JPH0760695A - 多穴孔明けパンチ - Google Patents

多穴孔明けパンチ

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JPH0760695A
JPH0760695A JP23253393A JP23253393A JPH0760695A JP H0760695 A JPH0760695 A JP H0760695A JP 23253393 A JP23253393 A JP 23253393A JP 23253393 A JP23253393 A JP 23253393A JP H0760695 A JPH0760695 A JP H0760695A
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punch
slider
punching
slide rail
punches
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化して多数枚積み重ねられた紙に孔明け
できるようにすること。 【構成】 スライドレール11に一列に必要個数のパンチ
17を上下動可能に設け、このパンチ17のそれぞれに設け
た作動ピン13を、スライダ14の案内溝 141または押えロ
ーラ18にて順次押し下げるようにする。これにより、作
動ピン13を順次押しながら孔明けするパンチ17の数を少
なくして、孔明けに必要な力を小さくすることができる
と共に、作動ピン13を押してパンチ17を上下動させるこ
とにより、パンチ17の上下動を円滑にし、孔明けに必要
な力を軽減することができる。このように孔明けに必要
な力を小さくすることにより、スライダ14による孔明け
の実現を可能にして小型化することができると共に、多
数枚の紙への孔明けをすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は規格紙であるA列および
B列の各種規格紙に対応して孔明けができ、かつ、小型
化して多数枚積み重ねられた紙に孔明けできるようにし
た多穴孔明けパンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】規格紙A4は三十穴、規格紙B5は二十
六穴の孔が開けられてファイルに綴じられる。この規格
紙に孔明けする従来の多穴孔明けパンチを図29に示して
説明する。基盤1に対して開閉可能に紙押え2を設け
て、基盤1と紙押え2の間に紙3を挟んで位置決めし、
紙押え2に一体に設けた定規4の凹部5にパンチ本体6
の突起部7を嵌合するようにして、パンチ本体6を定規
4に沿わせて移動しながら孔明けするようにしている。
ここに例示する従来例では凹部5が五個あり、パンチ本
体6のパンチにより一度に六穴開けられるようになって
いる。
【0003】また、図28に示す従来例は三十穴あるいは
二十六穴を一度に開けるようにした穴明けパンチであ
り、基盤1と本体2との間に差し込みその紙の大きさに
対応してセレクトレバー9により孔数を設定し、ハンド
ル8を押し下げることにより一度に孔明けするようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
図29に示すものは最も小型化されていて、収納保管や取
扱に便利であり、事務用品として優れた特徴を有する
が、パンチ本体6にて孔明けする動作は握力によって行
うので、パンチ本体6のスプリングバックのスプリング
の弾性力に抗して一度に六個の孔を開けるには相当な握
力の強さが要求される。そのために、一度に孔明けでき
る紙の枚数はせいぜい五枚の紙が限度であり、一度に多
くの紙に孔をあけるのが困難であるという問題がある。
【0005】また、図28に示す従来例にあってはハンド
ル8を押し下げて孔明けするので、多数枚の紙を一度に
三十穴の孔が開けられるので、効率的に孔明けすること
ができるという優れた特徴を有しているが、孔明けパン
チが大型になり、特に事務用品として机上で使用する場
合には場所をとり、また、収納保管や取扱が不便である
という問題がある。
【0006】本発明は規格紙であるA列およびB列の各
種規格紙に対応して孔明けができ、かつ、小型化して多
数枚積み重ねられた紙に軽い力で孔明けできるようにし
