JPH0752373B2 - クロックされたロード・イネーブル信号及びアウトプット・イネーブル信号の供給回路を有する集積回路 - Google Patents

クロックされたロード・イネーブル信号及びアウトプット・イネーブル信号の供給回路を有する集積回路

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JPH0752373B2
JPH0752373B2 JP3195731A JP19573191A JPH0752373B2 JP H0752373 B2 JPH0752373 B2 JP H0752373B2 JP 3195731 A JP3195731 A JP 3195731A JP 19573191 A JP19573191 A JP 19573191A JP H0752373 B2 JPH0752373 B2 JP H0752373B2
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clock signal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期されたクロック信
号をマルチ・チップ・システムの異なるチップに分配す
ることに関する。特に、多数集積回路チップに対しゲー
ト制御信号を供給するために共通クロック信号源からイ
ンフェーズ(同相)・クロック信号を供給するためのシ
ステムを有する集積回路に関する。ロード・イネーブル
(つめ込み可能)信号及びアウトプット・イネーブル
(出力可能)信号によって、単相クロック・システムに
おけるマスタ・ラッチから対応するスレーブ・ラッチま
でのフィードスルー(貫通接続)問題を回避するよう
に、タイミングが制御される。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムのデータ機能及
び制御機能は、レジスタ等の基本回路素子の使用によっ
て実現される。各レジスタは、単一ビットのデータを受
信して、次のレジスタに転送し、そしてデータは、制御
機能として使用されたり、又は処理済みデータとして処
理される。多くのコンピュータ・システムの場合、処理
機能は、L1(マスタ・ラッチ)とL2(スレーブ・ラ
ッチ)とを含むレジスタによって分けられる直列の組合
せブロックによって、データ・ストリーム上で実行され
る。ロード・イネーブル信号によって、データは入力か
らL1ラッチへ送られ(即ち、レジスタへの転送)、ま
た、アウトプット・イネーブル信号によって、データは
L1ラッチからL2ラッチへ送られること(即ち、レジ
スタの出力への転送)が可能である。ロード・イネーブ
ル・コマンド及びアウトプット・イネーブル・コマンド
は、データが所望のレジスタを介して早目にリップルさ
れないように、正確にタイミングが取られなければなら
ない。データを読み出すためのクロック・サイクルを伴
うクロック・サイクル中のデータをロードする標準シー
ケンスよりはむしろ、データはすべてのレジスタを介し
てリップルするにすぎない。
【0003】レジスタ内(即ち、同一レジスタのL1ラ
ッチ及びL2ラッチを介して)のリップル即ち、L1ラ
ッチからL2ラッチへの早めのデータの転送は、ロード
・イネーブル信号、即ち、LDCLK−A、及びアウト
プット・イネーブル信号、即ち、OECLK−Aが、正
規の間隔よりも接近して互いに重なり、ロード・イネー
ブル信号、即ち、LDCLK−A、の立ち上がりエッジ
と、アウトプット・イネーブル信号、即ち、OECLK
−A、の立ち下がりエッジとの間の時間が、このレジス
タ内のデータの伝播遅延よりも長い時に、生じる。この
問題は、通常の2相の重なりをもたないクロック・シス
テムによって回避できる。しかしながら、2位相の重な
りをもたないクロックの発生及び分配を実現することは
さらに多くの費用がかかり、また、デバイス・パラメー
タ変動と電源電圧変動とによって生じるクロック・スキ
ュー、即ち、クロッキング信号のタイミング・スキュ
ー、は単相クロックの場合と比較するとより大きい。本
発明は、単相クロックから局部的に発生されたロード・
イネーブル信号及びアウトプット・イネーブル信号とを
