JPH0761109A - エンボス形成用転写シート - Google Patents
エンボス形成用転写シートInfo
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- JPH0761109A JPH0761109A JP22786993A JP22786993A JPH0761109A JP H0761109 A JPH0761109 A JP H0761109A JP 22786993 A JP22786993 A JP 22786993A JP 22786993 A JP22786993 A JP 22786993A JP H0761109 A JPH0761109 A JP H0761109A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塩ビ系発泡レザーの発泡性樹脂層からなる表
面に、深さの異なる2種類以上のエンボス凹部からなる
意匠を形成することのできるエンボス形成用転写シート
を提供する。 【構成】 転写基材、剥離層、発泡抑制剤の含有率の異
なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄、接着
剤層で構成される転写シートであつて、塩ビ系発泡レザ
ーの発泡性樹脂層に転写することにより、凹部の深さの
異なる2種以上のパターンからなる意匠を安定して形成
することが可能である。
面に、深さの異なる2種類以上のエンボス凹部からなる
意匠を形成することのできるエンボス形成用転写シート
を提供する。 【構成】 転写基材、剥離層、発泡抑制剤の含有率の異
なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄、接着
剤層で構成される転写シートであつて、塩ビ系発泡レザ
ーの発泡性樹脂層に転写することにより、凹部の深さの
異なる2種以上のパターンからなる意匠を安定して形成
することが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発泡性樹脂層を備えた被
転写材の表面に発泡抑制による凹部を形成するエンボス
形成用転写シートに関する。
転写材の表面に発泡抑制による凹部を形成するエンボス
形成用転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、発泡抑制剤を含むインキを使
用した転写シートにてポリ塩化ビニルからなる発泡性樹
脂層にエンボス凹部を形成した塩ビ系発泡レザーは鞄等
の袋物、靴、家具内装材、インテリア材等に利用されて
いる。しかしながら、それら従来品の発泡抑制インキに
より形成されるエンボス凹部は、一定深さの凹部がパタ
ーン状に形成されたもの、ないしは、階調を有する印刷
版にて発泡抑制剤を含むインキを使用して印刷した転写
シートにより形成された連続階調の凹部を有するもので
あつて、前者のものは一定深さの凹部のみであり単調な
意匠効果しか得られず、後者のものは発泡抑制インキが
網点状に印刷された階調のあるインキ層で構成されてい
るので、発泡抑制効果が不安定となり凹部形成の再現性
が劣り、装飾効果の高い意匠が安定して得られないとい
う欠点があつた。
用した転写シートにてポリ塩化ビニルからなる発泡性樹
脂層にエンボス凹部を形成した塩ビ系発泡レザーは鞄等
の袋物、靴、家具内装材、インテリア材等に利用されて
いる。しかしながら、それら従来品の発泡抑制インキに
より形成されるエンボス凹部は、一定深さの凹部がパタ
ーン状に形成されたもの、ないしは、階調を有する印刷
版にて発泡抑制剤を含むインキを使用して印刷した転写
シートにより形成された連続階調の凹部を有するもので
あつて、前者のものは一定深さの凹部のみであり単調な
意匠効果しか得られず、後者のものは発泡抑制インキが
網点状に印刷された階調のあるインキ層で構成されてい
るので、発泡抑制効果が不安定となり凹部形成の再現性
が劣り、装飾効果の高い意匠が安定して得られないとい
う欠点があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
がポリ塩化ビニルからなる発泡性樹脂層を備え該発泡性
樹脂層にエンボス凹部が形成された塩ビ系発泡レザーに
おいて、深さの異なる2種類以上のパターン状の凹部を
形成するためのエンボス形成用転写シートであつて、該
転写シートを使用することにより、深い凹部からなるパ
ターンと浅い凹部からなるパターンの組み合わせによ
り、塩ビ系発泡レザーの表面の意匠効果を高めることで
ある。
