JPH0756786A - 構造化文書処理装置 - Google Patents

構造化文書処理装置

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JPH0756786A
JPH0756786A JP5200816A JP20081693A JPH0756786A JP H0756786 A JPH0756786 A JP H0756786A JP 5200816 A JP5200816 A JP 5200816A JP 20081693 A JP20081693 A JP 20081693A JP H0756786 A JPH0756786 A JP H0756786A
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JP
Japan
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Application number
JP5200816A
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English (en)
Inventor
Koji Kusumoto
浩二 楠本
Yoshihide Kadani
嘉英 甲谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0756786A publication Critical patent/JPH0756786A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の構造化文書により構成される1つの文書
の一貫性を保証することのできる構造化文書処理装置を
提供する。 【構成】ファイル/ディレクトリ関係データ解釈部10
3は、ファイル/ディレクトリ関係データ保持部102
内のファイル/ディレクトリ関係データに基づいてファ
イルの論理的な順序を解釈する。ファイル使用情報解釈
部106は、ファイル使用情報保持部105内のファイ
ル使用情報に基づいてアクセスされているファイルを解
釈する。ディレクトリ使用情報解釈部109は、ディレ
クトリ使用情報保持部108内のディレクトリ使用情報
に基づいてアクセスされているディレクトリを解釈す
る。ファイル名列出力部117からは、上記各解釈部の
解釈結果に応じてファイル/ディレクトリ情報付加部1
12によって作成されるファイル名又はディレクトリ名
とアクセスされている旨の情報とが対応されて出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフ理論におけるグ
ラフによって表現される構造化文書に対する所定の処理
を行う構造化文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子文書の論理構造をグラフ(木や一般
のネットワーク)によって表すことは従来から広く行わ
れている。例えば国際規格ODA(ISO/IS 8613,Inform
ationProcessing-Text and Office System-Office Docu
ment Architecture(ODA) andInterchange Format(198
8)) では、文書の論理構造をノード(オブジェクト)に
よって表現している。またハイパーテキストでは、ノー
ドとリンクとで構成されるネットワークが文書である。
【0003】論理構造を利用して、記憶装置に記憶され
た文書を対象として、文書や文書部分の検索、挿入、合
成、更新を行う文書処理装置が実現されている。このよ
うな文書処理装置としては、本願出願人によって出願さ
れた特願平4−206722号に開示されたものがあ
る。
【0004】予め記述された単数又は複数の文書或いは
単数又は複数の文書部品に対応し、且つ識別子が付与さ
れている1つ以上の構成子を有する構成子記述列から、
指定された第1の条件に適合する構成子に対応する識別
子列を取得し、この識別子列から、指定された第2の条
件に適合する識別子列を取得し、この第2の条件に適合
する識別子に基づいて、前記予め記述された単数又は複
数の文書あるいは単数又は複数の文書部品に対応する構
成子記述列に対する処理を実行するようにしている。
【0005】例えば、第2の条件(例えば1つ又は複数
の識別子列を得るための条件)に適合する識別子列に対
応する構成子記述列を、前記予め記述された単数又は複
数の文書あるいは単数又は複数の文書部品に対応する構
成子記述列から検索するようにしている。
【0006】また上記第2の条件に適合する識別子列に
対応する構成子記述列を、指定された条件(例えば文書
部品を挿入するための条件)に従って、前記予め記述さ
れた単数又は複数の文書あるいは単数又は複数の文書部
品に対応する構成子記述列に挿入するようにしている。
【0007】更に上記第2の条件に適合する識別子列に
対応する構成子記述列を、指定された条件(例えば文書
部品の属性を変更するための条件)に従って変更するよ
うにしている。
【0008】ところで、論理的には1つの繋がりのある
文書であっても、文書処理上の制約(例えば文書のロー
ド/ストアの速度向上、共同による文書作成、文書中多
種レイアウトを持つ場合)などから、1つの文書を別々
のファイルに分割して構成した方が良い場合がある。
【0009】このような複数のファイルに対して文書処
理を行う場合、上記特願平4−206722号のもので
は、次の様な問題がある。以下、1つの文書を構成する
ための個々のファイルも文書と呼ぶことにする。
【0010】(1)文書名に依存した記述となる。これ
は、個々の文書の名前がプログラム上、陽に記述され、
プログラムとデータ(文書データ)との独立性が悪い。
このことは、文書単位での論理構造の一部の追加、削
除、入れ替え時に、文書名が異なった場合には、汎用性
のあるプログラムを記述することが困難である。
【0011】(2)文書間の関係を記述することができ
ない。例えば、“Chapter1”を構成する文書と“Chapte
r2”を構成する文書とを対象として、プログラム上で、
“Chapter1”の兄弟である“Chapter2”といった文書間
の論理的関係を記述することができない。
【0012】(3)ディレクトリ間における文書間の関
係を記述することができない。例えば上記(2)の場合
と同様に、“Chapter1”を構成する文書を持つディレク
トリと“Chapter2”を構成する文書を持つディレクトリ
とについて、プログラム上で、“Chapter1”の兄弟であ
る“Chapter2”といった文書間の論理的関係を記述する
ことができない。
【0013】上記特願平4−206722号のものは、
1つの文書を対象とした場合、識別子によって、ある文
書の一部が文書の中で属していた部分を正確に特定する
ことができるという利点がある。
【0014】(4)しかし、論理的には1つの繋がりの
ある文書が複数の文書ファイルで構成されるときは、識
別子によって、ある文書の一部が属するファイル名とそ
のファイル中の正確な位置を特定することができない。
【0015】(5)複数のファイルに分割して格納され
た文書の文書部品を検索することができない。これは、
複数のファイルに分割された文書を1つの論理構造と見
なして文書部品を検索することができないことを意味す
る。例えば1番目のファイルに文書の前半(1〜3
章)、2番目のファイルに文書の後半(4〜6章)が格
納されている場合、「5番目の章」という条件で、“5
章”の文書部品を検索することができない。
【0016】このような問題を解決すべく、対象とする
文書に対応し且つ分割された複数の構造化文書を保存し
ているファイル群と、前記ファイル群の論理関係を示す
ファイル関係データと、前記ファイル群に保存されてい
る前記複数の構造化文書の文書構造の接続関係を示す文
書構造関係データとに基づいて、所定の処理を行うよう
にした文書処理装置が実現されている。すなわち上記特
願平4−206722号のものは、1文書=1ファイル
として処理するのに対し、当該文書処理装置は1文書=
複数ファイルとして処理するようにしたものである。
【0017】なお上記所定の処理としては、 (A)前記ファイル群を統合する。この統合されたファ
イル群(すなわち統合された文書)を出力する。 (B)各ファイル内の各要素にそれぞれ対応する識別子
(これをファイル内識別子とする)と、複数の構造化文
書を1つの構造化文書として捕らえた場合の当該1つの
構造化文書内で唯一の識別子(これを統合文書識別子と
する)と、ファイル内識別子が属しているファイルのフ
ァイル名との対応関係を示す識別子マッピングデータを
作成する。この識別子マッピングデータを出力する。 (C)上記識別子マッピングデータから、検索条件とし
て指定された識別子と一致する統合文書識別子を得る。
などがある。
【0018】このように複数の文書を統合された文書と
して捕らえ、ファイル内識別子に基づいて統合文書識別
子を求めることにより、この統合文書識別子に対応する
構成要素すなわち文書部品を特定することができるよう
になる。このことは、複数のファイルのファイルで1つ
の文書が構成されている場合であっても、特定の文書文
品や特定の位置を決定することができることを意味して
いる。従って、上述した(1)〜(5)の問題を解決す
ることが可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
書処理装置では、以下のような問題がある。
【0020】◇ファイル群の各名前を表示するようにな
っていなかったので、これらのファイル名を認識するこ
とができなかった。これらのファイル名を表示しようと
した場合は、リスト順に表示させるしか方法がなく、フ
ァイルの論理順に従って、ファイル名を表示することは
できなかった。
【0021】◇複数の作業者が共同して1つの文書を作
成している場合において、自己が処理中のファイルを、
バックアップする意味で、一時的にディスクに保存した
際に、その後、この保存されたファイルを、第3者が編
集することも有り得る。このことは、自己が処理中のフ
ァイルに対して第3者が操作することを意味しており、
意図しないファイル内容になってしまう虞がある。
【0022】このような不具合を防止するには、対象の
ファイルが1つでも編集中であるようなとき、編集中の
状態を認識できる手段、あるいは第3者による処理を中
断するためのメカニズムが存在していた方が良い。しか
しながら、上記従来の文書処理装置には、そのような機
能は存在していなかった。
【0023】◇上記従来の文書処理装置においては、1
つの文書を自動的に更新しているとき、同時に他の文書
処理が当該文書を操作すると、更新に失敗してしまう。
例えば100ファイルで構成される1つの文書に対して
ページ割り付け処理を行っている場合においては、ペー
ジ割り付けはファイルの論理順に1ファイルずつ処理対
象となる。このことは、例えば、99番目のファイルま
でページ割り付けが終了したとしても、100番目のフ
ァイルが第3者によって編集されると、全体のページ割
り付けが失敗することになり、結果として、再度ページ
割り付けを実行しなければならないことが生じる。
【0024】このような不具合を防止するには、対象の
ファイルが1つでも編集中であるようなとき、編集中の
状態を認識できる手段、あるいは第3者による処理を中
断するためのメカニズムが存在していた方が良い。しか
しながら、上記従来の文書処理装置には、そのような機
能は存在していなかった。
【0025】本発明は、複数の構造化文書により構成さ
れる1つの文書の一貫性を保証することのできる構造化
文書処理装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、グラフ理
論におけるグラフによって表現される構造化文書に対す
る所定の処理を行う構造化文書処理装置において、対象
とする文書に対応し且つ分割された複数の構造化文書を
保存しているファイル群を指定するファイル群指定手段
と、前記ファイル群の論理関係を示すファイル関係デー
タを保持するファイル関係データ保持手段と、前記ファ
イル関係データに基づいてファイル群の論理関係を解釈
するファイル関係データ解釈手段と、該ファイル関係デ
ータ解釈手段の解釈結果に基づいて、前記ファイル群の
ファイル名の列を文書の論理的な順序で出力する出力手
段とを具備している。
【0027】第2の発明は、第1の発明において、前記
ファイル群の全てのファイルに対応して、ファイルがア
クセスされているか否かを示すファイル使用情報を保持
するファイル使用情報保持手段を更に具備し、前記出力
手段は、前記ファイル群のファイル名の列を出力する際
に、前記ファイル使用情報保持手段の保持内容を参照し
て、ファイル名の列と、対応するファイル使用情報とを
対応させて同時に出力することを特徴としている。
【0028】第3の発明は、第1の発明において、前記
ファイル群の全てのファイルに対応して、ファイルがア
クセスされているか否かを示すファイル使用情報を保持
するファイル使用情報保持手段と、該ファイル使用情報
保持手段の保持内容を参照し、少なくとも1つのファイ
ルに対応するファイル使用情報がアクセスされている旨
を示している場合は、前記出力手段に対して、ファイル
名の列の出力を禁止するように制御する出力制御手段と
を更に具備している。
【0029】第4の発明は、第3の発明において、前記
ファイル使用情報保持手段に保持されている全てのファ
イル使用情報がアクセスされていない旨を示している場
合は、指定されたプロセスを生成すると共に、生成され
たプロセスへ前記ファイル群の全てのファイルの名前を
入力するプロセス生成手段を更に具備している。
【0030】第5の発明は、第3の発明において、前記
ファイル使用情報保持手段に保持されている全てのファ
イル使用情報がアクセスされていない旨を示している場
合は、ファイルの使用情報を生成する使用情報生成手段
と、前記生成されたファイルの使用情報を保持する保持
手段と、指定されたプロセスを生成すると共に、生成さ
れたプロセスへ前記ファイル群の全てのファイルの名前
を入力するプロセス生成手段と、該プロセス生成手段に
よって生成されたプロセスが終了したことを検知する検
知手段と、該検知手段によってプロセスが終了したこと
を検知すると、前記使用情報生成手段の保持内容を削除
する削除手段とを更に具備している。
【0031】第6の発明は、グラフ理論におけるグラフ
によって表現される構造化文書に対する所定の処理を行
う構造化文書処理装置において、対象とする文書に対応
し且つ分割された複数の構造化文書を保存しているファ
イル群を指定するファイル群指定手段と、前記ファイル
群の全て又は一部を保持するディレクトリの論理関係を
示すディレクトリ関係データを保持するディレクトリ関
係データ保持手段と、該ディレクトリ関係データに基づ
いて前記ディレクトリの論理関係を解釈するディレクト
