JPH0753873B2 - アルコ−ル系燃料用エンジン油組成物 - Google Patents
アルコ−ル系燃料用エンジン油組成物Info
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- JPH0753873B2 JPH0753873B2 JP62090472A JP9047287A JPH0753873B2 JP H0753873 B2 JPH0753873 B2 JP H0753873B2 JP 62090472 A JP62090472 A JP 62090472A JP 9047287 A JP9047287 A JP 9047287A JP H0753873 B2 JPH0753873 B2 JP H0753873B2
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- Japan
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- alcohol
- engine
- engine oil
- oil
- fuel
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はメタノールまたはエタノールのようなアルコー
ル系燃料を燃焼させるエンジン用の潤滑油組成物に関
し、更に詳細にはアルコール系燃料を使用した場合に問
題となる過度のエンジン摩耗およびさびを大幅に抑制し
うるアルコール系燃料用エンジン油組成物に関する。
ル系燃料を燃焼させるエンジン用の潤滑油組成物に関
し、更に詳細にはアルコール系燃料を使用した場合に問
題となる過度のエンジン摩耗およびさびを大幅に抑制し
うるアルコール系燃料用エンジン油組成物に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点) アルコール系燃料エンジンにおいて、通常石油系燃料エ
ンジンに用いられているエンジン油を用いたのではとく
に低温運転条件下で、過度のエンジン摩耗およびさびが
発生することが広く認められており、通常のエンジン油
はこの用途には実際上適当でない。これは、主に石油系
燃料とアルコール系燃料とで燃焼生成物の反応性に差が
あることに起因している。例えば、アルコールとしてメ
タノールを使用した場合、燃焼によって容易に多量のギ
酸と水を生成する。生成したギ酸と水はエンジン各部を
腐食させ、摩耗およびさびの原因となる。
ンジンに用いられているエンジン油を用いたのではとく
に低温運転条件下で、過度のエンジン摩耗およびさびが
発生することが広く認められており、通常のエンジン油
はこの用途には実際上適当でない。これは、主に石油系
燃料とアルコール系燃料とで燃焼生成物の反応性に差が
あることに起因している。例えば、アルコールとしてメ
タノールを使用した場合、燃焼によって容易に多量のギ
酸と水を生成する。生成したギ酸と水はエンジン各部を
腐食させ、摩耗およびさびの原因となる。
一般に、エンジン油には酸中和性を付与するため清浄分
散剤が配合されているが、単なる清浄分散剤の増量やジ
アルキルジチオりん酸亜鉛の増量だけではアルコール系
燃料エンジンでの摩耗およびさびを防ぐことはできな
い。
散剤が配合されているが、単なる清浄分散剤の増量やジ
アルキルジチオりん酸亜鉛の増量だけではアルコール系
燃料エンジンでの摩耗およびさびを防ぐことはできな
い。
このようにアルコール系燃料と石油系燃料とでは燃焼生
成物が異質のため、石油系燃料用エンジン油の知見はア
ルコール系燃料用エンジン油には役立たない。したがっ
てアルコール系燃料エンジンにおいては摩耗防止性、腐
食防止性にすぐれた新しいエンジン油の開発が求められ
ているが、アルコール系燃料用エンジン油として満足な
ものはまだ開発されていないのが現状である。
成物が異質のため、石油系燃料用エンジン油の知見はア
ルコール系燃料用エンジン油には役立たない。したがっ
てアルコール系燃料エンジンにおいては摩耗防止性、腐
食防止性にすぐれた新しいエンジン油の開発が求められ
ているが、アルコール系燃料用エンジン油として満足な
ものはまだ開発されていないのが現状である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはアルコール系燃料エンジンに適したエンジ
ン油を開発すべく研究を重ねた結果、通常のエンジン油
の添加剤として優れたものが必ずしもアルコール系燃料
用エンジン油には有効でないこと、これは石油系燃料エ
ンジンとアルコール系燃料エンジンとでは燃焼生成物が
