JPH0752006Y2 - 2軸延伸ブロー成形ボトル - Google Patents

2軸延伸ブロー成形ボトル

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JPH0752006Y2
JPH0752006Y2 JP1991109915U JP10991591U JPH0752006Y2 JP H0752006 Y2 JPH0752006 Y2 JP H0752006Y2 JP 1991109915 U JP1991109915 U JP 1991109915U JP 10991591 U JP10991591 U JP 10991591U JP H0752006 Y2 JPH0752006 Y2 JP H0752006Y2
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JP
Japan
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axis
raised
wall
shape
bottle
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JP1991109915U
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洋介 安田
正樹 三浦
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は2軸延伸ブロー成形ボト
ルに関し、更に詳細には自立安定性等を改善した2軸延
伸ブロー成形ボトルに関する
【0002】
【従来の技術】近年、生活多様化の進展に伴い、飲料等
を包装する合成樹脂ボトルの形状も著しく多品種多様化
されている。それらの中で、ボトル胴部の断面形状が楕
円形又は長方形のものがあり、これらはその短辺側から
これを把持する場合、その把持姿勢が良いなどの利点が
あり数多く市販されている。
【0003】図6は、胴部の断面形状が、四隅のコーナ
ーを切ったほぼ長四辺形をなす従来のボトル1の一例で
ある。このボトル1の底部2の底面形状は、図7から明
らかな通りであり、底部2はほぼ長円をなす輪郭で底上
、即ちボトル内に膨出するように陥没されている。
して、この底上げ部は符号3で示されている。この底上
げ部3の形状は、図8及び図9の如く底部2の長辺側お
よび短辺側でほぼ均一な盛り上り高さとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たこの種の合成樹脂ボトルでは、図8及び図9から明ら
かなように、底部2の長辺側及び短辺側における接地部
近傍での底上げ部3形成部分で成形樹脂の肉厚に差異が
見られる。これは、ブロー成形に際しての底上げ3の
樹脂のブロー延伸の程度に起因するもので、底部の長辺
側接地部(図9)では当然ブロー延伸の程度が小さく、
その分肉厚が大きくなる(以下これを肉溜りと称す
る)。
【0005】上述した2軸延伸ブロー成形に起因する肉
溜り4の発生は、ボトルの横断面形状即ち底部における
長辺部と短辺部の長さの差が大きいものほど大きく現出
することが知られている。そして、この長辺側における
接地部付近の肉溜り4は、ブロー成形終了後の冷却時に
その収縮量が他より大きくなり、その不均一化による所
謂ヒケの発生、冷却遅延、及び低延伸により配向性が低
下し、樹脂白化等を招く。その結果、製品ボトルの自立
安定性及び落下強度を低下させると言う不具合を起こす
問題があった。
【0006】本考案の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、横断面形状が長四辺形又
は楕円形を呈し、底部に底上げ部を形成したボトルであ
って、自立安定性及び落下強度の向上を図った2軸延伸
ブロー成形ボトルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、長四辺形又は
楕円形状の底部を備え且つこの底部には内方に膨出する
と共に中央部に凹部を形成した底上げ部が形成された2
軸延伸ブロー成形ボトルにおいて、前記底部の中心点を
