JPH07521B2 - 有害動物忌避組成物 - Google Patents

有害動物忌避組成物

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JPH07521B2
JPH07521B2 JP12476388A JP12476388A JPH07521B2 JP H07521 B2 JPH07521 B2 JP H07521B2 JP 12476388 A JP12476388 A JP 12476388A JP 12476388 A JP12476388 A JP 12476388A JP H07521 B2 JPH07521 B2 JP H07521B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は犬,猫,ネズミ,ウサギ,イノシシ,モグラ,
シカ,イタチ,カラス,カチガラス,スズメ,ハト,ム
クドリ,ゴキブリ,シロアリ,アリ,イガ,ダニ,イガ
イ,フナムシ,マイマイを始めムササビ,ヘビ,カ,ハ
エ,ウンカ,ヨコバイ,アブラムシ,シラミ,ウミホタ
ル,ナメクジ等の有害又は不快動物の忌避組成物に関す
るものである。
〔従来の技術〕
農作物のネズミ,ノウサギ,イノシシ,スズメ,カモな
どの有害動物の忌避剤として、明治末より北海道にて魚
油及びナフタリンを混合したものが用いられたのが、我
が国における忌避剤の最初と言われている。その後、ク
レオソート,シクロヘキシミド,β−ナフトール,チュ
ウラム,チオフェン類,レモングラス油,ジアリルスル
フィッド及び酸化鉄粉が用いられている。またカ,ダ
ニ,ノミなどの吸血性昆虫には、フタル酸ジメチル,エ
チルヘキサンジオール,インダロン及びジエチルトルア
ミドが用いられている。
一般に忌避剤は嗅覚による嗅覚忌避剤(olfact-ory rep
ellent)と、味覚による味覚忌避剤(gus-tatory repll
ent)があり、前者には精油(essen-tial oil),植物
ゴム樹脂があり、後者には有機酸,アルコール,アルカ
ロイド,タンニン,配糖体等がある。
生物界では、自己保存のため、外から攻撃する動物に対
し不快な臭気、味覚をもつものが普通である。これは特
に植物においてみられ、精油、アルカロイド及び配糖体
がこの意義を持ち、又動物間の種の保存にも蟻酸,酪
酸,サリチルアルデヒド,メルカプタン,アリル化合物
等がその働きをしている。
従来、有害動物忌避剤として用いられているものに、ゴ
キブリにモノテルペノイド(特開昭53-86021号公報)、
鳥に不飽和アルコール及びアルデヒド(特開昭53-10153
1号公報)、犬,猫,鳥獣に高級ケトン及び青葉アルコ
ール、桂皮アレデヒド、ケトン(特公昭57-25521号公
報)、ネズミ,ウサギにグアサジン(特開昭57-67507号
公報)、有害鳥獣にグアサジンとチュウラム(特開昭59
-25306号公報)、吸血害虫に環状テレペンアルコール
(特開昭57−179101号公報)、鳥類にプロチオホスとチ
ュラム(特開昭59-10504号公報)、犬,猫にメントール
とエチルトルアミド(特開昭60−142903号公報)、鳥害
にクレオソートとピリジン(特開昭61-56110号公報)、
森林有害獣にチュラムと動植物油(特開昭61-12005号公
報)、犬,猫等にレモングラス油等をエチレン酢酸ビニ
ル共重合ビーズに含浸したもの(特開昭61−172801号公
報)、犬,猫等にグリコールエーテル類(特開昭61-194
001号、特開昭61-267501号公報)、ダニ,ヘビ等にグリ
コールエーテル(特開昭61−289002号公報)、犬,猫等
に高沸点ケトン,アルコール、アルデヒド類(特開昭61
-289003号公報)、ネズミにシキミ酸とカラシ配糖体
(特開昭61−291507号公報)、ハエ,カにリモネン(特
開昭61-409号公報)、犬,猫にビス‐(2-クロロイソプ
ロピルエーテル)(特開昭62-12702号公報)、モグラに
シキミとカラシ配糖体(特開昭62-45508号公報)、ハ
ト,ハエ等にリモネン(特開昭62−164602号公報)、フ
ジツボ,イガイに多環式テルペノイド配糖体(特開昭63
-41495号公報)等がある。この外ケミカルアブストラク
トのデイセニアル インデックス(Decennial Index)
第1巻(1907年)よりコレクテイブ インデックス(Co
llective Index)第11巻(1986年)迄には種々の動物忌
避剤組成物が発表記載されているが、本発明のテルペノ
イド化合物とその低重合物及び/又はその低重合物を併
用した有害動物忌避組成物の記載はない。ただ、ヨーロ