全く異質であり、アルコール系燃料エンジンの燃焼生成
物は配合しているある種の添加剤を無力化して動弁系の
過大摩耗を起してしまう場合があること、石油系燃料用
エンジン油の添加剤としてはあまり有効ではないとされ
ている特定の添加剤の組合せが、アルコール系燃料用エ
ンジン油として優れたものであることを見出して本発明
を完成したものである。
ン油を開発すべく研究を重ねた結果、通常のエンジン油
の添加剤として優れたものが必ずしもアルコール系燃料
用エンジン油には有効でないこと、これは石油系燃料エ
ンジンとアルコール系燃料エンジンとでは燃焼生成物が
全く異質であり、アルコール系燃料エンジンの燃焼生成
物は配合しているある種の添加剤を無力化して動弁系の
過大摩耗を起してしまう場合があること、石油系燃料用
エンジン油の添加剤としてはあまり有効ではないとされ
ている特定の添加剤の組合せが、アルコール系燃料用エ
ンジン油として優れたものであることを見出して本発明
を完成したものである。
従って本発明の目的は、優れたアルコール系燃料用エン
ジン油組成物、特に過度のエンジン摩耗およびさび発生
の抑制されたアルコール系燃料用エンジン油組成物を提
供することであり、詳細にはアルコール系燃料の燃焼に
より生成する酸の中和能力および可溶化能力にすぐれ、
かつ酸混入時に摩耗防止性が低下しないアルコール系燃
料用エンジン油組成物を提供することである。
ジン油組成物、特に過度のエンジン摩耗およびさび発生
の抑制されたアルコール系燃料用エンジン油組成物を提
供することであり、詳細にはアルコール系燃料の燃焼に
より生成する酸の中和能力および可溶化能力にすぐれ、
かつ酸混入時に摩耗防止性が低下しないアルコール系燃
料用エンジン油組成物を提供することである。
すなわち本発明の要旨は、潤滑油よりなる基油に、 (a) 高塩基価マグネシウムスルホネート 0.5〜6wt
% (b) アルケニルこはく酸イミドまたはその誘導体
0.5〜15wt% (c) ジアリルジチオりん酸亜鉛 0.5〜10wt% を必須成分として含有することを特徴とするアルコール
系燃料用エンジン油組成物に存する。
% (b) アルケニルこはく酸イミドまたはその誘導体
0.5〜15wt% (c) ジアリルジチオりん酸亜鉛 0.5〜10wt% を必須成分として含有することを特徴とするアルコール
系燃料用エンジン油組成物に存する。
本発明組成物に配合する添加剤の(a)高塩基価マグネ
シウムスルホネートは、通常の公知の方法で合成される
もので例えば石油スルホン酸もしくは合成スルホン酸の
マグネシウム塩を炭酸化することにより調製することが
でき、塩基価約200mg KOH/g以上特に約200〜500mg KOH/
g殊に約300〜400mg KOH/g、マグネシウム含量約5〜12
重量%特に約8〜11重量%のものが好まししい。塩基価
およびマグネシウム含量の低すぎるものはエンジン摩耗
およびさび発生の防止に有効でなく、塩基価およびマグ
ネシウム含量が上記より高いものは入手が難しい。この
高塩基価マグネシウムスルホネートの本発明組成物中に
おける配合量は約0.5〜6重量%が適当であり、好適に
は約1〜4重量%である。配合量が少なすぎると効果が
なく、多すぎても無駄となる。
シウムスルホネートは、通常の公知の方法で合成される
もので例えば石油スルホン酸もしくは合成スルホン酸の
マグネシウム塩を炭酸化することにより調製することが
でき、塩基価約200mg KOH/g以上特に約200〜500mg KOH/
g殊に約300〜400mg KOH/g、マグネシウム含量約5〜12
重量%特に約8〜11重量%のものが好まししい。塩基価
およびマグネシウム含量の低すぎるものはエンジン摩耗
およびさび発生の防止に有効でなく、塩基価およびマグ
ネシウム含量が上記より高いものは入手が難しい。この
高塩基価マグネシウムスルホネートの本発明組成物中に
おける配合量は約0.5〜6重量%が適当であり、好適に
は約1〜4重量%である。配合量が少なすぎると効果が
なく、多すぎても無駄となる。
本発明組成物に配合する添加剤の(b)アルケニルこは
く酸イミドまたはその誘導体は、通常の公知の方法で合
成されるもので、例えばポリブテンなど分子量約300〜5
000のポリオレフィンを無水マレイン酸と反応させてモ
ノアルケニル無水こはく酸とした後、さらにエチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミ
ン、テトラエチレンペンタミンのようなポリアミンを用
いてイミド化したものなどが使用される。また特公昭42
