JPH0748849A - 水中トンネル - Google Patents

水中トンネル

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Publication number
JPH0748849A
JPH0748849A JP5213467A JP21346793A JPH0748849A JP H0748849 A JPH0748849 A JP H0748849A JP 5213467 A JP5213467 A JP 5213467A JP 21346793 A JP21346793 A JP 21346793A JP H0748849 A JPH0748849 A JP H0748849A
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JP
Japan
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tube body
tunnel
tube
bodies
underwater
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Pending
Application number
JP5213467A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Kitazawa
厚宏 北澤
Morio Oura
盛夫 大浦
Shohachiro Daimaru
正八郎 大丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】より短期間でかつ経済的に構築でき、かつ安定
性及び、安全性が高い水中トンネルの提供。 【構成】予想される最大通行加重値と自重値との和をト
ンネル体積値で割って求められる比が水の比重よりも小
さくなるように、前記自重値及び、前記トンネル体積値
が設定されているチューブ体5を有し、アンカー体1
1、第一支持ワイヤ9、第二支持ワイヤ10、網部材7
からなる繋留部材を、該アンカー体11を介して海底2
aに固定された形で設け、この繋留部材の網部材7側を
海中2bにおいて、チューブ体5に接続して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に敷設される水中
トンネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海峡や湖等により隔てられた陸地
間においては、それら陸地間を自動車、鉄道車両等が効
率良く往来し得るように、それら陸地間に、自動車、鉄
道車両等が通行し得る水底トンネルや長大な橋等を、そ
れら陸地間を結ぶ形で構築していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような水
底トンネルや長大な橋を構築するには、長い年月及び莫
大な費用がかかっていた。また最近、より短期間でかつ
経済的に構築し得ることから、内部に車両等の通行空間
が形成されたチューブ体等を水中に浮遊させる形で構築
するトンネルが提案されている。しかし、通行空間の通
行量の増減によりチューブ体にかかる加重が変化するた
め、チューブ体は上昇或いは、沈降する。つまり、この
上昇、沈降による上下移動により、水中でのチューブ体
の安定性及び、安全性に問題があった。そこで、本発明
は、上記事情に鑑み、より短期間でかつ経済的に構築し
得て、しかも上昇、沈降による上下移動が極力防止さ
れ、安定性及び、安全性が高い水中トンネルを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、予想さ
れる最大通行加重値と自重値との和をトンネル体積値で
割って求められる比が水の比重よりも小さくなるよう
に、前記自重値及び、前記トンネル体積値が設定されて
いるトンネル管部材(5)を有し、一端が水底(2a)
に固定された繋留部材(7、9、10、11)を設け、
前記繋留部材(7、9、10、11)の他端を水中(2
b)において、前記トンネル管部材(5)に接続して構
成される。なお、( )内の番号等は、図面における対
応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記
述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下