リ関係データ解釈手段と、該ディレクトリ関係データ解
釈手段の解釈結果に基づいて、前記ディレクトリの名前
と、当該ディレクトリに属するファイルの名前とを、文
書の論理的な順序で出力する出力手段とを具備してい
る。
【0032】第7の発明は、第6の発明において、ディ
レクトリに対応して、ディレクトリがアクセスされてい
るか否かを示すディレクトリ使用情報を保持するディレ
クトリ使用情報保持手段を更に具備し、前記出力手段
は、前記ディレクトリの名前及びファイルの名前を出力
する際に、前記ディレクトリ使用情報保持手段の保持内
容を参照して、ディレクトリの名前と、対応するディレ
クトリ使用情報とを対応させて同時に出力することを特
徴としている。
【0033】第8の発明は、第6の発明において、前記
ディレクトリに対応して、ディレクトリがアクセスされ
ているか否かを示すディレクトリ使用情報を保持するデ
ィレクトリ使用情報保持手段と、該ディレクトリ使用情
報保持手段の保持内容を参照し、少なくとも1つのディ
レクトリに対応するディレクトリ使用情報がアクセスさ
れている旨を示している場合は、前記出力手段に対し
て、ディレクトリの名前及びファイルの名前の出力を禁
止するように制御する出力制御手段とを更に具備してい
る。
【0034】第9の発明は、第6の発明において、前記
ディレクトリに対応して、ディレクトリがアクセスされ
ているか否かを示すディレクトリ使用情報を保持するデ
ィレクトリ使用情報保持手段と、前記ファイル群の全て
のファイルに対応して、ファイルがアクセスされている
か否かを示すファイル使用情報を保持するファイル使用
情報保持手段と、前記ディレクトリ使用情報保持手段及
びファイル使用情報保持手段の保持内容を参照し、少な
くとも1つのディレクトリに対応するディレクトリ使用
情報がアクセスされている旨を示している場合、又は少
なくとも1つのファイルに対応するファイル使用情報が
アクセスされている旨を示している場合は、前記出力手
段に対して、ディレクトリの名前及びファイルの名前の
出力を禁止するように制御する出力制御手段とを更に具
備している。
【0035】第10の発明は、第9の発明において、前
記ディレクトリ使用情報保持手段に保持されている全て
のディレクトリ使用情報がアクセスされていない旨を示
している場合、及びファイル使用情報保持手段に保持さ
れている全てのファイル使用情報がアクセスされていな
い旨を示している場合は、指定されたプロセスを生成す
ると共に、生成されたプロセスへ前記ディレクトリの名
前及び前記ファイル群の全てのファイルの名前を入力す
るプロセス生成手段を更に具備している。
【0036】第11の発明は、第9の発明において、前
記ディレクトリ使用情報保持手段に保持されている全て
のディレクトリ使用情報がアクセスされていない旨を示
している場合、及びファイル使用情報保持手段に保持さ
れている全てのファイル使用情報がアクセスされていな
い旨を示している場合は、ディレクトリの使用情報を生
成すると共にファイルの使用情報を生成する使用情報生
成手段と、前記生成されたディレクトリの使用情報及び
ファイルの使用情報を保持する保持手段と、指定された
プロセスを生成すると共に、生成されたプロセスへ前記
ディレクトリの名前及び前記ファイル群の全てのファイ
ルの名前を入力するプロセス生成手段と、該プロセス生
成手段によって生成されたプロセスが終了したことを検
知する検知手段と、該検知手段によってプロセスが終了
したことを検知すると、前記使用情報生成手段の保持内
容を削除する削除手段とを更に具備している。
【0037】
【作用】この発明の構造化文書処理装置においては、フ
ァイル関係データ保持手段は、ファイル群指定手段によ
って指定された文書を構成するファイル群の論理関係を
示すファイル関係データを保持し、ファイル関係データ
解釈手段は、そのファイル関係データに基づいてファイ
ル群の論理関係を解釈し、さらに出力手段は、その解釈
結果に基づいて、前記ファイル群のファイル名の列を文
書の論理的な順序で出力する。従ってファイル名をファ
イルの論理順に認識することができる。
【0038】また上記発明において、上記出力手段は、
前記ファイル群のファイル名の列を出力する際に、ファ
イル使用情報保持手段の保持内容を参照して、ファイル
名の列と、ファイルがアクセスされているか否かを示す
ファイル使用情報とを対応させて同時に出力する。ファ
イルがアクセスされていること、及びどのファイルがア
クセスされているかを認識することができる。
【0039】さらに上記発明において、上記出力手段
は、少なくとも1つのファイルに対応するファイル使用
情報がアクセスされている旨の場合は、ファイル名の出
力を禁止する。
【0040】また上記発明において、全てのファイルが
使用されていない場合は、指定されたプロセスを生成す
ると共に、生成されたプロセスへ前記ファイル群の全て
のファイルの名前を入力するプロセス生成手段を更に具
備している。
【0041】さらに上記発明において、全てのファイル
が使用されていない場合は、ファイルの使用情報を生成
する使用情報生成手段と、前記生成されたファイルの使
用情報を保持する保持手段と、指定されたプロセスを生
成すると共に生成されたプロセスへ前記ファイル群の全
てのファイルの名前を入力するプロセス生成手段と、該
プロセス生成手段によって生成されたプロセスが終了し
たことを検知する検知手段と、該検知手段によってプロ
セスが終了したことを検知すると、前記使用情報生成手
段の保持内容を削除する削除手段とを更に具備してい
る。従って、処理対象の文書に対してロックが掛かるの
で、当該文書に対する他のユーザの処理を排他制御する
ことができると共に、当該文書に対する処理が終了した
際はロックが解除されるので、当該文書に対して他のユ
ーザが処理することができる。
【0042】他の発明の構造化文書処理装置において
は、ディレクトリ関係データ保持手段は、ファイル群指
定手段によって指定された文書を構成するファイル群の
全て又は一部を保持するディレクトリの論理関係を示す
ファイル関係データを保持し、ファイル関係データ解釈
手段は、そのファイル関係データに基づいてファイル群
の論理関係を解釈し、さらに出力手段は、その解釈結果
に基づいて、前記ディレクトリの名前と、当該ディレク
トリに属するファイルの名前とを、文書の論理的な順序
で出力する。ディレクトリ名及びファイル名をファイル
の論理順に認識することができる。
【0043】また上記他の発明において、前記出力手段
は、前記ディレクトリの名前及びファイルの名前を出力
する際に、前記ディレクトリ使用情報保持手段の保持内
容を参照して、ディレクトリの名前と、対応するディレ
クトリ使用情報とを対応させて同時に出力する。ディレ
クトリすなわちファイルがアクセスされていること、ど
のディレクトリがアクセスされているかを認識すること
ができる。
【0044】また上記他の発明において、前記出力手段
は、少なくとも1つのディレクトリに対応するディレク
トリ使用情報がアクセスされている旨を示している場合
は、ディレクトリの名前及びファイルの名前の出力を禁
止する。
【0045】また上記他の発明において、前記出力手段
は、少なくとも1つのディレクトリに対応するディレク
トリ使用情報がアクセスされている旨を示している場
合、又は少なくとも1つのファイルに対応するファイル
使用情報がアクセスされている旨を示している場合は、
ディレクトリの名前及びファイルの名前の出力を禁止す
る。
【0046】また上記他の発明において、全てのディレ
クトリ及びファイルが使用されていない場合は、指定さ
れたプロセスを生成すると共に、生成されたプロセスへ
前記ディレクトリの名前及び前記ファイル群の全てのフ
ァイルの名前を入力するプロセス生成手段を更に具備し
ている。
【0047】さらに上記他の発明において、全てのディ
レクトリ及びファイルが使用されていない場合は、ディ
レクトリの使用情報を生成すると共にファイルの使用情
報を生成する使用情報生成手段と、前記生成されたディ
レクトリの使用情報及びファイルの使用情報を保持する
保持手段と、指定されたプロセスを生成すると共に、生
成されたプロセスへ前記ディレクトリの名前及び前記フ
ァイル群の全てのファイルの名前を入力するプロセス生
成手段と、該プロセス生成手段によって生成されたプロ
セスが終了したことを検知する検知手段と、該検知手段
によってプロセスが終了したことを検知すると、前記使
用情報生成手段の保持内容を削除する削除手段とを更に
具備している。したがって、処理対象の文書に対してロ
ックが掛かるので、当該文書に対する他のユーザの処理
を排他制御することができると共に、当該文書に対する
処理が終了した際はロックが解除されるので、当該文書
に対して他のユーザが処理することができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0049】図1は、本発明に係る構造化文書処理装置
の一実施例を機能ブロック図で示したものである。同図
において、構造化文書処理装置は、文書処理部10、フ
ァイル/ディレクトリ関係データ保持部20、ファイル
使用情報保持部30、ディレクトリ使用情報保持部40
を備えている。文書処理部10の処理結果は、処理内容
に応じて、エラーメッセージ/ステータス保持部50、
ファイル名列保持部60、文書処理プロセス実行部70
に出力される。
【0050】ファイル/ディレクトリ関係データ保持部
20には、対象とする文書に対応し且つ分割された複数
の構造化文書をそれぞれ保存している複数のファイル
(以下、ファイル群という)の論理関係を示すファイル
関係データ、又は前記ファイル群であって、全部又は一
部のファイルがディレクトリに保持されているファイル
群の論理関係を示す関係データが保持されている。すな
わち、一般的には、複数のファイルは、1つのディレク
トリ(つまりルートディレクトリ)に保持されるか、1
つ以上のファイルを保持する少なくとも1つ以上のディ
レクトリと1つ以上のファイルとを保持する1つのディ
レクトリ(つまりルートディレクトリ)に保持される。
従って、前者の場合は上記ファイル関係データが保持さ
れ、一方、後者の場合は上記関係データが保持されるこ
とになる。なお、上記関係データにおいては、ルートデ
ィレクトリ内に、ファイルと他のディレクトリとが存在
していることになるので、以下、関係データをファイル
/ディレクトリ関係データと定義する。
【0051】この実施例では、複数の構造化文書(すな
わち、ファイル群)により構成される1つの文書を、統
合文書と呼ぶことにする。
【0052】ここで、具体的なファイル関係データ及び
ファイル/ディレクトリ関係データの構造について説明
する。なおこの実施例においては、『』で記述されてい
るものはディレクトリ又はファイルを表し、「」で記述
されているものはディレクトリ名又はファイル名を表し
ている。
【0053】図2は、統合文書の論理関係(つまり論理
構造)を示したものである。ここでは6つのファイルに
よつて1つの文書が構成される場合について説明する。
【0054】図2の例においては、ファイル関係データ
は以下のように規定されている。
【0055】すなわち ファイル名: 論理順位データ 「doc-A 」: order=5; 「doc-B 」: order=3; 「doc-C 」: order=6; 「doc-D 」: order=2; 「doc-E 」: order=1; 「doc-F 」: order=4; というファイル関係データ1が保持されている。
【0056】ここでは、上記6つのファイルはディレク
トリ『dir-α』に保持されているものとする。
【0057】なおこの実施例においては、ファイル関係
データはファイル名と論理順位データとが対応して保持
されるようになっている。
【0058】このように規定されるファイル関係データ
の順位に従うと、ファイルの論理順序は以下のように規
定される。
【0059】「doc-E 」 「doc-D 」 「doc-B 」 「doc-F 」 「doc-A 」 「doc-C 」 …論理順序1 次に、ファイル/ディレクトリ関係データについて以下
に示す。
【0060】すなわち ディレクトリ名 「dir-α」: ファイル名: 論理順位データ 「doc-A 」: order=6; 「doc-B 」: order=3; 「doc-C 」: order=7; 「doc-D 」: order=2; 「doc-E 」: order=1; 「doc-F 」: order=4; 「doc-β」: order=5; というファイル/ディレクトリ関係データ2と、 ディレクトリ名 「doc-β」: ファイル名: 論理順位データ 「doc-G 」: order=2; 「doc-H 」: order=1 というファイル/ディレクトリ関係データ3とが保持さ
れている。
【0061】ここでは、ディレクトリ『dir-α』に、6
つのファイルと1つのディレクトリ『doc-β』とが保持
され、さらにディレクトリ『doc-β』に、2つのファイ
ルが保持されている。従って、ディレクトリ『dir-α』
には全部で8つのファイルが保持されていることにな
る。
【0062】なおこの実施例においては、ファイル/デ
ィレクトリ関係データは、ファイル名及びディレクトリ
名と論理順位データとが対応して保持されるようになっ
ている。
【0063】このようなファイル/ディレクトリ関係デ
ータの順位に従うと、ファイルの論理順序は以下のよう
に規定される。
【0064】「doc-E 」 「doc-D 」 「doc-B 」 「doc-F 」 「doc-H 」 「doc-G 」 「doc-A 」 「doc-C 」 …論理順序2 ファイル使用情報保持部30には、ファイル群の全ての
ファイルに対応して、ファイルがアクセスされているか
否かを示すファイル使用情報が保持される。具体的に
は、ファイル名とファイル使用情報とが対応して保持さ
れる。
【0065】ディレクトリ使用情報保持部40には、デ
ィレクトリに対応して、ディレクトリがアクセスされて
いるか否かを示すディレクトリ使用情報が保持される。
具体的には、ディレクトリ名とディレクトリ使用情報と
が対応して保持される。
【0066】エラーメッセージ/ステータス保持部50
には、文書処理部10から出力されるエラーメッセージ
及びステータスが保持される。
【0067】ファイル名列保持部60には、文書処理部
10から出力されるファイル名が保持される。
【0068】文書処理プロセス70は文書処理部10か
ら渡されたプロセスを実行し、この実行結果を出力す
る。
【0069】文書処理部10において、ファイル/ディ
レクトリ関係データ入力部101は、ファイル/ディレ
クトリ関係データ保持部20から、ファイル関係データ
及びディレクトリ関係データを読み込み、ファイル/デ
ィレクトリ関係データ保持部102に保持する。ファイ
ル/ディレクトリ関係データ保持部20には、統合文書
