JPH0751046B2 - 発酵ホエイ粉末の製造方法 - Google Patents
発酵ホエイ粉末の製造方法Info
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- JPH0751046B2 JPH0751046B2 JP23103585A JP23103585A JPH0751046B2 JP H0751046 B2 JPH0751046 B2 JP H0751046B2 JP 23103585 A JP23103585 A JP 23103585A JP 23103585 A JP23103585 A JP 23103585A JP H0751046 B2 JPH0751046 B2 JP H0751046B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ホエイを原料とする食品の製造に関するもの
で、更に詳しくはホエイパウダーを主原料としながら美
味であり、水に溶解性が良く、しかも吸湿性が少なく長
期保存のできる発酵ホエイ粉末の製造方法を提供するも
のである。
で、更に詳しくはホエイパウダーを主原料としながら美
味であり、水に溶解性が良く、しかも吸湿性が少なく長
期保存のできる発酵ホエイ粉末の製造方法を提供するも
のである。
(従来の技術) チーズ等の製造時に副生するホエイは、各種必須アミノ
酸、蛋白質、ビタミン類、糖質を多量に含んでおり、栄
養価の高いことが知られている。従つて、ホエイを乾燥
し、食品とすることも考えられるが、ホエイを単に乾燥
しただけでは風味が悪いので、そのままでは食用として
不適である。このためホエイを改質し、食品を製造せん
とする報告も知られており、例えば特開昭50−116661号
公報には未変性乳漿蛋白質とカゼインを混合し、加熱し
て未変性乳漿蛋白質を熱変性し、乳酸発酵してカゼイン
を酸により凝固させペースト状とする食品の製造方法が
開示され、特開昭59−51247号公報にはカゼインナトリ
ウムをエンドプロテアーゼで加水分解し、これにホエイ
を混合してヨーグルト菌で発酵し酸性飲料を製造する方
法が開示されている。
酸、蛋白質、ビタミン類、糖質を多量に含んでおり、栄
養価の高いことが知られている。従つて、ホエイを乾燥
し、食品とすることも考えられるが、ホエイを単に乾燥
しただけでは風味が悪いので、そのままでは食用として
不適である。このためホエイを改質し、食品を製造せん
とする報告も知られており、例えば特開昭50−116661号
公報には未変性乳漿蛋白質とカゼインを混合し、加熱し
て未変性乳漿蛋白質を熱変性し、乳酸発酵してカゼイン
を酸により凝固させペースト状とする食品の製造方法が
開示され、特開昭59−51247号公報にはカゼインナトリ
ウムをエンドプロテアーゼで加水分解し、これにホエイ
を混合してヨーグルト菌で発酵し酸性飲料を製造する方
法が開示されている。
上記方法は何れもカゼインをベースとし、ホエイの異臭
を発酵により改質せんとするものである。
を発酵により改質せんとするものである。
(発明の解決しようとする問題点) 前記の如くホエイを使用する食品では、カゼインの如き
物質をベースとしなければならない関係上、用途が限ら
れており、ホエイを主体とする美味な製品は製品困難と
されていた外、ホエイ単独で乳酸発酵させると発酵液中
に沈澱が生成し、これをそのまゝ乾燥粉末化しても、風
味や溶解性が不良で到底実用に供し得る食品とはならな
いものである。このためホエイを使用する場合は補助原
料として食品の製造に使用されるのが常であった。
物質をベースとしなければならない関係上、用途が限ら
れており、ホエイを主体とする美味な製品は製品困難と
されていた外、ホエイ単独で乳酸発酵させると発酵液中
に沈澱が生成し、これをそのまゝ乾燥粉末化しても、風
味や溶解性が不良で到底実用に供し得る食品とはならな
いものである。このためホエイを使用する場合は補助原
料として食品の製造に使用されるのが常であった。
(発明が解決するための手段) 本発明は、上記事情によりなされたもので、チーズ製造
時大量に副生し、栄養価の高いホエイを主体とし、風味
が良好な粉末食品を得んと研究を進めた結果、ホエイパ
ウダー単独又はこれにホエイ蛋白濃縮物、ホエイ蛋白単
離物又は脱脂粉乳の1種又は2種以上を混合し、水に溶
解して乳固形分10〜15%、pH6.8前後になるように調製
し、これを乳蛋白質が熱変性しない程度の低温、好まし
くは70〜80℃で5〜20分間加熱殺菌し、次いで乳酸菌を
接種して発酵を行ない、得られた発酵液に糖質と安定剤
を加え、80〜90℃で5〜10分間加熱殺菌後均質化して乾
燥することにより解決した。
時大量に副生し、栄養価の高いホエイを主体とし、風味
が良好な粉末食品を得んと研究を進めた結果、ホエイパ
ウダー単独又はこれにホエイ蛋白濃縮物、ホエイ蛋白単
離物又は脱脂粉乳の1種又は2種以上を混合し、水に溶
解して乳固形分10〜15%、pH6.8前後になるように調製
し、これを乳蛋白質が熱変性しない程度の低温、好まし
くは70〜80℃で5〜20分間加熱殺菌し、次いで乳酸菌を
接種して発酵を行ない、得られた発酵液に糖質と安定剤
を加え、80〜90℃で5〜10分間加熱殺菌後均質化して乾
燥することにより解決した。
本発明に使用するホエイパウダーは、甘性ホエイ、酸ホ
エイ等を原料とし、低温濃縮後、噴霧乾燥、減圧乾燥、
凍結乾燥等により製造したものである。
エイ等を原料とし、低温濃縮後、噴霧乾燥、減圧乾燥、
凍結乾燥等により製造したものである。
上記のホエイパウダに混合するホエイ蛋白濃縮物は、ホ