−8013、特公昭42−8014、特開昭51−52381、特開昭51
−130408に記載されているようなアルケニルこはく酸イ
ミドのホウ素化合物誘導体、有機ホスホネート誘導体な
ど、あるいはアルケニルこはく酸イミドをアルデヒド、
ケトン、カルボン酸、スルホン酸、アルキレンオキシ
ド、イオウなどと反応させたアルケニルこはく酸イミド
の誘導体も使用できる。本発明組成物中における(b)
アルケニルこはく酸イミドまたはその誘導体の配合量は
約0.5〜15重量%好ましくは約1〜10重量%であり、配
合量が少なすぎると効果がなく、多すぎても無駄とな
る。
く酸イミドまたはその誘導体は、通常の公知の方法で合
成されるもので、例えばポリブテンなど分子量約300〜5
000のポリオレフィンを無水マレイン酸と反応させてモ
ノアルケニル無水こはく酸とした後、さらにエチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミ
ン、テトラエチレンペンタミンのようなポリアミンを用
いてイミド化したものなどが使用される。また特公昭42
−8013、特公昭42−8014、特開昭51−52381、特開昭51
−130408に記載されているようなアルケニルこはく酸イ
ミドのホウ素化合物誘導体、有機ホスホネート誘導体な
ど、あるいはアルケニルこはく酸イミドをアルデヒド、
ケトン、カルボン酸、スルホン酸、アルキレンオキシ
ド、イオウなどと反応させたアルケニルこはく酸イミド
の誘導体も使用できる。本発明組成物中における(b)
アルケニルこはく酸イミドまたはその誘導体の配合量は
約0.5〜15重量%好ましくは約1〜10重量%であり、配
合量が少なすぎると効果がなく、多すぎても無駄とな
る。
本発明組成物に配合する添加剤の(c)ジアリルジチオ
りん酸亜鉛は次の一般式、 で表わされ、式中基R1、R2、R3およびR4はいずれも例え
ばノニルフェニル基、デシルフェニル基、ドデシルフェ
ニル基のようなアリル基で、同一または異種のものでも
よい。基油への溶解性の点で上記アリル基は炭素数約6
〜18特に約9〜16最も好適には約10〜12のアルキル基を
有するアルキルフェニル基が好ましい。通常エンジン油
に配合される動弁系摩耗の防止剤としては基R1、R2、R3
およびR4がアルキル基のジアルキルジチオりん酸亜鉛が
ジアリルジチオりん酸亜鉛より有効であるが、アルコー
ル系燃料用エンジン油ではジアルキルジチオりん酸亜鉛
は好ましくない。本発明組成物中における(c)ジアリ
ルジチオりん酸亜鉛の配合量は約0.5〜10重量%、好ま
しくは約1〜7重量%であり、配合量が少なすぎると効
果がなく、多すぎても無駄となる。
りん酸亜鉛は次の一般式、 で表わされ、式中基R1、R2、R3およびR4はいずれも例え
ばノニルフェニル基、デシルフェニル基、ドデシルフェ
ニル基のようなアリル基で、同一または異種のものでも
よい。基油への溶解性の点で上記アリル基は炭素数約6
〜18特に約9〜16最も好適には約10〜12のアルキル基を
有するアルキルフェニル基が好ましい。通常エンジン油
に配合される動弁系摩耗の防止剤としては基R1、R2、R3
およびR4がアルキル基のジアルキルジチオりん酸亜鉛が
ジアリルジチオりん酸亜鉛より有効であるが、アルコー
ル系燃料用エンジン油ではジアルキルジチオりん酸亜鉛
は好ましくない。本発明組成物中における(c)ジアリ
ルジチオりん酸亜鉛の配合量は約0.5〜10重量%、好ま
しくは約1〜7重量%であり、配合量が少なすぎると効
果がなく、多すぎても無駄となる。
本発明エンジン油組成物には上記3種の添加剤(a)、
(b)、(c)が必須の成分であり、いずれか1成分を
欠くもの、あるいは配合量が少なすぎるものは、摩耗防
止性またはさび止め性が悪くなる。これら添加剤(a)
高塩基価マグネシウムスルホネート、(b)アルケニル
こはく酸イミドもしくはその誘導体、(c)ジアリルジ
チオりん酸亜鉛はいずれもそれ自体は石油系燃料用エン
ジン油添加剤として公知であり、上記したほか、例えば
「石油製品添加剤」(桜井俊雄編 昭和54年6月15日幸
書房発行)のそれぞれ293〜295頁、296頁、384〜385頁
等にも記載されている。
(b)、(c)が必須の成分であり、いずれか1成分を
欠くもの、あるいは配合量が少なすぎるものは、摩耗防
止性またはさび止め性が悪くなる。これら添加剤(a)
高塩基価マグネシウムスルホネート、(b)アルケニル
こはく酸イミドもしくはその誘導体、(c)ジアリルジ
チオりん酸亜鉛はいずれもそれ自体は石油系燃料用エン
