JPH0749899B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0749899B2
JPH0749899B2 JP8751787A JP8751787A JPH0749899B2 JP H0749899 B2 JPH0749899 B2 JP H0749899B2 JP 8751787 A JP8751787 A JP 8751787A JP 8751787 A JP8751787 A JP 8751787A JP H0749899 B2 JPH0749899 B2 JP H0749899B2
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cooling
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誠二郎 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷媒循環系統を複数備えた空気調和装置の改
良に関し、特にその設備容量の低減対策に関する。
(従来の技術) 従来、空気調和装置においては、圧縮器と、熱源側熱交
換器と、膨張機構と、利用側熱交換器とからなる冷媒循
環系統を備えており、特に中,大型機のものでは、例え
ば特開昭53−132842号公報に開示されるように、上記冷
媒循環系統を複数備えて、空調負荷の大きい大室内でも
良好に空調すると共に、冷媒循環系統の1つが故障した
場合にも残りの冷媒循環系統で空調運転を続行して、故
障に対する信頼性を確保するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記の如き冷媒循環系統を複数備えた空気調
和装置を使用して、例えば高層ビル等の所定階の各室内
に利用側熱交換器を各々配置して該各室内を冷房空調す
る場合、各利用側熱交換器の負荷は、各室内毎に異な
り、且つ日光の照射の有無等の関係で時間変化に伴って
個別に変化する関係上、各冷媒循環系統の圧縮器の能力
は、施工に際して予め各負荷の最大値に見合った能力値
のものを選定しておく必要がある。
しかしながら、その場合、各利用側熱交換器での負荷変
動に応じて冷媒循環系統の1つが最大能力で運転してい
る場合にも、他の冷媒循環系統では中間能力での運転状
態や運転の停止状態にあることもあり、複数の冷媒循環
系統の合計能力からみると、能力の有効利用率が低く、
その分、設備容量が増大する欠点が生じる。
同様に、この種の空気調和装置では、冬期等に所定室内
を暖房空調すると同時に、例えば電子機器(OA機器)を
多数配置した電子機器室等を設定低温度値に冷房空調す
る場合があり、この冷暖房の同時運転時には、電子機器
室内で吸熱した熱量を所定室内の暖房熱源として利用す
れば、その分、設備容量は低減される。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、複数の冷媒循環系統を備えた場合、同時冷房運転
時には、各冷媒循環系統の間で冷房能力の補償を行い得
るようにすると共に、冷房と暖房との同時運転時には、
冷房側の室内から得た熱量を暖房熱源として利用するよ
うにすることにより、各冷媒循環系統の能力を最大能力
値の低いものに可及的に選定し得て、設備容量の低減を
図ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では、同時冷房運転時
には、一方の冷媒循環系統の液冷凍でもって他の冷媒循
環系統の冷媒の過冷却度を大きくすると共に高圧を下げ
て、該他の冷媒循環系統の冷房能力をその分だけ高く補
償する。また、冷房と暖房との同時運転時には、ガス冷
媒の有する熱量を他の冷媒循環系統の液冷媒に与えて、
いわゆる熱回収運転を行うようにしている。
