JPH0760509B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH0760509B2 JPH0760509B2 JP62043389A JP4338987A JPH0760509B2 JP H0760509 B2 JPH0760509 B2 JP H0760509B2 JP 62043389 A JP62043389 A JP 62043389A JP 4338987 A JP4338987 A JP 4338987A JP H0760509 B2 JPH0760509 B2 JP H0760509B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coercive force
- layer
- magnetic
- force layer
- recording medium
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気カード等に使用する磁気記録媒体に関す
るものである。
るものである。
従来の技術 近年、磁気カードの普及は著しく種々の分野に利用され
ている。従来から使用されている銀行カード、クレジッ
トカードのほか、最近、いわゆるセキュリティカードと
呼ばれる用途が増加している。これは、容易に情報の改
ざんがなされてしまうようなものであっては、システム
の信頼性を著しく低下させてしまうことになる。このた
め、情報の改ざんを防止するための保護機能を有する磁
気カードが要望され、種々な構造の磁気カードが提案さ
れ使用されてきている。これらのうち、磁気カード等に
使用してこの種の保護機能を与えるのに適した磁気記録
媒体として、基体上に高保磁力層、低保磁力層、高透磁
率層を順次積層してなるものが提案されている。
ている。従来から使用されている銀行カード、クレジッ
トカードのほか、最近、いわゆるセキュリティカードと
呼ばれる用途が増加している。これは、容易に情報の改
ざんがなされてしまうようなものであっては、システム
の信頼性を著しく低下させてしまうことになる。このた
め、情報の改ざんを防止するための保護機能を有する磁
気カードが要望され、種々な構造の磁気カードが提案さ
れ使用されてきている。これらのうち、磁気カード等に
使用してこの種の保護機能を与えるのに適した磁気記録
媒体として、基体上に高保磁力層、低保磁力層、高透磁
率層を順次積層してなるものが提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のこの種の磁気記録媒体では、これ
を磁気カード等に使用した場合において、支障なく使用
できるようにし且つ情報の改ざんを防止するための保護
機能をより高めるには、その高保磁力層、低保磁力層、
高透磁率層の形成材料および磁気特性をどのように選定
すれば良いかについて十分な解明がなされていない。ま
た、磁気カードとしてどのように使用すれば情報の改ざ
んを効果的に防止することができるかについても十分な
究明がなされていないのが現状である。
を磁気カード等に使用した場合において、支障なく使用
できるようにし且つ情報の改ざんを防止するための保護
機能をより高めるには、その高保磁力層、低保磁力層、
高透磁率層の形成材料および磁気特性をどのように選定
すれば良いかについて十分な解明がなされていない。ま
た、磁気カードとしてどのように使用すれば情報の改ざ
んを効果的に防止することができるかについても十分な
究明がなされていないのが現状である。
本発明の目的は、このような従来の技術にかんがみて、
情報の改ざんの困難な磁気カードして支障なく使用でき
るような磁気記録媒体を提供することである。
情報の改ざんの困難な磁気カードして支障なく使用でき
るような磁気記録媒体を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、基体上に高保磁力層、低保磁力層、高
透磁率層を順次積層してなる磁気記録媒体において、前
記高透磁率層は、その下にある前記低保磁力層および高
保磁力層に記録された情報に対するシールド効果を発揮
するに充分な20Oe以下の保磁力を与えうる材料にて形成
され、前記高保磁力層は、前記高透磁率層による外部磁
界に対するシールド作用に抗して磁気ヘッドで情報を記
録でき且つ偶発的な消磁事故を受け難いように2000Oe以