の作用の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により本発明では、トンネル管部
材(5)において、その内部における通行量の増減にか
かわらず、水中(2b)で常に上方に浮上しようとする
浮上力(F1)が発生し、また、トンネル管部材(5)
には、支持力(F2、)が繋留部材(7、9、10、1
1)によって常に与えられる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による水中トンネルを示した斜視
図、図2は、図1に示す水中トンネルの全体を示した模
式断面図、図3は、図1のX1−Y1線断面図である。
【0007】トンネル構築地域1は、図2に示すよう
に、陸地1a(図2の紙面左側)と、陸地1b(図2の
紙面右側)とが海2によって隔てられた形で形成されて
おり、トンネル構築地域1にはこれら陸地1a、1b間
を連絡する形で本発明による水中トンネル3が構築され
敷設されている。水中トンネル3はトンネル本体3aを
有しており、トンネル本体3aは、図1に示すように、
水密なプレキャストコンクリートにより直状な管状形態
に形成された複数のチューブ体5が互いに連結接続され
ることによって構成されている。即ち、チューブ体5の
両端部5a、5aにはフランジ等の図示しない継手手段
がそれぞれ設けられており、複数のチューブ体5は、互
いに端部5aを突き合わせるとともに、突き合わされた
端部5a、5aどうしを前記図示しない継手手段を介し
てそれぞれ接合する形で直列に連結接続されている。ま
た、チューブ体5の両端部5a、5aには前記図示しな
い継手手段のほかに、これら端部5a、5aに整合した
形のゴム等によるガスケット5b、5bが設けられてお
り、互いに接合されたチューブ体5、5の突き合わされ
た端部5a、5a間ではガスケット5b、5bが、これ
らガスケット5b、5bどうしが密着する形で挾まれた
状態になっている。つまり、互いに接合されたチューブ
体5、5間は、ガスケット5b、5bによって水密状態
になっている。以上のように複数のチューブ体5が連結
接続されて構成されたトンネル本体3aは、該トンネル
本体3aの両端部付近がそれぞれ陸地1a、1bに位置
し、これら両端部付近以外の部分が海中2bに位置する
形で、従って、陸地1a、1bを連絡する形で敷設され
ている。なお、陸地1a、1bの海岸付近には地中杭等
を有した鉄筋コンクリートの基礎6、6が陸上から海中
2bへ進入した形でそれぞれ構築されており、トンネル
本体3aの両端部付近では、複数のチューブ体5がそれ
ぞれ基礎6、6上に接合固定された状態になっている。
【0008】また、基礎6、6上に接合固定されていな
い複数のチューブ体5(従って、海中2bに位置する複
数のチューブ体5)には、図1及び、図3に示すよう
に、アラミド繊維等からなる紐状部材を亀甲状に織設し
て構成した網部材7が埋設された形で接続されており、
網部材7は、該網部材7を構成する紐状部材が管状の図
示しないリーダに挿入された状態即ち、紐状部材とチュ
ーブ体5のコンクリート躯体とが互いに付着干渉しない
アンボンド状態になる形で埋設されている。また、網部
材7は、チューブ体5のうち水平側方向でかつ該チュー
ブ体5から遠ざかる方向である図の矢印E方向即ち、図
3の紙面左方向及び、矢印E’方向即ち、図3の紙面右
方向に面している両側部5c、5c間に亙って、チュー
ブ体5のうち上方向である図の矢印C方向に面している
上部5dを通る形で、かつチューブ体5の円筒形状に沿
った形で(即ち、半円筒形状で)チューブ体5に埋設さ
れている。基礎6、6上に接合固定されていないチュー
ブ体5の両側部5c、5cには、チューブ体5の外周面
側に開口した形の複数の孔7aが、チューブ体5に埋設
されている網部材7に通じる形で穿設されており、複数
の孔7aは、チューブ体5の軸方向である矢印A、B方
向に沿って一列に、しかも矢印E、E’方向に互いに背
向した両側部5c、5c間で対称な位置に穿設されてい
る。なお、孔7aはチューブ体5の内部空間5eには連
通していない。各孔7aには第一支持ワイヤ9が貫通挿
入しており、第一支持ワイヤ9の該孔7aに挿入された
側の一端は網部材7に接合固定されている。第一支持ワ
イヤ9の該孔7aの外に位置する他の一端にはフック等
からなる第一係合部9aが設けられている。第一係合部
9aには、リング等からなる第二係合部10aが係合さ