がポリ塩化ビニルからなる発泡性樹脂層を備え該発泡性
樹脂層にエンボス凹部が形成された塩ビ系発泡レザーに
おいて、深さの異なる2種類以上のパターン状の凹部を
形成するためのエンボス形成用転写シートであつて、該
転写シートを使用することにより、深い凹部からなるパ
ターンと浅い凹部からなるパターンの組み合わせによ
り、塩ビ系発泡レザーの表面の意匠効果を高めることで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】転写基材、剥離層、絵柄
印刷層、接着剤層が順に積層された構成からなり、該絵
柄印刷層が発泡抑制剤の含有率の異なる2種以上の印刷
インキで印刷された印刷絵柄で構成されているエンボス
形成用転写シートである。
印刷層、接着剤層が順に積層された構成からなり、該絵
柄印刷層が発泡抑制剤の含有率の異なる2種以上の印刷
インキで印刷された印刷絵柄で構成されているエンボス
形成用転写シートである。
【0005】前記絵柄印刷層が、発泡抑制剤の含有率の
異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄と発
泡抑制剤を含まない印刷インキで印刷された印刷絵柄と
で構成されている上記のエンボス形成用転写シートであ
る。
異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄と発
泡抑制剤を含まない印刷インキで印刷された印刷絵柄と
で構成されている上記のエンボス形成用転写シートであ
る。
【0006】
【作用】本発明では、転写基材、剥離層、発泡抑制剤の
含有率の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷
絵柄、接着剤層で構成される転写シートを使用して、塩
ビ系発泡レザーの発泡性樹脂層に転写することにより、
凹部の深さの異なる2種以上のパターンからなる意匠を
安定して形成することが可能になる。更に、上記転写シ
ートの絵柄印刷層に発泡抑制剤を含まない印刷インキで
印刷された印刷絵柄を加えることにより、意匠の多様化
が可能になるので、より優れた意匠効果を有する塩ビ系
発泡レザーが得られる。
含有率の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷
絵柄、接着剤層で構成される転写シートを使用して、塩
ビ系発泡レザーの発泡性樹脂層に転写することにより、
凹部の深さの異なる2種以上のパターンからなる意匠を
安定して形成することが可能になる。更に、上記転写シ
ートの絵柄印刷層に発泡抑制剤を含まない印刷インキで
印刷された印刷絵柄を加えることにより、意匠の多様化
が可能になるので、より優れた意匠効果を有する塩ビ系
発泡レザーが得られる。
【0007】
【実施例】以下、図面を引用して本発明を説明する。図
1は本発明の第1実施例の積層構成を示す断面図、図2
は本発明の第2実施例の積層構成を示す断面図、図3は
表面に発泡性樹脂層を備えた被転写材に図1に示す転写
シートで転写した状態の断面図、図4は表面に発泡性樹
脂層を備えた被転写材に図2に示す転写シートで転写し
た状態の断面図、図5は図3に示す転写完了した被転写
材を発泡させた状態の断面図、図6は図4に示す転写完
了した被転写材を発泡させた状態の断面図であり、1は
転写シート基材、2は剥離層、3は絵柄印刷層、3aは発
泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄、3bは発泡抑制剤の含
有率の低い印刷絵柄、3cは発泡抑制剤を含まない印刷絵
柄、4は接着剤層、5は発泡性樹脂層、6は被転写基材
をそれぞれ示す。
1は本発明の第1実施例の積層構成を示す断面図、図2
は本発明の第2実施例の積層構成を示す断面図、図3は
表面に発泡性樹脂層を備えた被転写材に図1に示す転写
シートで転写した状態の断面図、図4は表面に発泡性樹
脂層を備えた被転写材に図2に示す転写シートで転写し
た状態の断面図、図5は図3に示す転写完了した被転写
材を発泡させた状態の断面図、図6は図4に示す転写完
了した被転写材を発泡させた状態の断面図であり、1は
転写シート基材、2は剥離層、3は絵柄印刷層、3aは発
泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄、3bは発泡抑制剤の含
有率の低い印刷絵柄、3cは発泡抑制剤を含まない印刷絵
柄、4は接着剤層、5は発泡性樹脂層、6は被転写基材
をそれぞれ示す。
【0008】本発明で使用する転写シート基材1として
