JPH0748923A - 免震床を有する建物 - Google Patents

免震床を有する建物

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JPH0748923A
JPH0748923A JP19729093A JP19729093A JPH0748923A JP H0748923 A JPH0748923 A JP H0748923A JP 19729093 A JP19729093 A JP 19729093A JP 19729093 A JP19729093 A JP 19729093A JP H0748923 A JPH0748923 A JP H0748923A
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JP
Japan
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seismic isolation
horizontal
floor
spring
gantry
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Application number
JP19729093A
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English (en)
Inventor
Masaki Kurihara
雅樹 栗原
Akihiko Shiozawa
昭彦 塩沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑り方式の免震支持装置との組合せにおいて
も免震床の地震後の残留変位を除去することにある。 【構成】 基礎部1上の水平面内の移動を可能にする免
震支持装置2、免震支持装置2に支持される架台6、架
台6にばね力を与える水平ばね装置5とからなり、水平
ばね装置5が、基礎部1に配置された支持部材11、一
方向のみに移動する可動部材16との間に設けたばね部
材13と油圧シリンダ部材23及びロッド部材24の組
合せ、可動部材16の移動方向と直交する方向に架台6
に取付けた伝達棒部材22、伝達棒部材22を可動部材
16の移動方向と直交方向に移動できるように可動部材
16に設けた伝達ローラー部材21とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は免震支持装置、架台及び
水平ばね装置を有し、地震後に残留変位が発生した場
合、この残留変位を除去する機能を設けた免震床及び免
震床を設けた建物に関する。
【0002】
【従来の技術】免震床は地震による建物の水平方向の揺
れにより計算機等の機器が転倒することを防止するため
に、床を建物の基礎部に対して水平方向に移動可能にす
る手段と水平方向の力を減衰させる手段を備えている。
【0003】図15は従来の免震床の構成を示す縦断面
図である。
【0004】本図に示されるように、計算機10を搭載
する架台6の水平移動を可能にする免震支持装置2と水
平方向のばね力を与える水平ばね装置5から構成され
る。
【0005】図16は従来の水平ばね装置の構成を示す
平面図である。
【0006】従来の水平ばね装置は、特開平4−161
560号公報に開示されている。本図に示されるよう
に、基礎部1に固定された支持部材11に一端を支持さ
れた2本のばね部材13が互いに平行に配置され、これ
らのばね部材13の引っ張り方向に2個のプーリー部材
15が基礎部1に固定されたベース部材20に設けら
れ、ばね部材13の端部同士がワイヤー部材14で連結
され、そのワイヤー部材14がプーリー部材15で支持
され、さらに、ばね部材13の引っ張り方向にレール部
材17が設けられ、このレール部材17上を移動できる
可動部材16には、ワイヤー部材14を保持するフック
部材47が設けられ、さらに、可動部材16に架台6に
固定した伝達棒部材22を両側から挾持し、かつ、滑ら
かに動かす伝達ローラー部材21が設けられている。こ
の水平ばね装置5はばね部材13を予め許容変形分引っ
張って設置する必要がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような解決すべき課題がある。すなわ
ち、本水平ばね装置が、コロガリ部材を用いた免震支持
装置と組み合わされる場合には問題はないが、摩擦係数
が比較的大きい滑り部材を用いた免震支持装置と組み合
わされる場合には、水平ばね装置のばね力が摩擦力に比
較して小さいため、免震床が地震時により作動した後、
残留変位が発生する可能性がある。
【0008】本発明の目的は、滑り方式の免震支持装置
との組合せにおいても免震床の地震後の残留変位を除去