れており、第二係合部10aには第二支持ワイヤ10の
一端が接合されている。つまり、第一係合部9aと第二
係合部10aを介して、第一支持ワイヤ9と第二支持ワ
イヤ10が互いに接続されている。
【0009】第二支持ワイヤ10の第二係合部10aと
は反対側の一端側には、アンカー体11が接続され設け
られている。アンカー体11は上下方向に偏長した略直
方体状のコンクリート躯体からなっており、アンカー体
11は、その上面11a付近が海底地盤2aの表面に位
置する形で、海底地盤2aに埋設されている。また、ア
ンカー体11は、第二支持ワイヤ10の第二係合部10
a側を該アンカー体11の上面11aから上方に突出さ
せる形で、かつ第二支持ワイヤ10の第二係合部10a
とは反対側をアンカー体11に埋没させる形で第二支持
ワイヤ10に接続され設けられている。なお、1本のチ
ューブ体5における一方の側部5cに対応して存在して
いる複数の第一支持ワイヤ9(なお、図1では3本)に
接続されている複数の第二支持ワイヤ10(従って、図
1では3本)には、同一のアンカー体11が接続され設
けられており、従って、1個のアンカー体11には、複
数(3本)の第二支持ワイヤ10が該アンカー体11の
上面11aから上方に突出しており、かつ複数(3本)
の第二支持ワイヤ10が該アンカー体11に埋没してい
る。
【0010】各チューブ体5の内部空間5eには、基礎
6、6上に接合固定されているチューブ体5或いは接合
固定されていないチューブ体5の別を問わず、該チュー
ブ体5の内周面側に固定された形で自動車等が走行し得
る形の道路躯体12が敷設されており、互いに接続され
たチューブ体5、5間では各道路躯体12、12が可撓
性のある図示しないダンパー等を介して接続されてお
り、従って、自動車等は、複数のチューブ体5に亙っ
て、従って、トンネル本体3a全体に亙って、これらチ
ューブ体5の互いに接続された道路躯体12上を走行す
ることができる。
【0011】ここで、海中2bにおいてチューブ体5
(特に基礎6、6上に接合固定されていないチューブ体
5)が占める体積(但し、チューブ体5の内部空間5e
は上述したように外部に対して水密であり、該内部空間
5eには海水が進入していないので、内部空間5eも含
む)をトンネル体積値V0と表し、チューブ体5と、該
チューブ体5に敷設されている道路躯体12の重量をあ
わせた総重量を該チューブ体5の自重値M0と表し、チ
ューブ体5内を通行する自動車等により該チューブ体5
に加わる加重のうち予想される最大の加重を最大通行加
重値M1と表すことにする。各チューブ体5(特に基礎
6、6上に接合固定されていないチューブ体5)は、前
記自重値M0と前記最大通行加重値M1との和を前記ト
ンネル体積値V0で割った比Qが水(即ち、海水)の比
重(略1)よりも小さくなるように、これら自重値M0
とトンネル体積値V0とが予め設定されている。つま
り、海中2bのチューブ体5には、チューブ体5内を通
行する自動車等の量の増減による加重の増減にかかわら
ず、比重の差(即ち、比Q等と水の比重との差)による
浮上力F1が常に上方即ち、矢印C方向に作用してい
る。しかし一方で、チューブ体5は、図1及び、図3に
示すように、アンカー体11を接続することにより海底
地盤2aに固定支持された複数の第二支持ワイヤ10
と、これら第二支持ワイヤ10に接続された複数の第一
支持ワイヤ9と、これら第一支持ワイヤ9に接合された
網部材7を介して、上方に浮上しないように支持されて
おり、従って、チューブ体5は、一方の側部5c側の複
数の第一支持ワイヤ9及び、第二支持ワイヤ10がもつ
張力T1と他の一方の側部5c側の複数の第一支持ワイ
ヤ9及び、第二支持ワイヤ10がもつ張力T1の合力で
ある支持力F2を網部材7から下方向である図の矢印D
方向に受ける。つまり、チューブ体5は、該チューブ体
5に作用する浮上力F1と支持力F2とが常に互いに釣
り合う形で海中2bに支持されており、上下方向の力で
ある浮上力F1と支持力F2とが通行量の増減にかかわ
らず常に釣り合うことにより、チューブ体5は常に海中
2bでの上下移動が極力防止され常に安定している。ま
た、チューブ体5が常に安定していることより、トンネ
ル本体3aの内部を通行する車両等の通行が安定するの
で安全性が高い。
【0012】なお、各チューブ体5の両側部5c、5c
にそれぞれ対応して設けられているアンカー体11、1
