JPH0752062A - インパクトレンチ - Google Patents
インパクトレンチInfo
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- JPH0752062A JPH0752062A JP20142193A JP20142193A JPH0752062A JP H0752062 A JPH0752062 A JP H0752062A JP 20142193 A JP20142193 A JP 20142193A JP 20142193 A JP20142193 A JP 20142193A JP H0752062 A JPH0752062 A JP H0752062A
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- Japan
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- hammer
- rotation
- motor
- way clutch
- output shaft
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- 230000003116 impacting effect Effects 0.000 claims 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インパクトレンチの回転方向を正転、逆転と
切換るだけで発生トルクが異ならせる。 【構成】 インパクトレンチにモータ1の回転方向を正
逆切換える切換スイッチを備える。ハンマの外周に予備
ハンマ22を配置する。予備ハンマ22とハンマとを一
方向クラッチ4を介して連結し、モータ1の回転方向を
切換えることで、予備ハンマ22とハンマとを連結した
り、連結を解除したりして発生トルクを異ならせる。
切換るだけで発生トルクが異ならせる。 【構成】 インパクトレンチにモータ1の回転方向を正
逆切換える切換スイッチを備える。ハンマの外周に予備
ハンマ22を配置する。予備ハンマ22とハンマとを一
方向クラッチ4を介して連結し、モータ1の回転方向を
切換えることで、予備ハンマ22とハンマとを連結した
り、連結を解除したりして発生トルクを異ならせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト、ナット、ねじ
等の締め付けトルクを変更可能としたインパクトレンチ
に関するものである。
等の締め付けトルクを変更可能としたインパクトレンチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インパクトレンチは、回転駆動されるハ
ンマによる打撃衝撃を出力軸に加えることで締め付け作
業を行うものであり、図6に一例を示す。1はモータ
で、ロータ27にピニオン4が圧入されている。モータ
1にはモータ取付台2が取付けられている。モータ取付
台2には軸受け3が圧入され、リングギヤ6が固定され
ている。駆動軸8に軸5で装着された遊星ギア7がリン
グギア6とピニオン4と噛合して遊星歯車減速機構28
を構成している。ハウジング9内で回転する駆動軸8は
ハンマケース12に接続されている。コップ状のハンマ
ケース12内に軸受け13を介して出力軸19を挿入し
てある。出力軸19の外周にはアンビル20とスプライ
ン21が形成されている。出力軸19のスプライン21
には、カム15が軸方向に可動とされた状態で取り付け
られているとともに、アンビル20とカム15との間に
はカム15を一方向に付勢するばね16が配設されてい
る。そして、上記ハンマケース12の内面に形成された
軸方向の溝30によって軸方向に可動となっているハン
マピン17が、上記カム15に対して軸方向について一
体に、軸回りの回転については遊転自在に係合してい
る。さらに、ハンマケース12と軸受け13との間に複
数個の鋼球14が配置され、この鋼球14に、上記カム
15における突部15aがばね16による付勢によって
係合している。アンビル20とハウジング9に固定され
たオイルシール10、軸受け11との間にスラスト板1
8をはさんである。図中29は上記のように構成された
インパクト機構を示している。
ンマによる打撃衝撃を出力軸に加えることで締め付け作
業を行うものであり、図6に一例を示す。1はモータ
で、ロータ27にピニオン4が圧入されている。モータ
