JPH0756099B2 - 織機の筬駆動装置 - Google Patents

織機の筬駆動装置

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JPH0756099B2
JPH0756099B2 JP19277691A JP19277691A JPH0756099B2 JP H0756099 B2 JPH0756099 B2 JP H0756099B2 JP 19277691 A JP19277691 A JP 19277691A JP 19277691 A JP19277691 A JP 19277691A JP H0756099 B2 JPH0756099 B2 JP H0756099B2
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隆雄 高橋
隆嗣 加藤
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日産テクシス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、織機における筬の駆動
装置、特に筬の後退位置をほとんど変えることなく、筬
の前進位置を変えることができる筬の駆動装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】この種の従来装置としては、例えば第8
図に示すような装置がある。図中101は織機のフレーム
間に回転自在に設けられたカム、102はカム101 とロー
ラ102aを介して接触する揺動レバーで、102bはレバー10
2 の枢支部であり、102cはレバー102 の遊端部である。
また103 は枢支部を102bと共通にしたスレソード、104
は筬、105 は経糸、106 は織前、107 は織布である。ま
た108, 109は前記揺動レバー102 の遊端部102cとスレソ
ード103 の中間突部103aとを連結するリンクで、110 は
これらリンク108, 109の連結ピンである。 【0003】そしてこの従来装置は、連結ピン110 の位
置を選択することによって、筬104の前進位置(筬打位
置)を設定するようになっていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の装置は、連結ピン110 の位置の選択により基本的
にはリンク108 と109 によって構成されるコンロッドの
長さを変更するものであるため、筬104 の前進位置を図
8のA1からB1に変えた場合、その後退位置もA2からB2
ように変化してしまう。そしてこのように筬の前進およ
び後退位置が変化すると、緯入れ可能期間は、図8のB2
〜A1までの範囲である角θ範囲となる。このように緯入
れ可能期間である角θを小さくしないためには、筬の前
進位置をA1からB1のように前進させた場合も、その後退
位置B2を前の後退位置A2に近い位置におくことが必要で
ある。 【0005】さらに、筬の後退位置が変化するというこ
とは、コンロッドが最短になった場合の後退位置に合わ
せて経糸の開口装置を設定しなければならないから経糸
の開口量が大きくなるという不具合がある。 【0006】本発明は、これらの不具合に鑑みてなされ
たものであって、高速化に適し、かつ、後退位置がほと
んど変らずに前進位置を変えることができる筬の駆動装
置を得ることを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明においては、織機の筬を駆動するためのクラン
ク装置とスレソードとを、少くとも一つの揺動リンクを
介して連結し、この揺動リンクの枢支軸を所定の方向に
所定の量で所定のパターンにしたがって移動するように
して織機の筬駆動装置を構成する。 【0008】 【作用】本発明装置は上述のように構成したから、筬の
前後揺動はクランク装置から揺動リンクを介してスレソ
ードに伝えられる。そして揺動リンクの枢支軸の位置を
選択することにより筬の前進位置を変更するようになっ
ている。すなわち揺動リンクの揺動位置を変更すること
により筬の前進位置を変更するようになっている。 【0009】また本発明においては、筬の後退位置がほ
とんど変らないで筬の前進位置のみが変るように揺動リ
ンクの枢支軸の位置を選択できるようにしてあるので、
緯入れ可能角θがほとんど変らないで緯入れ可能角を比
較的大きく取ることができる。このため本発明装置は織
機を高速化するのに適しており、さらに、筬の後退位置
がほとんど変らないので経糸の開口量も特に大きくはな
らないという利点がある。 【0010】 【実施例】以下、図1〜図7について本発明の実施例を
説明する。図中1(図3参照)は織機のフレーム、2は
この左右のフレーム1,1間にかけ渡したステー、3は