用いて、このリップル・スルー(リップル貫通)問題の
解決を試みるものである。
【0004】単相クロック・システムの場合、アウトプ
ット・イネーブル信号、即ち、OECLK−X、の立ち
上がりエッジと、ロード・イネーブル信号、即ち、LD
CLK−X、の立ち下がりエッジとは重なり合ってい
る。Aレジスタ(OECLK−A)に印加されるアウト
プット・イネーブル信号と、Bレジスタ(LDCLK−
B)に印加されるロード・イネーブル信号が重なって正
規の間隔よりも互いに接近して、このAレジスタ(OE
CLK−A)のアウトプット・イネーブル信号の立ち上
がりエッジと、Bレジスタ(LDCLK−B)のロード
・イネーブル信号の立ち下がりエッジと間の時間が、レ
ジスタと組合せ論理ブロックの伝播遅延よりも長い時
に、レジスタ間(AレジスタのL2ラッチと、任意の中
間地点の組合せ論理回路ブロックと、BレジスタのL1
ラッチとを介した)リップルが、生じる得る。従って、
組合せ論理の設計は、レジスタと組合せ論理ブロックの
遅延がクロック・スキューよりも長いことを確保するた
めに、最小遅延の必要条件を満たすものでなければなら
ない。この最小遅延の必要条件は普通、論理レベルを組
合せ論理ブロックの最小遅延経路に選択的に付加するこ
とによって、満たすことができる。密度及び/又は最大
遅延経路に影響を及ぼすことなく、少数の論理レベルを
選択的に最小遅延経路に挿入することは通常容易なこと
であるが、多数の論理レベルを挿入することが必要な場
合、これを達成することが困難であることもある。従っ
て、単相クロックの実行は、クロック・スキューが小さ
く保持されている間のみ可能である。
【0005】クロック・スキューを最小限にするために
は、クロック分配設計は、一般に経路長と、デバイス遅
延とを整合する。しかしながら、クロック・スキュー
は、デバイス・パラメータ変動と電源電圧変動とに起因
して除去され得ない。最新集積回路技術によって提供さ
れたオン−チップ・デバイス・パラメータ・トラッキン
グのために、チップ内のクロック・スキューは通常は非
常に小さい、例えば、サイクル時間の5%以下である。
しかし、チップからチップへの大きなデバイス・パラメ
ータ変動のために、異なるチップ間のクロック・スキュ
ーを制御することは依然、非常に困難である。Aレジス
タとBレジスタとが一個のチップ上で大きく離間される
か、又は異なるチップ上にあると、従来方法を使用し
て、クロック・スキューはかなり大きい。従って、従来
方法の改良が要求されるものである。
【0006】チップ内のクロック・スキューの問題を解
決する一つの方法はアメリカ特許第4063308号で
述べられる。この特許では、チップに対する各クロック
信号経路に配置された自動遅延手段が示されている。ク
ロック信号経路での遅延されたクロック・パルスは、基
準クロック信号と比較される。結果的に検知されたエラ
ーは、クロック信号の遅延調整のための各チップの自動
遅延手段を制御するために使用されるので、クロック信
号を基準信号との時間同期整合状態にする。この方法
は、比較された基準信号とクロック信号との時間差に比
例する信号を供給するために、フィードバック信号ドラ
イバを用いて実行される。自動遅延手段に対するフィー
ドバック信号は、クロック・スキューのソースそのもの
である。さらに、この方法は非常に複雑且つ費用のかか
るものである。本発明は、従来技術の分配システムによ
って表わされたクロック・スキューの制御を改良するこ
とを試みるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各レ
ジスタの第1と第2のラッチのデータ・リップル・スル
ー状態を避けるため、集積回路チップの局部エリア上の
複数のレジスタに対して単相のクロック信号から発生さ
れるクロックされたロード・イネーブル信号と同じくク
ロックされたアウトプット・イネーブル信号とを供給す
ることである。
【0008】本発明のもう一つの目的は、共通クロック
信号から発生されて、多数の集積回路チップに分配され
た単相クロックのクロック信号間のクロック・スキュー