1は、該チューブ体5に対して真下即ち、矢印D側の位
置よりも、該チューブ体5に対して真下よりもやや矢印
E側或いは、矢印E’側に遠ざかった位置に設けられて
いる。従って、チューブ体5とアンカー体11間で互い
に接続されている第一支持ワイヤ9及び第二支持ワイヤ
10の組のうち、チューブ体5の両側部5c、5c間で
対称な2つの第一支持ワイヤ9及び第二支持ワイヤ10
の組は、チューブ体5の上部5d付近を仮想の頂点とす
る二等辺三角形の2つの辺を形成する形でそれぞれ存在
している。
【0013】なお、チューブ体5に作用する海流15等
による応力の変化により第一支持ワイヤ9及び第二支持
ワイヤ10の張力の大きさ等が変化し、網部材7を構成
する紐状部材の緊張の程度等が変化する。しかし、網部
材7を構成する紐状部材は、上述したように、図示しな
いリーダに挿入された状態即ち、紐状部材とチューブ体
5のコンクリート躯体とが互いに付着干渉しないアンボ
ンド状態になる形でチューブ体5に埋設されているた
め、これら紐状部材は緊張の程度等の変化に応じて、従
って、チューブ体5との間で局部的な力が極力かからな
い状態になるように適宜ズレ動くようになっている。つ
まり、網部材7とチューブ体5との間で作用しあう力
は、網部材7やチューブ体5おける局部的な位置で極力
作用しあうことのないようになっているため、網部材7
及び、チューブ体5の耐久性は極力高められており、破
損防止における信頼性も向上されている。
【0014】トンネル構築地域1及び、本発明による水
中トンネル3は以上のように構成されているので、トン
ネル構築地域1に水中トンネル3を構築敷設するには次
のようになる。即ち、陸地1a或いは、陸地1b付近に
建設された、チューブ体5等を製造する図示しない製造
プラントにおいて多数のチューブ体5を製造する。な
お、チューブ体5は、上述したように、基礎6、6上に
接合固定されるチューブ体5(即ち、網部材7等が設け
られていないチューブ体5)と基礎6、6上に接合固定
されないチューブ体5(即ち、網部材7等が設けられて
いるチューブ体5)との2種類がそれぞれ必要な数だけ
製造される。チューブ体5は陸上の安定した作業環境で
製造されるため品質に対する信頼性が高い。また、大量
生産されるため経済的なコストが極力低減される。次い
で、陸地1a、1bの海岸付近に地中杭等を有した鉄筋
コンクリートの基礎6、6を陸上から海中へ進入した形
でそれぞれ構築し、製造されたチューブ体5(即ち、網
部材7等が設けられていないチューブ体5)をこれら基
礎6、6にそれぞれ陸上運搬して、複数のチューブ体5
をそれぞれ基礎6、6上に接合固定する。なお、隣接す
る2つのチューブ体5は、端部5a、5aどうしを前記
図示しない継手手段を介してそれぞれ接合する形で直列
に連結接続する。また、基礎6、6上に接合固定された
複数のチューブ体5のうち、それぞれ最も沖側即ち、図
の矢印G側のチューブ体5、5のそれぞれ沖側即ち、矢
印G側の端部5a、5aは海中2bに存在しており、こ
れら端部5a、5aにはチューブ体5の内部空間5eに
おいて海水を閉鎖し得る図示しない仮設バルクヘッドが
それぞれ設けられており、これらチューブ体5、5の内
部空間5e、5eはいずれも海水の無い状態に維持され
ている。
【0015】次いで、陸地1a、1b側の基礎6、6上
に接合固定された複数のチューブ体5のうち、それぞれ
最も矢印G側のチューブ体5、5に接続する形で海中2
bに、それぞれ1本づつ更に矢印G側に向かってチュー
ブ体5を以下のように接続敷設する。なお以下、既設の
複数のチューブ体5のうち最も矢印G側のチューブ体5
を最先端側のチューブ体5と呼び、この最先端側のチュ
ーブ体5に続けて接続敷設するチューブ体5を新たなチ
ューブ体5と呼ぶことにする。即ち、各最先端側のチュ
ーブ体5に新たなチューブ体5をそれぞれ接続敷設する
作業は、まず敷設すべき新たなチューブ体5の予定され
た敷設位置に対応する形で、図示しない作業台船に搭載
された図示しないグラブ等の掘削機で海底地盤2aの所
定位置に、敷設すべき新たなチューブ体5に対応したア
ンカー体11、11を挿入設置すべき設置穴13、13
を、これらアンカー体11、11に対応した大きさに掘
削する。次いで、第二支持ワイヤ10に接続された2個
のアンカー体11、11を図示しないクレーン付台船等
を介してこれら設置穴13、13の上方の海上に運搬
し、図示しないクレーンによってアンカー体11、11