1にはモータ取付台2が取付けられている。モータ取付
台2には軸受け3が圧入され、リングギヤ6が固定され
ている。駆動軸8に軸5で装着された遊星ギア7がリン
グギア6とピニオン4と噛合して遊星歯車減速機構28
を構成している。ハウジング9内で回転する駆動軸8は
ハンマケース12に接続されている。コップ状のハンマ
ケース12内に軸受け13を介して出力軸19を挿入し
てある。出力軸19の外周にはアンビル20とスプライ
ン21が形成されている。出力軸19のスプライン21
には、カム15が軸方向に可動とされた状態で取り付け
られているとともに、アンビル20とカム15との間に
はカム15を一方向に付勢するばね16が配設されてい
る。そして、上記ハンマケース12の内面に形成された
軸方向の溝30によって軸方向に可動となっているハン
マピン17が、上記カム15に対して軸方向について一
体に、軸回りの回転については遊転自在に係合してい
る。さらに、ハンマケース12と軸受け13との間に複
数個の鋼球14が配置され、この鋼球14に、上記カム
15における突部15aがばね16による付勢によって
係合している。アンビル20とハウジング9に固定され
たオイルシール10、軸受け11との間にスラスト板1
8をはさんである。図中29は上記のように構成された
インパクト機構を示している。
【0003】そして、出力軸19に負荷がかかっていな
い状態においては、駆動軸8及びハンマケース12の回
転が、鋼球14とこれに突部15aを係合させているカ
ム15とを通じて出力軸19に伝えられるが、出力軸1
9に負荷がかかって駆動軸8と出力軸19との間に相対
的な回転が生じる状態になると、出力軸19と一体に回
転するカム15が鋼球14に乗り上げることでばね16
に抗して軸方向に動くものであり、この時、カム15と
共に軸方向に動く上に駆動軸8及びハンマケース12と
共に回転するハンマピン17が出力軸19のアンビル部
20に係合してその回転により打撃衝撃を出力軸4に加
える。
い状態においては、駆動軸8及びハンマケース12の回
転が、鋼球14とこれに突部15aを係合させているカ
ム15とを通じて出力軸19に伝えられるが、出力軸1
9に負荷がかかって駆動軸8と出力軸19との間に相対
的な回転が生じる状態になると、出力軸19と一体に回
転するカム15が鋼球14に乗り上げることでばね16
に抗して軸方向に動くものであり、この時、カム15と
共に軸方向に動く上に駆動軸8及びハンマケース12と
共に回転するハンマピン17が出力軸19のアンビル部
20に係合してその回転により打撃衝撃を出力軸4に加
える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造のイ
ンパクトレンチは、本体が小型であるにもかかわらず比
較的大きい締め付け力を発生するためにボルトやナット
の締め付け工具として多様されている。しかし、ドライ
バーのクラッチのような機械的にトルクを調整する装置
がついてないため、モータの回転数や打撃数の調整でト
ルク調整を行っている。例えば、車のタイヤを交換する
とき、ボルト又はナットを外す時は座面の摩擦や増し締
め等の要因により比較的大きいトルクでないとはずれな
い(戻しトルク大)。しかし、タイヤを取付ける時は取
扱い説明書等にも記載してあるように小さなトルクで締
め過ぎないようにしなくてはならない(締め付けトルク
小)。このために締め付け作業と戻し作業とでその毎に
回転数や打撃数を調整するのは面倒である。また、不要
な振動の低減や省電力のために締め付けと戻しとでトル
クを変更することが望ましい。
ンパクトレンチは、本体が小型であるにもかかわらず比
較的大きい締め付け力を発生するためにボルトやナット
の締め付け工具として多様されている。しかし、ドライ
バーのクラッチのような機械的にトルクを調整する装置
がついてないため、モータの回転数や打撃数の調整でト
ルク調整を行っている。例えば、車のタイヤを交換する
とき、ボルト又はナットを外す時は座面の摩擦や増し締
め等の要因により比較的大きいトルクでないとはずれな
い(戻しトルク大)。しかし、タイヤを取付ける時は取
扱い説明書等にも記載してあるように小さなトルクで締
め過ぎないようにしなくてはならない(締め付けトルク
小)。このために締め付け作業と戻し作業とでその毎に
回転数や打撃数を調整するのは面倒である。また、不要
な振動の低減や省電力のために締め付けと戻しとでトル