た多穴孔明けパンチを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、スライドレールに一列に必要個
数のパンチを上下動可能に設け、該パンチのそれぞれに
該パンチに対して直交するように突出する作動ピンを設
け、該作動ピンに係合してパンチを上下動させるスライ
ダーを前記スライドレールに移動可能に設けたことを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、スライドレールに一列に必要個数
のパンチを上下動可能に設け、該パンチのそれぞれに該
パンチに対して直交するように突出する作動ピンを設
け、該作動ピンに係合してパンチを上下動させるスライ
ダーを前記スライドレールに移動可能に設けたので、作
動ピンを順次押しながら孔明けするパンチの数を少なく
して、孔明けに必要な力を小さくすることが可能である
と共に、作動ピンを押してパンチを上下動させることに
より、パンチの上下動を円滑にし、これにより孔明けに
必要な力を軽減することが可能になる。このように孔明
けに必要な力を小さくすることにより、スライダによる
孔明けの実現を可能にして小型化することが可能にな
り、かつ、多数枚の紙への孔明けが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。先ず、図26に本実施例の外観を示してその概略
を説明すると、基盤10にはスライドレール11が固定され
ており、このスライドレール11には後で説明するパンチ
が挿通されるパンチ挿通孔12が明けられている。このパ
ンチ挿通孔12の数は例えば規格紙A4の三十穴の孔に合
わせて明けられており、規格紙B5の二十六穴の孔を賄
うようになっている。
【0010】また、スライドレール11の側面には後で説
明するパンチに設けられた作動ピン13が嵌合してパンチ
を上下動するように、作動ピン嵌合長孔15が設けられて
いる。16は作動ピン嵌合長孔15の間に設けられた撓み長
孔である。そして、スライドレール11に嵌合されている
スライダー14をスライドさせることにより、後で説明す
るスライダー14に設けられた案内面が作動ピン13に係合
して、パンチを順に押し下げて孔明けするようになって
いる。スライダー14は後で詳細に説明するが、スライド
レール11に嵌合できるように門形になっており、その内
側には作動ピン13に係合してパンチを上下動させるため
の案内溝 141およびスライドレール11にガイドされるガ
イド溝 142が設けられている。
【0011】まず、図3から図5を用いてスライダー14
について説明する。図4において、スライダ14には上案
内面 143と下案内面 144により案内溝 141が形成されて
おり、この案内溝 141の形状は両側に下降傾斜面からな
る掬い上げ部(イ)および押上部(ロ)と、中央部に押
し下げ部(ハ)を形成した中央部が低い波形になってい
る。そして、案内溝 141の幅は押上部(ロ)の頂部付近
までは広くなっており、押上部(ロ)の頂部から押し下
げ部(ハ)にかけて次第に、作動ピン13の直径に略等し
くなるように狭くなっている。
【0012】また、下案内面 144の掬い上げ部(イ)の
部分は上案内面 143の両端から突き出た状態になってい
る。 145は握り部であり、二つ割りされた本体を喉部 1
46にあけた螺子孔 147に螺子 148を螺合して結合するよ
うにしている。もちろん、本体を二つ割りにしないで一
体成形するようにしてもよい。 142はガイドレール11の
ガイド面に嵌合されるガイド溝である。
【0013】図6はスライダー14の他の実施例であり、
図4に示したスライダー14と基本的に異なる点は、上案
内面 143に代えて図22および図23に示す押えローラ18を
使用し、19は押えローラ18の押えローラ嵌入部、20は押
えローラ18の軸受け部である。このスライダー14も同様
に下案内面 144が設けられており、押し下げ部(ハ)の
面と押えローラ18の外周面との間の間隙は作動ピン13の
外径に略等しくなっている。
【0014】図7に示すスライダー14の更に他の実施例
は押えローラ18を使用する形式である点は図6に示した
ものと同じであるが、部分的に下押え面 144を設け、掬
い部(イ)、押上部(ロ)および押し下げ部(ハ)の一
