JPH0752097A - ロータリーダイ若しくはフラットダイの切断刃の改質方法 - Google Patents
ロータリーダイ若しくはフラットダイの切断刃の改質方法Info
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- JPH0752097A JPH0752097A JP19723793A JP19723793A JPH0752097A JP H0752097 A JPH0752097 A JP H0752097A JP 19723793 A JP19723793 A JP 19723793A JP 19723793 A JP19723793 A JP 19723793A JP H0752097 A JPH0752097 A JP H0752097A
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Landscapes
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、表面平滑性に秀れたロータリーダ
イ,フラットダイの切断刃を提供することを目的とす
る。 【構成】 放電加工により形成された超硬合金製のロー
タリーダイ1若しくはフラットダイ2の切断刃3にレー
ザを照射せしめて該切断刃3を改質せしめる方法であ
る。
イ,フラットダイの切断刃を提供することを目的とす
る。 【構成】 放電加工により形成された超硬合金製のロー
タリーダイ1若しくはフラットダイ2の切断刃3にレー
ザを照射せしめて該切断刃3を改質せしめる方法であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙や金属薄板を切断す
るロータリーダイやフラットダイの切断刃の改質方法に
関するものである。
るロータリーダイやフラットダイの切断刃の改質方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、紙や金属薄板を、自転しながら所望形状に切断する
ロータリーダイ1が提案されている。ロータリーダイ1
は、円筒状の胴4の外周面に切断刃3を突設したもの
で、例えば印刷機に設けて印刷紙を切断したり、また、
種々の産業機械に設けて金属薄板などを切断したりする
ものである(本実施例と同一構成部分には同一符号を付
した。)。
ら、紙や金属薄板を、自転しながら所望形状に切断する
ロータリーダイ1が提案されている。ロータリーダイ1
は、円筒状の胴4の外周面に切断刃3を突設したもの
で、例えば印刷機に設けて印刷紙を切断したり、また、
種々の産業機械に設けて金属薄板などを切断したりする
ものである(本実施例と同一構成部分には同一符号を付
した。)。
【0003】ロータリーダイ1は被切断物に当接して自
転しながら切断刃3により該被切断物を切断するもので
ある為、一般的には耐熱性、耐摩耗性に優れた超硬合金
で製作される。そして、硬質な超硬合金故に切断刃3を
胴4の外周面に一体的に形成するには放電加工を用い
る。
転しながら切断刃3により該被切断物を切断するもので
ある為、一般的には耐熱性、耐摩耗性に優れた超硬合金
で製作される。そして、硬質な超硬合金故に切断刃3を
胴4の外周面に一体的に形成するには放電加工を用い
る。
【0004】また、紙や金属薄板を昇降作動により所望
形状に切断するフラットダイ2が提案されている。フラ
ットダイ2は、基板5に切断刃3を突設したもので、や
はり、印刷機に設けて印刷紙を切断したり、また、種々
の産業機械に設けて金属薄板などを切断したりするもの
である(本実施例と同一部分には同一符号を付し
た。)。
形状に切断するフラットダイ2が提案されている。フラ
ットダイ2は、基板5に切断刃3を突設したもので、や
はり、印刷機に設けて印刷紙を切断したり、また、種々
の産業機械に設けて金属薄板などを切断したりするもの
である(本実施例と同一部分には同一符号を付し
た。)。
【0005】フラットダイ2は、降下して受け台6上の
被切断物に当接し、切断刃3により該被切断物を切断す
るものである為、一般的には耐熱性,耐摩耗性に優れた
超硬合金で製作される。そして、硬質な超硬合金故に切
断刃3を基板5に一体的に形成するには放電加工を用い
る。
被切断物に当接し、切断刃3により該被切断物を切断す
るものである為、一般的には耐熱性,耐摩耗性に優れた
超硬合金で製作される。そして、硬質な超硬合金故に切
断刃3を基板5に一体的に形成するには放電加工を用い
る。
【0006】本発明者らは、放電加工された超硬合金の
被加工面には図1に図示したような微小穴やクラックa
