JPH075827U - 風向き調整用水平羽根の連杆外れ防止構造 - Google Patents

風向き調整用水平羽根の連杆外れ防止構造

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JPH075827U
JPH075827U JP3456293U JP3456293U JPH075827U JP H075827 U JPH075827 U JP H075827U JP 3456293 U JP3456293 U JP 3456293U JP 3456293 U JP3456293 U JP 3456293U JP H075827 U JPH075827 U JP H075827U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大型化と通気効率の低下を招くことなく、風向
調整用水平羽根の連杆外れが完全に防止できる構造をも
つ空調機等の空気吹出装置を提供する。 【構成】空調ケース体(1)の前面に複数枚の風向き調
整用水平羽根(2)を並列させて水平に軸支し、この各
水平羽根(2)の後端縁部に水平に設けた各ピン軸
(3)に、連杆(4)に付設されたC字状の各クランプ
(4a)を後方より嵌合し、操作ノブ(5)の操作によ
り各水平羽根(2)を一斉に回動するようした車両用空
調機等の空気吹出装置の、少なくとも端部に配される水
平羽根(2)のピン軸(3)の端部に一対の平行なフラ
ンジ部(3a,3a)を形成すると共に、該フランジ部(3a,3
a)間には前記連杆(4)のC字状クランプ(4a)の外
周円弧面に摺接する摺接面を有するストッパー(3b)
が架設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等に設置される空気吹出装置の風向き調整用水平羽根を連動し て回動させるための連杆が水平羽根から容易に外れないようにした連杆外れ防止 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に設置される空調機や換気装置の空気吹出装置には、図5に示すように複 数枚の水平羽根2′の両端軸部が、空調ケース体1の前面に並列して回動可能に 支承されている。この各水平羽根2′の後端縁の一部には図6に示すように切欠 部2a′が形成されており、それぞれの切欠部2a′の端部同士はピン軸3′に より連結されている。このピン軸3′に対して、複数枚の水平羽根2′の配設間 隔と同一間隔で連杆4に付設されているC字形状の複数のクランプ4aをそれぞ れ後方より嵌合し、一部の水平羽根2に摺動可能に挿通されると共に、その羽根 2から前方に突出する操作ノブ5を上下に動かすことにより前記一本の連杆4を 介して各水平羽根2′を連動させて一斉に回動するようにしている。
【0003】 また、前記各水平羽根2′の後方には垂直に多数枚の垂直羽根6が並列して空 調ケース本体1の上下壁面に軸支されており、その中央の垂直羽根6に上記操作 ノブ5の後端が係止され、同操作ノブ5を左右に動かすことにより図示せぬリン クを介して全ての垂直羽根6を左右に一斉に回動させる。なお、図5中の符号7 はその中心を軸として上下に回動し、空気の吹出量を調整するための風量調整バ ルブである。
【0004】 ところで、一般に前記操作ノブ5に挿通する水平羽根2′は、上下の中央部に 位置する水平羽根であることが多い。これは、連杆4をスムースに上下に移動す るために最も合理的に力の伝達がなされる位置であることによる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、水平羽根は操作ノブを操作せずに直接指で上下方向に動かすことも 多い。そして、この操作は複数枚の水平羽根2′のうち、図7に示すように通常 は最上部或いは最下部の羽根2′が指で動かされることが多い。このとき、中間 部の水平羽根2′にも連杆4を介した力をスムースに伝えようとすると、操作ノ ブ5を操作するときよりも大きな力を必要とするため、つい羽根2′の回動を通 常以上に大きく回転させてしまう。その結果、合成樹脂からなり弾性変形がし易 いC型クランプ4aの先端は同図に仮想線で示すように外方に開き、ピン軸3′ がクランプ4aから外れてしまうという問題があった。この問題に対処するには 、連杆4及びクランプ4aの強度を上げることが最も簡単な方法ではあるが、そ のためにはリンク径及びクランプ径を大きくせざるを得ず、スペース的にも通気 効率の面からも採用できないのが実状である。 したがって本考案の目的は、大型化と通気効率の低下を招くことなく、リンク 外れが完全に防止できる構造をもつ空調機等の空気吹出装置を提供することにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案は空調ケース体の前面に複数枚の風向き調 整用水平羽根を並列させて水平に軸支し、この各水平羽根の後端縁部に水平に設 けた各ピン軸に、連杆に付設されたC字状の各クランプを後方より嵌合し、操作 ノブの操作により各水平羽根を一斉に回動するようした車両用空調機等の空気吹 出装置において、少なくとも端部水平羽根の前記ピン軸の端部に平行に形成され たフランジ部を有すると共に、該フランジ部間には前記連杆のC字状クランプの 外周円弧面に摺接する摺接面を有するストッパーが架設されてなることを特徴と する風向き調整用水平羽根の連杆外れ防止構造を主要な構成としている。
