JPH0753900A - 二成分系発泡性防炎組成物 - Google Patents

二成分系発泡性防炎組成物

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JPH0753900A
JPH0753900A JP6038271A JP3827194A JPH0753900A JP H0753900 A JPH0753900 A JP H0753900A JP 6038271 A JP6038271 A JP 6038271A JP 3827194 A JP3827194 A JP 3827194A JP H0753900 A JPH0753900 A JP H0753900A
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foamable
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formaldehyde resin
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amino
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JP6038271A
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English (en)
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Sieghard Goebelbecker
ゲーベルベッカー ジークハルト
Hans-Dieter Naegerl
ネゲール ハンス−ディーテル
George J Danker
ジェイ.ダンカー ジョージ
Donald Kirk
カーク ドナルド
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AKRO FIREGUARD PROD Inc
Chemische Fabrik Budenhiem KG
Original Assignee
AKRO FIREGUARD PROD Inc
Chemische Fabrik Budenhiem KG
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    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/18Fireproof paints including high temperature resistant paints
    • C09D5/185Intumescent paints
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
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    • C08K5/521Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4

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Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)アミノ−ホルムアルデヒド樹脂;並びに
(B)一種または二種以上の水脱除剤、充填剤、顔料、
界面活性剤及びこれらの混合物から選ばれた少なくとも
一種の添加剤と混合したリン酸のエステル:を少なくと
も含有することを特徴とする二成分系発泡性防炎組成
物。 【効果】本発明組成物は、火災に対する保護剤として、
特に、ガラス繊維マットなどにコーティング又は含浸さ
せることによる使用に適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性材料、特に、二
成分系の発泡性防炎組成物(intumescent
composition)及び耐火性コーティングの製
造におけるその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡性防炎組成物は、熱及び火炎に晒さ
れた場合に、膨脹して、厚い比較的難燃性の断熱性炭素
質骨格を形成するという技術分野に於いて一般に知られ
ている。この様な組成物の基本的な有効成分は、最終的
に断熱性の炭素質骨格を形成する炭素源、燃焼時に形成
される生成物の厚さ又は膨脹に影響する泡状物(spu
mescent)、及び熱に晒された場合に膨脹反応
(泡沸反応)(intumescence react
ion)を開始させる酸性のリン酸化合物等の酸触媒を
含むものである。従来、発泡性防炎組成物は、基体(s
ubstrate)の燃焼性を減少させ、激しい熱及び
火炎による損害から基体を保護するための基体上の表面