ッパ特許第0173410号(5,March,1986)にジ−1−P−
メンテン(テルペンダイマー)とその高重合物(テルペ
ンポリマー)が他の忌避剤例えば2,2-ジクロロプロピオ
ン酸の如き落葉剤の効力増強剤として利用する開示はあ
るが、それぞれ単独では忌避作用は殆どない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来の有害動物忌避剤より更に効果が高
く、かつ持続効果に優れ、人畜に低毒性でマイルドな匂
いを有し更に芳香さえも感ずるような忌避組成物を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題を解決するためテルペノイド化
合物を徹底的に検討し、テルペノイド化合物モノマーの
この低重合化合物及び/又はこの低共重合化合物(Olig
omer or Oligo-copolymer)を併用することにより対象
有害動物の範囲が広範で、人畜毒性が低く、他の農薬剤
と併用することが可能である極めて使用し易い有害動物
忌避剤を見出した。
本発明はテルペノイド化合物モノマーと、この低重合或
いは/及び低共重合化合物よりなる有害動物忌避組成物
である。
本発明に使用するテルペノイド化合物モノマーは、植物
の種々の部分の水蒸気蒸留によって得られる植物精油又
は樹脂ゴム質に含まれる一群の化合物である。その本質
はイソプレン2個又はそれ以上を含むもので炭素数10個
の物質(C5×2)をモノテルペノイド、炭素数15個の物
質(C5×3)の物質をセスキテルペノイド、炭素数20個
の物質(C5×4)の物質をジテルペノイド、炭素数30個
の物質(C5×6)をトリテルペノイドとして分類されて
いるテルペノイド化合物を何れも用いることができる。
このテルペノイド化合物は植物の芳香、精油成分であ
り、自然サイクルに全く影響の無い物質である。又、現
在生物活性天然物質のうち農薬機能を有するものとして
認められているもの、例えばシロバナムシヨケギク(ピ
レトリン成分),デリス(ロテノン成分),タバコ(ニ
コチン成分),センダン(アザデイラクチン),アセビ
(アセポトキシン成分)等も、本発明テルペノイドの動
物忌避機能を付与すれば人間に毒性の少ない、所謂自然
農薬又は天然防除剤と成り得るものである。その殺虫機
構として、直接殺虫力のみならず害虫等の変態など特有
の生育過程を阻害して以てその害虫相の絶滅をはかるよ
うな、所謂昆虫生育制御剤(insect growth regulater,
IGR)として有用なものも構成し得るのである。
かくして有機無機合成農薬の全く残留しない安全な天然
農作物を合理的に生産する為の資材となり得るので、そ
の意義は甚だ大なるものと云い得るのである。以下本発
明の素材についてのべる。
β−ミルセン(C10H16)(成分No.1):ベイ油,ホップ
油等に含まれ、沸点166〜167℃で二重結合3個をもち、
時間の経過と共にジミルセン等のオリゴマーを生じ易
い。
アロオシメン(C10H16)(成分No.2):やまじそ科植物
に含まれるα型オシメン(C10H16)2,6-ジメチル‐1,5,
7−オクタトリエン又はβ型オシメン(C10H16)2,6-ジ
メチル‐2,5,7−オクタトリエンの異性体である。2,6-
ジメチル‐2,4,6-オクタトリエンの構造を有し、沸点81
℃(12mm)で酸化され易く、かつ2〜3重合体のオリゴ
マーを生じ易い。
シトラール(C10H16O)(成分No.3):レモングラス油
等に含まれ、沸点226℃でa,bの2型がある。空気中で酸
化され易く、強酸により重合する。化学名は3,7-ジメチ
ルオクタジエン‐1−アールである。
リナロール(C10H16O)(成分No.4):オレンジ油,ラ
ベンダー油中に含まれ、沸点198〜200℃で光学異性体が
ありβ−ピネンより合成される3,7-ジメチル‐1,6-オク
タジエン‐3-オールが用いられている。
リモネン(C10H16)(成分No.5):かんきつ類に多く含
まれ、α−ピネンと共に植物に広く分布している。d
−,l−及びdl型があり、dl−リモネンをジペンテンと言
う。何れも沸点約176℃前後で比較的安定で常圧蒸留で
きるが、空気中に放置すると酸化される。また酸と処理
すると容易にジペンテンになり硫黄と加熱するとp−シ
メンに変化する。
また、鉱酸と冷時処理すると加水してテルピネオール及
び抱水テレピンを生ずる。
ジペンテン(C10H16)(成分No.6):リモネンの光学的
不活性体である。天然には種々の松からのテルペン油,
シトロネラ油,レモングラス油,ショウノウ油など多数