すなわち、本発明の具体的な解決手段は、第1図に示す
ように、圧縮器(1)、熱源側熱交換器(3)、膨張機
構(11)及び利用側熱交換器(10)よりなる冷媒循環系
統(17),(20)を複数備えて、室内の冷房運転及び暖
房運転を行う空気調和装置を前提とする。そして、所定
の2つの冷媒循環系統(17),(20)の間に、一方の冷
媒循環系統(17及び20)の冷房時の熱源側熱交換器
(3)下流側に配置される熱移動用の熱交換器(25又は
25′)と、他方の冷媒循環系統(20又は17)の冷房時の
熱源側熱交換器(3)下流側の冷媒を膨張機構(26,2
6′)を経て上記熱移動用の熱交換器(25又は25′)に
流通させた後に該他方の冷媒循環系統(20又は17)の圧
縮器(1)に戻す第1冷媒回路(30又は30′)と、該第
1冷媒回路(30又は30′)に配置される第1開閉弁(31
又は31′)と、上記他方の冷媒循環系統(20又は17)の
圧縮器(1)からの冷媒を上記熱移動用熱交換器(25又
は25′)に流通させた後に該他方の冷媒循環系統(20又
は17)の冷房時の熱源側熱交換器(3)下流側に戻す第
2冷媒回路(32又は32′)と、該第2冷媒回路(32又は
32′)に配置される第2開閉弁(33又は33′)とからな
る熱移動装置(34又は34′)を設けて、2つの冷媒循環
系統(17),(20)による冷房運転時には、第1開閉弁
(31又は31′)を開くことにより、他方の冷媒循環系統
(20又は17)の冷房能力で一方の冷媒循環系統(17又は
20)の冷房能力を補償可能とするとともに、2つの冷媒
循環系統(17),(20)による冷房及び暖房の同時運転
時には、第2開閉弁(33又は33′)を開くことにより、
冷房側室内の熱量を暖房熱源に利用可能とする構成とし
たものである。
(作用) 以上の構成により、本発明では、同時冷房運転時、各冷
媒循環系統(17),(20)では、冷媒の循環により利用
側熱交換器(10)で室内空気の熱量が吸熱されると共
に、この熱量が熱源側熱交換器(3)で外部に放熱され
るのが繰返されて、各室内が良好に冷房空調される。
今、所定の冷媒循環系統(例えば17)での冷房能力が大
きく要求された場合、第1開閉弁(31)を開くことが行
われる。このことにより、他の冷媒循環系統(20)の熱
源側熱交換器(3)(凝縮器)下流側の液冷媒の一部
が、膨張機構(26)を経て上記所定の冷媒循環系統(1
7)の熱源側熱交換器(3)(凝縮器)下流側の熱移動
用熱交換器(25)に流通する。その結果、上記所定の冷
媒循環系統(17)では、その熱源側熱交換器(3)で凝
縮された液冷媒が、さらに上記熱移動用熱交換器(25)
で液冷媒により冷却されるので、冷媒の過冷却度が大き
くなると共に、高圧が下がって、その冷房能力が高く補
償される。
また、冷房と暖房との同時運転時には、例えば第2開閉
弁(33′)を開くことが行われる。このことにより、冷
房側の冷媒循環系統(例えば17)の圧縮機(1)からの
ガス冷媒の一部が、暖房側の冷媒循環系統(20)の熱源
側熱交換器(3)(蒸発器)上流側の熱移動用熱交換器
(25′)に流通する。その結果、暖房側の冷媒循環系統
(20)では、その利用側熱交換器(10)(凝縮器)から
の液冷媒が上記熱移動用熱交換器(25′)でガス冷媒か
ら熱量を受けた後に熱源側熱交換器(3)(蒸発器)に
流通するので、冷房側室内の有する熱量が暖房熱源とし
て回収されて暖房側室内に放熱され、室内の暖房空調が
良好に行われる。したがって、各冷媒循環系統(17),
(20)の能力は、冷房能力の補償分及び熱回収分だけ能
力値の低いものに選定することができ、全体の設備容量
を小さくできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は、高層ビル等の所定階の大室内を空調する空気
