JPH0760859A - 容器の成形方法 - Google Patents
容器の成形方法Info
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- JPH0760859A JPH0760859A JP23245193A JP23245193A JPH0760859A JP H0760859 A JPH0760859 A JP H0760859A JP 23245193 A JP23245193 A JP 23245193A JP 23245193 A JP23245193 A JP 23245193A JP H0760859 A JPH0760859 A JP H0760859A
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- Japan
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- container liner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】容器用ライナ−上にFRP層を形成して容器を成
形する方法において、連続長繊維束を容器用ライナ−の
半球面にもすべりなくワィンディングし得て偏肉の無い
表面平滑な外観に優れた容器を成形できる方法を提供す
る。 【構成】容器用ライナ−1上に樹脂未含浸の連続長繊維
束21,22,23を層状にワィンディングし、而るの
ち、外型3をセットして樹脂を注入し、上記ワィンディ
ング層に樹脂を含浸すると共にこの含浸層上に外面平滑
な樹脂層を形成する。
形する方法において、連続長繊維束を容器用ライナ−の
半球面にもすべりなくワィンディングし得て偏肉の無い
表面平滑な外観に優れた容器を成形できる方法を提供す
る。 【構成】容器用ライナ−1上に樹脂未含浸の連続長繊維
束21,22,23を層状にワィンディングし、而るの
ち、外型3をセットして樹脂を注入し、上記ワィンディ
ング層に樹脂を含浸すると共にこの含浸層上に外面平滑
な樹脂層を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器の成形方法に関し、
FRP容器の成形に有用なものである。
FRP容器の成形に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮気体や圧力流体を収容する圧力容器
を成形する方法として、容器用ライナ−上に、樹脂液を
含浸させた連続長繊維束を捲回積層し、次いで加熱によ
り樹脂液を硬化させることが公知である。而るに、ボン
べのように、円筒部の両端に半球殻部を有する圧力容器
においては、円筒部と半球殻部とで内圧に対する応力の
大きさ、方向が異なるので、かかる相異に応じて繊維の
ワィンディング量並びにワィンディング方向を異ならし
める必要があり、容器用ライナ−全体に対するヘリカル
巻と円筒部のみに対するフ−プ巻とによりワィンディン
グしている。
を成形する方法として、容器用ライナ−上に、樹脂液を
含浸させた連続長繊維束を捲回積層し、次いで加熱によ
り樹脂液を硬化させることが公知である。而るに、ボン
べのように、円筒部の両端に半球殻部を有する圧力容器
においては、円筒部と半球殻部とで内圧に対する応力の
大きさ、方向が異なるので、かかる相異に応じて繊維の
ワィンディング量並びにワィンディング方向を異ならし
める必要があり、容器用ライナ−全体に対するヘリカル
巻と円筒部のみに対するフ−プ巻とによりワィンディン
グしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器用
ライナ−両端の半球面では、中心を外れた横断線を線状
体が張力状態で接すると、線状体を横方向にずらせよう
とする分力が発生し、この分力に対し、上記張力状態の
線状体と半球面との間の摩擦力が小であると、線状体が
横方向にずれてしまう。
ライナ−両端の半球面では、中心を外れた横断線を線状
体が張力状態で接すると、線状体を横方向にずらせよう
とする分力が発生し、この分力に対し、上記張力状態の
線状体と半球面との間の摩擦力が小であると、線状体が
横方向にずれてしまう。
【0004】而るに、上記した両端に半球部を有する容
器用ライナ−へのヘリカル巻においては、両端の半球面