は、ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピ
レン等の耐熱性の優れたプラスチツクフイルム、紙にポ
リプロピレン等のポリオレフイン系樹脂を押出ラミネー
シヨンして得られる積層体等を使用することができる。
12〜25ミクロンの厚さのポリエチレンテレフタレー
トフイルムが適している。
は、ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピ
レン等の耐熱性の優れたプラスチツクフイルム、紙にポ
リプロピレン等のポリオレフイン系樹脂を押出ラミネー
シヨンして得られる積層体等を使用することができる。
12〜25ミクロンの厚さのポリエチレンテレフタレー
トフイルムが適している。
【0009】剥離層2としては、アクリル系樹脂、セル
ロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−アクリル
共重合体樹脂等が使用できる。剥離層2は本発明の転写
シートを使用して発泡性樹脂層5に転写したとき被転写
体の転写表面を形成する層となるので、被転写体の転写
表面に設けられる保護層との接着性を考慮して樹脂を選
定することが必要である。上記の点を考慮するとアクリ
ル系樹脂、セルロース系樹脂が適している。剥離層2は
一般的には無着色透明層からなるが、意匠性を高めるた
めに必要により透明性のある着色層としてもよい。
ロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−アクリル
共重合体樹脂等が使用できる。剥離層2は本発明の転写
シートを使用して発泡性樹脂層5に転写したとき被転写
体の転写表面を形成する層となるので、被転写体の転写
表面に設けられる保護層との接着性を考慮して樹脂を選
定することが必要である。上記の点を考慮するとアクリ
ル系樹脂、セルロース系樹脂が適している。剥離層2は
一般的には無着色透明層からなるが、意匠性を高めるた
めに必要により透明性のある着色層としてもよい。
【0010】絵柄印刷層3を形成するインキはウレタン
系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂等からな
る通常のポリ塩化ビニル印刷用のものでよいが、特に物
性を必要とする場合にはイソシアネートを加えて2液硬
化型インキとして使用するのがよい。発泡を抑制するイ
ンキとして使用する場合には、上記インキに無水トリメ
リツト酸等の公知の発泡抑制剤を添加して使用する。発
泡抑制剤のインキに対する添加量はインキ100重量部
に対して最大15重量部の範囲で添加する。最終製品に
おける発泡抑制凹部の深さは発泡抑制剤の添加量により
任意に調節できる。
系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂等からな
る通常のポリ塩化ビニル印刷用のものでよいが、特に物
性を必要とする場合にはイソシアネートを加えて2液硬
化型インキとして使用するのがよい。発泡を抑制するイ
ンキとして使用する場合には、上記インキに無水トリメ
リツト酸等の公知の発泡抑制剤を添加して使用する。発
泡抑制剤のインキに対する添加量はインキ100重量部
に対して最大15重量部の範囲で添加する。最終製品に
おける発泡抑制凹部の深さは発泡抑制剤の添加量により
任意に調節できる。
【0011】接着剤層4としてはビニル系樹脂、変成ビ
ニル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−アクリル共
重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂等の
塩化ビニル樹脂に接着性のよい樹脂であれば使用でき
る。転写シートにより発泡性樹脂層5面に転写されたと
きに、接着剤層4は転写された発泡抑制剤を含む印刷絵
柄3と発泡性樹脂層5間に介在する層となり、接着剤層
4が厚くなると発泡抑制効果を阻害することになる。し
たがつて、接着剤層4の厚さは2〜5ミクロンの厚さが
適当である。
ニル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−アクリル共
重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂等の
塩化ビニル樹脂に接着性のよい樹脂であれば使用でき
る。転写シートにより発泡性樹脂層5面に転写されたと
きに、接着剤層4は転写された発泡抑制剤を含む印刷絵
