JPH0755400Y2 - 作業車輌における無段変速操作装置 - Google Patents

作業車輌における無段変速操作装置

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JPH0755400Y2
JPH0755400Y2 JP1987066320U JP6632087U JPH0755400Y2 JP H0755400 Y2 JPH0755400 Y2 JP H0755400Y2 JP 1987066320 U JP1987066320 U JP 1987066320U JP 6632087 U JP6632087 U JP 6632087U JP H0755400 Y2 JPH0755400 Y2 JP H0755400Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輌における無段変速操
作装置に係り、詳しくは変速操作手段の操作位置を操作
位置検出手段により検出し、かつ該変速操作手段の前進
域,後進域での操作に基づき、無段変速装置を増・減速
制御するように構成した無段変速操作装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、作業車輌例えばコンバインは、無段変速レバー
をニュートラル位置に設定すると、メインクラッチを切
断し、また該無段変速レバーをニュートラル位置から前
進域又は後進域への操作により前後進切換えクラッチを
切換えると共に、増速方向への操作により無段変速装置
を増速操作している。
そして、従来、F・R無段変速レバーの操作量の変化は
該変速レバーに連動するレバーポテンショメータにて検
出され、かつ無段変速レバーのニュートラル位置は該レ
バーポテンショメータによる所定の検出値にセットする
ことで検出し得るように構成されている。更に、レバー
ポテンショメータの基準値のセッティングは、第10図に
示すように、変速レバーのニュートラル位置Nにて各車
輌共同一の値にセットされている。このため、前記F・
R無段変速レバーは、各車輌におけるニュートラル位置
Nを正確に検出できるものの、その前進域と後進域にお
ける増速側では、各車輌に設置したレバーポテンショメ
ータの精度誤差により無段変速レバーの同一位置での検
出値が異なり、最高速V9に向かう程レバー位置に対応す
る速度にバラツキを生じてしまう。
そこで、本出願人により、レバーポテンショメータの基
準値を無段変速装置の前進域での最高速度に対応する位
置にセットして、車輌によって前進域の最高速がバラつ
く不具合を防止した無段変速操作装置が提案されてい
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上述従来のニュートラル位置で基準値をセット
したものでもそうであるが、特に、上述本出願人により
提案されている無段変速操作装置においては、F・R無
段変速レバーを後進域のV9に操作した際のレバーポテン
ショメータによる検出値は該ポテンショメータの精度誤
差によってバラつくため、レバーポテンショメータによ
っては、後進域のV9に操作した際の検出値が平均的な値
より更に下回ってしまう。これにより、変速レバーを後
進域のV9に操作する度に、無段変速用アクチュエータを
V9に対応する作動ストロークより更に伸長しようとして
リリーフを噴いてしまい、油温が上昇してオイルの劣化
が早まる等の不具合を生じる虞れがある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述問題点を解消することを目的とするもの
であって、例えば第1図及び第2図に示すように、変速
操作手段24の操作位置を電気量として検出する操作位置
検出手段81と、無段変速装置59を変速作動するアクチュ
エータ70と、該無段変速装置の変速位置を電気量として
検出する変速位置検出手段71と、を備え、前記変速操作
手段24の前進域又は後進域での操作に基づき、前記操作
位置検出手段81の検出電気量に前記変速位置検出手段71
の検出電気量が対応するように前記アクチュエータ70を
作動して無段変速装置を増・減速制御してなる作業車輌
において、 前記操作位置検出手段81による電気量を、前記変速操作
手段24の後進操作における最高速付近(V9)で強制的に
カットする強制カット手段93を制御部78に設けたことを
特徴とする作業車輌における無段変速操作装置にある。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、変速操作手段24の操作に基づき、操
作位置検出手段81の電気量に変速位置検知手段71の電気
量が対応するように、アクチュエータ70を操作して、無
段変速装置59を変速操作手段の操作位置に対応するよう
に操作するものでありながら、後進域最高速付近でアク
チュエータ70が操作量一杯になる前に、変速操作手段24