調和装置の冷媒配管系統を示す。同図において、(A)
は室外ユニット、(B)〜(E)は大室内に配置される
複数台(4台)の室内ユニットであって、所定の2台の
室内ユニット(B),(C)は、第1室に配置され、他
の2台の室内ユニット(D),(E)は第2室に配置さ
れる。
上記室外ユニット(A)の内部には、同一構成の2つの
機器類(H),(I)を備え、各機器類(H),(I)
は、圧縮機(1)と、四路切換弁(2)と、熱源側熱交
換器としての室外熱交換器(3)と、暖房運転用の膨張
機構(4)とを備え、該各機器(1)〜(4)は各々冷
媒配管(5)…で冷媒の流通可能に接続されている。ま
た、上記圧縮機(1)にはインバータ(7)が接続され
ていて、該インバータ(7)により圧縮機(1)の運転
周波数を変更して、その容量を多段階に調整可能として
いる。一方、上記各室内ユニット(B)〜(E)は、同
一内部構成であり、その内部には利用側熱交換器として
の室内熱交換器(10)と、冷房運転用の膨張機構(11)
とを備え、該各機器(10),(11)は各々冷媒配管(1
2)…で冷媒の流通可能に接続されている。
而して、上記第1室の室内ユニット(B),(C)は互
いに冷媒配管(15)…で並列に接続されつつ、他の冷媒
配管(16),(16)により上記室外ユニット(A)の一
方の機器類(H)に冷媒の循環可能に接続されて第1室
用の冷媒循環系統(17)が形成されている。同様に、第
2室のの室内ユニット(D),(E)も互いに冷媒配管
(18)…で並列に接続されつつ、他の冷媒配管(19),
(19)により上記室外ユニット(A)の他方の機器類
(I)に冷媒の循環可能に接続されて第2室用の冷媒循
環系統(20)が形成されている。そして、各冷媒循環系
統(17),(20)において、室内の冷房運転時には、四
路切換弁(2)を実線の如く切換えて、冷媒を実線矢印
の如く循環させることにより、室内空気の熱量を室内熱
交換器(10)(蒸発器)で吸熱し、この吸熱した熱量を
室外熱交換器(3)(凝縮器)で外気に放熱することを
繰返して、室内を冷房する一方、暖房運転時には、四路
切換弁(2)を破線の如く切換えて、冷媒を破線矢印の
如く循環させることにより、熱量の授受を上記とは逆に
して、室内を暖房するようにしている。
そして、上記第1室の冷媒循環系統(17)において、冷
房運転時の室外熱交換器(3)(凝縮器)下流側には、
ダブルチューブ式の熱移動用の熱交換器(25)が配置さ
れている。該熱移動用の熱交換器(25)は、膨張機構
(26)が介設された冷媒配管(27)を介して第2室用の
冷媒循環系統(20)の冷房運転時における室外熱交換器
(3)(凝縮器)下流側に接続されていると共に、他の
冷媒配管(28)を介して第2室用の冷媒循環系統(20)
の圧縮機(1)吸入側に接続されている。よって、冷房
運転時には、第2室用の冷媒循環系統(20)の室外熱交
換器(3)(凝縮器)下流側の液冷媒の一部を冷媒配管
(27)から膨張機構(36)を経て上記熱移動用熱交換器
(25)に流通させた後、冷媒配管(28)を介して該第2
室用の冷媒循環系統(20)の圧縮機(1)吸入側に戻す
ようにした第1冷媒回路(30)が構成されている。ま
た、該第1冷媒回路(30)の冷媒配管(28)の途中に
は、該冷媒配管(28)を開閉する電磁式の第1開閉弁
(31)が配置されている。さらに、上記熱移動用の熱交
換器(25)は、上記圧縮機(1)吸入側への冷媒配管
(28)及び、該冷媒配管(28)の終端部分から分岐する
他の冷媒配管(29)を介して該第2室用の冷媒循環系統
(20)の圧縮機(1)吐出側に接続されていると共に、
上記膨張機構(26)の両端は、常閉の開閉弁(35)を介
設した冷媒配管(36)でバイパスされている。よって、
開閉弁(35)の開状態時には、第2室用の冷媒循環系統
