JPH07502015A - タンパク質配列決定法 - Google Patents

タンパク質配列決定法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タンパク質配列決定法 発明の分野 本発明はタンパク質分析用のフェニルチオ−カルバミルアミノ酸の産生方法に関 する。
発明の背景 エドマン(Edman)分解は、十分に確立されたタンパク質の連続分解法であ る。タンパク質のアミノ末端アミノ酸を取出し、それを分析に適した形態に転化 させるには、3種類の反応が必要とされる。
その第一の反応(カップリング反応)は、タンパク質の末端アミノ基にフェニル イソチオシアネート(PITC)を付加させることによってアミノ末端を修飾す る。この反応は1通常は塩基触媒反応である。
次いで、得られたフェニルチオカルバミル(PTC)タンパク質を、第二の反応 (切断反応)において無水酸で処理する。該第二の反応(切断反応)は、PTC 基由来の硫黄がタンパク質鎖中の第一のカルボニル炭素と反応することを可能に する。この環化反応は、タンパク質の第一のアミノ酸をアニリノチオシリノン( ATZ)誘導体として分離すること結果として生じ、しかもタンパク質中の次の アミノ酸をPITCカップリング反応の次のラウンド(roundlに暴露させ る状態にする。第三の反応(転化反応)では、前記ATZアミノ酸が水性酸中で フェニルチオヒダントイン(PTH)アミノ酸に転化される。 PTHは、AT Zよりも安定であり、しかも容易に分析できる。このエドマン分解法は、化学又 は試料の制限によってさらなる分析が不可能になるまで継続し得る。
一般的に、エドマン(P、 Edman)がこのタンパク質の自動連続分析法を l1%′fy31こ報告(参考文献1)して以来ずっと、フェニルチオ上ダン1 −イン(PTH)アミノ酸がエドマン反応の最終生成物であると考えられている 。該1’T)Iは、前記アミノ酸の比較的安定な形態であり、しかもエドマン酸 切断工程の生成物から水性酸による処理によって容易に産生する(generh te) 、この転化反応は、前記切断工程の後に存在するATZアミノ酸、PT [アミノ酸及びPT)lアミノ酸の混合物から単一のPT11アミノ酸誘導体を 得るための簡単な方法を提供・6る。
前記切断反応の理論“を酸物1j:ATZであるが、実際にけ、酸性切断後環境 にお4−JるATZの部分転化によって瀘意量のPiG誘導体及びPTH誘導体 が存在することが認められ5べきである。別の種/7の要因、例えば配列決定化 学薬品中の還元剤の存在もよ/:′:、前記アミン“酸誘導体類の最終的割合に 影−7を及ぼす。この転化の程度(4、また、無水酸切断条件下でi’TIを生 成する最も大@ tt rR向を示rのはアスパラギン酸ATZ誘導体でJ)す 、特定のアミノ酸にも幾分左右される。
低いピコモル範囲内のPTHアミノ酸を高性能・液体クリマドグラフィー(H円 、C)や紫外線(UV)吸収法を使用t7で分析すること1ゲ可能である。この 性能の水準はほとんどの用途に受け入れられる7>≦、重要な多数の天然産ベプ 千ド及びタンパク質は極めて低い〔ナブビコモル(subpicomolar)  ]量でしか得られないし、しかもUV検出感度の限界のために現在の配列決定 法を用いて分析1″ることはできない。
タンパク質微量調製法にお1する新たな開発が、微少量のtIIJ=aさ第1゜ たタンパク質を配列決定用に調製することを可能にしている9例えば、ゲル電気 泳動の後にシークエンザ−(sequcncer :配列決定装置)適合性膜に 移すことによ一ンてクンバク質を単離する最近開発された方法(参考文献2)は 、サブピコモル量の試料を精製された形態で調製することを可能にしている。し かしながら、慣用の染色法によって目視できる膜上のタンパク質バンドは、首尾 良く配列決定するための濃度が低すぎる場合が多い8本出願人には、これらの低 い濃度において分析を妨げる主な要因はエドマンの化学又は計測に固有の制限で はなく PT)Iアミノ酸同定の方法であると思われる。
従って、配列決定化学及びπ1測はそのままにして(intact)、 I&終 主生成物検出感度を高める方法においで該最終生成物を改変する方法を探求する ことが望ましい。
In1nanとAppellaは、水性酸転化工程をどりやめて、切断後混合物 中に存在するATZアミノ酸をメチルアミンと反応させることによってエドマン 反応の最終生成物を視覚化する方法を報告した(参考文献3)。これらの生成物 、すなわちノエニルヂオカルバミルアミノ酸メチルアミド(PTMAアミノ酸) は、紫外領域において吸収するので、感度の著しい増強はPTH分析については 実現されない、しかしながら、彼らの報告は、切断後に存在するATZアミノ酸 を第−汲アミンと反応し得ろ方法を記載しているという理由から重要であるa  TSIJgijaら(参考文献4)及び1ornら(参考文献5)はこのアブ口 ・−チを採用し、それをよりよい検出感度を提供する方法に応用している。彼ら は、^TZアミ、ノ酸が放射性及び蛍光性の第一級アミン(TsulzLta) 又は蛍光性アルコール(Horn)と反応性であることを明らかにしている。こ れらの化合物は、紫外線吸収によって可能な濃度よりもさらに低い濃度で容易に 検出される。