などの表面欠陥が生じることを確認し、この表面欠陥を
除去するには、レーザ照射により被加工面を改質すれば
良いことを見い出し(1989年社団法人精密工学会発
行に係る1989年度精密工学会秋季大会・学術講演会
論文集参照)、該研究をロータリーダイ若しくはフラッ
トダイの切断刃の製造方法に実施することで耐久性,耐
摩耗性に秀れたロータリーダイ若しくはフラットダイの
切断刃を製造し得るという本発明を完成させた。
被加工面には図1に図示したような微小穴やクラックa
などの表面欠陥が生じることを確認し、この表面欠陥を
除去するには、レーザ照射により被加工面を改質すれば
良いことを見い出し(1989年社団法人精密工学会発
行に係る1989年度精密工学会秋季大会・学術講演会
論文集参照)、該研究をロータリーダイ若しくはフラッ
トダイの切断刃の製造方法に実施することで耐久性,耐
摩耗性に秀れたロータリーダイ若しくはフラットダイの
切断刃を製造し得るという本発明を完成させた。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0008】放電加工により形成された超硬合金製のロ
ータリーダイ1若しくはフラットダイ2の切断刃3にレ
ーザを照射せしめて該切断刃3を改質せしめることを特
徴とするロータリーダイ1若しくはフラットダイ2の切
断刃の改質方法に係るものである。
ータリーダイ1若しくはフラットダイ2の切断刃3にレ
ーザを照射せしめて該切断刃3を改質せしめることを特
徴とするロータリーダイ1若しくはフラットダイ2の切
断刃の改質方法に係るものである。
【0009】
【作用】本発明に係るロータリーダイ1若しくはフラッ
トダイ2の切断刃3は、前記改質方法を用いる為、切断
刃3の表面が平滑となり、よって、被切断物との良好な
当接及び被切断物に対する良好な切断が達成される。
トダイ2の切断刃3は、前記改質方法を用いる為、切断
刃3の表面が平滑となり、よって、被切断物との良好な
当接及び被切断物に対する良好な切断が達成される。
【0010】
【実施例】まず、改質方法について説明する。
【0011】この改質方法は、放電加工により被加工面
の表面層に生じた表面欠陥(微小穴やクラックa)を、
融点の低いCoだけを溶融せしめ、WC(固体状態)を
遊離状態にすることで除去するものである。超硬合金の
結合剤(Co)の融点は炭化物(WC)などと比較して
非常に低いという知見をもとにしている。
の表面層に生じた表面欠陥(微小穴やクラックa)を、
融点の低いCoだけを溶融せしめ、WC(固体状態)を
遊離状態にすることで除去するものである。超硬合金の
結合剤(Co)の融点は炭化物(WC)などと比較して
非常に低いという知見をもとにしている。
【0012】そして、この手段として該表面層にレーザ
を照射する。
を照射する。
【0013】図1,2は、この改質方法の原理を段階ご
とに模式的に示したものである。
とに模式的に示したものである。
【0014】図1は放電加工された超硬合金の被加工面
である。微小穴やクラックaなどが存在する。WC粒子
内にクラックaが生じていることもあるが、ほとんどの
場合、WC−Co界面にクラックaは生じている。
である。微小穴やクラックaなどが存在する。WC粒子
内にクラックaが生じていることもあるが、ほとんどの
場合、WC−Co界面にクラックaは生じている。
【0015】図2はレーザ照射により溶融した部分(C
o)を点々で表示した図面である。放電加工による被加
工面の表面欠陥は、前記レーザ照射によりCoが溶融
し、再び、該Coが凝固すると、放電加工前の状態即
ち、表面欠陥のない平滑な状態が得られることになる。
o)を点々で表示した図面である。放電加工による被加
工面の表面欠陥は、前記レーザ照射によりCoが溶融
し、再び、該Coが凝固すると、放電加工前の状態即
ち、表面欠陥のない平滑な状態が得られることになる。
【0016】ここでいう超硬合金とは焼結材料であっ
て、WC,Coとから成る単一炭化物系のもの、WC,
TiC,TaC,NbC,Co(Ni)とから成る複炭
化物系のもの双方を含むものである。
て、WC,Coとから成る単一炭化物系のもの、WC,
TiC,TaC,NbC,Co(Ni)とから成る複炭
化物系のもの双方を含むものである。
【0017】市販の超硬合金D20材(WC90%,C
o7%,TiC,TaC3%:重量%)を使用して切断
刃3を一体的に突出形成したロータリーダイ1,フラッ
トダイ2を放電加工により製作した。具体的な放電加工
の条件は、下記表1の通りである。
o7%,TiC,TaC3%:重量%)を使用して切断
刃3を一体的に突出形成したロータリーダイ1,フラッ
