JPH07503964A - マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸 - Google Patents

マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸

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JPH07503964A
JPH07503964A JP5514496A JP51449693A JPH07503964A JP H07503964 A JPH07503964 A JP H07503964A JP 5514496 A JP5514496 A JP 5514496A JP 51449693 A JP51449693 A JP 51449693A JP H07503964 A JPH07503964 A JP H07503964A
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ヴェートル、ペーター
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ネイナーバー・ヘミー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸 本発明は、ハロゲン含有熱可塑性樹脂に関し、またマグネシウム/亜鉛混合塩基 性石鹸、これらマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸の製法、およびハロゲン含有 熱可塑性プラスチックにおける安定剤としてのそれらの使用に関する。
ハロゲン含有プラスチック、とりわけポリ塩化ビニル(PVC)といったような 塩素含有プラスチック、またはそれらから製造した成形コンパウンドは、熱や紫 外線に暴露されると、崩壊したり分解したりする傾向を示すことから、例えば、 変色を起こすということが知られている。こういったことを防ぐため、通常、鉛 、錫、バリウムおよび/またはカドミウムを含有する安定剤混合物を添加する。
例えば、2 PbO−Pb(脂肪酸残基)2タイプの塩基性船石鹸系がドイツ特 許出願公開第3444259号より知られている。生理学的理由から、出来るだ け鉛含有安定剤を代替する必要がある。こういったことは特に、食品と接触する ハロゲン含有熱可塑性樹脂に当てはまる。例えば、マグネシウムおよび亜鉛化合 物は鉛含有安定剤の代替物である。多(のマグネシウム/亜船安定剤は、8〜2 2個の炭素原子を含む高級脂肪酸が原料となった、マグネシウムおよび亜鉛石鹸 の物理的混合物である。これら金属石鹸において、脂肪酸残基には潤滑作用があ るのに対し、金属成分は実質的な安定効果を示す。有効な安定化が得られるよう 、一方では、ハロゲン含有プラスチックにこれら石鹸の高含有物を添加するのが 望ましい。
しかし、添加する金属石鹸の量が幾らか増加すると常に、添加する脂肪酸残基の 量も自動的に増加し、このことは、ハロゲン含有プラスチックの脂肪酸残基との 相溶性が限られていることから問題となり得る。従って、ハロゲン含有熱可塑性 樹脂を加工する際、押出ノズル等といったような成形用具に望ましくない塗布を 施すことがある。さらに重要な問題は、多量の脂肪酸残基を添加した場合にしば しば見受けられる過剰潤滑である。過剰潤滑は、特にハロゲン含有プラスチック の押出に悪影響を及ぼすことが多い。さらに、亜鉛およびカルシウム石鹸の物理 的混合物の取扱には、望ましからぬ放崖が伴う。
ドイツ特許出願公開第3806192号は、プラスチック工業用の安定剤/滑剤 配合物としての、式(MO)n−M(RCOO)Z [式中、MOはCabSZ nOlと多量の遊離体を含む反応混合物しか得られない。従って、過剰潤滑にま つわる果において、マグネシウムおよび亜鉛混合石鹸より悪くないか、またはあ まり悪くない安定剤であって、その初期色彩安定性において、マグネシウムおよ び亜鉛混合石鹸より良好である安定剤を提供することであった。最後に、少なく とも力基性石鹸であって、溶融液相反応で製造するマグネシウム/亜鉛混合塩基 性石鹸により解決した。
従って、本発明は、式(I): (MgO)nZn(OOCR’)2 (I)[式中、 R1は7〜21個の炭素原子を含む直鎖状または分枝状のアルキル、アルケニル 、ヒドロキシアルケニルまたはヒドロキシアルキル基、あるいは11〜21個の 炭素原子を含むケトアルキル基であり、またnは0.1〜2.5の数であるコで 示される組成を有するマグネシウム/亜鉛混溶融液相反応で製造するマグネシウ ム/亜鉛混合塩基性石鹸に関する。