部を形成するようにしている。この図6および図7に示
した実施例において、下案内面 144の掬い上げ部(イ)
の部分が押えローラ嵌入部19に嵌入される押えローラ18
の外周よりも突出した状態になっている。
【0015】上記図6および図7に示したスライダ14の
詳細を図15を用いて説明する。スライドレール11にはパ
ンチ17を支持するためのパンチ支持部材21が嵌め込み固
定されている。このパンチ支持部材21は図20に示すよう
に、上支持部材 212と下支持部材 211により構成されて
おり(この上支持部材 212と下支持部材 211を分離しな
いで箱形の一部品で構成してもよい)、このパンチ支持
部材21の下支持部材 211の側面には、作動ピン13が嵌合
する作動ピン嵌合長孔15が明けられており、上支持部材
212と下支持部材 211にはパンチ17が貫通するパンチ支
持孔 213が明けられている。パンチ17はこのパンチ支持
孔 213により両端支持されるようになっている。
【0016】また、図22および図23に示すように、押え
ローラ18の外形はH形になっており、図15に示すように
パンチ支持部材21が押えローラ18の空間部 182に嵌るよ
うにして、パンチ支持部材21の両側に突出している作動
ピン13の端部を押えローラ18の押え面 181で押すように
なっている。そして、この押えローラ18は図15に示すよ
うにローラ支持部材27に明けた軸孔 271により軸支され
ている。
【0017】そしてローラ支持部材27の下端に設けたガ
イド部 273がスライドレール11に設けたガイド凹部 113
に嵌合し、スライダ14全体がスライドレール11にそって
移動するようになっている。ローラ支持部材27には図6
および図7に示す下案内面 144が形成されており、作動
ピン13を押し上げるようになっている。また、パンチ支
持部材21に明けられている作動ピン嵌合長孔15には図13
に示すくびれ部 151が設けられていると共に、撓み長孔
16が設けられている。
【0018】また、図8および図9に示すスライダ14
は、スライダー14の高さを低くするために、スライダー
14側にパンチ逃げ孔 149が設けられている。21はケーシ
ングであり、ケーシング21を取りはずした状態を示す図
26の外観をよくするために設けられている。
【0019】次に図10から図13を用いてスライドレール
11について説明する。スライドレール11の平面を示す図
10において、中心線Cに沿ってパンチ挿通孔12が例えば
規格紙A4の三十穴の孔のピッチ間隔Pで開けられてい
る。また、スライドレール11の側面を示す図11におい
て、その側面には図12に示すようにパンチ挿通孔12の軸
線に一致させて、作動ピン嵌合長孔15が開けられてい
る。また、この作動ピン嵌合長孔15の間、すなわち図13
に示すようにP/2 の位置に、撓み長孔16が開けられてい
る。
【0020】作動ピン嵌合長孔15の形状は図13に示すよ
うに、くびれ部 151が形成されており、このくびれ部 1
51間の幅Wは作動ピン13の直径よりも幾分小さくなって
いて、作動ピン13がこのくぶれ部 151により、作動ピン
嵌合長孔15の上端部に保持されるようになっている。そ
して、作動ピン13がこのくびれ部 151を通過する時に、
このくびれ部 151が押し広げられるようにするために、
撓み長孔16を設けてスライドレール11の側壁 111の変形
を許容するようにしている。
【0021】また、図12に示すようにスライドレール11
の断面形状は、スライダー14のガイド溝 142が嵌合して
スライダー14をガイドするためのガイド面 112が形成さ
れており、その下面には基盤10との間に紙挿入用の間隙
を形成するための段部 113が形成され、その端部は紙の
挿入を容易にするために傾斜面 114が形成されている。
この図12に示すスライドレール11は図14に示すスライダ
ー14に適用される。スライドレール11の両端にはパンチ
がない逃げ部Eが設けられている。なお、図6および図
7に示した押えローラ18を用いたスライダー14のスライ
ドレール11は、上記図15について説明したようにロール
支持部材21が使用される。
【0022】次に図14および図15に示すように、パンチ
17にはパンチ17を直角に貫通してその両側に所定の長さ
