【発明の詳細な説明】
本出願は本出願人が先に出願した米国特許出願第071597,786号(19
90年10月15日出願)の部分継続出願であり、この出願は米国特許出願第0
7/221.804号(1988年7月20日出願、現在は米国特許第5.00
2.962号、1991年3月26日交付)の部分継続出願であり、これら両者
を本明細書に参考として引用し、それに対して35 USC9120の下での優
先権を主張する。
発明の分野
本発明は、一般に感光性の療法用化合物および光力学療法(PDT)に関するも
のである。より詳細には、本発明はビロフエオホルヒド(pyropheoph
orbide)類、それらを含有する配合物、およびそれらを癌の治療に用いる
ことに関するものである。
発明の背景
米国特許第5.002.962号明I[II書にJ己載されるように、ポルフィ
リン関連化合物は正常組織と比較して腫瘍組織の方に高い濃度で蓄槽し、これら
の化合物を迦切な波長の光で照射すると活性化された形態となり、これは減衰す
る際に細胞毒性を生じる。ポルフィリンまたは関連化合物を励起させると、実際
に毒性物質である一重項酸素が形成されると考えられる。しかし段毎された化合
物は見掛は上はこの過程で分解しない。
″ヘマトポルフィリン誘導体’ (tlPD)のf(用に関する文献に、ヘマト
ポルすると訂集が起こり、混合物中の有効物質をサイズ分離した凝集物として粗
製形態で調製しうることが示されている(たとえば米国特許第4.649゛、1
51号明細書、本明細書中に参考として引用する)。この調製物は、商標フォト
フリン(Pho to r r in)で市販されている。
フオトフリン組成物として市販されている調製物は混合物である。この混合物は
エーテル結合で結合したポルフィリンを含有しくドウエルティー(Doughe
rty。
T、 J、 )ら、^dv Exp Med Bio(1983)160:3−
13) 、より最近ではカフセル(Kassel。
D)ら、 Photochem Photobiol(1987)46:463
−568がこの混合物にはエステル結合したポルフィリンも含有されることを示
した。スカウリズ(Scouridcs、 P、λ、)ら。
Cancer Re5(1987)47:3439−3445は、ヘマトポルフ
ィリンジメチルエステルから出発してエーテル結aポルフィリンのオリゴマー混
合物を合成した。この混合物はPDTにおいて有効であったが、フtトフリン調
製物と同様に複雑な混合物であった。エステル結合により結合したヘマトポルフ
ィリン2量体もパンディ(PandeLP、に、)ら、 Cancer Res
(印刷中)により調製され、調製された2量体はフォトフリン組成物中に存在
せず、かつインビトロアッセイにおいて不活性であることが示された。
このように当技術分野では、HPDを凝集させ、そして比較的高分子量の成分に
分離させた場合に、調製された混合物の幾つかの要素が光力学療法において有効
であることが知られている。先に本発明者らは、米国特許第5. 002. 9
62号明細書に開示されるようにPDTに有用な弔−化合物組成物を調製した。
米国特許第5.002.962号明細書に開示される精製および確認された組成
物は、米国特許第4.920.143および4.883.790号明細書に開示
される化合物および方法と同様に光力学療法に有用である。
発明の概寒
ビロフエオホルビド化合物、それらの化合物を含有する薬剤組成物を先力学療法
に用いることができる。ビロフエオホルビド類は下記一般構造式■またはIIに
包含される。
式中のR1はCH,OR2であり、ここでR,1J1−20個の炭素を含む第一
または第二アルキルであり、R3は−CO2Rsてあり、ここでR4はHlまた
は1−20個の炭素を含むアルキルである。本発明の他の化合物は下記の式II
に包含される
式中のR1は−ORaであり、ここてR6は1−20個の炭素を含む第一または
第二アルキルであり、R7は一〇〇□R8であり、ここでR8はトI、または1
−1−2Oの炭素を含むアルキルである。特に好ましい化合物は、R6が−0−
ヘキシルであり、かつR7が−CO2)(または−CO2CH3のものである。
本発明のビロフエオホルビド類を賦形剤と混和して、光力学療法に用いるのに適
した薬剤学的に許容しうる配合物が提供される。
本発明は、式■および[[の化合物の合成法をも包含する。
本発明は、本発明のビロフエオホルビド化合物を有効成分として含有する注射用
薬剤組成物、ならびに本発明の化合物および組成物を用いて光力学療法を実施す