の操作位置に拘りなく、操作位置検出手段81の電気量を
強制カット手段93にてカットする。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って、本考案をコンバインに適用して具
体化した実施例について説明する。
コンバイン1は、第9図に示すように、クローラ2に支
持されている機体3を有しており、該機体3の一側部に
は前方から運転席5、グレンタンク6そしてエンジン7
が配設され、また他側には自動脱穀装置が配設されてい
る。更に、機体3の前方には前処理部10が昇降自在に支
持されており、該前処理部10には多数のディバイダー1
1、すき上げ装置、刈刃12及び穀稈搬送装置等が配設さ
れており、また運転席5の機体内方にはミッションケー
ス13が搭載されている。そして、運転席5は機体フレー
ム3a上に運転席フレーム15が固定されてなり、該フレー
ム15上における前方部にはステップ面16が固定されてお
り、更に前記フレーム15の後方部には、シートフレーム
を介してシート19が配置されている。
一方、運転席フレーム15の前部上方には操作台20が立設
されており、該操作台20の上面は操作パネル21になって
いる。更に、該操作パネル21にはその側方部にモノレバ
ー22が立設されていると共に、各種操作スイッチ、メー
タ及び表示ランプが配設されており、また前記操作台20
の両側には手動サイドクラッチレバー23,23がそれぞれ
機体前後方向回動自在に、かつ通常はストッパにより該
回動が阻止されて設置されている。更に、運転席5の機
体内側方に隣接して設置されたサイド操作パネル14には
クランク状のレバー溝14a(第4図(b)参照)が形成
され、かつ該レバー溝14aにはF・R無段変速レバー24
が立設されている。
一方、前記コンバイン1に搭載されているミッションケ
ース13は、第7図に示すように、走行系伝動部27、サイ
ドクラッチ・ブレーキ装置29、走行駆動部30からなるメ
イントランスミッション31を収納している。更に、走行
系伝動部27はそれぞれミッションケース13に回転自在に
支持されたクラッチシャフト32,33及びセンタシャフト3
5を有しており、該クラッチシャフト32,33には前進用油
圧クラッチ36及び後進用油圧クラッチ37がそれぞれ設置
され、更に前記センタシャフト35がこれらクラッチ36,3
7の中央下部に回転自在に配置されている。また、前進
用油圧クラッチ36及び後進用油圧クラッチ37はそれぞれ
クラッチシャフト32,33に固設したギヤ39,40を備えてい
ると共に、ギヤ41,42がそれぞれ回転のみ自在に嵌合さ
れている。更に、前記センタシャフト35には小径ギヤ43
及び大径ギヤ45が固設されており、該大径ギヤ45には前
記ギヤ41,42がそれぞれ噛合している。なお、前記シャ
フト32の一端にはギヤ46がスプライン結合されており、
伝動上流側に回転自在に配置されたアイドルギヤ47に噛
合されている。一方、サイドクラッチ・ブレーキ装置29
は左右サイドクラッチCL,CR及び左右サイドブレーキBL,
BRを有しており、該左右サイドクラッチCL,CRは、ケー
ス13に回転自在に設置された操向軸49に摺動のみ自在に
嵌合されたドックギヤ50,50、及び操向軸49の中間部分
に回転自在に設置されたセンタギヤ51から構成されてい
る。そして、該センタギヤ51は前記ギヤ43に噛合されて
エンジン7の回転を伝達されており、ドックギヤ50,50
に適宜係合されることによりその回転を操向軸49に伝達
している。また、走行駆動部30はミッションケース13の
下部から一端にスプロケットSを固設した車軸52,52が
左右に突出して設けられており、更にこれら車軸52,52
それぞれの他端には大径ギヤ53,53が固設され、かつこ
れらギヤ53,53はそれぞれドックギヤ50,50の回転を伝達
される。
また、該ミッションケース13の上部には前処理系駆動部
55及び走行系副変速部56を収納しているサブミッション
ケース57が一体に固定されており、かつ該ケース57から
は無段変速装置59の被動側割プーリ60を支持しているメ
インシャフト61が一端をケース57に回転自在に支持され
て突出している。一方、前記一体のミッションケース13
及び57の上方には、第5図及び第7図に示すように、カ
ウンタケース62が配設されており、該カウンタケース62
にはカウンタシャフト63が貫通して支持されていると共
に、その外側には油圧ポンプPが固設されている。更
に、カウンタシャフト63はその一端に駆動側割プーリ65
が支持されており、該駆動側割プーリ65は前記被動側割
プーリ60との間に無端ベルト66が巻掛けられて無段変速
装置59(第6図参照)を構成している。また、シャフト
63はその他端に伝動プーリ67が固設されかつ該伝動プー
リ67には無端ベルト69が巻掛けられており、該ベルト69
を介してエンジン7の回転を伝達されている。なお、第
7図中68はメインクラッチ、及び第5図中70は駆動側割