柄3と発泡性樹脂層5間に介在する層となり、接着剤層
4が厚くなると発泡抑制効果を阻害することになる。し
たがつて、接着剤層4の厚さは2〜5ミクロンの厚さが
適当である。
【0012】本発明の転写シートは、転写シート基材1
に剥離層2、絵柄印刷層3、接着剤層4をグラビア印刷
用のベタ絵柄版にてインラインで印刷して製造されるの
が普通であるが、剥離層2、接着剤層4はロールコーテ
イング等により別工程で行ってもよい。グラビア印刷用
のベタ版は版深が30〜50ミクロンのものを使用する
のが適当である。接着剤層4は版深が30ミクロン程度
の比較的浅いグラビア印刷用のベタ版を使用して印刷す
るのが好ましい。接着剤層4を薄くすることによつて、
発泡性樹脂層5面に転写されたときに、印刷絵柄層3中
の発泡抑制剤が接着剤層4を通して発泡性樹脂層5に作
用しやすくなる。
に剥離層2、絵柄印刷層3、接着剤層4をグラビア印刷
用のベタ絵柄版にてインラインで印刷して製造されるの
が普通であるが、剥離層2、接着剤層4はロールコーテ
イング等により別工程で行ってもよい。グラビア印刷用
のベタ版は版深が30〜50ミクロンのものを使用する
のが適当である。接着剤層4は版深が30ミクロン程度
の比較的浅いグラビア印刷用のベタ版を使用して印刷す
るのが好ましい。接着剤層4を薄くすることによつて、
発泡性樹脂層5面に転写されたときに、印刷絵柄層3中
の発泡抑制剤が接着剤層4を通して発泡性樹脂層5に作
用しやすくなる。
【0013】発泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄3a及び
発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄3bはともに30〜5
0ミクロンの版深からなるベタ絵柄版を使用して印刷す
る。発泡抑制の程度即ち発泡後の凹部の深さはインキに
添加する発泡抑制剤の量により調節できるが、添加する
発泡抑制剤の量はインキ100重量部に対して最大15
重量部でありその範囲内で必要とする凹部の深さに対応
して任意に添加量を設定することができる。上記の発泡
抑制剤を添加したインキを使用することにより深さの異
なる発泡凹部を安定して再現するのが可能である。
発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄3bはともに30〜5
0ミクロンの版深からなるベタ絵柄版を使用して印刷す
る。発泡抑制の程度即ち発泡後の凹部の深さはインキに
添加する発泡抑制剤の量により調節できるが、添加する
発泡抑制剤の量はインキ100重量部に対して最大15
重量部でありその範囲内で必要とする凹部の深さに対応
して任意に添加量を設定することができる。上記の発泡
抑制剤を添加したインキを使用することにより深さの異
なる発泡凹部を安定して再現するのが可能である。
【0014】図1に示す転写シートは、発泡抑制剤の含
有率の高い印刷絵柄3aと発泡抑制剤の含有率の低い印刷
絵柄3bのみで構成したものであり、発泡抑制剤を含まな
い印刷絵柄3cは設けない構成である。上記転写シートの
場合は、30〜50ミクロンの版深のベタ絵柄版によ
り、発泡抑制剤の含有率の高い印刷インキにて印刷した
部分が発泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄3aであり、同
じく30〜50ミクロンの版深の異なる絵柄のベタ絵柄
版により、発泡抑制剤の含有率の低い印刷インキにて印
刷した部分が発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄3bであ
る。上記印刷絵柄を印刷する発泡抑制剤を含有するイン
キは着色インキとしてもよいし無着色インキとしてもよ
く任意である。
有率の高い印刷絵柄3aと発泡抑制剤の含有率の低い印刷
絵柄3bのみで構成したものであり、発泡抑制剤を含まな
い印刷絵柄3cは設けない構成である。上記転写シートの
場合は、30〜50ミクロンの版深のベタ絵柄版によ
り、発泡抑制剤の含有率の高い印刷インキにて印刷した
部分が発泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄3aであり、同
じく30〜50ミクロンの版深の異なる絵柄のベタ絵柄
版により、発泡抑制剤の含有率の低い印刷インキにて印
刷した部分が発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄3bであ
る。上記印刷絵柄を印刷する発泡抑制剤を含有するイン