をそれぞれ揚重して海中2bに降下させ、これら設置穴
13、13にそれぞれ挿入設置する。次いで、図示しな
い前記製造プラントにおいて製造された、網部材7及び
第一支持ワイヤ9が設けられた新たなチューブ体5を、
上述したように設置されたアンカー体11、11の上方
の海上に運搬し、図示しないクレーンによって該新たな
チューブ体5を揚重して海中2bに降下させる。なお、
該新たなチューブ体5の降下は、該チューブ体5の内部
空間5eに海水を注入する形で、従って、該新たなチュ
ーブ体5が自重により海中2bを降下し得る形で行う。
前記新たなチューブ体5を所定の位置まで降下させた
後、図示しないクレーンによる揚重を維持したまま、最
先端側のチューブ体5と、新たなチューブ体5とを、こ
れらの端部5a、5aにおいて接合接続する。なお、新
たなチューブ体5の矢印G側の端部5aには図示しない
仮設バルクヘッドが設けられている。また、接合接続と
ともに、新たなチューブ体5の両側部5c、5c側の複
数の第一支持ワイヤ9と、設置されたアンカー体11、
11に接続されている複数の第二支持ワイヤ10とをそ
れぞれ対応するものどうし、第一係合部材9a、第二係
合部材10aを介して接続する。次いで、最先端側のチ
ューブ体5の図示しない仮設バルクヘッドを開放撤去す
ることにより、新たなチューブ体5の内部空間5eと、
最先端側のチューブ体5の内部空間5eとを連通させ、
従って、新たなチューブ体5の内部空間5eと既設の複
数のチューブ体5の内部空間5e及び陸地1a(或い
は、陸地1b)とを連通させる。なお、新たなチューブ
体5の内部空間5eに充満していた海水は、最先端側の
チューブ体5の図示しない仮設バルクヘッドの開放撤去
と共に、図示しない所定のポンプ等により、既設の複数
のチューブ体5の内部空間5eを介して陸地1a(或い
は、陸地1b)側に排水する。排水完了後、図示しない
クレーンによる新たなチューブ体5の揚重を解除する。
ところで、新たなチューブ体5の内部空間5eの排水に
より、該新たなチューブ体5においては、その内部空間
5eに満たされていた海水による加重がなくなり、該新
たなチューブ体5の自重値M0を該新たなチューブ体5
のトンネル体積値V0で割った比が水の比重よりも小さ
くなり、図3に示すように浮上力F1が発生する。ま
た、該新たなチューブ体5には、アンカー体11、11
に接続されている複数の第二支持ワイヤ10と複数の第
一支持ワイヤ9と網部材7によって前記浮上力F1に釣
り合う形の支持力F2が作用する。つまり、該新たなチ
ューブ体5の揚重が解除されても、該新たなチューブ体
5は沈降或いは、浮上することなく海中2bの所定の位
置に支持される。以上で、最先端側のチューブ体5に該
新たなチューブ体5を接続敷設する作業が完了し、接続
敷設された該新たなチューブ体5が、次回のチューブ体
5の接続敷設作業における最先端側のチューブ体5とな
る。
【0016】続けて上述した手順により、陸地1a、1
b側の既設の複数のチューブ体5のうちそれぞれ最も矢
印G側のチューブ体5、5即ち、最先端側のチューブ体
5、5に続けて新たなチューブ体5、5をそれぞれ接続
敷設する作業を行う。即ち、敷設すべき各新たなチュー
ブ体5の予定された敷設位置において設置穴13、13
を掘削し、これら設置穴13、13にアンカー体11、
11を挿入設置し、新たなチューブ体5を海中2bに所
定の位置まで降下させ、揚重を維持したまま最先端側の
チューブ体5と新たなチューブ体5とを接合接続し、接
合接続と共に新たなチューブ体5の複数の第一支持ワイ
ヤ9と設置されたアンカー体11、11の複数の第二支
持ワイヤ10とをそれぞれ接続し、新たなチューブ体5
の内部空間5eと最先端側のチューブ体5の内部空間5
eとを連通させ、かつ新たなチューブ体5の内部空間5
eを排水し、新たなチューブ体5の揚重を解除する作業
を行う。こうして、陸地1a、1b側の既設の複数のチ
ューブ体5のそれぞれの最先端側のチューブ体5、5に
おける端部5a、5aが互いに海中で出会うまでチュー
ブ体5の接続作業を繰返し行う。その後、互いに出会っ
た最先端側のチューブ体5、5をその端部5a、5aに
おいて互いに接合接続して陸地1a、1b間に亙るトン
ネル本体3aを完成させる。トンネル本体3aの完成の
後、これら最先端側のチューブ体5、5の端部5a、5
aに設けられている図示しない仮設バルクヘッドをそれ
ぞれ開放撤去することによって、これら最先端側のチュ