このようにして製造したマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、ドイツ特許出願 公開第3801192号のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸とは異なる。この ことは、コフラー(Kofler)の加熱ベンチを用いるコフラー法による融点 測定において性質的に認められる。例えば、本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩 基性石鹸(MgO)2Zn(ステアレート)2は、74℃で明瞭な融点を示す。
これとは対照的に、ドイツ特許出願公開第3801192号の固相反応で製造し た、比較対照となるマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、90〜170℃の融 点範囲を示す。2モルの酸化マグネシウムと1モルのステアリン酸亜鉛との物理 的混合物は、126℃の融点を示す。これらの比較だけで、本発明のマグネシウ ム/亜鉛混合塩基性石鹸は、ドイツ特許出願公開第3801192号のマグネシ ウム/亜鉛混合塩基性石鹸、および物理的純混合物とは異なることを示せる。
式(1)中のRICOO−基は、8〜22個の炭素原子を含む飽和および/また は不飽和モノカルボン酸、および/または8〜22個の炭素原子を含む飽和また は不飽和ヒドロキシカルボン酸、および/または12〜22個の炭素原子を含む ケト脂肪酸から誘導される。カルボン酸および/またはヒドロキシカルボン酸は 、天然および/または合成起源のものであってよい。適当なモノカルボン酸の例 としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン 酸、ベヘン酸、ラウロレイン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイ ン酸およびエルカ酸が挙げられる。適当なヒドロキシモノカルボン酸の例として は、リシノール酸および12−ヒドロキシステアリン酸が挙げられる。特に好ま しい態様において、R’COO−基は上記脂肪酸の工業用混合物から誘導される が、これらは、ヤシ油、パーム核油、ヒマワリ油、ナタネ油およびコエンドロ油 並びに牛脂といったような動物性または植物性の油脂を加圧加水分解することに より、油脂化学において一般的に見受けられる工業用混合物の形で得られる。し かし、R’COO−基はまた、分校状の脂肪酸残基(例えば、2−エチルヘキサ ン酸、イソパルミチン酸またはイソステアリン酸の残基)を示していてもよい。
カルボン酸残基RICOO−はまた、12〜22個の炭素原子を含むケト脂肪酸 から誘導することもできる。これらケト脂肪酸の典型的かつ好ましい例としては 、「アクタ・ケミ力・スカンジナビカ(Acta Chemica 5cand inavica) 6J [1157〜1.174(1952)]に記載されて いるケトステアリン酸の種々な異性体が挙げられる。これらケトステアリン異性 体のうち、3−14−15−16−19(10)−および12−ケトステアリン 酸が特に好ましいが、これは、天然原料から特に容易に得られるからである。
特に好ましい態様において、式(1)中のRICOO−基は、上記脂肪酸または ケト脂肪酸の飽和脂肪酸残基および/またはケト脂肪酸残基を表す。
本発明の有利な一態様において、式(I)中のnは1〜2の範囲内の数であり、 すなわち好ましいマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、組成(MgO)+−z ・Zn(OOCRI)、を有する。その数は当然、整数であっても、分数であっ てもよい。
本発明はまた、式(I)で示される組成を有するマグネシウム/亜鉛混合塩基性 石鹸の製法であって、式Zn(OOCR’)z [式中、R1は既に定義した通 りである]で示される亜鉛石鹸を含有する溶融液に、亜鉛石鹸1モルにつき0. 1〜2゜5モルの酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウムを添加することを 特徴とするマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸の製法にも関する。