ペイント又はその他の塗料として用いられてきた。
【0003】通常の発泡性防炎ペイント及び塗料は、一
般に、バインダー、増粘剤、溶剤、顔料等と組み合わせ
て、炭素源、泡状物及び酸触媒の分散物を含んでいる。
しかしながら、この様な塗料は、分散している有効な膨
脹性成分が、分子の点からすると、組成物中でお互いに
比較的遠く離れているので、火炎による損傷から下地の
基体を保護することにおいて、僅かに最小限の効果があ
るだけであることが示されてきた。即ち、この様な基本
成分の移動及び内部における混合のために一定の時間が
必要となり、膨脹反応を遅らせ、基体を速やかに保護す
ることができない。
【0004】膨脹反応(泡沸反応)に必要な全ての成分
がポリマー鎖中にある一体化されたポリマー組成物(i
ntegrated polymer composi
tion)が最近この技術分野に於いて開発されてき
た。これらの組成物は、おそらく、膨脹反応(泡沸反
応)に必要な成分がポリマー鎖中でお互いに近接して存
在しているため、膨脹(泡沸)過程の開始のためにの移
動時間が短時間であるか、或いはほとんど必要なく、上
記した発泡性防炎塗料よりも有効であることが示されて
きた。
【0005】これらのポリマー配合物は、更に保護を向
上させる可能性を提供するので、更にこれらを改良し
て、多くの工業的及び商業的な用途において有効に使用
するためにこれらを製造する方法を提供し、これらの現
場における簡単な塗装を可能にすることについての要求
がある。
【0006】一つの区画から隣接した区画への火炎の通
過を避けるために、区画を分離する構造要素の保護コー
ティングとして提案され使用されてきた発泡性防炎塗料
が特に興味をもたれるものである。しかしながら、建造
物において、従来使用されてきた多くの防火壁又は防火
遮断層は、保護性を有する発泡性防炎塗料が製造時に知
られていなかったために、この様な塗料で処理されてい
ないか、或いは時間の経過及び風化により有効性を失っ
てしまう粗悪な分散型の塗料で処理されていた。この様
な防火遮断層は、一般に、狭い場所におかれているため
に、新規にコーティングした遮断層と置き換えること
は、しばしば困難であり、また高価なものとなる。
【0007】よって、恒久的に固定された防火遮断層
に、現場で比較的短時間の間に簡単に塗布できる有効な
発泡性防炎塗料組成物が要求されている。更に、コーテ
ィングの必要な遮断層は、しばしば比較的狭く換気され
ていない場所にあるので、形成されるコーティングは、
有害なヒュームを放出すべきではなく、また、塗布の際
に危険な溶剤を必要とすべきではない。更に、この様な
コーティングの好ましい性質は、火炎の周辺の人にとっ
て有害又は有毒なヒュームは危険なので、膨脹(泡沸)
過程においてこの様なヒュームを生じないことである。
【0008】
【発明が解決すべき課題】以上の観点から、本発明の目
的は、膨脹(泡沸)を生じるために必要な全ての成分が
近接した分子の接触状態にある本質的に膨脹性を有する
発泡性防炎(膨脹性)組成物を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、下地の基体の燃焼性
を低下させるための塗料組成物として有用な発泡性防炎
組成物を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、使用が容易で、塗装
時の火災及び健康の危険を減少した水性組成物の形態の
発泡性防炎組成物を提供することである。
【0011】本発明の更に他の目的は、膨脹(泡沸)の
間に、有害又は引火性のガスを生じることのない発泡性
防炎組成物を提供することである。
【0012】本発明の更に他の目的は、少なくとも標準
的な塗料組成物にほぼ類似した粘度及び他の性質を有
し、それゆえ標準的な装置及び方法により、特別の訓練
をほとんど要することなく、簡単に塗装できる発泡性防
炎組成物を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、時間の経過による物
理的、化学的及び環境の要因による分解に対して抵抗性
のある発泡性防炎組成物を提供することである。
【0014】本発明の更に他の目的は、比較的速やか
に、そして、特に、現場で及び実際において見られる比
較的低温度で硬化する発泡性防炎組成物を提供すること
である。
【0015】更に本発明の目的は、混合し塗装する前に
比較的長い保存寿命を有する二成分の形態であって、現
場でこれらの成分を組み合わせることができ、それによ
り、実際の発泡性防炎物質(膨脹性物質)(intum
escent substance)が該混合物の反応
生成物として形成される発泡性防炎組成物を提供するこ
とである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、(A)アミノ−ホルムアルデヒド樹脂;並びに
(B)一種又は二種以上の水脱除剤(スカベンジャー)