エイを電気透析法、限外過法等の方法で濃縮、脱塩、
脱乳糖を行って得られたもので、その組成は例えば水分
7%以下、粗蛋白質30〜80%、乳糖2〜50%を含有す
る。又前記ホエイ蛋白単離物とはホエイ中の蛋白質をCM
−セルロースの如き吸着剤に吸着させて後溶出し、限外
過等で濃縮し、乾燥したもので、その組成は例えば水
分約4%、粗蛋白質約92%を含有する。
エイを電気透析法、限外過法等の方法で濃縮、脱塩、
脱乳糖を行って得られたもので、その組成は例えば水分
7%以下、粗蛋白質30〜80%、乳糖2〜50%を含有す
る。又前記ホエイ蛋白単離物とはホエイ中の蛋白質をCM
−セルロースの如き吸着剤に吸着させて後溶出し、限外
過等で濃縮し、乾燥したもので、その組成は例えば水
分約4%、粗蛋白質約92%を含有する。
上記ホエイパウダー等を溶解し、発酵するための微生物
としては、通常乳酸発酵用スターターとして使用するラ
クトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus bulgaric
us)、ストレップトコッカス・サーモフィルス(Strept
ococcus thermophilus)等を単独又は混合使用し、最終
酸度が乳酸として1.0〜2.0%になるまで発酵を行なう。
としては、通常乳酸発酵用スターターとして使用するラ
クトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus bulgaric
us)、ストレップトコッカス・サーモフィルス(Strept
ococcus thermophilus)等を単独又は混合使用し、最終
酸度が乳酸として1.0〜2.0%になるまで発酵を行なう。
上記発酵液に添加する糖質として蔗糖、ブドウ糖、乳
糖、粉末水飴等が使用でき、特にDE値の低い(DE30以
下)粉末水飴は他の糖類にくらべ製品としたとき吸湿性
が少なく、保存性を高める効果を有するので好ましい。
前記糖質と共に添加する安定剤としては、アルギン酸プ
ロピレングリコール、ペクチン、CMC等が使用でき特に
ペクチンが好ましい。
糖、粉末水飴等が使用でき、特にDE値の低い(DE30以
下)粉末水飴は他の糖類にくらべ製品としたとき吸湿性
が少なく、保存性を高める効果を有するので好ましい。
前記糖質と共に添加する安定剤としては、アルギン酸プ
ロピレングリコール、ペクチン、CMC等が使用でき特に
ペクチンが好ましい。
(作 用) 本発明ではホエイパウダー、或はホエイパウダーにホエ
イ蛋白単離物、ホエイ蛋白濃縮物、脱脂粉乳の1種以上
を混合溶解にして乳固形分10〜15%、pH6.8前後に調製
し、低温で殺菌して乳酸発酵を行うから、溶液中の蛋白
質は熱変性することなく、発酵液中に沈澱の生成はない
ものである。更に良好な分散状態を保持しながら乾燥さ
せるため、糖質と安定剤を添加し適度の粘性を保持さ
せ、これを均質化して乾燥する。糖質の添加は発酵液に
対し5〜15%、好ましくは8〜12%であり、安定剤の添
加は0.2〜0.5%とするのがよい。又均質化は一段で行っ
てもよいが、好ましくは多段で行ない分散度を向上させ
るのが良く、均質化後噴霧乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥等
で蛋白質の熱変性を防止しながら乾燥すると、風味が良
好で吸湿性がなく長期保存でき、加水分解すると分散性
のよい発酵ホエイ粉末となる。
イ蛋白単離物、ホエイ蛋白濃縮物、脱脂粉乳の1種以上
を混合溶解にして乳固形分10〜15%、pH6.8前後に調製
し、低温で殺菌して乳酸発酵を行うから、溶液中の蛋白
質は熱変性することなく、発酵液中に沈澱の生成はない
ものである。更に良好な分散状態を保持しながら乾燥さ
せるため、糖質と安定剤を添加し適度の粘性を保持さ
せ、これを均質化して乾燥する。糖質の添加は発酵液に
対し5〜15%、好ましくは8〜12%であり、安定剤の添
加は0.2〜0.5%とするのがよい。又均質化は一段で行っ
てもよいが、好ましくは多段で行ない分散度を向上させ
るのが良く、均質化後噴霧乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥等
で蛋白質の熱変性を防止しながら乾燥すると、風味が良
好で吸湿性がなく長期保存でき、加水分解すると分散性
のよい発酵ホエイ粉末となる。
以下実施例により説明する。
(実施例1) ホエイパウダー182.4gに水1287.6gを加え撹拌溶解し、p
H6.8に調整する。調整した溶液を72℃で15分間殺菌した
後、スターター(該スターターはラクトバチルス・ブル
ガリクスとストレップトコッカス・サーモフィルスの培
養物1:4の混合よりなる)を30g添加し、43℃で16時間培
養する。培養により酸度は上昇し、乳酸酸度1.1%とな
った時点で培養を打切る。
H6.8に調整する。調整した溶液を72℃で15分間殺菌した
後、スターター(該スターターはラクトバチルス・ブル
ガリクスとストレップトコッカス・サーモフィルスの培
養物1:4の混合よりなる)を30g添加し、43℃で16時間培
養する。培養により酸度は上昇し、乳酸酸度1.1%とな
った時点で培養を打切る。
上記発酵乳890gに対し粉末水飴(DE10)107gとハイメト
キシペクチン3gとを加え混合撹拌した。上記混合物をpH
4.0に調整した後90℃で5分間殺菌し、150kg/cm2で均質
化し、次いで送風温度160〜170℃、排風温度75〜80℃の
条件で噴霧乾燥して発酵ホエイ粉末を得た。