クを変更することが望ましい。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、回転方
向を正転、逆転と切換るだけで発生トルクが異なるよう
にできるインパクトレンチを提供するにある。
明したものであって、その目的とするところは、回転方
向を正転、逆転と切換るだけで発生トルクが異なるよう
にできるインパクトレンチを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため本発明のインパクト
レンチは、モータの回転方向を正逆切換える切換スイッ
チSを備え、ハンマの外周に予備ハンマ22を配置し、
この予備ハンマ22とハンマとを一方向クラッチ4を介
して連結して成ることを特徴とするものである。
決して本発明の目的を達成するため本発明のインパクト
レンチは、モータの回転方向を正逆切換える切換スイッ
チSを備え、ハンマの外周に予備ハンマ22を配置し、
この予備ハンマ22とハンマとを一方向クラッチ4を介
して連結して成ることを特徴とするものである。
【0007】また、ハンマと予備ハンマ22との間に回
転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4bを配置
し、該回転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4
bによる連結を選択可能として成る構成とすることも好
ましい。
転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4bを配置
し、該回転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4
bによる連結を選択可能として成る構成とすることも好
ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、モータの回転方向を正逆切換
える切換スイッチSを備え、ハンマの外周に予備ハンマ
22を配置し、この予備ハンマ22とハンマとを一方向
クラッチ4を介して連結してあることで、切換スイッチ
を切換えてモータの回転方向を正逆切換えることで、一
方向クラッチ4によりハンマと予備ハンマ22とが係合
して予備ハンマ22がハンマと共に回転することでハン
マの慣性モーメントを増加させて発生トルクを大きくし
たり、あるいは、切換スイッチを逆方向に切換えてモー
タの回転方向を変えることで一方向クラッチ4によるハ
ンマと予備ハンマ22との係合が外れてハンマのみが回
転してハンマの慣性モーメントを減少させて発生トルク
を小さくしたりできるものである。
える切換スイッチSを備え、ハンマの外周に予備ハンマ
22を配置し、この予備ハンマ22とハンマとを一方向
クラッチ4を介して連結してあることで、切換スイッチ
を切換えてモータの回転方向を正逆切換えることで、一
方向クラッチ4によりハンマと予備ハンマ22とが係合
して予備ハンマ22がハンマと共に回転することでハン
マの慣性モーメントを増加させて発生トルクを大きくし
たり、あるいは、切換スイッチを逆方向に切換えてモー
タの回転方向を変えることで一方向クラッチ4によるハ
ンマと予備ハンマ22との係合が外れてハンマのみが回
転してハンマの慣性モーメントを減少させて発生トルク
を小さくしたりできるものである。
【0009】また、ハンマと予備ハンマ22との間に回
転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4bを配置
し、該回転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4
bによる連結を選択可能としたものにおいては、回転方
向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4bによる連結
を選択することで、正転時に発生トルクを大きくし、逆
転時に発生トルクを小さくしたり、あるいは正転時に発
生トルクを小さくし、逆転時に発生トルクを大きくした
りするのが選択でき。また、両一方向クラッチ4a、4
bをオフにする状態を選択できるような構成とすると、
正転時、逆転時いずれの場合にも同じトルクとすること
も選択できることになる。
転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4bを配置
し、該回転方向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4