の植物精油中に含まれ、沸点178℃で熱により容易に重
合される。
テルピネン(C10H16)(成分No.7):α,β及びγ型が
あり、沸点約177℃,173℃及び183℃を有し、セイロンカ
ルダモン油,コリアンダー油に含まれる、レモンのよう
な臭いをもつ。
α型は、空気や光線で迅速に重合して、樹脂様になる。
β型は、合成によってのみ得られるが、各々の異性体は
分離が困難である。
テルピネオール(C10H18O)(成分No.8):単環モノテ
ルペンアルコールでα,β及びγ型があり、沸点約220
℃,210℃(752mmHg)及び融点約69℃でカルダモン油,
ネロリ油及び松精油中にあり、ライラック様香気をもっ
ている。
アネトール(C10H12O)(成分No.9):p−プロペニルア
ニソールで沸点約81℃(2.3mmHg),230℃(760mmHg)及
び融点約21℃の芳香性のあるものである。
ピネン(C10H16)(成分No.10):α,β型があり、も
っとも広く植物界に分布している。α−ピネンは無色特
有の臭いを有し、沸点約155℃で松科(Pinaces)植物の
樹脂及びウッドテレピン油中に含まれ、特にパルプ工場
より由来するサルフェートテレピンの主成分をなす。光
学的異性体があるが、酸或いは熱アルカリで容易に異性
化し、また塩化アルミニウム等を触媒とし−15℃にて環
状構造を残したまま高重合体となる。α−ピネンからは
二重体(Dimer)のほか軟化点65〜97℃、分子量600〜70
0の3〜4量体、所謂オリゴマーが得られる。又ショウ
ノウ,リウノウ及びテルピネオール等有用なテルペノイ
ド化合物が誘導され、工業原料として重要な化合物であ
る。
ノポール(C11H19O)(成分No.11):6,6−ジメチルビシ
クロ〔3,1,1〕ヘプト−2−エン−2−エタノールで沸
点約230〜240℃でβ−ピネンとホルムアルデヒドの縮合
にても得られる双環テルペンアルコールである。
カンフエン(C10H16)(成分No.12):松葉油等にある
融点約50℃の弱いショウノウ様臭気をもつ。またαピネ
ンより過剰の塩化水素でボルニルクロリドとなり、更に
アルカリ処理してカンフエンに誘導される。種々のオリ
ゴマー及びポリマーとなり、塗料、接着剤等多方面に利
用されている。
ノビルアセテート(C13H21O2)(成分No.13):ノポー
ル(成分No.11)の酢酸エステルで沸点約250〜260℃で
合成香料として利用される。又次のイソボルニルアセテ
ートと共に本発明有害動物忌避組成物の原料として用い
ると、人間に対し芳香を感じさせるように矯香され、動
物忌避力と共動して有効に利用される。
イソボルニルアセテート(C12H20O2)(成分No.14):
カンフエン(成分No.12)を50%硫酸と氷酢酸混合液で
加熱して得られる沸点約224℃の芳香性液体である。
テルペノイド化合物モノマーは一般に芳香性のある沸点
200℃前後で本品単独で使用する場合は、使用当初の短
期間は有害動物に対し嗅覚又は味覚忌避成分として有効
なものもあるが、一般に屋外通風下では気温又は風量等
によりすぐ蒸散飛散して無効になる。本発明の組成物
は、上記テルペノイドモノマーにこれ等テルペノイドモ
ノマーの重合平均分子量1000以下の低重合或いは/及び
低共重合化合物(Oligomer & Cooligomer)が所謂保留
剤(Retainning Reagnts)として加えられているから、
長期間同一有効最適濃度で揮発拡散させ忌避機能を持続
出来る。これはあたかも人間が使用する化粧品の調香方
法に似ている。即ち一番速く揮発する成分Top noteと、
中位の揮発成分middle note及び高沸点成分Base noteを
バランスさせ、長期間にわたって一定基調の香気を保た
せる方法と全く同一技法である。また、一般にオリゴマ
ーは重量平均分子量10,000以下のものをさすが、本発明
に使用するオリゴマーは重量平均分子量1000以下,重合
度2〜7量体の低分子量の方が好ましく、一般に液体又
は高粘度液体で通常の蒸溜により単離でき、それ単独で
も忌避性を有するものである。その平均分子量はラスト
法や粘度法等により測定出来るが、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーGLP(Gelpermeation Chomatograp
hy)で測定出来、又そのものを正確に分離分取出来るも
のである。一般にテルペンオリゴマーはモノマー1部に
活性白土又は酸性白土1〜10部及び適量の溶剤に溶解分
散させ100〜150℃前後重合させるとよい。フリーデルク
ラフト型触媒を用いるときは、この反応温度では分子量