毎に、ファイル関係データ及びディレクトリ関係データ
が保持されるようになっている。
【0070】ファイル/ディレクトリ関係データ解釈部
103は、ファイル関係データに基づいてファイル群の
論理関係を解釈すると共に、ディレクトリ関係データに
基づいてディレクトリの論理関係を解釈する。例えば上
記ファイル関係データ1に基づいて当該ファイルの論理
関係は上記論理順序1であると解釈し、また上記ファイ
ル/ディレクトリ関係データ2、3に基づいて当該ファ
イルの論理関係は上記論理順序2であると解釈する。
【0071】ファイル使用情報入力部104は、ファイ
ル使用情報保持部30から、ファイル名とファイル使用
情報(この詳細については後述する)を読み込んで、フ
ァイル使用情報保持部105に保持する。ファイル使用
情報保持部30には、処理対象の統合文書を構成するフ
ァイル群についてのファイル使用情報が保持されるよう
になっている。
【0072】ファイル使用情報解釈部106は、ファイ
ル使用情報保持部105に保持されているファイル使用
情報を参照して、少なくとも1つのファイルに対してア
クセスされているかを解釈する。
【0073】ディレクトリ使用情報入力部107は、デ
ィレクトリ使用情報保持部40から、ディレクトリ名と
ディレクトリ使用情報(この詳細については後述する)
を読み込んで、ディレクトリ使用情報保持部108に保
持する。ディレクトリ使用情報保持部40には、処理対
象の統合文書を構成するファイル群の全て又は一部を保
持するディレクトリについてのディレクトリ使用情報が
保持されるようになっている。
【0074】ディレクトリ使用情報解釈部109は、デ
ィレクトリ使用情報保持部108に保持されているディ
レクトリ使用情報を参照して、少なくとも1つのディレ
クトリに対してアクセスされているかを解釈する。
【0075】そしてファイル/ディレクトリ関係データ
解釈部103による解釈結果はファイル名列保持部11
0に出力され、ファイル使用情報解釈部106による解
釈結果はファイル使用情報生成部111及びファイル/
ディレクトリ使用情報付加部112に出力され、ディレ
クトリ使用情報解釈部109による解釈結果はファイル
/ディレクトリ使用情報付加部112及びディレクトリ
使用情報生成部113に出力される。またファイル名列
保持部110に保持されたファイル名はファイル/ディ
レクトリ使用情報付加部112に渡される。
【0076】ファイル使用情報生成部111は、ファイ
ル使用情報解釈部106からの解釈結果が、全てのファ
イルがアクセスされていない旨の場合であって、且つ自
己の文書処理装置が、当該全てのファイルのうち少なく
とも1つのファイルにアクセスする際に、アクセスされ
ている旨のファイル使用情報を生成し、このファイル使
用情報をアクセスされるファイルの名前と共にファイル
使用情報出力部114に出力する。
【0077】ファイル名及びファイル使用情報を渡され
たファイル使用情報出力部114では、ファイル使用情
報保持部30に保持されているファイル名における当該
渡されたファイル名と一致するファイル名に対応して、
渡されたファイル使用情報を格納する。またアクセスさ
れていたファイルに対するアクセスが終了したときは、
該当するファイルの名前に対応するファイル使用情報
を、アクセスされていない旨に変更するようになってい
る。
【0078】ディレクトリ使用情報生成部113は、デ
ィレクトリ使用情報解釈部109による解釈結果が、全
てのディレクトリがアクセスされていない旨の場合であ
って、且つ自己の文書処理装置が、当該全てのディレク
トリのうち少なくとも1つのディレクトリ(つまりアク
セスされるファイルを保存しているディレクトリ)にア
クセスする際に、アクセスされている旨のディレクトリ
使用情報を生成し、このディレクトリ使用情報をアクセ
スされるディレクトリの名前と共にディレクトリ使用情
報出力部115に出力する。
【0079】ディレクトリ名及びディレクトリ使用情報
を渡されたディレクトリ使用情報出力部115では、デ
ィレクトリ使用情報保持部40に保持されているディレ
クトリ名における当該渡されたディレクトリ名と一致す
るディレクトリ名に対応して、渡されたディレクトリ使
用情報を格納する。またアクセスされているデイレクト
リに対するアクセスが終了した場合は、そのディレクト
リの名前に対応するディレクトリ使用情報を、アクセス
されていない旨に変更するようになっている。
【0080】ファイル/ディレクトリ使用情報付加部1
12は、ファイル使用情報解釈部106からの解釈結果
(ファイル名及びファイル使用情報)、およびディレク
トリ使用情報解釈部109からの解釈結果(ディレクト
リ名及びディレクトリ使用情報)と、ファイル名列保持
部110からのファイル名とに基づいて、それぞれのフ
ァイル及びディレクトリの使用状態つまりアクセス状態
に相当するメッセージを作成し、このメッセージをファ
イル名列出力制御部116に出力する。
【0081】なおこの実施例においては、ファイル名或
いはディレクトリ名とメッセージとが対となって出力さ
れるようになっており、アクセスされているときは、そ
の旨のメッセージが出力され、一方、アクセスされてい
ない場合は、空白のメッセージが出力される(つまり何
も出力されないことになる)。
【0082】ファイル名列出力制御部116では、ファ
イル/ディレクトリ使用情報付加部112からの出力結
果を保持すると共に、この出力結果と予め設定された処
理内容とに基づいて、所定処理を実行する。
【0083】すなわち、 (1)ファイルあるいはディレクトリがアクセスされて
いる場合の処理について (a)ファイル名列を出力せずにエラー処理する旨が設
定されていた場合は、ディレクトリ以下に保持されてい
るファイルが使用状態にある旨をエラーメッセージ及び
ステータスとして出力する。この出力結果はエラーメッ
セージ/ステータス保持部50に保持される。またその
出力結果は他のユーザや文書処理装置(あるいはプログ
ラム)によってアクセス可能である。
【0084】(b)ファイル名列を出力する旨が設定さ
れていた場合は、ファイル名列とファイル使用情報(こ
の場合はアクセスされている旨)のメッセージをファイ
ル名列出力部117に出力する。
【0085】(2)ファイル及びディレクトリがアクセ
スされていない場合の処理について (a)プロセスの生成及びプロセスの実行の要求がある
場合は、必要に応じてファイル名列を文書処理プロセス
生成部118に渡す。
【0086】(b)プロセスの生成及びプロセスの実行
の要求が無い場合は、ファイル名列とファイル使用情報
のメッセージ(この場合は空白)をファイル名列出力部
117に出力する。
【0087】ファイル名列出力部117は、ファイル名
列出力制御部116からの出力結果を出力する。この出
力結果はファイル名列保持部60に保持される。またそ
の出力結果は他のユーザや文書処理装置(あるいはプロ
グラム)によってアクセス可能である。
【0088】文書処理プロセス生成部118は、他のプ
ロセスに渡すプロセスを生成すると共に、このプロセス
にファイル名列出力制御部116から渡されたファイル
名列を挿入した後、そのプロセスを出力する。この出力
されたプロセスは、文書処理プロセス実行部70によっ
て実行される。そして文書処理プロセス実行部70はプ
ロセスの実行を終了すると、その実行結果を出力する。
この出力結果は、他のユーザや文書処理装置(あるいは
プログラム)によってアクセス可能である。
【0089】文書処理終了検知部119は、文書処理プ
ロセス実行部70から出力された正常終了ステータスや
異常終了時のステータスを入力すると、そのステータス
情報をファイル名列出力部116に渡すとともに、プロ
セスの実行が終了した旨をファイル使用情報削除部12
0およびディレクトリ使用情報削除部121に通知す
る。
【0090】ファイル使用情報削除部120では、プロ
セスの実行が終了した旨を受け取ると、ファイル使用情
報出力部114に対して、現在アクセスしていたファイ
ルに対するアクセスされている旨のファイル使用情報を
削除するよう依頼する。これによって、該当するファイ
ルに対応するファイル使用情報は、ファイル使用情報出
力部114によって、アクセスされている旨からアクセ
スされていない旨に変更される。
【0091】一方、ディレクトリ使用情報削除部121
では、プロセスの実行が終了した旨を受け取ると、ディ
レクトリ使用情報出力部115に対して、現在アクセス
していたディレクトリに対するアクセスされている旨の
ディレクトリ使用情報を削除するよう依頼する。これに
よって、該当するディレクトリに対応するディレクトリ
使用情報は、ディレクトリ使用情報出力部115によっ
て、アクセスされている旨からアクセスされていない旨
に変更される。
【0092】文書処理終了検知部119からの文書処理
プロセス実行部70の終了ステータスを受け取ったファ
イル名列出力制御部116は、実行結果である正常終了
のステータスまたは異常終了のステータスをエラーメッ
セージ/ステータスとして出力する。この出力結果は、
エラーメッセージ/ステータス保持部50に保持され
る。またその出力結果は他のユーザや文書処理装置(あ
るいはプログラム)によってアクセス可能である。
【0093】次に、ファイルの使用情報及びディレクト
リの使用情報について説明する。
【0094】[1.ファイルの使用情報について]今、
図2に示されるような統合文書に対して、プロセス“U
serX”が編集する場合について説明する。
【0095】図3に示すように、他のプロセス“Use
rY”がファイル『doc-F 』(斜線で示される部分)を
編集中とすると、現在変更中のファイル『doc-F 』の内
容が一時的なファイルとして作成される。従って、ファ
イル『doc-F 』に対しての処理が終了するまでは、処理
を禁止するためのメカニズムが必要である。何故ならば
文書(言い換えればファイル)の一貫性を維持するため
だからである。
【0096】そこで本発明では、ファイル使用情報を導
入し、編集中すなわちアクセスされているファイル『do
c-F 』に対する編集プログラムが起動されると同時に、
そのファイルに対応してファイル使用情報(例えばテキ
ストで使用状態であること或いは未使用と判別できるた
めの情報)を付加するようにしている。このファイル使
用情報は、他のプロセスからもアクセス可能でなければ
ならない。もしアクセスできなければエラーとなる。従
って、上記の例では、ファイル『doc-F 』に対してファ
イル使用情報が保持されるので、プロセス“User
X”は図3に示される文書に対してはアクセスすること
はできない。
【0097】なお、この実施例では、ファイル使用情報
として、ファイルが使用されていない(アクセスされて
いない)場合には“Nil”を用い、一方、ファイルが
アクセスされている場合は“locked file”
を用いるようにしている。
【0098】従って、図3に示される状態においては、
ファイル使用情報保持部30には、 ファイル名 : ファイル使用情報 「doc-E 」 : Nil 「doc-D 」 : Nil 「doc-B 」 : Nil 「doc-F 」 : locked file 「doc-A 」 : Nil 「doc-C 」 : Nil という使用情報データ11が保持されていることにな
る。
【0099】この様な使用情報データ11がファイル使
用情報入力部104によってファイル使用情報保持部1
05に保持されると、ファイル使用情報解釈部106は
ファイル『doc-F 』がアクセスされていると解釈し、そ
の旨を示す“「doc-F 」:locked file ”をファイル/
ディレクトリ使用情報付加部112に通知する。
【0100】また、この例では、ディレクトリはアクセ
スされていないので、ディレクトリ使用情報解釈部10
9からは、アクセスされている旨の通知は無い。
【0101】さらにファイル/ディレクトリ使用情報付
加部112には、ファイル/ディレクトリ関係解釈部1
03から出力される上述した論理順序1のファイル名列
が入力される。
【0102】そしてファイル/ディレクトリ使用情報付
加部112は、入力された各データを、以下のようにし
て一旦保持する。
【0103】ファイル名 :ファイル使用情報 「doc-E 」 :Nil 「doc-D 」 :Nil 「doc-B 」 :Nil 「doc-F 」 :locked file 「doc-A 」 :Nil 「doc-C 」 :Nil またファイル/ディレクトリ使用情報付加部112は、
このようにして保持したデータから、以下の様なファイ
ル名列データ12を作成する。
【0104】「doc-E 」 「doc-D 」 「doc-B 」 「doc-F 」 **locked file** 「doc-A 」 「doc-C 」 ここでは、Nilのファイル使用情報は空白となり、一
方、locked file のファイル使用情報は **locked file
**というメッセージに変更されている。
【0105】このファイル名列データ12は、ファイル
がアクセスされている場合において、ファイル名列を出
力するように設定されていた場合に、ファイル名列出力
制御部116を経てファイル名列出力部117から出力
される。
【0106】こうして出力されたファイル名列データ1
2はファイル名列保持部60に保持された後、例えばデ
ィスプレイ等の出力装置に表示される。
【0107】一方、エラー処理をするように設定されて
いた場合は、ファイル名列出力制御部116によって、
ファイルが既にアクセスされているため、アクセスエラ
ーである旨の以下に示すようなエラーステータスが作成
される。
【0108】Error:Locked file(s) exist Status=22 このようなエラーステータスは、エラーメッセージ/ス
テータス保持部50に保持された後、例えばディスプレ
イ等の出力装置に表示される。
【0109】このように、ファイル名列あるいはエラー
ステータスが表示されるので、ユーザはファイルを使用
する前に、常に該当するファイル使用情報を参照するこ
とによって、既に編集中のファイルの名前を知ることが
できる。このときは特定の処理に分岐することができ
る。そしてファイルに対するアクセスがキャンセルされ
てからユーザは処理を行うことになる。
【0110】[2.ディレクトリの使用情報について]
図2に示した例において、ディレクトリ『dir-α』下に
あるファイルのうち、少なくとも1つのファイルが使用
している状態のとき、ディレクトリ『dir-α』は使用状
態にあると規定する。
【0111】プロセス“UserX”がディレクトリ
『dir-α』下にあるファイルを対象にページ割り付け中
だとすると、ディレクトリ『dir-α』より以下のファイ
ルの割り付けに関する情報が変更中であり、ディレクト
リ『dir-α』以下の文書を対象とする文書処理は、この
ページ割り付けが終了するまでは、禁止するためのメカ
ニズムが必要となる。