に中心を外れた横断線に樹脂含浸連続長繊維束が張力状
態で接し、樹脂の潤滑作用のためにこの連続長繊維束と
半球面との摩擦力が著しく小となる結果、連続長繊維束
がずれ易く、かかるずれのもとでは、その箇所での繊維
密度が粗になって補強不足が余儀なくされる。この補強
不足に対処するために、余分に繊維を巻けば、偏肉が余
儀なくされ、また、上記フィラメントワィンディングで
は表面が繊維のために滑らかさに欠け、光沢性が悪く、
鮮明な印刷も困難であって、外観に劣っている。
器用ライナ−へのヘリカル巻においては、両端の半球面
に中心を外れた横断線に樹脂含浸連続長繊維束が張力状
態で接し、樹脂の潤滑作用のためにこの連続長繊維束と
半球面との摩擦力が著しく小となる結果、連続長繊維束
がずれ易く、かかるずれのもとでは、その箇所での繊維
密度が粗になって補強不足が余儀なくされる。この補強
不足に対処するために、余分に繊維を巻けば、偏肉が余
儀なくされ、また、上記フィラメントワィンディングで
は表面が繊維のために滑らかさに欠け、光沢性が悪く、
鮮明な印刷も困難であって、外観に劣っている。
【0005】本発明の目的は、容器用ライナ−上にFRP
層を形成して容器を成形する方法において、連続長繊維
束を容器用ライナ−の半球面にもすべりなくワィンディ
ングし得て偏肉の無い表面平滑な外観に優れた容器を成
形できる方法を提供することにある。
層を形成して容器を成形する方法において、連続長繊維
束を容器用ライナ−の半球面にもすべりなくワィンディ
ングし得て偏肉の無い表面平滑な外観に優れた容器を成
形できる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る容器の成形
方法は、容器用ライナ−上に樹脂未含浸の連続長繊維束
を層状にワィンディングし、而るのち、外型をセットし
て樹脂を注入し、上記ワィンディング層に樹脂を含浸す
ると共にこの含浸層上に外面平滑な樹脂層を形成するこ
とを特徴とする構成である。
方法は、容器用ライナ−上に樹脂未含浸の連続長繊維束
を層状にワィンディングし、而るのち、外型をセットし
て樹脂を注入し、上記ワィンディング層に樹脂を含浸す
ると共にこの含浸層上に外面平滑な樹脂層を形成するこ
とを特徴とする構成である。
【0007】
【作用】連続長繊維束を樹脂液を含浸していない状態で
容器ライナ−にワィンディングしているから、連続長繊
維束を容器ライナ−の両端の曲面部にもすべりなく巻き
付けることができ、繊維密度の濃淡による補強不足部分
の発生や表面の凹凸化を防止できる。また、巻き付けた
繊維のずれを見込んでの余分の繊維の巻き付けが不要と
なり、偏肉による外観不良を回避できる。また、外型内
への樹脂液の注入により樹脂層を形成しているので、滑
らかで光沢を有し、鮮明な印刷が可能な外面のFRP製容
器を製作できる。
容器ライナ−にワィンディングしているから、連続長繊
維束を容器ライナ−の両端の曲面部にもすべりなく巻き
付けることができ、繊維密度の濃淡による補強不足部分
の発生や表面の凹凸化を防止できる。また、巻き付けた
繊維のずれを見込んでの余分の繊維の巻き付けが不要と
なり、偏肉による外観不良を回避できる。また、外型内
への樹脂液の注入により樹脂層を形成しているので、滑
らかで光沢を有し、鮮明な印刷が可能な外面のFRP製容
器を製作できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1は本発明において使用する容器ライナ−1
の一例を示し、アルミニウム等の金属製、またはABS樹
脂、ナイロン等の合成樹脂製であり、円筒部11と両端
曲面部12とを有し、各曲面部12の中心に管状突出部
13が形成されている。
明する。図1は本発明において使用する容器ライナ−1
の一例を示し、アルミニウム等の金属製、またはABS樹
脂、ナイロン等の合成樹脂製であり、円筒部11と両端
曲面部12とを有し、各曲面部12の中心に管状突出部
13が形成されている。
【0009】この容器ライナ−1の厚みをh、円筒部1
1の内径をrとすれば、内圧pの作用のもとで、円筒部
11の軸方向引張応力δa1並びに周方向引張応力(フ−
プストレス)δa2は、 δa1=rp/(2h) δa2=rp/h で与えられる。
1の内径をrとすれば、内圧pの作用のもとで、円筒部
11の軸方向引張応力δa1並びに周方向引張応力(フ−