1000以下の高分子重合体が出来易く、30℃前後で短時間
重合させるとよい。又高重合体を熱分解してもよいが、
加温強酸性カチオン交換樹脂粒子にモノマー加温溶液を
接触させても得ることが出来る。又連鎖移動定数の大き
い物質、例えばテローゲンの存在下でテロメリゼーショ
ン(Telomerization)化してもオリゴマーは得られる。
以下本発明に好適に使用されるオリゴマーを挙げる。
ピネンオリゴマー(成分No.15):β−ピネン50%トル
エン溶液にβ−ピネンの1%塩化アルミニウムを加えて
30〜35℃2時間撹拌し、濾過,水洗,脱水後溶媒を分留
除去して得られる2両体約20%,3量体約70%,4量体以上
の高重合体約10%の混合物。
ジペンテンオリゴマー(成分No.16):50%ジペンテンの
トルエン溶液にジペンテンの0.5%塩化アルミニウムを
加え30〜35℃2時間撹拌して得られる2量体約40%,3量
体約50%,高重合体及びモノマー約10%の粘稠液。
カンフエンオリゴマー(成分No.17):約70℃に保った
強酸性カチオン型イオン交換樹脂粒子層の層長30cmの管
に、70℃に加温したカンフエン液を4ml/分の速度で流下
させ、冷アルカリ,水で洗い、分留して沸点148〜151℃
/4mmHgの留分を採取して得られる2量体約95%,3量体約
5%の組成をもつもの。
アロオシメンオリゴマー(成分No.18):アロオシメン
高分子重合体を熱分解し、210〜315℃の留分を採取して
得られるモノマー約5%,2量体約70%,3量体約25%より
なるもの。
ピネンジペンテンコオリゴマー(成分No.19):α−ピ
ネン1部,β−ピネン1.5部及びジペンテン2.5部の混合
物に1重量%の塩化アルミニウムを加え、30〜35℃で2
時間撹拌して得られる80℃の粘度約100cpsのコオリゴマ
ー。
カンフエンノポールコオリゴマー(成分No.20):カン
フエン1部及びノポール1部の50%溶液にテルペンモノ
マーの5重量%の酸性白土を加え、120℃,5時間撹拌し
精留して得られる80℃で粘度165cpsのコオリゴマー。
ミルセンピネンコオリゴマー(成分No.21):ミルセン2
mol,β−ピネン1molの50%トルエン溶液に、テルペンモ
ノマーの5重量%の活性白土を加え120℃,2時間撹拌し
て得られる80℃で粘度145cpsのオリゴマー。
本発明有害動物忌避組成物は、以上成分No.1〜No.14で
例示されるテルペノイド化合物モノマーに成分No.15〜N
o.21等で例示されるテルペンオリゴマー或いは/及びコ
オリゴマーを併用してなるものであるが、オリゴマー等
は、本記載例のものの外、忌避効能と価格等を考慮し
て、最も合理的なものを得ることも可能である。
本発明の組成物は、上記の如く、テルペノイド化合物モ
ノマーと、その低重合化合物及び/又は低共重合化合物
を有効成分とするものであるが、その有効成分の効果を
補強するため、高級ケトン,サルフェートテルペン成
分,ジアルキルトルアミド,ジアルキルフタレート,ポ
リブテン,ポリイソブテン,生ゴム等の有害動物の忌避
成分を加えてもよい。
本発明に併用可能な高級ケトンとしては、ノニルフエニ
ルケトン,アセトフエノン,シクロヘキサノン,イソホ
ロン等があり、外に青葉アルコール,青葉アルデヒド,
桂皮アルコール,桂皮アルデヒトも同一機能をもつもの
として利用しうる。又、主に松科(Pinus elliottii En
glow材又はPinus palustris Mill材)チップのセルロー
ス製造時の蒸煮液より分離された油分、即ちサルフェー
トテルペンも経済的に有利に利用出来るものである。こ
の油はα−ピネン約60%,β−ピネン15〜20%の外、前
記各種テルペノイド,フエランドレン,セドレン,ロン
ギホーレン,ボルネオール,p−サイメン,フエンコー
ル,テルピネン−4−オール,メチルカビコール等より
なる。
又、本発明組成物に使用出来るポリブテン,ポリイソブ
テン或いは生ゴムは組成物の粘着性を付与出来るもので
あれば、如何なる重合度のものからも選択出来、且つ、
ジアルキルトルアミド,ジアルキルフタレート等昆虫忌
避剤として特徴ある害虫忌避組成物となり得るものも本
発明の利点である。また、他の忌避成分であるアトラキ
ノン,ジヒドロアントラキノン,ジフェニルエーテル,
ゲラニオール,チウラム,クレオソート,シクロヘキシ
ルイミド,アクリル化合物,テトラヒドロカプサイシ
ン,カプサイシン,セレン化合物等も併用出来る。
更に、本発明の組成物には殺虫忌避作用を有するフエン
チオン,フェニトロチオン或いはダイアジノン,ドリン
剤,カーバメート剤等の殺虫剤、殺菌,除草及び植物生
