JPH075264Y2 - ロータリポンプの樹脂製ポンプケーシング - Google Patents

ロータリポンプの樹脂製ポンプケーシング

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JPH075264Y2
JPH075264Y2 JP1989053933U JP5393389U JPH075264Y2 JP H075264 Y2 JPH075264 Y2 JP H075264Y2 JP 1989053933 U JP1989053933 U JP 1989053933U JP 5393389 U JP5393389 U JP 5393389U JP H075264 Y2 JPH075264 Y2 JP H075264Y2
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sleeve
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ロータリポンプに係り、特に円筒状ポンプ
ケーシングの内周壁面に金属製の円筒状スリーブを簡便
に装着し得るようにして樹脂製ポンプケーシングの使用
を可能としたロータリポンプの樹脂製ポンプケーシング
に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種のロータリポンプとして、円筒状に構成し
た金属製ポンプケーシングの内部に、ボス部の外周に複
数の放射状に突出する可撓性羽根部を備えた可撓性イン
ペラを回転駆動可能に収納し、前記ポンプケーシングの
内周面の一部に前記羽根部を急激に屈曲させて隣接する
羽根部間に形成される仕切室の容積変化を生じさせる略
半月状のカム部材を設け、さらに前記カム部材の両端が
位置するポンプケーシングの内周面にそれぞれ吸込口と
吐出口とを設けてポンプ動作を行うように構成したもの
が知られている。
従って、この種のロータリポンプは、自吸性が優れてい
ることから、例えばスラリ等を含む液の送液用として広
く普及されている。
しかしながら、この種のポンプにおいては、可撓性イン
ペラの外端部がポンプケーシングの内周面に接触して回
転するため、これにより生じる回転摩擦でポンプケーシ
ングの内周面が摩耗し、ポンプ性能が次第に低下する難
点がある。なお、この場合、当然インペラも摩耗するの
で、インペラを新しいものと交換したとしても、摩耗し
たポンプケーシングの内周面との接触不十分によるポン
プ機能の低下は改善し得ない。
従って、この種のポンプは、ポンプケーシングの耐摩耗
性が要求され、砲金やステンレス等の高価な金属が主と
して使用されている。特に、ポンプ運転中に取扱液がな
くなると、ポンプケーシングが摩擦により発熱を生じる
ため、熱劣化し易い合成樹脂材料の使用には問題があ
り、またスラリ等を含む液を取り扱う場合には、ポンプ
ケーシングの内径摩耗は著しくなり、ポンプケーシング
全体の交換が直ちに必要となることによって、ポンプの
運転コストが増大するという問題もある。
このような観点から、出願人は、先に、ポンプケーシン
グの内周壁面に耐摩耗性板材もしくは若干の摩耗性を許
容する材料からなる板材で構成した円筒状スリーブを装
着するようにし、この円筒状スリーブは一部を切断し、
その側面部をポンプケーシングの吸込口および吐出口と
対応する位置においてそれぞれ開口し、前記スリーブの
切断部に楔部材を嵌入し、この楔部材を介してその外側
よりねじを挿通して前記スリーブの内周面に略半月状の
カム部材を螺着固定したスラリ用ポンプの製造方法を開
発し、特許を得た(特公昭52−7563号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記特許に係るスラリ用ポンプは、円筒
状スリーブを楔形に切断し、しかもこの楔形の切断形状
に適合するように楔部材を加工する必要があり、これら
部品の製作に手間が掛かるばかりでなく、組立て作業も
面倒となる難点がある。また、前記特許のポンプ構造に
よれば、円筒状スリーブの内周面にカム部材を取付ける
ため、ポンプケーシングを樹脂材料で成形した場合、強
度的に無理があり、ポンプケーシングは依然として金属
材料としなければならず、この種ポンプの軽量化および
低コスト化を期待することは困難であった。
特に、ロータリポンプにおいて、ポンプケーシングを樹
脂材料で成形する場合には、金型の構造上ケーシングの
内周部に、第5図に示すように型抜き用テーパを設けな
ければならない。一般に、この型抜き用テーパの角度θ
は、θ=1°〜30′が必要とされている。そこで、この
ような型抜き用テーパを有するポンプケーシングの内周
面に円筒状スリーブを装着すると、前期ポンプケーシン
グの型抜き側には、その全周に亘って型抜き用テーパ分
の隙間が生じることになる。このように、ポンプケーシ
ングの内周面に円筒状スリーブを装着した際に、ケーシ
ングとスリーブとの間に隙間が生じると、この隙間によ
ってポンプ吐出側と吸込側とが連通してしまい、ロータ
リポンプの特徴である自吸力が大幅に低下してしまう。
従って、このような観点より、従来ポンプケーシングを
樹脂材料で成形することは、ポンプの性能面からも多く
の問題があった。
そこで、本考案の目的は、ポンプケーシングの内周部に