通例、酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウムを添加すると同時に、触媒量 の酸を添加する。酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウムが殆ど完全に反応 し終わるまで、得られた反応混合物は溶融状態に保持する。反応が終結すると、 溶融液が透明になるかあるいは濁って、まだ肉眼で見える固形粒子を、もはや全 く含有しなくなる。特に好ましい態様において、亜鉛石鹸1モルにつき1〜2モ ルの酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウムを添加するが、酸化マグネシウ ムが特に好ましい。他の好ましい態様において、反応混合物に対し、o、ooi 〜0.1重量%の酸の存在下に反応を行う。典型的な酸は、酢酸といったような 1〜3個の炭素原子を含む短鎖のモノカルボン酸、およびアニオンが安定化する プラスチックと相溶性である、リン酸といったような鉱酸である。水酸化マグネ シウムまたは酸化マグネシウムと亜鉛石鹸との反応を行う温度は、亜鉛石鹸の融 点温度以上かつ分解温度以下である。通例、反応温度は100〜180℃の範囲 内であり、亜鉛石鹸の融点および分解点により選択する。ステアリン酸亜鉛反応 の場合、温度は約150℃である。
製法で使用する亜鉛石鹸は、市販されているものであっても、あるいは従来、式 RICOOHで示されるカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸またはケト脂肪酸と 、亜鉛塩、好ましくは酸化亜鉛とを、約2=1のモル比で反応させることにより 形成されるものであってもよい。こういった反応は、最初にカルボン酸RIC0 0Hを融解し、その結果得られる溶融液に、亜鉛塩、好ましくは酸化亜鉛を添加 することにより行うのが好ましい。次いで、脂肪酸が殆ど完全に反応するまで、 反応を続ける。実質的に完全な反応が行われるかどうかは、ドイツ工業規格DI N53402に従って酸価を測定することにより確かめることができる。反応は また、触媒量、すなわち反応混合物に対し、約0.001〜0.1重量%の酸の 存在下に促進することもできる。既に記載した短鎖のモノカルボン酸および鉱酸 はまた、酸として使用することもできる。
本発明の好ましい態様において、本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は 、従来、第一段階で亜鉛石鹸を形成して、第二段階でマグネシウム/亜鉛混合塩 基性石鹸を形成するという二段法により製造する。この目的の為、第一段階では 、最初にカルボン酸RICOOH[式中、R1は既に定義した通りであるコを触 媒量の酸と共に添加して、融解する。このようにして形成した溶融液に、亜鉛石 鹸Zn(R’C00)2を形成する理論量の亜鉛塩、好ましくは酸化亜鉛を添加 する。反応の第二段階では、溶融亜鉛石鹸Zn(R’C00)zに、既述した量 の酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウムと、触媒量の酸とを添加する。水 酸化マグネシウムを添加するなら、反応中に解離する反応水を反応混合物から連 続的に除去する。
本発明はまた、本発明の製法により製造し、式(I)で示される組成を有するマ グネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸の、ハロゲン含有熱可塑性プラスチック用安定 剤としての使用に関する。マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、100重量部 のハロゲン含有プラスチックに対し、0.05〜5重量部の量で使用するのが好 ましく、さらに好ましくは0.2〜1重量部の量で使用する。
本発明に関し、なかでもハロゲン含有プラスチックは、塩化ビニルの塩素含有ホ モポリマーおよびコポリマーである。好ましいコポリマーは、少なくとも50重 量%の塩化ビニルと、ビニルエステル、メタクリレート、フマレート、ブタジェ ンおよび塩化ビニリデンといったような他の重合性モノマーとのポリマーである 。しかし、乳濁液、懸濁液および塊状重合より得られ、K値が65〜70である ポリ塩化ビニルホモポリマーが特に好ましい。またPvCは当然、特にアクリレ ートを基剤とする、耐衝撃性改良剤または流動性向上剤を用いて改質することも できる。
本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、ハロゲン含有プラスチックに、 常套法で、すなわちハロゲン含有プラスチックを加工する前に組み合わせる。
本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、単独で使用してもよいし、ある いは先行技術から既知である他の安定剤と共に使用してもよい。他の既知の安定 剤には、協和化学工業株式会社(Kyowa Chemical Int、)か らアルカマイザー(Alcamizer :商標)という商品名で市販されてい るハイドロタルサイトがある。
これら市販されているタイプのものは、BET表面が30m2/gより小さい。