(water scavengers)、充填剤(fi
llers)、顔料、界面活性剤及びこれらの混合物か
ら選ばれた少なくとも一種の添加剤と混合したリン酸の
エステル:を少なくとも含有することを特徴とする二成
分系の発泡性防炎組成物(膨脹性組成物)(intum
escent composition)により達成さ
れる。
【0017】好ましくは、上記成分(A)及び(B)
は、個々に包装される。この場合には、両成分は、比較
的高い貯蔵安定性を示し、塗装現場で両者を混合するこ
とによって、実際の発泡性防炎コーティング組成物を形
成することができる。本発明によれば、成分(A)及び
(B)を別々に供給し、リン酸のエステルを上記添加剤
の少なくとも一種、特に水脱除剤と混合することによ
り、上記成分の保存寿命が大きく増加し、該発泡性防炎
組成物の商業的な許容性が大きく向上することが判っ
た。
【0018】二成分(A)及び(B)の混合によって、
アミノ−ホルムアルデヒド樹脂とリン酸エステルが縮合
反応して(水が生成する)、その鎖構造中に膨脹(泡
沸)(intumescence)に必要な全ての成分
を含むポリマーが形成される。この組成物を表面コーテ
ィング等として用いると、該組成物が硬化して、比較的
均一で、架橋し、柔軟で、不透過性の発泡性防炎層が形
成される。水脱除剤、好ましくは、ヒュームドシリカ
(fumed silica)は、脱水または該組成物
からの水の蒸発を増加または促進し、全体のコーティン
グに脆弱部分及び空洞部分を生じるであろう水分が、
(硬化した)表面層の下で捕捉されることはない。水が
主要な反応の副生成物なので、該組成物が硬化する間
に、有毒又は引火性のヒュームは生成せず、本発明の組
成物は、特に、航空機又は潜水艦等の閉鎖系(部屋)で
の使用に特に適したものとなる。
【0019】本発明の発泡性防炎組成物は、PCT出願
WO93/05118に記載された発泡性防炎組成物の
改良である。該PCT出願は、下記成分 (a)一種又は二種以上のアミノ−ホルムアルデヒド樹
脂;並びに(b)オルトリン酸と一種又は二種以上のポ
リオールとのモノ−及びジエステルの混合物であって、
該エステルはカルボン酸無水物で変性してもよく、該ポ
リオールの平均水酸基含量は少なくとも40重量%であ
り、モノエステル/ジエステルのモル比は12:1以下
であり、該混合物のリン含有量は少なくとも10重量%
である:を組み合わせることによって得ることのできる
一体化された(integrated)膨脹性(泡沸
性)(intumescent propertie
s)を有する組成物を記載している。
【0020】上記したPCT出願に記載された発泡性防
炎組成物の全ての成分は、本発明においても用いること
ができる。特に、本発明では、(B)成分のリン酸エス
テルとして、上記PCT出願に記載のオルトリン酸と一
種又は二種以上のポリオールとのモノ及びジエステルの
混合物を用いることが好ましい。ポリオールの好ましい
ものとして、炭素原子数2〜12の脂肪族及び脂環式ポ
リオールから選ばれたものを挙げることができ、より好
ましいものは、2〜6個の炭素原子を有するものであ
る。ポリオールの具体例としては、グリセロール、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリトリトール、イノシト
ール、エタンジオール、プロパンジオール、及びこれら
の混合物等を挙げることができる。前記モノ及びジエス
テルの混合物は、例えば、ヘミッシェ ファブリーク
ブーデンハイム(Chemische Fabrik
Budenheim)より、商標:ブジット380(B
UDIT 380)(製品No.Fb 05−80)と
して、市販されている。
【0021】(B)成分の水脱除剤としては、公知の化
合物をいずれも使用できるが、ヒュームドシリカなどの
非常に微細な物質の使用が好ましい。また、ヒュームド
シリカの使用は、そのチキソトロピックな性質により、
組成物の粘度を増加させるという有利な点があることが
判った。このことは、成分(B)の粘度(したがって、
組成物全体の粘度)を通常の塗料組成物の粘度の範囲と
することができ、この物質を標準的な方法及び装置で塗
布することを可能とする。更に、ヒュームドシリカは、
コーティングの機械的強度及び柔軟性に対して積極的な
効果を示す。ヒュームドシリカの特に好ましい市販品
は、デグサ社(the companyDEGUSS
A)より、商標:エアロジル200(Aerosil
200)として入手できる。
【0022】更に、本発明組成物の成分(B)は、水脱
除剤に代えて、または(好ましくは)水脱除剤に加え
て、界面活性剤、充填剤及び顔料を含有することができ
る。これらの添加剤は、発泡性防炎組成物における使用
が、通常認められる一般的な材料である。よって、例え
ば、チタニア、カーボンブラック及びシリケート顔料を
顔料として用いることができる。無機質繊維又はセルロ