(20)の圧縮機(1)からのガス冷媒を上記熱移動用の
熱交換器(25)に流通させ、その後に冷媒配管(27)を
経て該第2室用の冷媒循環系統(20)の暖房運転時にお
ける室外熱交換器(3)上流側に戻すようにした第2冷
媒回路(32)を構成している。そして、上記第2冷媒回
路(32)の冷媒配管(29)の途中には、該冷媒配管(2
9)を開閉する第2開閉弁(33)が配置されている。以
上により、第2室用の冷媒循環系統(20)の有する熱量
を第1室用の冷媒循環系統(17)に移動させるようにし
た熱移動装置(34)が構成されている。
同様に、冷房運転時における第2室用の冷媒循環系統
(20)の室外熱交換器(3)下流側には、ダブルチュー
ブ式の熱移動用の熱交換器(25′)が配置され、該熱移
動用の熱交換器(25′)には、第1室用の冷媒循環系統
(17)の冷房運転時における室外熱交換器(3)下流側
の液冷媒の一部を冷媒配管(27′)から膨張機構(2
6′)を経て該熱移動用熱交換器(25′)に流通させた
後、冷媒配管(28′)を介して上記第1室用の冷媒循環
系統(17)の圧縮機(1)吸入側に戻すようにした第1
冷媒回路(30′)が接続されているとともに、該第1冷
媒回路(30′)の冷媒配管(28′)の途中には、電磁式
の第1開閉弁(31′)が配置されている。また、第1冷
媒回路(30′)の膨張機構(26′)をバイパスする開閉
弁(35′)の開時には、第1室用の冷媒循環系統(17)
の圧縮機(1)からの冷媒を冷媒配管(29′)を介して
第2室用の冷媒循環系統(20)の熱移動用熱交換器(2
5′)に流通させた後に、冷媒配管(27′)を介して該
第1室用の冷媒循環系統(17)の暖房運転時の室外熱交
換器(3)の上流側に戻すようにした第2冷媒回路(3
2′)が構成されているとともに、該第2冷媒回路(3
2′)の圧縮機(1)の吐出側の冷媒配管(29′)の途
中には第2開閉弁(33′)が介設されていて、以上によ
り、第1室用の冷媒循環系統(17)の有する熱量を第2
室用の冷媒循環系統(20)に移動させるようにした熱移
動装置(34′)が構成されている。
而して、上記室外ユニット(A)の2台のインバータ
(7),(7)及び2個の第1開閉弁(31),(3
1′)、第2開閉弁(33),(33′)及び開閉弁(3
5),(35′)は、CPU等を内蔵するコントローラ(図示
せず)により作動制御される。
上記コントローラは、インバータ(7)の制御に関し、
上記第1室側の室内ユニット(B),(C)の一組と、
第2室側の室内ユニット(D),(E)の一組とから各
々サーモ信号を受信し、このサーモ信号に応じて対応す
るインバータ(7)に対して適宜値の周波数設定信号を
出力し、サーモ信号が第2図に示す如く、室温目標値
(室温設定値)T0に対して室内温度が±0.5℃の範囲内
にあるホールド信号の場合には周波数設定信号値をその
まま保持し、サーモ信号がホールド上限値(T0+0.5
℃)に対して微小デファレンシャルΔtを有するアップ
信号の場合には、周波数設定信号値を一段上げ、またホ
ールド下限値(T0−0.5℃)に対して微小デファレンシ
ャルΔtを有するダウン信号の場合には、周波数設定信
号値を一段下げて、サーモ信号に対応するの冷媒循環系
統(17),(20)内の圧縮機(1)の運転周波数を該周
波数設定信号に応じた周波数として、その容量を例えば
100,75,50,25,0%の5段階に制御する機能を備えてい
る。
次に、上記コントローラによるインバータ(7),
(7)及び第1開閉弁(31),(31′)の作動制御、つ
まり2室の同時冷房運転時における制御を第3図の制御
フローに基いて説明する。スタートして、ステップS1
第1室側の冷媒循環系統(17)のサーモ信号の値を判別
し、系統内に属する圧縮機(1)の容量の変更不要時の