ジン油添加剤として公知であり、上記したほか、例えば
「石油製品添加剤」(桜井俊雄編 昭和54年6月15日幸
書房発行)のそれぞれ293〜295頁、296頁、384〜385頁
等にも記載されている。
本発明に用いられる潤滑油基油はとくに限定されず、通
常の潤滑油粘度例えば約2〜30cSt(100℃)を有し、潤
滑油基油として常用されている鉱油系、合成油系または
これらを任意の割合で混合したものが使用できる。鉱油
としては、原油の常圧蒸留残渣物を減圧蒸留して得られ
る潤滑油留分またはこの留分を溶剤精製、水素化精製等
適宜組合わせて精製した鉱油を用いれば良い。一方、合
成油としては炭素数4〜12のα−オレフィンの重合体で
あるα−オレフィンオリゴマー、ジ−2−エチルヘキシ
ルセバケート、ジオクチルアジペート、ジトリデシルグ
ルタレートなどに代表される二塩基酸と一価アルコール
とのジエステル油、トリメチロールプロパンカプリレー
ト、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエ
リスリトール−2エチルヘキサノエート、ペンタエリス
リトールペラルゴネートなどに代表されるポリオールエ
ステル油といった各種の合成系潤滑油を単独あるいは混
合して使用することができる。本発明組成物中における
潤滑油基油の配合量は多割合、すなわち添加剤を除いた
残部で、通常約60〜98.5重量%、好ましくは約80〜95重
量%である。
常の潤滑油粘度例えば約2〜30cSt(100℃)を有し、潤
滑油基油として常用されている鉱油系、合成油系または
これらを任意の割合で混合したものが使用できる。鉱油
としては、原油の常圧蒸留残渣物を減圧蒸留して得られ
る潤滑油留分またはこの留分を溶剤精製、水素化精製等
適宜組合わせて精製した鉱油を用いれば良い。一方、合
成油としては炭素数4〜12のα−オレフィンの重合体で
あるα−オレフィンオリゴマー、ジ−2−エチルヘキシ
ルセバケート、ジオクチルアジペート、ジトリデシルグ
ルタレートなどに代表される二塩基酸と一価アルコール
とのジエステル油、トリメチロールプロパンカプリレー
ト、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエ
リスリトール−2エチルヘキサノエート、ペンタエリス
リトールペラルゴネートなどに代表されるポリオールエ
ステル油といった各種の合成系潤滑油を単独あるいは混
合して使用することができる。本発明組成物中における
潤滑油基油の配合量は多割合、すなわち添加剤を除いた
残部で、通常約60〜98.5重量%、好ましくは約80〜95重
量%である。
本発明のエンジン油組成物には潤滑油基油および上記3
種の必須添加剤(a)、(b)、(c)のほか、必要に
応じて各種の公知添加剤、例えばアルカリ土類金属スル
ホネート、アルカリ土類金属フェネート、アルカリ土類
金属フォスフォネート、アルカリ土類金属サリチレー
ト、こはく酸エステル、ベンジルアミンなどの各種清浄
分散剤、フェノール系、アミン系、ジアルキルジチオり
ん酸亜鉛などの酸化防止剤、ポリメタクリレート系、エ
チレン−プロピレン共重合体、スチレン−イソプレン共
重合体、スチレン−イソプレン共重合体の水素化物ある
いはポリイソブチレンなどの粘度指数向上剤、各種極圧
剤、各種さび止め剤、各種摩擦調整剤、各種消泡剤など
を単独または2種類以上組合わせて適宜配合することが
できる。粘度指数向上剤の配合量は通常約1〜30重量
%、消泡剤の配合量は通常約0.0005〜1重量%、その他
の添加剤の配合量はそれぞれ通常約0.5〜15重量%程度
である。
種の必須添加剤(a)、(b)、(c)のほか、必要に
応じて各種の公知添加剤、例えばアルカリ土類金属スル
ホネート、アルカリ土類金属フェネート、アルカリ土類
金属フォスフォネート、アルカリ土類金属サリチレー
ト、こはく酸エステル、ベンジルアミンなどの各種清浄
分散剤、フェノール系、アミン系、ジアルキルジチオり
ん酸亜鉛などの酸化防止剤、ポリメタクリレート系、エ
チレン−プロピレン共重合体、スチレン−イソプレン共
重合体、スチレン−イソプレン共重合体の水素化物ある
いはポリイソブチレンなどの粘度指数向上剤、各種極圧
剤、各種さび止め剤、各種摩擦調整剤、各種消泡剤など
を単独または2種類以上組合わせて適宜配合することが
できる。粘度指数向上剤の配合量は通常約1〜30重量
%、消泡剤の配合量は通常約0.0005〜1重量%、その他
の添加剤の配合量はそれぞれ通常約0.5〜15重量%程度
である。
またアルコール系燃料エンジンに使用するアルコール系