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基礎部上の
架台を水平方向へ移動可能に支持する免震支持装置と、
一端を前記基礎部側に固定し他端を前記架台側に固定し
たばねを有する水平ばね装置とを具備する免震床におい
て、一端を前記基礎部側に固定した第1部材と該第1部
材の他端と一端が移動可能に係合し他端が架台側に当接
する第2部材と外力により該第2部材を移動させる手段
とを有する加力装置を設けることにより達成される。
【0010】上記目的は、基礎部上の架台を水平方向へ
移動可能に支持する免震支持装置と、前記基礎部に配置
された支持部材と一方向にのみ移動する可動部材と前記
支持部材と前記可動部材との間に設けたばねと前記可動
部材の移動方向と略直交する方向に前記架台に固定した
伝達棒部材と前記可動部材の移動方向軸上に前記伝達棒
部材を挾持して前記可動部材に配置した複数の伝達ロー
ラー部材とを有する水平ばね装置とを具備する免震床に
おいて、一端を前記基礎部側に固定した第1部材と、該
第1部材の他端と一端が移動可能に係合する第2部材
と、該第2部材の他端と前記可動部材とを着脱自在に係
合する結合部材と、外力により前記第2部材を前記可動
部材の移動方向へ移動させる手段とを有する加力装置を
前記水平ばね装置のばね近傍に配置したことにより達成
される。
【0011】水平ばね装置と加力装置を組合せた構成を
互いに直交する方向に複数個配置することが望ましい。
【0012】加力装置の加力する方向が押し、引きであ
ることが望ましい。
【0013】水平ばね装置と加力装置を組合せた構成を
互いに対向する方向に複数個配置することが望ましい。
【0014】上記目的は、基礎部上の架台を水平方向へ
移動可能に支持する免震支持装置と、一端を前記基礎部
側に固定し他端を前記架台側に固定したばねを有する水
平ばね装置とを具備する免震床において、一端を前記基
礎部側に固定した第1部材と該第1部材の他端と一端が
移動可能に係合し他端が直接架台に当接する第2部材と
外力により該第2部材を移動させる手段とを有する加力
装置を複数個設けることにより達成される。
【0015】基礎部上に配置したジャッキアップ装置
と、該ジャッキアップ装置と前記架台間に配置した摩擦
係数の小さな水平移動部材との組合せを複数個設けるこ
とが望ましい。
【0016】上記目的は、基礎部上の架台を水平方向へ
移動可能に支持する免震支持装置と、一端を前記基礎部
側に固定し他端を前記架台側に固定したばねを有する水
平ばね装置とを具備する免震床において、一端を前記基
礎部側に固定した第1部材と該第1部材の他端と一端が
移動可能に係合し他端が架台側に当接する第2部材と外
力により該第2部材を移動させる手段とを有する加力装
置と、前記基礎部と前記架台のと相対変位量もしくは前
記水平ばね装置の変位量を測定する変位量測定手段と、
この変位量に基づいて前記基礎部と前記架台との間の残
留変位を除去するように前記加力装置を制御する制御手
段とを有することにより達成される。
【0017】上記の免震床を建物に設けることが望まし
い。
【0018】
【作用】摩擦係数が比較的大きい滑り部材を用いた滑り
方式の免震支持装置の場合、水平ばね装置のばね力が摩
擦力に比較して小さいため、地震後に免震床全体がねじ
れを伴って水平2次元方向に残留変位を生じる。
【0019】地震後、各水平ばね装置に設けた加力装置
の第2部材先端を可動部材に連結して、各水平ばね装置
の可動部材が元の状態に復帰するまで、第2部材を外力
により加力し水平2次元方向の残留変位を除去する。全
ての免震床の残留変位が除去され原状復帰した後、加力
装置の第2部材と可動部材との連結を外して、地震時に
可動部材がレール上を移動しても衝突しない様に第2部
材を第1部材内に収納して置く。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。
【0021】図1は本発明の実施例の加力装置を示す平
面図である。
【0022】図2は本発明の実施例の免震床を示す平面
図である。
【0023】先ず、本実施例の構成について説明する。
【0024】図15に示すように免震床9は、床材のパ
ネル部材8を支持するペデスタル部材7、ペデスタル部
材7を支持する架台6、及び免震支持部材2と水平ばね
装置5から構成される。架台6は複数個の免震支持装置
2によって移動自在に支持され、免震支持装置2は滑り
部材3と基礎部1上に配置されたプレート部材4とから
構成される。また、計算機10はパネル部材8上に直接
搭載されるか、又は架台6上に図示せざる支持ブロック
を介して搭載される。図2に示されるように水平ばね装
置5a〜5hは、架台6の短辺方向用と長辺方向用にそ
