JPH074900B2 - 丸洗い床材 - Google Patents

丸洗い床材

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JPH074900B2
JPH074900B2 JP1850187A JP1850187A JPH074900B2 JP H074900 B2 JPH074900 B2 JP H074900B2 JP 1850187 A JP1850187 A JP 1850187A JP 1850187 A JP1850187 A JP 1850187A JP H074900 B2 JPH074900 B2 JP H074900B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、コンクリート系住宅向けの、直置き式丸洗い
可能なカーペツト及びマツト状床材に関する。
<従来の技術> 近年、住宅の洋風化が進展し、コンクリート系住宅の床
材にカーペツトも一般的に使用されるようになつてき
た。コンクリートの床や床パネル板等の上にカーペツト
を敷設する場合、全て床面に釘・接着剤等によつて固着
されていた。このようなカーペツト等床材は汚れや衛生
面(防虫性・抗菌性等)の問題があり、一方、室内装飾
の流行が床面にまで及ぶようになつて、簡単に床面の清
掃・消毒及び改装が出来る床材が必要となつてきた。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、床材の上記現状に鑑み、下記の性質、機能を
有する直置き式丸洗い床材を提供することを目的に開発
したものである。
(イ)簡単に床面の清掃・消毒ができるものであるため
に、床材が容易に取り外し、丸洗いができ、日光消毒が
できること。
(ロ)上記(イ)を満たすためには、適度な厚さと大き
さと重量を有するマツト状物で、マツト状物の側端面も
丸洗い、日干しに適応する構造、材料で被覆されている
こと。
(ハ)簡単に床面の改装ができる床材であるために、上
記(ロ)の適度な厚さ・大きさ・重量を有し、側端面が
被覆されたマツト状物で直置き施工が容易で、組合せ置
敷できる物であり、コンクリート床は凹凸が激しいため
この凹凸(=Freak=奇形・異形。不陸。以下、フリー
クと記す)を吸収できる構造・材料(以下、フリーク防
止材と記す)で裏材が構成されていること。
(ニ)家具等重量物による変形等に充分適応し得る耐久
性を有する構造・材料であること。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、床表材(A)の下部に応力分散材(B)を、
該応力分散材の下部に芯材(C)を、該芯材の下部にフ
リーク防止材(D)を配し、該(A)〜(D)の積層体
の側端面をへり材(E)又は床表材(A)で被覆してな
り、厚さ(T)が25〜75mm、巾(W)が20〜100cm、長
さ(L)が巾(W)の1〜3倍で、密度が50〜200Kg/m3
で、かつ重量が15Kg以下である丸洗い床材である。
第1図は、本発明の実施態様の例を示す丸洗い床材の断
面構造図であり、合成繊維よりなるカーペツト又は合成
樹脂系発泡シートである床表材(A)、厚さ1〜4mm
で、密度400Kg/m3である応力分散材(B)、厚さ10〜60
mmで、密度20〜100Kg/m3の合成樹脂系発泡体である芯材
(C)、厚さ3〜15mmの合成樹脂系発泡体又は合成繊維
フエルトであるフリーク防止材(D)、合成繊維又は合
成樹脂系発泡体よりなる布帛及びシートで、上記ABCDの
積層体の側端面を被覆するためのヘリ材(E)を示し、
(T)は厚さ、(W)は巾を示す。
本発明の特徴はそれぞれ特定された床表材、応力分散
材、芯材、フリーク防止材を順に積層し、該積層体の側
端面をへり材等で被覆した構造体とし、厚さ(T)が25
〜75mm、巾(W)が20〜100cm、長さ(L)が巾(W)
の1〜3倍、密度が50〜200Kg/m3、かつ15Kg以下の重量
の値を示す直置き式丸洗い可能な床材である。
本発明に係る上記構造の床材は、丸洗い清掃・消毒をす
る場合、床材の取り剥がし、取り外し、移動、丸洗い、
持ち運び、天日乾燥及び置敷きが、特別な装置、備品、
道具、場所等が不要で、簡単に実行できる大きさ、形、
硬さ、重さである。
また、上記の各作業間、作業中、作業後に床材が変形、
積層体各々の剥離、変質等を起こさない材質、構造であ