燃料は、よく知られているようにメタノール、エタノー
ル、プロパノールなどのアルコール100%、もしくはこ
れらアルコールと石油系燃料との混合物でアルコール含
有量が10%以上の混合物である。
燃料は、よく知られているようにメタノール、エタノー
ル、プロパノールなどのアルコール100%、もしくはこ
れらアルコールと石油系燃料との混合物でアルコール含
有量が10%以上の混合物である。
(発明の効果) アルコール系燃料エンジンにおいては、低温での運転の
方が高温での運転より摩耗、さびの発生が顕著となる
が、本発明の組成物を用いると低温から高温まであらゆ
る条件下でもすぐれた性能を示す。本発明の組成物は、
摩耗、さびの抑制に効果があるだけでなく、通常のエン
ジン油に要求される性能、例えば清浄性、酸化安定性な
どの諸性能も具備していることは言うまでもない。な
お、本発明の組成物は燃料がアルコール系燃料単独であ
っても、アルコール系と石油系との混合系燃料であって
も適用できる。
方が高温での運転より摩耗、さびの発生が顕著となる
が、本発明の組成物を用いると低温から高温まであらゆ
る条件下でもすぐれた性能を示す。本発明の組成物は、
摩耗、さびの抑制に効果があるだけでなく、通常のエン
ジン油に要求される性能、例えば清浄性、酸化安定性な
どの諸性能も具備していることは言うまでもない。な
お、本発明の組成物は燃料がアルコール系燃料単独であ
っても、アルコール系と石油系との混合系燃料であって
も適用できる。
(実施例) 以下本発明の内容を実施例および比較例によりさらに具
体的に説明する。
体的に説明する。
実施例1〜4および比較例1〜8 第1表に示した組成の各種組成物を調製した。各組成物
につき、メタノール燃料用に改造した国産のガソリンエ
ンジン(排気量2000cc)を用いて、次に示す摩耗および
さびに対してもっとも厳しい低温低速条件により性能を
評価した。
につき、メタノール燃料用に改造した国産のガソリンエ
ンジン(排気量2000cc)を用いて、次に示す摩耗および
さびに対してもっとも厳しい低温低速条件により性能を
評価した。
なお、燃料は工業用メタノール100%を使用した。
低温低速試験 回転数 1500rpm 負 荷 マニホールド負圧150mm Hg 油 温 50℃ 冷却水温 50℃ 試験時間 100時間 試験後の動弁系摩耗の損傷状態をカムノーズ摩耗量およ
びロッカーアームパッドのメリット評点(10点最良、1
点最悪)で表わし、さびの発生状態をオイルポンププレ
ートのメリット評点(10点最良、1点最悪)で表わす。
以上の結果を第1表に一括して示した。
びロッカーアームパッドのメリット評点(10点最良、1
点最悪)で表わし、さびの発生状態をオイルポンププレ
ートのメリット評点(10点最良、1点最悪)で表わす。
以上の結果を第1表に一括して示した。
本発明の特徴である必須3成分を含有するものだけが動
弁系摩耗およびさびに関してきわめてすぐれた成績を示
し、必須3成分のうち1つでも欠けた場合、動弁系摩耗
防止性およびさび止め性の両方を満足することができな
いことは明らかである。すなわち実施例1〜4ではさび
発生および動弁系摩耗がいずれも極めて少ない。これと
異なり、高塩基価マグネシウムスルホネートを配合して
いない比較例1〜3の潤滑油組成物、ジアリルジチオり
ん酸亜鉛を配合していない比較例4〜6の潤滑油組成
物、アルケニルこはく酸イミドもしくはそのホウ素化合
物誘導体を配合していない比較例7の潤滑油組成物、市
販のメタノール燃料用エンジン油用パッケイジ添加剤を
配合した比較例8の潤滑油組成物は、いずれも過度の動
弁系摩耗あるいはさびを発生し、アルコール系燃料用エ
ンジン油としては使用に適しないことがわかる。
弁系摩耗およびさびに関してきわめてすぐれた成績を示
し、必須3成分のうち1つでも欠けた場合、動弁系摩耗
防止性およびさび止め性の両方を満足することができな
いことは明らかである。すなわち実施例1〜4ではさび
発生および動弁系摩耗がいずれも極めて少ない。これと
異なり、高塩基価マグネシウムスルホネートを配合して
いない比較例1〜3の潤滑油組成物、ジアリルジチオり
ん酸亜鉛を配合していない比較例4〜6の潤滑油組成
物、アルケニルこはく酸イミドもしくはそのホウ素化合
物誘導体を配合していない比較例7の潤滑油組成物、市
販のメタノール燃料用エンジン油用パッケイジ添加剤を
配合した比較例8の潤滑油組成物は、いずれも過度の動
弁系摩耗あるいはさびを発生し、アルコール系燃料用エ