る方法をも包含する。
本発明は、特異的レセプター(たとえば細胞性レセプター)に結合しうるリガン
トもしくは特定の抗原に結合しうる抗体に結合した本発明のビロフエオホルビト
化合物、およびこれらの結合体を含有する組成物、ならびにこれらの結合体およ
びそれらの組成物を用いて光力学療法を実施する方法をも包含する。
本発明の主目的は、ビロフエオホルビド化合物、それらの化合物を含有する薬剤
組成物、およびそれらの化合物を光力学療法に用いて行われる治療法を提供する
ことである。
他の目的は、異常に速やかに復製する腫瘍細胞を有するヒトの治療法、アテロー
ム性動脈硬化症の治療法、または細菌もしくはウィルス感染の不活化法を提供す
ることである。
本発明の特色は、本発明のビロフエオホルビド化合物が光力学療法に用いられる
通常の化合物と比較してスペクトルのさらに深く赤色部に及ぶ光をも吸収するこ
とである。
本発明の利点は、本発明のピロフエオホルビド化合物および薬剤組成物は組織透
過が最適であり、光力学療法に用いられる他の化合物と比べて皮膚に保有される
期間が比較的短いことである。
本発明の他の利点は、本発明のビロフェオホルビド化合物が光力学療法に用いら
れる通常の化合物の毒性と比較して、腫瘍細胞および罹患組織に対してより大き
な毒性をもつことである。
本発明の他の利点は、ビロフエオホルビドを遊離酸(たとえば式Iまたは目にお
いてR3またはR7が−CO2Hである場合)として合成することができ、リポ
ソームまたは界面活性剤の必要なしに容易に配合しうろことである。
本発明の他の利点は、本発明のビロフエオホルビド化合物が光力学療法に用いら
れる通常の光増感剤と比較して、著しく低い用量の注射材料で有効であることで
ある。
本発明のこれらおよび他の目的、利点および特色は、以下に本明細書の一部をな
す付随する構造式を参照しなからより十分に説明される構造、合成および使用の
詳細を読むことによって当業者に明らかになるであろう。本明細書全体を通じて
構造式中の同様な記号は同様な分子部分を表す。
図面の簡単な説明
第1図は式11(a)の化合物のFAB質量スペクトルである。
本発明の好ましい形態の詳細な説明
本発明のビロフエオホルビド化合物、それらの化合物の薬剤組成物、合成法およ
び使用法を開示する前に、本明細書に記載される特定の化合物、組成物、使用法
または合成法はもちろん変更しうるので、本発明がこれらに限定されないことを
理解すべきである。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ限定されるのである
から、本明細書で用いる名称は特定の形態を記述するためのらのにすぎず、限定
のためのものではないことも理解す・\きである。
本明細書および請求の範囲で用いる甲数形(’ a″、“an”およびthe″
)は、前後関係から明らかにそうでないことか示されない限り複数の意味を含み
、たとえば″ビロフエオホルビド“にはそれらのビロフエオホルビドの混合物が
含まれ、″抗体″に言及した場合これにはそれらの抗体の混合物が含まれ、″治
療方法″に言及した場合これには本明細書を読むことによって当業者に明らかに
なる同様な方法の2及が含まれる。
特に指示しない限り、本明細書で用いるすべての技術用語および科学用語は光力
学療法の分野の当業者が一般に理解しているものと同じ意味をもつ。本発明の実
施および試験に際しては、本明細書に記載したものと同様または均等な方法をい
ずれも採用しつるか、以下に好ましい方法および物質を記載することを試みた。
式中のR1は−ORaであり、ここでR6は1−20個(好ましくは5−20個
)本発明の本質は、光力学療法と関連づけて用いた場合に癌の治療に極めて有効
であることが見出された新規化合物、およびそれらの化合物を含有する薬剤組成
物の開示である。より詳細には、これらの化合物は下記一般構造式■および[1
に包含されるピロフエオホルビド化合物である。
式中のR1はCI(20R2であり、ここてR2は1−20個(好ましくは5−
20個)の炭素を含む第一または第二アルキルであり、R1は−CO2R4であ
り、ここでR1はHlまたは1−20個の炭素を含むアルキルである。好ましい
化合物は、R1が−1:H2O−ヘキシルであり、かつ■ぐ、か−CO2CHs
または−Co2Hであるものである。本発明の他の化合物は下記の式IIに包含
される反応!¥、路 1
の炭素を危む第一または第二アルキルであり、R7は−C02R3であり、ここ
でR4はI−1、または1−20個の炭素を含むアルキルである。特に好ましい