プストレス)δa2は、 δa1=rp/(2h) δa2=rp/h で与えられる。
【0010】また、各端曲面部12の経線の曲率半径を
r1、経線に垂直な断面の曲率半径をr2、経線方向の引
張応力をδb1並びに経線に垂直な方向、即ち、周方向応
力をδb2とすれば、 δb1/r1+δb2/r2=p/h が成立し、各端曲面12が半球面である場合、r1=r2
=r,δb1=δb2であるから、 δb1=δb2=rp/(2h) で与えられる。
r1、経線に垂直な断面の曲率半径をr2、経線方向の引
張応力をδb1並びに経線に垂直な方向、即ち、周方向応
力をδb2とすれば、 δb1/r1+δb2/r2=p/h が成立し、各端曲面12が半球面である場合、r1=r2
=r,δb1=δb2であるから、 δb1=δb2=rp/(2h) で与えられる。
【0011】本発明の実施例によってFRP製容器を成形
するには、前段で、図2の(イ)乃至図2の(ハ)に示
すように、樹脂液を含浸していない連続長繊維束21,
22,23を上記の容器ライナ−1に、上記各部の応力
に応じた所定の繊維量並びに繊維方向でワィンディング
する。
するには、前段で、図2の(イ)乃至図2の(ハ)に示
すように、樹脂液を含浸していない連続長繊維束21,
22,23を上記の容器ライナ−1に、上記各部の応力
に応じた所定の繊維量並びに繊維方向でワィンディング
する。
【0012】すなわち、まず、図2の(イ)に示すよう
に、樹脂液を含浸していない連続長繊維束2を容器ライ
ナ−1の円筒部11に繊維方向と円筒部の周方向との間
の角を実質上零としつつワィンディングして行く。すな
わち、フ−プ巻きして行く。このフ−プ巻きの終了後、
図2の(ロ)に示すように、樹脂液を含浸していない連
続長繊維束22を容器ライナ−1の両端曲面部12にま
たがって所定の巻き付け角度でヘリカル巻きして行く。
更に、このヘリカル巻きの終了後、図2の(ハ)に示す
ように、樹脂液を含浸していない連続長繊維束23を容
器ライナ−1の円筒部11にフ−プ巻きして行く。
に、樹脂液を含浸していない連続長繊維束2を容器ライ
ナ−1の円筒部11に繊維方向と円筒部の周方向との間
の角を実質上零としつつワィンディングして行く。すな
わち、フ−プ巻きして行く。このフ−プ巻きの終了後、
図2の(ロ)に示すように、樹脂液を含浸していない連
続長繊維束22を容器ライナ−1の両端曲面部12にま
たがって所定の巻き付け角度でヘリカル巻きして行く。
更に、このヘリカル巻きの終了後、図2の(ハ)に示す
ように、樹脂液を含浸していない連続長繊維束23を容
器ライナ−1の円筒部11にフ−プ巻きして行く。
【0013】FRP構造において、繊維の巻き付け角を
θ、被巻き付け体の単位断面積当たりの繊維の断面積を
sとすると、周方向応力に対しては、断面積scosθの
補強体として作用し、経線方向(軸方向)に対しては、断
面積ssinθの補強体として作用するから、上記フ−プ
巻きの繊維量、ヘリカル巻きの角度並びに繊維量は上記
した容器ライナ−の各部の応力を既知値として算出する
ことができる。
θ、被巻き付け体の単位断面積当たりの繊維の断面積を
sとすると、周方向応力に対しては、断面積scosθの
補強体として作用し、経線方向(軸方向)に対しては、断
面積ssinθの補強体として作用するから、上記フ−プ
巻きの繊維量、ヘリカル巻きの角度並びに繊維量は上記
した容器ライナ−の各部の応力を既知値として算出する
ことができる。
【0014】而して、自在継手機構により傾動自在の容
器ライナ−支持ア−ムを有し、X軸,Y軸,Z軸方向に
移動自在のフィラメントフィ−ドアイを有するフィラメ
ントワィンディング機を使用し、コンピュ−タ制御によ
り容器ライナ−の傾き角、連続長繊維束の巻き付け角を
制御しつつワィンディングを行うことにより、上記容器
ライナ−の各部の応力に応じた補強が可能となる。
器ライナ−支持ア−ムを有し、X軸,Y軸,Z軸方向に
移動自在のフィラメントフィ−ドアイを有するフィラメ
ントワィンディング機を使用し、コンピュ−タ制御によ
り容器ライナ−の傾き角、連続長繊維束の巻き付け角を
制御しつつワィンディングを行うことにより、上記容器
ライナ−の各部の応力に応じた補強が可能となる。
【0015】上記図2の(イ)乃至図2の(ハ)に示す
ワィンディング中、図2の(イ)並びに図2の(ハ)に
示すフ−プ巻きは、容器ライナ−1の円筒部11の周方