キシペクチン3gとを加え混合撹拌した。上記混合物をpH
4.0に調整した後90℃で5分間殺菌し、150kg/cm2で均質
化し、次いで送風温度160〜170℃、排風温度75〜80℃の
条件で噴霧乾燥して発酵ホエイ粉末を得た。
上記発酵ホエイ粉末は爽やかな酸味をもち、水に対する
溶解性は極めて良好であった。
溶解性は極めて良好であった。
(実施例2) 実施例1におけるホエイパウダー182.4gをホエイパウダ
ー140g、ホエイ蛋白質濃縮物42.4gに変え、pH6.8に調整
し、その他の条件は実施例1と同様にして発酵ホエイ粉
末を製造した。こうして得られた発酵ホエイ粉末は爽や
かな酸味をもち、水に対する溶解性は極めて良好であっ
た。
ー140g、ホエイ蛋白質濃縮物42.4gに変え、pH6.8に調整
し、その他の条件は実施例1と同様にして発酵ホエイ粉
末を製造した。こうして得られた発酵ホエイ粉末は爽や
かな酸味をもち、水に対する溶解性は極めて良好であっ
た。
(実施例3) 実施例2のホエイ蛋白質濃縮物を脱脂粉乳に変え、その
他の条件は実施例2と同様にして発酵ホエイ粉末を製造
した。こうして得れれた発酵ホエイ粉末は爽やかな酸味
をもち、水に対する溶解性は極めて良好であった。
他の条件は実施例2と同様にして発酵ホエイ粉末を製造
した。こうして得れれた発酵ホエイ粉末は爽やかな酸味
をもち、水に対する溶解性は極めて良好であった。
Claims (2)
- 【請求項1】ホエイパウダーのみ、或いはホエイパウダ
ーにホエイ蛋白単離物、ホエイ蛋白濃縮物、脱脂粉乳の
1種又は2種以上を加え、乳固形分10〜15%、pH6.8前
後の溶液を調製し、該溶液を低温殺菌処理後乳酸菌で発
酵させ、得られた発酵ホエイに糖質と安定剤を加えた
後、殺菌、均質化し乾燥することを特徴とする発酵ホエ
イ粉末の製造方法。 - 【請求項2】糖質が粉末水飴であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の発酵ホエイ粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23103585A JPH0751046B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 発酵ホエイ粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23103585A JPH0751046B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 発酵ホエイ粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6291144A JPS6291144A (ja) | 1987-04-25 |
| JPH0751046B2 true JPH0751046B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=16917249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23103585A Expired - Lifetime JPH0751046B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 発酵ホエイ粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751046B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106332980A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-18 | 河北香积国食品科技有限公司 | 一种发酵乳清原液的生产方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103002747A (zh) * | 2010-04-19 | 2013-03-27 | 可口可乐公司 | 发酵的乳清蛋白浓缩物、含发酵的乳清蛋白浓缩物的饮料及其制备方法 |
| CN115336636B (zh) * | 2022-08-10 | 2024-03-19 | 黑龙江百锦生物工程有限公司 | 一种自稳定乳清发酵液的制备方法 |
| WO2024185888A1 (ja) * | 2023-03-09 | 2024-09-12 | 株式会社明治 | 栄養調整食品およびその製造方法 |
| CN117397732B (zh) * | 2023-09-11 | 2025-09-09 | 新希望乳业股份有限公司 | 一种发酵乳乳清产品及其制备方法 |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP23103585A patent/JPH0751046B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106332980A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-18 | 河北香积国食品科技有限公司 | 一种发酵乳清原液的生产方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6291144A (ja) | 1987-04-25 |
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