■が用itaの方法とHornの方法の両方は、ピコモル濃度以下で首尾よい配 列決定分析の可能性を提供するが、それらの方法はまた幾つかの欠点も招く6例 えば、酸切断後のエドマン分解の理論値線生成物はATZアミノ酸であるが、同 様に存在するPTCアミノ酸及びPTHアミノ酸の若干量が常に存在する。該P TCアミノ酸及びPTHアミノ酸はATZアミノ酸と異なり、前記の第一級アミ ン又はアルコールと反応しないので所望の検出可能な化半種を生成せず、このよ うな次第で該方法の有効感度を低下させる。上記アミノ酸類のうちの幾つかの場 合には、生成物のほとんど全部は、エドマン分解(前記参照)の切断工程中のこ れらのアミノ酸類の酸転化によるPTC及び/又はPTHであり得る。さらにま た、分解化学反応を害するであろう痕跡量の酸素又は過酸化物を捕そくすること を促進するためにエドマンの化学において還元剤を入れるのが慣例である。これ らの酸化性汚染物質の悪影響は、分析されるタンパク質の量が少なくなるのに比 例して大きくなる。このことは、配列決定される試料の量がますます少なくなる のにしたがってエドマン分解の反復効率において急激な減少として容易に認めら れる。あいに(、還元剤の存在は。
分解化学を保護しながら、感度増強反応に利用できるATZをほとんど放出させ ないでPTHの方に切断後生成物の割合を大きく変化させる(図1参照)。この 効果はまた、配列決定される試料の鳳が少なくなればなるほど増幅されるように 思われる。
また、切断後混合物中にATZアミノ酸の2個以上の形態が存在する有無をいわ せない形跡が存在する(図28参照)。これらの推定される変異性体のうちの一 つは、第一級アミン類又はアルコール類と反応性ではない、典型的な切断後混合 物は、有意な量でこの非反応性体を含有し得る。該混合物をニートのトリフルオ ロ酢酸でさらに処理すると、反応性体に対する比率が変化するが、該混合物中の PTC及びPTHの割合も増大する(図2b参照)。これらの効果の全ては、共 同して働いて感度増強反応に利用し得るATZの量を大幅に減少させる。
切断後エドマン生成物に対して直接的に作用する増強された化学を使用すること によって得られた公表された配列データにおいては、これらの効果の全ては、特 に全く存在しないと思われるアスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、アスパラギン 及びグルタミンの高められた生成物の濃度に関して、疑いもなく明らかである( 参考文献4)、この効果は図3に示される。本発明は、PTHアミノ酸、PTC アミノ酸及びATZアミノ酸からなる切断後混合物を均質な反応性ATZアミノ 酸に転化させることによってこれらの逆効果を克服しようするとするものであり 、しかもまた感度の増強された化学の効率を低下させることなくエドマン分解の 効率を保つためにエドマン配列決定化学薬品中の還元剤の使用を可能にさせるも のである。
発明の概要 本発明の目的は前記の諸欠点を克服することにある。
本発明の別の目的は、ピコモル量又はサブピコモル量でタンパク質を配列及び配 列決定(sequencing)することにある。
本発明の別の目的は、フェニルチオヒダントイン(PTH)アミノ酸又はアニリ ノチオシリノン(ATZ)アミノ酸から一段階でフェニルチオカルバミイル(P TC)アミノ酸を産生させることにある。該PTHアミノ酸又はATZアミノ酸 は、タンパク質のエドマン分解の生成物であり得る。
本発明のさらに別の目的は、フェニルチオカルバミイル(PTC)アミノ酸から 反応性のアニリノチオシリノン(ATZ)アミノ酸を産生させることにある。
本発明のさらまた別の目的は、還元性条件下に水性塩基中でフェニルチオヒダン トイン(PTH)アミノ酸をPTCアミノ酸に転化させ、次いでルイス酸を用い てATZアミノ駿に転化させる2工程法でフェニルチオヒダントイン(PTH) アミノ酸から反応性のアニリノチオシリノン(ATZ)アミノ酸を産生させるこ とにある。
本発明は、酸切断工程の後に新規な単一工程によってニドマン分解の最終生成物 として均質なフェニルチオカルバミイル(PTC)アミノ酸を産生させることに 関する。この新規な転化反応は、先のエドマン分解法における水性酸転化工程に 取って代わるものであり、該反応においてはATZアミノ酸が分析される最終生 成物である。得られるPTCアミノ酸は、紫外線吸収法によって直接に分析し得 る。切断後混合物中のフェニルチオヒダントイン(PTH)アミノ酸とアニリノ チオシリノン(ATZ)アミノ酸の両方は、前記と同じ新規化学を使用して単一 反応でフェニルチオヒダントイン(PTH)アミノ酸に転化し得る。エドマン切 断工程後に存在するアミノ酸誘導体類(例えば、ATZアミノ酸、PTCアミノ 酸及びPTHアミノ酸)の混合物は、還元剤の存在下で塩基触媒比重転位反応及 び開環反応によってPTCアミノ酸に転化し得る。該混合物中に存在するPTC アミノ酸は、この化学によって影響されないので、均質なPTCアミノ酸生成物 が得られる。該PTCアミノ酸は適切な条件下で安定であり、ピコモル濃度で慣 用のHPLC法/llV法によって簡単に分析される(図4及び図11参照)。
この塩基触媒転化反応は、伝統的な酸触媒エドマン転化反応よりも優れた幾つか の利点を提供する。第一には、PTCアミノ酸アミド、アスパラギン及びグルタ ミンはこれらの温和なアルカリ条件下でそれらの反応性の酸に脱アミドしないの で、均質な生成物が高収率で得られる。第二には、PTCアミノ酸は、同様の条 件下ではPTI(アミノ酸よりも安定である。比較的均質なPTCアミノ酸を製 造できる適当な転化化学が存在していなかったので、PTHアミノ酸は歴史的に 分析最終生成物として使用されてきている。