【0112】例えば、ディレクトリ『dir-α』下にある
ファイルに対して、論理順にプリントアウト中であると
か、ページ割り付け中であるとき、処理の対象となるフ
ァイルは、『doc-E 』→『doc-D 』→『doc-B 』→『do
c-F 』→『doc-A 』→『doc-C 』というように順次移動
する。
【0113】このような場合、上述したようなファイル
使用情報を生成し、出力しても過渡的な情報に過ぎず無
意味なので、本発明においては、ディレクトリ使用情報
を導入する。
【0114】すなわち、ディレクトリ下の全てのファイ
ルに対するページ割付けプログラムが起動されると同時
に、そのディレクトリに対応してディレクトリ使用情報
を付加するようにしている。このディレクトリ使用情報
は他のプロセスからもアクセス可能でなければならな
い。もしアクセスできなければエラーとなる。従って、
上記の例では、ディレクトリ『dir-α』に対応してアク
セスされている旨のディレクトリ使用情報が保持される
ので、プロセス“UserX”は図2に示される統合文
書に対してはアクセスすることができない。
【0115】なお、この実施例では、ディレクトリ使用
情報として、ディレクトリが使用されている(アクセス
されている)場合は“locked director
y”を用い、一方、アクセスされていない場合は空白
(つまり何も記述しない)とする。このディレクトリ使
用情報がクリアされたとき、ディレクトリ下の全てのフ
ァイルが未使用状態であることを意味する。
【0116】従って、図2に示されるファイル群に対し
てページ割付け処理が実行されている場合においては、
ディレクトリ使用情報保持部40には、 ディレクトリ名 :ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :locked directory という使用情報データ21が保持される。
【0117】一方、ファイル使用情報保持部30には ファイル名 : ファイル使用情報 「doc-E 」 : Nil 「doc-D 」 : Nil 「doc-B 」 : Nil 「doc-F 」 : Nil 「doc-A 」 : Nil 「doc-C 」 : Nil という使用情報データ22が保持されていることにな
る。
【0118】またファイル/ディレクトリ関係データ保
持部20には、上述したファイル関係データ1が保持さ
れている。
【0119】そして、上記[1.ファイルの使用情報に
ついて]の欄で説明したように、ファイル/ディレクト
リ使用情報付加部112に、ファイル使用情報解釈部1
06からの解釈結果、ディレクトリ使用情報解釈部10
9からの解釈結果、及びファイル名列保持部110から
のファイル名列が入力されると、ファイル/ディレクト
リ使用情報付加部112は、それらの入力データを、以
下のようにして一旦保持する。
【0120】ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :locked directory ファイル名 :ファイル使用情報 「doc-E 」 :Nil 「doc-D 」 :Nil 「doc-B 」 :Nil 「doc-F 」 :Nil 「doc-A 」 :Nil 「doc-C 」 :Nil またファイル/ディレクトリ使用情報付加部112は、
このようにして保持したデータから、以下の様なファイ
ル名列及びディレクトリ名列データ23を作成する。
【0121】「dir-α」 **locked directory** 「doc-E 」 「doc-D 」 「doc-B 」 「doc-F 」 「doc-A 」 「doc-C 」 ここでは、locked directoryのディレクトリ使用情報が
**locked directory**というメッセージに変更されてい
る。
【0122】このファイル名列及びディレクトリ名列デ
ータ23は、ディレクトリがアクセスされている場合に
おいて、ファイル名列及びディレクトリ名列を出力する
ように設定されていた場合に、ファイル名列出力制御部
116を経てファイル名列出力部117から出力され
る。
【0123】こうして出力されたファイル名列及びディ
レクトリ名列はファイル名列保持部60に保持された
後、例えばディスプレイ等の出力装置に表示される。
【0124】一方、エラー処理をするように設定されて
いた場合は、ファイル名列出力制御部116によって、
ディレクトリが既にアクセスされているため、アクセス
エラーである旨の以下に示すようなエラーステータスが
作成される。
【0125】Error:Locked directories exist Status=22 このようなエラーステータスは、エラーメッセージ/ス
テータス保持部50に保持された後、例えばディスプレ
イ等の出力装置に表示される。
【0126】このように、ファイル名列及びディレクト
リ名列あるいはエラーステータスが表示されるので、ユ
ーザはファイルを使用する前に、常に該当するディレク
トリ使用情報を参照することによって、既に編集中のフ
ァイルが存在するディレクトリの名前を知ることができ
る。このときは特定の処理に分岐できる。そしてディレ
クトリに対するアクセスがキャンセルされてからユーザ
は処理を行うことになる。
【0127】ここまでは、ファイルの使用情報とディレ
クトリの使用情報について説明してきた。
【0128】[3.ルートディレクトリ内にファイルと
ディレクトリとが存在する場合について]ここでは、図
2に示した例のルートディレクトリ『dir-α』下のファ
イルに更に他のディレクトリが存在する場合の原理につ
いて説明する。
【0129】ファイル/ディレクトリ関係データ保持部
20に、以下のデータが保持されている。
【0130】すなわち ディレクトリ名 「dir-α」 ファイル名 :論理順位データ 「doc-E 」 :order=1 「doc-D 」 :order=2 「doc-B 」 :order=3 「doc-F 」 :order=4 「dir-β」 :order=5 「doc-A 」 :order=6 「doc-C 」 :order=7 というファイル/ディレクトリ関係データ31と、 ディレクトリ名 「dir-β」 ファイル名 :論理順位データ 「doc-H 」 :order=1 「doc-G 」 :order=2 というファイル/ディレクトリ関係データ32とが保持
されている。
【0131】またファイル使用情報保持部30には、以
下のデータが保持されている。
【0132】すなわち ファイル名 :ファイル使用状態 「doc-E 」 :Nil 「doc-D 」 :Nil 「doc-B 」 :Nil 「doc-F 」 :Nil 「dir-β」 :(空白) 「doc-A 」 :Nil 「doc-C 」 :Nil という使用情報データ33と、 ファイル名 :ファイル使用状態 「doc-H 」 :Nil 「doc-G 」 :Nil という使用情報データ33とが保持されている。
【0133】更にディレクトリ使用情報保持部40には
以下のデータが保持されている。
【0134】すなわち ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :Nil 「dir-β」 :Nil という使用情報データ35が保持されている。
【0135】このようにデータが保持されている状態に
おいて、文書処理部10が起動されると、上述した各デ
ータが文書処理部10に読み込まれて解釈される。
【0136】すなわちファイル/ディレクトリ関係デー
タ解釈部103は上記ファイル/ディレクトリ関係デー
タに基づいて、各ファイルの論理順は以下のようになる
と解釈する。
【0137】「doc-E 」 「doc-D 」 「doc-B 」 「doc-F 」 「doc-H 」 「doc-G 」 「doc-A 」 「doc-C 」 …論理順位36 またファイル使用情報解釈部106は、上記各ファイル
は使用されていないと解釈し、その旨をファイル使用情
報生成部111及びファイル/ディレクトリ使用情報付
加部112に通知し、更にディレクトリ使用情報解釈部
109は上記各ディレクトリは使用されていないと解釈
し、その旨をディレクトリ使用情報生成部113及びフ
ァイル/ディレクトリ使用情報付加部112に通知す
る。これは、ディレクトリ『dir-α』、『dir-β』共に
アクセスされている旨のディレクトリ使用情報が存在せ
ず、且つどのファイルについてもアクセスされている旨
のファイル使用情報も存在しないので、他のユーザまた
は他の文書処理装置が使用していないと判断しているこ
とを意味している。
【0138】この時点においては、ファイル/ディレク
トリ使用情報付加部112には、以下のようなデータが
保持されることになる。
【0139】すなわち ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :Nil ファイル名 :ファイル使用状態 「doc-E 」 :Nil 「doc-D 」 :Nil 「doc-B 」 :Nil 「doc-F 」 :Nil 「dir-β」 :(空白) 「doc-A 」 :Nil 「doc-C 」 :Nil というファイル名列及びディレクトリ名列データ37
と、 ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-β」 :Nil ファイル名 :ファイル使用状態 「doc-H 」 :Nil 「doc-G 」 :Nil というファイル名列及びディレクトリ名列データ38と
が保持されている。
【0140】ところで、ディレクトリ使用情報解釈部1
09からの解釈結果を受け取ったディレクトリ使用情報
生成部113では、ディレクトリがアクセスされている
ことを示す旨のディレクトリ使用情報(すなわち“lock
ed directory”)を生成し、この“locked directory”
をディレクトリ名「dir-α」、「dir-β」に対応させ
て、ディレクトリ使用情報出力部115に出力する。
【0141】これによって、ディレクトリ使用情報保持
部40の保持内容は、ディレクトリ使用情報出力部11
5によって以下のように更新される。
【0142】すなわち、使用情報データ35は、 ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :locked directory 「dir-β」 :locked directory という使用情報データ35Aに更新される。
【0143】一方、ファイル使用情報生成部111にお
いては、ファイル使用情報解釈部106から、全てのフ
ァイルが使用されていない旨の解釈結果を受け取って
も、ディレクトリ単位でディレクトリが使用されている
旨の使用情報が生成されると判断して、何もしない。
【0144】上述したような使用情報が動的に更新され
ると、その更新内容に応じて、ファイル/ディレクトリ
使用情報付加部112の保持内容も更新される。
【0145】すなわち上記例では、ファイル/ディレク
トリ使用情報付加部112には、以下のようなデータが
保持されることになる。
【0146】すなわち、ファイル名及びディレクトリ名
列データ37は、 ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :locked directory ファイル名 :ファイル使用状態 「doc-E 」 :Nil 「doc-D 」 :Nil 「doc-B 」 :Nil 「doc-F 」 :Nil 「dir-β」 :(空白) 「doc-A 」 :Nil 「doc-C 」 :Nil というファイル名及びディレクトリ名列データ37Aに
更新される。
【0147】また、ファイル名及びディレクトリ名列デ
ータ38は、 ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-β」 :locked directory ファイル名 :ファイル使用状態 「doc-H 」 :Nil 「doc-G 」 :Nil というファイル名及びディレクトリ名列データ38Aに
更新される。
【0148】[4.仮のディレクトリ使用情報につい
て]一般的な実際の計算機システムにおいては、ディレ
クトリ使用情報やファイル使用情報をシーケンシャルに
読むことになる。従ってこのような処理方式では、クリ
ティカルな処理となる期間が存在する。
【0149】すなわち上記[3.ルートディレクトリ内
にファイルとディレクトリとが存在する場合]の欄で説
明したように、全てのファイルについて、アクセスされ
ている旨のファイル使用情報が付加されていないと判断
した後に、ディレクトリ『dir-α』に対して、ディレク
トリ使用情報として“locked directory”を付加するよ
うにすると、以下のような不具合が発生する。
【0150】今、図2に示した例において、ディレクト
リ『dir-α』にはアクセスされている旨のディレクトリ
使用情報が付加されていなかったとする。
【0151】次に、 「doc-E 」 「doc-D 」 「doc-B 」 「doc-F 」 「doc-A 」 「doc-C 」 と順にそれぞれのファイルについてファイル使用情報を
アクセスするものとする。
【0152】ここで、プロセス“UserX”が例えば
ファイル『doc-F 』まで読んだときに、他のプロセス
“UserY”によりファイル『doc-E 』にアクセスさ
れている旨のファイル使用情報が付加されたとする。そ
してプロセス“UserX”は、ファイル『doc-F 』以
降のファイル『doc-A 』、『doc-C 』にはアクセスされ
ている旨のファイル使用情報がないので、ディレクトリ
『dir-α』にディレクトリ情報を付加することになる。
しかし、このような場合、ディレクトリ『dir-α』には
プロセス“UserX”により付加されたアクセスされ
た旨のディレクトリ使用情報が存在し、またファイル
『doc-E 』にはプロセス“UserY”により付加され
たアクセスされた旨のファイル使用情報が存在すること
になり、これは明らかに、矛盾する事象が発生すること
になる。
【0153】このような矛盾する事象を防止するために
は、他のプロセス“UserY”によって、ファイル
『doc-E 』に対応して、アクセスされている旨のファイ
ル使用情報が付加されないようにする必要がある。
【0154】そもそも、ディレクトリ『dir-α』にアク
セスされている旨のディレクトリ使用情報が付加されて
いなかったので、プロセス“UserY”は、ファイル
『doc-E 』にアクセスされている旨のファイル使用情報
を付加するのであるから、プロセス“UserX”はデ
ィレクトリ『dir-α』にアクセスされている旨のディレ
クトリ情報がない場合、直ちにディレクトリ『dir-α』
に対応してアクセスされている旨のディレクトリ使用情
報を付加するようにすれば良い。
【0155】そして、ファイル名「doc-E 」、「doc-D
」、「doc-B 」、「doc-F 」、「doc-A 」、「doc-C
