JPH0759461A - 培養土 - Google Patents

培養土

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JPH0759461A
JPH0759461A JP5205027A JP20502793A JPH0759461A JP H0759461 A JPH0759461 A JP H0759461A JP 5205027 A JP5205027 A JP 5205027A JP 20502793 A JP20502793 A JP 20502793A JP H0759461 A JPH0759461 A JP H0759461A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 栽培される植物の生長を効果的に促進するこ
との出来る培養土を提供すること。 【構成】 寒天成分を抽出した後のテングサの残分より
なる寒天粕と鉱物性の吸着剤とを混合した混合物に更に
木くずを配合して得られる配合物を発酵させて堆肥を構
成し、更にかかる堆肥に対して、鉱物性の粒状物からな
る土壌改良材と、ロックウールの短繊維が互いに絡み合
って粒状に集合せしめられてなる細粒綿とを、添加、混
合せしめることによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、植物の栽培に用いられる培養土
の改良に係り、特にかかる植物の生長に対して、より優
れた促進効果が発揮され得るようにした培養土に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】従来から、鑑賞用の花卉や木本植物等の栽
培には、培養土が使用されている。そして、よく知られ
ているように、この培養土は、人為的に加工されてなっ
ており、各種の原料が混合乃至は配合されて、栽培され
る植物の種類等に適した組成となるように構成されてい
る。
【0003】また、一般に、かかる培養土にあっては、
有機物の補給のために、原料の一つとして、オガくず等
を発酵させてなる堆肥が配合されている。このような有
機物としての堆肥の施用は、栽培される植物に対して養
分源を補給する上で有効であることは勿論、団粒化や通
気、通水の良好化等の培養土における土壌の物理的性質
を改善せしめる他、該土壌の化学的性質や微生物的性質
等を改善して、地力を高め、緩衝能を増大させる等、か
かる土壌の土作りに対して、直接に、或いは間接的に大
きな役割を果すこととなる。
【0004】ところが、実際には、そのような堆肥が配
合された培養土を用いた場合においても、栽培される植
物の初期生長が思わしくなかったり、或いはその生長が
途中で止まってしまったりすることが往々にしてあるの
である。しかも、一般に、土壌は、種類によって、その
性質が大きく異なるため、上述の如き堆肥の施用による
土壌の物理特性の向上効果においても、配合される土壌
の種類によっては、期待される程の効果を得ることが出
来ないものもあったのである。要するに、上述の如き従
来の培養土は、栽培される植物に対して、必ずしも充分
な生育効果をもたらすものとは言い難いものであったの
である。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情に鑑
みて為されたものであって、その解決課題とするところ
は、栽培される植物の生長を効果的に促進することの出
来る培養土を提供することにある。
【0006】
【解決手段】ところで、植物の生長を促すものとして
は、従来より、海藻の褐藻類を含む土壌改良材が用いら
れている。この褐藻類には、海藻特有の成分であるアル
ギン酸やラミナリンが含まれており、これらの成分が、
土壌のバクテリア活動を刺激して、腐埴を増加させ、ま
た団粒化等の土壌の物理特性を向上せしめることによっ
て、間接的に植物の生長を高めているのである。これに
対して、紅藻類の一種であるテングサは、単に、寒天の
製造原料として利用されるだけで、寒天成分の抽出後に
は廃棄処分されていた。
【0007】そこで、本発明者らは、それらの点に着目
し、上述の如き課題を解決すべく種々検討を重ねた結
果、寒天成分を抽出した後のテングサの残分(抽出残
渣)よりなる寒天粕が植物の生育に極めて高い効果を発