突出するように作動ピン13が設けられている。すなわ
ち、図2に示すように、スライドレール11のパンチ挿通
孔12にパンチ17を挿通し、作動ピン13をスライドレール
11の作動ピン嵌合長孔15に嵌合し、スライダ14のガイド
溝 142をスライドレール11のガイド面 112に嵌合した状
態において、作動ピン13の端部がスライダー14に設けた
案内溝 141内に嵌入する長さに突出していおり、また、
作動ピン13が案内溝 141の下案内面 144の押上部(ロ)
により押し上げられた時に、作動ピン13がくびれ部 151
(図13)に保持され、かつ、パンチ17の刃部 171(図1
4)がスライドレール11のパンチ挿通孔12内に引き込ま
れる状態になっており、また、スライダ11の上案内面 1
43の押し下げ部(ハ)で押し下げられた時に、パンチ17
の刃部 171が基盤10に設けたパンチ孔 101を貫通するよ
うになっている。 102はパンチ屑受け部である。
【0023】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。図1において、スライダー14には中
央を低くした波形の案内溝 141が設けられているので、
スライダー14をスライドレール11にそって移動させるこ
とにより、作動ピン13が案内溝 141の押え部(ハ)によ
り押し下げられてパンチ17が押し下げられ、孔明けする
ことが可能になる。そして、このパンチ17は案内溝 141
の押し下げ部(ハ)により順次押し下げられるので、実
質的に紙を貫通するのは一本のパンチ17のみであり、軽
い力で孔明けすることが可能になる。
【0024】また、案内溝 141は中央を低くした波形に
なっているので、スライダー14を移動することにより作
動ピン13がこの案内溝 141に案内されて、案内溝 141の
押し下げ部(ハ)で順次パンチ17が押し下げられて孔明
けし、押し下げられて孔明けしたパンチ17は順次押上部
(ロ)で押上ることが可能である。そして、作動ピン嵌
合長孔15にはくびれ部 151が設けられているので、案内
溝 141の押上部(ロ)で押し上げられたパンチ17の作動
ピン13がこのくびれ部 151により係止され、パンチ17の
刃 171がパンチ挿入孔12内に引き込まれた状態で、パン
チ17を保持することが可能になる。これにより、スライ
ダー14をスライドレール11の両端に設けた逃げ部Eの位
置のどちらかに位置させることにより、すべてのパンチ
17の刃 171をパンチ挿通孔12内に引き込んだ状態で保持
し、孔明けされる紙の差し込みを可能にする。
【0025】また、作動ピン嵌合長孔15同志の間に撓み
長孔16が設けられているので、作動ピン13が作動ピン嵌
合長孔15のくびれ部 151を通過する時に、作動ピン嵌合
長孔15と撓み長孔16との間のスライドレール11の側壁 1
11が撓み、くびれ部 151における作動ピン13の通過を円
滑に行い、スライダー14の移動に必要な力を軽減するこ
とが可能になる。
【0026】また、パンチ17を略直交するように作動ピ
ン13を設け、かつ、スライダー14に形成した案内溝 141
によりこの作動ピン13を作動ピン嵌合長孔15に案内させ
て上下動させるようにしたので、パンチ17の上下端をパ
ンチ挿通孔12で両端支持し、作動ピン13によりパンチ17
に対して垂直方向に力を与えることができ、これにより
パンチ17のこじれをなくしてパンチ17の円滑な上下動を
可能にして、パンチ17の押し下げ力を軽減することが可
能になる。更に、作動ピン13が作動ピン嵌合長孔15に形
成したくびれ部 151を押し下げ方向に通過させた後に
は、パンチ17には何の押上力も働いていないので、孔明
け時にパンチ17の刃 171で紙を切る力のみとなり、か
つ、孔明けにおいては一本のパンチ17のみであるので、
孔明け時における力を軽減することが可能になる。
【0027】このように、実質的に孔明けするのは一本
のパンチ17であること、パンチ17の上下動を円滑にする
こと、および孔明け時の孔明けの力はパンチ17の刃 171
で紙を切る力のみであることの相乗作用により、孔明け
に必要な力を小さくしたので、スライダー14の移動によ
る孔明けを実現することができ、多穴孔明けパンチを小
型化することが可能になる。