HOLD時には、直ちにステップS11以降に進んで、第2室
側の冷媒循環系統(20)に対する制御を行うこととす
る。
一方、上記ステップS1で圧縮機(1)の容量を増大させ
るUP時には、ステップS2で先ず系統内に属する圧縮機
(1)の能力状態を判別し、100%運転時(フルロード
時)でない場合には、ステップS3で周波数設定信号を一
段UPして容量を一段増大させる。また、フルロード時の
YESの場合には、ステップS4で第1開閉弁(31′)の状
態を判別し、第1開閉弁(31′)が開状態にあるYESの
場合には、液冷媒の一部が他の冷媒循環系統(20)に循
環するのを阻止して自系統(17)の冷房能力を増大させ
るべく、ステップS5で第1開閉弁(31′)を閉制御す
る。そして、第1開閉弁(31′)が閉状態にある場合に
は、ステップS6で第2室側の冷媒循環系統(20)の圧縮
機(1)の容量状態を判別し、その容量値がフルロード
状態にない場合には、第2室側の冷媒循環系統(20)の
冷房能力を有効利用すべく、ステップS7で第2室側の冷
媒循環系統(20)の圧縮機(1)の容量を一段UPすると
共に、第1開閉弁(31)を開制御して、その液冷媒の一
部を第1冷媒回路(30)を介して自系統(17)内に流通
させ、その後にステップS11に進む。
一方、上記ステップS1で圧縮機(1)の容量を減少させ
るDOWN時には、ステップS8で第1開閉弁(31)の状態を
判別し、開状態にあるYESの場合には、冷房能力の補償
を受けている状況であるので、先ずこの能力補償を解除
すべく、ステップS9で第1開閉弁(31)を閉制御すると
共に、第1室側の冷媒循環系統(20)の圧縮機(1)の
容量を一段減少制御して、ステップS11に進む。また、
第1開閉弁(31)が閉状態にある,能力補償状態でない
場合には、ステップS10で自系統(17)内の圧縮機
(1)の容量を一段減少制御して、ステップS11に進
む。
そして、ステップS11以降では、その後のステップS20
での間で、第2室側の冷媒循環系統(17)に対して上記
と同様の圧縮機(1)の容量制御及び開閉弁制御を行っ
て、リターンする。
よって、上記第3図の制御フローにより、両冷媒循環系
統(17),(20)の同時冷房運転時において、一方の冷
媒循環系統(17又は20)の圧縮機(1)の能力が最大能
力以上に要求された場合に、他方の冷媒循環系統(20又
は17)の圧縮機(1)に能力の余裕があるときには、該
他方の冷媒循環系統(20又は17)の圧縮機(1)の容量
を一段増大制御すると共に、第1開閉弁(31又は31′)
を開制御して、他方の冷媒循環系統(20又は17)の冷房
能力でもって一方の冷媒循環系統(17又は20)の冷房能
力を補償可能としている。
また、上記コントローラは、冷房と暖房との同時運転時
には、暖房側の冷媒循環系統(20又は17)に設けた熱移
動用熱交換器(25′又は25)に対応する第2開閉弁(3
3′又は33)と開閉弁(35′又は35)を共に開制御し
て、冷房側の冷媒循環系統(17又は20)の圧縮機(1)
からのガス冷媒の一部を第2冷媒回路(32′又は32)を
介して上記暖房側の熱移動用熱交換器(25′又は25)に
流通させることにより、冷房側の室内から吸熱した熱量
を上記暖房側の冷媒循環系統(20又は17)に与えるよう
にしている。この場合、開閉弁(35′又は35)を閉じた
状態では、冷媒は膨張機構(26′又は26)を介して流通
して、上記と同様の効果を発揮するが、開閉弁(35′又
は35)を開制御すれば、抵抗を少なくできて熱移動量を
多くでき、好ましい。また、膨張機構(26′又は26)と
開閉弁(35′又は35)とを1つの電動膨張弁で構成して
兼用してもよい。また、この冷房と暖房との同時運転時
において、冷房運転側の冷媒循環系統の高圧が所定値
(例えば13.5kg/cm2)よりも低くなる場合には、室外送