bによる連結を選択可能としたものにおいては、回転方
向の異なる2つの一方向クラッチ4a、4bによる連結
を選択することで、正転時に発生トルクを大きくし、逆
転時に発生トルクを小さくしたり、あるいは正転時に発
生トルクを小さくし、逆転時に発生トルクを大きくした
りするのが選択でき。また、両一方向クラッチ4a、4
bをオフにする状態を選択できるような構成とすると、
正転時、逆転時いずれの場合にも同じトルクとすること
も選択できることになる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図1、図2に示す実施例の基本的構成は上記従来
例と同じであり、出力軸19に打撃衝撃を加える際の動
作も全く同じであるが、本発明においてはモータの回転
方向を正逆切換える切換スイッチを備え、ハンマの外周
に予備ハンマ22を配置し、この予備ハンマ22とハン
マとを一方向クラッチを介して連結した点が従来と構成
が異なるものである。以下従来と構成が異なる点につき
説明する。ハンマケース12の外周面には周方向に複数
のくさび形の溝34(周方向の一端部から他端部側にか
けて溝深さが浅くなっている溝)が形成してあり、この
くさび形の溝34に鋼球33が配置してあり、このくさ
び形の溝34に鋼球33を配置して構成したいわゆるフ
リーホイル機構により実施例における一方向クラッチ4
が構成してある。そして、その外周に筒状をした予備ハ
ンマ22がはめ込んである。つまり、ハンマケース12
が一方向に回転した場合には鋼球33がくさび形の溝3
4の浅い部分に位置して予備ハンマ22がハンマケース
12に鋼球33を介して係合することでハンマケース1
2と予備ハンマ22とがいっしょに回転し、ハンマケー
ス12が逆方向に回転した場合には鋼球33がくさび形
の溝34の深い部分に位置してハンマケース12が予備
ハンマ22と係合せず、ハンマケース12のみが回転す
るようになっている。ここで、上記一方向クラッチは予
備ハンマ22側に設けるようにしてもよい。図2はモー
タ回路図が示してあり、切換スイッチSによりモータ1
の回転方向を正逆切換えるようになっている。
ると、図1、図2に示す実施例の基本的構成は上記従来
例と同じであり、出力軸19に打撃衝撃を加える際の動
作も全く同じであるが、本発明においてはモータの回転
方向を正逆切換える切換スイッチを備え、ハンマの外周
に予備ハンマ22を配置し、この予備ハンマ22とハン
マとを一方向クラッチを介して連結した点が従来と構成
が異なるものである。以下従来と構成が異なる点につき
説明する。ハンマケース12の外周面には周方向に複数
のくさび形の溝34(周方向の一端部から他端部側にか
けて溝深さが浅くなっている溝)が形成してあり、この
くさび形の溝34に鋼球33が配置してあり、このくさ
び形の溝34に鋼球33を配置して構成したいわゆるフ
リーホイル機構により実施例における一方向クラッチ4
が構成してある。そして、その外周に筒状をした予備ハ
ンマ22がはめ込んである。つまり、ハンマケース12
が一方向に回転した場合には鋼球33がくさび形の溝3
4の浅い部分に位置して予備ハンマ22がハンマケース
12に鋼球33を介して係合することでハンマケース1
2と予備ハンマ22とがいっしょに回転し、ハンマケー
ス12が逆方向に回転した場合には鋼球33がくさび形
の溝34の深い部分に位置してハンマケース12が予備
ハンマ22と係合せず、ハンマケース12のみが回転す
るようになっている。ここで、上記一方向クラッチは予
備ハンマ22側に設けるようにしてもよい。図2はモー
タ回路図が示してあり、切換スイッチSによりモータ1
の回転方向を正逆切換えるようになっている。
【0011】上記のような構成のインパクトレンチは、
出力軸19にソケット等を装着し、モータ1を回転させ
てボルト、ナット等を締め付けるのであるが、この場
合、モータ1を回転させると、駆動軸8に接続したハン
マケース12も回転する。この時、出力軸19に負荷が
ないと、鋼球14、カム15を介して回転するが、負荷
がかかると出力軸19とハンマケース12が相対的に回
転するため、カム15が鋼球14を乗り越えようとして
軸方向に移動する。この移動でハンマピン17も移動
し、アンビル20と係合し、打撃する。打撃後ばね16
の力により元の位置にハンマピン17が戻り、上記動作
が繰り返されることで打撃が繰り返されることになる。
出力軸19にソケット等を装着し、モータ1を回転させ
てボルト、ナット等を締め付けるのであるが、この場