ース繊維等の充填剤は、硬化塗膜の機械的強度を増加す
るために特に適当である。界面活性剤の使用及び使用す
る界面活性剤の種類は、コーティングすべき基材等によ
るものである。当業者に公知の通常のアニオン性、カチ
オン性及び非イオン性の界面活性剤を使用することがで
きる。例えば、チタニア65%及び界面活性剤35%を
含む白色ペーストの使用は、ガラス繊維マット又はパネ
ルのコーティングに特に適当であることが示されてき
た。この様な製品は、例えば、フュルス アメリカ イ
ンコーポレーテッド(Huls America,In
c.),ピスキャッタウエイ(Piscataway)
NJ,米国(USA)より、カラートレンド チタン
バイス(Colortrend Titanweiβ)
(商標)の名称で入手できる。この製品は、コーティン
グ中のクレーター(craters)及び気泡の生成を
妨げる。また、得られる白色のコーティングにより、基
体のどの部分が既にコーティングされているかをより簡
単に知ることができる。よって、この色は、コーティン
グすべき全範囲に均一な厚さの層を形成するために、少
なくとも間接的には寄与する。
【0023】リン酸エステルを含有する成分(B)は、
水溶液又は水分散液のいずれかとして調製することが好
ましく、それぞれの塗装に望ましい粘度となるように、
水の含有量を調整できる。一般的に、成分(B)は、成
分(B)中に、リン酸エステル30〜70重量%、好ま
しくは約50重量%;水脱除剤0.5〜10重量%、特
に0.75〜3重量%;及び水0〜45重量%、特に1
5〜25重量%を含有する。上記含有率は、硬化前の塗
料組成物の重量に基づくものである。100%に対する
可能な残部は、他の添加剤からなる。使用する水の量
は、硬化に要する時間に影響し、水分含量が増加すると
硬化時間が増加することに注意すべきである。よって、
使用する水の量は、スプレー、はけ塗り又は他の通常の
塗装方法によって、薄いコーティングを形成できるよう
に、塗布に望ましい粘度について最適とすべきである。
【0024】本発明組成物のアミノ−ホルムアルデヒド
成分(A)は、硬化前の塗料組成物の全重量に基づい
て、好ましくは70〜30重量%、特に好ましくは40
〜20重量%の量で使用される。本発明の組成物で有用
なアミノ−ホルムアルデヒド樹脂は、縮合反応によっ
て、成分(B)のリン酸エステルと反応して架橋した発
泡性防炎(膨脹性)ポリマーを形成できなければならな
い。この反応に対して、好ましいアミノ−ホルムアルデ
ヒド樹脂は、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−
ホルムアルデヒド樹脂及びこれらの混合物である。
【0025】上記PCT出願に記載のように、該アミノ
−ホルムアルデヒド樹脂は、形成されるコーティングの
安定性を増加するために、例えば、メチル化、又は芳香
族グリシジルエーテル及び/又は脂環式エポキシドとの
反応によって、変性してもよい。この様な添加物は、ま
た、火災の場合に保護すべき基体に対する発泡性防炎層
の密着力を増加する。本発明の目的にとって、特に適当
なものは、ジメチロール−メラミン樹脂、及びトリメチ
ロール−メラミン樹脂であり、特に、ヘキサメトキシメ
チル−メラミン樹脂である。通常、実際に用いる製品
は、メチロール化メラミン(methylolated
melamines)の混合物を含んでいる。この様
な混合物も適当である。市販品は、固形分含量が100
%に近い液体品、スプレードライ粉末、又は水溶液であ
る。
【0026】水の存在は、アミノ−ホルムアルデヒド樹
脂(メラミン樹脂)の保存寿命、よって、二成分系の保
存寿命に悪影響があるので、液体のアミノ−ホルムアル
デヒド樹脂が成分(A)として好ましい。
【0027】本発明組成物より得られる膨脹性(発泡性
防炎)ポリマーの基本成分は、リン酸エステル含有成分
及びアミノ−ホルムアルデヒド樹脂である。これらの成
分は、好ましくは、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂:リ
ン酸エステルが30:70〜70:30、特に好ましく
は40:60〜50:50となる重量比で用いられる。
【0028】本発明組成物は、ガラス繊維マット及びパ
ネルのそれぞれへのコーティング、特に、通常、航空機
等の貨物室のライニングに使用されているコノライト
(Conolite)(商標)(パイオニア プラスチ
ックス(Pioneer Plastics),テネシ
ー,米国)の名称で市販されている製品のコーティング
に好ましく使用される。この様な特別の用途に、特に好
ましいアミノ−ホルムアルデヒド樹脂成分は、商標:サ
イメル303(Cymel 303)(アメリカン シ
アナミド(American Cyanamid))と
して市販されている液状の水溶性メラミン−ホルムアル
デヒド樹脂である。この製品は、おそらく、一般式
【0029】