育調整剤等の農薬成分の1種又は2種以上を併用し、そ
れらの農薬成分又は医薬用殺虫成分が、本発明組成物の
有効成分であるテルペノイド化合物の高い溶解力と比較
的蒸発沸点の高い性質により残効性の高いものとなり有
効性が増強される。そして、殺虫,殺菌,除草,植物生
育調整剤,色素等所謂農薬成分の農薬生理活性効果と、
動物忌避作用が相乗され、非常に有用な組成物を与える
ことが出来る。
本発明の有害動物忌避組成物の剤型としては、粉剤,粒
剤,水和剤,液剤,乳剤,ペースト状,ゲル剤,燻蒸剤
及びエアゾールとして利用出来る。又、忌避性とは、負
の走行性による現象であるが、一定の濃度の閾値になる
と動物種により正の走行性即ち誘引剤(Attractant)と
して働くこともある。この点は充分予試験を行い目的を
達するようにしなければならない。又、本組成物は液状
物を天然或いは合成樹脂に含浸させたり、不織布テープ
に固定させたり、トリレンジイソシアネート,メチレン
ビス(4−フェニルイソシアネート),アクリルプレポ
リマー,ウレタンプレポリマーで硬化させたり、ジベン
ジリデンソルビトール,12−ヒドロキシステアリン酸,
アミノ酸系ゲル化剤,パラフィンワックス,合成樹脂又
は官能性オリゴマー等でゲル賦型化することができる。
これ等は有害動物忌避剤として働くばかりでなく、人間
等に芳香さえ与えるような組成物となし得るものであ
る。
以下、本発明有害動物忌避組成物の実施例を挙げる。
〔実施例〕
実施例1.粒剤 天然軽石(平均粒径1.5mm)84部に下記第1表の成分配
合液15部を転動吸油させ、1部の無機硅酸微粉末を粉衣
させ、忌避粒剤を得る。
実施例2.乳剤 下記第2表の成分配合液92部にポリオキシエチレン(n
=20)ノニルフエニルエーテル5.6部,ドデシルベンゼ
ンスルホン酸カルシウム2.4部を混合溶解して忌避乳剤
を得る。
実施例3.エアゾール剤 下記第3表の成分配合乳剤原液50%の水乳化液360mlに
液化石油ガス90mlを耐圧エアゾール容器に充填して、忌
避エアゾールを得る。
実施例4.忌避テープ 下記第4表の成分配合液90部にポリメタアクリル50%乳
化重合液3部を加えて混合し、これにトリレンジイソシ
アネート(TDI)6部を加えた液を厚さ1mm,巾5cmと不織
布テープ(木綿30%,ポリエステル20%,ナイロン繊維
50%)に忌避剤相溶樹脂分として70%になる如く浸漬塗
布後硬化させ、忌避テープを得る。
実施例5.粘着乳剤 下記第5表の成分配合液50部にポリブデン(平均分子量
約2350)15部,ポリオキシエチレン(n=5)ラウリル
エステル5部,アセトフエノン15部,キシレン15部を加
えて、粘着乳剤を得る。
実施例6.ゲル剤 下記第6表の成分配合液90部に、ジベンジリデンソルビ
トール1部,ジメチルホルムアミド2部及び12−ヒドロ
キシステアリン酸7部を、約65〜70℃に加温して溶かし
放冷後忌避ゲルを得る。
実施例7.粉剤 下記第7表の成分配合液10部,平均粒度100mμのパーラ
イト微粉末10部及び平均粒度40mμのカオリン微粉末80
部を混合して、忌避粉剤を得る。
実施例8.粘着ペースト剤 下記第8表の成分配合液50部にサルフェートテルペン液
(ピネン15%,ターピネオール14%,ジペテン11%,ア
ネトール5%,フェランドレン4%,セドレン2%,ボ
ルネオール6%,P−サイメン3%,ロンギホーレン4
%,その他テルペン炭化水素36%)15部,生ゴム2部及
びポリオキシエチレン(n=5)ラウリルエーテル5部
を加えて溶かし、これにポリアクリル系吸水樹脂微粉末
3部を懸濁させ水25部を入れて粘着ペースト剤を得る。
実施例9.殺虫殺菌性動物忌避乳剤 下記第9表の成分配合液50部,農薬活性成分10部,ジメ
チルスキルホキシド5部及び灯油20部を均一に溶かし、
ポリオキシエチレン(n=11)ノニルフエニルエーテル
12部,ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム3部を加
えて、殺虫殺菌性有害動物忌避組成乳剤を得る。
尚、試料番号No.36は天然物防除剤,No.37,38は邸毒性殺
虫剤,No.39は持続性殺菌忌避剤として利用出来る。
実施例10.有害動物忌避塗料 下記第10表の成分配合液30部,プロピオン酸ビニル樹脂
15部,生理活性剤5部,メチルイソブチルケトン10部,
トルエン20部及びキシレン20部を均一に溶解して、有害
動物忌避塗料を得る。
これ等は殺虫性を有しかつ強力な忌避力を有する塗料組
成物である。。
実施例11.鳥類忌避ゾル剤 下記第11表の成分配合液40部,殺虫成分5部,パラフィ