キは着色インキとしてもよいし無着色インキとしてもよ
く任意である。
【0015】図2に示す転写シートは、上記の絵柄印刷
層3を発泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄3aと発泡抑制
剤の含有率の低い印刷絵柄3bと発泡抑制剤を含まない印
刷絵柄3cにより構成される。発泡抑制剤を含まない印刷
絵柄3cは、30〜50ミクロンの版深のベタ絵柄版にて
印刷してもよいし、階調のある絵柄版にて印刷してもよ
い。また、発泡抑制剤を含まない印刷絵柄3cは転写シー
ト全面の柄としてもよいし、発泡抑制剤の含有率の高い
印刷絵柄3a及び発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄3bの
ない部分にのみ印刷してもよい。
層3を発泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄3aと発泡抑制
剤の含有率の低い印刷絵柄3bと発泡抑制剤を含まない印
刷絵柄3cにより構成される。発泡抑制剤を含まない印刷
絵柄3cは、30〜50ミクロンの版深のベタ絵柄版にて
印刷してもよいし、階調のある絵柄版にて印刷してもよ
い。また、発泡抑制剤を含まない印刷絵柄3cは転写シー
ト全面の柄としてもよいし、発泡抑制剤の含有率の高い
印刷絵柄3a及び発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄3bの
ない部分にのみ印刷してもよい。
【0016】図1に示す転写シートを使用して被転写基
材6の発泡性樹脂層5に転写した状態が図3に、転写済
の発泡性樹脂層5を発泡させた状態が図5に示されてい
る。発泡性樹脂層5は目的とする意匠に適した色に着色
されているのが普通であり、上記転写シートを使用して
転写・発泡を行うと、フラツトな着色地に、深い凹部か
らなる絵柄と浅い凹部からなる絵柄の組み合わせからな
る意匠が得られる。深い凹部からなる絵柄と浅い凹部か
らなる絵柄をそれぞれ異なる色に着色するか同色に着色
することにより凹部の深さ及び色調の組み合わせにより
意匠の多様化が図れる。発泡抑制剤を含有する印刷絵柄
は全てベタ柄からなるので、凹部の深さが安定的に再現
でき意匠効果をより高めることができる。
材6の発泡性樹脂層5に転写した状態が図3に、転写済
の発泡性樹脂層5を発泡させた状態が図5に示されてい
る。発泡性樹脂層5は目的とする意匠に適した色に着色
されているのが普通であり、上記転写シートを使用して
転写・発泡を行うと、フラツトな着色地に、深い凹部か
らなる絵柄と浅い凹部からなる絵柄の組み合わせからな
る意匠が得られる。深い凹部からなる絵柄と浅い凹部か
らなる絵柄をそれぞれ異なる色に着色するか同色に着色
することにより凹部の深さ及び色調の組み合わせにより
意匠の多様化が図れる。発泡抑制剤を含有する印刷絵柄
は全てベタ柄からなるので、凹部の深さが安定的に再現
でき意匠効果をより高めることができる。
【0017】図2に示す転写シートを使用して被転写基
材6の発泡性樹脂層5に転写した状態が図4に、転写済
の発泡性樹脂層5を発泡させた状態が図6に示されてい
る。上記転写シートを使用すると、フラツトな着色地
に、色調の組み合わせ及び深い凹部からなる絵柄と浅い
凹部からなる絵柄の組合せによる効果以外に、発泡抑制
剤を含有しない印刷インキにて印刷した発泡抑制剤を含
まない印刷絵柄も利用できるので、さらに多様な意匠の
再現が可能になり意匠性が高まる。発泡抑制剤を含まな
い印刷絵柄3cはベタ柄でも階調柄でも任意に設定でき
る。
材6の発泡性樹脂層5に転写した状態が図4に、転写済
の発泡性樹脂層5を発泡させた状態が図6に示されてい
る。上記転写シートを使用すると、フラツトな着色地
に、色調の組み合わせ及び深い凹部からなる絵柄と浅い
凹部からなる絵柄の組合せによる効果以外に、発泡抑制
剤を含有しない印刷インキにて印刷した発泡抑制剤を含
まない印刷絵柄も利用できるので、さらに多様な意匠の
再現が可能になり意匠性が高まる。発泡抑制剤を含まな
い印刷絵柄3cはベタ柄でも階調柄でも任意に設定でき
る。
【0018】本発明の転写シートを使用して、ポリ塩化
ビニルからなる凹凸を有する発泡性樹脂層5を表面に備
えた合成皮革を製造するには、基布に接着剤を塗布し、
その上に塩化ビニル樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤、着
色剤、発泡剤等からなる材料をバンバリーミキサー、ミ
キシングロールにて混練し、カレンダー方式にて製膜し