【化1】
【0030】のヘキサメトキシメチルメラミンを大量に
含むものである。
【0031】本発明の重要な側面は、本発明の発泡性防
炎組成物のそれぞれの成分の混合の順序である。まず最
初に、リン酸エステルを水脱除剤及び/又は残りの添加
剤(充填剤、顔料及び界面活性剤)と組み合わせて成分
(B)とすることが特に重要である。この成分(B)
は、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂成分(A)と分離し
て保管することが好ましい。成分(A)及び(B)は、
コーティングの製造の直前に組み合わせて反応させるこ
とが好ましい。この様に分離して保管することによっ
て、望ましくない早期の重合、架橋等が避けられる。こ
の様な早期の重合は、例えば、界面活性剤、チキソトロ
ープ剤(thixotroping agent)又は
他の水を含有する化合物とアミノ−ホルムアルデヒド樹
脂とが接触した場合に生じることがあり、それにより、
この成分の保存寿命が大きく減少する。上記した方法を
行なうことにより、本発明の二成分系について、半年か
ら一年の保存寿命を達成できる。使用準備ができた時、
アミノ−ホルムアルデヒド樹脂を、好ましくは、ガラス
又はプラスチック製の清浄な容器中で、リン酸エステル
含有成分(B)に添加する。
【0032】混合によって、リン酸エステルとアミノ−
ホルムアルデヒド樹脂が縮合反応して、発泡性防炎(膨
脹性)ポリマーが形成される。
【0033】本発明組成物は、成分(A)及び(B)を
混合して、ガラス繊維マット又はパネルだけでなく、火
災から保護することが必要な全ての他の基体に塗布でき
ることを理解すべきである。この様な基体の例として
は、木材、プラスチックス、ガラス繊維、ゴム、金属及
び織物を挙げることができる。該組成物は、例えば、ス
プレー、浸漬、ドローイング(drawing)及び刷
毛塗り等の通常の方法で塗布できる。また、より厚い膜
厚とするために、塗布を数回繰り返すこともできる。そ
れぞれの場合に、得られる層の厚さは、組成物の粘度及
びコーティングすべき基体によるものとなろう。通常の
層の膜厚は、10μm〜3mmの範囲である。
【0034】本発明の組成物は自己硬化性であり、硬化
は好ましくは室温で行なわれる。一般に0〜65℃の温
度範囲が硬化に適当である。約2時間後にコーティング
が指触乾燥するというような十分に早い硬化が、約10
℃以上の温度で起きる。
【0035】各種の配合のコーティングが可能である。
コノライト(Conolite)(商標)ガラス繊維パ
ネルのコーティングのための好ましい配合は、下記実施
例2に記載のものである。
【0036】
【実施例】下記実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明の範囲は、これに限定されるものではな
い。
【0037】実施例1 この実施例は、リン酸の部分エステルの混合物の簡単な
調製法を示すものである。
【0038】錨型撹拌機(anchor stirre
r)、真空管路(160mmHg以下の減圧可能)、温
度調節を備えた加熱マントル、滴下ロート及び粉末ロー
ト(powder funnel)を備えた1リットル
の丸底フラスコに、粉末ロートからグリセロール184
gを加えた。加熱温度を140℃に調節した。ペンタエ
リトリトール合計272gを、加熱しゆっくりと撹拌し
たグリセロールに加えた。上記ポリオール混合物から、
約145℃で減圧下に、約0.5時間水が除去された。
115℃に冷却し、この温度に維持するように調整した
後、市販のテトラリン酸(tetraphosphor
ic acid)338gを、高速で撹拌しながら(約
1000rpm)、反応器内部の温度が115℃以上と
ならない速度で添加した。テトラリン酸の添加が終了し
た後、反応混合物を115℃で減圧下に更に4時間維持
した。反応の過程で、酸価を求めることによってモニタ
リングし、反応の終了時には、これは、約440mg
KOH/gの一定値に低下した。
【0039】上記で得られた生成物は、水の添加によっ
て、水溶液とすることができる。
【0040】実施例2 ガラス繊維パネル等のコーティングのための本発明組成
物の使用。
【0041】リン酸エステル含有成分(B)を、下記の
方法で調製した。
【0042】ブジット380(BUDIT 380)
(商標)(47.4重量部)をゆっくりと撹拌しつつ、
水18.9重量部と混合した。次いで、これに、エアロ
ジル200(AEROSIL 200)(商標)(ヒュ
ームドシリカ)1.3重量部をゆっくり撹拌しながら、
少量ずつ添加した。均一な混合物が得られた後、カラー
トレンド(COLORTREND)(商標)ペースト
2.0重量部を添加し、混合物が均一になるまで撹拌し
た。次いで成分(B)を後で用いるために、密閉できる
容器に入れた。個々の成分の添加の順序は、得られる発
泡性防炎(膨脹性)ポリマーにいかなる影響も与えな