ンワックス4部を加温して均一にし、これをポリビニル
アルコール1部を溶解した水溶液50部に撹拌しながら加
え、均一に分散させ鳥類忌避ゾル剤を得る。
これらは強力なハト,カラス,スズメ等の忌避ゾル剤と
して利用できる。
実施例12.有害動物忌避剤含有合成樹脂体 下記第12表の成分配合液40部及び合成樹脂60部を混合加
熱均一にし、電線被覆体として放射成形又は加熱ロール
してシートとする。
これらはネズミ,ゴキブリ,アリ等有害動物の強力な忌
避力を有する組成物である。
実施例13.有害動物忌避ゲル剤 下記第13表の成分配合液75部にゲル剤25部を加え、加温
して均一にし、直径約3cmの広口100〜500mlポリエチレ
ン瓶に分注放冷してゲル剤を得る。
これらは密閉系電信機器(接続端子函,電話機等),コ
ンピューター,食品自動販売機等に開放し設置すると
き、ハエ,ゴキブリ,アリ等の食害又は営巣を長期にわ
たって防止することができる。
実施例14.食害防止種子粉衣剤 下記第14表のテルペン成分液33部に無水珪酸17部を加え
て混合粉砕し、これに無水石膏25部,カオリン25部を加
え混合して粉衣剤を得る。
これらの粉衣剤はダイズ又はトウモロコシの種子の2%
を水を用いて粉衣すれば、発芽成育までスズメ,カラ
ス,ハト等の食害による欠株が完全に防止できる。
本発明の有害動物忌避組成物の効果について、次の試験
例にて説明する。
試験例1.(犬) 試験方法:犬2匹(セパード系雑種1才半)を約1日絶
食させ、市販の炊飯に供試試料を均一に散布付着させた
ものを摂食させ、経過時間と摂食残量を調査する。
市販炊飯約100gを直径25.2cm,高さ7cmの円形ポリ容器に
入れ、軽くほぐして均一にし、実施例1の試料No.1〜6
の本発明の組成物を各々6.5g均一に散粒する。各試料材
料は、空容器,飯及び供試試料の容量を予め量ってお
き、一定時間後供試飯量の残存率(忌避率相当)を算出
した。但し、3日毎に無処理炊飯約100gを投与し、試験
番号区との比較を行った。その結果を下記第15表で示
す。
以上の表の如く、本発明組成物は犬に対し顕著な忌避効
果を示した。
試験例2.(猫) 試験方法:約2m3の金属製ケージにパーミューズ系猫雑
種2匹(約3才及び1.5才猫)を約1日絶食させ、市販
キャッツフード(マグロ肉ボイル粗砕品)約95gを直径2
5cm,高さ7cmの円形ポリ容器に入れ、実施例2の試料番
号No.7〜11の本発明の忌避組成物及びNo.12-1及びNo.12
-2の対照組成物の8倍希釈液7mlを均一に滴下する。各
容器中のキャッツフードの残存率を一定時間毎に測定す
る。但し、3日毎に無処理フード約95gを投与し、試料
番号区との比較をした。その結果を第16表で示す。
以上の如く、対照のジ−1−P−メンテン及びこれとポ
リ−1−P−メンテンの混合製剤の猫に対する忌避効果
は殆どない。
試験例3.(犬・猫等) 生ゴミ約1kgを入れたポリエチレン袋(内容約1に実
施例3のエアゾール試料番号No.13〜17を各袋別約50ml
噴霧塗布して、無処理袋と共に野犬,野良猫の出没する
塵填集積場に放置した所、無処理区は一夜8時間で破袋
されたが、No.13〜17のエアゾール処理袋は5日間破袋
されることなく残存し、その忌避効果は著しいものがあ
った。又、生ゴミ臭も殆どなくむしろ芳香さえ感ずるも
のであった。
試験例4.(イノシシ) イノシシが出没する栗園にて、一試験区4×10mの広さ
にて、地上約30cmの高さに実施例4の忌避テープの試料
番号No.18〜22の試料及び無処理テープを張った。各区
中央部にサツマイモ約2kgを地表近くに埋没させ、一定
時間後各々の残量を秤量して、忌避率を測定した。その
結果を第17表に示す。
以上の如く、処理区内のサツマイモは喫食されることな
く殆ど全部残り、無処理テープ区に対し顕著な忌避効果
がみられた。
試験例5.(カモシカ) 日本カモシカ食害激発地区のひのき造林地にて、実施例
5の試料番号No.23〜25の効果につき、試験を行った。
12月に、樹木1本当り水50倍希釈液250mlを地上50〜100
cmの樹幹に噴霧し、翌年6月(散布211日後)に被害の
程度を調査し、第18表の結果を得た。
以上の如く、本発明組成物は、カモシカを忌避すること
により、被害を最小限にとどめることが出来た。
試験例6.(ノウサギ) 2年生ヒノキ苗植林4年の林業地に一区50本として、ノ
ウサギによる被害防止忌避試験を行った。実施例2の試
料番号No.7〜11及び対照忌避乳剤No.12-1及びNo.12-2の
50倍液を、1本につき約125mlを地上約50cmを重点的に