化合物は、R5が一〇−ヘキシルであり、かつR7が−CO、Hまた(ま−CO
2CI−1、のちのである。
構造式lおよびIIのビロフエオホルヒド化合物を薬剤組成物として配合し、癌
を治療するために療法上有効な量での者に投与することができる。
本発明は構造式lおよび(lの化合物をすべて包aするか、構造式11aの化合
物が先力学療法と関連づけて用いた場合に癌の治療に特に有効であることが見出
された。構造式11aを下H,2tこ示す構造式11aの化ご物をa成丈るため
の一般的な反応経路を下記に示す出発原料
赤色光を吸収する上記化合物の製造に用いられる出発原料はメチル フエオホ紙
により濾過し、アセトンで十分に洗浄した。この抽出および濾過工程をさらに2
回反復した。固体から緑色をすへて取り出すことはできなかった。
緑色の濾液を蒸発させ、グレートVの中性アルミナ上でのフランシュクロマトグ
ラフィーにより、まずn /\キサンで溶離して速やかに移動する黄色のバンド
を除去し、次いでンクロロメタンで溶離してフェオフィチン−aを含有する主要
な青色/灰色のピークを得た。フェオフィチン−dをメタノール中の硫ff15
0018gのメチル フエオホルヒトーdを得た。メチル フェオホルヒトーa
はインビボ殺腫瘍活性アッセイにおいて、5mg/kgの用量でB射した場合に
不活性であると思われる。
結合C本および標識ビロフェオホルヒト類本貫的に上記の化合物または調製物を
有効威分古して含む組成物を用いるほか、特異的な標的艮定メカニズムを付与す
るために誘導体の形態を用いることができる。一般に用いられる標的特異性成分
には、モノクローナル抗体、および細胞性レセプターに対して特異的なりカント
とは、細胞表面のレセプターに結合し、様な物質のいずれであってもよい。それ
はポリクローナルまたはモノクローナル抗体調製物に由来するものであってもよ
く、全抗体、またこれらの抗体の免疫反応性フラグメント、たとえばF(ab’
)2、FAB、もしくはFAB’フラグメントも含まれる。これらの免疫反応性
フラグメントを全抗体の代替として用いることは当技術分野で周知である。たと
えばスビーゲルバーグ(Spiegelberg、 H,L、 )、“Immu
noassays in the C11nical Laboratory“
(1978)3 :1−23を参照されたい。
これを本明細書に参考として引用する。
ポリクローナル抗血清は常法により、それに対する抗体が望まれている抗原を適
切な補礼動物に注射し、この抗原に対する血清中の抗体水準をアッセイし、力価
か高い時点で抗血清を調製することにより調製される。モノクローナル抗体調製
物も常法により、たとえばケーラーおよびミルスタインの方法により、免疫処置
した動物から得た末梢血リンパ球または胛臓細胞を使用し、これらの細胞をつは
常法により、スピーケルハーグ(SpiegeLberg、 H,L、 ) (
前掲)の記載に従って行うことかできる。
特に有用な抗体には下記のものか含まれる モノクローナル抗体調製物CAMA
LL、これはマルコーム(Malcolm、 A、 )ら、 Ex Flema
toL(1984)12:539−547の記載に従って2j製しつる。ポリク
ローナルまたはモノクローナル抗M1抗体調製物、−ニー (New、 D、
)ら、 J Immunol(1983)130:1473(477(前掲)の
記載による:ならびに816G抗体、これはマイヤー(1(aier、 T、)
ら、 J ImmunoL(1983)131:1843、スチール(Stee
l、 J、 K、 )ら、 Ce1l 1m1Iluno1(1984)90:
303の記載に従ってA製される。これらの出版物すべてを本明細書に参考とし
て引用する。
上記のリストは例示であって、もちろん限定ではない、標的組織が分かると、こ
の組織に対して特異的な抗体を常法により:A製することができる。従って本発
明は、目的とするいかなる標的に対しても毒性を及ぼすために適用することがで
きる。
が市販されており、一般的なリストには、たとえばパース・ケミカル社のカタロ
従ってレセプターのものに相捕的な外形(contour)および電荷ノ々ター
ンをbつ部分を意味する。多様な細胞タイプかホルモン、成長因子または神経伝
達物置を結合すべく設計された特異的レセプターをもつことは十分に理解されて
いる。ただしレセプターに対して特異的なこれらの形態のりガントが知られてお
り、か一つ理解されているが、本明細書中で用いる″レセプターに対して特異的