また、 PTCアミノ駿を直接に分析してサブピコモル量の感度を得る代わりに 、該PTCアミノ駿をサブピコモル濃度で検出可能な誘導体に転化し得る。 A TZアミノ酸、PTCアミノ酸及びPTHアミノ酸からなる切断後混合物は、2 工程法でATZアミノ酸の均質な調製物に転化される。該2工程法においては、 PTHアミノ酸が先ず前記のように(塩基と還元剤の存在下で) PTCアミノ 酸に転化され、次いで該PTCアミノ酸がルイス酸で処理されることによってA TZアミノ酸に転化される0次いで、このATZアミノ酸を、標識化剤、例えば 放射性又は蛍光性のアルコール又はアミンと反応させて、より検出可能な化合物 を製造し得る。適当な蛍光性アミンとしては、フルオレセイン、エオシン及びロ ーダミンのアミン、例えば4°−(アミノメチル)フルオレセイン又は5−(ア ミノアセトアミド)フルオレセインが挙げられる。蛍光性アルコールの例として は、フルオレニルメチルアルコール、1−ピレンノナノール、l−ピレンメタノ ール又は1−ピレンブタノールが挙げられる。放射性標識については、例えばT sugitaの論文、J、 Biochen+、、103:399−401 ( 19g&)(放射性標識化ヨードヒスタミン)が参照される。他の標識は、参考 文献4及び5に記載されている。好ましい標識はフェニルチオカルバミルアミノ フルオレセイン(PTCAF)である。蛍光性標識又は放射性標識が好ましいが 、検定技術で公知でありしかもアミノ酸と相溶性の任意の検出可能な標識が使用 し得る。
本発明を最初にPTC−アミノ酸を産生させるのに使用する場合には、該PTC −アミノ酸をATZアミノ酸に転化させ、次いで前記のように操作することによ って、さらに別の分析化学に切り替え得る。
従って、PTCアミノ酸は、出発点であってそれから、エドマン分解反応が完結 した後に、例えばルイス酸で処理することによって高収率でアミノ反応性訂Zア ミノ駿を産生ずる出発点を提供する。このことにより、この化学を用いてATZ アミノ酸を還元剤の存在下であっても再生し得るので、エドマン切断工程の間に 又は後にATZアミノ酸が自然にPTCアミノ酸やPTHアミノ酸に転化すると いう問題が巧みに回避される(図5a参照)。このようにして産生されたATZ アミノ酸は、多数の感度増強性化合物例えば前記の文献にすでに報告された化合 物と反応し得る(図5b参照)。PTCアミノ酸はまた検出感度を高め得る化合 物と直接に反応し得る。
実用的検討として、本方法はまた標品として使用し得る種々のアミノ酸誘導体の 定量的産生を促進する0例えば、現在、アミノ酸分析を定量するのに使用される PTCアミノ酸標品を産生させるためには、全てのアミノ酸をエドマンカップリ ング反応工程に供しけなければならない、このことは、アルカリ性条件下でフェ ニルインチオシアネートを使用することを意味する。PITCがあまり揮発性で はないという理由及び種々の副反応が生じるという理由から、次後の分析におい て説明をしなければならない望ましくない副生物(例えば、ジフェニルチオ尿素 、ジフェニル尿素等)が常に存在する。本発明の方法を使用すると、商業的に入 手し得るPT)lアミノ酸を正確に秤量し、次いで本発明の化学に供してPTC アミノ酸を生成させ得る。妨害性の不揮発性反応剤又は競争副反応が存在しない ので、得られる標品は調製及び定量するのがより容易である(図6参照)。
ATZアミノ酸の感度増強化製品用種晶の現在使用されている産生方法の場合に は、その状況がさらに複雑である(参考文献4)、一連のペプチドであって各々 そのN−末端において異なるアミノ酸を有する一連のペプチドについて実際のエ ドマン分解を行うことによって先ずATZアミノ酸を産生させ、次いで得られた 生成物を所望の検出化合物と反応させ、次いで得られた生成物をHPLCで精製 し、最後に上記化合物を秤量することが必要となっている。この方法は標準混合 物中の諸アミノ酸の各々について行わなければならない。本発明の方法は、上記 標準に対してはるかに簡単なルートを提供する。
PTCアミノ酸を、入手し得るPTI(アミノ酸から産生させた後に、該PTC アミノ酸を揮発性ルイス酸を用いた処理に供する。該ルイス酸は、減圧で除去し 、次いで得られたATZアミノ酸を所望の検出化合物と反応させ、定量する(図 7参照)。
本発明によれば、フェニルチオヒダントインアミノ酸又はアニリノチオシリノン アミノ酸を稀薄塩基と還元剤とを用いて処理することによって均質なフェニルチ オカルバミルアミノ酸が得られる。
反応性アニリノチオシリノンアミノ酸はフェニルチオヒダントインアミノ酸から 、該フェニルチオヒダントインアミノ酸を水性塩基中でフェニルチオカルバミル アミノ酸に転化させ、次いで該フェニルチオカルバミルアミノ酸をルイス酸を用 いてアニリノチオシリノンアミノ酸に転化させることにより産生される。アニリ ノチオシリノンアミノ酸を1種々の化合物と反応させて高検出性のアミノ酸、例 えば4−アミノフルオレセインにし得る。
本発明の化学の別の利点は、以下の記載、請求の範囲及び図面から明らかであろ う。
図面の簡単な説明 図1はエドマン分解の切断生成物に対する還元剤の影響を示すものである。
