JPH074959U - 往復動用密封装置 - Google Patents
往復動用密封装置Info
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- JPH074959U JPH074959U JP038211U JP3821193U JPH074959U JP H074959 U JPH074959 U JP H074959U JP 038211 U JP038211 U JP 038211U JP 3821193 U JP3821193 U JP 3821193U JP H074959 U JPH074959 U JP H074959U
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 23
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 密封摺動面上で流体の流れを安定させること
によりシール性を安定させ、またシール面圧を一定にす
ることによってシール性の向上を図る。 【構成】 密封摺動面63に設けた各溝9間に所定巾の
平面部94を有すると共に各溝9内の軸方向一方側の斜
面91と他方側の斜面92の角度α,βに差を設けてな
ることを特徴とする。
によりシール性を安定させ、またシール面圧を一定にす
ることによってシール性の向上を図る。 【構成】 密封摺動面63に設けた各溝9間に所定巾の
平面部94を有すると共に各溝9内の軸方向一方側の斜
面91と他方側の斜面92の角度α,βに差を設けてな
ることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、たとえば各種装置の軸封部に用いられるオイルシール等の往復動用 密封装置に関し、特にその密封摺動面に溝を設けたものに関する。
【0002】
従来のこの種の密封装置としては、例えば図4に示すようなものがある。すな わち、この往復動用密封装置100は、互いに同心的に組み付けられ相対的に往 復動自在に設けられた2部材としてのハウジング101と往復動軸102間の環 状の隙間をシールし、密封流体側Oの流体が大気側Aに漏れないようにしている ものであり、ハウジング101に取付けられる環状のシール本体103を有して いる。
【0003】 このシール本体103は、往復動軸102の外周面に密封接触するシールリッ プ104を備えており、このシールリップ104の密封摺動面105には摩擦力 低減のための溝106が並行して複数設けられている。
【0004】 溝106の形状としては、図4(b)〜(d)に示すような断面台形溝(同図 (b))、断面直角溝(同図(c))、断面半円溝(同図(d))がある。
【0005】
しかしながら、上記した従来技術の場合には、溝106内の形状において密封 流体側Oと大気側Aで角度差がなく、ほぼ同形状となっていることから、溝10 6と往復動軸102間に介在する流体の流れが不安定に成りやすく、シール性が 不安定となる欠点があった。
【0006】 そこで、その流体の流れを規制することにより流れを安定させるために、密封 摺動面105に溝106を設けるのではなく、図5に示すように密封摺動面10 5上に並行突起107を設け、その並行突起107の軸方向一方側の斜面107 Aの角度θ1 と他方側の斜面107Bの角度θ2 とに差を設けたものがある(実 開平5−27430号公報参照)が、並行突起107によりシールリップ104 の先端を持ち上げようとするためシール面圧が不安定になりやすい。また、突起 であることから、作動時、各角度θ1 ,θ2 が変動する場合があり、これにより 流体の流れを維持できない可能性がある。
【0007】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、密封摺動面上で流体の流れを安定させることによりシール性を 安定させ、またシール面圧を一定にすることによってシール性の向上を図り得る 往復動用密封装置を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案にあっては、互いに同心的に組み付けられ 相対的に往復動自在に設けられた2部材間の環状の隙間をシールするもので、前 記2部材のうちの一方の部材に環状のシール本体を取付けると共に、シール本体 には前記2部材のうち他方の部材に摺動自在に密封接触する密封摺動面を設け、 該密封摺動面に複数の環状の溝を並行して設けた往復動用密封装置において、前 記各溝間に所定巾の平面部を有すると共に各溝内の軸方向一方側の斜面と他方側 の斜面の角度に差を設けてなることを特徴とする。
【0009】
上記構成の密封装置にあっては、密封摺動面に設けた溝の軸方向一方側の斜面 と他方側の斜面の角度に差を設けているので、作動時、密封摺動面上で流体の流 れに方向性が生じ、流れが安定する。
【0010】 また、溝は密封摺動面上に設けてあることから、シールリップのリップ先端は 常に接触した状態となるので、シール面圧を一定に保つことができ、シール性が 向上する。
【0011】 さらに各溝間に所定巾の平面部を有していることから、作動時においても各溝 内の斜面の角度が安定するので角度差を維持でき、流体の流れの方向性を保つこ とができる。
【0012】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考案の一実施例に係る往 復動用密封装置を示す図1において、1は往復動用密封装置を示しており、この 往復動用密封装置1は、互いに同心的に組み付けられ相対的に往復動自在に設け られた2部材としてのハウジング2と往復動軸3間の環状の隙間をシールし、密 封流体側Oの流体が大気側Aに漏れないようにしているものであり、ハウジング 2に取付固定される環状のシール本体4を有している。