」の中で、1つでもアクセスされている旨のファイル
使用情報が存在するときは、このディレクトリ名「dir-
α」に付加したアクセスされている旨のディレクトリ情
報を直ちにキャンセルする。
【0156】これによって、プロセス“UserX”
は、ディレクトリに対応して、アクセスされている旨の
ディレクトリ使用情報が付加されていなかった場合は、
取り敢えず、そのディレクトリに対するアクセス権を得
るために、アクセスされている旨のディレクトリ使用情
報を付加すると共に、そのディレクトリ内のファイル中
で1つのファイルでもアクセスされている場合は、上記
ディレクトリ使用情報をキャンセルする。このため1つ
のルートディレクトリ内のファイルに対して、2以上の
プロセスによりアクセスされるという事象を防止するこ
とができる。
【0157】なおこの実施例においては、ディレクトリ
『dir-α』をスキャンしたときに付加した、アクセスさ
れている旨のディレクトリ使用情報を仮情報と呼び、デ
ィレクトリ『dir-α』内の全てのファイルをスキャンし
た結果、それぞれにアクセスされている旨のファイル使
用情報が付加されていなかった場合に確定されるディレ
クトリ使用情報と区別することにする。
【0158】また上記[3.ルートディレクトリ内にフ
ァイルとディレクトリとが存在する場合]の欄で説明し
たように、ディレクトリがネスト(入れ子)できるよう
なシステムにおいては、全ファイルをアクセスするまで
に、より大きなタイムラグが発生するので、上述したよ
うな矛盾した事象が発生する可能性が大きくなる。
【0159】このような場合においても、上述したディ
レクトリ使用情報の仮情報を採用することにより、上述
したような矛盾した事象の発生を防止することができ
る。
【0160】今、上記[3.ルートディレクトリ内にフ
ァイルとディレクトリとが存在する場合]の欄で説明し
た様に、ディレクトリ『dir-α』内に、6つのファイル
と1つのディレクトリ『dir-β』が存在し、このディレ
クトリ『dir-β』内に、2つのファイルが存在するもの
とする。そしてディレクトリ『dir-α』、『dir-β』に
対応して、アクセスされている旨のディレクトリ使用情
報は付加されておらず、ディレクトリ『dir-β』内のフ
ァイル『doc-G 』に対応して、アクセスされている旨の
ファイル使用情報が付加されているとする。
【0161】このような状態においては、プロセス“U
serX”は、ディレクトリには、アクセスされている
旨のディレクトリ使用情報が付加されていないと判断し
て、ディレクトリ『dir-α』に対応して、アクセスされ
ている旨のディレクトリ使用情報の仮情報を付加し、そ
の後、ファイルの論理順に従って、ファイル使用情報を
アクセスすることになる。
【0162】この時点での、ファイル/ディレクトリ関
係データ及びディレクトリ使用情報、ファイル使用状態
の関係は、以下のようになっている。
【0163】すなわち ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-α」 :仮:locked directory ファイル名 : ファイル/ディレクトリ関係データ:ファイル使用状態 「doc-E 」 : order=1 : Nil 「doc-D 」 : order=2 : Nil 「doc-B 」 : order=3 : Nil 「doc-F 」 : order=4 : Nil 「dir-β」 : order=5 : (空白) 「doc-A 」 : order=6 : Nil 「doc-C 」 : order=7 : Nil 』 ディレクトリ名:ディレクトリ使用情報 「dir-β」 : Nil ファイル名 : ファイル関係データ : ファイル使用状態 「doc-H 」 : order=1 : Nil 「doc-G 」 : order=2 : locked file プロセス“UserX”は、ファイル名「doc-E 」から
ファイル名「doc-F 」、及びディレクトリ『dir-β』内
に存在するファイル『doc-H 』のファイル名「doc-H 」
まで、順次、ファイル使用情報をアクセスしたとする。
ここまでにおいては、いずれのファイルも使用されてい
ない。次にプロセス“UserX”は、ファイル名「do
c-G 」のファイル使用情報は“locked file ”になって
いるので、ファイル『doc-G 』が使用されていると判断
して、ディレクトリ名「dir-α」に付加した“仮:dire
ctory ”をキャンセルする。
【0164】最後にファイル『doc-G 』についてのファ
イル使用情報をリストするか、エラー処理を行う。
【0165】[5.排他制御について]プロセス“Us
erX”は、上述したようにアクセスされている旨のデ
ィレクトリ使用情報の仮情報を付加し、そのディレクト
リ以下の全てのディレクトリ、ファイルのアクセスされ
ている旨の使用情報が存在しない場合は、上記ディレク
トリ使用情報の仮情報を正規のディレクトリ使用情報に
変更する。この時点で、プロセス“UserX”は、他
のプロセスがそのディレクトリを指定し、所定の処理を
実行するということから、排他することが可能となる。
【0166】反対に、プロセス“UserX”は、処理
が終了する直前に、上記アクセスされている旨のディレ
クトリ使用情報を削除しなければならない。何故なら
ば、他のプロセスが使用することができなくなるからで
ある。すなわち正常終了する場合、又は異常終了する場
合のいずれにおいても、アクセスされている旨のディレ
クトリ使用情報を削除しなければならない。
【0167】次に、統合文書を構成する構造化文書間の
接続について説明する。
【0168】(M-1)番目の文書まで処理され、次にM
番目の文書が特定されたとする。
【0169】先行する(M-1)番目の文書の最後尾のレ
ベルをb、(M-1)番目の文書のレベルをNM-1 、現在
のM番目の文書のレベルをNM 、と定義すると、(M-
1)番目の文書までの処理が終了している時点で、N
M-1 、NM については、 1≦a≦NM-1 ≦b 1≦NM 但し、a、b、NM-1 、NM は自然数に属する要素 が成立しているとする。このとき(M-1)番目の文書の
文書レベルはaであるという。
【0170】なおこの実施例においては上述した関係の
ことを文書レベル特定条件と定義する。
【0171】このような文書レベル特定条件の下におい
ては、先行する文書構造へのNM の接続については、図
4に示すように、接続パターン1、2、3の3通りの接
続パターンがあるので、次にこれらの接続パターンにつ
いて説明する。
【0172】◇接続パターン1[1≦NM ≦aのとき] M番目の文書を、図5に示すように(M-1)番目の文書
と同じレベルで接続する(NM =aのとき)か、あるい
は図6に示すように(M-1)番目の文書以外の先行する
文書(統合文書)の上位ノードと接続する(NM <aの
とき)。つまりこのパターンでは、(M-1)番目の文書
はaより小さいレベルのノードが不在なので、M番目の
文書は、(M-1)番目の文書のノードと直接接続するこ
とはできない。
【0173】 ◇接続パターン2[a≦NM ≦(b+1)のとき] M番目の文書を、図7に示すように(M-1)番目の文書
のノードと直接接続する。なお仮に、(M-1)番目の文
書においてbレベルのノードが複数存在していても、M
番目の文書は最後尾(図7ではノード2)の子供として
接続される。何故ならば、(M-1)番目の文書は、M番
目の文書よりも論理順で先行する文書構造を形成するた
め、ノード1に接続すると、(M-1)番目の文書のノー
ド2がM番目の文書よりも先行しなくなり、ファイル関
係データの記述と矛盾する。よってこのような接続は不
正となる。
【0174】 ◇接続パターン3[(b+1)<NM のとき] 図8は、M番目の文書を、(M-1)番目の文書以外の先
行する文書(統合文書)の(b+1)より大きいレベル
のノードに接続した様子を示している。この場合は、M
番目の文書は、(M-1)番目の文書よりも論理順で先行
する構造を形成する。これは、ファイル関係データの記
述と矛盾するので、このような接続は不正となる。図9
は、(M-1)番目の文書において、NM の親のレベルで
ある(b+1)のレベルが不在であることを示したもの
である。この場合は明らかに不正である。
【0175】図10は、図1に示した実施例の装置を実
現するためのハードウェア構成を示したものであり、具
体的には、例えばワークステーションやコンピュータな
どの装置のブロック図を示している。同図において、入
力装置210、ディスプレイ220、ディスク230、
主メモリ240、中央処理装置(CPU)250とがバ
ス260を介してそれぞれ接続されている。
【0176】入力装置210は、キーボード及びマウス
から構成されており、各種のデータ、コマンド等の入力
情報を入力するためのものである。ディスプレイ220
は、ファイル/ディレクトリ関係データの内容、ファイ
ル名とファイル使用情報との関係あるいはディレクトリ
名とディレクトリ使用情報との関係を表した出力情報、
エラーメッセージ、ステータス情報などを表示する。デ
ィスク230には、ファイル/ディレクトリ関係デー
タ、ファイル使用情報及びディレクトリ使用情報等の情
報、ファイル名列やファイル使用情報やディレクトリ使
用情報の等の出力処理を行うための処理手順を示すプロ
グラム、オペレーティングシステム(OS)が格納され
ている。主メモリ240には、ディスク230からロー
ドされたデータやプログラム、入力装置210から入力
された入力情報などが記憶される。なお主メモリ240
には、CPU250が所定の処理を実行するための上記
処理手順を示すプログラム、OSを含むプログラムが記
憶されるプログラム領域241と、CPU250がデー
タに対する操作を行うための作業領域242とが設けら
れている。CPU250は、バス260を介して上記各
部を制御すると共に、主メモリ240のプログラム領域
241にローディングされた上記プログラム、OSを実
行して所定の処理を行う。
【0177】ここで、図1に示した機能ブロックの構成
要素と図10に示したブロック図の構成要素との対応関
係について説明する。
【0178】図1に示した保持部20、30、40、5
0及び60は共に図10に示したディスク230に対応
し、図1に示した保持部102、105、108、11
0は共に図10に示した主メモリ240の作業領域24
2に対応し、図1に示した前記以外の構成要素は図10
に示したCPU250に対応する(実際には、それぞれ
の機能を遂行させるためのソフトウェア(プログラム)
をCPU250が実行することにより実現される。)。
次に、本実施例の処理動作について図11乃至図13を
参照して説明する。
【0179】図11に示す様に、ユーザが文書ファイル
(あるいは文書ファイル及びディレクトリ)を保持して
いるディレクトリを指定すると(ステップ301)、フ
ァイル/ディレクトリ関係データ入力部101は、指定
されたディレクトリ下に存在するファイル或いはファイ
ル/ディレクトリについてのファイル関係データ或いは
ファイル/ディレクトリ関係データが、ファイル/ディ
レクトリ関係データ保持部20に定義されているか(つ
まり格納されているか)否かを判断する(ステップ30
2)。
【0180】ステップ302において、ファイル関係デ
ータ、或いはファイル/ディレクトリ関係データが定義
されていなかったり、ファイル/ディレクトリ関係デー
タ保持部20をアクセスすることができない場合は、統
合文書を構成する個々の構造化文書がどのような順序で
構成されるのかを示す情報がないこととなり、エラーと
なる(ステップ303)。例えば誤ったディレクトリを
指定したり、パーミッションが適正でない場合は、それ
らの旨のエラーメッセージが、図示しないエラーメッセ
ージ出力手段から出力されることになる。当然、そのエ
ラーメッセージはユーザに提示される。
【0181】一方、ステップ302において、ファイル
関係データ或いはファイル/ディレクトリ関係データが
定義されている場合、ファイル/ディレクトリ関係デー
タ入力部101は、ファイル/ディレクトリ関係データ
保持部20から、該当するファイル/ディレクトリ関係
データを読み込んで、ファイル/ディレクトリ関係デー
タ保持部102に格納する(ステップ304)。
【0182】するとファイル/ディレクトリ関係解釈部
103は、ファイル/ディレクトリ関係データ保持部1
02に保持されたファイル/ディレクトリ関係データに
基づいて、ファイル名若しくはディレクトリ名を出力す
る順序を一意に決定することができるか否か(すなわち
ファイルの論理順序を決定することができるか否か)を
判断する(ステップ305)。
【0183】ステップ305において一意に決定できな
い場合は、図示しないエラーメッセージ出力手段によっ
て、ファイル関係データエラー或いはファイル/ディレ
クトリ関係データエラーに関するエラーメッセージが出
力される。
【0184】一方、ステップ305において、ファイル
関係データ或いはファイル/ディレクトリ関係データが
正当の場合、図12に示す様に、デイレクトリ使用情報
入力部107は、ディレクトリ使用情報保持部40か
ら、指定されたディレクトリについてのディレクトリ使
用情報を読み込んで、ディレクトリ使用情報保持部10
8に格納する(ステップ307)。
【0185】するとディレクトリ使用情報解釈部109
は、ディレクトリ使用情報保持部108に保持されたデ
ィレクトリ使用情報が、アクセスされている旨のディレ
クトリ使用情報(つまり“locked directory”)である
かをチェックする。このときディレクトリ使用情報の仮
情報(つまり“仮:locked directory”)も存在するか
も合わせてチェックする(ステップ308)。このチェ
ック結果はファイル/ディレクトリ使用情報付加部11
2に保持され、ファイル名列出力制御部116によって
参照される。
【0186】ステップ308において“locked directo
ry”又は“仮:locked directory”が存在するというこ
とは、これらのデータがファイル/ディレクトリ使用情
報付加部112に保持されることを意味する。従って、
ファイル名列出力制御部116は、ファイル/ディレク
トリ使用情報付加部112の保持内容を参照した結果、
“locked directory”又は“仮:locked directory”が
存在している場合は、そのディレクトリ以下に保持され
ているファイルが少なくとも1つは使用状態にあると判
断して、予め設定される条件に従ってファイル名列の出
力を抑制するか否かを判断する(ステップ309)。こ
こでは、ファイル名列の出力をしないでエラー処理する
か、あるいはファイル名列とアクセスされている旨の使
用情報とを出力するかが決定される。なお上記予め設定
される条件は例えばコマンドオプション等によって規定
される。
【0187】ステップ309においてエラー処理する場