ーブ体5、5の内部空間5e、5eを連通させ、従っ
て、トンネル本体3aの内部を陸地1a、1b間で連通
させて水中トンネル3を完成させる。以上のように、本
発明による水中トンネル3の敷設構築では、チューブ体
5を現場即ち、海中2b等で構築する必要は無く、陸上
1a、1b等で構築して、現場に搬送し、設置すること
が可能であるため、該水中トンネル3は極力短期間でか
つ経済的に構築され得る。
【0017】なお、上述した実施例では、本発明による
水中トンネル3は陸上1a、1bを連絡する形で構築さ
れているため、陸上1a、1b側において基礎6、6を
有しており、また、トンネル本体3aも基礎6、6に接
合固定された部分を有していた。しかし、本発明による
水中トンネル3が海中2bでの2地点間(例えば、2ヵ
所の油田掘削基地相互間等)を連絡する形で構築された
場合には、水中トンネル3は基礎6、6を有さない形で
構築され、従って、トンネル本体3aも基礎6、6に接
合固定された部分を有さない形で構築され得る。
【0018】また、上述した実施例では、本発明による
水中トンネル3のトンネル本体3aは複数のチューブ体
5によって構成されているが、本発明による水中トンネ
ル3は、一端が海底2aに固定された網部材7、第一支
持ワイヤ9、第二支持ワイヤ10、アンカー体11等の
繋留部材の他端が接続されて海中2bに支持された形の
1本以上のチューブ体5によって構成されていればよ
く、チューブ体5の本数には限定されない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明による水中
トンネルは、最大通行加重値M1等の予想される最大通
行加重値と自重値M0等の自重値との和をトンネル体積
値V0等のトンネル体積値で割って求められる比Q等の
比が水の比重よりも小さくなるように、前記自重値及
び、前記トンネル体積値が設定されているチューブ体5
等のトンネル管部材を有し、一端が海底2a等の水底に
固定された網部材7、第一支持ワイヤ9、第二支持ワイ
ヤ10、アンカー体11等の繋留部材を設け、前記繋留
部材の他端を海中2b等の水中において、前記トンネル
管部材に接続して構成されるので、トンネル管部材にお
いては、その内部における通行量の増減にかかわらず、
水中で常に上方に浮上しようとする浮上力F1が発生
し、また、トンネル管部材には、この浮上力F1に釣り
合った支持力F2が繋留部材によって常に与えられてい
る。つまり、トンネル管部材に作用する上下方向の力は
通行量の増減にかかわらず常に釣り合っており、トンネ
ル管部材は水中で上下移動が極力防止され常に安定して
いる。また、トンネル管部材が常に安定していることよ
り、トンネル管部材の内部を通行する車両等の通行が安
定するので安全性が高い。また、本発明による水中トン
ネルでは、トンネル管部材を現場即ち、水中等で構築す
る必要は無く、陸上等で該トンネル管部材を構築して、
該トンネル管部材を前記現場に設置することが可能であ
るため、水中トンネルは極力短期間でかつ経済的に構築
され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による水中トンネルを示した斜
視図である。
【図2】図2は、図1に示す水中トンネルの全体を示し
た模式断面図である。
【図3】図3は、図1のX1−Y1線断面図である。
【符号の説明】
2a……水底(海底地盤) 2b……水中(海中) 3……水中トンネル 5……トンネル管部材(チューブ体) 7……繋留部材(網部材) 9……繋留部材(第一支持ワイヤ) 10……繋留部材(第二支持ワイヤ) 11……繋留部材(アンカー体)
フロントページの続き (72)発明者 大丸 正八郎 福岡県福岡市博多区店屋町1番35号 博多 三井ビルディング2号館 三井建設株式会 社九州支店内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予想される最大通行加重値と自重値との和
    をトンネル体積値で割って求められる比が水の比重より
    も小さくなるように、前記自重値及び、前記トンネル体
    積値が設定されているトンネル管部材を有し、 一端が水底に固定された繋留部材を設け、 前記繋留部材の他端を水中において、前記トンネル管部
    材に接続して構成した水中トンネル。
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