【0013】 このシール本体4は、断面略逆h字状で、断面L字状の補強環5を備えている 。この補強環5は半径方向内方に延びるフランジ部51を有する円筒状部材で、 そのフランジ部51の内端にはゴム状弾性体製の主シールリップ6と副シールリ ップ7が一体的に焼き付け固定されている。また、補強環5の円筒部52の外周 にはゴム状弾性体8が一体的に焼き付け固定されており、このゴム状弾性体8は ハウジング2の内周面との嵌合固定部である。
【0014】 そして、主シールリップ6は、上記補強環5のフランジ部51の内端から軸方 向密封流体側Oに延びており、第1リップ61と第2リップ62とからなる段付 のシールリップである。この第1,第2リップ61,62は、断面楔形状で、そ れぞれのリップ先端が往復動軸3の外周面に摺動自在に密封接触すると共に、そ れぞれの大気側Aの斜面が密封摺動面63,64を成し、これら密封摺動面63 ,64上に環状の溝9が並行して複数設けられている。
【0015】 この溝9は、断面形状略台形で、溝9内において軸方向一方側の斜面としての 密封流体側テーパ面91と、他方側の斜面としての大気側テーパ面92とで往復 動軸3上での圧力勾配に差を設けるために、図1(c)に示すように溝9内にお いていわゆる上底93の軸方向一方側端部と密封流体側テーパ面91となす角度 αを本実施例では45°に設定に対し、上底93の軸方向他方側端部と大気側テ ーパ面92となす角度βを本実施例では10°以下に設定として角度差を設けて いる。そして、この溝9間には、所定巾を有する平面部としてのストレート部9 4を有しており、その長さlを本実施例では0.15mmと設定している。また、 溝9の深さtを本実施例では0.05mmと設定している。尚、上記角度βは10 °以下と設定しているがこれは加工性からであり、シール性からは0°がもっと も望ましい。
【0016】 また、この主シールリップ6の外周には、往復動軸3に対して緊迫力を付与す るための主コイルスプリング10が装着されている。
【0017】 一方、副シールリップ7は大気側Aからの塵埃等の侵入を防止するためのもの で、上記補強環5のフランジ部51の内端から軸方向大気側Aに向かって延びて おり、主シールリップ6より若干小さい構成となっている。この副シールリップ 7のリップ先端71は、断面楔形状で、往復動軸3の外周面に摺動自在に密封接 触するようになっている。また、副シールリップ7の外周にも主コイルスプリン グ10より小型の副コイルスプリング11が装着されている。
【0018】 上記構成の往復動用密封装置にあっては、往復動軸3が往復動すると、主シー ルリップ6の第1,第2リップ61,62のそれぞれの密封摺動面63,64に 設けられている溝9と往復動軸3の外周との間に密封流体が介在することにより 、往復動軸3の外周面に対して密封摺動面63,64において接触する巾が小さ くなり、往復動軸3の外周面との間の摩擦力を低減している。
【0019】 そして、第1,第2リップ61,62の密封摺動面63,64上に設けられた 溝9内の密封流体側テーパ面91の角度αと大気側テーパ面92の角度βとの間 に差が生じているので、往復動軸3上での圧力勾配に差が生じることになり、密 封流体の流れに方向性が生じることになり、密封流体の流れが安定することにな り、シール性の安定化を図ることができる。
【0020】 また、各溝9間にはストレート部94を有していることから、作動時において も各角度α,βの角度の設定値を良好に安定させることができるので、角度差を 維持でき、密封流体の流れの方向性を保つことができるのでシール性がより安定 する。
【0021】 さらに、溝9は密封摺動面63,64上に設けてあることから、第1,第2リ ップ61,62のそれぞれのリップ先端は、従来のように並行突起によって持ち 上げられることなく常に接触した状態となるので、シール面圧を一定に保つこと ができ、シール性が向上する。
【0022】 以上のようにシール性が安定することから、耐久性が向上し、品質の向上が図 れる。
【0023】 図2には、本考案の第2実施例が示されている。本実施例は、シール本体4に 断面矩形状の補強環5Aの内端に上記第1実施例とほぼ同じ構成の主シールリッ プ6と、断面矩形状の副シールリップ7Aとを備えたものである。その他の構成 および作用については第1実施例と同一なので、同一の構成部分については同一 の符号を付して、その説明は省略する。
【0024】 図3には、本考案の第3実施例が示されている。本実施例は、シール本体4の 内周側に断面楔形状のシールリップ12を備え、そのリップ先端13の密封摺動 面13Aに上記各実施例で同じ構成の溝9およびストレート部94を設けたもの で、そしてシールリップ12の内周にバックアップリング14を設けたものであ る。その他の構成および作用については上記各実施例と同一なので、同一の構成 部分については、同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0025】 尚、上記各実施例で示した溝9およびストレート部94の角度,寸法の設定値 は、もちろん上記設定値に限るものではなく、仕様等により適宜決められるもの である。また、溝の形状においても断面形状略台形に限るものではなく、断面三 角形状,断面半円状のものであっても良い。
【0026】
本考案は、以上の構成および作用を有するもので、密封摺動面に軸方向一方側 の斜面と他方側の斜面の角度に差を設けた溝を設けているので、作動時、密封摺 動面上で流体の流れに方向性が生じ、流れが安定することからシール性が安定す る。
【0027】 また、溝は密封摺動面上に設けてあることから、シールリップのリップ先端は 常に接触した状態となるので、シール面圧を一定に保つことができ、シール性が 向上する。 さらに各溝間に所定巾の平面部を有していることから、作動時においても各溝 内の斜面の角度が安定するので角度差を維持でき、流体の流れの方向性を保つこ とができる。したがって、シール性がより安定する。
【図1】図1(a)は本考案の一実施例に係る往復動用
密封装置の縦断面図であり、同図(b)は同図(a)の
主シールリップの要部拡大断面図であり、同図(c)は
同図(b)の溝を示す要部拡大断面図である。
密封装置の縦断面図であり、同図(b)は同図(a)の