さらに、これら市販されているタイプのものは、通例、ステアリン酸ナトリウム といったような分散剤で表面が改質されている。しかしまた、より大きな表面を 有するハイドロタルサイト、または他の表面改質剤を含むハイドロタルサイト( 例えば、ドイツ特許出願公開第4117034号および同第4117035号に 記載されているハイドロタルサイト)を使用することもできる。
他の適当な既知の安定剤は、ドイツ特許出願公開第2412837号に記載され ているNaAタイプのケイ酸ナトリウムといったような結晶性合成ケイ酸ナトリ ウム、および/またはドイツ特許発明明細書第3941902号の塩基性ヒドロ キシ亜すン酸カルシウム/アルミニウムである。
本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、任意の比率でハイドロタルサイ トと共に使用するのが好ましい。ハイドロタルサイトは、100重量部のハロゲ ン含有プラスチックに対し、0.1〜3重量部の量で使用するのが好ましく、さ らに好ましくは0.2〜1重量部の量で使用する。
本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸はまた、一般的にはノ〜ロケン含有 熱可塑性樹脂に使用される、可塑剤、滑剤、剥離剤および/または補助安定剤と 共に使用するのも好ましい。それらは、a) 8〜22個の炭素原子を含む脂肪 アルコール、b) 1〜22個の炭素原子を含む一官能価アルカノールと、所望 によりヒドロキシ置換した、8〜34個の炭素原子を含む脂肪酸との、あるいは 16〜22個の炭素原子を含むケト脂肪酸とのエステル、c) 16〜22個の 炭素原子を含むエポキシ化脂肪酸と、1〜8個の炭素原子を含む一官能価アルカ ノールとのエステル、d) 3または4のカルボキシル基と3〜24個の炭素原 子を含むジカルボン酸およびポリカルボン酸と、8〜22個の炭素原子を含む一 官能価アルカノールとの完全エステル、 e) 2〜15個の炭素原子と2〜6のヒドロキシル基を含むポリオールと、所 望によりヒドロキシ置換した、8〜34個の炭素原子を含む脂肪酸との、あるい は16〜22個の炭素原子を含むケト脂肪酸との部分および完全エステル、 f) 2〜15個の炭素原子と2〜6のヒドロキシル基を含むポリオールと、エ ポキシ化した、16〜22個の炭素原子を含む不飽和脂肪酸との完全エステル、 g) 式(■): R2−Co−R3(n) [式中、R2とR3は同じであっても、あるいは異なっていてもよく、5〜21 個の炭素原子を含むアルキル基を示す]で示される脂肪ケトン、h) 式(m) : R’ Co CH2Co−R’ (I[[)[式中、R4は8〜22個の炭素原 子を含むアルキル基であり、またR5はベンゾイル基であるコで示されるβ−ジ ケトン、i) 8〜22個の炭素原子を含む脂肪酸と、2〜6個の炭素原子を含 むアルキレンジアミドとのジアミド、 k) ポリエチレンワックスおよびパラフィンといったような炭化水素ワックス 、1) 数平均分子量が3,000〜9,000の範囲内である、酸化ポリエチ レンワックス、 m) ヒドロキシ官能価イソシアヌレート、およびn) アルキル基が2〜22 個の炭素原子を含み、アリール基がフェニル基である、亜リン酸ジアルキルアリ ール、亜リン酸アルキルジアリールといったようなリン酸の第二および/または 第三エステルより成る群から選択される、一種またはそれ以上の典型的な可塑剤 、滑剤、剥離剤および/または補助安定剤と共に使用するのが好ましい。
上記可塑剤、剥離剤、滑剤および補助安定剤を区別することなく記載しているが 、これは、化合物が数種の特性を組み合わせて有することができるからである。
上記化合物は、市販されており、また常用量を添加することのできる、実質的に は既知の化合物である。
一般的には熱可塑性樹脂に使用され、a)〜n)群から好ましく選択される可塑 剤、滑剤、剥離剤および/または補助安定剤のうち、室温で固体であり、あるい は使用量で、マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸と共に、室温で固体の生成物を 与えるものが特に好ましいとされている。
一般的には熱可塑性樹脂に使用される、可塑剤、滑剤、剥離剤および/または補 助安定剤は、既知の方法で、マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸と混合すること ができる。