合、ファイル名列出力制御部116は、指定されたディ
レクトリ以下に保持されているファイルの中で少なくと
も1つは使用状態にあるという旨をエラーメッセージ/
エラーステータスとして出力する(ステップ310)。
このエラーメッセージ/エラーステータスは、エラーメ
ッセージ/エラーステータス保持部50に保持される。
その保持内容は他のユーザ又は文書処理装置によりアク
セスされる。
【0188】一方、ステップ309においてファイル名
とアクセスされている旨のファイル使用情報とを出力す
る場合、ファイル使用情報入力部104は、ファイル使
用情報保持部30から、指定されたディレクトリ下にあ
る全てのファイルについてのファイル使用情報を読み込
んで、ファイル使用情報保持部105に保持する(ステ
ップ311)。ここに保持されたファイル使用情報は、
ファイル使用情報解釈部106によって解釈された後、
ファイル/ディレクトリ使用情報付加部112に入力さ
れる。
【0189】またファイル/ディレクトリ関係データ解
釈部103は、ファイル名をファイルの論理順にファイ
ル名列保持部110に保持する。ここに保持されるファ
イル名の列は、ファイル/ディレクトリ使用情報付加1
12に入力される。この時点で、ファイル/ディレクト
リ使用情報付加112には、ファイル名の列、ファイル
使用情報、ディレクトリ使用情報が保持されていること
になるので、ファイル/ディレクトリ使用情報付加11
2は、保持されている情報に基づいて、ファイル名に対
応して、それぞれのファイルの使用状態に相当するメッ
セージを付加すると共に、ディレクトリ名に対応してデ
ィレクトリの使用状態に相当するメッセージを付加して
(ステップ312)、出力する。なおこの場合は、ディ
レクトリ名に対応して“**locked directory**”のメッ
セージが付加される。ディレクトリに対して、アクセス
されている旨のディレクトリ使用情報が付加されている
ということは、ファイルに対してアクセスされている旨
のファイル使用情報を付加しなくても、当該ディレクト
リに対する他のプロセスによる処理を排他制御すること
ができることを意味しているので、ファイルについての
メッセージは作成されない。
【0190】そしてファイル/ディレクトリ使用情報付
加112の出力結果は、ファイル名列出力制御部116
を経てファイル名列出力部117から出力される(ステ
ップ313)。この出力結果はファイル名列保持部60
に保持され、その内容は、他のユーザや文書処理装置に
よってアクセスされる。
【0191】ステップ308において“locked directo
ry”又は“仮:locked directory”が存在していない場
合は、他のプロセスがそのディレクトリを指定した文書
処理を実行していないことを示しているので、ディレク
トリ使用情報解釈部109は、予め設定された条件に従
って、アクセスしている旨のディレクトリ使用情報を付
加するか否か、すなわち該当するディレクトリに対する
文書処理を他のプロセスから排他にするか否かを判断す
る(ステップ314)。この予め設定される条件は例え
ばコマンドオプションによって規定される。
【0192】ステップ314において排他制御する場合
は、その旨が、ディレクトリ使用情報解釈部109から
ディレクトリ使用情報生成部113へ通知されるので、
ディレクトリ使用情報生成部113では、ディレクトリ
使用情報の仮情報例えば“仮:locked directory”を生
成する(ステップ315)。この時点では、このディレ
クトリ下のファイルが直接指定されて処理されている可
能性があるので、全てのファイルについて使用可能かど
うかは判断できない。従って正規の情報ではなく、仮の
情報を生成する。
【0193】こうして生成された仮の情報すなわち
“仮:locked directory”はディレクトリ名と共にディ
レクトリ使用情報出力部115へ出力されるので、ディ
レクトリ使用情報出力部115では、入力した“仮:lo
cked directory”を、ディレクトリ使用情報保持部31
6に保持されているディレクトリ名における上記渡され
たディレクトリ名と一致するものと対応させて格納する
(ステップ316)。ディレクトリ使用情報保持部31
6に保持された内容は、他の文書処理装置からもアクセ
ス可能であるので、他の文書処理装置とは排他処理が可
能となる。
【0194】なおこの実施例においては、文書処理部1
0が処理中に、ファイル使用情報保持部30及びディレ
クトリ使用情報保持部40の保持内容が更新された場合
は、その更新内容は、ファイル/ディレクトリ使用情報
付加部112の保持内容に反映されるようになってい
る。例えば、ディレクトリ使用情報保持部40の保持内
容が更新された場合は、その更新内容は、ディレクトリ
使用情報入力部107によって読み込まれてディレクト
リ使用情報保持部108に保持された後、ディレクトリ
使用情報解釈部109によって解釈され、その後、ファ
イル/ディレクトリ使用情報付加部112に保持され
る。従ってステップ316が終了した後においては、フ
ァイル/ディレクトリ使用情報付加部112には、指定
されたディレクトリ名に対応して“仮:locked directo
ry”が保持されていることになる。
【0195】さてステップ316が終了すると、ファイ
ル使用情報入力部104は、ファイル使用情報保持部3
0から、指定されたディレクトリ下にある全てのファイ
ルについてのファイル使用情報を読み込んで、ファイル
使用情報保持部105に保持する(ステップ317)。
【0196】なお上記ステップ314において排他制御
をしない場合はステップ317に進む。
【0197】ファイル使用情報解釈部106は、ファイ
ル使用情報保持部105の保持内容を参照して、少なく
とも1つのファイルについてアクセスされている旨のフ
ァイル使用情報が存在しているか否かを判断する(ステ
ップ318)。この判断結果はファイル/ディレクトリ
使用情報付加部112に保持されるので、ファイル/デ
ィレクトリ使用情報付加部112は、少なくとも1つの
ファイルについてアクセスされている旨のファイル使用
情報が存在する場合は、自己内にディレクトリ使用情報
の仮情報が保持されているか否かを判断する(ステップ
319)。
【0198】ここで、ディレクトリ使用情報の仮情報が
生成され格納されているが、アクセスされている旨のフ
ァイル使用情報が既に存在しているということは、既に
他のユーザ又は文書処理装置によってファイルが使用さ
れていることを意味しているので、本文書処理装置は、
指定されたディレクトリに対してアクセスする権利はな
い。
【0199】従ってステップ319において仮情報が存
在する場合、ファイル/ディレクトリ使用情報付加部1
12は、その仮情報を削除するようにディレクトリ使用
情報出力部115に依頼する。この結果として、ディレ
クトリ使用情報保持部40内の仮の情報はディレクトリ
使用情報出力部115によって削除されることとなる
(ステップ320)。これにより指定されたディレクト
リの文書処理部10による使用優先権がキャンセルされ
ることになる。
【0200】ステップ320が終了すると、ファイル名
列出力制御部116は、上記ステップ309の処理と同
様に、予め設定される条件に従ってファイル名列の出力
を抑制するか否かを判断する(ステップ321)。
【0201】ステップ321においてファイル名列の出
力を抑制する場合、ファイル名列出力制御部116は、
指定されたディレクトリ以下に保持されているファイル
が使用状態にある旨をエラーメッセージ/エラーステー
タスとして出力する(ステップ322)。この出力され
たエラーメッセージ/エラーステータスは、エラーメッ
セージ/エラーステータス保持部50に保持され、他の
ユーザや文書処理装置からアクセス可能である。
【0202】なお上記ステップ319において仮情報が
存在しない場合はステップ321に進む。
【0203】ステップ318において、アクセスされて
いる旨のファイル使用情報が存在しない場合は、本文書
処理装置は指定されたディレクトリに対してアクセスす
る権利があることを意味しているので、ファイル/ディ
レクトリ使用情報付加部112は、上記ステップ319
の処理と同様に、自己内にディレクトリ使用情報の仮情
報が保持されているか否かを判断する(ステップ32
3)。
【0204】ステップ323において仮情報が保持され
ている場合、ファイル/ディレクトリ使用情報付加部1
12は、仮情報に代わって正規の情報を生成するように
ディレクトリ使用情報生成部113に依頼する。これに
応答して、ディレクトリ使用情報生成部113は、アク
セスされている旨のディレクトリ使用情報として“lock
ed directory”を生成し、この“locked directory”を
ディレクトリ名と共にディレクトリ使用情報出力部11
5に出力する(ステップ324)。この結果として、デ
ィレクトリ使用情報保持部40に保持されている仮情報
である“仮:locked directory”が、正規の情報である
“locked directory”に更新されることになる。ディレ
クトリ使用情報保持部40の内容は、他の文書処理装置
からアクセス可能である。
【0205】またディレクトリ使用情報出力部115
は、正規の情報をディレクトリ使用情報40に格納する
と同時に、正規の情報を生成し格納した旨をディレクト
リ使用情報削除部121に通知する。
【0206】ところで、ステップ321で「NO」の場
合、ステップ323で「NO」の場合、ステップ324
を終了した場合は、図13に示す様に、ファイル/ディ
レクトリ関係データ解釈部103は、ファイル名をファ
イルの論理順に生成してファイル名列保持部190に保
持する(ステップ325)。ここに保持されるファイル
名の列は、ファイル/ディレクトリ使用情報付加部11
2に入力される。この時点で、ファイル/ディレクトリ
使用情報付加112には、ファイル名の列、ファイル使
用情報、ディレクトリ使用情報が保持されていることに
なるので、ファイル/ディレクトリ使用情報付加112
は、保持されている情報に基づいて、ファイル名に対応
して、それぞれのファイルの使用状態に相当するメッセ
ージを付加する。
【0207】そして、上記メッセージが付加された後の
ファイル名の列及びファイル使用情報が、ファイル/デ
ィレクトリ使用情報付加112を介して、ファイル名列
出力制御部116に入力される(ステップ326)。
【0208】するとファイル名列出力制御部116は、
予め設定された条件に従って、プロセス生成/実行が要
求されているかチェックする(ステップ327)。この
予め設定された条件は例えばコマンドオプションによっ
て規定される。
【0209】ステップ327においてプロセス生成/実
行が要求されていない場合、ファイル名列情報と使用情
報がファイル名列出力部117に入力されるので、ファ
イル名列出力部117は、そのファイル名列情報と使用
情報を出力する(ステップ328)。この出力結果は、
ファイル名列保持部60に保持され、他のユーザや文書
処理装置からアクセス可能である。
【0210】一方、ステップ327においてプロセス生
成/実行が要求されている場合、文書プロセス生成部1
18はプロセスを生成し(ステップ329)、またファ
イル名列制御部116はプロセスについてファイル名列
の入力が必要か否かを判断する(ステップ330)。
【0211】ステップ330においてファイル名列の入
力を要求している場合、ファイル名列制御部116は、
文書プロセス生成部118によって生成されたプロセス
に上記ファイル名列を入力した後、文書処理プロセス実
行部70に渡す(ステップ331)。この文書処理プロ
セス実行部70では、入力したプロセスを実行し、この
実行が終了すると、この実行結果を出力することにな
る。この実行結果は、他のユーザや文書処理装置からア
クセス可能である。
【0212】このようにして文書処理プロセス実行部7
0がプロセスを実行すると、文書処理終了検知部119
は、そのプロセスの実行が終了するのを監視し(ステッ
プ332)、文書処理プロセス実行部70からの例えば
正常終了ステータスや異常終了時のステータス等のプロ
セスの終了に関する情報を受け取る。
【0213】なお上記ステップ330においてファイル
名列の入力の必要がない場合はステップ332に進む。
【0214】ステップ332を終了した場合あるいはス
テップ328を終了した後においては、ディレクトリ使
用情報削除部121は、ディレクトリ使用情報出力部1
15からの正規の情報の生成及び格納した旨が既に通知
されているか否かを判断する(ステップ333)。
【0215】ステップ333において、正規の情報の生
成及び格納した旨が既に通知されている場合は、正規の
情報の削除処理をディレクトリ使用情報出力部115に
依頼する(ステップ334)。この結果、ディレクトリ
使用情報保持部40からは、ディレクトリ使用情報出力
部115によって正規の情報が削除される。これによ
り、排他制御が解除され、当該指定されたディレクトリ
を他の文書処理プロセスがアクセスすることが可能とな
る。
【0216】ステップ334を終了した場合、ステップ
333で「NO」の場合は全ての処理が終了する。
【0217】なお文書処理終了検知部119が受け取っ
た文書処理プロセス実行部70からのプロセスの終了に
関する情報は、ファイル名列出力制御部116に入力さ
れ、ここから終了ステータスとして出力される。この出
力されたステータスはエラーメッセージ/ステータス保
持部50に保持され、他のユーザや文書処理装置からア
クセス可能である。
【0218】次に具体例を挙げて説明する。
【0219】文書の共同作成支援機能を提供するための
ロック機構を持つディレクトリをブックと呼ぶ。このブ
ックには1つの文書を構成するため1以上のファイル又
はディレクトリが格納されている。この実施例の文書処
理装置が提供するコマンドblsを以下に説明する。こ
のblsはブック内の文書ファイル名をリストする。又
はこのプロセスを親として子供のプロセスを実行するこ
とによって、他のコマンドを排他実行できる。この例を
図14に示す。
【0220】次にコマンドblsについて説明する。
【0221】[名前]bls-ブックのロック機構を制御
し、ファイル名(列)をリストするコマンド [形式] bls [-l] [-b|-B] bookname bls -e bookname command [機能説明]booknameで指定するブック内の文書、ブッ
ク以下を再帰的に検索し、ブック下の文書を対象として
ファイル名をリストする。リストの順序はブックのペー
ジ順(論理順)である。
【0222】このコマンドは、booknameで指定するブッ
クについは施錠されていないならば、ロックする。この
コマンドが終了するとき、施錠したロックを解除する。
このコマンドにより出力されたファイルを対象に文書操
作コマンドで操作することを前提とする。
【0223】[戻り値]正常終了時は0である。