た発泡性樹脂層5を積層する。なお発泡性樹脂層5はペ
ーストキヤスト法にて製膜してもよい。該発泡性樹脂層
5面に、図1乃至図2に図示されている転写シートの絵
柄印刷層3のある面を重ね合わせて、熱圧着により絵柄
印刷層3を含む転写層を発泡性樹脂層5面に転写する。
転写完了した絵柄印刷層3を含む転写層表面に保護層を
設けて、発泡性樹脂層5を加熱して発泡を完了させるこ
とにより表面に凹部を有する塩ビ系発泡レザーが得られ
る。
ビニルからなる凹凸を有する発泡性樹脂層5を表面に備
えた合成皮革を製造するには、基布に接着剤を塗布し、
その上に塩化ビニル樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤、着
色剤、発泡剤等からなる材料をバンバリーミキサー、ミ
キシングロールにて混練し、カレンダー方式にて製膜し
た発泡性樹脂層5を積層する。なお発泡性樹脂層5はペ
ーストキヤスト法にて製膜してもよい。該発泡性樹脂層
5面に、図1乃至図2に図示されている転写シートの絵
柄印刷層3のある面を重ね合わせて、熱圧着により絵柄
印刷層3を含む転写層を発泡性樹脂層5面に転写する。
転写完了した絵柄印刷層3を含む転写層表面に保護層を
設けて、発泡性樹脂層5を加熱して発泡を完了させるこ
とにより表面に凹部を有する塩ビ系発泡レザーが得られ
る。
【0019】実施例1 25ミクロンのポリエチレンテレフタレートフイルムの
片面に (1)に示す組成の剥離剤を用いて版深30ミクロ
ンのベタ版にてグラビア印刷により剥離層を設け、次い
で該剥離層面に (2)に示す組成の発泡抑制インキ1及び
発泡抑制インキ2を用いて版深40ミクロンのベタ版に
てグラビア印刷によりチエツク柄からなる絵柄印刷層を
設け、更に該印刷絵柄層面に版深30ミクロンのベタ版
にて (3)に示す組成からなる接着剤組成物にてグラビア
印刷により接着剤層を設けて転写シートを作製した。一
方、布地の表面に (4)に示す組成の下塗剤組成物を固形
分で15g/m2 塗布し、該下塗層面に (5)に示す発泡性
塩化ビニル組成物を280g/m2 塗布した後ゲル化させ
て表面に発泡性樹脂層を備えた被転写基材を作製した。
上記被転写基材の発泡性樹脂層面と前記転写シートの接
着剤層面とを重ね合わせ、150℃の熱ローラーとゴム
ローラー間を、線圧5kg/cm 、速度5m/分の条件下で通
過させたのち転写シート基材を剥離して、被転写基材の
発泡性樹脂層面に絵柄インキ層を転写した。次いで、2
00℃にて60秒間加熱して発泡性樹脂層の発泡を完了
させることにより、2段階の深さの凹部を備えた意匠性
の優れた塩ビ系発泡レザーが得られた。 (1) 剥離剤 (重量部) エチルセルロース 1 メチルエチルケトン 99 (2) 発泡抑制インキ1 塩ビ−酢ビ共重合体樹脂(重合度650) 15 顔料 5 無水トリメリツト酸 15 メチルエチルケトン 65 発泡抑制インキ2 塩ビ−酢ビ共重合体樹脂(重合度650) 15 顔料 3 無水トリメリツト酸 5 メチルエチルケトン 77 (3) 接着剤 メチルメタアクリル酸樹脂 30 トルエン 70 (4) 下塗剤 ポリ塩化ビニルラテツクス 53 カルボキシルビニル重合体 35 アンモニア水(PH7〜8) 12 (5) 発泡性塩化ビニル組成物 ポリ塩化ビニル 50 ジオクチルフタレート 46 安定剤(ZnO) 1.0 安定剤(Ba-Zn) 0.5 アゾジカルボンアミド 2.5 顔料 適量
片面に (1)に示す組成の剥離剤を用いて版深30ミクロ
ンのベタ版にてグラビア印刷により剥離層を設け、次い
で該剥離層面に (2)に示す組成の発泡抑制インキ1及び
発泡抑制インキ2を用いて版深40ミクロンのベタ版に
てグラビア印刷によりチエツク柄からなる絵柄印刷層を
設け、更に該印刷絵柄層面に版深30ミクロンのベタ版
にて (3)に示す組成からなる接着剤組成物にてグラビア
印刷により接着剤層を設けて転写シートを作製した。一
方、布地の表面に (4)に示す組成の下塗剤組成物を固形
分で15g/m2 塗布し、該下塗層面に (5)に示す発泡性
塩化ビニル組成物を280g/m2 塗布した後ゲル化させ
て表面に発泡性樹脂層を備えた被転写基材を作製した。
上記被転写基材の発泡性樹脂層面と前記転写シートの接
着剤層面とを重ね合わせ、150℃の熱ローラーとゴム
ローラー間を、線圧5kg/cm 、速度5m/分の条件下で通
過させたのち転写シート基材を剥離して、被転写基材の
発泡性樹脂層面に絵柄インキ層を転写した。次いで、2
00℃にて60秒間加熱して発泡性樹脂層の発泡を完了