スレソードシャフト、4はこのスレソードシャフト3の
軸受で、それぞれステー2に固定されている。また5は
スレソードシャフト3に基部を枢支されているスレソー
ド、6は各スレソード5の遊端部にかけ渡されているリ
ードホルダ、7はこのリードホルダ6に固定された筬で
ある。 【0011】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図中8は織機の主軸(図示せず)と同期して回転
する回転軸、9はこの回転軸8に固定したクランクで、
9aはそのクランクピンである。 【0012】また10は織機の固定部材(図示せず)に対
して軸受11(図2参照)により回転自在に設けた枢支軸
で、この軸10の途中には偏心軸12が一体的に形成されて
おり、また軸10の一端部にはアーム13が突設されてい
て、このアーム13の遊端部に突設されているピン14に油
圧シリンダ15のピストンロッド15a の端部が連結されて
いる。また油圧シリンダ15の基部はピン16を介して固定
されている。図1中の17はフレーム1に突設した前記ア
ーム13のストッパである。 【0013】そして側面形状がくの字状の揺動リンク18
の中間部を前記偏心軸12により枢支し、この揺動リンク
18の下端部に設けたピン19と前記クランクピン9aとの間
をコンロッド20により連結し、他方揺動リンク18の上端
部に設けたピン21と、前記スレソード5の下方に突設し
たレバー22の下端部に設けたピン23との間をコンロッド
24により連結する。 【0014】そして本発明においては、揺動リンク18の
枢支軸10を所定の方向に所定の量で所定のパターンにし
たがって駆動できるようにする。つぎに上述のように構
成した本発明装置の作用を説明する。回転軸8が図4の
矢印Cの方向に回転すると、クランク9も共に回転する
ため、クランクピン9a、コンロッド20、ピン19を介して
揺動リンク18が偏心軸12を中心にして図4の矢印Dのよ
うに揺動する。 【0015】したがってピン21、コンロッド24、ピン2
3、レバー22を介してスレソード5がスレソードシャフ
ト3を中心にして図4の矢印Eのように回動するため、
筬7も矢印Fのように回動する。すなわち図1および図
4は筬7が前進位置に達した状態を示すものであり、図
5は筬7が後退位置に達した状態を示すものである。 【0016】また図1,4,5の実線図で示す状態は、
いずれも油圧シリンダ15のピンストンロッド15a が図1
の実線図で示すように一番突出した状態であるが、この
状態から油圧シリンダ15のピストンロッド15aを二点鎖
線図で示すように引き込めると、アーム13が枢支軸10を
中心に図1の矢印Gで示すように回動するため、偏心軸
12もそれと共に回動する結果、この装置のリンク系が実
線図で示す状態から二点鎖線図で示す状態に変化する。
この作動は図4および図5の場合も同様である。 【0017】すなわち図4に示すように、油圧シリンダ
15のピストンロッド15a を引き込めると、筬7の前進位
置が二点鎖線図で示すようにさらに前進する。しかしな
がら筬7の後退位置は図5に示すように、油圧シリンダ
15のピストンロッド15a を引き込めても、二点鎖線図で
示すようにあまり変化しない。 【0018】油圧シリンダ15の操作は所定のパターンに
したがって行われるもので、例えばパイル織機の場合
は、図4の実線図の状態で2回筬打ちを行ない、つぎの
1回は二点鎖線図の状態で筬打ちを行うパターンに設定
される。 【0019】また織段解消のため、織機再始動時の一時
期に二点鎖線図の状態で筬打ちを行ないその後は、実線
図の状態で筬打ちを行なうようにしてもよい。また、こ
の逆に再始動時に二点鎖線図の状態にし、その後実線図
の状態にしてもよい。この実線図の状態と二点鎖線図の
状態とは枢支軸10の回動量、あるいは偏心軸12の偏心量
により適宜選択できる。 【0020】つぎにこの第1実施例の作用を前記パネル
織機のパターンにもとづいて説明する。図1に示すよう
に、油圧シリンダ15のピストンロッド15a が突出すると
アーム13が回動してストッパ17に当接する。この実線図
の状態においては、クランク9の回動によって揺動リン
ク18が揺動し、これによってスレソード5および筬7が
前後に揺動する。このとき枢支軸10および偏心軸12は実
線図の位置にあるため、図4,5において筬7はAF位置
と、AB位置との間を揺動する。この状態で、2回筬打ち
を行なって後、次の筬打ちまでにロッド15a を引き込め
て偏心軸12を二点鎖線図の位置に移動させる。これによ
り軸12が上方に移動するので、二点鎖線図で示すように
筬7の前進位置BFが、前記AFの位置よりも大巾に前進
し、後退位置BBは前進AB位置よりもわずかに前進する。
すなわちこの場合筬7はBFとBBとの間を揺動する。 【0021】したがって、このとき前記AF位置にて筬打