い。よって、ヒュームドシリカは、水の添加の前に添加
することもできる。また、他の順序も可能である。
【0043】アミノ−ホルムアルデヒド成分(A)は、
サイメル303(CYMEL 303)(商標)、即
ち、再包装した形態、或いは最初の容器のに入れたまま
で使用できる液状のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂だ
けからなるものとした。両成分は、後ほど使用するため
に、ばら荷で保管できる。
【0044】しかしながら、両成分を釣り合った量の二
成分系として供給できるように包装してもよい。そうす
れば、それぞれの容器の内容物を混合すれば、自動的に
適当な混合割合となる。両成分(A)及び(B)を別々
に保管すれば、6か月から1年という高い貯蔵安定性を
示すことに注目すべきである。成分(B)を、その容器
から取り出し、均質化した。その後、30.4重量部の
成分(A)を添加した。続いて、これらの成分を中くら
いの剪断力で撹拌して混合した。この組成物は、使用の
前に、5〜10分間沈降させた。
【0045】この様にして得られた組成物を、各種の基
体に塗布した。まず、通常、家庭用に使用されているア
ルミニウム箔に塗布した。更に、一般に市販されている
種類のポリエチレンフィルムにも塗布し、最後に、ガラ
ス繊維織物、並びにサンド仕上げ及び未処理のコノライ
ト(CONOLITE)(商標)ガラス繊維パネルを該
組成物で処理した。
【0046】アルミニウム箔では、10〜15分程度の
比較的短い乾燥時間で、基体に非常に良く密着したコー
ティングが得られた。
【0047】ガラス繊維織物に基体が飽和するまで刷毛
塗りで塗布した組成物は、硬化の間、該織物をいくらか
堅くしたが、数日後、この織物は十分な柔軟性を回復し
た。
【0048】ポリエチレンフィルムに塗布した後(はけ
塗り)、密着性の良い均一で柔軟なコーティングが形成
された。
【0049】コノライト(CONOLITE)(商標)
ガラス繊維パネルには、はけと木製のヘラの両方で該組
成物を塗布した。両方の場合に、良好な密着性を有する
均一で平滑な表面が得られた。これらのパネルの指触乾
燥にほぼ30分を要した。
【0050】この様にしてコーティングした試料を、室
温(約22℃)で僅かな空気流のもとに、約2日間保管
した後、柔軟性及び密着性を試験した。柔軟性は、曲げ
試験法(直径約4cmのマンドレルの周囲90度)によ
り試験した。試料は、両方向、即ち、マンドレルの内面
及び外面の両方について試験した。
【0051】アルミニウム箔では、この試験において、
コーティングにクラック、破壊、または裂け目が全くな
く、剥離も認められなかった。
【0052】含浸させたガラス繊維織物についてもクラ
ック、破壊、または裂け目が全くなく、基体の剥離も認
められなかった。
【0053】コーティングしたポリエチレンフィルム
は、最初は、クラックや破壊が生じることなく、高い柔
軟性を示した。しかしながら、3日後に、圧力をかけて
急激に丸めることや挟むこと(pinching)によ
り、コーティングの破壊が生じた。その時点では、挟む
ことによって、コーティングの裂け目が生じた場合にの
み、コーティングがフィルムから分離した。一旦コーテ
ィングが完全に硬化すると、フィルムから容易に剥離し
た。
【0054】次いで、上記した方法により得られた試料
を、接着剤(モンサント2497(Monsanto
2497))を用いて、コノライト(CONOLIT
E)(商標)ガラス繊維パネルに貼り付け、手に持てる
トーチ(handheldtorch)からの火炎に当
てた。塗布したコーティングの膜厚及び基体によって、
厚さ8〜16mmの発泡性防炎層が得られた。
【0055】コノライト(CONOLITE)(商標)
ガラス繊維パネルに二層に塗布した場合には、本発明組
成物は下部から当てた925℃のトーチの火炎に対し
て、FAA 25.855、付則F(appendix
F)テストに規定される少なくとも5分間持ちこたえ
た。
【0056】この様にしてコーティングしたパネルは、
ヒューム及び火炎に対する不透過性のテストにも合格し
た。上記テストに規定される裏側の温度を、パネルから
10cmの距離においた熱電対で測定したところ、規定
された限度である204℃以下であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594041184 ヘミッシェ ファブリーク ブーデンハイ ム ルドルフアー.エートケル CHEMISCHE FABRIK BU DENHEIM Rudolf A.Oe tker ドイツ連邦共和国 デー−55257 ブーデ ンハイムアム ライン 6 (72)発明者 ジークハルト ゲーベルベッカー ドイツ連邦共和国 デー−55294 ブーデ ンハイム アン デル ライトハーレ 43 (72)発明者 ハンス−ディーテル ネゲール ドイツ連邦共和国 デー−67373 ドゥー デンホーフェン シラーストラーセ 77 (72)発明者 ジョージ ジェイ.ダンカー アメリカ合衆国 カンサス 66061 オラ セ ハンドレッドアンドシクスス テラス 26600 ダブリュ. (72)発明者 ドナルド カーク アメリカ合衆国 ミズーリ 64112 カン サス シティー グランド 4922