上5000Oe以下の保磁力を与えうる材料にて形成され、前
記低保磁力層は、前記高透磁率層による外部磁界に対す
るシールド作用に抗して且つその下の前記高保磁力層に
記録された情報に影響せずに、磁気ヘッドで情報を記録
できるように500Oe以上1500Oe以下の保磁力を与えうる
材料にて形成される。
透磁率層を順次積層してなる磁気記録媒体において、前
記高透磁率層は、その下にある前記低保磁力層および高
保磁力層に記録された情報に対するシールド効果を発揮
するに充分な20Oe以下の保磁力を与えうる材料にて形成
され、前記高保磁力層は、前記高透磁率層による外部磁
界に対するシールド作用に抗して磁気ヘッドで情報を記
録でき且つ偶発的な消磁事故を受け難いように2000Oe以
上5000Oe以下の保磁力を与えうる材料にて形成され、前
記低保磁力層は、前記高透磁率層による外部磁界に対す
るシールド作用に抗して且つその下の前記高保磁力層に
記録された情報に影響せずに、磁気ヘッドで情報を記録
できるように500Oe以上1500Oe以下の保磁力を与えうる
材料にて形成される。
実施例 次に、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発
明をより詳細に説明する。
明をより詳細に説明する。
そこで、本発明者は、先ず、前述したような従来のこの
種の磁気記録媒体の各磁性層に要求される磁気特性およ
びそれらに有効な磁性材料について詳細に検討してみ
た。
種の磁気記録媒体の各磁性層に要求される磁気特性およ
びそれらに有効な磁性材料について詳細に検討してみ
た。
第1図は、本発明の一実施例としての磁気記録媒体を磁
気カードとして使用した場合の拡大断面を部分的に示し
ている。この磁気記録媒体は、基体5の上に、高保磁力
層4、低保磁力層3、高透磁率層2および保護層1を順
次積層してなっている。
気カードとして使用した場合の拡大断面を部分的に示し
ている。この磁気記録媒体は、基体5の上に、高保磁力
層4、低保磁力層3、高透磁率層2および保護層1を順
次積層してなっている。
先ず、高保磁力層4は、データの消磁事故を防止するた
め、磁気ヘッドで記録可能な範囲で高保磁力であり、か
つ通常の磁石によって消磁されない保磁力を有するもの
であるのが好ましい。一般に日常生活で使用される磁石
の近傍から発生する磁界の強度は、2000Oe以下であり、
また、現在磁気ヘッドで記録できる保磁力は、5000Oe以
下であることを考慮すると、高保磁力層4の保磁力は、
2000Oeから5000Oeが必要となる。
め、磁気ヘッドで記録可能な範囲で高保磁力であり、か
つ通常の磁石によって消磁されない保磁力を有するもの
であるのが好ましい。一般に日常生活で使用される磁石
の近傍から発生する磁界の強度は、2000Oe以下であり、
また、現在磁気ヘッドで記録できる保磁力は、5000Oe以
下であることを考慮すると、高保磁力層4の保磁力は、
2000Oeから5000Oeが必要となる。
一方、低保磁力層3は、記録時に、高保磁力層4への影
響が出ない保磁力が必要である。このためには、保磁力
は、1500Oe以下であることを要する。また、高透磁率層
2のシールドをとくためには、500Oe以上必要であるこ
とを併せて考慮すると、低保磁力層3の保磁力は、500O
eから1500Oe程度が要求される。
響が出ない保磁力が必要である。このためには、保磁力
は、1500Oe以下であることを要する。また、高透磁率層
2のシールドをとくためには、500Oe以上必要であるこ
とを併せて考慮すると、低保磁力層3の保磁力は、500O
eから1500Oe程度が要求される。
磁気カードは、その使用目的、使用状態を考えると可撓
性を要するものであり、このような可撓性を保つために
は、高透磁率層2は、パーマロイ、センダストなどの金
属高透磁率材料やMn−Znフェライトなどのフェライトま
たは金属アモルファス材料の粉体を分散して形成しなけ
ればならない。このような材料にて形成された高透磁率
層2の保磁力は、最大20Oe程度となる。このような保磁
力の値は、目的とするシールド効果を得るに十分であ
る。そして、この高透磁率層2によるシールドをとくの
に必要な磁界は、500Oe以上が要求されることになる。
性を要するものであり、このような可撓性を保つために
は、高透磁率層2は、パーマロイ、センダストなどの金
