JPH075733U - 小箱集合包装用包装材 - Google Patents

小箱集合包装用包装材

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JPH075733U
JPH075733U JP412791U JP412791U JPH075733U JP H075733 U JPH075733 U JP H075733U JP 412791 U JP412791 U JP 412791U JP 412791 U JP412791 U JP 412791U JP H075733 U JPH075733 U JP H075733U
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JP
Japan
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packaging
heat
thickness
film
ratio
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JP412791U
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English (en)
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睦男 赤尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】延伸倍率2〜15倍で、縦、横両方向の熱収縮
率がいずれも2〜8%であり、縦、横の熱収縮率相対比
が30%以下である厚さ10〜30μmの二軸延伸ポリ
プロピレンフイルムの少なくとも片面に静摩擦係数が0.
1〜0.4、厚さが0.5〜3μmのポリ塩化ビニリデン被膜
を有し、一層又は二層以上に帯電防止剤を含有する小箱
集合包装用包装材。 【効果】熱収縮性が適度であり、製品をつぶすほど収縮
することはなく、逆にゆるすぎて集合包装体がガタつく
こともない。熱劣化しやすい製品に無用の熱をかけるこ
となく熱収縮する。ヒートシール性も良いので、製品を
劣化させずに120〜180℃の広い範囲で十分な強度
のシールを施すことができる。コスト、開封性、剛度、
透明性などの点で有利となる。高速機械加工(包装)の
際の操作性がよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は写真フイルムの市販用小箱等の小箱を集合包装するに適した透明な合 成樹脂フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
市販されている写真フイルムの小箱は工場から出荷される段階では通常10個 、20個程度の単位で透明なフイルムで集合包装されている。
【0003】 この集合包装材として従来使用されているものには両面にポリ塩化ビニリデン を塗布した防湿セロハンや無延伸の低密度ポリエチレンフイルムがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、いずれも以下の様な問題点があり、改良が望まれていた。
【0005】 即ち、防湿セロハンは、 (a) 湿度による収縮、膨張が大きい。このため湿度が高いと吸湿して伸び、 カールを生じ、さらには包装物とのブロッキングを発生する。逆に湿度が低いと 収縮してシールが剥離したり、小箱をつぶすこともある。 (b) 紫外線に当ったり、乾燥したりして脱水されてモロくなり破れが発生す る。 (c) 加工中の熱収縮が小さく、きっちりとした機械包装が困難であり、集合 包装体にゆるみが生じガタつく。 (d) 耐衝撃性が弱い。また特に低湿で脱水状態では引裂強度が弱く、破れや すい。 (e) 価格が高い。 などの問題がある。
【0006】 一方、無延伸ポリエチレンフイルムでは、 (a) ヒートシールが困難(温度を上げるとヒートシール部以外の面も溶融す る。 (b) 熱収縮率が小さく、集合包装体がガタつく。 (c) 物理強度や剛度が小さく、厚いものが要求される。このため、透明度、 価格の点で不利。また厚くしても表面にキズがつきやすく不透明になりやすい。 (d) すべり性、光沢、防湿性の点でも劣る。 などの問題点がある。
【0007】 これらの問題点のうち、熱収縮率については、延伸フイルムを使用すれば当然 熱収縮率は増大するが、そうすると機械包装加工中にシワが発生し、実用性を失 なう。そこでシワが発生しない限度での低延伸フイルムの使用を種々検討したが 、単純な手法ではシワと熱収縮率の両方を満足させることはできなかった。
【0008】 本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解消する小箱集合包装用包装材を提 供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案者らはこの点につきさらに種々の包装材料について研究した結果、限定 されたある範囲内の特性をもつ防湿ポリプロピレンフイルムがこの問題を解消し 、要求される他の特性をも満足させることを発見し、本考案を完成した。