しかし、本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、典型的な滑剤に溶解し たり、懸濁したりすることができる。典型的な滑剤の例としては、脂肪アルコー ル(a群参照)、−価アルカノールと脂肪酸とのエステル(b群参照)、ジカル ボン酸エステル(d群)、脂肪酸のポリオール部分および完全エステル(e群) 、脂肪ケトン(g群)、ジアミド(i群)、炭化水素ワックス(k群)および酸 化ポリエチレンワックス(1群)が挙げられる。特に好ましい滑剤は、16〜2 2個の炭素原子を含む脂肪酸のグリセロールまたはペンタエリトリトール部分エ ステルである。
マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸を典型的な滑剤に溶解したり懸濁したりする なら、このことは、従来の方法により行うことができる。この目的の為、酸化マ グネシウムまたは水酸化マグネシウムを添加することにより、本発明のマグネシ ウム/亜鉛混合塩基性石鹸を製造する前に、滑剤を亜鉛石鹸の溶融液に添加して 、融解する。
亜鉛石鹸の溶融液が特に粘性の高いものである場合に、こういった手法を採用す るとよく、滑剤を添加することにより、粘性のより低い溶融液が得られるが、こ れは、低粘性の溶融液が、より迅速かつ完全に酸化マグネシウムまたは水酸化マ グネシウムとの反応を終えるからである。
本発明のマグネシウム/亜鉛混合石鹸を使用する場合、PvC化合物は、マグネ シウムおよび亜鉛石鹸混合物のものと比較可能な、安定性の限界を示す。PvC における初期色彩安定性、すなわち、ひどい変色ではなく、初期のわずかな変色 が起こるまでの時間は、典型的なマグネシウムおよび亜鉛石鹸混合物を含有する PVCより、本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸を含有するPVCのほ うがより良好である。初期色彩安定性が長ければ長いほど、ひど0変色を起こす 危険なしに、PvCを加工できることが多い。なかでもPVC化合物は、安定化 するために、マグネシウムおよび亜鉛の存在が必要であるにもかかわらず、過剰 潤滑の兆候を全く示さないという点で特に有利である。このことは特に、押出機 において、圧力の発生が、酸化マグネシウムと亜鉛石鹸との混合物、また1まマ グネシウム石鹸と亜鉛石鹸との混合物に対する圧力の発生より少ない場合1こ明 らかである。さらに、マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は散層を起こさなL) 。
害施撚 A)マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸の製造〈実施例1〉 ラウリン酸亜鉛・酸化マグネシウム[Znラウレート・MgO]ラウリン酸15 8.9 g(0,80モル)と、触媒として99%酢酸0.05 gを、撹拌機 、温度計および下行性冷却器を備えた四ツロ球形フラスコに充填した。140〜 150℃で、酸化亜鉛32.3 g(0,40モル)を少量ずつ溶融脂肪酸へ添 加した後、減圧した。次いで、減圧を30 h Paまで連続的に高めた。減圧 下、反応混合物を合計1.5時間撹拌した。反応フラスコを脱気し、酸化マグネ シウム15.9 g(0,40モル)と、(触媒として)最初と同じ酢酸を同量 添加した。再び減圧し、1時間かけて、20〜30hPaまで連続的に高めた。
反応の第二段階で、反応混合物を合計2.5時間撹拌した。すると、固形粒子を 全(含有しない、褐色がかって、白く濁った、低粘性の溶融液となった。次いで 、その溶融液を凝固用タンクに移し替えた。黄褐色がかった、融点が105℃の ワックス様の塊が得られた。
〈実施例2〉 ベヘン酸亜鉛・酸化マグネシウム[Znベヘネート・MgO]最初に、(ドイツ 工業規格DIN53402に従って測定した酸価が165である)工業用ベヘン 酸173.5 g(0,5モル)と、酢酸0.05gを、実施例1と同様に添加 した。酸化亜鉛20.8 g(0,25モル)を添加した後、亜鉛石鹸を形成す るための反応の第一段階を実施例1と同様に行った。中性石鹸が形成された後、 最初と同じ酢酸を同量と、酸化マグネシウム10.3 g(0,25モル)を添 加した。実施例1に記載した条件と同じ条件下、反応を行った。その後、溶融液 1′!、未溶解粒子を全く含有していなかった。生成物を凝固すると、褐色がか った、融点が118℃のワックス様の塊が得られた。
〈実施例3〉 12−ケトステアリン酸亜鉛・酸化マグネシウム[Zn−12−ケトステアレー ト・MgO]最初に、(酸価が187である)工業用12−ケトステアリン酸1 70.5 g(0゜56モル)と、酢酸0.05gを、実施例1と同様に添加し た。酸化亜鉛23.1g(0,28モル)を添加した後、中性亜鉛石鹸を形成す るための反応を実施例1と同様に行った。石鹸が形成された後、最初と同じ酢酸 を同量と、酸化マグネシウム11.5g(0,28モル)を添加した。反応後、 沈殿物を全く含有しない、褐色がかって、わずかに濁った、低粘性の溶融液とな り、冷却すると、褐色がかった、融点が126℃のワックス様の塊が得られた。