ちされた緯糸を2本ともなって、BF位置にて筬打ちする
ことになる。このため公知のようにパイル糸がループ状
に突出する。この筬打ちから、次の筬打ちまでの間に、
ロッド15a を突出させて軸12を実線図の位置に戻すこと
になる。 【0022】よって、この構成の場合緯入れは、筬7が
AF位置と、BB位置との間の角θ内にある間に行なわれる
が、本発明によれば前述のようにAB位置から、BB位置へ
の移動量が少ないので緯入れ角θを従来に比し大きくと
ることができる。このため作動速度が高速化しても緯入
れを確実に行なうことができる。さらに後退位置ABとBB
との位置の移動量が小さいので、経糸の開口量はAB位置
あるいはBB位置にもとづいて決定しても同様になるから
本発明によれば、経糸の開口量が必要以上に大きくなら
ないという効果が得られる。 【0023】図6および図7は本発明の第2実施例を示
すもので、この例は、前記実施例の枢支軸10をサーボモ
ータ25により回動させて、揺動リンク18の支軸である偏
心軸12の位置を変更するようにしたものである。すなわ
ち軸10にウォームホイルとしての扇形歯車26を固定し、
これにサーボモータ25の出力軸25a に固定したウォーム
27を噛合せて軸10を回動させるようにしてある。なお2
8, 29はストッパであり、扇形歯車26がストッパ28、あ
るいは29に当接して回動抵抗が増大すると、モータ25の
回動を停止するようにするか、あるいはエンコーダ(図
示せず)によりその回動量を検出して所定の回動位置に
て停止するようにする。 【0024】この第2実施例においても前記第1実施例
と同様の作用効果が得られる。なお、軸10の回動は、こ
の軸10にレバーを固定しこのレバーを織機の主軸と同期
して回動するカムにより作動させるようにしてもよい。 【0025】さらに、軸10の位置を適宜選択することに
より、筬7の前進位置BFを適宜選択することによってパ
イルの長さを変化させ、もって、このパイル長さの変化
による装飾性の高いパイル織物を製織することもでき
る。 【0026】 【発明の効果】本発明装置は上述のように構成したか
ら、筬7の前後揺動はクランク装置から揺動リンク18を
介してスレソード5に伝えられる。そして揺動リンク18
の枢支軸10の偏心軸12の位置を選択することにより筬7
の前進位置を変更するようになっている。すなわち揺動
リンク18の揺動位置を変更することにより筬7の前進位
置を変更するようになっている。 【0027】また本発明においては、筬7の後退位置が
ほとんど変らないで筬7の前進位置のみが変るように揺
動リンク18の枢支軸10, 12の位置を選択できるようにし
てあるので、緯入れ可能角θがほとんど変らないで緯入
れ可能角を比較的大きく取ることができる。このため本
発明装置は織機を高速化するのに適しており、さらに本
発明によれば、筬7の後退位置がほとんど変らないので
経糸の開口量も特に大きくはならないという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明装置の立面図である。 【図2】本発明装置の部分側面図である。 【図3】本発明を適用する織機の正面図である。 【図4】本発明装置の作動説明図である。 【図5】本発明装置の作動説明図である。 【図6】本発明の他の実施例を示す立面図である。 【図7】図6の装置の部分側面図である。 【図8】従来装置の立面図である。 【符号の説明】 1 フレーム 3 スレソードシャフト 5 スレソード 6 リードホルダ 7 筬 8 回転軸 9 クランク 9a クランクピン 10 枢支軸 11 軸受 12 偏心軸 13 アーム 14 ピン 15 油圧シリンダ 15a ピストンロッド 16 ピン 17 ストッパ 18 揺動リンク 19 ピン 20 コンロッド 21 ピン 22 レバー 23 ピン 24 コンロッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 織機の筬を駆動するためのクランク装置とスレソー
    ドとを、少くとも一つの揺動リンクを介して連結し、こ
    の揺動リンクの枢支軸を所定の方向に所定の量で所定の
    パターンにしたがって移動するようにした織機の筬駆動
    装置。
JP19277691A 1991-07-08 1991-07-08 織機の筬駆動装置 Expired - Fee Related JPH0756099B2 (ja)

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CN115821462B (zh) * 2022-11-30 2025-01-28 保定金世强纺织有限公司 一种筘动式喷气织机用起毛机构及其工作方法

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