JPH076119B2 - 起毛ニット - Google Patents
起毛ニットInfo
- Publication number
- JPH076119B2 JPH076119B2 JP21699487A JP21699487A JPH076119B2 JP H076119 B2 JPH076119 B2 JP H076119B2 JP 21699487 A JP21699487 A JP 21699487A JP 21699487 A JP21699487 A JP 21699487A JP H076119 B2 JPH076119 B2 JP H076119B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nit
- raised
- pile
- yarn
- knitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は起毛ニツトに関し、特に深絞り成形材への使用
に適した起毛ニツトに関する。
に適した起毛ニツトに関する。
(従来の技術) 自動車の天井材やドアトリム材等の内装材には、トリコ
ツトを起毛して製造する起毛ニツトが多く利用されてい
る(実開昭57-172092号公報参照)。この起毛ニツト
は、バツク糸とフロント糸とから編成したものが比較的
頻繁に用いられ、従来これらの糸は共にポリエステル繊
維が一般だつた(特開昭61-282455号公報参照)。ま
た、これら起毛ニツトのうち低目付(100ないし250g/
m2)のものは、起毛時にパイルがよく出るようにフロン
ト糸の編組織を1/3の振りにしている。第5図は、この
従来の起毛ニツトの編組織を示すもので、この図におい
て、縦横に等間隔に配列されている点Aは針(図示を略
す)の位置を示し、符号21,22は各々フロント糸23、バ
ツク糸24の編組織を示し、そして図面下方の隣接する点
Aの間に左から符されている番号“0〜9"は、各組織2
1,22の目数を表現するためのものである。この“0〜9"
の番号を利用して、各組織21,22の構成を説明する。ま
ず、フロント糸23の編組織21は、振りが1/3になるよう
に、即ち、1段につき3目ずらしてループが編成されて
いる。この編組織21は、 と表わされ、ここで記号 は基点側のループを示すもので、番号0と1の間でルー
プが形成されることを意味し、 は終点側のループを示すもので、番号3と4との間でル
ープが形成されることを意味する。一方、バツク糸の編
組織22は、振りが1/1になるように、即ち と表わされ、1段につき1目ずらしてループが編成され
ている。
ツトを起毛して製造する起毛ニツトが多く利用されてい
る(実開昭57-172092号公報参照)。この起毛ニツト
は、バツク糸とフロント糸とから編成したものが比較的
頻繁に用いられ、従来これらの糸は共にポリエステル繊
維が一般だつた(特開昭61-282455号公報参照)。ま
た、これら起毛ニツトのうち低目付(100ないし250g/
m2)のものは、起毛時にパイルがよく出るようにフロン
ト糸の編組織を1/3の振りにしている。第5図は、この
従来の起毛ニツトの編組織を示すもので、この図におい
て、縦横に等間隔に配列されている点Aは針(図示を略
す)の位置を示し、符号21,22は各々フロント糸23、バ
ツク糸24の編組織を示し、そして図面下方の隣接する点
Aの間に左から符されている番号“0〜9"は、各組織2
1,22の目数を表現するためのものである。この“0〜9"
の番号を利用して、各組織21,22の構成を説明する。ま
ず、フロント糸23の編組織21は、振りが1/3になるよう
に、即ち、1段につき3目ずらしてループが編成されて
いる。この編組織21は、 と表わされ、ここで記号 は基点側のループを示すもので、番号0と1の間でルー
プが形成されることを意味し、 は終点側のループを示すもので、番号3と4との間でル
ープが形成されることを意味する。一方、バツク糸の編
組織22は、振りが1/1になるように、即ち と表わされ、1段につき1目ずらしてループが編成され
ている。
このように編成されたニツトは、一般に起毛した後に染
色を行ない所望の起毛ニツトとしていた。
色を行ない所望の起毛ニツトとしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来の起毛ニツトを自動車の天
井材等の深絞り成形材の表皮材として採用した場合、成
形の際起毛ニツトの伸びが不足して、成形品に表皮の浮
きや基材に用いたフオームの潰れ等の欠陥が発生する問
題があつた。
井材等の深絞り成形材の表皮材として採用した場合、成
形の際起毛ニツトの伸びが不足して、成形品に表皮の浮
きや基材に用いたフオームの潰れ等の欠陥が発生する問
題があつた。
また、成形時の圧力により起毛したパイルが倒れ、この
パイルが比較的高いためパイルに方向性が発生し、見栄
えを悪くしていた。さらに成形の立面においてパイルが
部分的に立つた状態となり、これによつて見る方向によ
り色違いも発生し、見栄えを一層悪くしていた。これに
対し、パイルを低くすることが考えられるが、これによ
り網目が透けて見えるようになり、見栄えの向上にはつ
ながらない。
パイルが比較的高いためパイルに方向性が発生し、見栄
えを悪くしていた。さらに成形の立面においてパイルが
部分的に立つた状態となり、これによつて見る方向によ
り色違いも発生し、見栄えを一層悪くしていた。これに
対し、パイルを低くすることが考えられるが、これによ
り網目が透けて見えるようになり、見栄えの向上にはつ
ながらない。
本発明は、このような問題点を解決するためのものであ
り、その目的とするところは、深絞り成形材の表皮材と
して使用した場合でも、その意匠性を損なうことなく、
しかも成形性を向上させる起毛ニツトを提供することで
ある。
り、その目的とするところは、深絞り成形材の表皮材と