属高透磁率材料やMn−Znフェライトなどのフェライトま
たは金属アモルファス材料の粉体を分散して形成しなけ
ればならない。このような材料にて形成された高透磁率
層2の保磁力は、最大20Oe程度となる。このような保磁
力の値は、目的とするシールド効果を得るに十分であ
る。そして、この高透磁率層2によるシールドをとくの
に必要な磁界は、500Oe以上が要求されることになる。
以上のことから各層に要求される保磁力は、次のように
なる。
なる。
高保磁力層 2000Oeから5000Oe 低保磁力層 500Oeから1500Oe 高透磁率層 20Oe以下 次に、各層の形成材料について考察すると、高保磁力層
4の形成材料としては、Baフェライト粉、Srフェライト
粉、メタル粉など種々のものが考えられ、また、低保磁
力層3の形成材料としては、Baフェライト粉、Srフェラ
イト粉、Co被着γFe2O3、メタル粉など種々のものが考
えられる。しかしながら、本発明の磁気記録媒体の前述
したようなデータの記録方法および保護機能を考える
と、次のような条件を満たす材料であることが必要であ
る。
4の形成材料としては、Baフェライト粉、Srフェライト
粉、メタル粉など種々のものが考えられ、また、低保磁
力層3の形成材料としては、Baフェライト粉、Srフェラ
イト粉、Co被着γFe2O3、メタル粉など種々のものが考
えられる。しかしながら、本発明の磁気記録媒体の前述
したようなデータの記録方法および保護機能を考える
と、次のような条件を満たす材料であることが必要であ
る。
(1) 角形性にすぐれること。各層の保磁力の差を利
用して記録可能となるには、保磁力分布がシャープであ
ることが重要である。この目的達成には、高異方性であ
り、高配向性の材料が好ましい。
用して記録可能となるには、保磁力分布がシャープであ
ることが重要である。この目的達成には、高異方性であ
り、高配向性の材料が好ましい。
(2) 偽造防止を目的とするため、容易に異種磁性体
が多層に形成されていることが判別されないこと。すな
わち、粉体の形状、構成要素、磁性体種類の差異があれ
ば容易に多層であることが判別され、動作原理が推測可
能となってしまうからである。
が多層に形成されていることが判別されないこと。すな
わち、粉体の形状、構成要素、磁性体種類の差異があれ
ば容易に多層であることが判別され、動作原理が推測可
能となってしまうからである。
Baフェライト粉、Srフェライト粉は、大きな結晶磁気異
方性を有し、また配向性にすぐれるため、角形性のよい
塗膜を形成できるので、前項(1)の条件を満たすもの
であり、高保磁力層および低保磁力層の形成材料として
好ましいものである。
方性を有し、また配向性にすぐれるため、角形性のよい
塗膜を形成できるので、前項(1)の条件を満たすもの
であり、高保磁力層および低保磁力層の形成材料として
好ましいものである。
また、Baフェライト粉を分散してなる塗膜は、その保磁
力を500Oeから5000Oeまで任意に制御可能であるので、
前述したような好ましい保磁力を有する高保磁力層を与
えることも、前述したような好ましい保磁力を有する低
保磁力層をも与えることができる。そして、高保磁力
層、低保磁力層を同じ形状を有するBaフェライト粉の塗
膜にて形成すると、それらが断面で2層に形成されたも
のであることが判別不可能なものとすることができ、ま
た、元素分析からもそのことを確認できないものとする
ことができる。このことは、前項(2)の条件を満たす
ものである。
力を500Oeから5000Oeまで任意に制御可能であるので、
前述したような好ましい保磁力を有する高保磁力層を与
えることも、前述したような好ましい保磁力を有する低
保磁力層をも与えることができる。そして、高保磁力
層、低保磁力層を同じ形状を有するBaフェライト粉の塗
膜にて形成すると、それらが断面で2層に形成されたも
のであることが判別不可能なものとすることができ、ま
た、元素分析からもそのことを確認できないものとする
ことができる。このことは、前項(2)の条件を満たす
ものである。
次に、前述したような本発明の磁気記録媒体における各
層の磁気特性並びに形成材料の特定が格別な効果を発揮
するものであることを確認するため、種々な磁気カード
を作成して実験してみた結果について説明する。
層の磁気特性並びに形成材料の特定が格別な効果を発揮