揮するといった知見を得たのであり、また、かかる寒天
粕と共に、所定の土壌改良材やロックウールの短繊維か
らなる細粒綿を原料として培養土を構成し、これを用い
ることによって、更にその効果を高めることが出来るこ
とをも、見出したのである。
【0008】すなわち、本発明は、かくの如き知見に基
づいて完成されたものであって、その特徴とするところ
は、堆肥を含み、植物の栽培に用いられる培養土におい
て、寒天成分を抽出した後のテングサの残分よりなる寒
天粕と鉱物性の吸着剤とを混合した混合物に更に木くず
を配合して得られる配合物を発酵させて、前記堆肥を構
成する一方、かかる堆肥に対して、鉱物性の粒状物から
なる土壌改良材と、ロックウールの短繊維が互いに絡み
合って粒状に集合せしめられてなる細粒綿とを、添加、
混合せしめるようにしたことにある。
【0009】
【具体的構成】ところで、上述の如く、本発明に従う培
養土は、堆肥と土壌改良材とロックウールの細粒綿とよ
り構成されるものであるが、それらのうち、特に、堆肥
が、主要な原料として用いられるものである。また、こ
の堆肥には、従来のものとは異なり、木くずの他に、寒
天粕と鉱物性の吸着材とが含まれて、構成されているの
である。
【0010】そして、前述したように、かかる堆肥を構
成する寒天粕に、植物の生長を促す働きがあるのである
が、これは、寒天粕中にサイトカイニン様物質が含まれ
ているためと考えられる。即ち、このサイトカイニン様
物質とは、植物培養組織の細胞質分裂を促進する作用を
持つサイトカイニンと同様な生理作用を示す植物ホルモ
ン様物質であり、これが、栽培される植物の生長、例え
ば葉色の向上や根の張り等に大きな影響を及ぼしている
と推定されるのである。
【0011】ところが、そのような寒天粕は、粘物質た
る寒天成分が抽出され、除去されたものであるにも拘わ
らず、なお高い粘性を保持している。そのため、そのよ
うな寒天粕を、そのままの状態で、堆肥の原料として用
いて培養土を構成した場合、寒天粕の粘性により培養土
における土壌の団粒構造が崩壊して、該土壌中の孔隙が
減少し、それによって土壌中における酸素不足が惹起せ
しめられ、その結果、栽培される植物の生長が著しく阻
害されることとなる。それ故、本発明に係る培養土にお
いては、堆肥を構成する原料として、かかる寒天粕と共
に、吸着剤が用いられているのである。即ち、本発明に
あっては、かかる吸着剤を寒天粕に混合せしめることに
よって、該寒天粕が脱湿され、その粘性が低下せしめら
れるようになっているのであり、またそれによって、高
粘性を有する寒天粕を原料として用いていても、培養土
の通気性や通水性が可及的に確保され得るようになって
いるのである。
【0012】而して、そのような吸着剤としては、堆肥
中に含まれていても、栽培される植物に悪影響を及ぼす
ことのないものである必要がある。従って、本発明に係
る培養土においては、かかる吸着剤として、例えばパー
ライトや珪酸白土等の鉱物性の吸着剤が使用されていな
ければならないのである。
【0013】一方、それら寒天粕及び鉱物性の吸着剤と
共に、堆肥を構成する木くずは、その種類が特に限定さ
れるものではなく、従来から使用されていたものが何れ
も用いられるのであって、例えばバークやオガくず等が
好適に用いられ得る。これらの木くずは、C/N比が高
く、栽培される植物に対する能率的な有機物補給源とし
て、高い効果を発揮するものである。要するに、本発明
に係る培養土においては、そのような木くずが堆肥の原
料として用いられることによって、良好な腐埴が補給さ
れ、養分を豊富に含む養分源が、栽培される植物に対し
て効果的に供給され得ることとなるのである。
【0014】このように、本発明に係る培養土にあって
は、栽培される植物の生長にとって極めて有用なものが
堆肥の原料として用いられ、それらの原料が混合若しく
は配合され、更に発酵せしめられて、堆肥が構成されて
いるのである。そして、本発明においては、かくして構
成される堆肥が、培養土全体に対して、容量基準にて1
5〜90%の割合で含まれていることが望ましい。けだ
し、堆肥が、培養土に対して、かかる数値範囲を越えて
含有されることとなると、該培養土中の通気性が悪化し
て、根の発育が阻害されるといった問題があるからであ
り、また、逆に堆肥の含有量が、かかる値を下回る場合