を縮小するクロック信号分配回路を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】データ・レジスタに対し
てクロックされたロード・イネーブル信号及びアウトプ
ット・イネーブル信号を供給する回路を有する本発明の
集積回路は、共通クロック信号を発生するクロック信号
源と、上記クロック信号を受け取り、該クロック信号を
分配する複数組のクロック分配ツリー回路と、少なくと
も2つの組のクロック分配ツリー回路の各々の同じ枝分
かれ点からのクロック信号の位相を比較して、位相のず
れを表す出力信号を発生する比較回路と、上記クロック
信号源及び上記クロック分配ツリー回路の間に接続さ
れ、上記比較回路からの出力信号を受け、上記クロック
信号の位相を調整する遅延回路と、上記クロック分配ツ
リー回路に接続されてクロック信号を制御信号として受
け取り、制御記憶装置からのロード信号及びアウトプッ
ト信号を入力信号として受け取り、クロックされたロー
ド・イネーブル信号及びアウトプット・イネーブル信号
を発生するゲート回路と、該ゲート回路から上記クロッ
クされたロード・イネーブル信号及びアウトプット・イ
ネーブル信号を制御信号として受け取り、データを入力
として受け取る上記データ・レジスタとを備え、上記ゲ
ート回路は、上記クロック分配ツリー回路からのクロッ
ク信号を受け取り、第1の遅延されたクロック信号、第
2の遅延されたクロック信号及び第3の遅延されたクロ
ック信号を発生する、直列接続された第1、第2及び第
3のインバータ回路と、第1及び第2のラッチ、該第1
ラッチ及び上記制御記憶装置の間に接続され上記第3の
遅延されたクロック信号に応答して上記ロード信号を上
記第1ラッチに送る第1トランジスタ、並びに上記第1
及び第2ラッチ相互間に接続され上記第2の遅延された
クロック信号に応答して導通する第2トランジスタを有
するレジスタと、単一ラッチ並びに該単一ラッチ及び上
記制御記憶装置の間に接続され上記第3の遅延されたク
ロック信号に応答して上記アウトプット信号を上記単一
ラッチに送る第3トランジスタと、上記第2ラッチの出
力に接続され、上記第1の遅延されたクロック信号に応
答して上記第2ラッチの出力を受け取り、該出力を表す
真信号及び補信号を発生する回路と、上記単一ラッチの
出力に接続され、該出力を表す真信号及び補信号を発生
する回路とを有することを特徴とする。更に、データ・
レジスタに対してクロックされたロード・イネーブル信
号及びアウトプット・イネーブル信号を供給するゲート
回路を有する本発明の集積回路は、上記ゲート回路は、
クロック供給回路からのクロック信号を受け取り、第1
の遅延されたクロック信号、第2の遅延されたクロック
信号及び第3の遅延されたクロック信号を発生する、直
列接続された第1、第2及び第3のインバータ回路と、
第1及び第2のラッチ、該第1ラッチ及び制御記憶装置
の間に接続され上記第3の遅延されたクロック信号に応
答して上記制御記憶装置からのロード信号を上記第1ラ
ッチに送る第1トランジスタ、並びに上記第1及び第2
ラッチ相互間に接続され上記第2の遅延されたクロック
信号に応答して導通する第2トランジスタを有するレジ
スタと、単一ラッチ並びに該単一ラッチ及び上記制御記
憶装置の間に接続され上記第3の遅延されたクロック信
号に応答して上記制御記憶装置からのアウトプット信号
を上記単一ラッチに送る第3トランジスタと、上記第2
ラッチの出力に接続され、上記第1の遅延されたクロッ
ク信号に応答して上記第2ラッチの出力を受け取り、該
出力を表す真信号及び補信号を発生する回路と、上記単
一ラッチの出力に接続され、該出力を表す真信号及び補
信号を発生する回路とを有する。この回路では、ロード
イネーブル信号の立ち上がりエッジがアウトプット・イ
ネーブル信号の立ち下がりエッジよりも遅い一個のイン
バータ遅延であるように設計される。制御されるべきレ
ジスタを集積回路チップの局部エリアに限定することに
よって、単相のクロック信号からアウトプット・イネー
ブル信号とロード・イネーブル信号とを発生するために
ごく少数の論理回路レベルが必要とされるように、アウ
トプット・イネーブル信号とロード・イネーブル信号の
キャパシタンス・ローディングを制御することができ