【0224】終了ステータスが以下の場合、エラー検出
である。合わせて標準エラー出力にエラーメッセージを
出力する。
【0225】10:コマンドラインの書式エラー 14:ブックの書式エラー 22:ブックのアクセスエラー 24:標準出力のアクセスエラー 30:メモリ不足 39:その他の問題 [オプション]オプションなし booknameで指定するブック以下を全て検索し、ページ順
(論理順)でファイル名のリストを標準出力へ出力す
る。リストされるのは、ブック中のページ整理対象の文
書ファイルのみである。リスト形式はパス名と同様、bo
okname/ …/ booknameである。複数のファイル名が出力
されるとき、ファイル名はキャリッジリターン(cr)
によって区切られる。
【0226】◇-e bookname command このオプションが指定されたときは、ブック中のページ
整理対象の文書ファイルがcommand で指定されるコマン
ドの標準入力となる。command で指定されるコマンドの
終了時にbls がかけたロックを解錠する。このオプショ
ンにより呼び出されるのはsh(Bourne shell)である。
-eオプションは他のオプションと同時に使用できない。
【0227】◇-b ブックの名前も同時にリストする。
【0228】◇-B ブックの名前だけをリストする。
【0229】◇-l リスト形式をロング形式で表示する。表示される情報は
以下の順である。
【0230】ファイルタイプ BOOK Document ファイル名 ファイルサイズ(ファイルタイプがブックのときは項目
数) バイト表示 所有者 更新日時 年/ 月/ 日 時:分:秒 他プロセスによる使用情報 **locked file** [ロックについて] (a)bls がロックできる条件は、指定したブック以下
のブックと文書ファイル全てについて既にロックされて
いないことである。例えば図15に示す例において、ブ
ック2に対してロックを掛ける場合は、ブック3及びブ
ック4、文書0〜文書4のうち1つでもアクセスされて
いる旨の使用情報がないこと(つまり既にロックされて
いないこと)。
【0231】(b)bls がロックできる条件を満たした
とき、指定されたブックにアクセスされている旨のディ
レクトリ使用情報を付加する。図15に示す例における
ブック2がロックされた状態を、図16に示す。ディレ
クトリ使用情報が付加されたブック2以下(すなわちブ
ック3、ブック4、文書0)は、他プロセスからはロッ
ク状態となる。
【0232】なおブックのロック制御を行うためにはコ
マンドオプション-eのコマンドの中で呼ばなければなら
ない。すなわちbls -e bookname commandsを起動する。
【0233】次に、ディレクトリ(ブック)「目次.boo
k 」を用いて具体的に説明する。
【0234】このブック「目次.book 」はUNIXのデ
ィレクトリである。
【0235】このブック直下にあるファイルは、「目次
作成.doc」「目次作成の操作.doc」「操作の流れ.doc」
「目次作成の操作手順.doc」である。これらは構造化文
書の予め設定されたファイルフォーマットで保管されて
いる。4つのファイルで「目次.book 」という名前の文
書を構成している。
【0236】なお上述した説明において、文中「 」で
囲んだ文字列はディレクトリ又はファイルの名前を表し
ている。また$マークはUNIXの標準シェルであるBo
urneshellの入力プロンプトを示す。以降の説明におい
ても同様とする。
【0237】[使用例1]上述したディレクトリ(ブッ
ク)「目次.book 」について、例えばUnixの標準コ
マンドであるlsを使うと、以下のように表示される。
【0238】 ここでは『』内に記述されている内容が表示内容を表し
ている。以下の説明においても同様とする。
【0239】この4つのファイルを順に処理する場合に
は、lsコマンドが提供する表示ファイル順序ではな
く、ファイル関係データに従った論理順でなければなら
ない。ここで、上記4つのファイルが定義される際に同
時に定義されるファイル/ディレクトリ関係データを以
下に示す。
【0240】目次作成の操作.doc order:2 目次作成の操作手順.doc order:4 目次作成.doc order:1 操作の流れ.doc order:3 ここでファイルの名前に対応するファイルのブック内の
順序が属性名order の値の昇順であるとする。
【0241】このようなファイル/ディレクトリ関係デ
ータが定義された4つのファイルをファイル表示ビュー
で表示した様子を、図17に示す。
【0242】上述したファイル関係データや図17に示
される表示内容を表示することなく、コマンドblsを
使用することによって、ブック「目次.book 」以下の文
書のファイル名を論理順にリストすることができる。そ
の結果を以下に示す。
【0243】 この結果により、ユーザは逐次、ファイル関係データを
参照することなく、即座にファイルの文書構成上の順序
を知ることができる。
【0244】[使用例2]ブック「目次.book 」から文
書のファイル名を論理順にリストする。
【0245】今、ファイル「目次作成の操作.doc」が編
集中であるとする。
【0246】例えば、Unixコマンドlsで表示する
と、以下のように表示される。
【0247】 この例のようにユーザは、ファイル「目次作成の操作.d
oc」が編集中であるということは分からない。
【0248】この実施例によれば、「目次作成の操作.d
oc」を編集開始時、そのファイルについて使用情報が付
加される。使用情報の内容例を以下に示す。
【0249】目次作成の操作.doc locked file 目次作成の操作手順.doc Nil 目次作成.doc Nil 操作の流れ.doc Nil ブックでのファイル表示を図18に示す。なお図18に
おいては、「目次作成の操作.doc」については、アクセ
ス(編集中)されているということが示されている。こ
の例では、ファイルが編集中であることをアイコンの左
の鍵マークで示している。
【0250】 『 $bls -l 目次.book Document 目次.book/目次作成.doc 2261バイト Kusumoto 1993/03/02 16:38:31 Document 目次.book/目次作成の操作.doc 9609バイト Kusumoto 1993/03/02 16:39:28 **locked file** Document 目次.book/操作の流れ.doc 22103 バイト Kusumoto 1993/03/02 16:40:14 Document 目次.book/目次作成の操作手順.doc 31865 バイト Kusumoto 1993/03/02 16:40:21 』 [使用例3]上記使用例2と同様の条件下でファイル名
列の出力を抑制すると、以下のような処理結果が得られ
る。
【0251】 この結果は、エラー終了していることが示されている。
ここでは、エラーステータス22(これはブックのアク
セスエラーのステータス)が表示されている。 [使用例4]ブック「目次.book 」の直下にあるファイ
ルは、「目次作成.doc」「目次作成の操作.doc」「操作
の流れ.doc」「目次作成の操作手順.doc」である。更に
ファイルに混在しているディレクトリ「ポイント.book
」の直下にはファイル「ポイント.doc」と、「特記事
項.doc」がある。つまり、計6つのファイルで「目次.b
ook 」という名前の文書を構成する。
【0252】このようなブック「目次.book 」を、例え
ばUnixコマンドlsで表示すると、以下のように表
示される。
【0253】 この表示内容においては、ファイル名は、ファイルの論
理順に表示されているのではなく、lsコマンドによる
ファイルのリスト順に表示されている。
【0254】ここで、上記6つのファイルが定義される
際に同時に定義されるファイル/ディレクトリ関係デー
タを以下に示す。
【0255】「目次.book 」に関するファイル/ディレ
クトリ関係データは 操作の流れ.doc order:3 目次作成.doc order:1 目次作成の操作.doc order:2 目次作成の操作手順.doc order:4 ポイント.book order:5 のように定義されている。
【0256】「ポイント/book 」に関するファイル/デ
ィレクトリ関係データは ポイント.doc order:1 特記事項.doc order:2 の様に定義されている。
【0257】ファイルの名前に対応するファイルのブッ
ク内の順序が属性名order の値の昇順に対応する。
【0258】このようなファイル/ディレクトリ関係デ
ータが定義された6つのファイルをファイル表示ビュー
で表示した様子を図19に示す。図19においては、ブ
ック「目次.book 」について、全てのディレクトリ及び
ファイルは使用されていないことが示されている。
【0259】[使用例5]上記使用例4のブック「目
次.book 」から文書のファイル名を論理順にリストす
る。このときブック「ポイント.book 」下のファイル
「特記事項.doc」が編集中とする。
【0260】例えばUnixコマンドlsで表示する
と、以下のように表示される。
【0261】 なおユーザはファイル「特記事項.doc」が編集中である
ということは分からない。
【0262】これに対し本実施例においては、「特記事
項.doc」を編集開始時、そのファイルについて使用情報
が付加される。その一例を以下に示す。
【0263】「目次.book 」に関するファイル使用情報
の内容 ポイント.book Nil 目次作成の操作.doc Nil 目次作成の操作手順.doc Nil 目次作成.doc Nil 操作の流れ.doc Nil 「ポイント.book 」に関するファイル使用情報の内容 ポイント.doc Nil 特記事項.doc locked file 今、この「特記事項.doc」が編集中であるとする。
【0264】 『 bls -l 目次.book Document 目次.book/目次作成.doc 2261バイト Kusumoto 1993/03/02 16:38:31 Document 目次.book/目次作成の操作.doc 9609バイト Kusumoto 1993/03/02 16:39:28 Document 目次.book/操作の流れ.doc 22103 バイト Kusumoto 1993/03/02 16:40:14 Document 目次.book/目次作成の操作手順.doc 31865 バイト Kusumoto 1993/03/02 16:40:21 Document 目次.book/ポイント.book/ポイント.doc 5829バイト Kusumoto 1993/03/02 16:40:29 Document 目次.book/ポイント.book/特記事項.doc 5829バイト Kusumoto 1993/03/02 16:40:40 **locked file** 』 なおブックでのファイル表示の一例を図20に示す。な
お図20においては、「目次作成の操作.doc」について
は、アクセスされているということが示されている。
【0265】[使用例6]上記使用例5と同じ条件下で
ファイル名列の出力を制御するとエラー終了し、以下の
ようになる。
【0266】 [使用例7]ブック「目次. book」から文書のファイル
名をリストした結果を、文書処理コマンドbfindへ
の入力とする。このbfindは、ブック「目次. boo
k」を対象に条件を満足するファイルの名前を求めるも
のである。この例で指定する条件は、例えばポーランド
記法(D.E.Knuth,The are of computer programming,vo
l.1,Fundamental algorithms,second edition.1968,197
3,Addison-Wesley Pub.Co )で記述されるものとする。
【0267】以下、”bfind ’^NoSeg(Ttl(TtlTxt( 目
次作成の仕組み))) ’- ”の部分が、blsが生成する
プロセスで、これを実行する。このとき−(ハイフォ
ン)の部分が、このプロセスへ論理順にリストしたファ
イル名列を入力することを指示する部分である。
【0268】このとき、全てのファイル、ディレクトリ
について使用情報がないとき、以下のリストがbfind プ
ロセスへの入力となる。
【0269】目次.book/目次作成.doc 目次.book/目次作成の操作.doc 目次.book/操作の流れ.doc 目次.book/目次作成の操作手順.doc 目次.book/ポイント.book/ポイント.doc 目次作成のしくみであるようなセグメントを持つファイ
ルの名前は「目次作成.doc」であるので、以下のような
表示結果となる。
【0270】 『 $ bls -e 目次.book ”bfind ’^NoSeg(Ttl(TtlTxt( 目次作成の仕組み))) ’- ” 目次作成.doc $echo $? 0 $ 』 因みに、この「ポイント.doc」が使用中であるとする
と、ファイル名列の出力が制御され、以下のような表示
結果となり、bfind プロセスが生成される前にエラー終
了する。異常終了の結果として終了ステータス22が保
持されている。
【0271】 『 $ bls -e 目次.book ”bfind ’^NoSeg(Ttl(TtlTxt( 目次作成の仕組み))) ’- ” bls:Specified BOOK locked $echo $? 22 』 [使用例8]ブック「目次.book 」から文書のファイル
名を論理順にリストした結果を文書処理コマンドbse
lectへの入力とする。このbselectはブック
「目次.book 」を対象に条件を満足するパターンを持つ
文書部品を標準出力する。求める文書部品は「Akan
e」というキーワードを持つセグメントである。
【0272】以下、”bselect ’^NoSeg(Ttl(TtlTxt(A
kane))) ’- ”の部分が生成するプロセスに論理順にリ
ストした結果を標準入力することを指示する記述した部
分である。
【0273】全てのファイル、ディレクトリについて使
用されていないならば、blsはディレクトリ「目次.b
ook 」のディレクトリ使用情報を生成し、格納する。
【0274】以下のリストを生成し、bselectプ
ロセスへの入力となる。
【0275】目次.book/目次作成.doc 目次.book/目次作成の操作.doc 目次.book/操作の流れ.doc 目次.book/目次作成の操作手順.doc 目次.book/ポイント.book/ポイント.doc blsは”bselect ’^NoSeg(Ttl(TtlTxt(Akane))) ’
- ”プロセスの終了を待ち、プロセスが終わった時点で
格納されているディレクトリ「目次.book 」のディレク
トリ使用情報を削除し、blsの全ての処理を終了す