においては、上述の如き構成とされた堆肥の含有により
発揮される植物の生育を高める効果が有効に享受され得
なくなってしまうからである。
【0015】また、本発明に従う培養土において、堆肥
と共に原料の一つとして用いられる土壌改良材は、鉱物
性の粒状物にて構成されるものであれば、如何なるもの
も使用され得る。例えば、そのようなものとしては、鹿
沼土やバーミキュライト、パーライト等の粒状物が挙げ
られ、本発明においては、それらの土壌改良材が単独
で、或いは種々組み合わされて、使用され得るのであ
る。そして、かくの如き土壌改良材の使用によって、本
発明に係る培養土にあっては、土壌の団粒化が図られ、
該土壌中の孔隙が有効に確保されて、通気、通水性が良
好となり、以て栽培される植物の生長が助長されること
となるのである。
【0016】なお、本発明に係る培養土においては、そ
のような土壌改良材の含有量が、容量基準で35%以下
の割合となるようにされていることが望ましい。何故な
ら、かかる土壌改良材の含有量が35%を越える場合に
あっては、培養土の保水性が著しく悪化するといった不
具合があるからである。
【0017】また、本発明に従う培養土にあっては、も
う一つの原料として、ロックウールの細粒綿が用いられ
ることとなるが、これは、かかる培養土を植物の生育に
とって、より好適な土壌と為す上で、また、その軽量化
を図る上で、極めて有用なものである。
【0018】すなわち、この細粒綿は、所定量のロック
ウールの短繊維が丸められることにより、互いに絡み合
い、粒状に集合せしめられてなるものであって、その内
部において縦横に連続する微細な孔隙が、多数、形成さ
れてなる構造を有するものである。そのため、かかる細
粒綿にあっては、非常に軽量であるばかりでなく、その
ような微細な孔隙により毛細管現象が惹起せしめられ、
それによって、高い吸水力と保水力が発揮されるといっ
た特徴が具備されている。従って、そのような特徴を有
する細粒綿が含有されることによって、培養土の軽量化
及び保水性の向上が効果的に図られることとなるのであ
り、またかかる培養土中において、細粒綿の有する微細
な孔隙が外部からの圧力に対して良好な緩衝機能を発揮
して、該細粒綿の周辺土壌の団粒構造が有効に維持され
ることとなるのである。しかも、かかる細粒綿は、粒形
状を有していることから、堆肥や土壌改良材等の他の原
料に対して容易に混合され得るようになっており、それ
によって、培養土中に略均一に混在せしめられ得、以て
該培養土全体の、上述の如き土壌の物理特性の向上が効
果的に図られ得ることとなるのである。
【0019】そして、本発明においては、そのようなロ
ックウールの細粒綿が、好適には、培養土全体に対し
て、容量基準で10〜40%の割合となる量にて添加、
混合せしめられることとなる。けだし、かかる細粒綿
が、培養土全体に対して40%の割合となる量を越え
て、添加、混合せしめられると、保水性が高くなり過ぎ
て、根腐れ等が発生し易くなり、甚だしい場合には栽培
される植物が枯死してしまうといった問題があるからで
あり、また、かかる細粒綿が、10%を下回る量にて、
培養土に添加、混合されても、上述の如き効果を有効に
享受することが出来ないからである。なお、かかる細粒
綿の大きさは、特に限定されるものではないが、一般
に、その直径が1〜15mm、好ましくは2〜10mm程度
とされることとなる。
【0020】このように、本発明に従う培養土にあって
は、植物組織に対して直接に働きかける物質を含む寒天
粕と養分の能率的な給源である木くずとからなる堆肥
と、土壌の団粒化を図り、通気性及び通水性を高める土
壌改良材と、土壌の保水性を向上せしめるロックウール
の細粒綿とから構成されているところから、植物の生長
に対して、直接に、または間接的に高い効果が発揮され
得るのである。
【0021】従って、このような本発明に係る培養土を
用いれば、栽培される植物の生長が、より効果的に促進
され得ることとなるのである。
【0022】ところで、上述の如き優れた特徴を有する
培養土は、有利には、以下の如くして製造されることと
なる。
【0023】先ず、寒天成分を抽出した後のテングサの
残分よりなる寒天粕と鉱物性の吸着剤とを混合して、混
合物を得るのであるが、それらの混合比(重量基準)
は、1:1とされることが望ましい。それによって、寒