る。すなわち、取り剥がし〜置敷きが、簡単に実行でき
る大きさ、形、硬さ、重さは、厚さ(T)が25〜75mm、
巾(W)が20〜100cm、長さ(L)が巾(W)の1〜3
倍、密度50〜200Kg/m3で、かつ重量が15Kg以下であるマ
ツト状物である。上記の範囲・条件以外のものは、大き
すぎて各作業が実行し難い等、小さすぎて手間がかかり
煩雑である。また、主すぎて持てない等の各々の作業で
問題があり、落下、転倒時の打撲等怪我の危険がある、
軽すぎて風などで飛ばされる危険がある、硬すぎて実用
上好ましくない、柔らかすぎて洗い等の各作業がしずら
いなどの問題がある。また、人間工学の面から、地面、
コンクリート面から明確に分散されているという人間的
安心感等は、25mm以上の厚みで20cm×20cm以上の面積を
有する物体に座つた時に得られ、これら以下の場合には
得られないといわれる。
また、上記構造は、床面の改装及び床材の組変え置敷の
場合、これが容易に短時間に実施できる大きさ、形等、
前述と同様の事柄が必要であり、さらに加えて、コンク
リート床のフリークが吸収、防止できるような床材裏面
の構造、材質が必要であるためである。すなわち、前述
の特性のマツト状物であり、しかも床材の裏面(構造体
の最下部)がフリーク防止材で構成されていなければな
らない。フリーク防止材がなければ、当然、フリークに
より床材面が凹凸状となり実生活で床面でつまずく等種
々の問題、支障をきたす。
さらに、実用時を考えた場合に、家具、電気製品等の物
の静荷重、集中荷重や、テーブル、椅子等の物を落下さ
せた時の衝撃が床材に加わつた場合、床材の表面が凹ん
だり反る等の変形を起こさないために集中荷重、衝撃等
に耐える応力分散材が必要で、厚さ1〜4mm、密度400Kg
/m3以上でなければならない。この応力分散材はできる
だけ床材の上層部に構成しなければ効果が得られない
が、表面(表層)に構成したのでは、カーペツトや合成
樹脂系発泡シートに比較して、歩き心地、居心地、感
触、弾力性等が著しく劣るものとなる。従つて、この応
力分散材は、カーペツト又は発泡シートの素材の下部に
配するのが良い。また、水や塩等の液体・固体、シンナ
ー、洗剤等の薬品類をこぼしたり、取り剥し等の各作業
による静的・動的な変化や物理的・化学的変化など各種
の変化を受けた場合、さらに、ストーブ・こたつ・エア
ーコン等の冷暖の熱変化や湿度変化を受けた場合、変質
・変色等の変化しない床表材が必要で、しかも歩き心地
・感触等が良いことが当然必要であるため、合成繊維よ
りなるカーペツト又は合成樹脂系発泡シートで床表材が
構成されている。この素材が天然繊維や木質タイプの物
では、これらは吸湿吸水性があり、洗浄後の乾燥がしに
くく、吸湿・乾燥での伸縮・反りが発生するなど、前述
の各種変化等で問題が多発する。また、前述の各種変化
等を受けても変質・伸縮等変化せず、構造体全体の厚さ
(T)を25〜75mmに密度を50〜200Kg/m3の物にするため
に、厚さ10〜60mmで、密度20〜100Kg/m3の合成樹脂系発
泡体が芯材として必要である。この発泡体は、圧縮等の
外力で変化し易い特性があり、また床材の表又は裏面に
直接出す必要がないため、この芯材は応力分散材とフリ
ーク防止材の間に配するのが良い。
次に、本発明に用いられる各材料について説明する。ま
ず、床表材(A)について、合成繊維よりなるカーペツ
トは、通常使用されているレベルループパイル・レベル
カツトパイル・カツトアンドループパイル、ハイアンド
ローパイルのいずれのパイル形状でも良いが、丸洗い・
乾燥面からレベルカツトパイル形状が好ましい。カーペ
ツトの製造方法として、タフテツド・織・編および接着
法等があるが、吸水性がなく寸法変化が少ない材料が使
えるタフテツド法が、コスト面からも好ましい。タフテ
ツドカーペツトの基布はポリプロピレン・ポリエステル
等の合成繊維のものが良く、ジュートや綿のものは吸水
性・伸縮性があるため丸洗い床材には不適当である。パ
ツキング材はSBR・PVC・EVA・ポリエチレン・ポリウレ
タン・ゴム系のいずれでも良く、クツシヨン性からみ
て、上記の合成樹脂の発泡体が好ましく、特に耐久性及
び高弾力性からみて、ゴム系発泡体およびウレタンフオ
ームが最適である。合成樹脂系発泡シートは、耐久性・
経済性から熱可塑性シートが良い。尚、実用上の感触・
弾力性面から、シートよりカーペツトの方が好ましい。