型抜き用テーパを設けても、スリーブを装着した際にポ
ンプ吐出側と吸込側とが直接連通しないよう構成するこ
とによって樹脂材料による成形を可能にし、これにより
ポンプケーシング側に予めカム部に相当するものを容易
に一体成形でき、ポンプの構成並びに組立て作業を簡便
にし、ポンプの軽量化と低コスト化とを達成することが
できるロータリポンプの樹脂製ポンプケーシングを提供
するにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係るロータリポン
プの樹脂製ポンプケーシングは、内周面に型抜き用テー
パ(T)を設けると共にその円周方向に所定間隔離間し
て複数の軸方向に平行でかつテーパを有しない突起(1
8)をそれぞれ突設し、左右両側に吸込口(12)と吐出
口(14)を設けて、これら吸込口(12)と吐出口(14)
が近接する内周面部にカム部(16)を形成し、さらにこ
のカム部(16)の略半月状円弧の内周面の中心位置に軸
方向に等幅で延在する溝(20)を設け、これらを樹脂材
料により一体成形してなるポンプケーシング(10)と、 所定幅の金属板材を前記ポンプケーシング(10)の内周
面に適合するよう湾曲成形し、両端部を外方に折曲げ突
合せて前記ポンプケーシング(10)の溝(20)に嵌入係
止させる係止部(24)を構成し、さらに前記ポンプケー
シング(10)の吸込口(12)および吐出口(14)に対応
する開口(26,28)をそれぞれ設けてなる円筒状スリー
ブ(22)とを備え、 前記スリーブ(22)を前記ポンプケーシング(10)の内
周面に設けた各突起(18)にそれぞれ圧接すると共に、
係止部(24)を溝(20)に嵌入させて前記ポンプケーシ
ング(10)内に装着することを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係るロータリポンプの樹脂製ポンプケーシング
によれば、ポンプケーシングは、内周面に型抜き用テー
パを設けると共にその円周方向に所定間隔離間して複数
のテーパを有しない平行な突起を突設し、左右両側に吸
込口と吐出口を設けてこれら吸込口と吐出口が近接する
内周面部にカム部を形成し、さらにこのカム部の略中心
位置に溝を設け、これらを樹脂材料により一体成形す
る。
また、スリーブは、所定幅の金属板材を前記ポンプケー
シングの内周面に適合するよう湾曲成形し、両端部を外
方に折曲げ突合せて係止部を構成し、さらに前記ポンプ
ケーシングの吸込口および吐出口に対応する開口を設け
る。
このように構成した前記スリーブは、前記ポンプケーシ
ングの内周面に設けた各突起に圧接すると共に係止部を
溝に嵌入させてポンプケーシング内に装着することによ
り、ポンプケーシングの内周面とスリーブとの間に形成
される隙間は、スリーブと前記突起との圧接部分および
スリーブの係止部が前記溝に嵌入する部分でそれぞれ確
実に仕切られ、ポンプケーシングの吸込口側と吐出口側
との連通が阻止され、自吸性能を低下させることなくポ
ンプ動作を行うことができる。
〔実施例〕
次に、本考案に係るロータリポンプの樹脂製ポンプケー
シングの実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
第1図乃至第4図は、本考案の樹脂製ポンプケーシング
の一実施例を示すものである。すなわち、第1図はポン
プケーシングの型抜き側の側面図であり、第2図はポン
プケーシングの第1図とは反対側の側面図であり、第3
図は第1図のIII−III線断面図であり、第4図はポンプ
ケーシングに装着されるスリーブの斜視図であり、その
装着状態は第1図および第2図に1点鎖線で示す。しか
るに、第1図および第2図において、参照符号10は樹脂
材料で成形したポンプケーシングを示し、このポンプケ
ーシング10の左右端部にはそれぞれ流体吸込口12および
吐出口14が一体的に設けられている。また、このポンプ
ケーシング10の上方内周部には、図示のように、一定の
半径rをもって規定される他の内周面に対し、カム部16
を形成する略半月状円弧の内周面を設ける。そして、こ
のように構成されるポンプケーシング10の内周面は、第
3図に示すように、金型に対する所定の角度をもった型
抜き用テーパTが設定される。
そこで、本考案においては、前記型抜き用テーパTが設
けられるポンプケーシング10の内周面に対し、その円周
方向に所定間隔離間して複数の軸方向に延在する突起18
を設ける。すなわち、これらの突起18は、その突出先端
部が型抜き用テーパTを有することなく軸方向に平行と
なるよう形成する(第1図および第3図参照)。また、
ポンプケーシング10のカム部16を形成する略半月状円弧
の内周面の略中心位置には、後述するスリーブの係止部
を嵌入係止するための軸方向に等幅で延在する溝20を設
ける。
第4図は、前述したポンプケーシング10の内周面に装着
するスリーブ22を示す。このスリーブ22は、耐摩耗性金
属板材もしくは若干の摩耗性を有する金属板材によって
構成することができる。この場合、スリーブ22は図示の
ように1枚の等幅な金属板材を前記ポンプケーシング10
の内周部の寸法に合わせて略円筒状に湾曲成形する。ま
た、湾曲成形した金属板材の両端部を外方へ略直角に折
曲げると共にこれらを互いに突合せて係止部24を構成す
る。さらに、スリーブ22の両端面には、ポンプケーシン