させることにより、2段階の深さの凹部を備えた意匠性
の優れた塩ビ系発泡レザーが得られた。 (1) 剥離剤 (重量部) エチルセルロース 1 メチルエチルケトン 99 (2) 発泡抑制インキ1 塩ビ−酢ビ共重合体樹脂(重合度650) 15 顔料 5 無水トリメリツト酸 15 メチルエチルケトン 65 発泡抑制インキ2 塩ビ−酢ビ共重合体樹脂(重合度650) 15 顔料 3 無水トリメリツト酸 5 メチルエチルケトン 77 (3) 接着剤 メチルメタアクリル酸樹脂 30 トルエン 70 (4) 下塗剤 ポリ塩化ビニルラテツクス 53 カルボキシルビニル重合体 35 アンモニア水(PH7〜8) 12 (5) 発泡性塩化ビニル組成物 ポリ塩化ビニル 50 ジオクチルフタレート 46 安定剤(ZnO) 1.0 安定剤(Ba-Zn) 0.5 アゾジカルボンアミド 2.5 顔料 適量
【0020】
【発明の効果】転写基材、剥離層、発泡抑制剤の含有率
の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄、
接着剤層で構成される転写シート、ないしは発泡抑制剤
の含有率の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印
刷絵柄と発泡抑制剤を含まない印刷インキで印刷された
印刷絵柄からなる上記転写シートを使用して、転写にて
塩ビ系発泡レザーの発泡性樹脂層に絵柄印刷層を設けて
発泡させることにより、色調及び深さの異なる2種類以
上のパターン状のエンボス凹部が安定して再現すること
ができるので、優れた意匠効果を有する塩ビ系発泡レザ
ーが得られる。
の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄、
接着剤層で構成される転写シート、ないしは発泡抑制剤
の含有率の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印
刷絵柄と発泡抑制剤を含まない印刷インキで印刷された
印刷絵柄からなる上記転写シートを使用して、転写にて
塩ビ系発泡レザーの発泡性樹脂層に絵柄印刷層を設けて
発泡させることにより、色調及び深さの異なる2種類以
上のパターン状のエンボス凹部が安定して再現すること
ができるので、優れた意匠効果を有する塩ビ系発泡レザ
ーが得られる。
【図1】本発明の第1実施例の積層構成を示す断面図。
【図2】本発明の第2実施例の積層構成を示す断面図。
【図3】表面に発泡性樹脂層を備えた被転写材に図1に
示す転写シートで転写した状態の断面図。
示す転写シートで転写した状態の断面図。
【図4】表面に発泡性樹脂層を備えた被転写材に図2に
示す転写シートで転写した状態の断面図。
示す転写シートで転写した状態の断面図。
【図5】図3に示す転写完了した被転写材を発泡させた
状態の断面図。
状態の断面図。
【図6】図4に示す転写完了した被転写材を発泡させた
状態の断面図。
状態の断面図。
1 転写シート基材 2 剥離層 3 絵柄印刷層 3a 発泡抑制剤の含有率の高い印刷絵柄 3b 発泡抑制剤の含有率の低い印刷絵柄 3c 発泡抑制剤を含まない印刷絵柄 4 接着剤層 5 発泡性樹脂層 6 被転写基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 哲也 京都市右京区太秦上刑部町10番地 大日本 プリンテツクス株式会社内 (72)発明者 西田 澄人 京都市右京区太秦上刑部町10番地 大日本 プリンテツクス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 転写シート基材、剥離層、絵柄印刷層、
接着剤層が順に積層された構成からなり、該絵柄印刷層
が発泡抑制剤の含有率の異なる2種以上の印刷インキで
印刷された印刷絵柄で構成されていることを特徴とする
エンボス形成用転写シート。 - 【請求項2】 前記絵柄印刷層が、発泡抑制剤の含有率
の異なる2種以上の印刷インキで印刷された印刷絵柄と
発泡抑制剤を含まない印刷絵柄とで構成されていること