通り、前記底部形状の長辺に沿い又は長径方向に延びる
仮想の中心軸線をX軸線とし且つこのX軸線に直交し、
前記底部形状の短辺に沿い又は短径方向に延びる仮想の
中心軸線をY軸線とする時、前記Y軸線上に位置する前
記底上げ部の壁部が前記X軸線上に位置する前記底上げ
部の壁部より高く形成され、前記底上げ部の中心部に形
成された前記凹部の凹み量が前記X軸線上に位置する部
分より前記Y軸線上に位置する部分を大きくし、これに
より前記X軸線上に位置する前記底上げ部の壁部全長と
前記Y軸線上に位置する前記底上げ部の壁部全長とをほ
ぼ等しくしたことを特徴とする。
【0008】更に、前述した本考案の2軸延伸ブロー成
形ボトルでは、前記X軸線上に位置する底上げ部壁部の
全長を1とした場合の前記Y軸線上に位置する底上げ部
壁部の比率が、概ね0.75〜1の範囲にある形状に前
記底上げ部が形成されることを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の2軸延伸ブロー成形ボトルでは、底部
が長四辺形又は楕円形状に形成される場合を含む。この
ような形状の底部を備え且つこの底部にボトル内方に膨
出すると共に中央部に凹部を形成した底上げ部を形成す
る時、この底上げ部の所定位置での高さと前記凹部の凹
み量とを変化させるようにする。
【0010】その変化とは、底部の中心点を通り、底部
形状の長辺に沿い又は長径方向に延びる仮想の中心軸線
をX軸線とし且つこのX軸線に直交し、底部形状の短辺
に沿い又は短径方向に延びる仮想の中心軸線をY軸線と
する時、Y軸線上に位置する底上げ部の壁部をX軸線上
に位置する底上げ部の壁部より高く形成し、底上げ部の
中心部に形成された凹部の凹み量がX軸線上に位置する
部分よりY軸線上に位置する部分を大きくし、以ってX
軸線上に位置する底上げ部の壁部全長とY軸線 上に位置
する底上げ部の壁部全長とをほぼ等しくすることであ
る。
【0011】このように底部に形成される底上げ部の形
状(中央部の凹部形状を含む)を独特な形としたことに
より、樹脂の延伸ブローの程度が概ね均一化され接地部
付近にでき易かった肉溜りの生成が著しく軽減されるか
又は皆無になる。そのため、この種のボトルの底面が平
坦化され、これにより自立安定性が向上すると共に落下
強度等に対する耐衝撃性も向上する。
【0012】
【実施例】以下、本考案の2軸延伸ブロー成形ボトルを
図に示される実施例について更に詳細に説明する。図1
は本考案の一実施例に係る2軸延伸ブロー成形ボトルを
正面から見た正面図であり、図2はそのボトルの底面
図、図3、図4及び図5はそれぞれ図2のA−A線、B
−B線及びC−C線に沿って得たボトル底部の部分的な
縦断面図である。図1ないし図5において、符号11は
2軸延伸ブロー成形ボトル、12は当該ボトル11の底
部、13は底部12に形成され、ボトル11内に膨出す
るように陥没した底上げ部をそれぞれ示している。
【0013】図3及び図4から明らかなように、この実
施例の2軸延伸ブロー成形ボトルでは、底部12に形成
された底上げ部13の中央部に更に凹部14が形成され
ている。そして、この凹部14を含めて底上げ部13が
以下に説明するような形状とされている。すなわち、
今、説明の便宜上、図2に示されるように底部の中心点
を通り、底部形状の長辺に沿い又は長径方向に延びる仮
想の中心軸線をX軸線とし且つこのX軸線に直交し、底
部形状の短辺に沿い又は短径方向に延びる仮想の中心軸
線をY軸線とする。
【0014】この時、X軸線に沿ってこの底部を切断し
た縦断面形状は図3に示され、またY軸線に沿ってこの
底部を切断した縦断面形状は図4に示されている。この
図3及び図4から明らかなようにY軸線上に位置する底
上げ部の壁部13y(図4)の高さはX軸線上に位置す
る底上げ部の壁部13x(図3)より高く形成されて
る。
【0015】また、底上げ部13の中心部に形成された
凹部14の凹み量は、X軸線上に位置する部分(図3)
よりY軸線上に位置する部分(図4)を大きく即ち深く
されている。そして、このようにY軸線上に位置する底
上げ部13の壁部高さをX軸線上に位置する底上げ部1
3の壁部高さより高くすると共に底上げ部13の中心部