図1aは、アミノ末端アミノ酸としてアラニンを用いたペプチドについて行った 手動のエドマン分解の最初のサイクルの切断後生成物のtlV/I(PLCクロ マトグラムである。切断及び抽出は還元剤の不存在下で行った。図1bは、還元 剤としてジチオトレイトール(DTT) f!:存在させた場合の切断後生成物 のUV/HPLCクロマトグラムである。1と表示したピークはPTCアラニン であり、ピーク2はPTI(アラニンであり、ビーク3はATZアラニンである 。星印(*)で表示したピークはエドマン分解反応副生物である。還元剤を存在 させると、切断後生成物の割合は、ATZ誘導体からPTH誘導体の方に明らか に移動する。
図2は2個以上のアラニン互変異性体の証拠を示すものである。
図2aは、アミノ末端にアラニン有するペプチドについて行った手動のエドマン 分解の最初のサイクルの切断後生成物のUV/HPLCクロマトグラムである。
図2bは、ニートのトリフルオロ酢酸を用いて処理した後の上記と同じ切断後混 合物である。ビーク1はアラニンのPTC誘導体であり、ビーク2はPTH誘導 体であり、ビーク3は推定非反応性ATZ互変異性体であり、ビーク4は反応性 訂2アラニン誘導体である。星印(*)で表示したピークは分解化学における副 生物である0図2cは、図28の切断後生成物をアミノフルオレセインと反応さ せた結果を示す蛍光クロマトグラムである0図2dは、図2bの切断後生成物を アミノフルオレセインと反応させた結果を示す蛍光クロマトグラ牟である。5と 表示したピークは、実施例3に述べた化学を行うことによって生成されたアラニ ンのPTCAF誘導体である。切断後生成物のストレートのトリフルオロ酢酸処 理は、PTCAF応答の大きな増加によって明らかにされるように、ATZアラ ニンの推定非反応性互変異性体が反応性ATZ互変異性体に変化していると思わ れる。
図3は、本発明の化学の実用性を示す2つのシークエンサー実験の比較である。
、図4は、エドマン分解サイクルの後のPTHアミノ酸又はATZアミノ酸のい ずれかよりのPTCアミノ酸の産生を示すものである。
図5は、PTCアミノ酸からの反応性ATZアミノ酸の産主における本発明の化 学の有効性を示すものである。
図6は、商業的に入手し得るPTHアミノ酸からPTCアミノ酸を産生させた結 果を示すものである。
図7は、本発明の化学(実施例1.2及び3に述べたもの)を使用して、商業的 に入手し得るPT)lアミノ酸から産生させたPTCAFアミノ酸の幾つかの蛍 光クロマトグラムを示すものである。
図8は、本発明の化学を使用してPTHアミノ酸から反応性ATZアミノ酸を産 生させた結果を示すものである。
図9は、本発明の化学を使用してATZアミノ酸からPTCアミノ酸を産生させ 得ることを示すものである。
図10は、β−ラクトグロブリンAの試料20ピコモルからの2つのシークエン サーサイクルを示すものである。
図11は、シークエンサー実験の最初の3サイクル(図11a、b、c)を示す ものである。該実験において、切断後生成物は、25%トリフルオロ酢酸の代わ りに5%水酸化アンモニウムを用い、 0.003%DTTを移動溶媒(酢酸エ チル)に加えて自動的にPTCアミノ酸に転化される。シークエンサーにはβ− ラクトグロブリンAの100ピコモルが装填され、該試料の40%が分析される 。このことは、エドマンの分解化学を使用して自動化装置から高収率でPTCア ミノ酸を製造し得ることを示す。
図12は、シークエンサー実験からの幾つかのサイクルを示すものであり、該実 験においては、切断後生成物は自動的にP丁Cアミノ酸に転化され、次いで実施 例3に述べた蛍光標識化学に供せられる。
発明の詳細な説明 典型的な計測においては、切断工程後のエドマン反応の生成物であってATZア ミノ酸、PTCアミノ酸及びPTHアミノ酸を包含し得る生成物は、塩基と還元 剤とを用いて処理することによってPTCアミノ酸に転化される。
フェニルチオヒダントイン環は塩基によって開環される。恐らくは、該塩基は7 よりも高いpHをもつ水溶液の形態であり、該水溶液は適当な塩基を水に溶解す ることによって得ることができろ。該塩基は、強塩基例えば水酸化ナトリウム又 は水酸化カリウムであり得るし、あるいは弱塩基例えば水酸化アンモニウムであ り得る。本発明に使用できる別の弱塩基としては、第一級アミン、第二級アミン 及び第三級アミン例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ア ニリン、ジフェニルアミン、ピリジン及びキノリンが挙げられる。
フェニルチオヒダントイン環はまた、極性溶媒例えばジメチルホルムアミド、ア セトニトリル又は低級(C1−C4)アルコール中で塩基を用いることによって も開環できる。しかしながら、この反応は完全ではあり得なく、若干量のフェニ ルカルバミルアミノ酸がフェニルチオカルバミルアミノ酸と共に生成し得る。
塩基の濃度は0.1%〜10%の範囲内であり得るが、この濃度は塩基の溶解度 及びイオン化定数に応じて変化させ得る。しかし、塩基ては、3%よりもはるか に高い濃度は、アミノ酸誘導体の分解を生じるが、より高い濃度の第三級アミン は許容される。また、塩基の物理的特性が重要であり得る0例えば、高められた 温度における塩基の溶解度は劇的に変化する。水酸化アンモニウムの水溶液中に 存在する水素結合は、第三級アミンの水溶液に比べてはるかに高い転化温度の使 用を可能にする。このことは、反応時間及び塩基の揮発性が重要な要素である配 列決定装置の転化フラスコ中で反応が行われる場合には重要である。