天粕の粘性を充分に低下させることが可能となるからで
ある。
【0024】次いで、かくして得られた混合物に対して
木くずを配合して、配合物を得る。その際、かかる配合
物中に、寒天粕と鉱物性の吸着剤とからなる混合物が多
過ぎると、寒天粕の有する粘性が最終的に得られる培養
土中の孔隙を減少せしめて、該培養土の通気性や通水性
を低下させるばかりでなく、鉱物性の吸着剤の多量の使
用によって、コストの高騰が惹起されることとなる。ま
た、その反対に、前記配合物中において、かかる混合物
の含有量が過少であると、寒天粕の含有により発揮され
る植物の生育を高める効果が有効に享受され得なくなっ
てしまう。そのため、寒天粕と鉱物性の吸着剤との混合
物は、配合物全体に対して、重量基準にて10〜50%
含まれていることが好ましく、より好ましくは30%程
度である。
【0025】その後、かかる配合物を発酵せしめて、堆
肥を得るのである。ここにおいて、この配合物の発酵
は、従来と同様な手法に従って行なわれることとなる。
即ち、先ず、C/N比を高めて、良好な発酵条件を得る
ために、かかる配合物に所定量の鶏糞や茶粕等を添加、
混合し、更に発酵菌として、バチルス等の細菌、アスペ
ルギルス等の糸状菌、ストレプトマイセス等の放線菌等
を添加する。その後、これらの配合物を堆積し、周期的
に切返しを行ないながら、好ましくは4〜12か月間、
より好ましくは6か月間程度放置して、発酵させるので
ある。なお、この発酵期間が長過ぎると、土壌の物理特
性が低下し、また短過ぎると、発酵が完全に行なわれ得
ず、培養土として使用する際に再度発酵が始まり、それ
に伴って気化するガス等によって、栽培される植物に生
育障害が惹起される恐れがある。
【0026】そして、かくして得られた堆肥に対して、
鉱物性の粒状物からなる土壌改良剤と、ロックウールか
らなる細粒綿とを、前述の如き配合割合となるように、
添加、混合して、目的とする培養土を得るのである。な
お、その際、かかる培養土に対して、所定の肥料等を加
えることも可能であり、それによって、栽培される植物
の生長促進に対して、より有効なものが得られることと
なる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも
受けるものでないことは言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修
正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべ
きである。
【0028】先ず、寒天成分を抽出した後の寒天粕とし
て、含水率が64.9%で、N,P,Kの各含有量が、
0.01%,0.3%,0.2%のものと、鉱物性の吸
着剤として、パーライト〔昭和化学(株)製〕と、木く
ずとして、バーク〔ニチハ(株)製のハードボードの加
工くずを崩して、熱処理したもの〕とを、それぞれ、所
定量準備した。次いで、かかる寒天粕とパーライトとを
重量比が1:1の割合となる量にて混合して混合物を
得、その後、かかる混合物にバークを配合して、該混合
物とバークとが3:7の割合(重量比)となる量にて配
合されてなる配合物を得た。そして、この配合物を従来
法に従って発酵させ、堆肥を得、かくして得られた堆肥
を堆肥Aとした。また、比較のために、木くず等だけか
ら成り、寒天粕を含まない従来の堆肥を所定量準備し、
これを堆肥Bとした。
【0029】引き続いて、ロックウールの細粒綿
〔(株)ニチアス製〕を所定量、準備し、また土壌改良
剤として、所定量の鹿沼土(硬質、みじん入り)とバー
ミキュライト(日東ひるいし33L中粒)とを準備し
た。そして、それら細粒綿と、鹿沼土と、バーミキュラ
イトと、先に得た堆肥Aと、堆肥Bとを、下記表1に示
される如き配合割合(容量基準)にて配合し、各々配合
割合の異なる11種類の培養土1〜11を得た。
【0030】
【表1】
【0031】引き続き、それら培養土1〜11に、それ
ぞれ元肥として、グリーンマップ〔日本合同肥料(株)
製〕を3g/l 添加、混合した後、直径7.5cmのポット
に各々所定量投入した。その後、それら11種類の培養
土が投入されたポットに、成形育苗法の1種たるプラグ
育苗により育苗したF1 テルスターホワイト〔タキイ種