ンジン油としては使用に適しないことがわかる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 137:10) A C10N 10:04 30:06 30:12 40:25 (72)発明者 岩本 信一 広島県広島市南区南大河町11番4号 (72)発明者 山縣 一郎 広島県東広島市高屋町中島801−110
Claims (1)
- 【請求項1】潤滑油からなる基油に、 (a) 高塩基価マグネシウムスルホネート 0.5〜6wt
% (b) アルケニルこはく酸イミドまたはその誘導体
0.5〜15wt% (c) ジアリルジチオりん酸亜鉛 0.5〜10wt% を必須成分として含有することを特徴とするアルコール
系燃料用エンジン油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62090472A JPH0753873B2 (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | アルコ−ル系燃料用エンジン油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62090472A JPH0753873B2 (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | アルコ−ル系燃料用エンジン油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63256695A JPS63256695A (ja) | 1988-10-24 |
| JPH0753873B2 true JPH0753873B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=13999532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62090472A Expired - Lifetime JPH0753873B2 (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | アルコ−ル系燃料用エンジン油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753873B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2837084B2 (ja) * | 1993-12-13 | 1998-12-14 | ベターマスク株式会社 | 内燃機関内部の洗浄・コーティング用組成物および同組成物を用いた内燃機関内部の洗浄・コーティング方法 |
| JP2007009123A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Nippon Oil Corp | 含酸素燃料エンジン用潤滑油組成物 |
| US7737094B2 (en) | 2007-10-25 | 2010-06-15 | Afton Chemical Corporation | Engine wear protection in engines operated using ethanol-based fuel |
| EP2128232A1 (en) * | 2008-05-20 | 2009-12-02 | Castrol Limited | Lubricating composition for ethanol fueled engines |
| JP6134852B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2017-05-24 | 東燃ゼネラル石油株式会社 | 潤滑油組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54103404A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-14 | Nippon Oil Co Ltd | Lublicant composition for an internal combustion engine |
-
1987
- 1987-04-13 JP JP62090472A patent/JPH0753873B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63256695A (ja) | 1988-10-24 |
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