還元剤は、慣用の還元剤例えばジチオトレイトール又はβ−メルカプトエタノー ルであり得るし、また慣用のスルフヒドリル含有化合物であり得る。還元剤、例 えばDTT又はBMEの濃度は、0.001%〜0.1%の範囲内又はそれより も高いものであり得るが、実用上の理由から0.01%が優れた選択である。還 元剤は前記塩基と共に混合してもよいし、あるいは別々に添加してもよい0例え ば、タンパク質シークエンサーに関しては、エドマン切断生成物を反応カートリ ッジかも転化フラスコに移すのに使用される溶媒中に存在させたDTT又は別の 還元剤であってもよい、この溶媒中の還元剤の濃度が適切に選択される場合には 、移動溶媒を蒸発させた後の転化フラスコに塩基が添加されるとすでに所定量の 還元剤が存在するであろう、このことが好都合であるばかりではなく、多くの還 元剤は水性塩基中でよりも中性溶媒中でより安定である。
反応は、高められた温度例えば50℃で15分間行うのが好ましい。
反応は室温で生じるが、その場合にはさらに長い温置時間(例えば、1〜2時間 )が適当である。さらに高い温度を使用してもよいが、その場合には該温度が反 応剤又は生成物を分解させるほどには高くないということを条件とする。
好ましい態様においては、前記の稀薄塩基は、2.5容量%トリエチルアミン( TEA)水溶液又は1容量%水酸化アンモニウム水溶液であり得る。還元剤は0 .O1重量%の濃度で存在させるのが好ましく、該還元剤はジチオトレイトール (DTT)であってもよいし、あるいは揮発性の還元剤が好ましい場合には0. 01%β−メルカプトエタノール(BME)であってもよい1反応は不活性雰囲 気中で高められた温度(50℃)で15分間にわたって行われる。
PTC酸のATZ酸への転化に有用なルイス酸については、任意のルイス酸すな わち電子対を受容でき、反応混合物と相溶性である任意の薬剤がこの転化反応に 使用できる。使用できるルイス酸の例としては、トリメチル硼素、三弗化硼素、 三塩化硼素、塩化アルミニウム、弗化水素酸、燐酸、塩化第二錫及び塩化第二鉄 が挙げられる(Tarrの論文すなわち参考文献6参照)。
好ましい態様の幾つかを幾つかの実施例によりさらに説明する。
実施例1 フェニルチオカルバミルアミノ酸誘導体は、フェニルチオヒダントインアミノ酸 から下記のようにして調製される。
1、秤定量のPT)lアミノ酸を300μmガラス製反応管に入れる。
2、トリエチルアミンの10%(v/v)水溶液を調製する。
3、不活性気体を吹き込んである水から、ジチオトレイトールの0.01%(w /v)水溶液を調製する。
4、 次いで、工程3で得たDTr(ジチオトレイトール)溶液30μmを前記 反応管に加える。
5、工程2で得たTEA ()リエチルアミン)溶液lOμmを前記反応管に加 える。
6、不活性気体を前記反応管に加え、該反応管に蓋をし、反応生成物を混合し、 該反応管を約50℃で15分間保持する。
7、前記反応管の加熱を止め、内容物を減圧乾燥する。
8、 アセトニトリル40μlを加え、該反応管を旋回させ、次いで内容物を減 圧乾燥する。この工程は痕跡量の塩基を除去するのに必要であり、さらに化学を 行うべき場合には必須である。
得られたPTCアミノ酸は、不活性雰囲気中で乾燥及び冷却状態が保たれる場合 には、この形態で長期間貯蔵し得る。
図5aは、実施例1に述べた化学を使用して商業的に入手し得るPTHアミノ酸 から産生させた2種類のPTCアミノ酸(アラニンとバリン)からなる混合物の 実施例2に述べた化学を用いて処理する前(図5a)及び処理後(図5b)のU V/HPLCクロマトグラムを示すものである。 ATZアミノ酸誘導体は高収 率で生成する。上記クロマトグラフィーシステムはPTH/PTCの検出により 理忍的と考えられること及びこの装置におけるAT2アミノ酸誘導体の応答は比 較的低いことが認められる。
図50は、実施例3に述べた化学を使用して、図5b中のATZアミノ酸とアミ ンフルオレセインとの反応により得られる生成物(PTCAFアラニンとPTC AFバリン)の蛍光クロマトグラムを示すものである。
図6は、前記に述べた諸工程を使用して、商業的に入手し得るPTHアミノ酸か ら調製した2種類のPTCアミノ酸の混合物を示すものである。図68は、秤量 し、HPLC装填溶媒に溶解され、注入された2種類のPTHアミノ酸(アラニ ンとバリン)の混合物のUV/HPLCクロマトグラムである。図6bは、PT Cアミノ酸を産生させるために実施例1に述べた化学を行った後の上記と同じ混 合物のクロマトグラムである。妨害性のエドマン化学の副生物が存在しないこと 認められる。
図8aは、開業的供給源から得られるPTHアラニンのUV/HPLCクロマト グラムである。図8bは、実施例1に述べた化学を使用して、図88のPTHア ミノ酸から産生させたPTCアラニンである。図80は、実施例2に述べた化学 を使用して、図8bのPTCアラニンから産生させたATZアラニンである。先 の生成物が存在していないことによって明らかにされるように化学の各工程にお いて高収率であることが認められる。若干量のPTCアラニンがATZアラニン のクロマトグラム中に存在するが、これはHPLC装填溶媒(90%水/10% アセトニトリル)中に存在する水によるATZのPTへの転化に由来するもので あると思われる。
実施例2 ^TZアミノ酸の反応性互変異性体は、PT)lアミノ酸から実施例1の諸工程 を実施してPTCアミノ酸を産生させて、次いで下記のように操作することによ って都合よく調製し得る。
1、 8F3(三弗化硼素)5μmを溶媒3mlに加えることにより、ジクロロ メタン(DCM)又はジクロロエタン(DCE)に溶解した三弗化硼素エーテレ ート(BF3)の0.013M溶液を調製する。溶媒が完全に乾燥していない場 合には、望ましくない沈殿物が生成するであろう。