するものであることを確認するため、種々な磁気カード
を作成して実験してみた結果について説明する。
実験例I 保磁力の異なる7種類の磁性粉を用い、それぞれ下記に
示す組成にて塗料を調製し、白色PET上に、塗布、乾燥
後これを打ち抜き7種の磁気カードを作製した。
示す組成にて塗料を調製し、白色PET上に、塗布、乾燥
後これを打ち抜き7種の磁気カードを作製した。
磁性粉 100重量部 エスレックA(塩酢ビ樹脂、積水化学) 17重量部 ニッポラン2304(ウレタン樹脂、日ポリウレタン)47重
量部 界面活性剤 3重量部 溶剤(MEK/MIBK/トルオール) 100〜200重量部 (磁性粉によって異なる) これら7種の磁気カードに、記録密度約200FCIにてそれ
ぞれ最適記録密度電流で記録した。これをバリウムフェ
ライト磁石(表面磁束密度1200ガウス)により減磁させ
た後、出力を測定した結果を第2図に示している。第2
図において、○印が各磁気カードの測定値を示してお
り、例えば、保磁力が約1500Oeの磁性層を有する磁気カ
ードでは、減磁後の再生出力が約61%にまで減少してし
まうのに対し、保磁力が約2750Oeの磁性層を有する磁気
カードでは、減磁後でも再生出力が約98%とほとんど消
磁されていないことが示されている。この第2図の曲線
からも、消磁しにくい磁気カードに必要な保磁力は、20
00Oe以上であることが確認できる。
量部 界面活性剤 3重量部 溶剤(MEK/MIBK/トルオール) 100〜200重量部 (磁性粉によって異なる) これら7種の磁気カードに、記録密度約200FCIにてそれ
ぞれ最適記録密度電流で記録した。これをバリウムフェ
ライト磁石(表面磁束密度1200ガウス)により減磁させ
た後、出力を測定した結果を第2図に示している。第2
図において、○印が各磁気カードの測定値を示してお
り、例えば、保磁力が約1500Oeの磁性層を有する磁気カ
ードでは、減磁後の再生出力が約61%にまで減少してし
まうのに対し、保磁力が約2750Oeの磁性層を有する磁気
カードでは、減磁後でも再生出力が約98%とほとんど消
磁されていないことが示されている。この第2図の曲線
からも、消磁しにくい磁気カードに必要な保磁力は、20
00Oe以上であることが確認できる。
実験例II 保磁力2000OeのBaフェライト粉を分散、塗布した上に、
さらに保磁力の異なる4種の磁性体をそれぞれ分散した
塗料を塗布し、2層構造の磁気カードを4種試作した。
これら磁気カードの保磁力2000Oeの下層に記録密度約20
0FCIで最適電流値にて記録した。この再生出力を100%
とする。4種の異なる磁性層の最適記録電流を設定し、
これと同一の電流値にて直流消去した後の再生出力を測
定した結果を第3図に示す。第3図において、○印が各
磁気カードの測定値を示しており、例えば、保磁力が約
500Oeの中間層を有する磁気カードでは、直流消去後の
高保磁力層の再生出力は約86%と高いのに対し、保磁力
が約680Oeの中間層を有する磁気カードでは、直流消去
後の高保磁力層の再生出力は約48%までに減少してしま
うことが示されている。
さらに保磁力の異なる4種の磁性体をそれぞれ分散した
塗料を塗布し、2層構造の磁気カードを4種試作した。
これら磁気カードの保磁力2000Oeの下層に記録密度約20
0FCIで最適電流値にて記録した。この再生出力を100%
とする。4種の異なる磁性層の最適記録電流を設定し、
これと同一の電流値にて直流消去した後の再生出力を測
定した結果を第3図に示す。第3図において、○印が各
磁気カードの測定値を示しており、例えば、保磁力が約
500Oeの中間層を有する磁気カードでは、直流消去後の
高保磁力層の再生出力は約86%と高いのに対し、保磁力
が約680Oeの中間層を有する磁気カードでは、直流消去
後の高保磁力層の再生出力は約48%までに減少してしま
うことが示されている。
実験例III 保磁力2000OeのBaフェライト粉の代わりに、保磁力4000
OeのBaフェライト粉を用いて実験例IIと同様に磁気カー
ドを試作し、同様の測定を行った結果を第4図に示す。
第4図において、○印が各磁気カードの測定値を示して
おり、例えば、保磁力が約1500Oeの中間層を有する磁気
カードでは、直流消去後の高保磁力層の再生出力は約56
%であるのに対し、保磁力が約1900Oeの中間層を有する