グ10に設けた吸込口12および吐出口14とそれぞれ対応す
る位置に開口26,28を設ける。
このように構成したスリーブ22は、これを第1図に示す
ように、ポンプケーシング10の型抜き側よりその内周部
へ装着する。この場合、スリーブ22は、その係止部24を
ポンプケーシング10の溝20に嵌入してこれを係止すると
共に、円筒部分がポンプケーシング10の各突起18に圧接
する。この結果、ポンプケーシング10の内周面とスリー
ブ22との間にケーシングされる隙間は、前記各突起18に
よって円周方向に仕切られ、ポンプケーシング10の吸込
口12側と吐出口14側の連通を阻止することができる。
このようにして、本考案によれば、ポンプケーシング10
の内周部にスリーブ22を装着した後、ポンプケーシング
10内部に回転軸30に軸着した可撓性インペラ32を収納
し、両開口側を適宜蓋体で密閉することにより、ロータ
リポンプを完成することができる。
〔考案の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本考案によれば、
樹脂材料からなるポンプケーシングの内周部に型抜き用
テーパを設けると共にテーパを有しない平行な突起を円
周方向に所定間隔離間して突設し、しかもポンプケーシ
ングの吸込口と吐出口とが近接する内周部分に偏心した
カム部を形成すると共にこのカム部の略中心位置に溝を
設けておき、一方所要の金属板材からなる円筒状スリー
ブを成形してこれを前記ポンプケーシングの型抜き側か
ら圧入装着することにより、ポンプケーシングの内周面
とスリーブとの間に形成される隙間は、スリーブと前記
突起との圧接部分およびスリーブの係止部が前記溝に嵌
入する部分でそれぞれ確実に仕切られ、ポンプケーシン
グの吸込口側と吐出口側との連通が阻止される。
従って、このように構成されたロータリポンプは、従来
よりポンプ性能の低下のためその実用化が困難とされた
ポンプケーシングの樹脂化を可能とし、自吸性能を低下
させることなく、簡単な構成で組立て作業も容易化でき
ると共に、この種ポンプの軽量化と低コスト化を達成
し、さらには耐蝕性の向上並びに部品交換の簡便性から
運転コストの低減も実現し得る等その実用的効果はきわ
めて大きい。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考
案は前述した実施例に限定されることなく、本考案の精
神を逸脱しない範囲内において種々の改良並びに変更を
なし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロータリポンプの樹脂製ポンプケ
ーシングの一実施例を示す型抜き側の側面図、第2図は
第1図に示すポンプケーシングの反対側の側面図、第3
図は第1図のIII−III線断面図、第4図は第1図に示す
ポンプケーシングに装着するスリーブの斜視図、第5図
は樹脂製ポンプケーシングに設けられる型抜き用のテー
パを示す説明図である。 10……ポンプケーシング 12……吸込口、14……吐出口 16……カム部、18……突起 20……溝、22……スリーブ 24……係止部、26,28……開口 30……回転軸、32……可撓性インペラ T……型抜き用テーパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に型抜き用テーパ(T)を設けると
    共にその円周方向に所定間隔離間して複数の軸方向に平
    行でかつテーパを有しない突起(18)をそれぞれ突設
    し、左右両側に吸込口(12)と吐出口(14)を設けて、
    これら吸込口(12)と吐出口(14)が近接する内周面部
    にカム部(16)を形成し、さらにこのカム部(16)の略
    半月状円弧の内周面の中心位置に軸方向に等幅で延在す
    る溝(20)を設け、これらを樹脂材料により一体成形し
    てなるポンプケーシング(10)と、 所定幅の金属板材を前記ポンプケーシング(10)の内周
    面に適合するよう湾曲成形し、両端部を外方に折曲げ突
    合せて前記ポンプケーシング(10)の溝(20)に嵌入係
    止させる係止部(24)を構成し、さらに前記ポンプケー
    シング(10)の吸込口(12)および吐出口(14)に対応
    する開口(26,28)をそれぞれ設けてなる円筒状スリー
    ブ(22)とを備え、 前記スリーブ(22)を前記ポンプケーシング(10)の内
    周面に設けた各突起(18)にそれぞれ圧接すると共に、
    係止部(24)を溝(20)に嵌入させて前記ポンプケーシ
    ング(10)内に装着することを特徴とするロータリポン
    プの樹脂製ポンプケーシング。
JP1989053933U 1989-05-12 1989-05-12 ロータリポンプの樹脂製ポンプケーシング Expired - Fee Related JPH075264Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6257836A (ja) * 1985-09-05 1987-03-13 Toshiba Mach Co Ltd マシニングセンタ

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