主シールリップの要部拡大断面図であり、同図(c)は
同図(b)の溝を示す要部拡大断面図である。
【図2】図2は本考案の第2実施例に係る往復動用密封
装置の縦断面図である。
装置の縦断面図である。
【図3】図3は本考案の第3実施例に係る往復動用密封
装置の縦断面図である。
装置の縦断面図である。
【図4】図4(a)は従来の往復動用密封装置の要部縦
断面図であり、同図(b)〜(d)は同図(a)の溝形
状の態様を示しており、同図(b)は断面台形溝で、同
図(c)は断面直角溝で、同図(d)は断面半円溝であ
る。
断面図であり、同図(b)〜(d)は同図(a)の溝形
状の態様を示しており、同図(b)は断面台形溝で、同
図(c)は断面直角溝で、同図(d)は断面半円溝であ
る。
【図5】図5は従来の他の往復動用密封装置の並行突起
を示す要部縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
1 往復動用密封装置 2 ハウジング 3 往復動軸 4 シール本体 5,5A 補強環 51 フランジ部 52 円筒部 6 主シールリップ 61 第1リップ 62 第2リップ 63,64 密封摺動面 7,7A 副シールリップ 71 リップ先端 8 ゴム状弾性体 9 溝 91 密封流体側テーパ面(斜面) 92 大気側テーパ面(斜面) 93 上底 94 ストレート部(平面部) 10 主コイルスプリング 11 副コイルスプリング 12 シールリップ 13 リップ先端 13A 密封摺動面 14 バックアップリング
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに同心的に組み付けられ相対的に往
復動自在に設けられた2部材間の環状の隙間をシールす
るもので、前記2部材のうちの一方の部材に環状のシー
ル本体を取付けると共に、シール本体には前記2部材の
うち他方の部材に摺動自在に密封接触する密封摺動面を
設け、該密封摺動面に複数の環状の溝を並行して設けた
往復動用密封装置において、 前記各溝間に所定巾の平面部を有すると共に各溝内の軸
方向一方側の斜面と他方側の斜面の角度に差を設けてな
ることを特徴とする往復動用密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993038211U JP2592489Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 往復動用密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993038211U JP2592489Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 往復動用密封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074959U true JPH074959U (ja) | 1995-01-24 |
| JP2592489Y2 JP2592489Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12518989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993038211U Expired - Lifetime JP2592489Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 往復動用密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592489Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008096726A1 (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-14 | Nok Corporation | 密封装置及び油圧シリンダ |
| WO2013128706A1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-06 | カヤバ工業株式会社 | 密封装置及びこの密封装置を備える懸架装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5056968B1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-24 | Nok株式会社 | 密封装置 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP1993038211U patent/JP2592489Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008096726A1 (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-14 | Nok Corporation | 密封装置及び油圧シリンダ |
| WO2013128706A1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-06 | カヤバ工業株式会社 | 密封装置及びこの密封装置を備える懸架装置 |
| JP2013181589A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Kyb Co Ltd | 密封装置及びこの密封装置を備える懸架装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2592489Y2 (ja) | 1999-03-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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