【0028】また図6および図7に示すように、押えロ
ーラ18を使用したスライダ14の上記作用は同じである。
ただし、図4に示すように中央を低くした波形の案内溝
141の場合には、押上部(ロ)間のピッチ間隔を狭くし
て小さな波形にすると、案内溝 141に案内される作動ピ
ン13との間の滑り摩擦力が大きくなるので、案内溝 141
を小さくするのには限度があるが、押えローラ18を使用
した場合には、押えローラ18が回転しながら作動ピン13
を順番に押し下げるので、押えローラ18と作動ピン13と
の間での摩擦は転がり摩擦であり、大きな摩擦力が生じ
ない。これにより、押えローラ18の直径の選択幅が広く
なり、例えば小さな直径の押えローラ18を使用すればス
ライダー14が小型になり、したがって逃げ部Eを短くし
て、多穴孔明けパンチ全体を更に小型化することが可能
になる。
【0029】上記実施例は作動ピン嵌合長孔15にくびれ
部 151を設けて、パンチ17を保持するようにしたもので
あるが、これに代えてスプリングによりパンチ17を保持
するようにした他の実施例について次に説明する。図18
ないし図20において、スライドレール11にはパンチ17を
支持するためのパンチ支持部材21が嵌め込み固定されて
いる。このパンチ支持部材21は図20について先に説明し
たように、上支持部材212と下支持部材 211により構成
されており(この上支持部材 212と下支持部材211を分
離しないで箱形の一部品で構成してもよい)、このパン
チ支持部材21の下支持部材 211の側面には、作動ピン13
が嵌合する作動ピン嵌合長孔15が明けられており、上支
持部材 212と下支持部材 211にはパンチ17が貫通するパ
ンチ支持孔 213が明けられている。パンチ17はこのパン
チ支持孔 213により両端支持されるようになっている。
また、上記パンチ支持部材21の側面に明けられた作動ピ
ン嵌合長孔15には図13に示すようなくびれ部 151は設け
られておらず、また、撓み長孔16も明けられていない。
【0030】また、図18に示すように、作動ピン13と下
支持部材 211との間にはピン17に差し込まれた状態で、
コイル状の圧縮バネ22が設けられている。この圧縮バネ
22の弾性力の強さは、パンチ17の刃部 171がスライドレ
ール11に明けられたパンチ挿通孔12内に引き込まれた状
態を維持するように、パンチ17と作動ピン13の自重を支
持するに必要な強さになっている。
【0031】押えローラ18はローラ支持部材23および24
によって軸支されており、このローラ支持部材23および
24には図16および図19に示すように、ローラ支持部材23
には押えローラ18が外部から見えないようにするため
に、カバー 231が一体に設けられており、このカバー 2
31の部分がローラ支持部材24に形成したフランジ部 243
に嵌合するようにして、ローラ支持部材23と24が結合し
ている。また、ローラ支持部材23および24にはそれぞれ
押えローラ18を軸支するための軸孔 232および 241と、
スライドレール11に設けたガイド凹部 133に嵌合してガ
イドされるガイド部 233と 242が設けられている。ま
た、このローラ支持部材23および24には、下案内面 144
が設けられていない。
【0032】これに対して図21に示すローラ支持部材25
には下案内面 144が設けられていて、図6および図7に
示すスライダー14と同じである。また、このローラ支持
部材25には図24および図25に示すカバー26が取りつけら
れて、押えローラー18が外部から見えないようになって
おり、カバー26に設けたフランジ 261がローラ支持部材
25に設けた溝 252に嵌合して一体に取りつけられるよう
になっている。
【0033】そして先に図22および図23を用いて説明し
たのと同じ押えローラ18が使用され、この押えローラ18
の外形はH形になっており、図21に示すようにパンチ支
持部材21が押えローラ18の空間部 182に嵌るようにし
て、パンチ支持部材21の両側に突出している作動ピン13
の端部を押えローラ18の押え面 181で押すようになって
いる。
【0034】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説形する。図18に示すように、圧縮バネ22が設け