る。従って、これらの回路を隣合わせに配置することに
よって、最悪の場合のデバイス・パラメータ変動と電源
電圧変動に対するクロック・スキューをインバータの遅
延よりも小さくなるように容易に設計することができる
のは、かかる変動が通常、隣合わせの回路に対しては非
常に小さいもので、ごく少数の論理回路レベルが含まれ
ているにすぎない。
【0010】本発明において、クロック分配ツリー回路
が各集積回路チップ上に設けられる。クロック分配ツリ
ーは、入力側ですべての集積回路チップのクロック信号
の共通ソースへ接続される。各集積回路チップと対応付
けられる分配ツリーは左右対称的で、実質的に同一クロ
ック信号遅延を有する。各チップの各クロック分配ツリ
ーは、クロック分配ツリーを構成するデバイスのデバイ
ス遅延と同様に経路長を厳密に制御することによって整
合される。
【0011】共通クロック信号は、クロック分配ツリー
回路の各入力に加えられる。クロック分配ツリーの各入
力に加えられるクロック信号の遅延を制御することによ
って、比較されるためのクロック分配ツリーからのアウ
トプット信号と、導出されるエラー信号は、個別のクロ
ック分配ツリーに対する有効経路長を延長又は短縮する
ことができる。集積回路チップ上に設けられた位相検知
器は、近傍クロック回路分配ツリーからの同じ枝分かれ
点からのアウトプット・クロック信号をその独自のアウ
トプット・クロック信号と比較し、その比較に応答して
遅延回路を制御する。位相比較の結果、2個のクロック
信号が位相整合されるように、遅延回路が制御される。
【0012】
【実施例】図1は、共通クロック源から導出される複数
のクロッキング信号のタイミングを的確に制御するとこ
ろの本発明の好ましい実施例の実施が示される。セクシ
ョン8及びセクション9は、2個の個別の集積回路チッ
プに対するクロック信号分配回路を示す。これらのクロ
ック信号分配回路は、セクション8及びセクション9に
よって示される集積回路チップの各々に対する複数のゲ
ート回路15にクロック信号を分配するためのクロック
分配ツリー16を含む。ゲート回路15に加えられるク
ロック信号は、一対のインバータ回路17、22から導
出される一方、これらのインバータ回路へは、個別のド
ライバ・インバータ回路19、20によって送られる。
ドライバ・インバータ回路19、20に加えられる共通
クロック信号は、ドライバ・インバータ回路19、20
に加えられる各信号から4個の個別のクロック信号を導
出するために、追加の対のインバータ回路17、22を
介して分配される。追加のゲート回路15への分配のた
めにさらに多くのクロック信号を導出するために、2対
を越えるアウトプット・インバータ回路17、22を供
給することが可能である。
【0013】ゲート回路15はそれぞれ、加えられるク
ロック信号、クロックA〜クロックF、と同期してクロ
ックされるロード・イネーブル信号とアウトプット・イ
ネーブル信号とを発生する。クロック信号は、時間同期
でゲート回路15のそれぞれに加えられる制御信号をゲ
ートする。
【0014】各集積回路チップ8、9のクロック分配ツ
リー16はそれぞれ、同一デバイス遅延及び同一経路長
遅延を有するよう構成されている。チップ内の遅延は、
同一チップ上のデバイスのトラッキングが非常によいの
で、かなり正確に制御することができる。
【0015】クロック分配ツリー16の各々は、共通ク
ロック信号ソース11に接続されるクロックドライバ回
路29、30によって送られる。遅延回路24は、集積
回路チップ8のクロック分配ツリー16の入力信号経路
に設けられる。遅延回路24と、位相検出器25から導
出された信号とを用いると、集積回路チップ8のインバ
ータ対17、22によって発生される信号の位相を、隣
接集積回路チップ9のインバータ対17、22から発生
される等価信号に対し整合することが可能である。位相
検出器25は、遅延回路24を制御するための信号を発
生する。発生された制御信号は、各クロック・ツリー回
路によって発生されるそれぞれのクロック信号の位相を
整合するように、図1のクロック・ツリー回路16を介
した信号遅延を確立する。
【0016】前記の方法を使用すると、2個の隣接する