なりガグ中に見られるものか含まれる。これらのリンカ−はホモ−またはへテロ
−2官能性部分てあり、ジスルフィド、アミド、ヒドラゾンおよび他の多様な結
合を形成しうる官能基を包含する。
他のりンカーには、ポリマー、たとえばポリアミン、ポリエーテル、ポリアミン
アルコールケトンを、酸、アルデヒド、イソシアネートまたは他の多様な基によ
り上記成分に誘導したものが含まれる。
結合体の有効部分を標的細胞特異性成分に結合させる際に用いられる方法には標
準的手段がいずれも含まれ、結合方法は本発明の一部を構成しない。従ってこれ
らの結合体を調製するための当技術分野で知られている有効な方法はいずれも本
発明の範囲に含まれ、よっておおまかにリンカ一部分は共有結合であるか、また
は当技術分野で入手しつるいずれかのリンカ一部分もしくはそれから標準的方法
で誘導しうるちのであるとのみ定義される。
本発明の化合物自体または結合体はさらに、薬物を標識した化合物またはイオン
に誘導することができる。多様な標識部分を用いることができ、これには放射性
同位体および蛍光性標識か含まれる。放射性同位体標識はインビボで容易に検出
しうるので好ましい。
中油であるか、または特異的結合物質との結合体である化合物を、適切な放射性
カチオンをポルフィリン系内に配位させることにより放射性同位体で標識するこ
とができる。有用なカチオンにはテクネチウムおよびインンウムが含まれる。
結合体の場合、特異的結合物質を標識に結合させることもできる。
投与および使用
一般に本発明のビロフエオホルビド化合物は、癌に罹轡している宿主、たとえば
ヒトに、療法上有効な量でいずれか適切な手段、たとえば注射(静脈内または筋
肉内)により投与するか、または経皮投与することができる。本発明のピロフエ
オホルビト化合物は、周囲の正常組織中に蓄積するよりはるかに高度に腫瘍細胞
中に蓄積する。腫瘍組織に蓄積するのに十分な期間を置いたのち、ピロフエオホ
ルヒド化合物を細胞毒性にする特定の波長の光を化合物に照射し、これによりピ
ロ7エオホルビド化合物が蓄積している腫瘍または罹患組織を破壊する。ピロフ
エオホルビド化合物が蓄積していない周囲の正常な組織に不可逆的な損傷を起こ
さずに、これが達成される。
本発明化合物およびそれらと標的細胞特異性物質との結合体は、一般にヘマトポ
ルフィリン誘導体およびフォトフリンIIの組成物に関して当技術分野で知られ
ている様式で用いられる。これらの組成物は、可視光線を用いる照射による破壊
に対して新生細胞または他の異常な組織を増感するのに有用である一一光活性化
に際して、これらの組成物は直接作用をもたず、それらが何らかの生物学的事象
に関与することもない、し力七光活性化のエネルギーが内在性酸素に伝達されて
、それを−重項酸素に変換すると思われる。この−重項酸素が細胞毒性効果に関
与すると考えられる。さらに、蛍光を発する光活性化された形態のポルフィリン
蛍光体は腫瘍の位置を示すのに役立つ。このように本発明の2量体および3量体
化合物は、それらの生物学的効果を発揮する際に消費されず、または変化しない
。
当技術分野で知られている一般的な適応症には、充実性腫瘍の腫瘍&[1織の破
壊、血管内の粥1t!(plaque)の溶解(たとえば米国特許第4.512
.762号明細書参照)7局所状態、たとえばアクネ、みずむし、いぼ、乳頭腫
および乾鼾の治療、ならびに感染主(infectious a、Hen1)に
関する生物製剤(たとえば輸血用血液)の処理が含まれる。これらの感染主に膜
が存在することにより薬物の蓄積か促進されるからである。他の用途には、アテ
ローム性動脈硬化症に罹轡したヒトの治療、および細菌またはウィルス感染の不
活性化が含まれる。
組成物は当技術分野で一般に知られている方法で対象に投与するが、またはイン
ビトロ標的に適用するための、薬剤組成物として配合される。これらの薬剤組成
物の要約は、たとえばRemington’ s Pharmaceutica
l 5cience、 ?−/り8パブリジング社、ペンシルバニア州イースト
ン、最新版に見られる。標識された、または標識されていない組成物を全身に、
特に注射により投与するが、または局所的に用いることができる。
注射は静脈内、皮下、筋肉内、または腹腔内であってもよい。注射用製剤は通常
の形態で、液状の液剤もしくは懸濁剤として、または注射前に液状となすのに適
した固形剤として、または乳剤として調製することができる。適切な賦形剤は、
たとえば水、食塩液、デキストラン、グリセリンなどである。もちろんこれらの