〈実施例4〉 ステアリン酸亜鉛・2(酸化マグネシウム)[Zロステアレート・2Mg0]最 初に、(酸価が207である)工業用ステアリン酸158.0 g(0,58モ ル)と、酢酸0.05 gを、実施例1と同様に添加した。酸化亜鉛23.8  g(0,29モル)を添加した後、亜鉛石鹸を形成するための反応の第一段階を 実施例1に記載したように行った。中性石鹸が形成された後、最初と同じ酢酸を 同量と、酸化マグネシウム23.4 g(0,58モル)を添加した。実施例1 に記載した条件と同じ条件下、反応を行った。その後、溶融液は、未溶解粒子を 全く含有していなかった。黄色がかった、稀薄溶融液となり、冷却すると凝固し て、淡黄色がかった、脆い、融点が74℃のワックス様の塊が形成された。
〈実施例5〉 12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛・酸化マグネシウム[Zn−12−ヒドロキ システアレート・MgO]最初に、(酸価が180である)工業用12−ヒドロ キシステアリン酸214゜5 g(0,68モル)と、酢酸0.05gを、実施 例1と同様に添加した。酸化亜鉛28、0 g(0,34モル)を使用して、亜 鉛石鹸を形成した。次いで、最初と同じ酢酸を同量と、酸化マグネシウム13. 7 g(0,34モル)を添加した。さらなる手順は、実施例1に記載した通り であった。反応生成物は、褐色がかって、沈殿物を含有しない、クリーム状の溶 融液となり、これを冷却すると凝固した。黄褐色がかった、融点が95℃のワッ クス様の生成物が得られた。
〈実施例6〉 イソステアリン酸亜鉛・酸化マグネシウム[Znイソステアレート・MgO:1 最初に、(酸価が約190である)工業用イソステアリン酸170.2 g(0 ,57モル)と、酢酸0.05gをを添加した。酸化亜鉛23.4 g(0,2 85モル)を添加した後、亜鉛石鹸を形成するための反応の第一段階を行った。
次いで、最初と同じ酢酸を同量と、酸化マグネシウム11゜5g(0,285モ ル)を添加した。
さらなる手法は、実施例1に記載した通りであった。最後には、カラメル色の、 沈殿物を全く含有しない、稀薄溶融液が得られ、凝固すると、褐色ががった、細 工用粘土様の塊となった。
B)性能試験 に値が68であるpvc懸濁液[コルヴイック(Corvic) S 68/  173 :商標′J100重量部を、表1に挙げた化合物と、そこに示した量( 重量部; phr)で混合した。実施例4のステアリン酸亜鉛・2(酸化マグネ シウム)[式(MgO)zZn(ステアレート)2]を本発明の実施例Bl)で 試験した。ステアリン酸マグネシウムとステアリン酸亜鉛との混合物、および酸 化マグネシウムとステアリン酸亜鉛との混合物を比較のために使用した。比較混 合物の量は、マグネシウムおよび亜鉛含量が実施例4のマグネシウムおよび亜鉛 含量と同じになるよう選択した。
表1 : PVC配合物 成形コンパウンドを形成するため、表1に示した配合物を加工した。成形コンパ ウンドを加工するのに、市販の二軸スクリュー押出機[ライフエンホイザ−(R eifenhauser) BT 55/ 16二軸スクリユ一押出機]を使用 した。角管(63X3a+ll)を製造するために、以下のパラメーターを選択 した。
シリンダ一温度 : 170/170/170/150/150℃頭部温度 :  155/170/170℃スクリュー : K 6/2 スクリュー速度 : 25r、p、m。
加工する前に、成形前に発生する溶融圧力2(バール)を測定した。さらに、機 械生産能力の有効利用率(%)を読み取った。結果を表2に示す。
本発明の実施例において、表2は、成形前の溶融圧力2が、比較例におけるもの より顕著に高いということ、すなわち過剰潤滑の確率が顕著に低いということを 示す。
製造した角管を、その保存安定性について試験した。この目的の為、1xlcs の試験片を切り取り、温度が180℃の、回転棚のある乾燥キャビネットcヘラ オス(Heraeus)] l::置イタ0試料を15分おきに取り出した。初 期のわずかな黄変が起こるまでの時間と、顕著な変色が起こるまでの時間(=初 期色彩安定性)を測定した。結果を表3に示す。
表3 = 保存安定性 初期色彩安定性 安定性の限界 実施例 初期の変色 顕著な変色 比較1 15 30 150 比較2 30 60 150 表3から、本発明のマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸は、マグネシウムおよび 亜鉛石鹸の物理的純混合物(比較1)より、初期色彩安定性が良好であるという ことが明らかに分かる。