トダイ2を放電加工により製作した。具体的な放電加工
の条件は、下記表1の通りである。
【0018】
【表1】
【0019】この切断刃3の外周面には微小穴やそれら
を結ぶ形でクラックが無数に生じている。表面欠陥の深
さは、実測若しくは放電加工時のエネルギーで確知可能
である。
を結ぶ形でクラックが無数に生じている。表面欠陥の深
さは、実測若しくは放電加工時のエネルギーで確知可能
である。
【0020】続いて、この欠陥を除去する為に、該切断
刃3に対してレーザ照射を行った。レーザ照射では、入
熱の大きさによっては放電加工面に予め入っているクラ
ックなどの表面欠陥を助長する危険性がある。従って、
最小限のエネルギーでレーザ照射をすることが望まし
い。
刃3に対してレーザ照射を行った。レーザ照射では、入
熱の大きさによっては放電加工面に予め入っているクラ
ックなどの表面欠陥を助長する危険性がある。従って、
最小限のエネルギーでレーザ照射をすることが望まし
い。
【0021】このような観点からレーザ照射は、熱源と
してガウス型分布熱源を、エネルギーの供給方式として
連続方式を採用し、また、該ロータリーダイ1,フラッ
トダイ2を400°Cに予熱し、更に、表面温度をCo
の融点に一致させる為、1100°Cの温度上昇に匹敵
する熱量をレーザによって加える。
してガウス型分布熱源を、エネルギーの供給方式として
連続方式を採用し、また、該ロータリーダイ1,フラッ
トダイ2を400°Cに予熱し、更に、表面温度をCo
の融点に一致させる為、1100°Cの温度上昇に匹敵
する熱量をレーザによって加える。
【0022】また、表面温度はレーザ出力,送り速度な
ど多くのパラメータによって左右される。ここではレー
ザ出力(500W),送り速度(200m/min)は一
定とし、焦点はずし量(最適正値は30mm)を変化さ
せることにより表面改質を行った。レーザ出力は発振器
から加工機への伝送系で約10%の出力減があるため、
その値を考慮して出力を設定する。
ど多くのパラメータによって左右される。ここではレー
ザ出力(500W),送り速度(200m/min)は一
定とし、焦点はずし量(最適正値は30mm)を変化さ
せることにより表面改質を行った。レーザ出力は発振器
から加工機への伝送系で約10%の出力減があるため、
その値を考慮して出力を設定する。
【0023】尚、加工ガスにはArを用いることで酸素
による余分な燃焼熱の発生が防止され、レーザ照射面の
酸化防止作用も発揮される。
による余分な燃焼熱の発生が防止され、レーザ照射面の
酸化防止作用も発揮される。
【0024】具体的なレーザ照射の条件は、下記の表2
の通りである。
の通りである。
【0025】
【表2】
【0026】レーザは、1ケ所に集中的に照射せず、レ
ーザビームを数回往復走査させることにより照射するこ
とが望ましい。
ーザビームを数回往復走査させることにより照射するこ
とが望ましい。
【0027】レーザ照射後には、放電加工時に生じた表
面欠陥が完全に除去されている。また、放電クレータの
形状も鈍化し、凹凸の少ない平滑な面へ改質されてい
る。
面欠陥が完全に除去されている。また、放電クレータの
形状も鈍化し、凹凸の少ない平滑な面へ改質されてい
る。
【0028】以上、本実施例に係る方法により製造した
図3,4に示す超硬合金製のロータリーダイ1,フラッ
トダイ2の切断刃3は、耐久性(疲労強度),耐摩耗性
に秀れる為、稼働中に欠け等が生ぜず、また、切断刃3
の表面が平滑故に被切断物との良好な当接(特にロータ
リーダイ1の場合には被切断物に対して回転摺動して該
被切断物を切断していくものである為、切断刃3の表面
平滑性は非常に重要である。)及び被切断物に対しての
良好な切断が達成されるロータリーダイ1,フラットダ
イ2となる。そして、本実施例に係るレーザ照射により
切断刃製造には必須の工程であるみがき工程の簡略化も
可能となる(これまでのみがき工程では表面形状が複雑
な場合、非常に厄介であったが、本実施例によるレーザ
照射によれば、このような問題も解決される。)。
図3,4に示す超硬合金製のロータリーダイ1,フラッ
トダイ2の切断刃3は、耐久性(疲労強度),耐摩耗性
に秀れる為、稼働中に欠け等が生ぜず、また、切断刃3
の表面が平滑故に被切断物との良好な当接(特にロータ
リーダイ1の場合には被切断物に対して回転摺動して該
被切断物を切断していくものである為、切断刃3の表面
平滑性は非常に重要である。)及び被切断物に対しての
良好な切断が達成されるロータリーダイ1,フラットダ
イ2となる。そして、本実施例に係るレーザ照射により
切断刃製造には必須の工程であるみがき工程の簡略化も