集積回路チップの各々は、互いに同一でないクロック・
ツリー、又は等価であるクロック源11に対するデバイ
ス遅延を有することがあるが、これらの2個の隣接する
集積回路チップには、本質的に同一クロック信号が供給
される。
【0017】図1は、集積回路チップ8によって発生さ
れたクロック信号を制御するための遅延回路を示す図で
ある。集積回路チップ9のクロック・ツリー分配回路1
6によって発生される信号に対し、集積回路チップ8と
同じように制御される別の集積回路チップ7をもつこと
も可能である。このように、3つの回路は、厳密に制御
されたクロック信号を有するものとして示すこともでき
る。この原則を表示された3つの例以上の多重チップに
適用することが可能であるので、単一クロック源が非常
に多くのクロック信号を、すべてが緊密に制御された位
相整合を有する種々の集積回路チップに供給することが
できる。
【0018】図2は、信号VCTL、によって制御され
る一般使用の電圧制御遅延回路である。かかる遅延回路
は、直列に接続された複数のインバータ70を含む。複
数のゲート71によって、アウトプット信号の各々は、
共通接地部に接続される複数のキャパシタ72に接続さ
れる。位相コンパレータ25から導出されたVCTL信
号は、シャント(分路)ゲート71を導通状態にゲート
し、シャントゲート71のオンタイムは、VCTL信号
の電圧によって決定される。このように、VCTL信号
の電圧によって画定される期間、遅延回路70の各々か
らのアウトプットは、ゲート71によって画定されるイ
ンピーダンスを介してキャパシタ72に分路される。
【0019】位相検出器は、図3において、より詳細に
示される。位相検出器は、クロック信号1がクロック信
号2より遅く到達する場合に、1(即ち、ノードAハ
イ)にラッチするラッチ53を含む。追加のパルス発生
器63は、クロックの一個についてクロック信号2をゲ
ートし、NANDゲート58、59に信号送りをするも
のとして示される。単安定ワンショット・デバイスを構
成するパルス発生器63は、クロック信号2に対して正
確にタイミングが合わされたイネーブル信号をNAND
ゲート58、59に送る。NANDゲート58、59か
らのアウトプット信号は、インバータ60を介して一対
のプルアップ/プルダウンFETデバイス61、62を
駆動するために用いられる。このように、クロック1と
クロック2の位相差が正又は負であるかによって、アウ
トプット信号VCTLは増減される。クロック1とクロ
ック2の信号が位相整合されるにつれて、VCTLの電
圧は安定しようとする。
【0020】図1の回路が、従来のMOSデバイスを用
いて、遅延回路24と位相検出器25とゲート回路15
とクロック信号分配ツリー16の各々を形成させるため
に、標準CMOSデバイスを用いるCMOS技術で実施
できることは明白である。
【0021】図4を参照すると、データ・ストリーム上
で処理機能を実行することのできるレジスタ32、34
によって分離された直列式組合せブロック33、35が
示される。レジスタ32、34はそれぞれ、マスタ・ラ
ッチとスレーブ・ラッチとしての役割をするL1ラッチ
(32 (a))とL2ラッチ(32 (b))とを含む。ロー
ド・イネーブル信号がL1ラッチ32(a)に加えられ
ると、データは入力からL1ラッチ32(a)へ移され
る。アウトプット・イネーブル信号が加えられると、デ
ータはL1ラッチ32(a)からL2ラッチ32(b)
へ送られて、これによってレジスタ32のアウトプット
側に転送される。ロード・イネーブル・コマンドとアウ
トプット・イネーブル・コマンドとは、先に説明された
ように、データが所定のレジスタを介して早目にリップ
ルされないように正確にタイミングが取られなければな
らない。通常の動作において、データは第1のクロック
・サイクル中にロードされ、次のクロック・サイクル中
に読み出される。ロード・イネーブル信号とアウトプッ
ト・イネーブル信号とによって生じるリップル・スルー
現象の結果、データはラッチ32(a)、32(b)を
介してリップルされる。
【0022】同一レジスタ32のL1ラッチ32(a)