【0010】 即ち、本考案の写真フイルム用等の小箱集合包装用包装材は、 (a) 延伸倍率が2〜15倍で、縦方向、横方向の熱収縮率がいずれも2〜8 %であり、かつ縦、横の相対熱収縮比が30%以下である厚さ10〜30μmの 二軸延伸ポリプロピレンフイルムを用い、 (b) その片面又は両面に静摩擦係数が0.1〜0.4、厚さが0.5〜3μmのポリ 塩化ビニリデン被膜を有し、 (c) いずれか一層以上に帯電防止剤を含有する ことを特徴とする。
【0011】 この包装材は特に写真フイルム小箱用の集合包装用の材料として有用性が高い 。
【0012】
【好適な実施態様及び作用効果】
本考案品に使用される二軸延伸フイルムは延伸倍率2〜15倍が適切である。 この範囲の延伸倍率は適度の強度、剛度及び熱収縮率を与える。
【0013】 厚さは、10〜30μmで使用し、通常は15〜25μm、好ましくは18〜 22μmが良い。
【0014】 この二軸延伸フイルムについてはさらに、熱収縮率の絶対値と縦/横の相対比 の規定が必要である。熱収縮率は縦、横両方向とも2%以上、8%以下でなけれ ばならない。
【0015】 ここでいう熱収縮率は、150℃×15分間のものである。具体的に測定法を 記せば250mmの正方形フイルムの縦、横方向に各々200mmの標線を記し 、これを150℃のオーブン中で15分間加熱し、加熱後の標線の長さLを計測 し、(200−L)/200×100(%)をもって熱収縮率とする。この熱収 縮率が2%未満では集合包装体がガタついてきちんと包装できず、逆に8%以上 ではシワが発生することがある。熱収縮率の好ましい範囲は3〜6%であり、3. 5〜5.5%が最も作業性がすぐれている。熱収縮率の縦、横の相対比もまた重要で 、30%以下であることが、機械包装時における包装仕上りの一様性、外観上か ら必要である。なお、ここでいう相対比とは縦、横の熱収縮率のうち大きい方を A、小さい方をBとして(A−B)/A×100(%)として計算する。
【0016】 この相対比はできるだけ小さいことが望ましいが、実際上は20%以下なら十 分安定的に使用でき、30%までなら通常の条件で使用可能である。この熱収縮 率相対比が30%を越えると包装工程管理が困難でシワ、カール、機械へのまき 込みなどの発生が見られる。こうした相対比をもつ、二軸延伸フイルムは一般的 ではないが、製造時において一定の工程管理の下に延伸条件を制御することによ り公知のフイルム製造機で製造することが可能である。
【0017】 この二軸延伸ポリプロピレンフイルムの片面又は両面に静摩擦係数が0.1〜0.4 、厚さが0.5〜3μmのポリ塩化ビニリデン被膜が形成される。この被膜は防湿 性、すべり特性、ガス遮断性の改善に効果がある他、印刷インキ、紙等の油剤が 二軸延伸フイルムに移行するのを防止し、膨潤によるシワの発生を防止する効果 がある。この効果は塩化ビニリデン含量が高いポリ塩化ビニリデン共重合体樹脂 ほどすぐれている。しかし、熱シール性は逆に塩化ビニリデン含量が高いものほ ど悪い。このため、熱シール性を重視する時には、塩化ビニリデン含量のやや低 いものを使用することもできる。一般に塩化ビニリデン含量は60モル%以上で あり、好ましくは75モル%以上である。
【0018】 ポリ塩化ビニリデン被膜は通常乾燥後の厚さ0.5〜3μmに形成されるが、0.8 〜2μmが好ましく、最適範囲としては1.0〜1.5μmである。形成する方法とし ては溶液又はエマルジョンを塗布するのが一般的である。
【0019】 エマルジョンの場合は被覆回数を重ねることにより厚さを大きくすることが可 能であるが、結晶性の制約がありコスト的にも不利である。
【0020】 溶剤法はこの欠点はないが、乾燥を完全にする必要上、被覆回数、ひいては厚 さは自ずと制約される。溶液法、エマルジョン法の両方を組合せて被覆すること 、成分の異なる層を表面、あるいは中間に形成することも許される。いずれにし ても基本となる二軸延伸ポリプロピレンフイルムの少なくとも片面に塩化ビニリ デンモノマーを60モル%以上含有するポリ塩化ビニリデン樹脂被膜が形成され ていることが必要である。
【0021】 さらに本考案の包装材はポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン又は他の少なく ともいずれか一層に帯電防止剤を含有する。帯電防止剤は公知のものでよく、一 例として具体的に列挙すればアルキル硫酸エステルナトリウム塩、アルキルアリ ールスルホン酸塩系、アルキルリン酸エステル系などのアニオン活性剤、第4級 アンモニウム塩(ジステアリルジメチルアンモニウムクロリドなど)、イミダゾ リンなどのカチオン活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤金属塩系、ベタイン 系などの両性活性剤、そして非イオン系活性剤としては、ポリオキシエチレンソ ルビタンモノアルキレートなどのソルビタン系、ポリオキシエチレンアルキルフ ェノールエーテル等のエーテル系の他エステル系、アミド系なども使用できる。
【0022】 帯電防止剤の量は特に制限されないが、通常は凡そ0.1〜1重量%程度が配合 される。この帯電防止剤によりフイルムの機械高速加工(機械包装)が一段と容 易になる。
【0023】 ポリ塩化ビニリデン樹脂の塩化ビニリデン含量が高い場合等におけるヒートシ ール性の不足を補いさらにヒートシール性を高めるために、ポリ塩化ビニリデン 樹脂層の片面又は両面にアクリル系共重合体樹脂の層を形成することができる。