可能となる(これまでのみがき工程では表面形状が複雑
な場合、非常に厄介であったが、本実施例によるレーザ
照射によれば、このような問題も解決される。)。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述のようにしたから、耐久
性,耐摩耗性,表面平滑性に秀れたロータリーダイ若し
くはフラットダイの切断刃を提供し得ることになる。
性,耐摩耗性,表面平滑性に秀れたロータリーダイ若し
くはフラットダイの切断刃を提供し得ることになる。
【図1】本工程の原理説明図である。
【図2】本工程の原理説明図である。
【図3】本実施例に係るロータリーダイの斜視図であ
る。
る。
【図4】本実施例に係るフラットダイの正面図である。
【符号の説明】 1 ロータリーダイ 2 フラットダイ 3 切断刃
Claims (1)
- 【請求項1】 放電加工により形成された超硬合金製の
ロータリーダイ若しくはフラットダイの切断刃にレーザ
を照射せしめて該切断刃を改質せしめることを特徴とす
るロータリーダイ若しくはフラットダイの切断刃の改質
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5197237A JP2571748B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | ロータリーダイの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5197237A JP2571748B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | ロータリーダイの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0752097A true JPH0752097A (ja) | 1995-02-28 |
| JP2571748B2 JP2571748B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=16371135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5197237A Expired - Fee Related JP2571748B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | ロータリーダイの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571748B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50121883A (ja) * | 1974-03-12 | 1975-09-25 | ||
| JPS52135487A (en) * | 1976-05-07 | 1977-11-12 | Hitachi Metals Ltd | Tool for cutting die |
| JPS5453622A (en) * | 1977-10-06 | 1979-04-27 | Toshiba Corp | Tool |
| JPS6327299U (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-23 |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP5197237A patent/JP2571748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50121883A (ja) * | 1974-03-12 | 1975-09-25 | ||
| JPS52135487A (en) * | 1976-05-07 | 1977-11-12 | Hitachi Metals Ltd | Tool for cutting die |
| JPS5453622A (en) * | 1977-10-06 | 1979-04-27 | Toshiba Corp | Tool |
| JPS6327299U (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2571748B2 (ja) | 1997-01-16 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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