とL2ラッチ32(b)とを介してリップルしたデータ
は、LDCLK−Aとして示されるロード・イネーブル
信号と、OECLK−Aとして示されるアウトプット・
イネーブル信号とが正規の間隔よりも接近して、LDC
LK−Aとして示されるロード・イネーブル信号の立ち
上がりエッジと、OECLK−Aとして示されるアウト
プット・イネーブル信号の立ち下がりエッジとの間の時
間が、レジスタの伝播遅延よりも長い場合に発生する。
【0023】単相のクロック・システムでは、先に述べ
たように、アウトプット・イネーブル信号の立ち上がり
エッジと、ロード・イネーブル信号の立ち下がりエッジ
が、図6に示されたように重なり合う。Aレジスタ32
のアウトプット・イネーブル信号とBレジスタ34のロ
ード・イネーブル信号とが正規の間隔よりも接近して、
Aレジスタ32のアウトプット・イネーブル信号の立ち
上がりエッジとBレジスタ34のロード・イネーブル信
号の立ち下がりエッジとの間の時間が、レジスタ(32
a、34a)と組合せブロック33の伝播遅延よりも長
い場合、データは、Aレジスタ32のL2ラッチ32
(b)と、組合せ回路ブロック33と、Bレジスタ34
のL1ラッチ34(a)とを介してリップルすることが
ある。このように、リップル・スルー問題に対する解決
は、アウトプット・イネーブル信号の立ち上がりエッジ
と、ロード・イネーブル信号の立ち下がりエッジとの間
の遅延を正確に制御することによって得られる。
【0024】図5は、ロード・イネーブル制御信号とア
ウトプット・イネーブル制御信号とを発生するためのゲ
ート回路15であり、同一レジスタ内でのリップル・ス
ルー状態を回避するためのものである。図5に示される
回路は、一個の集積回路チップの局部エリア上の各レジ
スタに対しロード・イネーブル信号とアウトプット・イ
ネーブル信号とを発生するために必要なゲート化信号を
CLKAと図示されたクロック信号の一個から導出す
る。ロード・イネーブル信号とアウトプット・イネーブ
ル信号とは、一対の真/補数信号、即ち、(1)LDC
LK;NLDCLKと(2)OECLK;NOECL
K、とを含む。
【0025】コンピュータの制御記憶装置から導出され
たロード信号とアウトプット信号とは正確には整合され
ていないが、単相クロック信号CLKAから発生される
LDCWCLKAとNLDCWCLKAとの制御のもと
で、制御レジスタ(マスタ−スレーブレジスタ101
と、単一レベルレジスタ102)内にラッチされる。レ
ジスタ101を介してロード信号がリップルしないよう
に、LDCWCLKA(レジスタ101に対するロード
・イネーブル信号)の立ち上がりエッジは、NLDCW
CLKA(レジスタ101に対するアウトプット・イネ
ーブル信号)の立ち下がりエッジよりも遅延される。安
定なアウトプット信号、即ちLDCLK−Xと、NLD
CLK−Xと、OECLK−Xと、NOECLK−Xと
を生じるために、NCLKAが高い間LD−Xは安定で
なければならず、そして、CLKAが高い間OE−Xは
安定でなければならない。これを確証するために、NL
DCWCLKA(制御レジスタ101に対するアウトプ
ット・イネーブル信号)はNCLKAとの位相ずれが必
要であり、そしてNLDCWCLKAの立ち上がりエッ
ジはNCLAKの立ち下がりエッジと重ならず、そし
て、LDWCLKAはCLKAと位相がずれており、そ
して、LDWCLKAの立ち上がりエッジはCLKAの
立ち下がりエッジとの重なり合いがないことは、図6に
示す通りである。図5に示されるインバータ回路40、
41、42は、これらの必要条件が最悪の処理パラメー
タ変動と電源電圧変動の時でも満たされることを保証す
るのに十分な制御可能な遅延を与えることが判った。同
様に、LDCLK−Xの立ち上がりエッジは、OECL
K−Xの立ち下がりエッジよりも1つのインバータ分だ
け遅延している。そして、そのインバータ42の遅延
は、LDCLK−X(Xレジスタに対するロード・イネ
ーブル信号)の立ち上がりエッジが、これより前のOE
CLK−X(Xレジスタに対するアウトプット・イネー
ブル信号)の立ち下がりエッジよりも遅いことを保証す
るのに十分なものである。
【0026】このように達成可能である理由は、LDC