噴霧し、3,6ケ月及び12ケ月後に食害による被害本数を
測定し、被害率をみて第19表の結果を得た。
以上の結果より、本発明組成物は、No.12-1及びNo.12-2
の対照品よりもノウサギの忌避力にすぐれ、充分にその
結果が期待出来るものと考えられる。
試験例7.(ネズミ) 試験方法:波型金網蓋を有する縦70cm,横50cm,高さ10cm
のアルミケージに入れた生後5週間のマウス10匹を供試
した。約1日絶食させ、市販のマウスフード(径1cm,長
さ3cm)約30gに実施例6のゲル剤試料番号No.26〜28及
びNo.29のゲルを各々約6gを塗布した。別に無処理フー
ド30gと共に波型金網凹部に設置して、一定時間毎の残
存率を測定した。尚、無処理餌約30gを3日毎に与え試
験した。その結果を第20表で示す。
以上の如く、本発明の組成物は、ネズミに対しNo.29の
対照ゲル(ジ−1−P−メンテンゲル)より明らかに効
果がすぐれている。
試験例9.(ヘビ) 体重約45gのニワトリ雛に実施例3のエアゾール試料番
号No.13〜15を各々約3g噴霧する。この処理検体10匹及
び体長約80cmの銀ハブ2匹を、直径1m,高さ20cmのガラ
ス円型容器に入れ、48時間後その餌食忌避率を調査し
た。その結果を第21表に示す。
以上の結果の如く、本発明組成物はヘビに対し、顕著な
忌避力を有する。
試験例10.(ハト) 試験方法:1m×3m×2mの金網等に成鳩2匹を入れ、約1
日絶食させトウモロコシ細片40gを入れ給餌した。実施
例7の試料番号No.30〜32の粉剤10gを各々混合した。各
容器の一定時間毎の残量を秤量して、忌避率を算出し
た。但し、3日毎に無処理餌約40gを投与し、試料番号
区と比較した。その結果を第22表で示す。
以上の如く、本発明組成物は鳩に対し、顕著な忌避効果
を示す。
試験例11,(カラス) 試験方法:1m×3m×2mの金網を有するケージ内に、生後
1年のカラス3匹を供試した。約1日絶食させ約2mmの
トウモロコシ細粒に実施例2の試料番号No.7〜11及び対
照No.12-1の忌避組成物を4%になるように混合した餌
料各40gを6cm×6cmの餌容器に入れて供試した。無処理6
0gと共にケージ内に設置し、一定時間毎に残存率を測定
した。尚3日毎に無処理餌40gを投与し、試料番号区と
比較した。その結果を第23表に示す。
以上の結果より、本発明組成物はカラスに対し、対照N
o.12-1(ジ−1−P−メンテン乳剤)の効果より、カラ
スに対し残効性の高い結果を得た。
試験例12.(ハト) ハトが常時飛来し、汚染する2×3mのベランダ及びその
手摺りに実施例8の粘着ペースト剤の試料番号No.33〜3
5の20%水分散乳化液を塗布し、ベランダ床上にトウモ
ロコシ細粒100gを置いて経時的にその餌の残料を秤量
し、忌避率(%)を測定し、第24表の結果を得た。
以上の結果より、本発明組成物はハトに対し、忌避効果
が高いものと認められた。
試験例13.(ゴキブリ) 直径1m,高さ20cmの円型ガラス容器に底部2cmに切稲藁を
敷き、クロゴキブリ雌,雄成虫及び幼虫各10匹を入れ、
実施例2の試料番号No.7〜11の10倍水希釈液2mlを10×1
2cmの瀘紙中央部に滴下する。風乾後3つの山があるよ
うに波型に折りセルターとし、試験ガラス容器に入れ、
8時間,24時間,48時間後に各セルターに集まっている固
体数を測定し、第25表の結果を得た。
以上の結果より、ゴキブリに対し強い忌避性を示した。
試験例14.(イエシロアリ) 2方征のアカマツ辺材(年輪数が10mm当り3〜5のも
の)を20mm×20mm×20mmの大きさに調製して試験片とし
た。実施例2の乳剤の試料番号9の1%水乳化液に10分
間浸漬させたのち、10日間自然乾燥を行って、処理試験
片を得た。
次に、直径110mm,高さ150mm(容量1400ml)のガラス容
器に予め105℃で2時間乾熱殺菌した石英砂400gを入
れ、100mlの殺菌水を加えたのち、処理試験片及び未処
理試験片を設置し、これにイエシロアリ50匹(職蟻48匹
及び兵蟻2匹)を投入した。48時間後、処理試験片及び
無処理試験片に集まっているシロアリの数を計測したと
ころ試験編には全く集まらず、無処理片には42匹がみら
れ、明らかに忌避効果を示した。
試験例15.(ダニ) 5cm×5cmの瀘紙に実施例9の殺虫性動物忌避乳剤のNo.3
6〜38の100倍水希釈液を5cm×5cmの瀘紙に0.125ml(50m
l/m2)噴霧する。風乾後コナヒヨウヒダニ棲息塵0.1gを
間にはさんで2つ折りにして囲み、テープで気密にす
る。24時間後開封し、ルーペで全棲息虫数及び死虫数を