磁気カードでは、直流消去後の高保磁力層の再生出力は
約25%までに減少してしまうことが示されている。
OeのBaフェライト粉を用いて実験例IIと同様に磁気カー
ドを試作し、同様の測定を行った結果を第4図に示す。
第4図において、○印が各磁気カードの測定値を示して
おり、例えば、保磁力が約1500Oeの中間層を有する磁気
カードでは、直流消去後の高保磁力層の再生出力は約56
%であるのに対し、保磁力が約1900Oeの中間層を有する
磁気カードでは、直流消去後の高保磁力層の再生出力は
約25%までに減少してしまうことが示されている。
第3図と第4図に示す実験結果から、下層(高保磁力
層)の保磁力が2000Oeから5000Oe程度の場合、これに影
響を与えずに記録できる中間層(低保磁力層)の保磁力
は、500Oeから1500Oeであることが確認できる。
層)の保磁力が2000Oeから5000Oe程度の場合、これに影
響を与えずに記録できる中間層(低保磁力層)の保磁力
は、500Oeから1500Oeであることが確認できる。
次に、前項(2)の条件を満たすため、高保磁力層およ
び低保磁力層の両者をBaフェライト粉を分散させた塗膜
にて形成した場合の効果を確認するために行った実験結
果を示す。
び低保磁力層の両者をBaフェライト粉を分散させた塗膜
にて形成した場合の効果を確認するために行った実験結
果を示す。
実施例IV 本発明に従って、白色PETペース上に下記に示す組成の
塗料を乾燥後の厚さが10μとなるようノズルコータによ
り塗布し高保磁力層とした。この上に下記組成の磁性体
を保磁力750OeのBaフェライト粉に変更して磁性塗料を
調製しその塗料を乾燥後の厚さが10μとなるように塗布
して中間層(低保磁力層)とした。
塗料を乾燥後の厚さが10μとなるようノズルコータによ
り塗布し高保磁力層とした。この上に下記組成の磁性体
を保磁力750OeのBaフェライト粉に変更して磁性塗料を
調製しその塗料を乾燥後の厚さが10μとなるように塗布
して中間層(低保磁力層)とした。
Baフェライト粉(平均粒径0.65μ、Hc=2800Oe) 100重
量部 エスレックA 18重量部 ニッポラン2304 35重量部 溶 剤(MEK/MIBK/トルエン) 96重量部 比較例I 実験例IVの中間層磁性体にCo被着γFe2O3を用い、実験
例IVと同様に2層の磁気カードを試作した。
量部 エスレックA 18重量部 ニッポラン2304 35重量部 溶 剤(MEK/MIBK/トルエン) 96重量部 比較例I 実験例IVの中間層磁性体にCo被着γFe2O3を用い、実験
例IVと同様に2層の磁気カードを試作した。
実験例IVの磁気カードの断面は、高保磁力層、中間層
(低保磁力層)いずれもBaフェライト粉を分散させた塗
膜で形成され、その形状、粒度もほぼ同様であるのた
め、断面の2次電子像からは2層であることが判然とし
なかった。また、反射電子像(組成像)やエネルギ分散
X線分析からも2層であることが判然としなかった。
(低保磁力層)いずれもBaフェライト粉を分散させた塗
膜で形成され、その形状、粒度もほぼ同様であるのた
め、断面の2次電子像からは2層であることが判然とし
なかった。また、反射電子像(組成像)やエネルギ分散
X線分析からも2層であることが判然としなかった。
一方、比較例Iの磁気カードでは、磁性体の形状、粒度
などから2層であること、また、組成像やX線分布から
も2層であることが容易に識別できてしまうものであっ
た。
などから2層であること、また、組成像やX線分布から
も2層であることが容易に識別できてしまうものであっ
た。
最後に、本発明の磁気記録媒体をセキュリティカードと
して使用する方法の一例について説明する。
して使用する方法の一例について説明する。
磁気記録媒体の高保磁力層4には、数情報A、例えば、
500回使用するものであれば初期値として500回を表すデ
ータを記録し、低保磁力層3には、価値情報v、検証情
報CとしてC=F(A,v)を表すデータとを記録してお
く。
500回使用するものであれば初期値として500回を表すデ
ータを記録し、低保磁力層3には、価値情報v、検証情
報CとしてC=F(A,v)を表すデータとを記録してお
く。
このようなセキュリティカードが使用される自動販売機
等では、そのセキュリティカードが挿入されたとき、高
保磁力層4から数情報Aを読み取り、かつ低保磁力層3