に形成された凹部14の凹み量についてX軸線上に位置
する部分(図3)よりY軸線上に位置する部分(図4)
を大きくするその程度は、X軸線上に位置する底上げ部
13の壁部全長とY軸線上に位置する底上げ部13の壁
部全長とがほぼ等しくなるようにする。
【0016】すなわち、前述したようにX軸線に沿って
切断した底上げ部13の断面が図3に示され、同様にY
軸線に沿って切断した底上げ部13の断面が図4に示さ
れるが、この両方の図を見た時、それぞれの底上げ部1
3の断面壁部(凹部14の断面部を含む)の全長がほぼ
等しくなるようにされている。
【0017】ところで、底上げ部13におけるY軸線上
に位置する底上げ部13の壁部についての上述の高さ及
び凹部14の凹み量に関しては、ボトル断面形状の長辺
及び短辺の差の増加及び減小に応じ、更に各種の底上げ
形状によってそれらの増減調整を行うことは必要であ
る。
【0018】次に、図5は、X軸線とY軸線とがなす角
度のほぼ二等分線上、すなわち底部対角線上における上
述の底上げ部13の盛り上げ状態及び凹部14の凹みの
各量が、図3に示されるX軸線上に位置する底上げ部1
3の壁部高さ及び凹部14の凹み量と、図4に示される
Y軸線上に位置する底上げ部13の壁部高さ及び凹部1
4の凹み量とのほぼ中間値で形成されていることを示し
ている。
【0019】このような構成の底部を形成することによ
って2軸延伸ブロー成形ボトルにおける底部の全周にわ
たって前述した肉溜りの形成が回避されるのである。す
なわ ち、底部の形状を楕円又は長四辺形等とした場合、
底上げ部13の形状を、ボトル底部周縁から中心を通り
他周縁に到達する壁部の全長が任意のいかなる位置で切
断した縦断面についてもほぼ等しくなるように形成する
ことが最も好ましいのである。底上げ部の形状を前述し
たようにすることにより合成樹脂ボトルの成形時に樹脂
の延伸ブローの程度が略均一化されるのである。
【0020】具体的に、市販されている図1に示される
ような横断面が長四辺形状をなす2リットル2軸延伸ブ
ロー成形ボトルに関し、前述したX軸線上に位置する底
上げ部の断面壁部(図8)とY軸線上に位置する底上げ
部の断面壁部(図9)のそれぞれ全長(一方の設地部外
側から他方の接地部外側までの壁部の長さ)を実測した
ところ、前者は84.48mm、後者は62.80mm
であり、これを比で表すと、1対0.74となる。
【0021】これに対して、本考案に基づいて実際に形
成された同様な形状のボトルに関して底部に形成された
底上げ部13を実測したところ、X軸線で切断した底上
げ部の断面壁部(図3)とY軸線で切断した底上げ部の
断面壁部(図4)のそれぞれの全長は、前者が84.9
0mm、後者が72.43mmであった。そこで、X軸
線で切断した底上げ部の断面壁部の長さ(84.90m
m)を1としてこれを比で表すと、1対0.85とな
り、Y軸線上に位置する壁部を他に比較して増加して盛
り上げた分だけ、従来品よりその長さが増加しているこ
とがわかる。
【0022】更に、本考案に基づいて底部形状の異なる
種々の試作ボトルについて、前述したようなX軸線上に
位置する底上げ部の壁部とY軸線上に位置する底上げ部
の壁部との長さの比を検討したところ、X軸線上に位置
する底上げ部壁部の長さを1とした場合のY軸線上に位
置する底上げ部壁部は、概ね0.75〜1の範囲にある
ような底上げ形状で2軸延伸ブロー成形することが前述
した肉溜りの発生を抑え得ることが明らかになった。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
長形又は楕円形状の底部を備え且つこの底部には内方に
膨出すると共に中央部に凹部を形成した底上げ部が形成
された2軸延伸ブロー成形ボトルにおいて、底部の中心
点を通り、底部形状の長辺に沿い又は長径方向に延びる
仮想の中心軸線をX軸線とし且つこのX軸線に直交し、
底部形状の短辺に沿い又は短径方向に延びる仮想の中心
軸線をY軸線とする時、Y軸線上に位置する底上げ部の
壁部がX軸線上に位置する底上げ部の壁部より高く形成
され、底上げ部の中心部に形成された凹部の凹み量がX
軸線上に位置する部分よりY軸線上に位置する部分を大
きくし、これによりX軸線上に位置する底上げ部の壁部