調査して、第26表の結果を得た。
以上の結果より、本発明組成物は忌避殺虫力にすぐれて
いることが明らかになった。
試験例16.(ナメクジ,カタツムリ) 直径20cmのガラス円型容器に、畑土壌を約2cm厚さに均
一に敷き、ナメクジ及びカタツムリを3匹入れる。これ
に、実施例9の殺虫性動物忌避乳剤の試料番号No.36〜3
8の50倍水稀釈液に浸漬したキャベツ2cm×3cmの切片及
び無処理片を入れる。24時間後各々の試験片重量を秤量
して、残存率を忌避量として調査した結果を第27表に示
す。
以上の結果より、本発明組成物は、ナメクジ及びカタツ
ムリに強力な忌避力を有することが明らかである。
試験例17.(青カビ,イエバエ) 実施例9の殺菌性動物忌避乳剤の試料番号No.39の200倍
水乳化液を、5cm×5cmのベニア板に0.125ml(50ml/m
2(噴霧して風乾する。これを径20cm,高さ10cmのガラス
容器に移し、イエバエ雌成虫10匹を麻酔して入れ、3時
間後に3分間試験片及び無処理片にとまる延虫数を調査
したところ、各々2反58匹であり忌避効果がみられた。
この試験片に青かび胞子懸濁液を0.2ml噴霧し、30℃飽
和温度下で後培養したところ、無処理ベニア板片には一
面に青かびが発生したが、試験試料片には全く青かびの
発生はなかった。
試験例18.(ネズミ) 目開き2cmのナイロン網10cm×10cm試験片を実施例10の
有害動物忌避塗料試料番号No.40〜42に10分間浸漬塗布
する。風乾24時間後、直径約1.2cm、長さ3cmのネズミ用
人工餌料を包み、無処理網入り餌と同時に生後6ケ月の
ラッテ1匹に供試した。その結果を第28表に示す。
実施例19.(ハスモンヨトウ) 試験方法:ポット植えの夏ミカン(高さ30cm)4ポット
をターンテーブル上に置き、実施例9の殺虫性忌避乳剤
の試料文豪No.36〜38の500倍水稀釈液50mlを噴霧する。
風乾後処理葉3枚を直10cm,高さ4.5cmのポリエチレン製
カップにとり、10頭のハスモンヨトウ3令幼虫を放飼し
24時間後の死亡率を求めた。又、噴霧処理後野外放置し
て15日後に改めて同一方法により試験を行い残効性を求
め、第29表の結果を得た。尚、対照としてNo.36〜38組
成中のテルペノイドの代わりにキシレンを用いて調製し
た乳剤を各々No.36(対照)〜38(対照)とした。
以上の結果より本発明殺虫忌避剤は残効性が大きな組成
物であることが明らかとなった。
〔発明の効果〕 本発明の有害動物忌避組成物は、その構成素材からみれ
ば、人畜毒性の少ない天然テルペノイドモノマーと天然
植物体内で自然代謝化成されるテルペノイドオリゴマー
或いはコオリゴマーよりなるもので、本質的に人畜に致
死など生命の根幹にかかわることは全くない。只、対象
動物に負の走行性を与える忌避現象機能のみで、自然界
の生物の共存をはかると云うものである。特に食糧生産
にかかわる資材として利用するときその無毒性及至低毒
性の意義は、重大なものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テルペノイド化合物モノマーとこの低重合
    化合物及び/又はこの低共重合化合物よりなることを特
    徴とする有害動物忌避組成物。
  2. 【請求項2】テルペノイド化合物モノマーがβ−ミルセ
    ン,アロオシメン,シトラール,リナロール,リモネ
    ン,ジペンテン,テルピネン,テルピネオール,アネト
    ール,ピネン,ノポール,カンファー,ノピルアセテー
    ト及びイソボルニルアセテートである請求項1記載の有
    害動物忌避組成物。
  3. 【請求項3】低重合化合物或いは低共重合化合物が重量
    平均分子量1000以下のものである請求項1記載の有害動
    物忌避組成物。
  4. 【請求項4】請求項1の忌避組成物に高級ケトン,サル
    フェートテルペン成分(フェランドレン,セドレン,カ
    レン,ロンギホーレン,ボルネオール,p-サイメン,フ
    ェンコール,テレピネン−4−オール,メチルカビコー
    ル),ジアルキルトルアミド,ジアルキルフタレート,
    ポリブテン,ポリイソブテン,生ゴムからなる有害動物
    忌避成分の1種または2種以上を併用してなる有害動物
    忌避組成物。
  5. 【請求項5】請求項1の忌避組成物に殺虫,殺菌,除草
    及び植物成育調整剤からなる農薬成分の1種又は2種以
    上を併用してなる有害動物忌避組成物。
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