【0007】 前記ストッパーは水平羽根の回動範囲内においてピン軸を挟んで2個所に架設 することも可能であり、また前記ストッパーとは別にピン軸と羽根との間を第2 ストッパーとなる連結片で連結してもよく、これらの構造を採用する場合には連 杆外れ防止機能が更に確実となる。
【0008】
【作用】
かりに、指で最下段の水平羽根を下方に大きく回動させようとしても、同水平 羽根のピン軸には常に羽根本体と平行な板状ストッパーの内面が連杆の下端に設 けられたC字状クランプの外周面に当接しているため、ピン軸と同ストッパーと の間で同クランプの一部を挟圧することになり、同クランプの弾性変形を確実に 阻止し、その先端が外方に開かないようにする。したがって、連杆がピン軸から 外れることを完全に防止すると共に、前記ストッパーが水平羽根と略平行に形成 されているため通気抵抗の増加も殆どない。しかも、この連杆外れ防止用のスト ッパーは水平羽根の切欠部両端から突出する一対のフランジ間に一体的に架設さ れているため、ストッパー自身の強度も確保される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って具体的に説明する。なお、本考案を採用 する空気吹出装置における水平羽根を除く各部材の基本構造及び機能は、既述し 図4に示す従来の構造及び機能と実質的に同一であるので、以下の説明では水平 羽根と回動用連杆とを中心に説明する。図中、同一の符号は実質的に同一の部材 を示している。
【0010】 図1は本考案の代表的な第1実施例である風向き調整用水平羽根の連杆外れ防 止構造を有する水平羽根の要部を示す斜視図であり、図2は同実施例による連杆 外れ防止機構の作用説明図である。これらの図において、符号2は水平羽根、4 は水平羽根回動用連杆である。本実施例においては、複数枚の水平羽根2,2′ …の両端軸部が、図7に示す従来と同様に空調ケース体1の前部内壁面に並列し て回動可能に支承されている。これらの各水平羽根2,2′…の後端縁には切欠 部が形成されており、各切欠部の端部同士はそれぞれにピン軸3,3′…により 連結されている。これらのピン軸3,3′…に、複数枚の水平羽根2の配設間隔 と同一間隔をもって連杆4に付設されているC字形状を有する複数のクランプ4 aをそれぞれ後方より嵌合して、連杆4を各水平羽根2,2′…に連結する。前 記複数の水平羽根2,2′…のうち、一部の水平羽根2′には操作ノブ5が摺動 可能に挿通されており、この操作ノブ5を上下に動かすと、前記連杆4を介して 各水平羽根2が連動して一斉に回動する。
【0011】 本考案の特徴部は、前記水平羽根2,2′…のうち最も下段に配される水平羽 根2の構造にあり、同水平羽根2の上記切欠部の両端からは外方に突出する略円 形のフランジ3a,3aが平行に形成されており、前記ピン軸3は両フランジ3 a,3aの略中心部を連結して設けられている。また、前記両フランジ3a,3 aの径は連杆4の端部から直交して突出するC字状クランプ4aの外径とほぼ同 一長さに設定されている。そして、同フランジ3a,3aには、羽根本体2aと ほぼ平行で且つ両フランジ3a,3aの外周面間を連結するようにして、本考案 の主要部をなす板状のストッパー3bが架設されている。
【0012】 かかる構成からなる本考案の連杆外れ防止構造を備えた水平羽根2のピン軸3 に、連杆4の下端に形成されたC字状クランプ4aを後方から嵌着すると共に、 他の従来と同一構造を有する水平羽根2′のピン軸3′に、連杆4に多段に形成 されたC字状クランプ4a,4a…を順次嵌着する。図2の(a)は、この嵌着 時の状態を示している。
【0013】 図2(a)に示す状態において、指をもって最上段の水平羽根2を上下に大き く回動させようとすると、図2(a)に仮想線で示すように下端のピン軸3には 常に水平羽根2の本体2aと平行な板状ストッパー3bの内面が連杆4の下端に あるC字状クランプ4aの外面に当接しているため、ピン軸3と同ストッパー3 bとの間で同クランプ4aの一部を挟圧することになって、同クランプ4aの弾 性変形を阻止し、その先端が外方に開かないようにしている。したがって、連杆 がピン軸から外れることは完全に防止されると共に、前記ストッパー3bは水平 羽根本体2aと略平行に形成されているため通気抵抗の増加も殆どない。しかも 、連杆外れ防止用のストッパー3bは水平羽根本体2aの切欠部の両端から外方 に突出する左右一対のフランジ3a,3a間に一体に架設されているため、スト ッパー3b自身の強度も十分に確保される。