BF3を添加する前に溶媒にアセトンを1滴加えると透明溶液を与えるであろう 。
2、工程1で得たBF3溶液30μmを、PTCアミノ酸を入れた反応管に加え る。
3、不活性気体を前記反応管に加え、テフロン(Teflon)ラインドキャッ プで蓋をし、混合し、約50℃で15分間装(。
4、加熱を止め、減圧乾燥する。
得られたATZアミノ酸は、不活性雰囲気中で乾燥及び冷却状態が保たれる場合 には、この形態で短期間貯蔵し得る。しかしながら、ATZアミノ酸はむしろ不 安定であるので、できるだけ早く次の増強された化学を行うことが好ましい。図 8は、PTHアミノ酸から反応性ATZアミノ酸を製造する例を示すものである 。
実施例3 均質な活性ATZアミノ酸が入手できると、UV吸収を使用してPTHアミノ酸 よりも、低い濃度でより容易に検出される生成物を製造するための多数の可能な 化学的な経路がある0例えば、高電光性のフェニルチオカルバミルアミノフルオ レセイン(PTCAF)アミノ酸、例えばTsugitaら(参考文献4)によ って報告されたもの(該参考文献は全部が参照される)は、PTHアミノ酸、P TCアミノ酸又はAT7.アミノ酸から前記諸実施例の工程を実施し、次いで下 記のように操作することによって調製し得る。
1、 0.01%ピリジンを含有するアセトニトリルに溶解した30μg10+ 1の濃度の4−アミノフルオレセイン(4AF)の溶液を調製する。ピリジンは 使用する前に蒸留すべきである。
2、工程1で得た4AF溶液30u1を、反応性ATZアミノ酸を入れた反応管 に加える。ATZの量はこれらの条件については最高で100ピコモルであり得 る。
3、不活性気体を前記反応管に加え、混合し、約50℃で15分間装(。
4、加熱を止め、減圧乾燥する。
5、 アセトニトリル30μlを加え、減圧乾燥する。この第二の工程により、 生成物の次後の分析を妨害し得る痕跡量のピリジンを除去する。
図38は、慣用の直接宙光F識化方法を使用するシークエンサー実験から得られ た幾つかのシークエンサーサイクルを示すものである。切断後生成物を、実施例 3に述べた化学を使用して酸切断工程の後に直接に標識した。前記ATZアミノ 酸の自動転化を防止するのを促進するために、シークエンサー化学薬品中に還元 剤は使用しなかった。還元剤が無い場合でもサイクル5ではPTCAFグルタミ ンの収率が極端に低いことが認められる。図3bは、シークエンサー化学薬品中 に還元剤としてDTTを使用した場合のシークエンサー実験から得られた幾つか のシークエンサーサイクルを示すものである。
実施例1及び2で述べた化学を実施して、実施例3で述べたように蛍光標識する 前に訂2アミノ駿を再生させた。この方法を使用するサイクル5ではPTCAF グルタミンの収率が著しく増大することが認められる。両方の場合において、シ ークエンサーには25ピコモルのβ−ラクトグロブリンAを装填した。この試料 装填濃度では、このATZ−再生化学が切断後生成物について行われない場合に は、シークエンサー化学薬品中に還元剤が存在すると有意義なATZ−に基づく 分析が不可能になることが認められるべきである。
PTCAFアミノ酸は不活性雰囲気で乾燥及び冷却状態が保たれる場合には長期 間貯蔵し得る。またこれらの誘導体も室温で溶液中で数日間安定である。本発明 の化学を用いて調製した幾つかのPTCAFアミノ酸を図7に示す。
これらの特定のアミノ酸は、それらのATZ体が非常に不安定であるが又はエド マン化学の間にPTC又はPTHに容易に転化するがいずれかであるという理由 から、直接標識法によって検出するのは非常に難しい、このことにより、エドマ ン分解の間に生成したPTI(から反応性訂2を回収するのに本発明の化学が有 用であることが説明される。
図10aはPTCAF−バリン及びPTCAF−インロイシンを含有するPTC AFアミノ酸標品である。該標品は、商業的に入手し得るPTHアミノ酸を用い て開始して、実施例1.2及び3で述べた本発明の化学を使用して調製した。図 10bとlOcはシークエンサー実験のサイクル2及びサイクル3から得られた PTCAF−イソロイシンとPTCAF−バリンである。 PTHアミノ酸は標 準エドマン化学及び転化反応の後にシークエンサ1自動分取装置(sequen cer fractoin collector)に採取し、次いで実施例1. 2及び3に述べた化学に供される。
図12に示すように、幾つかのサイクルは、シークエンサー実験から得られ、該 シークエンサー実験においては、切断後生成物が自動的にPTCアミノ酸に転化 され、次いで実施例3に述べた蛍光標識化学に供される。シークエンサーには2 5ピコモルのβ−ラクトグロブリンAが装填された。ピークは分析された試料1 0%で約1〜2ピコモルを示す。サイクル5におけるグルタミン回収率は、別の アミノ酸の回収率と総計で少なくとも同等であることが認められる。このことは 、前記の直接標識法とは著しく異なっている。
実施例4 アミノ酸のATZ体はエドマン切断工程の後に存在する。ATZアミノ酸は、通 常は水性酸中でPTH体に転化される。しかしながら、該PT)1体は下記のよ うにしてATZアミノ酸から高収率で調製し得る。
1、トリエチルアミン(TEA)の10%(v/v)水溶液を調製する。
これは溶解度限界に近いので、TEAが完全に溶解することを確実にする。
2、 ジチオレイトール(DTT)の0.01%(W/V)水溶液を調製する。
DTTを加える前に水に不活性気体を吹き込む。