LK−XとOECLK−Xとによって制御されるレジス
タの数が通常多くないからである。従って、単相クロッ
ク信号であるCLKAからこれらの信号を発生するため
に、ごく少数の論理回路のレベルがあればよい。それら
の回路を隣合わせに配置することによって、最悪ケース
のデバイス・パラメータ変動と電源電圧変動に対するク
ロック・スキューがインバータ遅延よりも小さいもので
あるように容易に設計できることは、かかる変動が通
常、隣合わせの回路にとって、非常に小さいものであ
り、ごく少数の論理回路のレベルが含まれているからで
ある。
【0027】真/補数クロック、LDCLKとNLDC
LK、は、送信ゲートに対し必要とされ、互いにトラッ
クするように設計できる。パスゲートの場合、真のクロ
ックのみが必要である。
【0028】回路15によって発生されるロード・イネ
ーブルゲート化信号とアウトプット・イネーブルゲート
化信号とのクロックタイミング差を表わすΔTは、1ミ
クロンメーターのCMOSでは、約 .35ナノ秒である。
このΔTは、レジスタ内のフィードスルーに対しガード
(保護)するのに十分である。レジスタ間のフィードス
ルーは、非常に短い信号経路での遅延の最小必要条件の
みを用いて回避される。
【0029】図6は、図5の回路に対し導出されたそれ
ぞれのタイミングを示している。CLKA信号とNCL
KA信号とが厳密に画定されて、デバイス42の遅延と
正比例する遅延を有することは明白である。これらの遅
延されたクロック・パルスから、ゲート36、38、4
5に対するそれぞれのクロッキングパルスが導出され
る。これらのクロッキングパルスは精密に制御され、イ
ンバータ・デバイス40及び41の遅延時間に設定され
たタイミング差を有する。
【0030】結果的に、レジスタ論理セル50、51か
ら発生されるLDCLK−XとOECLK−X信号は、
接続レジスタXの接続マスタ−スレーブ・ラッチ上にリ
ップル・スルーが生じないようにするための必要な遅延
を有する。
【0031】このように、マルチチップ集積回路内のク
ロック・スキューを制御するためのデバイスを一実施例
について述べた。
【0032】
【発明の効果】本発明の回路は上記のように構成されて
いるので、各レジスタセルの第1と第2のラッチのデー
タ・リップル・スルー状態を避けるため、集積回路チッ
プの局部エリア上の複数のレジスタセルに対して単相の
クロック信号から発生されるクロックされたロード・イ
ネーブル信号及びアウトプット・イネーブル信号とを供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各集積回路チップ上のそれぞれのレジスタをゲ
ートするために共通の単相クロック信号を受信する2個
の集積回路チップを示す図である。
【図2】図2のクロック信号分配ツリーで実行される従
来技術の電圧制御位相遅延回路を示す図である。
【図3】各集積回路チップクロック・ツリーによって発
生されるクロック信号を比較するためのコンパレータ回
路と、図3の電圧制御位相遅延回路に対する制御信号の
発生とを示す図である。
【図4】データ経路の概略ブロック図である。
【図5】集積回路チップの局部エリア上の各レジスタに
対するロード・イネーブルゲート化信号と、アウトプッ
ト・イネーブルゲート化信号とを発生するためのクロッ
キング回路を示す図である。
【図6】図5の回路によって発生されるクロック波形を
示す図である。
【符号の説明】
7、8、9 集積回路チップ 15 ゲート回路 16 クロック分配ツリー 17、22 インバータ回路 19、20 ドライバインバータ回路 24 遅延回路 25 位相検出器 29、30 クロックドライバ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フェン−シエン ウォーレン シー アメリカ合衆国10598、ニューヨーク州ヨ ークタウン ハイツ、マーク ロード 2271 (56)参考文献 特開 平2−105910(JP,A) 特開 平4−76610(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ・レジスタに対してクロックされた