【0014】 図3及び図4は本考案の第2実施例を示しており、図3に示すごとく同実施例 によれば上記第1実施例の構成に加えて、水平羽根2の切欠部にあって同水平羽 根本体2aとピン軸3との間をピン軸3の径より薄肉である板状の第2ストッパ ー3cにより連結してある。かかる構成により、水平羽根2がピン軸3を介して 連杆4と連結されるとき、上記ストッパー3bがC字状クランプ4aの外周面に 当接すると共に、同クランプ4aの開口部内に前記第2ストッパー3cが差し込 まれた状態となる。
【0015】 こうした状態で、図4(a)に示すごとく下端の水平羽根2を、その回動軸部 を中心に反時計方向に回動させて無理な力Fを加えると、ピン軸3はC字状クラ ンプ4aを開いて外れようとするが、同時に同クランプ4aの外周面に当接する ストッパー3bにより弾性変形が阻止されるため、この状態では外れることがな い。また、このとき第2ストッパー3cがC字状クランプ4aの前記ストッパー 3bとは反対側にある開口端面に当接しているため、水平羽根2のそれ以上の回 動は阻止される。一方、図4(b)に示すごとく下端の水平羽根2を、その回動 軸部を中心に時計方向に回動させる場合にも、ピン軸3がC字状クランプ4aを 開いて外れようとするが、同時に同クランプ4aの外周面に当接するストッパー 3bによりピン軸3の移動が阻止されるため、この状態では外れることがない。 同時に、第2ストッパー3cはC字状クランプ4aの前記ストッパー3bと同じ 側にある開口端面に当接しており、水平羽根2はそれ以上の回動が阻止されるこ とになる。
【0016】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように本考案によれば、空調機等の空気吹出装置におけ る風向き調整用の複数枚の水平羽根を連動して一斉に回動させるための連杆の先 端部に形成されているC字状クランプに嵌着するピン軸をもつ水平羽根に、ピン 軸の左右端部に形成された一対のフランジ間に板状のストッパーを架設状態で一 体に形成し、同ストッパーの内面が前記クランプの外周面に摺接するようにして いるため、ストッパーの強度が確保されると共に、開口部が外方に開きやすいC 字状クランプの一部がピン軸と前記ストッパーとにより常に挟持状態にあり、前 記水平羽根に無理な力を加えて大きく回動させようとしても、クランプは変形せ ず、連杆が前記水平羽根から外れるようなことはない。また、前記ストッパーは 水平羽根の本体と略平行に設けられているため、通気抵抗を低下させることもな い
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す連杆外れ防止構造を
もつ風向き調整用水平羽根の要部を示す斜視図である。
【図2】同連杆外れ防止構造による機能説明図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す連杆外れ防止構造を
もつ風向き調整用水平羽根の要部を示す斜視図である。
【図4】同連杆外れ防止構造による機能説明図である。
【図5】一般的な空気吹出装置の縦断面図である。
【図6】従来の水平羽根と連杆の接続構造を示す分解斜
視図である。
【図7】同水平羽根と連杆の接続構造による連杆外れ機
構の説明図である。
【符号の説明】
1 空調ケース体 2,2′ 水平羽根 2a,2a′ 本体 3,3′ ピン軸 3a フランジ 3b (第1)ストッパー 3c 第2ストッパー 4 連杆 4a クランプ 5 操作ノブ 6 垂直羽根 7 風量調節バルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ケース体(1)の前面に複数枚の風
    向き調整用水平羽根(2)を並列させて水平に軸支し、
    この各水平羽根(2)の後端縁部に水平に設けた各ピン
    軸(3)に、連杆(4)に付設されたC字状の各クラン
    プ(4a)を後方より嵌合し、操作ノブ(5)の操作に
    より各水平羽根(2)を一斉に回動するようした車両用
    空調機等の空気吹出装置において、少なくとも端部水平
    羽根(2)の前記ピン軸(3)の端部に平行に形成され
    たフランジ部(3a)を有すると共に、該フランジ部
    (3a,3a)間には前記連杆(4)のC字状クランプ(4
    a)の外周円弧面に摺接する摺接面を有するストッパー
    (3b)が架設されてなることを特徴とする風向き調整
    用水平羽根の連杆外れ防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000297961A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Nippon Plast Co Ltd 風向調整装置

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