プーリ65の幅を変えて無段変速装置59を増速又は減速制
御する無段変速用油圧アクチュエータであり、該アクチ
ュエータ70の作動ストロークはプーリポテンショメータ
71にて検出される。
また、前記F・R無段変速レバー24は、第4図(a),
(b)に示すように、枢支ピン72にて機体前後方向回動
自在にされたレバープレート73に、レバー部材24aをピ
ン75にて機体横方向揺動自在に支持しており、かつ該レ
バープレート73における枢支ピン72のやや上方にはピン
76が立設・固定されていると共に、該ピン76は該枢支ピ
ン72の軸上に設置したロータリスイッチ77にプレート79
を介して連動している。また、前記レバープレート73の
下方にはピン82が立設・固定され、かつ該ピン82がアジ
ャスト部80aを有する連動リンク80を介してレバーポテ
ンショメータ81に連動しており、従ってF・R無段変速
レバー24はニュートラル位置Nにあることをロータリス
イッチ77にて検知され、かつその増・減速時の傾動操作
量をレバーポテンショメータ81にて検出される。
一方、第1図に示すように、機体3に搭載したマイクロ
コンピュータ(以後マイコンという)78は、ロータリス
イッチ77のF側スイッチ77a,R側スイッチ77b、ペダルク
ラッチスイッチ83及びチェックモード切換スイッチ84が
入力インターフェース85を介してCPU86の入力ポートD1,
D2,D3,D4にそれぞれ接続されている。また、該CPU86に
はレバーポテンショメータ81、プーリポテンショメータ
71がそれぞれ接続されていると共に、出力インターフェ
ース87を介して前記前進用油圧クラッチ36,後進用油圧
クラッチ37をそれぞれ切換え作動する前・後進用切換え
バルブ100(第8図参照)の前進用ソレノイド89及び後
進用ソレノイド90が接続され、かつ無段変速装置59を増
速,減速操作する無段変速用切換えバルブ99(第8図参
照)の増速側ソレノイド91,減速側ソレノイド92がそれ
ぞれ接続されている。更に、CPU86にはバックカット手
段93が設けられており、該バックカット手段93はレバー
ポテンショメータ81による検出値の所定値以降をカット
するように構成されており、これにより、第2図に示す
ように、F・R無段変速レバー24の後進域Rでの最高速
V9付近を所定値例えば20Hにてカットして、車輌によっ
て後進時の最高速がバラつく不具合を防止している。ま
た、CPU86は、コンデンサ,IC95を介して電源に接続され
ている。
次に、第8図は、本コンバインの各作動機器を作動する
油圧回路を示す図であり、油圧ポンプPは油路96にフィ
ルタFを介して連通しており、かつ該油路96はには、サ
イドクラッチ・ブレーキ用切換えバルブ97,無段変速用
切換えバルブ99及び前・後進用切換えバルブ100がそれ
ぞれ並列に接続されており、更に切換えバルブ100,グレ
ンオーガ用切換えバルブ102及び前処理リフト用切換え
バルブ103が接続されている。また、サイドクラッチ・
ブレーキ用切換えバルブ97は左右サイドクラッチ用油圧
アクチュエータ105,106及び左右サイドブレーキ用油圧
アクチュエータ107,109に連通し、かつ無段変速用切換
えバルブ99は無段変速用油圧アクチュエータ70に連通し
ており、更に前・後進用切換えバルブ100はF・Rクラ
ッチ用油圧アクチュエータ111に連通している。また、
図中112,113はそれぞれグレンオーガ用油圧アクチュエ
ータ及び前処理リフト用アクチュエータである。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、コンバイ
ン1を走行する際、F・R無段変速レバー24を前進域F
に操作すると、ロータリスイッチ77のF側スイッチ77a
のオン作動により前・後進用切換えバルブの前進用ソレ
ノイド89が励磁され、これにより前進用油圧クラッチ36
が接続される。更に、無段変速レバー24の操作量がレバ
ーポテンショメータ81により検出されてマイコン78に入
力される。これに基づき、無段変速用切換えバルブ99の
増速側ソレノイド91がオンされて無段変速用油圧アクチ
ュエータ70に圧油が圧入され、該油圧アクチュエータ70
の作動により駆動側割プーリ65がその幅を狭められ、無
段変速装置59は変速レバー24の操作量に対応して増速作
動され、これによりコンバイン1は前進走行する。
また、コンバイン1を後進走行すべく、無段変速レバー
24を後進域Rの最高速V9に向けて操作すると、ロータリ
スイッチ77のR側スイッチ77bのオン作動により前・後
進用切換えバルブの後進用ソレノイド90が励磁され、こ
れにより後進用油圧クラッチ37が接続される。更に、無
段変速レバー24の操作量がレバーポテンショメータ81に
より検出されてマイコン78に入力される。これに基づ
き、無段変速用切換えバルブ99の増速側ソレノイド91が
励磁されて、無段変速用油圧アクチュエータ70に圧油が