風ファンの回転数(風量)を低減し、暖房側の冷媒循環
系統の高圧が他の所定値(例えば22kg/cm2)以上に上昇
する場合には、室外送風ファンの風量を低減する機能を
も併有する。
したがって、上記実施例においては、両冷媒循環系統
(17),(20)の冷房運転時、その各圧縮機(1),
(1)は、各コントローラで対応するサーモ信号に基い
て作動制御されて、各々対応する第1室及び第2室の冷
房負荷が大の場合にはその容量値も増大し、冷房負荷が
小の場合には減少して、大室内は良好に冷房空調され
る。
今、第1室側の室内ユニット(B),(C)と第2室側
の室内ユニット(D),(E)との同時冷房運転時にお
いて、その冷房負荷の大きさが異なる場合、例えば第1
室側の冷媒循環系統(17)の圧縮機(1)の容量値がフ
ルロード以上に要求され、第2室側側の冷媒循環系統
(20)では中間容量値(例えば50%容量値等)で足りる
状態を例に取ると、上記中間容量値の圧縮機(1)がコ
ントローラにより制御されて、その容量値が一段増大す
ると共に、第1開閉弁(31)が開制御される。このこと
により、第2室側の冷媒循環系統(20)の室外熱交換器
(3)(凝縮器)下流側の液冷媒の一部が第1冷媒回路
(30)で膨張機構(26)を介して第1室側の冷媒循環系
統(17)の熱移動用熱交換器(25)に流通した後、該第
1冷媒回路(30)を介して第2室側の冷媒循環系統(2
0)の圧縮機(1)吸入側に戻ることを繰返す。その結
果、第1室側の冷媒循環系統(17)では、室外熱交換器
(3)(凝縮器)で液化した冷媒は、さらに上記熱移動
用熱交換器(25)に流通して液冷媒で冷却されるので、
第4図のモリエル線図にも示すように、冷媒の過冷却度
が大きくなるとともに、高圧が低くなって、この第1室
側の冷媒循環系統(17)でのエンタルピが大きくなり、
その分、冷房能力が増大することになる。よって、他の
冷媒循環系統で能力補償される分だけ、自己の冷媒循環
系統の最大能力を低く抑えて、全体の設備容量を小さく
でき、イニシャルコスト及びランニングコストの低減を
図ることができる。一方、第2室側の冷媒循環系統(2
0)で最大能力以上が要求された場合において、第1室
側の冷媒循環系統(17)の冷房能力が小さいときには、
今度は逆に第1室側の冷媒循環系統(17)の冷房能力に
より第2室側の冷媒循環系統(20)の冷房能力が補償さ
れる。
また、例えば第1室が電子機器室であり、第2室が在室
者のために空調を要する空調室内の場合において、冬期
等では、空調室内側の冷媒循環系統(20)では暖房運転
が、電子機器室側の冷媒循環系統(17)では冷房運転が
行われる。この場合、第2開閉弁(33′)と開閉弁(3
5′)とがコントローラにより開制御される。このこと
により、電子機器室で吸熱された熱量の一部は、その冷
媒循環系統(17)の圧縮機(1)からのガス冷媒により
空調室内側の冷媒循環系統(20)の熱移動用熱交換器
(25′)に流通して放熱した後、第2冷媒回路(32′)
を介して自系統(17)の室外熱交換器(3)(凝縮器)
下流側に戻る。その結果、空調室内側の冷媒循環系統
(20)では、室内熱交換器(10)(凝縮器)からの液冷
媒の一部が上記熱移動用熱交換器(25′)でガス冷媒か
ら熱量を受けて蒸発した後に室外熱交換器(3)(蒸発
器)に流通するので、電子機器室内の熱量が空調室内側
の冷媒循環系統(20)で熱回収されて、空調室内の暖房
熱源として利用されるので、その分、空調室内側の冷媒
循環系統(20)の設備容量をより一層低減することがで
きる。
尚、上記実施例では、圧縮機(1)の容量をインバータ
(7)で増減制御したが、アンロード機構で容量制御す
る場合は勿論のこと、容量制御しないものにも同様に適
用できる。この場合、同時冷房運転状況において、一方