合、モータ1を回転させると、駆動軸8に接続したハン
マケース12も回転する。この時、出力軸19に負荷が
ないと、鋼球14、カム15を介して回転するが、負荷
がかかると出力軸19とハンマケース12が相対的に回
転するため、カム15が鋼球14を乗り越えようとして
軸方向に移動する。この移動でハンマピン17も移動
し、アンビル20と係合し、打撃する。打撃後ばね16
の力により元の位置にハンマピン17が戻り、上記動作
が繰り返されることで打撃が繰り返されることになる。
【0012】そして、モータ1を正回転させてハンマケ
ース12を図3のように正方向に回転させると、一方向
のクラッチ4が作用し、ハンマケース12と予備ハンマ
22とが一体に回転し、ハンマの慣性モーメントが増加
することになる。インパクトのトルクはT=Iω2 (I
は慣性モーメント、ωはハンマの回転速度)によって決
定するため、発生トルクは大きくなる。ここで、打撃後
の動作につき説明すると、ハンマピン17とアンビル2
0の係合によるインパクト打撃後、ハンマケース12が
大きく回転方向と逆に反転し、これによりモータ1に負
荷がかかり、結果として工具本体を持つ作業者に反力が
伝わる。この反力の大きさはハンマケース12の慣性モ
ーメントの大きさに比例して大きい。そして、この反力
はインパクト動作毎に伝わるので、振動として作業者に
伝わる。しかして、本発明によれば、打撃後予備ハンマ
22は一方向クラッチ4による係合を外れて動作するた
め、モータ1で受ける反力がハンマケース12の反力の
みとなってモータ1に加わる負荷が小さくなり、このハ
ンマケース12のみの反力が作業者に伝わることになっ
て作業者に伝わる振動が低減されることになる。
ース12を図3のように正方向に回転させると、一方向
のクラッチ4が作用し、ハンマケース12と予備ハンマ
22とが一体に回転し、ハンマの慣性モーメントが増加
することになる。インパクトのトルクはT=Iω2 (I
は慣性モーメント、ωはハンマの回転速度)によって決
定するため、発生トルクは大きくなる。ここで、打撃後
の動作につき説明すると、ハンマピン17とアンビル2
0の係合によるインパクト打撃後、ハンマケース12が
大きく回転方向と逆に反転し、これによりモータ1に負
荷がかかり、結果として工具本体を持つ作業者に反力が
伝わる。この反力の大きさはハンマケース12の慣性モ
ーメントの大きさに比例して大きい。そして、この反力
はインパクト動作毎に伝わるので、振動として作業者に
伝わる。しかして、本発明によれば、打撃後予備ハンマ
22は一方向クラッチ4による係合を外れて動作するた
め、モータ1で受ける反力がハンマケース12の反力の
みとなってモータ1に加わる負荷が小さくなり、このハ
ンマケース12のみの反力が作業者に伝わることになっ
て作業者に伝わる振動が低減されることになる。
【0013】また、切換スイッチSを切り換えてモータ
1を逆回転させると、ハンマケース12と予備ハンマ2
2との一方向クラッチ4による係合が外れ、ハンマケー
ス12のみが回転して打撃するために発生トルクは小さ
くなる。また、打撃後はハンマーケース12は大きく回
転方向と逆方向に反転する。つまり、ハンマケース12
が打撃後衝撃により反転して一方向クラッチ4によって
予備ハンマ22と係合するがこれはハンマケース12の
反転を止める方向に作用するので結果的にモータ1に加
わる負荷が小さくなり作業者に伝わる反力も低減される
ことになる。
1を逆回転させると、ハンマケース12と予備ハンマ2
2との一方向クラッチ4による係合が外れ、ハンマケー
ス12のみが回転して打撃するために発生トルクは小さ
くなる。また、打撃後はハンマーケース12は大きく回
転方向と逆方向に反転する。つまり、ハンマケース12
が打撃後衝撃により反転して一方向クラッチ4によって
予備ハンマ22と係合するがこれはハンマケース12の
反転を止める方向に作用するので結果的にモータ1に加
わる負荷が小さくなり作業者に伝わる反力も低減される
ことになる。
【0014】なお、一方向クラッチ4の作用の方向を変
えてもよい。つまり、正回転時にトルク小、逆回転時に
トルク大となるようにし、これにより正転と逆転の発生
トルクの変更がモータ1の正逆を切り換えるだけで行う
ことができ、また作業時の振動を低減することができ
る。図3、図4、図5には本発明の他の実施例が示して
ある。すなわち、上記の実施例においては、モータ1の
正転、逆転とトルクの大小とが予め決められていて任意