組成物は少量の無毒性助剤、たとえば湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤などを含
有しうる。
全身投与は、徐放性もしくは持続放出性の系を埋め込むことにより、坐剤により
、または適切に配合されている場合は経口的に行うこともできる。これらの投与
様式に用いられる配合物は当技術分野で周知であり、これらの方法の要約は、タ
ト、jlf Re1卵ゆ忙影胴コ壓型卦cal 5cience (前掲)に見
られる。
治療を局所的に行う場合、たとえば表在性Il!Ii瘍または皮膚障害の治療の
ためには、MU銭物をローション剤、懸濁剤またはパスタ剤を含めた標準的な局
所用組成物により局所投与することができる。
化合物の投与量は、有効成分の選択、治療すべき状態、投与様式、個々の対象、
および開業医の判定に依存する。製剤の特異性に応じて、少量または多量の投与
量が必要であろう。標的組織に対する特異性が高い組成物、たとえば特異性の高
いモノクローナル免疫グロブリン調製物または特異的レセプターとの結合体につ
いては、0.05−1mg/kgの用量が推奨される。標的組織に対する特異性
がより低い組成物については、より高い、最高1−10mg/kgの用量が必要
である。個々の治療方式に関する変数の数は多く、これらの推奨値からのがなり
の逸脱が予想されるので、上記の範囲は推奨にすぎない。さらに本発明のある種
の化合物は水にわずかに溶解しつるので、直接に食塩液または5%グルコース溶
液中において投与し、従って界面〆占性剤または他の可溶化剤の混入を避けるこ
とがてきる。
光力学療法および本発明に関連する化合物の分野の当業者は、多数の因子を考
□慮して、適量および全般的な投与方式をより良く決定することができるであろ
う。
たとえば患者の体格、体重および状態を、その療法に対する患者および彼らの疾
轡の反応性と同様に考慮しなければならない。比較的少量を1回投与した場合で
すら有益な効果があると考えられる。さらに、著しく大量の投与量+1もちろん
有毒となる可能性かある。従って投与量および投与間隔に関して詳細な情報を提
供するよりむしろ、本発明のビロフエオホルビト化合物か光力学療法(こ関して
一般に用いられる通常の化合物よりIl!瘍細胞に対して高度の毒性をもち、従
ってより少量投与しうろことを考慮しながら、これらの投与に際して採用される
一般的な因子に注意を払うへきである。
害應伊j
以下の実施例は、当業者に本発明のビロフエオホルビト化合物および薬剤組成物
の調製法の十分な説明および記述を提供するためのものであって、本発明者らか
本発明であるとみなすものの範囲を限定するためのものではなし)。用(八た数
(直(たとえば量、温度なと)に関しては精度を保証する努力を行ったカζ、若
干の実験誤差および偏差を考慮すべきである。特に指示しない限り、部は重量部
であり、温度は0Cであり、圧力は大気圧またはその付近である。
害奥燃1
メチル ビロフエオホルビドーd(2) メチル フエオホルビドーa(1゜1
.0g)は藻類スピルリナ・デストリトラターダから、スミス、ボッおよびシノ
ブソン(N、 M、 Sm1th、 D、 A、 Golf、D、 J、 Si
mpson) J、八m、 Chew、 Soc、 、 P985.107.4
941−
4954 :ならびにパンディ、ヘルニール、スミスおよびトールティー(R,
K、 Pandey。
D、 A、 Be1lnier、 K、 M、 Sm1th、 T、 J、 D
ougherty) 、 Photochem、 Phot盾b奄盾戟A 、
1991.53.65−72に記載の方法に従って得られた。これら両者を本明
細書に参考として引用する。
メチル フエオホルビト−aをコリシン(LOOmI)中で90分間、窒素流を
徐々に導通しなから加熱還流した。参照・ケンナー、マ・7コンビーおよびスミ
ス(G、 W、 Kenner、 S、 Y、 j[ccombie、 L M
、 S!l1ith) J、 Chem、 Soc、 Per汲奄獅P工り、
1973.1.251
7−2523 、本明細書に参考として引用する。溶液を蒸発させ(領 1mm
Hg)、残渣をジクロロメタン/メタノールから再結晶した。収率820mg;
91%、融点217−219°C1文献220−225°C,フ什lシャーおよ
びステルン(H,Fisher、^、5tern) 、 Die Chemie
des Pyrrole、 vol II、 Part 2. p、@64お
よび74、
アカデミソシエ出版は、ライブツイノヒ1本明細書に参考として引用する。