全長とY軸線上に位置する底上げ部の壁部全長とをほぼ
等しくするようにしたことにより、従来、例えば長四辺
形底部を備える2軸延伸ブロー成形ボトルの底部の長辺
側(長径方向)及び短辺側(短径方向)における接地部
近傍での底上げ部形成部に現出していたような成形樹脂
の肉厚の差異が発生せず、その結果製品ボトルの自立安
定性及び落下強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る2軸延伸ブロー成形ボ
トルを示す正面図である。
【図2】図1に示される2軸延伸ブロー成形ボトルの底
部を示す底面図である。
【図3】図2に示される2軸延伸ブロー成形ボトルの底
部をA−A線に沿って得た部分的な縦断面図である。
【図4】図2に示される2軸延伸ブロー成形ボトルの底
部をB−B線に沿って得た部分的な縦断面図である。
【図5】図2に示される2軸延伸ブロー成形ボトルの底
部をC−C線に沿って得た部分的な縦断面図である。
【図6】ボトル本体の横断面が長四辺形をした従来の2
軸延伸ブロー成形ボトルを示す正面図である。
【図7】図6に示される従来の2軸延伸ブロー成形ボト
ルの底部を示す底面図である。
【図8】図7に示される従来の2軸延伸ブロー成形ボト
ルの底部をD−D線に沿って得た部分的な縦断面図であ
る。
【図9】図7に示される従来の2軸延伸ブロー成形ボト
ルの底部をE−E線に沿って得た部分的な縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11 ボトル 12 底部 13 底上げ部13x X軸線上に位置する底上げ部の断面壁部 13y Y軸線上に位置する底上げ部の断面壁部 14 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長四辺形又は楕円形状の底部を備え且つ
    この底部には内方に膨出すると共に中央部に凹部を形成
    した底上げ部が形成された2軸延伸ブロー成形ボトルに
    おいて、 前記底部の中心点を通り、前記底部形状の長辺に沿い又
    は長径方向に延びる仮想の中心軸線をX軸線とし且つこ
    のX軸線に直交し、前記底部形状の短辺に沿い又は短径
    方向に延びる仮想の中心軸線をY軸線とする時、前記Y
    軸線上に位置する前記底上げ部の壁部が前記X軸線上に
    位置する前記底上げ部の壁部より高く形成され、前記底
    上げ部の中心部に形成された前記凹部の凹み量が前記X
    軸線上に位置する部分より前記Y軸線上に位置する部分
    を大きくし、これにより前記X軸線上に位置する前記底
    上げ部の壁部全長と前記Y軸線上に位置する前記底上げ
    部の壁部全長とをほぼ等しくした ことを特徴とする2軸
    延伸ブロー成形ボトル。
  2. 【請求項2】 前記X軸線上に位置する底上げ部壁部の
    全長を1とした場合の前記Y軸線上に位置する底上げ部
    壁部の比率が、概ね0.75〜1の範囲にある形状に前
    記底上げ部が形成されることを特徴とする請求項1
    載の2軸延伸ブロー成形ボトル。
JP1991109915U 1991-12-16 1991-12-16 2軸延伸ブロー成形ボトル Expired - Lifetime JPH0752006Y2 (ja)

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JPH0551716U JPH0551716U (ja) 1993-07-09
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JP4697630B2 (ja) * 2005-07-29 2011-06-08 株式会社吉野工業所 ブロー成形ボトル
FR2987034B1 (fr) * 2012-02-16 2014-06-20 Sidel Participations Recipient aplati comprenant un fond voute a assise carree
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