に変更することができないが、本実施例においてはモー
タ1の正転、逆転とトルクの大小とを任意に変更できる
ようにしたものである。図4に示すようにハンマケース
12の外周には周方向に2列にくさび形の溝34が複数
個設けてあり、各くさび形の溝34にそれぞれ鋼球33
を配置してあって、それぞれ正転用の一方向クラッチ4
aと逆転用の一方向クラッチ4bとが構成してある。つ
まり、2列のくさび形の溝34のうち一方はハンマケー
ス12の正回転方向において周方向の一端部から他端部
側にかけて溝深さが浅くなっており、2列の溝34のう
ち他方はハンマケース12の逆回転方向において周方向
の一端部から他端部側にかけて溝深さが浅くなってお
り、前者が正転用の一方向クラッチ4aを構成し、後者
が逆転用の一方向クラッチ4bを構成している。鋼球3
3を入れた2列の溝34を覆うようにハンマケース12
の外周に予備ハンマ22が軸方向に移動自在に装着して
あり、この予備ハンマ22の内周面には溝36とクラッ
チ作動部35とを形成してある。さらに予備ハンマ22
の外周に周方向に周溝32を形成し、この周溝32に操
作レバー25を係合してあり、この操作レバー25と操
作ハンドル26を固定して操作ハンドル26をハウジン
グの外部に装着してあり、操作ハンドル26を操作する
ことで、クラッチ作動部35が正転用の一方向クラッチ
4aに対応する位置(この場合、逆転用の一方向クラッ
チ4bには溝36が対応する)、クラッチ作動部35が
逆転用の一方向クラッチ4bに対応する位置(この場
合、正転用の一方向クラッチ4aには溝36が対応す
る)、クラッチ作動部35が正転用の一方向クラッチ4
a及び逆転用の一方向クラッチ4bのいずれにも対応し
ない(この場合、正転用の一方向クラッチ4a及び逆転
用の一方向クラッチ4bはいずれも溝36が対応する)
の3つの場合が選択的に切り換えることができるように
なっている。
えてもよい。つまり、正回転時にトルク小、逆回転時に
トルク大となるようにし、これにより正転と逆転の発生
トルクの変更がモータ1の正逆を切り換えるだけで行う
ことができ、また作業時の振動を低減することができ
る。図3、図4、図5には本発明の他の実施例が示して
ある。すなわち、上記の実施例においては、モータ1の
正転、逆転とトルクの大小とが予め決められていて任意
に変更することができないが、本実施例においてはモー
タ1の正転、逆転とトルクの大小とを任意に変更できる
ようにしたものである。図4に示すようにハンマケース
12の外周には周方向に2列にくさび形の溝34が複数
個設けてあり、各くさび形の溝34にそれぞれ鋼球33
を配置してあって、それぞれ正転用の一方向クラッチ4
aと逆転用の一方向クラッチ4bとが構成してある。つ
まり、2列のくさび形の溝34のうち一方はハンマケー
ス12の正回転方向において周方向の一端部から他端部
側にかけて溝深さが浅くなっており、2列の溝34のう
ち他方はハンマケース12の逆回転方向において周方向
の一端部から他端部側にかけて溝深さが浅くなってお
り、前者が正転用の一方向クラッチ4aを構成し、後者
が逆転用の一方向クラッチ4bを構成している。鋼球3
3を入れた2列の溝34を覆うようにハンマケース12
の外周に予備ハンマ22が軸方向に移動自在に装着して
あり、この予備ハンマ22の内周面には溝36とクラッ
チ作動部35とを形成してある。さらに予備ハンマ22
の外周に周方向に周溝32を形成し、この周溝32に操
作レバー25を係合してあり、この操作レバー25と操
作ハンドル26を固定して操作ハンドル26をハウジン
グの外部に装着してあり、操作ハンドル26を操作する
ことで、クラッチ作動部35が正転用の一方向クラッチ
4aに対応する位置(この場合、逆転用の一方向クラッ
チ4bには溝36が対応する)、クラッチ作動部35が
逆転用の一方向クラッチ4bに対応する位置(この場
合、正転用の一方向クラッチ4aには溝36が対応す
る)、クラッチ作動部35が正転用の一方向クラッチ4
a及び逆転用の一方向クラッチ4bのいずれにも対応し
ない(この場合、正転用の一方向クラッチ4a及び逆転
用の一方向クラッチ4bはいずれも溝36が対応する)
の3つの場合が選択的に切り換えることができるように
なっている。
【0015】動作について述べると、打撃動作は前記実
施例と同じである。まず、操作ハンドル26を動かし、
クラッチ操作部35を正転用の一方向クラッチ4aに対
応するように位置させると、正転時には正転用の一方向