れぞれ4台づつ設置されている。
【0025】水平ばね装置は図1に示すように2本のば
ね部材13を並列に配置し、これらのばね部材13の引
っ張り方向に2個のプーリー部材15を基礎部1に配置
されたベース部材20に設け、ばね部材13の端部同士
をワイヤー部材14で連結し、かつワイヤー部材14を
プーリー部材15で支持する。また、ばね部材13のそ
れぞれの他端部は支持ボルト部材12により、基礎部1
に固定された支持部材11に取付けられる。さらに、ば
ね部材13に平行にレール部材17を基礎部1側のベー
ス部材20に設け、このレール部材17上を移動する可
動部材16に、ワイヤー部材19を挟むように配置され
た2個1組の可動ローラー部材19を2組設け、これら
の可動ローラー部材19に対応してワイヤー部材14を
挟むように2個1組の固定ローラー部材18を基礎部1
側のベース部材20に設ける。さらに、可動部材16に
は架台6に固定された伝達棒部材22を両側から挾持
し、伝達棒部材22を紙面内の上下方向の振動に対して
滑らかに動かすことのできる伝達ローラー部材21を設
けている。
【0026】さらに、支持部材11に固定される油圧シ
リンダ部材23のロッド部材24の先端に、ロッド部材
24と可動部材16とを結合させる結合部材25を設け
る。また、油圧シリンダ部材23には、油配管26と切
換弁27を介してポンプ28から油圧が供給される。図
2は紙面の左右方向にばね力を与える水平ばね装置のう
ち5aと5dに油圧シリンダ部材23aと23dを配置
し、紙面の上下方向にばね力を与える水平ばね装置のう
ち5bと5gに油圧シリンダ部材23bと23gを配置
した例である。各油圧シリンダ部材23にはそれぞれ独
立にポンプ28を設ける。図2は免震床が地震に対し、
待機している状態を示しており、油圧シリンダ部材23
と可動部材16とは結合されていない状態を示してい
る。なお、油圧シリンダに代わり機械式ジャッキもしく
はパルスモータ等を用いることが出来る。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
【0028】始めに地震時の水平ばね装置5の動作を説
明する。図15及び図16に示すように基礎部1に水平
方向の地震力が加わったとき、免震床6が免震支持装置
2によって、滑らかに水平移動し、免震床9の架台6に
固定された伝達棒部材22を支持している伝達ローラー
部材21が、水平ばね装置5の可動部材16をレール部
材17方向に移動させ、可動部材16上に設けられたフ
ック部材47がワイヤー部材14を引っ張ることにな
り、その結果、ばね部材13のばね力が免震床9に伝達
される。本水平ばね装置5の可動部材16の移動方向と
直角方向に免震床9が変位した場合、架台6に固定され
た伝達棒部材22は伝達ローラー部材21が回転するこ
とによって、滑らかに免震床9と共に移動する。従っ
て、水平ばね装置5は直交する方向に配置され、如何な
る方向の地震に対しても直交する方向の成分が作用す
る。
【0029】図2に基づいて更に説明すると、基礎部1
から紙面内の左右方向の地震動が加わると、架台6は免
震支持装置2の図15に示す滑り部材3によって、プレ
ート部材4上を左右方向に移動する。この際、図2に示
す水平ばね装置5a,5d,5e,5hの図1に示す各
可動部材16は、架台6に固定された伝達棒部材22と
伝達ローラー部材21によって、レール部材17上を紙
面内の左右方向に移動させられる。この動きに伴って可
動部材16に設けられた可動ローラー部材19がワイヤ
ー部材14を引っ張り、ワイヤー部材14は支持ボルト
部材12によって他端を固定されているばね部材13を
引っ張ることになり、図2における水平ばね装置5a,
5d,5e,5hの左右方向のばね力が架台6に与えら
れることになる。この時、水平ばね装置5b,5c,5
f,5gの架台6に固定されている各伝達棒部材22
は、それぞれの伝達ローラー部材21によって、滑らか
に架台と一緒に動くため、水平ばね装置5b,5c,5
f,5gは紙面の左右方向のばね力には影響しない。同
様に、図2において紙面の上下方向の地震動が作用した
場合の動作原理は、上述の動作原理から類推することが
できる。なお、地震時に油圧シリンダ部材23のロッド
部材24が伸びて可動部材16と衝突しないように、ロ
ッド部材23を通常時は固定しておくことが好ましい。
【0030】次に、地震後に発生した残留変位を除去し
て、免震床9を元の位置に復帰する動作を説明する。免
震床9を元の位置に復帰させるということは、具体的に
は、免震床9の架台6に連結した伝達棒部材22に係合
する各水平ばね装置5の可動部材16を元の位置に復帰
させることによってなされる。そこで、これらの水平ば
ね装置5の可動部材16を元の位置に復帰させることを