V釉: (max) 410 (1120001; soa (116001;
536(96001: 610 (8200); 666 (45000);
NMR,ppm; 9.50.9.3B。
10−CM21; 4.50 (m、 8−HO74,28(ffl、 7−H
)i 3.70 +(Z、 2K。
CH2CH31; 3.68 (!9.3H,CHCHCO2CM31; 3.
62.3.40.3.22 (各々s、3H,30!3); 2.70 (7a
−Hl; 2.31(7a’−Hl; 2.56 (]b−H); 2.29+
7b’−HlH1,82(d、 3H,8−CM31; 1.70 (!、 3
H,CH2CH2); −1,70(8,2H,2NH)
ピロ7エオホルビトーd(3) メチル ピロフェオ小ルビドーa (2,25
0mg)を蒸留テトラヒドロ7ランC30rnl)に溶解し、4N llCl
(125ml)を一度に添加した。反応混合物を窒素雰囲気下に室温で4時間撹
拌した。
反応は分析用Llc(ンリカプレート)により、10%メタノール/ジクロロメ
タンを移動相として用いて監視された。次いで反応混合物を氷水に注入し、ジク
ロロメタンで抽出した。ジクロロメタン柑を水でvi口洗浄した(200mlで
3回)。有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムて乾燥させた。溶剤を蒸発させる
ことにj−り残渣が得られ、これをンクロロメタン/パ\キサンから結晶化した
。収量225mg、化合物の純度をLieにより確認し、NMRスペクトル分析
により構造を確認した。N〜IRデータは、プロピオン酸エステル(−CI2C
1,、Co□CHI)の−OC11、プロトンに関する共鳴が失われた点以外は
、2に関して記載したものと同様であった。
メチル−2−11−(0−ヘキシル)エチル1デビニルビロフエオホルビド(4
)・ピロ7エオホルビトーa (2,200mg)を30%HB r/ff’l
[t (5,0m l)に溶解し、ガラス栓をしたフラスコ(ゴム膜を用いても
よい)内で反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。溶剤を高真空下に(1mm
Hg)除去し、得られた1−フロモエチル誘導体を直ちにn−ヘキサノール(3
゜0m1)で窒素雰囲気下に処理した。反応混合物を室温で45分間撹拌し、ジ
クロロメタン(LOOmI)で4釈した。ジクロロメタン柑をノ8相が中性にな
るまで水で洗浄しく200m1で3回)、次いて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ
た。溶剤の蒸発により残渣が得られ、これをグレードIIIアルミナ(6%水水
中中性アルミナ上でンクロロメタンにより溶離してクロマトグラフィー処理した
。最初の両分は出発原料と目的生成物(料量)の混合物であった。さらに同一溶
剤で溶離して、目的生成物を得た。適宜な溶出液を混和した。溶剤を蒸発させる
と、粘稠な固体が得られ、これはシクロlコメタン/ヘキサンから結晶化させる
ことができた。収率70%。
(反応経路1を参照されたい)
Visバmax)740B +90
ooo); 471 (32001,506(8600); 536 (s、5
oo); 604 (7,2501;660 (41500+、NMR,ppm
; 9.79.9.51.8.53 +各々 s、 LM。
meso 、Hl B 5.90 (q、2J −01(0−haxyLlcH
3; 5.08−5.30 (q、2H。
10−0(2); 4.47 (m、 8H124,29[m、 7−HO;
3.75 (q、 2H。
211−(0−ヘキシル)エチル)デビニルビロフエオホルビドーd (5):
ビロフエオホルヒトーd(3,200rr+g)を・1につき述へた方法に従っ
て30%)I B r /酢酸と反応させ、次いでn−ヘキサ、ノールと反応さ
せて、目的生成物を60.−65%の収率で得た。構造はNMRスペクトル分析
により確認された。
上:己により合成した2−[L−(0−ヘキシル)エチル)デビニルピlコフエ
オホルビ)へ−d−反応紅路1の構造式(5):5−RO−ここでR= (CH
2)sCl(、およびm=H1(式1[a)(5,0);)をツイーン80(領
Lml)に溶解し、そしてLOmlのハンクス平衡塩類溶を伎(HI3SS)
と混合すると、0.22μMミリポアフィルターにより超過したのち、01−%
ツイーン80中の約0.5mg/ml溶液か得られる。腋窩に直径0.4−0.