苗(株)ダイアンサス属F1 テルスター〕の苗(本葉2
対展開)を定植した。それら培養土1〜11を用いて栽
培された各F1 テルスターホワイトを、それぞれ、植物
1〜11とした。そして、培養土1〜11が、それぞ
れ、植物1〜11の質的生長に対して如何なる影響を及
ぼすかを調べるために、定植後98日めに、それぞれの
草丈、株張りを測定し、側枝数、花数、花芽数を数え、
更に開花率と、株のしまりを表す株張りに対する草丈の
比とを、算定した。なお、花数と花芽数は、主茎の花数
と未開花花数とを表す。また、それと共に、各培養土
の、植物1〜11の量的生長に及ぼす影響を調べるため
に、定植後100日めのものについて、全生重量、地上
部生重量、地下部生重量を測定した。各培養土の植物の
質的生長に対する影響についての結果を下記表2に、ま
た量的生長への影響についての結果を下記表3に、それ
ぞれ、示す。なお、全ポットとも、追肥は施用しなかっ
た。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】それらの表の結果から明らかなように、本
発明に従って、寒天粕、吸着剤及び木くずより構成され
る堆肥と鉱物性の土壌改良材とロックウールの細粒綿と
を含んでなる培養土1〜7を用いて栽培された植物1〜
7に対して、寒天粕や吸着材が含まれていない、従来の
堆肥が含有される培養土8によって栽培された植物8
は、質的生長を表す、何れの項目においても著しく劣っ
ており、また量的生長においても、地上部生重量が際立
って低い値を示している。また、本発明に従って構成さ
れる培養土により栽培された植物1〜7と、鉱物性の土
壌改良材が含まれていない培養土9及び10を用いて栽
培された植物9及び10とを比較した場合、草丈と花数
及び花芽数において、前者が後者を勝っていることは明
らかである。更に、上述の如き植物1〜7と、ロックウ
ールの細粒綿が含まれていない培養土10及び11にて
栽培された植物10及び11とを、比較すると、植物1
0及び11の方が、植物1〜7よりも、株張りが悪く、
また花数及び花芽数が少ない結果となっている。
【0035】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明に従う培養土
にあっては、原料として使用される堆肥と鉱物性の土壌
改良材とロックウールの細粒綿とが、それぞれ、植物の
生長に対して極めて有用なものであり、それらが協働し
て、植物の質的生長に対しても、また量的生長に対して
も、優れた促進効果を発揮するのである。
【0036】従って、このような本発明に係る培養土を
用いれば、従来のものを使用する場合に比して、栽培さ
れる植物の生長が、飛躍的に促進され得ることとなるの
である。
【0037】しかも、かかる本発明に従う培養土にあっ
ては、その主要原料たる堆肥が、従来、廃棄処分されて
いた寒天粕と木くずとによって、その大部分が構成され
ているところから、コストを可及的に抑制せしめつつ、
上述の如き優れた特徴が発揮され得るようになっている
のである。
【0038】また、かかる培養土にあっては、原料の一
つとして、極めて軽量なロックウールの細粒綿が含まれ
ていることから、その軽量化が効果的に図られ得るとい
った利点をも、有しているのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堆肥を含み、植物の栽培に用いられる培
    養土にして、 寒天成分を抽出した後のテングサの残分よりなる寒天粕
    と鉱物性の吸着剤とを混合した混合物に更に木くずを配
    合して得られる配合物を発酵させて、前記堆肥を構成す
    る一方、かかる堆肥に対して、鉱物性の粒状物からなる
    土壌改良材と、ロックウールの短繊維が互いに絡み合っ
    て粒状に集合せしめられてなる細粒綿とを、添加、混合
    せしめることにより構成したことを特徴とする培養土。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023062248A (ja) * 2021-10-21 2023-05-08 南出株式会社 樹木根の誘導路盤材及び根上がり防止路盤形成方法

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