向応力のみに対する補強のために施されているが、上記
のように、ヘリカル巻の前後に分けてフ−プ巻きを施す
と、前者のフ−プ巻き〔図2の(イ)〕は次ぎに行うヘ
リカル巻き〔図2の(ロ)〕に対し、曲面部12と円筒
部11との境界での繊維の滑りを防止して曲面部12で
の繊維のずれを阻止できるので、曲面部12での繊維の
ずれの阻止に寄与することが期待され、また後者のフ−
プ巻き〔図2の(ハ)〕は、既に施したヘリカル巻の押
え巻として寄与することが期待される。
ワィンディング中、図2の(イ)並びに図2の(ハ)に
示すフ−プ巻きは、容器ライナ−1の円筒部11の周方
向応力のみに対する補強のために施されているが、上記
のように、ヘリカル巻の前後に分けてフ−プ巻きを施す
と、前者のフ−プ巻き〔図2の(イ)〕は次ぎに行うヘ
リカル巻き〔図2の(ロ)〕に対し、曲面部12と円筒
部11との境界での繊維の滑りを防止して曲面部12で
の繊維のずれを阻止できるので、曲面部12での繊維の
ずれの阻止に寄与することが期待され、また後者のフ−
プ巻き〔図2の(ハ)〕は、既に施したヘリカル巻の押
え巻として寄与することが期待される。
【0016】勿論、全てのフ−プ巻きをヘリカル巻きの
前に行うこと、或いは、最初にヘリカル巻きを行い、次
いでフ−プ巻きを行うこと等のように、2段階ワィンデ
ィングで実施することも可能である。
前に行うこと、或いは、最初にヘリカル巻きを行い、次
いでフ−プ巻きを行うこと等のように、2段階ワィンデ
ィングで実施することも可能である。
【0017】上記のように、容器用ライナ−上に樹脂未
含浸の連続長繊維束を層状にワィンディングして前段半
製品を得れば、図2の(ニ)に示すように、前段半製品
Aに外型(2っ割れ)3をセットし、容器ライナ−両端
の突出部13,13を外型両端で支持して外型3の内面
と前段半製品Aの外面との間に所定のクリアランス4を
確保し、次いで、外型3の樹脂注入口31より樹脂液を
加圧注入し(真空引き後、加圧注入する、ガス抜き孔を
設ける等を行うことが望ましい)、ワィンディング繊維
層に樹脂を含浸させると共にこの含浸層上に樹脂層を形
成し、樹脂を硬化させたうえで、外型を脱離し、これに
て容器の成形を終了する。
含浸の連続長繊維束を層状にワィンディングして前段半
製品を得れば、図2の(ニ)に示すように、前段半製品
Aに外型(2っ割れ)3をセットし、容器ライナ−両端
の突出部13,13を外型両端で支持して外型3の内面
と前段半製品Aの外面との間に所定のクリアランス4を
確保し、次いで、外型3の樹脂注入口31より樹脂液を
加圧注入し(真空引き後、加圧注入する、ガス抜き孔を
設ける等を行うことが望ましい)、ワィンディング繊維
層に樹脂を含浸させると共にこの含浸層上に樹脂層を形
成し、樹脂を硬化させたうえで、外型を脱離し、これに
て容器の成形を終了する。
【0018】上記において、連続長繊維束にはガラス繊
維、カ−ボン繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維、
ポリエチレン繊維の有機繊維の単独または2種以上を使
用できる。上記の図2の(イ)乃至図2の(ハ)の各段
階において、通常、連続長繊維束21,22,23には
同一のものを使用するが、異なる種類の連続長繊維束を
使用することも可能である。
維、カ−ボン繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維、
ポリエチレン繊維の有機繊維の単独または2種以上を使
用できる。上記の図2の(イ)乃至図2の(ハ)の各段
階において、通常、連続長繊維束21,22,23には
同一のものを使用するが、異なる種類の連続長繊維束を
使用することも可能である。
【0019】上記において、樹脂には、エポキシ樹脂、
フェノ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂または、ABS樹脂、ポ
リプロピレン、ナイロン等の熱可塑性樹脂を使用するこ
とができる。
フェノ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂または、ABS樹脂、ポ
リプロピレン、ナイロン等の熱可塑性樹脂を使用するこ
とができる。
【0020】本発明に係るFRP製容器の成形方法によれ
ば、容器ライナ−の両端部が曲面であっても、この曲面