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アミノ−ホルムアルデヒド樹脂;並
    びに(B)一種または二種以上の水脱除剤、充填剤、顔
    料、界面活性剤及びこれらの混合物から選ばれた少なく
    とも一種の添加剤と混合したリン酸のエステル:を少な
    くとも含有することを特徴とする二成分系発泡性防炎組
    成物。
  2. 【請求項2】アミノ−ホルムアルデヒド樹脂が、変性さ
    れることのあるメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、変性
    されることのある尿素−ホルムアルデヒド樹脂又はこれ
    らの混合物である請求項1に記載の発泡性防炎組成物。
  3. 【請求項3】アミノ−ホルムアルデヒド樹脂が室温で液
    体の樹脂である請求項1に記載の発泡性防炎組成物。
  4. 【請求項4】アミノ−ホルムアルデヒド樹脂が、メチロ
    ール化メラミン樹脂、特に、ジメチロールメラミン、ト
    リメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン又は
    これらの混合物である請求項3に記載の発泡性防炎組成
    物。
  5. 【請求項5】リン酸のエステルが、リン酸と一種又は二
    種以上のポリオールとの部分エステルである請求項1乃
    至4のいずれか一項に記載の発泡性防炎組成物。
  6. 【請求項6】リン酸のエステルが、オルトリン酸と一種
    又は二種以上のポリオールとのモノ−及びジエステルの
    混合物であって、該エステルはカルボン酸無水物で変性
    してもよく、該ポリオールの平均水酸基含量は少なくと
    も40重量%であり、モノエステル/ジエステルモル比
    は12:1以下であり、該混合物のリン含有量は少なく
    とも10重量%である請求項1乃至5のいずれか一項に
    記載の発泡性防炎組成物。
  7. 【請求項7】オルトリン酸のモノ−及びジエステルの混
    合物が、少なくとも二種のポリオールから得られたもの
    である請求項6に記載の発泡性防炎組成物。
  8. 【請求項8】ポリオールが炭素原子数2〜12の脂肪族
    及び脂環式ポリオールから選ばれたものである請求項5
    乃至7のいずれか一項に記載の発泡性防炎組成物。
  9. 【請求項9】ポリオールが2〜6個の炭素原子を有する
    ものである請求項8に記載の発泡性防炎組成物。
  10. 【請求項10】ポリオールがグリセロール、トリメチロ
    ールプロパン、ペンタエリトリトール、イノシトール、
    エタンジオール、プロパンジオール、及びこれらの混合
    物から選ばれたものである請求項8に記載の発泡性防炎
    組成物。
  11. 【請求項11】成分(B)がリン酸のエステルに加え
    て、添加剤として、少なくとも一種の水脱除剤、好まし
    くはヒュームドシリカを含有するものである請求項1乃
    至10のいずれか一項に記載の発泡性防炎組成物。
  12. 【請求項12】成分(B)が水性の組成物の形態である
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の発泡性防炎組
    成物。
  13. 【請求項13】アミノ−ホルムアルデヒド樹脂:リン酸
    エステルの重量比が30:70〜70:30、特に4
    0:60〜50:50の範囲にある請求項1乃至12の
    いずれか一項に記載の発泡性防炎組成物。
  14. 【請求項14】成分(A)及び(B)が別々に包装され
    るものである請求項1乃至13のいずれか一項に記載の
    発泡性防炎組成物。
  15. 【請求項15】火災に対する保護剤として、特に、保護
    すべき材料にコーティング又は含浸させることによるの
    請求項1乃至14のいずれか一項に記載の発泡性防炎組
    成物の使用。
  16. 【請求項16】発泡性防炎組成物を、建築材料、特に、
    ガラス繊維マット又はパネルにコーティング又は含浸さ
    せることによる請求項15に記載の発泡性防炎組成物の
    使用。
JP6038271A 1993-03-09 1994-03-09 二成分系発泡性防炎組成物 Pending JPH0753900A (ja)

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