して使用した場合でも、その意匠性を損なうことなく、
しかも成形性を向上させる起毛ニツトを提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の起毛ニツトは、ポリエステル繊維を1/2の振り
に編成したフロント糸と、ポリブチレンテレフタレート
繊維を1/1の振りに編成したバツク糸とからなる。ニツ
トを染色した後に起毛したことを特徴とする。
に編成したフロント糸と、ポリブチレンテレフタレート
繊維を1/1の振りに編成したバツク糸とからなる。ニツ
トを染色した後に起毛したことを特徴とする。
本発明の起毛ニツトの編成は、手編または慣用の編機に
より行ない得るが、編機を用いた場合は、粗いゲージの
ものを使用するのが望ましい。
より行ない得るが、編機を用いた場合は、粗いゲージの
ものを使用するのが望ましい。
また、編成したニツトの染色、起毛はこの順序で行な
い、その方法等は起毛ニツトの使用目的により適宜選択
する。
い、その方法等は起毛ニツトの使用目的により適宜選択
する。
(作用) 本発明の起毛ニツトは、フロント糸とバツク糸とよりな
り、バツク糸として伸び率の高いポリブチレンテレフタ
レート繊維を用いたことにより、この起毛ニツトを表皮
材とした深絞り成形の際にも基材によく追従し、その結
果基材に密着する。
り、バツク糸として伸び率の高いポリブチレンテレフタ
レート繊維を用いたことにより、この起毛ニツトを表皮
材とした深絞り成形の際にも基材によく追従し、その結
果基材に密着する。
また、本発明の起毛ニツトは、フロント糸の振りを1/2
としたため、起毛後のパイルの高さが低くなり、成形時
のパイル倒れや部分的なパイル立ちを防止できる。
としたため、起毛後のパイルの高さが低くなり、成形時
のパイル倒れや部分的なパイル立ちを防止できる。
さらに、先に染色した後に起毛を行なうことにより、起
毛ニツトの収縮率が上がり、パイル密度を高め、網目が
透けて見えることがない。
毛ニツトの収縮率が上がり、パイル密度を高め、網目が
透けて見えることがない。
(実施例) 次に本発明の起毛ニツトを実施例に基づいて説明する。
本実施例では、フロント糸としてレギュラーポリエステ
ル糸(50d/24F)、バツク糸としてポリブチレンテレフ
タレート(PBT)加工糸(50d/24F)を使用した。
ル糸(50d/24F)、バツク糸としてポリブチレンテレフ
タレート(PBT)加工糸(50d/24F)を使用した。
第1図は、本実施例の起毛ニツトの編組織を示すもの
で、フロント糸13の編組織11は、 とし1段につき2目ずらしてループを編成し(1/2の振
り)、バツク糸14の編組織12は、 とし1段につき1目ずらしてループを編成(1/1の振
り)したものである。ここでニツトの編成は、粗いゲー
ジの編機を使用して行なつた。
で、フロント糸13の編組織11は、 とし1段につき2目ずらしてループを編成し(1/2の振
り)、バツク糸14の編組織12は、 とし1段につき1目ずらしてループを編成(1/1の振
り)したものである。ここでニツトの編成は、粗いゲー
ジの編機を使用して行なつた。
次に上記のように編成したニツトを、慣用の方法で染
色、そして起毛を行ない、起毛ニツトを製造した。この
起毛ニツトの物性等を下に示す。
色、そして起毛を行ない、起毛ニツトを製造した。この
起毛ニツトの物性等を下に示す。
目付:140-200g/m2 パイル高さ:0.5-1.0mm 伸び:110-160% コース(c)×ウエル(w):(58-70)c×(42-52)w
また、この起毛ニツトは、耐光堅牢度の規格(83℃×20
0時間)をも満たすものだつた。
また、この起毛ニツトは、耐光堅牢度の規格(83℃×20
0時間)をも満たすものだつた。
次に上記した本実施例の起毛ニツトを表皮材として深絞
り成形材を成形した。これを第3図および第4図に示す
(ここでの成形材は自動車のフロントヘツダーであ
る)。まず基材としてのフエルトボード17上に中間材ポ
リエチレンフオーム16を介して起毛ニツト15を接着剤に
て真空を利用しながら接着して予備成形した後に、深絞
りプレス成形を行なつた。この結果、表皮の浮き等の欠
陥やパイル倒れが無く、パイルが密で網目が透けること
のない、品位の良好な成形品18が製造された。
り成形材を成形した。これを第3図および第4図に示す
(ここでの成形材は自動車のフロントヘツダーであ
る)。まず基材としてのフエルトボード17上に中間材ポ
リエチレンフオーム16を介して起毛ニツト15を接着剤に
て真空を利用しながら接着して予備成形した後に、深絞
りプレス成形を行なつた。この結果、表皮の浮き等の欠
陥やパイル倒れが無く、パイルが密で網目が透けること
のない、品位の良好な成形品18が製造された。
このように、本発明に係る起毛ニツトによれば良好な成
形品が得られるが、これは次のように説明できる。
形品が得られるが、これは次のように説明できる。
1.まず、前記のようにバツク糸がPBTであるため起毛ニ
ツトが高い伸び(110-160%)を示すことにより、深絞
りに対しても十分に追従可能となつた。
ツトが高い伸び(110-160%)を示すことにより、深絞
りに対しても十分に追従可能となつた。
2.次に工程を染色−起毛としたことにより、起毛ニツト
の収縮率が大きくなり、パイル密度が従来の起毛−染色
(密度:44c×42w)のものに比べて高くなつた。
の収縮率が大きくなり、パイル密度が従来の起毛−染色
(密度:44c×42w)のものに比べて高くなつた。
3.さらにパイルとなるフロント糸の振りを従来の1/3か
ら1/2としたことにより、第2図に示すようにパイル高
さaが0.5-1.0mmとなり、従来のもの(a′=1.0-1.5m
m)に比較して明らかに低くなり、しかも地糸部からパ
イルの外側への張出しbも従来の張出しb′に比べ顕著
に小さくなつているため、パイル倒れや部分立ちを解消
できた。