られているので、パンチ17は図17に示すように圧縮バネ
22の弾性力により常時上昇した状態にあり、スライダー
14をスライドレール11にそって移動させると、図17に示
すように作動ピン13が押えローラ18により順次押えられ
てパンチ17が押し下げられ、孔明けすることが可能にな
る。そして、このパンチ17は押えローラ18により順次押
し下げられるので、実質的に紙を貫通するのは一本のパ
ンチ17のみであり、軽い力で孔明けすることが可能にな
る。
【0035】そして、パンチ17は圧縮バネ22により常時
押し上げられているので、押えローラ18が通過した後
に、圧縮バネ22により押し上げられて、パンチ17の刃 1
71がパンチ挿入孔12内に引き込まれた状態で、パンチ17
を保持することが可能になる。これにより、スライダー
14をスライドレール11の両端に設けた逃げ部Eの位置の
どちらかに位置させることにより、すべてのパンチ17の
刃 171をパンチ挿通孔12内に引き込んだ状態で保持し、
孔明けされる紙の差し込みを可能にする。
【0036】また、パンチ17を略直交するように作動ピ
ン13を設け、かつ、スライダー14に設けた押えローラ18
により作動ピン13を押え、圧縮バネ22で押し上げるよう
にしたので、パンチ17の上下端をパンチ支持部材21で両
端支持し、作動ピン13によりパンチ17に対して垂直方向
に力を与えることができ、これによりパンチ17のこじれ
をなくしてパンチ17の円滑な上下動を可能にして、パン
チ17の押し下げ力を軽減することが可能になる。また、
作動ピン13を押し下げる時に圧縮バネ22の弾性力に抗し
て押し下げるのであるが、圧縮バネ22の弾性力をパンチ
17および作動ピン13の自重を支持する程度に弱くし、か
つ、孔明けにおいては一本のパンチ17のみであるので、
孔明け時における力を軽減することが可能になる。更
に、下案内面 144を設けて紙を貫通して孔明けしたパン
チ17を強制的に紙から引き抜くように押し上げることに
より、圧縮バネ22の弾性力をより小さくすることができ
るので、孔明け時における力を更に軽減することが可能
になる。
【0037】このように、実質的に孔明けするのは一本
のパンチ17であること、パンチ17をパンチ支持部材21で
両端支持してその上下動を円滑にすること、および圧縮
バネ22の弾性力を弱くすることの相乗作用により、孔明
けに必要な力を小さくしたので、スライダー14の移動に
よる孔明けを実現することができ、多穴孔明けパンチを
小型化することが可能になる。
【0038】また押えローラ18を使用した場合には、押
えローラ18が回転しながら作動ピン13を順番に押し下げ
るので、押えローラ18と作動ピン13との間での摩擦は転
がり摩擦であり、大きな摩擦力が生じない。これによ
り、押えローラ18の直径の選択幅が広くなり、例えば小
さな直径の押えローラ18を使用すればスライダー14が小
型になり、したがって逃げ部Eを短くして、多穴孔明け
パンチ全体を更に小型化することが可能になる。
【0039】そして、圧縮バネ22によりパンチ17を持ち
上げるようにしているので、作動パンチ嵌合長孔15にく
びれ部 151を設ける必要がなく、かつ、撓み長孔16も不
要になるので、スライドレール11の加工が容易になる。
【0040】このように、孔明けに必要な力が小さい
く、かつ、パンチ17が一本ずつ順次紙を貫通するので、
一度に多数枚の紙に孔明けすることが可能であり、ま
た、貫通しているパンチ17により孔明けされる紙が順次
固定されるので、多数枚の紙であっても位置ずれするこ
とはない。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、スラ
イドレールに一列に必要個数のパンチを上下動可能に設
け、このパンチのそれぞれに設けた作動ピンを、スライ
ダの案内溝または押えローラにて順次押し下げるように
したので、作動ピンを順次押しながら孔明けするパンチ
の数を少なくして、孔明けに必要な力を小さくすること
ができると共に、作動ピンを押してパンチを上下動させ
ることにより、パンチの上下動を円滑にし、孔明けに必
要な力を軽減することができる。このように孔明けに必
要な力を小さくすることにより、スライダによる孔明け
の実現を可能にして小型化することができると共に、多