での繊維のずれを防止して外面滑らかな外観良好なFRP
製容器を成形できる。このことは次ぎの実施例からも確
認できる。
ば、容器ライナ−の両端部が曲面であっても、この曲面
での繊維のずれを防止して外面滑らかな外観良好なFRP
製容器を成形できる。このことは次ぎの実施例からも確
認できる。
【0021】実施例 容器ライナ−には、両端が半球面の内径150mmφ、円
筒部長さ350mmのアルミニウム製円筒ライナ−を使用
し、連続長繊維束には、太さ100Tex(100g/m)のガラ
ス繊維を約5mm巾に5束たばねたものを使用した。この
ガラス繊維束を上記アルミニウム製円筒ライナ−に順次
に、フ−プ巻き、ランナ−両端部に掛け回してのヘリカ
ル巻き、フ−プ巻きし、このフ−プ巻き後、巻き付け状
態をチエックし、ライナ−両端の半球部においてもガラ
ス繊維がずれなく、安定に保持されていることを確認し
た。また、ガラス繊維に毛羽立ちが観られたが、この毛
羽立ちのために、かえってガラス繊維の摩擦が大となっ
て、ガラス繊維のずれ防止に役立っていることが明らか
になった。
筒部長さ350mmのアルミニウム製円筒ライナ−を使用
し、連続長繊維束には、太さ100Tex(100g/m)のガラ
ス繊維を約5mm巾に5束たばねたものを使用した。この
ガラス繊維束を上記アルミニウム製円筒ライナ−に順次
に、フ−プ巻き、ランナ−両端部に掛け回してのヘリカ
ル巻き、フ−プ巻きし、このフ−プ巻き後、巻き付け状
態をチエックし、ライナ−両端の半球部においてもガラ
ス繊維がずれなく、安定に保持されていることを確認し
た。また、ガラス繊維に毛羽立ちが観られたが、この毛
羽立ちのために、かえってガラス繊維の摩擦が大となっ
て、ガラス繊維のずれ防止に役立っていることが明らか
になった。
【0022】このようにして、ガラス繊維をワィンディ
ングした円筒ライナ−を上下2分割の金型内に、金型内
面との間に約2mmのクリアランスを確保して納め、金型
の樹脂注入口から液状のエポキシ樹脂配合物を圧力20
kg/cm2にて注入し、樹脂の硬化後、脱型して製品容器を
得た。
ングした円筒ライナ−を上下2分割の金型内に、金型内
面との間に約2mmのクリアランスを確保して納め、金型
の樹脂注入口から液状のエポキシ樹脂配合物を圧力20
kg/cm2にて注入し、樹脂の硬化後、脱型して製品容器を
得た。
【0023】この製品の外観を調査したところ、両端部
でのガラス繊維は、依然としてずれなくワィンディング
直後の状態に保持されており、偏肉もなく滑らかな表面
の良好な外観であった。
でのガラス繊維は、依然としてずれなくワィンディング
直後の状態に保持されており、偏肉もなく滑らかな表面
の良好な外観であった。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るFRP製容器の成形方法は、
上述した通りの構成であり、連続長繊維束を容器ライナ
−に樹脂液を含浸していない状態でワィンディングして
いるから、樹脂液の潤滑作用による繊維のずれ移動を排
除し、連続長繊維束の表面の毛羽立ちによる高摩擦性に
よって容器ライナ−両端の曲面にも連続長繊維束を安定
に巻き付け得、繊維のずれに伴う補強不足箇所の発生、
凹凸化偏肉を排除できる。また、外面の樹脂層を型成形
により成形しているので、樹脂層外面を金型の内面精度
にて滑らかにできる。従って、本発明によれば、連続長
繊維による補強を一様に行い得、偏肉、凹凸を排除して
表面滑らかな優れた外観のFRP製容器を容易に製作でき
る。
上述した通りの構成であり、連続長繊維束を容器ライナ
−に樹脂液を含浸していない状態でワィンディングして
いるから、樹脂液の潤滑作用による繊維のずれ移動を排
除し、連続長繊維束の表面の毛羽立ちによる高摩擦性に
よって容器ライナ−両端の曲面にも連続長繊維束を安定
に巻き付け得、繊維のずれに伴う補強不足箇所の発生、
凹凸化偏肉を排除できる。また、外面の樹脂層を型成形
により成形しているので、樹脂層外面を金型の内面精度
にて滑らかにできる。従って、本発明によれば、連続長
繊維による補強を一様に行い得、偏肉、凹凸を排除して
表面滑らかな優れた外観のFRP製容器を容易に製作でき
る。
【図1】本発明において使用する容器ライナ−の一例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】図2の(イ)乃至(ニ)は本発明の実施例の各