ら1/2としたことにより、第2図に示すようにパイル高
さaが0.5-1.0mmとなり、従来のもの(a′=1.0-1.5m
m)に比較して明らかに低くなり、しかも地糸部からパ
イルの外側への張出しbも従来の張出しb′に比べ顕著
に小さくなつているため、パイル倒れや部分立ちを解消
できた。
(発明の効果) 本発明の起毛ニツトは、以上説明したように、バツク糸
にポリブチレンテレフタレートを用いて伸び率を高め、
フロント糸を1/3の振りとしてパイル高さを低くし、そ
して先染色−起毛の工程により収縮率を上げたものであ
る。このため本発明の起毛ニツトを深絞り成形材の表皮
材として使用した場合にも、該ニツトは基材に十分に追
従し、成形が容易であるばかりでなく、製造された成形
品の表皮の浮きや基材フオームの潰れ等の欠陥が生じる
ことなく、パイル倒れや部分立ちが無く、しかもパイル
密度が高く、起毛されたパイルに方向性が生じることが
ないので見栄えの良好な成形品を得ることを可能とし
た。
にポリブチレンテレフタレートを用いて伸び率を高め、
フロント糸を1/3の振りとしてパイル高さを低くし、そ
して先染色−起毛の工程により収縮率を上げたものであ
る。このため本発明の起毛ニツトを深絞り成形材の表皮
材として使用した場合にも、該ニツトは基材に十分に追
従し、成形が容易であるばかりでなく、製造された成形
品の表皮の浮きや基材フオームの潰れ等の欠陥が生じる
ことなく、パイル倒れや部分立ちが無く、しかもパイル
密度が高く、起毛されたパイルに方向性が生じることが
ないので見栄えの良好な成形品を得ることを可能とし
た。
第1図は、本発明の一実施例に係る起毛ニツトの編組織
を示す説明図、 第2図は、本発明の起毛ニツトのパイルを従来技術のも
のと比較して示す説明図、 第3図は、本発明の起毛ニツトを使用した成形品の斜視
図、 第4図は、第3図に示す成形品の断面図、 第5図は、従来技術の起毛ニツトの編組織を示す説明図
を表わす。 図中、 13,23……フロント糸 14,24……バツク糸 15……起毛ニツト
を示す説明図、 第2図は、本発明の起毛ニツトのパイルを従来技術のも
のと比較して示す説明図、 第3図は、本発明の起毛ニツトを使用した成形品の斜視
図、 第4図は、第3図に示す成形品の断面図、 第5図は、従来技術の起毛ニツトの編組織を示す説明図
を表わす。 図中、 13,23……フロント糸 14,24……バツク糸 15……起毛ニツト
フロントページの続き (72)発明者 田村 康司 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 (72)発明者 近藤 高可 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 (72)発明者 石川 常三郎 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 (72)発明者 ▲やぶ▼中 裕 滋賀県東浅井郡びわ町下八木619―1 (56)参考文献 特公 昭60−56821(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】ポリエステル繊維を1/2の振りに編成した
フロント糸と、ポリブチレンテレフタレート繊維を1/1
の振りに編成したバツク糸とからなるニツトを、染色し
た後に起毛したことを特徴とする起毛ニツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21699487A JPH076119B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 起毛ニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21699487A JPH076119B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 起毛ニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6461545A JPS6461545A (en) | 1989-03-08 |
| JPH076119B2 true JPH076119B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=16697146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21699487A Expired - Lifetime JPH076119B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 起毛ニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076119B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6056821B2 (ja) | 2008-04-30 | 2017-01-11 | 日立化成株式会社 | 接続材料及び半導体装置 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP21699487A patent/JPH076119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6056821B2 (ja) | 2008-04-30 | 2017-01-11 | 日立化成株式会社 | 接続材料及び半導体装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6461545A (en) | 1989-03-08 |
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