また動的安定性も試験した。この目的の為、プラスチグラフ[ブラベンダー(B rabender) P L E 330ブラスチコーダーコを使用した。機器 内温度は200℃、またニーダ−速度は3 Qmjn−’であった。
補助回転付きベルシュトルフ(Berstorff)実験室用混合練りロールを 用い、配合物Bl)30gと、表1に示した比較1とから製造した、450X2 20+a■のストリップに関し、ロール温度170℃およびロール速度12.5 r、p、m、で5分間にわたり、研究を行った。次いで、そのストリップをプラ スチグラフ中に入れた。次いで、わずかな変色(=初期色彩安定性)が起こるま での時間と、暗褐色の変色(=安定性の限界)が起こるまでの時間を測定した。
安定性時間を表4に示した。
表4 ・ 動的安定性 表4より、本発明の実施例を含むPVC化合物は、マグネシウムおよび亜鉛石鹸 の混合物を含有する化合物より変色するのが遅いことから、表3の結果が確実な ものとなる。
国際調査報告 PCT/EP 93100321フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号C07C59/347 (72)発明者 レッフェルホルツ、フリドードイツ連邦共和国 デー−285 0ブレーマーハーヴエン、フィーレンダ−・ヴエーク226エフ番 I (72)発明者 ヴ工−トル、ベータードイツ連邦共和国 デー−2850ブレ ーマーハーヴエン、レーニングシュトラアセ13番 (72)発明者 ヤーケル、マンフレートドイツ連邦共和国 デー−2854ロ ックスシュテット、メメラー・シュトラアセ29番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I): (MgO)nZn(OOCR1)2(I)[式中、 R1は7〜21個の炭素原子を含む直鎖状または分枝状のアルキル、アルケニル 、ヒドロキシアルケニルまたはヒドロキシアルキル基、あるいは11〜21個の 炭素原子を含むケトアルキル基であり、またnは0.1〜2.5の数である]で 示される組成を有するマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸であって、式Zn(O OCR1)2[式中、R1は既に定義した通りである]で示される亜鉛石鹸を含 有する溶融液に、亜鉛石鹸1モルにつき0.1〜2.5モルの酸化マグネシウム または水酸化マグネシウムを添加することにより溶融液相反応で製造するマグネ シウム/亜鉛混合塩基性石鹸。
  2. 2.式(1)中のnが1〜2の数であることを特徴とする、請求項1に記載のマ グネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸。
  3. 3.式(I): (MgO)nZn(OOCR1)2(1)[式中、 R1は7〜21個の炭素原子を含む直鎖状または分枝状のアルキル、アルケニル 、ヒドロキシアルケニルまたはヒドロキシアルキル基、あるいは11〜21個の 炭素原子を含むケトアルキル基であり、またnは0.1〜2.5の数である]で 示される組成を有するマグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸の製法であって、式Z n(OOCR1)2[式中、R1は既に定義した通りである]で示される亜鉛石 鹸を含有する溶融液に、亜鉛石鹸1モルにつき0.1〜2.5モルの酸化マグネ シウムまたは水酸化マグネシウムを添加することを特徴とする、マグネシウム/ 亜鉛混合塩基性石鹸の製法。
  4. 4.亜鉛石鹸1モルにつき1〜2モルの酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシ ウムを添加することを特徴とする、請求項3に記載の製法。
  5. 5.酸化マグネシウムを添加することを特徴とする、請求項3または4に記載の 製法。
  6. 6.反応混合物を100〜180℃の温度に加熱することを特徴とする、請求項 3〜5のいずれかに記載の製法。
  7. 7.反応混合物に対し、酸がさらに、0.001〜0・1重量%の量で存在する ことを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載の製法。
  8. 8.請求項1〜3に記載した、式(I)で示される組成を有するマグネシウム/ 亜鉛混合塩基性石鹸の、ハロゲン含有熱可塑性樹脂用安定剤としての使用。
JP5514496A 1992-02-19 1993-02-10 マグネシウム/亜鉛混合塩基性石鹸 Ceased JPH07503964A (ja)

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