クラッチ4aにより予備ハンマ22とハンマケース12
とが係合して発生トルクが大きくなり、逆転時には発生
トルクが小さくなる。次に、操作ハンドル26を操作し
てクラッチ操作部35を逆転用の一方向クラッチ4bに
対応するように位置させると、正転時には予備ハンマ2
2とハンマケース12とが係合せず発生トルクが小さく
なり、逆転時には逆転用の一方向クラッチ4bにより係
合して発生トルクが大さくなる。これにより操作ハンド
ル26を操作することで正転、逆転の発生トルクの大き
さを選択できるものである。また、操作ハンドル26を
操作してクラッチ作動部35が正転用の一方向クラッチ
4a及び逆転用の一方向クラッチ4bのいずれにも対応
しない位置にすると、上記一方向クラッチ4a、4bの
機構がオフとなって、従来と同じ正転時、逆転時のトル
クを同じにできるものであり、これらの切換えを行うこ
とで作業の能率を向上することができるものである。
施例と同じである。まず、操作ハンドル26を動かし、
クラッチ操作部35を正転用の一方向クラッチ4aに対
応するように位置させると、正転時には正転用の一方向
クラッチ4aにより予備ハンマ22とハンマケース12
とが係合して発生トルクが大きくなり、逆転時には発生
トルクが小さくなる。次に、操作ハンドル26を操作し
てクラッチ操作部35を逆転用の一方向クラッチ4bに
対応するように位置させると、正転時には予備ハンマ2
2とハンマケース12とが係合せず発生トルクが小さく
なり、逆転時には逆転用の一方向クラッチ4bにより係
合して発生トルクが大さくなる。これにより操作ハンド
ル26を操作することで正転、逆転の発生トルクの大き
さを選択できるものである。また、操作ハンドル26を
操作してクラッチ作動部35が正転用の一方向クラッチ
4a及び逆転用の一方向クラッチ4bのいずれにも対応
しない位置にすると、上記一方向クラッチ4a、4bの
機構がオフとなって、従来と同じ正転時、逆転時のトル
クを同じにできるものであり、これらの切換えを行うこ
とで作業の能率を向上することができるものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明においては、モータ
の回転方向を正逆切換える切換スイッチを備え、ハンマ
の外周に予備ハンマを配置し、この予備ハンマとハンマ
とを一方向クラッチを介して連結してあるので、正転
時、逆転時の発生トルクの変更ができ、ボルト、ナット
の締め付け、緩めを効率的に行えるものであり、また、
打撃後のハンマの反力をモータで受ける時の振動をハン
マ重量を分割することで低減できるものであ。
の回転方向を正逆切換える切換スイッチを備え、ハンマ
の外周に予備ハンマを配置し、この予備ハンマとハンマ
とを一方向クラッチを介して連結してあるので、正転
時、逆転時の発生トルクの変更ができ、ボルト、ナット
の締め付け、緩めを効率的に行えるものであり、また、
打撃後のハンマの反力をモータで受ける時の振動をハン
マ重量を分割することで低減できるものであ。
【0017】また、ハンマと予備ハンマとの間に回転方
向の異なる2つの一方向クラッチを配置し、該回転方向
の異なる2つの一方向クラッチによる連結を選択可能と
してあるので、上記効果に加えて、正転、逆転の発生ト
ルクの大小の区別を変更できて作業能率が向上するもの
である。
向の異なる2つの一方向クラッチを配置し、該回転方向
の異なる2つの一方向クラッチによる連結を選択可能と
してあるので、上記効果に加えて、正転、逆転の発生ト
ルクの大小の区別を変更できて作業能率が向上するもの
である。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同上のモータの回路図である。
【図3】同上の一方向クラッチの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の断面図である。
【図5】同上の要部分解斜視図である。
【図6】従来例の断面図である。
S 切換スイッチ 1 モータ 4 一方向クラッチ 4a 一方向クラッチ 4b 一方向クラッチ 15 カム 19 出力軸 22 予備ハンマ
Claims (2)
- 【請求項1】 モータの回転により回転されるハンマ
と、このハンマと係合して回転する出力軸を持ち、出力
軸に負荷がかかるとカムの作用によってハンマとの係合
が外れて再び係合を衝撃的に行い、この回転衝撃力によ
ってボルト、ナット等のねじ類を締め付けるインパクト
レンチにおいて、モータの回転方向を正逆切換える切換