容易にするために、可動部材16上の点、例えば、可動
部材16の角とこれに対向するベース部材20上に目印
を付けておくと良い。
【0031】図3は本発明の実施例の免震床の残留変位
を示す平面図である。
【0032】本図は地震前の免震床の位置6と地震終了
後の残留変位が生じた免震床の位置6´を示す。本図か
ら図6では、説明を容易にするために、パネル部材8、
計算機10、伝達棒部材22及び地震後の免震支持装置
2と水平ばね装置5及びポンプ28などは省略してお
り、また、地震前の架台6は中間濃度で、地震後の架台
6′は架台の周囲のみを斜線で示した。まず、油圧シリ
ンダ部材23a,b,d,gの各ロッド部材24と各可
動部材16とを各結合部材25によって結合させる。次
に、油圧シリンダ部材23b,23gのポンプ28を動
作させて、これらの油圧シリンダ部材23によって、水
平ばね装置5b,gの各可動部材16を紙面の上方向に
移動させる。
【0033】図4は本発明の実施例の免震床の復旧状態
を示す平面図である。
【0034】本図に示すように紙面の上下方向に関して
は、A点はD点よりも先行して元の位置に達するので、
油圧シリンダ部材23bをこの位置で固定する。
【0035】図5は本発明の実施例の免震床の復旧状態
を示す平面図である。
【0036】油圧シリンダ部材23gをさらに動作させ
て、本図に示すように上下方向に関して元の位置まで戻
し油圧シリンダ部材23gを固定する。本図において、
斜線で示した架台6′の横方向の部材は元の架台6の横
方向の部材と重なる。すなわち、斜線で示した架台6′
のねじれは除去されたことになる。
【0037】図6は本発明の実施例の免震床の復旧状態
を示す平面図である。
【0038】次に、油圧シリンダ部材23a,dを動作
させて、各可動部材16を左方向へ移動させる。このよ
うにして、架台6′を本図に示すように完全に元の位置
に戻すことができる。架台6′が元の位置に戻った後、
各油圧シリンダ部材23のロッド部材24を可動部材1
6から外し、ロッド部材24を油圧シリンダ部材23内
に収納しておくことによって、地震に備えることができ
る。
【0039】また、油圧シリンダ部材23のロッド部材
24の先端と可動部材16との間に、荷重計(ロードセ
ル)を設け、さらに油圧シリンダ部材23あるいは支持
部材11と可動部材16との間に変位計を設けることに
よって、各方向の油圧シリンダ部材23を用いて免震床
全体の水平ばね装置のばね力と免震支持装置の摩擦力を
含む復元力特性を測定し、免震床の機能の確認を行なう
ことができる。例えば、図2の左右方向の免震床全体の
復元力特性を調べるためには、油圧シリンダ部材23a
と23dを用い、図2の紙面の上下方向の免震床全体の
復元力特性を調べるためには、油圧シリンダ部材23b
と23gを用いて行なうことができる。
【0040】図7は本発明の他の実施例の免震床を示す
平面図である。
【0041】この実施例では、各方向の水平ばね装置5
の油圧シリンダ部材23を対向させて配置している。そ
のため、図2に示す実施例では、各油圧シリンダ部材2
3は押し引き動作をするため、ロッド部材24と可動部
材16とを固定する必要があるが、この実施例では、油
圧シリンダ部材23は可動部材16を押すだけでよいた
め、ロッド部材24と可動部材16とを固定する必要が
ないという利点がある。
【0042】図8は本発明の他の実施例の免震床を示す
平面図である。
【0043】この実施例は、油圧シリンダ部材23によ
り免震床の地震後の残留変位を解消する水平移動を容易
にする手段であるジャッキアップ装置29を設けた例で
ある。
【0044】図9は図8に示すジャッキアップ装置の側
面図である。
【0045】本図に示すジャッキアップ装置29は、基
礎部1に配置した受け部材32上にジャッキアップ用油
圧シリンダ部材33を設け、さらに、この上にボールベ
アリング部材34を設ける。また、架台6の下部にはボ
ールベアリング部材34に対向して、相手材35を設け
る。通常時はボールベアリング部材32と相手材35と
の間には隙間を設けておく。また、ジャッキアップ用油
圧シリンダ部材33は、本図に示すように、ジャッキア
ップ用油圧配管30によりジャッキアップ用ポンプ31
に接続されている。まず、ジャッキアップ用ポンプ31
により、すべてジャッキアップ装置29のジャッキアッ
プ用油圧シリンダ部材33を作動させることにより、ジ
ャッキアップ用油圧シリンダ部材33はボールベアリン
グ部材34を介して架台6に取付けた相手材35を押し
上げる。その結果、架台6の免震支持装置2の滑り部材
3とプレート部材4とが離れるため、架台6はボールベ
アリング部材34で支持された状態となる。ボールベア
リング部材34と相手材35との間の摩擦係数はころが