次に、厚さ1〜4mmで密度400Kg/m3以上である応力分散
材について、曲げ剛性と引張力を兼備した可撓性のもの
であれば良いが、発泡体では密度800Kg/m3程度のポリオ
レフイン系発泡体が好ましい。尚、厚さは本発明品の全
体におよぼす厚さと重量面から約2mmが好ましい。
次に、厚さ10〜60mmで密度20〜100Kg/m3の合成樹脂系発
泡体である芯材(C)について、本発明で用いる発泡体
の材料は、一般に熱可塑性合成樹脂を発泡剤により発泡
させたもので必要により架橋されたものも含まれる。具
体的には、塩化ビニル系・EVA・ポリエチレンポリスチ
レン共重合体・ポリウレタン系、ポリオレフイン系・ゴ
ム系等であり、復元性と耐衝撃性に優れる弾性発泡体と
してはポリエチレン系・ウレタンフオーム・ゴム系であ
る。本発明の芯材には、ポリエチレン・ポリスチレン共
重合体フオーム、ウレタンフオーム、ポリオレフイン系
が良く、非吸水性・耐久性・軽量性・品質安定性等から
総合して、ポリエチレン系が最も好ましい。
フリーク防止材(D)については、凹凸の吸収性から3m
m以上の厚みが必要で、本発明品の全体に及ぼす厚さか
ら15mm未満が良く、7〜10mmが好ましい。吸水性がな
く、クツシヨン性に優れた合成繊維フエルトや合成樹脂
系発泡体が良いが、EVA、ポリエチレン・ウレタンフオ
ーム、ゴム系の合成樹脂系発泡体の内、耐久性、クツシ
ヨン性からみてゴム系が最も好ましく、例えば、実公昭
57−56856号公報に開示のじゆうたん用下敷マツトは最
適である。
上記、(A)(B)(C)(D)の積層体の側端面を被
覆するためのへり材(E)について、非吸水性、より好
ましくは撥水撥油性の合成繊維又は合成樹脂系発泡体よ
りなる布帛又はシートであれば良いが、ポリエステルの
撥水撥油加工の平織布が、非吸水・耐久性・品質安定性
等から最も好ましい。また、このへり材は、床表材を兼
用することもできるが、施工後の隙間の面で、床表材の
厚み・弾力性等の材質を考慮して床材の大きさを決める
必要がある。床表材をへり材と兼用(一体物として構
成)する場合、パイル長が短かく、パツキング材の厚み
が小であるカーペツトが望ましい。
尚、各積層体及びへり材の一体化は、接着、溶着、縫着
のいずれでも良く、これらの組合せでも良い。各層の材
の特性・特質の違いからくる若干の反りや各層の取り替
えの簡便さから、縫着が好ましく、(B)(C)(D)
材の縫着と(A)の接着と(E)の縫着の組合せも好ま
しい。
<実施例> 以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1 第1図は、本発明の実施例1の構造を示す断面図であ
り、床表材(A)としてはタフテイング法により作成し
た厚み12mmの1/8ゲージのサキソニーカーペツトで、パ
イル糸にはナイロンBCF800デニールの諸撚セツト糸を、
一次基布にはエステルの不織布を、パツキング材にはポ
リウレタンフオームを使用した。応力分散材(B)に
は、厚み2mmで密度600Kg/m3のポリオレフイン系発泡体
を、芯材(C)には、厚さ25mm、密度38Kg/m3のポリエ
チレン系発泡体を使用し、フリーク防止材(D)には、
厚さ7mmのゴム系発泡体を、へり材(E)には、エステ
ル原着糸使いの平織布を使用した。以上の(A)、
(B)、(C)、(D)をゴム系のラテツクスで接着
し、へり材をこれに縫着した。このようにして作製した
物の、厚さ(W)が46mm、巾(W)100cm、長さ(L)1
00cm、重量3.9Kg、密度85Kg/m3であつた。このマツト状
態の表面にコーヒー・牛乳・ソース・バター・サラダ油
・砂糖・コシヨウをこぼし、24時間後、浴室で市販のカ
ーペツト用洗剤で洗い、すすぎを充分行ない、屋外にて
天日乾燥し、凹凸が5mm程存在するコンクリートに直置
敷した。その結果は、上記の汚れは完全に洗浄できてお
り、本マツト状物の損傷は全く見られず、寸法変化・反
り・変色等の問題もなく、フリークの影響も感じなかつ
た。持ち運び〜置敷までの作業は、極めて簡単であつ
た。尚、この床材上に7.3Kgの砲丸を1.5mの高さから落
下させても、1.5mの高さから55Kgの人が飛びおりても、
床材に凹み等の変形等の問題は発生しなかつた。
実施例2 第2図は、実施例2の構造を示す断面図であり、床表材
(A)には、1/10ゲージのタフテイング機により、厚み