【0024】 この様にして作られた包装材は市販の写真感光材料の小箱の集合包装材として 特にすぐれている。第一に熱収縮性が適度であり、製品をつぶすほど収縮するこ とはなく、逆にゆるすぎて集合包装体がガタつくこともない。この熱収縮は特別 のシュリンカーを通すことなく、通常の機械包装機を通すことにより生ずるので 、熱劣化しやすい製品に無用の熱をかけるおそれもない。ヒートシール性も良い ので、製品を劣化させずに120〜180℃の広い範囲で十分な強度のシールを 施すことができる。また、無延伸フイルムに比べて強度が適度に向上し、薄いフ イルムを使用できることからコスト、開封性、剛度、透明性などの点で有利とな る。
【0025】 さらに本考案品の有利な点は、高速機械加工(包装)の際の操作性がよいこと である。
【0026】 即ち、 (a) シワ、カールなどに起因する機械へのかみこみ不良がない。 (b) 剛度が適切で機械にかかりやすく、しかもフイルムが薄いので折りぐせ がつけやすい。 (c) すべり特性がよい。 などの点である。
【0027】 すべり特性としては静摩擦係数(試験フイルムを重量200g、横35mm×縦 75mmの金属ブロックの底面に貼着する。このブロックを同種の試験フイルム で覆った傾斜平面上に置き、傾斜面の傾斜角度を15度/秒の速度で変化させた 時のブロックの滑り始めた角度θを測定する。この角度θのtanθを言う。) が20℃、65%RH下で0.1〜0.4の範囲にあるが、必要に応じて好ましい範囲0. 20〜0.35、さらに好ましい範囲0.25〜0.30に設定することも容易である。
【0028】 本考案品は、このためより高速の機械包装を可能とし、しかも不良発生が少な く、検査、再包装経費を節減した。その上、コスト的にもセロハン系のものより も、或いはポリエチレン系のものよりも安価である。
【0029】 なお、本考案の包装材には他の配合剤、例えば、耐ブロッキング剤、滑剤、可 塑剤等を併用してもさしつかえない。またポリプロピレンとしては、結晶性アイ ソタクチックポリプロピレンが望ましいが、モノマーの一部を他の成分に置換す ることも可能である。例えば、エチレンを50モル%未満の限度で置換した共重 合体でも同種の効果が期待できる。また、ポリプロピレンにポリエチレン等の他 のポリマーをブレンドして使用することも可能である。
【0030】 図1に示す実施例は、本考案の包装材の基本構成を示し、図2は、さらにヒー トシール性を高めるためのアクリル系共重合体被膜3をポリ塩化ビニリデン被膜 2の上に形成したものを示す。
【0031】
【実施例】
本考案の包装材2種と比較例として従来品2種を検討した。
【0032】 本考案品Aは、二軸延伸ポリプロピレンフイルム(ポリプロピレン100%) として延伸倍率8倍、熱収縮率は縦4.0%、横4.8%(150℃、15分)で厚さ 20μmのものを使用し、両面に厚さ1μmのポリ塩化ビニリデン樹脂(塩化ビ ニリデンモノマー90モル%含有)を溶剤コーティングで形成した。帯電防止剤 としては市販の界面活性剤レオスタット53(ライオン油脂製イミダゾリン型両 性界面活性剤金属塩)を0.5%ポリプロピレン層にねり込んだ。
【0033】 本考案品Bは、熱収縮率が縦3.3%、横4.3%の厚さ19μmの二軸延伸ポリプ ロピレンフイルムを使用し(他の特性はAに同じ)、両面に厚さ1μmのポリ塩 化ビニリデンを溶剤コーティングで形成し、さらにその片側表面にアクリル系共 重合体の被膜を厚さ1μmに形成した。
【0034】 従来品Cは、厚さ22μmのセロハンの両面に厚さ1.5μmのポリ塩化ビニリ デンを溶剤コーティングにより形成した防湿セロハンである。
【0035】 従来品Dは、厚さ39μmの無延伸低密度ポリエチレンフイルムである。
【0036】 各々の包装材の物理特性は表1の通りである。
【0037】 また、機械による高速包装の結果では本考案品の2種がすぐれていた。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の包装材の実施例を示す部分断面図であ
る。
【図2】本考案の包装材の他の実施例を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
1…二軸延伸ポリプロピレンフイルム 2…ポリ塩化ビニリデン被膜 3…アクリル系共重合体被膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】延伸倍率2〜15倍で、縦、横両方向の熱
    収縮率がいずれも2〜8%であり、縦、横の熱収縮率相
    対比が30%以下である厚さ10〜30μmの二軸延伸
    ポリプロピレンフイルムの少なくとも片面に静摩擦係数
    が0.1〜0.4、厚さが0.5〜3μmのポリ塩化ビニリデン
    被膜を有し、一層又は二層以上に帯電防止剤を含有する
    写真フイルム用等の小箱集合包装用包装材。
JP412791U 1991-01-16 1991-01-16 小箱集合包装用包装材 Pending JPH075733U (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951205