    ロード・イネーブル信号及びアウトプット・イネーブル
    信号を供給する回路を有する集積回路において、 共通クロック信号を発生するクロック信号源と、 上記クロック信号を受け取り、該クロック信号を分配す
    る複数組のクロック分配ツリー回路と、 少なくとも2つの組のクロック分配ツリー回路の各々の
    同じ枝分かれ点からのクロック信号の位相を比較して、
    位相のずれを表す出力信号を発生する比較回路と、 上記クロック信号源及び上記クロック分配ツリー回路の
    間に接続され、上記比較回路からの出力信号を受け、上
    記クロック信号の位相を調整する遅延回路と、 上記クロック分配ツリー回路に接続されてクロック信号
    を制御信号として受け取り、制御記憶装置からのロード
    信号及びアウトプット信号を入力信号として受け取り、
    クロックされたロード・イネーブル信号及びアウトプッ
    ト・イネーブル信号を発生するゲート回路と、 該ゲート回路から上記クロックされたロード・イネーブ
    ル信号及びアウトプット・イネーブル信号を制御信号と
    して受け取り、データを入力として受け取る上記データ
    ・レジスタとを備え、 上記ゲート回路は、 上記クロック分配ツリー回路からのクロック信号を受け
    取り、第1の遅延されたクロック信号、第2の遅延され
    たクロック信号及び第3の遅延されたクロック信号を発
    生する、直列接続された第1、第2及び第3のインバー
    タ回路と、 第1及び第2のラッチ、該第1ラッチ及び上記制御記憶
    装置の間に接続され上記第3の遅延されたクロック信号
    に応答して上記ロード信号を上記第1ラッチに送る第1
    トランジスタ、並びに上記第1及び第2ラッチ相互間に
    接続され上記第2の遅延されたクロック信号に応答して
    導通する第2トランジスタを有するレジスタと、 単一ラッチ並びに該単一ラッチ及び上記制御記憶装置の
    間に接続され上記第3の遅延されたクロック信号に応答
    して上記アウトプット信号を上記単一ラッチに送る第3
    トランジスタと、 上記第2ラッチの出力に接続され、上記第1の遅延され
    たクロック信号に応答して上記第2ラッチの出力を受け
    取り、該出力を表す真信号及び補信号を発生する回路
    と、 上記単一ラッチの出力に接続され、該出力を表す真信号
    及び補信号を発生する回路とを有することを特徴とする
    上記集積回路。
  2. 【請求項2】データ・レジスタに対してクロックされた
    ロード・イネーブル信号及びアウトプット・イネーブル
    信号を供給するゲート回路を有する集積回路において、 上記ゲート回路は、 クロック供給回路からのクロック信号を受け取り、第1
    の遅延されたクロック信号、第2の遅延されたクロック
    信号及び第3の遅延されたクロック信号を発生する、直
    列接続された第1、第2及び第3のインバータ回路と、 第1及び第2のラッチ、該第1ラッチ及び制御記憶装置
    の間に接続され上記第3の遅延されたクロック信号に応
    答して上記制御記憶装置からのロード信号を上記第1ラ
    ッチに送る第1トランジスタ、並びに上記第1及び第2
    ラッチ相互間に接続され上記第2の遅延されたクロック
    信号に応答して導通する第2トランジスタを有するレジ
    スタと、 単一ラッチ並びに該単一ラッチ及び上記制御記憶装置の
    間に接続され上記第3の遅延されたクロック信号に応答
    して上記制御記憶装置からのアウトプット信号を上記単
    一ラッチに送る第3トランジスタと、 上記第2ラッチの出力に接続され、上記第1の遅延され
    たクロック信号に応答して上記第2ラッチの出力を受け
    取り、該出力を表す真信号及び補信号を発生する回路
    と、 上記単一ラッチの出力に接続され、該出力を表す真信号
    及び補信号を発生する回路とを有することを特徴とする
    上記集積回路。
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