り摩擦により極めて小さくなるので、容易に免震床全体
を油圧シリンダ部材23で移動させることができ、精度
よく免震床9を元の位置に復帰させることが可能とな
る。
【0046】図10は図9に示すジャッキアップ装置の
他の実施例を示す側面図である。
【0047】この実施例では、架台6の下部に固定され
た受け部材32にジャッキ部材37を設け、さらにジャ
ッキ部材37と直列にキャスタ部材36を設ける。この
場合も通常時には、キャスタ部材36が基礎部1に接触
しないように、ジャッキ部材37を短縮しておく。免震
床9を移動させる際には、ジャッキ部材37を作動させ
て、キャスタ部材36で免震床9を支持させ、免震床9
を移動させる際の水平力を小さくさせる。
【0048】図11は図10に示すキャスタ部材の他の
実施例を示す側面図である。
【0049】本図に示す実施例は、図10のキャスタ部
材36の代わりに、ボールベアリング部材34と相手材
35を設けた例である。
【0050】図12は本発明の実施例の免震床の残留変
位除去制御系の構成を示す平面図である。
【0051】この実施例では、図2の油圧シリンダ部材
23にサーボ弁38を設けて、油圧シリンダ部材23を
コントローラ40で制御できるようにし、さらに、油圧
シリンダ部材23と可動部材16との間に変位計39を
配置し、各油圧シリンダ部材23のポンプ28の代わり
に、共通に使用する油圧源41を設けた例である。この
実施例は、免震床9の残留変位の除去を自動的に行う例
である。
【0052】図13は図12に示す制御系のブロック線
図である。
【0053】本図のブロック線図に示すように地震で発
生した免震床9の残留変位を各変位計39で測定し、こ
の変位をコントローラ40にフィードバックして、各油
圧シリンダ部材23の残留変位がゼロ(目標値)になる
ように、コントローラ40とサーボ弁38とにより各油
圧シリンダ部材23を制御する例である。
【0054】図14は本発明の実施例の建物の斜視図で
ある。
【0055】本実施例の免震床9を計算機室46に適用
した例を示す。免震床9とその周囲の壁44及び非免震
部である固定床43との間には、地震時における免震床
9の移動を妨げず、しかも床としての機能を有する緩衝
床42が設けられる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、免震床に連結して移動
させる加力装置を水平ばね装置に設けることにより地震
後の残留変位を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の加力装置を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の免震床を示す平面図である。
【図3】本発明の実施例の免震床の残留変位を示す平面
図である。
【図4】本発明の実施例の免震床の復旧状態を示す平面
図である。
【図5】本発明の実施例の免震床の復旧状態を示す平面
図である。
【図6】本発明の実施例の免震床の復旧状態を示す平面
図である。
【図7】本発明の他の実施例の免震床を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例の免震床を示す平面図であ
る。
【図9】図8に示すジャッキアップ装置の側面図であ
る。
【図10】図9に示すジャッキアップ装置の他の実施例
を示す側面図である。
【図11】図10に示すキャスタ部材の他の実施例を示
す側面図である。
【図12】本発明の実施例の免震床の残留変位除去制御
系の構成を示す平面図である。
【図13】図12に示す制御系のブロック線図である。
【図14】本発明の実施例の建物の斜視図である。
【図15】従来の免震床の構成を示す縦断面図である。
【図16】従来の水平ばね装置の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 基礎部 2 免震支持装置 3 滑り部材 4 プレート部材 5 水平ばね装置 6 架台 7 ペデスタル部材 8 パネル部材 9 免震床 10 計算機 11 支持部材 12 支持ボルト部材 13 ばね部材 14 ワイヤー部材 15 プーリー部材 16 可動部材 17 レール部材 18 固定ローラー部材 19 可動ローラー部材 20 ベース部材 21 伝達ローラー部材 22 伝達棒部材 23 油圧シリンダ部材 24 ロッド部材 25 結合部材 26 油配管 27 切換弁 28 ポンプ 29 ジャッキアップ装置 30 ジャッキアップ用油配管 31 ジャッキアップ用ポンプ 32 ジャッキアップ用油圧シリンダ部材 34 ボールベアリング部材 35 相手材 36 キャスタ部材 37 ジャッキ部材 38 サーボ弁 39 変位計 40 コントローラ 41 油圧源 42 緩衝床 43 固定床 44 壁 45 ドア 46 計算機室 47 フック部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎部上の架台を水平方向へ移動可能に