スイッチを備え、ハンマの外周に予備ハンマを配置し、
この予備ハンマとハンマとを一方向クラッチを介して連
結して成ることを特徴とするインパクトレンチ。 - 【請求項2】 モータの回転により回転されるハンマ
と、このハンマと係合して回転する出力軸を持ち、出力
軸に負荷がかかるとカムの作用によってハンマとの係合
が外れて再び係合を衝撃的に行い、この回転衝撃力によ
ってボルト、ナット等のねじ類を締め付けるインパクト
レンチにおいて、ハンマと予備ハンマとの間に回転方向
の異なる2つの一方向クラッチを配置し、該回転方向の
異なる2つの一方向クラッチによる連結を選択可能とし
て成ることを特徴とするインパクトレンチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20142193A JPH0752062A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | インパクトレンチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20142193A JPH0752062A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | インパクトレンチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0752062A true JPH0752062A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16440803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20142193A Withdrawn JPH0752062A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | インパクトレンチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0752062A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088323A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-04-06 | S P Air Kk | インパクトドライバおよび減速機構を有するハンドツール |
| JP2007296630A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Unex Corp | トルク増強装置 |
| WO2010140268A1 (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-09 | 株式会社空研 | インパクトレンチ |
| JP2022020386A (ja) * | 2020-07-20 | 2022-02-01 | 誠一 中溝 | インパクト工具 |
-
1993
- 1993-08-13 JP JP20142193A patent/JPH0752062A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088323A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-04-06 | S P Air Kk | インパクトドライバおよび減速機構を有するハンドツール |
| JP2007296630A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Unex Corp | トルク増強装置 |
| WO2010140268A1 (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-09 | 株式会社空研 | インパクトレンチ |
| JP2010280021A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Kuken:Kk | インパクトレンチ |
| JP2022020386A (ja) * | 2020-07-20 | 2022-02-01 | 誠一 中溝 | インパクト工具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |