計方向に揺動させ、リミットスイッチ61
が作動し、糸が張られたことが確認され、ローラの回転
を止める。このように、トラベラー7を交換した後に糸
を張っておかないと、リング精紡機のスタート時に糸切
れが発生する。
上面図である。弛み除去装置24は、L字型レバー57
の片方の腕にブラシ58を植設したものであり、他方の
腕に対するスプリング59とストッパー60により図示
の姿勢を保っている。また、レバー57の他方の腕に対
してリミットスイッチ61が配設されている。図1のロ
ーラ19でボビンが正転すると、弛んだ糸が巻かれる
が、糸が張ると、トラベラー7がリング5に沿って走行
する。このトラベラー7はブラシ58に突っ込み、レバ
ー57を反時計方向に揺動させ、リミットスイッチ61
が作動し、糸が張られたことが確認され、ローラの回転
を止める。このように、トラベラー7を交換した後に糸
を張っておかないと、リング精紡機のスタート時に糸切
れが発生する。
【0026】つぎに、上述したトラベラー交換機による
トラベラー交換方法を説明する。図1において、操作部
11は3つステーションS1,S2,S3を有してお
り、第1ステーションS1で糸を弛ませビリがトラベラ
ー下流側に生じさせないようにし、第2ステーションS
2でトラベラーの交換を行い、第3ステーションS3で
糸を張るように分担し、一斉に作業を行うことによりサ
イクルタイムを短くしている。第1ステーションS1で
は、位置決め板16が進出してリング5に嵌入し、操作
部11が位置決めされる。つぎに、ローラ17が進出し
てボビン2を逆転させ、糸を弛ませる。この糸の弛みは
テンサ28で吸収される。そして、テンサ28が糸を解
放した後、操作部11がワンピッチPだけ図面左側に走
行する。つぎに、第2ステーションS2のテンサ20に
より再び糸Yがジグザグとなって貯められ、糸Yは所定
の糸張力で繰り出し又は送り込みができるようになる。
この時、ビリはトラベラー7の下流には存在しないの
で、弛んだ糸の全部がテンサ20に貯められる。つぎ
に、図6(a)に示されるように、トラベラー取り外し
装置22のアーム35がフランジ6上の所定位置に進出
する。つぎに、図1のローラ18が正転すると、テンサ
に貯められた糸Yが繰り出され、糸の回転と共にトラベ
ラー7がリング5に沿って時計方向に走行する。そし
て、図6(a)のアーム35の爪35aでトラベラー7
が係止され、所定位置でトラベラー7の走行が停止す
る。このときのローラ18の回転は予め設定された制御
装置で所定数だけ回転するようになっている。つぎに、
図5の糸寄せレバー21がテンサに貯められた糸を更に
繰り出しつつ、糸Yを上からリング5のフランジ6上を
横切るように寄せる。その結果、図5(a)に示される
ように、糸Yはトラベラー7の挿着と取り外しに支障が
ない位置に保持される。
トラベラー交換方法を説明する。図1において、操作部
11は3つステーションS1,S2,S3を有してお
り、第1ステーションS1で糸を弛ませビリがトラベラ
ー下流側に生じさせないようにし、第2ステーションS
2でトラベラーの交換を行い、第3ステーションS3で
糸を張るように分担し、一斉に作業を行うことによりサ
イクルタイムを短くしている。第1ステーションS1で
は、位置決め板16が進出してリング5に嵌入し、操作
部11が位置決めされる。つぎに、ローラ17が進出し
てボビン2を逆転させ、糸を弛ませる。この糸の弛みは
テンサ28で吸収される。そして、テンサ28が糸を解
放した後、操作部11がワンピッチPだけ図面左側に走
行する。つぎに、第2ステーションS2のテンサ20に
より再び糸Yがジグザグとなって貯められ、糸Yは所定
の糸張力で繰り出し又は送り込みができるようになる。
この時、ビリはトラベラー7の下流には存在しないの
で、弛んだ糸の全部がテンサ20に貯められる。つぎ
に、図6(a)に示されるように、トラベラー取り外し
装置22のアーム35がフランジ6上の所定位置に進出
する。つぎに、図1のローラ18が正転すると、テンサ
に貯められた糸Yが繰り出され、糸の回転と共にトラベ
ラー7がリング5に沿って時計方向に走行する。そし
て、図6(a)のアーム35の爪35aでトラベラー7
が係止され、所定位置でトラベラー7の走行が停止す
る。このときのローラ18の回転は予め設定された制御
装置で所定数だけ回転するようになっている。つぎに、
図5の糸寄せレバー21がテンサに貯められた糸を更に
繰り出しつつ、糸Yを上からリング5のフランジ6上を
横切るように寄せる。その結果、図5(a)に示される
ように、糸Yはトラベラー7の挿着と取り外しに支障が
ない位置に保持される。
【0027】つぎに、図7(a)に示されるように、ア
ーム36でC字型に保持されたトラベラー7がリングの
フランジ6に対する所定位置まで進出し、全体が方向
に後退する。トラベラー7の内側端はフランジ6に引っ
掛けられたまま、トラベラー7の外側端が引き延ばさ
れ、フランジ6に挿着され、板バネ38でトラベラー7
が紙面厚み方向奥側に弾き飛ばされる。つぎに、図6
(b)に示されるように、アーム35が方向に回転
し、爪35aと先端40aがトラベラー7を取り込んだ
後に、アーム35が方向に前進すると、トラベラー7
は図6(c)に示されるようにリングのフランジ6から
外れる。外れたトラベラー7は爪35aと先端40aで
保持されたままであり、トラベラー取り外し装置22の
退出と共にトラベラー7が図2の回収ボックス15の上
まで運ばれ、爪35aと先端40aが離れることにより
トラベラー7を回収ボッスク内15に落とされる。
ーム36でC字型に保持されたトラベラー7がリングの
フランジ6に対する所定位置まで進出し、全体が方向
に後退する。トラベラー7の内側端はフランジ6に引っ
掛けられたまま、トラベラー7の外側端が引き延ばさ
れ、フランジ6に挿着され、板バネ38でトラベラー7
が紙面厚み方向奥側に弾き飛ばされる。つぎに、図6
(b)に示されるように、アーム35が方向に回転
し、爪35aと先端40aがトラベラー7を取り込んだ
後に、アーム35が方向に前進すると、トラベラー7
は図6(c)に示されるようにリングのフランジ6から
外れる。外れたトラベラー7は爪35aと先端40aで
保持されたままであり、トラベラー取り外し装置22の
退出と共にトラベラー7が図2の回収ボックス15の上
まで運ばれ、爪35aと先端40aが離れることにより
トラベラー7を回収ボッスク内15に落とされる。
【0028】その後、図5の糸寄せレバー21が元の退
避位置に戻り、糸の弛みは図1のテンサ20に再び貯め
られた後に、テンサ20が解放される。つぎに、解放さ
れたテンサ20が元の退避位置に戻り、操作部11が1
ピッチPだけ図面左側に走行する。つぎに、ローラ19
が正転し、糸が張った状態を図8の弛み除去装置24で
検出してローラ19が停止すると、糸の弛みが無くなり
元の状態になる。このように、従来人手でしか出来ない
とされてきた、トラベラーの交換が完全に自動化され
る。また、人手による交換では古いトラベラーが飛散し
ていたが、トラベラー交換機に古いトラベラー回収ボッ
クスを付設しているので、リング精紡機の回りを清掃す
る必要もなくなる。
避位置に戻り、糸の弛みは図1のテンサ20に再び貯め
られた後に、テンサ20が解放される。つぎに、解放さ
れたテンサ20が元の退避位置に戻り、操作部11が1
ピッチPだけ図面左側に走行する。つぎに、ローラ19
が正転し、糸が張った状態を図8の弛み除去装置24で
検出してローラ19が停止すると、糸の弛みが無くなり
元の状態になる。このように、従来人手でしか出来ない
とされてきた、トラベラーの交換が完全に自動化され
る。また、人手による交換では古いトラベラーが飛散し
ていたが、トラベラー交換機に古いトラベラー回収ボッ
クスを付設しているので、リング精紡機の回りを清掃す
る必要もなくなる。
【0029】
【考案の効果】本考案のトラベラー交換機は、リング精
紡機のトラベラーに掛けられた糸を弛める第1ステーシ
ョンと、糸寄せレバー、トラベラー取り外し装置及びト
ラベラー挿着装置を備えた第2ステーションとが並設さ
れた操作部を有するトラベラー交換機であって、前記第
1ステーションにトラベラー上流側の糸の弛みを吸収す
るテンサを備えたものであり、テンサが糸を解放して
も、弛められた糸のビリなどがトラベラーの上流側に発
生し、トラベラーの下流側にビリなどが発生することが
ないので、トラベラーの下流側のビリや弛みに起因して
糸がトラベラーから外れるということもなく、トラベラ
ー交換を確実に行うことができる。
紡機のトラベラーに掛けられた糸を弛める第1ステーシ
ョンと、糸寄せレバー、トラベラー取り外し装置及びト
ラベラー挿着装置を備えた第2ステーションとが並設さ
れた操作部を有するトラベラー交換機であって、前記第
1ステーションにトラベラー上流側の糸の弛みを吸収す
るテンサを備えたものであり、テンサが糸を解放して
も、弛められた糸のビリなどがトラベラーの上流側に発
生し、トラベラーの下流側にビリなどが発生することが
ないので、トラベラーの下流側のビリや弛みに起因して
糸がトラベラーから外れるということもなく、トラベラ
ー交換を確実に行うことができる。
【図1】トラベラー交換機の操作部の正面図である。
【図2】トラベラー交換機の操作部の上面図である。
【図3】トラベラー交換機の全体を示す図である。
【図4】テンサの構造と作動を示す斜視図である。
【図5】糸寄せレバーの構造と作動を示す図である。
【図6】トラベラー取り外し装置の構造と作動を示す図
である。
である。
【図7】トラベラー挿着装置の構造と作動を示す図であ
る。
る。
【図8】糸張力センサの構造と作動を示す図である。
【図9】リング精紡機の正面図である。
11 操作部 21 糸寄せレバー 22 トラベラー取り外し装置 23 トラベラー挿着装置 28 テンサ S1 第1ステーション S2 第2ステーション
Claims (1)
- 【請求項1】 リング精紡機のトラベラーに掛けられた
糸を弛める第1ステーションと、糸寄せレバー、トラベ
ラー取り外し装置及びトラベラー挿着装置を備えた第2
ステーションとが並設された操作部を有するトラベラー
交換機であって、前記第1ステーションにトラベラー上
流側の糸の弛みを吸収するテンサを備えたことを特徴と
するトラベラー交換機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1618092U JPH0748694Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | トラベラー交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1618092U JPH0748694Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | トラベラー交換機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620477U JPH0620477U (ja) | 1994-03-18 |
| JPH0748694Y2 true JPH0748694Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=11909319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1618092U Expired - Lifetime JPH0748694Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | トラベラー交換機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748694Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP1618092U patent/JPH0748694Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0620477U (ja) | 1994-03-18 |
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