3、工程2で得たDTT溶液30μmを、ATZアミノ酸を入れた反応管に加え る。
4、 工程1で得たTEA溶液10μlを前記反応管に加える。
5、 不活性気体を前記反応管に加え、蓋をし、混合し、約50℃で15分間装 (。
6、加熱を止め、内容物を減圧乾燥する。
7、 アセトニトリル40μmを加え、該反応管を旋回させ(vortex)、 次いで減圧乾燥する。この工程は痕跡量の塩基を除去するのに必要であり、さら に化学を行うべき場合には必須である。
図4aは、ト末端アラニンを有するペプチドについて手動エドマン分解のサイク ル1から得られた切断後生成物のUV/HPLCクロマトグラムである。DTT を配列決定化学薬品中に還元剤として使用して切断後生成物の割合をPTHアラ ニン誘導体方向に移動させた。ビーク1はPTCアラニンであり、ビーク2はP THアラニンであり、ビーク3はAτ2アラニンであり、星印(*)で表示した ピークはエドマン分解反応副生成物である0図4bは、PTHア長ニノニン生さ せるために実施例1で述べた化学を用いて図48の生成物(生れてPTHアラニ ン)を処理した結果゛を示すものである。図4o1よ、図゛4・におけるような 切断後生成物であって、還元剤が存在しない場合の切断後生成物のuv/i+p t、cクロマ[グラムである。これは、生成物の割合をATZアラニン誘導体方 向に移動させる。ピークは図48に示したように表示した。図4dは、PTCア ラニンを産生させるために実施例4で述べた化学を用いて図4cの生成物(主と してATZアラニン)を処理した結果を示すものである。
図98は、実施例1及び2に述べた本発明の化学を使用して商業的に入手し得る PTHアミノ酸から調製した2種類のATZアミノ酸の混合物のUV/HPLC :クロマトグラムである0図9bは、実施例4に述べた化学を実施した後の98 の混合物のUV/HPLCクロマiグラ゛ムである。
これは、同じ化学を使用してPTH又はATZのい□ずれかからPTCを産生じ 得ることを例証する。
還元剤(DTT)はおそらく、塩基の存在下でATZアミノ酸環をPTCアミノ 酸に開環させるのには必要ではないということが認められるべきである。しかし ながら、これらは、エドマン切断反応工程後の実際の条件下で存在する幾つかの prKアミノ酸が存栓するであろうし、DTTはこのPTHアミノ酸を均質生成 物で得られるPTCアミノ酸に転化させることを可能にするであろう0図4は、 この転化化学を使用してエドマン分解から産生されたPTCアミノ酸を示すもの である0図9は、前記の実施例1及び2に述べた化学を用いて創製された合成A TZアミノ酸から産生されたPTCアミノ酸類の混合物を示すものである。
前記の化学は、エドマン分解の生成物の検出限界を高める目的でタンパク質配列 決定装置を部分的に又は完全に自動化し得る。例えば、自動分取装置を備えたタ ンパク質シークエンサー(例えば、Porton Instrumentsモデ ルPI2020又は同等の装置)は、化学又は装置を改変することなく通常のよ うに運転し得る。PT)lアミノ酸は装置の分取管に通常のように採取される。
これらの分取管の内容物は減圧乾燥され、アセトニトリル中に再溶解され、再度 乾燥される。
次いで、実施例1〜3に述べた化学が行われ、得られた蛍光性PTCAFアミノ 酸は、慣用の方法例えば蛍光検出器を備えたHPLCで分析される。この方法に おいては、出発物質として使用したアミノ酸誘導体はPTHアミノ酸であり、検 出を高めるために使用した化学は慣用のエドマン分解の完結後に行った。この方 法の例は図1Oに認められる。
さらに自動化された方法を使用して、シークエンサー中で転化試薬を修飾し、還 元剤例えばDTTを移動溶媒に加えることによりPTCAFアミノ酸を創製し得 る。この例においては、25%トリフルオロ酢酸が5%水酸化アンモニウムで置 換えられ、DTTが0.01%の濃度まで酢酸エチル(上記移動溶媒)に加えら れる。また、5%水酸化アンモニウムは0.O1%DTI’を含有でき、しかも 酢酸エチルがそのまま(neat)残り得るが、DTTはアルカリ性溶液中で長 期間安定ではないであろうし、しかも毎日又は2日毎に新たに調製するべきであ る。配列決定サイクルの終りに、分取装置はPTHアミノ酸の代わりにPTCア ミノ酸を含有するであろう、この方法は、慣用のUv吸収法を使用して直接に分 析し得るPTCアミノ酸の完全に自動化された1成を可能にする。このオプショ ンの実用性を図11に例証する。蛍光性PTCAFアミノ酸は、 PTCアミノ 酸から前記の実施例2及び3に述べた化学を行うことにより調製し得る0図12 はこの方法の結果を示すものである。また、PTCアミノ酸は前記の増強された 化学以外の増強された化学にも供し得る。
PTCAFアミノ酸創製用の完全自動化方法は、転化フラスコに4積類の試薬を 供給するために備えられているシークエンサー(例えば、Porton Ins trumentsモデルPI2094又は同等の装置)で実施し得る。この方法 においては、エドマン切断生成物を高蛍光性の均質生成物に転化させるための化 学が、装置の転化フラスコ中で完全に行われる。簡単な計測においては、転化に 必要な3種類の試薬は、5%水酸化アンモニウム、ジクロロメタン(DCE)中 の0.013M BF3及びピリジン0.01%を有するアセトニトリル中の4 AF30μg/mlである。
また、移動溶媒は0.03%DTTを含有する6分取装置に採取されるか又はH PLC中に自動的に注入される生成物はPTCAFアミノ駿であろう。