数枚の紙への孔明けをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1のAーA線における縦断面図である。
【図3】図5のBーB線における横断面図である。
【図4】図1におけるスライダーを二つ割りにした正面
図である。
【図5】図1におけるスライダーの側面図である。
【図6】押えローラを用いたスライダーを二つ割りして
示した正面図である。
【図7】押えローラを用いたスライダーを二つ割りして
示した正面図である。
【図8】他のスライダーの実施例を示す正面図である。
【図9】図8のCーC線における縦断面図である。
【図10】図1に示すスライドレールの平面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図11のDーD線における縦断面図である。
【図13】図11における作動ピン嵌合長孔の拡大図であ
る。
【図14】下案内面と押えローラによるパンチの作動状
態を示す正面図である。
【図15】図14のEーE線における縦断面図である。
【図16】図19の左側面図である。
【図17】圧縮バネと押えローラによるパンチの作動状
態を示す正面図である。
【図18】図17のGーG線における縦断面図である。
【図19】図16のFーF線における縦断面図である。
【図20】図18におけるパンチ支持部材の詳細図であ
る。
【図21】ローラ支持部材の他の実施例を示す側面図で
ある。
【図22】押えローラの正面図である。
【図23】図22のHーH線における縦断面図である。
【図24】図21におけるカバーの正面図である。
【図25】図24の側面図である。
【図26】図1に示した本実施例のカバーを取り外した
状態の全体斜視図である。
【図27】図1および図26におけるスライダーの斜視図
である。
【図28】従来例の斜視図である。
【図29】他の従来例の斜視図である。
【符合の説明】
10 基盤 11 スライドレール 112 ガイド面 12 パンチ挿入孔 13 作動ピン 14 スライダー 141 案内溝 142 ガイド溝 143 上案内面 144 下案内面 15 作動ピン嵌合長孔 151 くびれ部 16 撓み長孔 17 パンチ 18 押えローラ 22 圧縮バネ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドレールに一列に必要個数のパン
    チを上下動可能に設け、該パンチのそれぞれに該パンチ
    に対して直交するように突出する作動ピンを設け、該作
    動ピンに係合してパンチを上下動させるスライダーを前
    記スライドレールに移動可能に設けたことを特徴とする
    多穴孔明けパンチ。
  2. 【請求項2】 スライドレールの側面に作動ピンが嵌合
    して上下動可能な作動ピン嵌合長孔を設け、該作動ピン
    嵌合長孔の上部にくびれ部を形成したことを特徴とする
    請求項1記載の多穴孔明けパンチ。
  3. 【請求項3】 作動ピン嵌合長孔の間に撓み長孔を設け
    たことを特徴とする請求項2記載の多穴孔明けパンチ。
  4. 【請求項4】 作動ピンが係合する部分に中央部を低く
    した波形溝の係合部を備えたスライダーであることを特
    徴とする請求項1および2記載の多穴孔明けパンチ。
  5. 【請求項5】 中央部が低い波形に形成した上案内面を
    形成し、該案内面の両端部であって該上案内面との間に
    所定の間隔をあけて下案内面を形成したことを特徴とす
    る請求項1および2記載の多穴孔明けパンチ。
  6. 【請求項6】 スライドレールに一列に必要個数のパン
    チを上下動可能に設け、該パンチのそれぞれに該パンチ
    に対して直交するように突出する作動ピンを設けると共
    に圧縮バネを装着し、該作動ピンに係合してパンチを押
    し下げるスライダーを前記スライドレールに移動可能に
    設けたことを特徴とする多穴孔明けパンチ。
  7. 【請求項7】 作動ピンに係合してパンチを押し下げる
    回転体をスライダに設けたことを特徴とする請求項1、
    2、3、および6記載の多穴孔明けパンチ。
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