を特徴とする請求項1記載のエンボス形成用転写シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22786993A JPH0761109A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | エンボス形成用転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22786993A JPH0761109A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | エンボス形成用転写シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0761109A true JPH0761109A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16867631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22786993A Pending JPH0761109A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | エンボス形成用転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761109A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG163436A1 (en) * | 2002-05-20 | 2010-08-30 | Procter & Gamble | Improved high speed embossing and adhesive printing process |
| CN102729680A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | Dic株式会社 | 热转印用膜和装饰成型品 |
| JP2016182737A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 大日本印刷株式会社 | 発泡積層シートの製造方法及び発泡積層シート |
| JP2021098325A (ja) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 株式会社リコー | 印刷物の製造方法、及び印刷物の製造装置 |
| JP2022056189A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 株式会社リコー | 凹凸表面物の製造方法及び凹凸表面物の製造装置 |
| JP2023163495A (ja) * | 2022-04-28 | 2023-11-10 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート用積層体、加飾シート、加飾用転写シート、および加飾物品 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP22786993A patent/JPH0761109A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG163436A1 (en) * | 2002-05-20 | 2010-08-30 | Procter & Gamble | Improved high speed embossing and adhesive printing process |
| CN102729680A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | Dic株式会社 | 热转印用膜和装饰成型品 |
| JP2016182737A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 大日本印刷株式会社 | 発泡積層シートの製造方法及び発泡積層シート |
| JP2021098325A (ja) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 株式会社リコー | 印刷物の製造方法、及び印刷物の製造装置 |
| JP2022056189A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 株式会社リコー | 凹凸表面物の製造方法及び凹凸表面物の製造装置 |
| JP2023163495A (ja) * | 2022-04-28 | 2023-11-10 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート用積層体、加飾シート、加飾用転写シート、および加飾物品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021122 |