から価値情報vと、検証情報Cとを読み取り、直ちに関
数F(A,v)の値を計算し、その値を読み取ったCと照
合して改ざんされていない正規のカードか否かを検証す
る。その検証の結果、そのカードが正規のものであれ
ば、価値情報を処理すると共に、数情報Aからは回数1
を差し引いた新たな数情報A′を高保磁力層4に記録し
なおした後、そのカードを使用者に返却する。
等では、そのセキュリティカードが挿入されたとき、高
保磁力層4から数情報Aを読み取り、かつ低保磁力層3
から価値情報vと、検証情報Cとを読み取り、直ちに関
数F(A,v)の値を計算し、その値を読み取ったCと照
合して改ざんされていない正規のカードか否かを検証す
る。その検証の結果、そのカードが正規のものであれ
ば、価値情報を処理すると共に、数情報Aからは回数1
を差し引いた新たな数情報A′を高保磁力層4に記録し
なおした後、そのカードを使用者に返却する。
このような使用方法によれば、セキュリティカードの価
値情報のみを価値の高い情報に書き換えても、数情報A
および関数F(A,v)を知らなければ改ざんはできない
ことになる。その上、本発明の如き2層の磁性層の構造
であると、高保磁力層への数情報の記録と、低保磁力層
への価値情報および検証情報の記録とを、保磁力の差を
利用して行うことができるのでより有効であり、また、
通常の読み取りでは各情報を分離できないので、この点
でも、情報の改ざんの防止に有効なものとなる。
値情報のみを価値の高い情報に書き換えても、数情報A
および関数F(A,v)を知らなければ改ざんはできない
ことになる。その上、本発明の如き2層の磁性層の構造
であると、高保磁力層への数情報の記録と、低保磁力層
への価値情報および検証情報の記録とを、保磁力の差を
利用して行うことができるのでより有効であり、また、
通常の読み取りでは各情報を分離できないので、この点
でも、情報の改ざんの防止に有効なものとなる。
発明の効果 本発明の磁気記録媒体は、前述したような構成であるた
め、通常の磁気ヘッドにてデータの記録を容易に行え、
しかも、情報の改ざんを防止する保護機能をより高める
こともできるものである。
め、通常の磁気ヘッドにてデータの記録を容易に行え、
しかも、情報の改ざんを防止する保護機能をより高める
こともできるものである。
すなわち、先ず第一に、低保磁力層に記録された情報
も、高保磁力層に記録された情報も、高透磁率層によっ
てシールド(秘匿)されるため、低保磁力層にも高保磁
力層にも偽造防止効果のある真の情報を記録することが
可能である。
も、高保磁力層に記録された情報も、高透磁率層によっ
てシールド(秘匿)されるため、低保磁力層にも高保磁
力層にも偽造防止効果のある真の情報を記録することが
可能である。
第二に、高保磁力層および低保磁力層が隣接し、且つ高
透磁率層による外部磁界に対するシールド作用に抗して
情報の記録を行なうことになるので、高保磁力層および
低保磁力層へのそれぞれの記録電流の調整範囲は狭いも
のとなり、このように記録電流調整範囲が狭ければ、偽
造情報の記録はより困難となり、極めて偽造防止効果が
高いものとなる。
透磁率層による外部磁界に対するシールド作用に抗して
情報の記録を行なうことになるので、高保磁力層および
低保磁力層へのそれぞれの記録電流の調整範囲は狭いも
のとなり、このように記録電流調整範囲が狭ければ、偽
造情報の記録はより困難となり、極めて偽造防止効果が
高いものとなる。
第1図は、本発明の一実施例としての磁気記録媒体の部
分拡大断面図、第2図、第3図および第4図は、本発明
の効果を確認するために種々実験した結果、それぞれ示
す図である。 1……保護層、2……高透磁率層、 3……低保磁力層、4……高保磁力層、 5……基体。
分拡大断面図、第2図、第3図および第4図は、本発明
の効果を確認するために種々実験した結果、それぞれ示
す図である。 1……保護層、2……高透磁率層、 3……低保磁力層、4……高保磁力層、 5……基体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 洋 東京都台東区台東1−5−1 東京磁気印 刷株式会社内 (72)発明者 矢野 矩雄 神奈川県横須賀市武1丁目2356番地 日本 電信電話株式会社複合通信研究所内 (72)発明者 石黒 銀矢 神奈川県横須賀市武1丁目2356番地 日本 電信電話株式会社複合通信研究所内 (72)発明者 小谷 祐三 宮城県仙台市郡山6丁目7番1号 東北金 属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−219635(JP,A) 特開 昭61−145727(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】基体上に高保磁力層、低保磁力層、高透磁