8mmのレベルループカーペツトを用いた。パイル糸に
は、ナイロンBCF800デニールの3本インターミングル糸
を用い、一次基布にはエステルの不織布を用い、パツキ
ング材にはSBR発泡体を用いた。応力分散材(B)に
は、厚み1.8mm密度800Kg/m3のポリオレフイン系発泡体
を用い、芯材(C1)には厚さ10mm密度20Kg/m3のポリエ
チレン系発泡体を、芯材(C2)には厚さ15mm密度29.5Kg
/m3のポリスチレン系発泡体を用い、フリーク防止材
(D)には厚さ5mmのゴム系発泡体を用い、(B)
(C1)(C2)(D)の順に積層し、縫着した後、床表材
(A)を(B)(C1)(C2)(D)の上面、側端面及び
裏面の約5cmの巾までゴム系の接着剤で接着した。大き
さは、巾(W)60cm、長さ(L)90cmとして作製した。
この様にして作製したマツト状物を、実施例1と同様の
評価を行なつた結果、実施例1と同等の結果が得られ
た。
実施例3 実施例1と同等の方法等で、下記に示す(イ)〜
(ニ)、(イ)巾50cm×長さ50cm、(ロ)巾50cm×長さ
100cm(ハ)巾25cm×長さ50cm、(ニ)巾75cm×長さ100
cmの4種の大きさの丸洗い床材を作成し、組合せ置敷き
を実施した。その一部を第3図、第4図、第5図に示
す。組合せの変更による床面デザインの変化の効果が確
認できたことはいうまでもなく、隣接部の隙間の問題も
なく良好であつた。
<発明の効果> 本発明の構成からなる床材は取り外し、移動が子供にで
も簡単にでき、しかも構成材料が非吸水性で耐久性にす
ぐれたものを使用しているので、洗剤を使つた丸洗い、
充分なすすぎ、天日干しができ、その結果、極めて清潔
で、ダニ等の不快害虫やカビ等の菌、微生物の心配がな
いものである。また部屋の改装等も床材が簡単に取り外
し、組合せ置敷も種々できるため、改装費用の節約はも
とより、組合せ置敷をパズルをする如く楽しむことがで
き部屋の雰囲気を簡単に変化させることができる。さら
にコンクリート床の凹凸を吸収する工夫がしてあるの
で、置敷に気を使わずに、自由に実施できる。また、密
度の異なる材料を積層し、しかも低密度(発泡体)の芯
材があり、従来のカーペツトの数倍の厚みがあり、弾力
性もあるので、防音性、断熱性、保温性にも優れてお
り、省エネルギー化ができる。吸水性の材料を用いてい
ないので、防湿性があり、さらに触感に富んでいる。フ
リーク防止材は一方でズレ防止の効果も得られる。この
ように、本発明の床材は、実用上、種々の効果が得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の丸洗い床材の実施例の構
造を示す断面図である。 第3図、第4図及び第5図は、本発明の丸洗い床材を用
いた置敷き組合せの一例を示す平面図である。 A…床表材、B…応力分散材、C,C1,C2…芯材、D…フ
リーク防止材、E…へり材、T…厚さ、W…巾、L…長
さ イ…巾(Wイ)50cm、長さ(Lイ)50cmの丸洗い床材 ロ…巾(Wロ)50cm、長さ(Lロ)100cmの丸洗い床材 ハ…巾(Wハ)25cm、長さ(Lハ)50cmの丸洗い床材 ニ…巾(Wニ)75cm、長さ(Lニ)100cmの丸洗い床材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成繊維よりなるカーペット又は合成樹脂
    系発泡シートからなる床表材(A)の下部に厚さ1〜4m
    m、密度400Kg/m2以上の応力分散材(B)を、該応力分
    散材の下部に厚さ10〜60mm、密度20〜100Kg/m2の合成樹
    脂系発泡体からなる芯材(C)を、該芯材の下部に厚さ
    3〜15mmの合成樹脂系発泡体又は合成繊維フエルトから
    なるフリーク防止材(D)を配し、該(A)〜(D)の
    積層体の側端面をヘリ材(E)又は床表材(A)で被覆
    してなり、厚さ(T)が25〜75mm、巾(W)が20〜100c
    m、長さ(L)が巾(W)の1〜3倍で、密度が50〜200
    Kg/m2で、かつ重量が15Kg以下である丸洗い床材。
  2. 【請求項2】ヘリ材(E)が、合成繊維又は合成樹脂系
    発泡体よりなる布帛又はシートである請求項1記載の丸
    洗い床材。
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