    支持する免震支持装置と、一端を前記基礎部側に固定し
    他端を前記架台側に固定したばねを有する水平ばね装置
    とを具備する免震床において、一端を前記基礎部側に固
    定した第1部材と該第1部材の他端と一端が移動可能に
    係合し他端が架台側に当接する第2部材と外力により該
    第2部材を移動させる手段とを有する加力装置を設ける
    ことを特徴とする免震床。
  2. 【請求項2】 基礎部上の架台を水平方向へ移動可能に
    支持する免震支持装置と、前記基礎部に配置された支持
    部材と一方向にのみ移動する可動部材と前記支持部材と
    前記可動部材との間に設けたばねと前記可動部材の移動
    方向と略直交する方向に前記架台に固定した伝達棒部材
    と前記可動部材の移動方向軸上に前記伝達棒部材を挾持
    して前記可動部材に配置した複数の伝達ローラー部材と
    を有する水平ばね装置とを具備する免震床において、一
    端を前記基礎部側に固定した第1部材と、該第1部材の
    他端と一端が移動可能に係合する第2部材と、該第2部
    材の他端と前記可動部材とを着脱自在に係合する結合部
    材と、外力により前記第2部材を前記可動部材の移動方
    向へ移動させる手段とを有する加力装置を前記水平ばね
    装置のばね近傍に配置したことを特徴とする免震床。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の水平ばね装置と加力装
    置を組合せた構成を互いに直交する方向に複数個配置し
    たことを特徴とする免震床。
  4. 【請求項4】 前記加力装置の加力する方向が押し、引
    きであることを特徴とする請求項3に記載の免震床。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の水平ばね装置と加力装
    置を組合せた構成を互いに対向する方向に複数個配置し
    たことを特徴とする免震床。
  6. 【請求項6】 前記加力装置の加力する方向が押しのみ
    であることを特徴とする請求項5に記載の免震床。
  7. 【請求項7】 基礎部上の架台を水平方向へ移動可能に
    支持する免震支持装置と、一端を前記基礎部側に固定し
    他端を前記架台側に固定したばねを有する水平ばね装置
    とを具備する免震床において、一端を前記基礎部側に固
    定した第1部材と該第1部材の他端と一端が移動可能に
    係合し他端が直接架台に当接する第2部材と外力により
    該第2部材を移動させる手段とを有する加力装置を複数
    個設けることを特徴とする免震床。
  8. 【請求項8】 前記基礎部上に配置したジャッキアップ
    装置と、該ジャッキアップ装置と前記架台間に配置した
    摩擦係数の小さな水平移動部材との組合せを複数個設け
    ることを特徴とする請求項7に記載の免震床。
  9. 【請求項9】 基礎部上の架台を水平方向へ移動可能に
    支持する免震支持装置と、一端を前記基礎部側に固定し
    他端を前記架台側に固定したばねを有する水平ばね装置
    とを具備する免震床において、一端を前記基礎部側に固
    定した第1部材と該第1部材の他端と一端が移動可能に
    係合し他端が架台側に当接する第2部材と外力により該
    第2部材を移動させる手段とを有する加力装置と、前記
    基礎部と前記架台のと相対変位量もしくは前記水平ばね
    装置の変位量を測定する変位量測定手段と、この変位量
    に基づいて前記基礎部と前記架台との間の残留変位を除
    去するように前記加力装置を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする免震床。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のうちのいずれ
    かの請求項に記載の免震床を設けることを特徴とする建
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097817A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Kawaguchi Metal Industries Co Ltd 引き抜き防止機構付きストッパー装置

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