本発明の方法を使用して多数の別のATZアミノ酸修飾反応が可能であることを 認めることが重要である0例えば、アミノ又はヒドロキシル弗素化化合物は、ガ スクロマトグラフィー/電子捕獲(electron capture)を用い る検出が望まれる場合には蛍光性化合物の代わりに使用し得る。電気化学的に活 性な化合物はまた最終生成物の高められた検出用に調製し得る。別の方法は、関 連した有機化学に熟知している者には自明であろう。
参考文献 1、Edman、 P、とA、 Beggの論文、A Protein 5eq uenator″。
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Ac1d Esters for 5ensitivity Enhancem ent in Eda+anDegradation ” 、 Techniq ues in Protein ChemLstry、AcademicPre ss、 Inc、発行、第51−59頁(1989年)6、Tarr、Gの論文 、”Manual Edman Sequencing System″Met hods of Protein MicrocharacterLzatio n、 The Huo+ana PressInc、発行、第155−194頁 (1986年)参考文献全てはその全部が参照される。
6 7 8 9 10 11 12+3141516171849202122 230 2 4 6 B +CM214+618時間(分) 時間(分) 国際膿杏S台

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.フェニルチオヒダントインアミノ酸からフェニルチオカルバミルアミノ酸を 産生する方法であって、該フェニルチオヒダントインアミノ酸を還元剤の存在下 で塩基で処理することからなるフェニルチオヒダントインアミノ酸からフェニル チオカルバミルアミノ酸を産生する方法。
  2. 2.アニリノチオゾリノンアミノ酸からフェニルチオカルバミルアミノ酸を産生 する方法であって、該アニリノチオゾリノンアミノ酸を塩基で処理することから なるアニリノチオゾリノンアミノ酸からフェニルチオカルバミルアミノ酸を産生 する方法。
  3. 3.前記アニリノチオゾリノンアミノ酸を還元剤の存在下で塩基で処理する請求 の範囲第2項記載の方法。
  4. 4.フェニルチオヒダントインアミノ酸とアニリノチオゾリノンアミノ酸の混合 物から均質なフェニルチオカルバミルアミノ酸を産生する方法であって、前記フ ェニルチオヒダントインアミノ酸とアニリノチオゾリノンアミノ酸の混合物を還 元剤の存在下で水性塩基で処理することからなるフェニルチオヒダントインアミ ノ酸とアニリノチオゾリノンアミノ酸の混合物から均質なフェニルチオカルバミ ルアミノ酸を産生する方法。
  5. 5.フェニルチオカルバミルアミノ酸からアニリノチオゾリノンアミノ酸を産生 する方法であって、該フェニルチオカルバミルアミノ酸をルイス酸で処理してア ニリノチオゾリノンアミノ酸を生成することからなるフェニルチオカルバミルア ミノ酸からアニリノチオゾリノンアミノ酸を産生する方法。
  6. 6.前記フェニルチオカルバミルアミノ酸がフェニルチオヒダントインアミノ酸 と塩基とを還元性条件下で接触することによって得られるものである請求の範囲 第5項記載の方法。
  7. 7.前記塩基がトリエチルアミン及び水酸化アンモニウムからなる群から選ばれ るものである請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 8.前記還元剤がジチオトレイトール及びβ−メルカプトエタノールからなる群 から選ばれるものである請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 9.タンパク質のN−末端アミノ酸のフェニルチオヒダントイン誘導体を生成す るタンパク質配列決定方法において、前記フェニルチオヒダントイン誘導体を還 元剤の存在下で塩基で処理して前記N−末端アミノ酸のフェニルチオカルバミル 誘導体を生成することを特徴とするタンパク質配列決定方法。
  10. 10.前記フェニルチオカルバミル誘導体をフルオレセインで処理して蛍光性フ ェニルチオカルバミルアミノ酸誘導体を生成する請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 11.フェニルチオカルバミルアミノ酸からアニリノチオゾリノンアミノ酸を製 造する方法であって、該フェニルチオカルバミルアミノ酸をルイス酸で処理する ことからなるフェニルチオカルバミルアミノ酸からアニリノチオゾリノンアミノ 酸を製造する方法。
  12. 12.前記ルイス酸が三弗化硼素である請求の範囲第10項記載の方法。
  13. 13.N−末端アミノ酸のATZ誘導体も生成され、且つ前記処理により該AT Z誘導体もまた前記N−末端アミノ酸のPTC誘導体に転換される請求の範囲第 9項記載の方法。
  14. 14.前記PTC誘導体が続いてATZ誘導体に転換され、且つ次いで該ATZ 誘導体が検出可能な標識で標識される請求の範囲第9項記載の方法。
  15. 15.前記ATZ誘導体が蛍光性又は放射性のアミン又はアルコールとの反応に より標識される請求の範囲第14項記載の方法。
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