作業段階を示す説明図であり、図2の(イ)はフ−プ巻
きの段階を、図2の(ロ)はヘリカル巻きの段階を、図
3の(ハ)は後のフ−プ巻きの段階を、図2の(ニ)は
樹脂液の注入段階をそれぞれ示している。
作業段階を示す説明図であり、図2の(イ)はフ−プ巻
きの段階を、図2の(ロ)はヘリカル巻きの段階を、図
3の(ハ)は後のフ−プ巻きの段階を、図2の(ニ)は
樹脂液の注入段階をそれぞれ示している。
【符号の説明】 1 容器ライナ− 11 容器ライナ−の円筒部 12 容器ライナ−の各端曲面部 21 連続長繊維束 22 連続長繊維束 23 連続長繊維束 3 外型 31 樹脂注入口
Claims (1)
- 【請求項1】容器用ライナ−上に樹脂未含浸の連続長繊
維束を層状にワィンディングし、而るのち、外型をセッ
トして樹脂液を注入し、上記ワィンディング層に樹脂を
含浸すると共にこの含浸層上に外面平滑な樹脂層を形成
することを特徴とする容器の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23245193A JPH0760859A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 容器の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23245193A JPH0760859A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 容器の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760859A true JPH0760859A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16939494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23245193A Pending JPH0760859A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 容器の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760859A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007125844A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Murata Mach Ltd | Frp補強タンクの成形装置 |
| JP2007297276A (ja) * | 1996-06-27 | 2007-11-15 | Toyo Tanso Kk | 単結晶引き上げ用ルツボ |
| JP2007297275A (ja) * | 1996-06-27 | 2007-11-15 | Toyo Tanso Kk | 単結晶引き上げ用ルツボ |
| JP2007314422A (ja) * | 1996-06-27 | 2007-12-06 | Toyo Tanso Kk | 単結晶引き上げ用ルツボの製造方法 |
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| JP2007314420A (ja) * | 1996-06-27 | 2007-12-06 | Toyo Tanso Kk | 単結晶引き上げ用ルツボ |
| JP2008132717A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Toyota Industries Corp | 繊維強化プラスチックの製造方法 |
| JP2018187775A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | 高圧タンクの製造方法 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP23245193A patent/JPH0760859A/ja active Pending
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