5mmの皮下SMT−F肺瘍を有するDBA/2マウス10匹に、0.3mg/
kg’(体重)の上記溶液を(マウス当たりの注射容量が約0.2mlとなるよ
うにHBSSに希釈したのち〕静脈内注射する。約24時間後に腫瘍領域(腫瘍
移植前に毛を剃り、脱毛されている)を660−670nmのレーザー光線で3
0分間、75mW/cm2の電力で照射して、135ンユ一ル/am2を付与す
る。あるいは670nm付近の比較的広いハント幅および約283ジユール/c
m2を放出するようにフィルター処理したキセノンアーク灯を用いることができ
る。
光処理の翌日、すへての腫瘍は平坦に見え(触診不可能)、その領域上にわずか
な皮膚の蒼白化か認められる。これはその後数日間にわたって進行して、明白な
腫瘍壊死となる。処F!後7目土には、すへての腫瘍は依然として触診不可能で
あり、壊死性である。処理後30日1には10例中子例の腫瘍は依然として触診
不可能であり、1例は処理後90日目土で腫瘍を有しないままである。
白子スイスマウス(HalCR)に実施例1に従って調製した式11aの化合物
Q、1m4/kg (体重)を静脈内注射する。約24時間後に動物の後足を上
記と同一線量の660−670nmのレーザー光線(135ジユ一ル/cm”)
またはキセノンアーク灯(283ジユール/ c mりで照射する。足の反応を
その後数日間にわたって損傷に関して採点し、最大作用を判定する。これはこの
場合、わずかなall!iに相当する数値0. 3である。注射と光処理の間隔
を約48時間に延長すると、足の反応はセロとなり(損傷を受けない)、これは
増感剤のクリアランスまたは代謝を示す。
実施した実験の結果として得られたデータを下記の第1表に小す。
’ DBA/2マウスにおけるS l’vl T−F腫瘍; 75 mW/ c
m”のレーザー光線からの光135 J/cm′。
2 光処理後の(旨示された日における触診不可能な腫瘍の数/処理された腫瘍
の数。
1 白モスイスマウス、腫瘍の治療と同じ条件を用いて足を照射。採点0.3−
わずかな浮腫、〇−反応なし。
第1表に示したデータは、本発明のビロフエオホルビド化合物が約660nmの
波長の光で活性化されることを明らかに証明する。さらにこれらの化合物を注射
により投与し、約660nmの波長の光で照射すると、この処理は7日程度の短
い期間で腫瘍の大きさを縮小することに関して効果が高いことが認められた。
さらに第1表のデータは、本発明の化合物が投与後2418時間で皮膚から清掃
されることを示す。これは、患者が長期間にわたる皮膚の光感受性をもたないと
いう点て望ましい特色である。また第1表のデータは、光力学寮法式に用いた場
合にII!瘍の増殖に影響を及はすことに関して、式IIのヘキシルエーテルの
方かメチルエーテルより好ましいにとも示す。
本発明を特定の化合物、配合物および方法に関して記載したが、本発明の真の精
神および範囲から逸脱することなく種々の変更をf、lうること、および均等物
と胃換しうろことは、当業者には理解されるであろう。さらに、その個体、投与
法、合成法などに合わせて本発明の範囲内で多様な修正をなすことができる。こ
れらの修正は以下に示す請求の範囲に含まれるものとする。