る。なおこの例においては、「Akane」というキー
ワードを持つセグメントはファイル名partsという
ファイルに書き込まれている。また正常終了の結果とし
て終了ステータス0が保持されている。
【0276】 『 $ bls -e 目次.book ”bselect ’^NoSeg(Ttl(TtlTxt(Akane))) ’ -”>parts $echo $? 0 $ 』 以上説明したように本実施例によれば、複数のファイル
から構成される1つの文書において、あるファイルが編
集中の場合は、そのファイルについてのアクセスされて
いる旨のファイル使用情報を、出力すべきファイル名に
付加するようにしているので、後段の処理へその情報を
伝授することができる。これによって、その旨が他のプ
ロセスに入力されたり、表示されたりする。
【0277】また上記1つの文書において、あるディレ
クトリ内に保持されているファイルのうち1つでも編集
中の場合は、そのファイルについてのアクセスされてい
る旨のファイル使用情報を、出力すべきファイル名に付
加するようにしているので、後段の処理へその情報を伝
授することができる。これによって、その旨が他のプロ
セスに入力されたり、表示されたりする。
【0278】また上記1つの文書についてのファイルが
自動処理中(例えばページ割り付け処理)の場合は、そ
の処理により得られる情報を保持し保護することが可能
であり、また他の処理装置からの、そのファイルを対象
とする誤動作を回避することができる。
【0279】さらに上記1つの文書に対する処理を開始
するときには、アクセスされている旨のファイルむけ使
用情報又はディレクトリ使用情報を付与して、当該1つ
の文書に対する他のプロセスによる処理をロックし、一
方、処理が終了した後は、その使用情報を解除するよう
にしているので、他のプロセスによる処理が可能とな
る。
【0280】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァイル関係データ保持手段は、ファイル群指定手段によ
って指定された文書を構成するファイル群の論理関係を
示すファイル関係データを保持し、ファイル関係データ
解釈手段は、そのファイル関係データに基づいてファイ
ル群の論理関係を解釈し、さらに出力手段は、その解釈
結果に基づいて、前記ファイル群のファイル名の列を文
書の論理的な順序で出力するようにしているので、後段
のプロセスやユーザは、ファイル名をファイルの論理順
に認識することができる。
【0281】またファイル名の列と、ファイルがアクセ
スされているか否かを示すファイル使用情報とを対応さ
せて同時に出力するようにしているので、後段のプロセ
スやユーザは、ファイルがアクセスされていること、及
びどのファイルがアクセスされているかを認識すること
ができる。
【0282】またこの発明によれば、ディレクトリ関係
データ保持手段は、ファイル群指定手段によって指定さ
れた文書を構成するファイル群の全て又は一部を保持す
るディレクトリの論理関係を示すファイル関係データを
保持し、ファイル関係データ解釈手段は、そのファイル
関係データに基づいてファイル群の論理関係を解釈し、
さらに出力手段は、その解釈結果に基づいて、前記ディ
レクトリの名前と、当該ディレクトリに属するファイル
の名前とを、文書の論理的な順序で出力するようにして
いるので、後段のプロセスやユーザは、ディレクトリ名
及びファイル名をファイルの論理順に認識することがで
きる。
【0283】またディレクトリの名前と、対応するディ
レクトリ使用情報とを対応させて同時に出力するように
しているので、後段のプロセスやユーザは、ディレクト
リすなわちファイルがアクセスされていること、どのデ
ィレクトリがアクセスされているかを認識することがで
きる。
【0284】更に、処理対象の文書に対してロックを掛
かるようにしているので、当該文書に対する他のユーザ
の処理を排他制御することができる。また当該文書に対
する処理が終了した際はロックを解除するようにしてい
るので、当該文書に対して他のユーザが処理することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造化文書処理装置の一実施例を
示す機能ブロック図。
【図2】実施例のファイル関係データを説明するたの
図。
【図3】実施例のファイル使用情報及びディレクトリ使
用情報を説明するための図。
【図4】実施例で用いる構造化文書を説明するための
図。
【図5】実施例で用いる構造化文書を説明するための
図。
【図6】実施例で用いる構造化文書を説明するための
図。
【図7】実施例で用いる構造化文書を説明するための
図。
【図8】実施例で用いる構造化文書を説明するための
図。
【図9】実施例で用いる構造化文書を説明するための
図。
【図10】図1に示した実施例の装置を実現するための
ハードウェア構成図。
【図11】本実施例の処理動作を示すフローチャート。
【図12】本実施例の処理動作を示すフローチャート。
【図13】本実施例の処理動作を示すフローチャート。
【図14】本実施例で使用したブック(ディレクトリ)
を対象とするコマンドと他のコマンドとの関係を示す
図。
【図15】ディレクトリ内における指定されるディレク
トリとしてのブックにロックを掛けるための条件を説明
するための図。
【図16】図15に示した指定されたディレクトリ(ブ
ック)のロック状態を説明するための図
【図17】本実施例の具体例を説明するための図。
【図18】本実施例の具体例を説明するための図。
【図19】本実施例の具体例を説明するための図。
【図20】本実施例の具体例を説明するための図。
【符号の説明】
10…文書処理部、20…ファイル/ディレクトリ関係
データ保持部、30…ファイル使用情報保持部、40…
ディレクトリ使用情報保持部、101…ファイル/ディ
レクトリ関係データ入力部、102…ファイル/ディレ
クトリ関係データ保持部、103…ファイル/ディレク
トリ関係データ解釈部、104…ファイル使用情報入力
部、105…ファイル使用情報保持部、106…ファイ
ル使用情報解釈部、107…ディレクトリ使用情報入力
部、108…ディレクトリ使用情報保持部、109…デ
ィレクトリ使用情報解釈部、110…ファイル名列保持
部、111…ファィル使用情報生成部、112…ファイ
ル/ディレクトリ使用情報付加部、113…ディレクト
リ使用情報生成部、114…ファイル使用情報出力部、
115…ディレクトリ使用情報出力部、116…ファイ
ル名列出力制御部、117…ファイル名列出力部、11
8…文書処理プロセス生成部、119…文書処理終了検
知部、120…ファイル使用情報削除部、121…ディ
レクトリ使用情報削除部、210…入力装置、220…
ディスプレイ、230…ディスク、240…主メモリ、
250…中央処理装置(CPU)、260…バス。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラフ理論におけるグラフによって表現さ
    れる構造化文書に対する所定の処理を行う構造化文書処
    理装置において、 対象とする文書に対応し且つ分割された複数の構造化文
    書を保存しているファイル群を指定するファイル群指定
    手段と、 前記ファイル群の論理関係を示すファイル関係データを
    保持するファイル関係データ保持手段と、 前記ファイル関係データに基づいて前記ファイル群の論
    理関係を解釈するファイル関係データ解釈手段と、 前記ファイル関係データ解釈手段の解釈結果に基づい
    て、前記ファイル群のファイル名の列を文書の論理的な
    順序に従って出力する出力手段とを具備したことを特徴
    とする構造化文書処理装置。
  2. 【請求項2】前記ファイル群の全てのファイルに対応し
    て、ファイルがアクセスされているか否かを示すファイ
    ル使用情報を保持するファイル使用情報保持手段を更に
    具備し、 前記出力手段は、前記ファイル群のファイル名の列を出
    力する際に、前記ファイル使用情報保持手段の保持内容
    を参照して、ファイル名の列と、対応するファイル使用
    情報とを対応させて同時に出力することを特徴とする請
    求項1記載の構造化文書処理装置。
  3. 【請求項3】前記ファイル群の全てのファイルに対応し
    て、ファイルがアクセスされているか否かを示すファイ
    ル使用情報を保持するファイル使用情報保持手段と、 ファイル使用情報保持手段の保持内容を参照し、少なく
    とも1つのファイルに対応するファイル使用情報がアク
    セスされている旨を示している場合は、前記出力手段に
    対して、ファイル名の列の出力を禁止するように制御す
    る出力制御手段とを更に具備したことを特徴とする請求
    項1記載の構造化文書処理装置。
  4. 【請求項4】前記ファイル使用情報保持手段に保持され
    ている全てのファイル使用情報がアクセスされていない
    旨を示している場合は、指定されたプロセスを生成する
    と共に、生成されたプロセスへ前記ファイル群の全ての
    ファイルの名前を入力するプロセス生成手段を更に具備
    したことを特徴とする請求項3記載の構造化文書処理装
    置。
  5. 【請求項5】前記ファイル使用情報保持手段に保持され
    ている全てのファイル使用情報がアクセスされていない
    旨を示している場合は、ファイルの使用情報を生成する
    使用情報生成手段と、 前記生成されたファイルの使用情報を保持する保持手段
    と、 指定されたプロセスを生成すると共に、生成されたプロ
    セスへ前記ファイル群の全てのファイルの名前を入力す
    るプロセス生成手段と、 前記プロセス生成手段によって生成されたプロセスが終
    了したことを検知する検知手段と、 前記検知手段によってプロセスが終了したことを検知す
    ると、前記使用情報生成手段の保持内容を削除する削除
    手段とを更に具備したことを特徴とする請求項3記載の
    構造化文書処理装置。
  6. 【請求項6】グラフ理論におけるグラフによって表現さ
    れる構造化文書に対する所定の処理を行う構造化文書処
    理装置において、 対象とする文書に対応し且つ分割された複数の構造化文
    書を保存しているファイル群であって、且つ全部又は一
    部がディレクトリに保持されているファイル群を指定す
    るファイル群指定手段と、 前記ファイル群の論理関係を示す関係データを保持する
    関係データ保持手段と、 前記関係データに基づいて前
    記ファイル群の論理関係を解釈する関係データ解釈手段
    と、 前記関係データ解釈手段の解釈結果に基づいて、前記デ
    ィレクトリの名前と、当該ディレクトリに属するファイ
    ルの名前とを、文書の論理的な順序に従って出力する出
    力手段とを具備したことを特徴とする構造化文書処理装
    置。
  7. 【請求項7】前記ディレクトリに対応して、ディレクト
    リがアクセスされているか否かを示すディレクトリ使用
    情報を保持するディレクトリ使用情報保持手段を更に具
    備し、 前記出力手段は、前記ディレクトリの名前及びファイル
    の名前を出力する際に、前記ディレクトリ使用情報保持
    手段の保持内容を参照して、ディレクトリの名前と、対
    応するディレクトリ使用情報とを対応させて同時に出力
    することを特徴とする請求項6記載の構造化文書処理装
    置。
  8. 【請求項8】前記ディレクトリに対応して、ディレクト
    リがアクセスされているか否かを示すディレクトリ使用
    情報を保持するディレクトリ使用情報保持手段と、 ディレクトリ使用情報保持手段の保持内容を参照し、少
    なくとも1つのディレクトリに対応するディレクトリ使
    用情報がアクセスされている旨を示している場合は、前
    記出力手段に対して、ディレクトリの名前及びファイル
    の名前の出力を禁止するように制御する出力制御手段と
    を更に具備したことを特徴とする請求項6記載の構造化
    文書処理装置。
  9. 【請求項9】前記ディレクトリに対応して、ディレクト
    リがアクセスされているか否かを示すディレクトリ使用
    情報を保持するディレクトリ使用情報保持手段と、 前記ファイル群の全てのファイルに対応して、ファイル
    がアクセスされているか否かを示すファイル使用情報を
    保持するファイル使用情報保持手段と、 前記ディレクトリ使用情報保持手段及びファイル使用情
    報保持手段の保持内容を参照し、少なくとも1つのディ
    レクトリに対応するディレクトリ使用情報がアクセスさ
    れている旨を示している場合、又は少なくとも1つのフ
    ァイルに対応するファイル使用情報がアクセスされてい
    る旨を示している場合は、前記出力手段に対して、ディ
    レクトリの名前及びファイルの名前の出力を禁止するよ
    うに制御する出力制御手段とを更に具備したことを特徴
    とする請求項6記載の構造化文書処理装置。
  10. 【請求項10】前記ディレクトリ使用情報保持手段に保
    持されている全てのディレクトリ使用情報がアクセスさ
    れていない旨を示している場合、及びファイル使用情報
    保持手段に保持されている全てのファイル使用情報がア
    クセスされていない旨を示している場合は、指定された
    プロセスを生成すると共に、生成されたプロセスへ前記
    ディレクトリの名前及び前記ファイル群の全てのファイ
    ルの名前を入力するプロセス生成手段を更に具備したこ
    とを特徴とする請求項9記載の構造化文書処理装置。
  11. 【請求項11】前記ディレクトリ使用情報保持手段に保
    持されている全てのディレクトリ使用情報がアクセスさ
    れていない旨を示している場合、及びファイル使用情報
    保持手段に保持されている全てのファイル使用情報がア
    クセスされていない旨を示している場合は、ディレクト
    リの使用情報を生成すると共にファイルの使用情報を生
    成する使用情報生成手段と、 前記生成されたディレクトリの使用情報及びファイルの
    使用情報を保持する保持手段と、 指定されたプロセスを生成すると共に、生成されたプロ
    セスへ前記ディレクトリの名前及び前記ファイル群の全
    てのファイルの名前を入力するプロセス生成手段と、 前記プロセス生成手段によって生成されたプロセスが終
    了したことを検知する検知手段と、 前記検知手段によってプロセスが終了したことを検知す
    ると、前記使用情報生成手段の保持内容を削除する削除
    手段とを更に具備したことを特徴とする請求項9記載の
    構造化文書処理装置。
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