圧入され、該油圧アクチュエータ70の作動にて駆動側割
プーリ65の幅が狭められ、これにより無段変速装置59が
増速作動され、コンバイン1は後進走行する。この際、
第2図に示すように、後進域Rの最高速V9付近では、レ
バーポテンショメータ81による検出値のカット設定値20
H以降の値をバックカット手段93により強制的にカット
して、無段変速装置59に作用しないようにしている。こ
のため、後進域RのV9に操作されたレバーポテンショメ
ータ81の値が車輌によって、第2図に示す(ア),
(イ),(ウ)のいずれであっても、各車輌の無段変速
装置はいずれも、後進域Rでの最高速が設定値20Hに対
応した速度になる。従って、第2図(イ),(ウ)の場
合のように、レバーポテンショメータ81による検出値が
低いことにより、無段変速用油圧アクチュエータ70をそ
の伸びきった状態より更に伸長しようとしてリリーフバ
ルブ98が噴き、油温が上昇してオイルの劣化が早まる等
の不具合を防止し得る。
なお、本考案を、第10図に示したレバーポテンショメー
タによる従来のセッティングに適用しても良いことは勿
論である。
(ト) 考案の効果 以上、説明したように、本考案によれば、操作位置検出
手段81による電気量を、強制カット手段93により該変速
操作手段24の後進操作における最高速付近で強制的にカ
ットするように構成したので、各車輌の操作位置検出手
段81の精度誤差によって生じる後進時の最高車速のバラ
ツキを緩和することができると共に、最高速が多少低く
されても、前進域Fに比して使用頻度の少ない後進域R
のため、作業や走行に与える影響も少なくすることがで
き、更に検出値のバラツキにより最高速時にリリーフを
噴いてしまい、油温の上昇によりオイルの劣化を早める
等の不具合を確実に防止することができる。
また、強制カット手段を制御部78に設けたので、該カッ
ト手段93によるカット設定値を簡単な作業にて任意に設
定することができ、また、変速操作手段24の前進域及び
後進域の操作ストロークを同じに設定でき、オペレータ
が、自然な感覚にて前後進の変速を操作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電気回路を示す図、第2図はその
レバーポテンショメータのセッティングを示す図、第3
図は本考案の作動を示すフローチャート、第4図(a)
はF・R無段変速レバーを示す正面図、第4図(b)は
その側面及びレバー溝を示す図、第5図はカウンタケー
スを示す断面図、第6図は無段変速装置を示す側面図、
第7図は作動系統図、第8図は油圧回路を示す図、第9
図はコンバイン全体を示す側面図である。そして、第10
図は従来のレバーポテンショメータのセッティングを示
す図である。 1……作業車輌(コンバイン)、24……変速操作手段
(F・R無段変速レバー)、59……無段変速装置、70…
…アクチュエータ、71……変速位置検出手段(プーリポ
テンショメータ)、81……操作位置検出手段(レバーポ
テンショメータ)、93……強制カット手段(バックカッ
ト手段)、F……前進域、R……後進域。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速操作手段の操作位置を電気量として検
    出する操作位置検出手段と、無段変速装置を変速作動す
    るアクチュエータと、該無段変速装置の変速位置を電気
    量として検出する変速位置検出手段と、を備え、前記変
    速操作手段の前進域又は後進域での操作に基づき、前記
    操作位置検出手段の検出電気量に前記変速位置検出手段
    の検出電気量が対応するように前記アクチュエータを作
    動して無段変速装置を増・減速制御してなる作業車輌に
    おいて、 前記操作位置検出手段による電気量を、前記変速操作手
    段の後進操作における最高速付近で強制的にカットする
    強制カット手段を制御部に設けたことを特徴とする作業
    車輌における無段変速操作装置。
  2. 【請求項2】前記操作位置検出手段の基準値を、前記変
    速操作手段の前進域における最高速位置に設定してな
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の作業車輌にお
    ける無段変速操作装置。
JP1987066320U 1987-04-30 1987-04-30 作業車輌における無段変速操作装置 Expired - Lifetime JPH0755400Y2 (ja)

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JPS63173558U JPS63173558U (ja) 1988-11-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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