の冷媒循環系統の圧縮機の停止時に、この圧縮機を作動
させて、他方の冷媒循環系統の冷房能力を補償すればよ
い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の空気調和装置によれば、
同時冷房運転時、所定の冷媒循環系統に対して最大能力
以上の能力が要求されている場合には、他方の冷媒循環
系統の液冷媒でもって上記所定の冷媒循環系統の過冷却
度を大きくすると共に高圧を下げて、冷房能力を補償す
ると共に、冷房と暖房との同時運転時には、冷房側の室
内から熱回収して暖房熱源としたので、各冷媒循環系統
の最大能力を可及的に低く抑えつつ、室内を負荷に応じ
て快適に冷房空調して、設備容量を効果的に低減するこ
とができ、イニシャルコスト,ランニングコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は2つの冷媒循環
系統を備えた空気調和機の冷媒配管系統図、第2図はサ
ーモ信号の説明図、第3図はコントローラの作動を示す
フローチャート図、第4図は冷媒循環系統での冷房能力
の補償の様子を示すモリエル線図、である。 (A)……室外ユニット、(B)〜(G)……室内ユニ
ット、(1)……圧縮機、(3)……室外熱交換器、
(10)……室内熱交換器、(17),(20)……冷媒循環
系統、(25),(25′)……熱移動用熱交換器、(2
6),(26′)……膨張機構、(30),(30′)……第
1冷媒回路、(31),(31′)……第1開閉弁、(3
2),(32′)……第2冷媒回路、(33),(33′)…
…第2開閉弁、(34),(34′)……熱移動装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮器(1)、熱源側熱交換器(3)、膨
    張機構(11)及び利用側熱交換器(10)よりなる冷媒循
    環系統(17),(20)を複数備えて、室内の冷房運転及
    び暖房運転を行う空気調和装置であって、所定の2つの
    冷媒循環系統(17),(20)の間には、一方の冷媒循環
    系統(17又は20)の冷房時の熱源側熱交換器(3)下流
    側に配置される熱移動用の熱交換器(25又は25′)と、
    他方の冷媒循環系統(20又は17)の冷房時の熱源側熱交
    換器(3)下流側の冷媒を膨張機構(26,26′)を経て
    上記熱移動用の熱交換器(25又は25′)に流通させた後
    に該他方の冷媒循環系統(20又は17)の圧縮器(1)に
    戻す第1冷媒回路(30又は30′)と、該第1冷媒回路
    (30又は30′)に配置される第1開閉弁(31又は31′)
    と、上記他方の冷媒循環系統(20又は17)の圧縮器
    (1)からの冷媒を上記熱移動用熱交換器(25又は2
    5′)に流通させた後に該他方の冷媒循環系統(20又は1
    7)の冷房時の熱源側熱交換器(3)下流側に戻す第2
    冷媒回路(32又は32′)と、該第2冷媒回路(32又は3
    2′)に配置される第2開閉弁(33又は33′)とからな
    る熱移動装置(34又は34′)が備えられ、2つの冷媒循
    環系統(17),(20)による冷房運転時、第1開閉弁
    (31又は31′)を開くことにより、他方の冷媒循環系統
    (20又は17)の冷房能力で一方の冷媒循環系統(17又は
    20)の冷房能力を補償可能とするとともに、2つの冷媒
    循環系統(17),(20)による冷房及び暖房の同時運転
    時、第2開閉弁(33又は33′)を開くことにより、室内
    の熱量を暖房熱源に利用可能としたことを特徴とする空
    気調和装置。
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