率層を順次積層してなる磁気記録媒体において、前記高
透磁率層は、その下にある前記低保磁力層および高保磁
力層に記録された情報に対するシールド効果を発揮する
に充分な20Oe以下の保磁力を与えうる材料にて形成され
ており、前記高保磁力層は、前記高透磁率層による外部
磁界に対するシールド作用に抗して磁気ヘッドで情報を
記録でき且つ偶発的な消磁事故を受け難いように2000Oe
以上5000Oe以下の保磁力を与えうる材料にて形成されて
おり、前記低保磁力層は、前記高透磁率層による外部磁
界に対するシールド作用に抗して且つその下の前記高保
磁力層に記録された情報に影響せずに、磁気ヘッドで情
報を記録できるように500Oe以上1500Oe以下の保磁力を
与えうる材料にて形成されていることを特徴とする磁気
記録媒体。 - 【請求項2】前記高保磁力層および低保磁力層は、Baフ
ェライト粉を分散してなる塗膜にて形成されている特許
請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】前記高保磁力層および低保磁力層は、Srフ
ェライト粉を分散してなる塗膜にて形成されている特許
請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62043389A JPH0760509B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62043389A JPH0760509B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63209023A JPS63209023A (ja) | 1988-08-30 |
| JPH0760509B2 true JPH0760509B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=12662440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62043389A Expired - Lifetime JPH0760509B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760509B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07118080B2 (ja) * | 1988-06-29 | 1995-12-18 | 株式会社巴川製紙所 | 磁気記録媒体の製造方法 |
| JPH02195513A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-02 | Tokyo Jiki Insatsu Kk | 磁気記録媒体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60219635A (ja) * | 1984-04-14 | 1985-11-02 | Tohoku Metal Ind Ltd | 磁気カ−ド |
| JPS61145727A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 磁気記録媒体をもつカ−ド類とその記録方法 |
-
1987
- 1987-02-26 JP JP62043389A patent/JPH0760509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63209023A (ja) | 1988-08-30 |
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Legal Events
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