JPH0762462A - 貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法 - Google Patents
貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法Info
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- JPH0762462A JPH0762462A JP5228094A JP22809493A JPH0762462A JP H0762462 A JPH0762462 A JP H0762462A JP 5228094 A JP5228094 A JP 5228094A JP 22809493 A JP22809493 A JP 22809493A JP H0762462 A JPH0762462 A JP H0762462A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貴金属のみ高効率で抽出し、不純物を抽出し
ない抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法を
提供する。 【構成】 式 (ここでR1 、R2 は炭素数6以上のアルキル基であ
る)で表わされる貴金属の抽出剤。酸性条件下で貴金属
を含有する水溶液と化1を含有する有機相を接触させる
ことにより貴金属を有機相に抽出する貴金属の分離方
法。この分離方法により特にPd、Pt及びAu等が効
率よく抽出できるが、Pdを抽出するときは、水溶液の
塩酸濃度2規定以下が良く、Ptを抽出するときは塩酸
濃度1規定以上が良い。
ない抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法を
提供する。 【構成】 式 (ここでR1 、R2 は炭素数6以上のアルキル基であ
る)で表わされる貴金属の抽出剤。酸性条件下で貴金属
を含有する水溶液と化1を含有する有機相を接触させる
ことにより貴金属を有機相に抽出する貴金属の分離方
法。この分離方法により特にPd、Pt及びAu等が効
率よく抽出できるが、Pdを抽出するときは、水溶液の
塩酸濃度2規定以下が良く、Ptを抽出するときは塩酸
濃度1規定以上が良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貴金属の回収、精製時に
用いられる、貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴
金属の分離方法に関するものである。
用いられる、貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴
金属の分離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来貴金属の回収精製方法には種々のも
のがあり、王水等の酸に溶解して還元剤を加えて貴金属
を選択的に還元し、濾過分離する化学還元方法や溶媒抽
出法、イオン交換樹脂による方法等が主に用いられてい
る。しかし、前記化学還元方法等の従来の方法は卑金属
が多量に含有するものについては卑金属との分離が不十
分で繰り返し操作して精製する必要がある。また卑金属
を多量に含有し、貴金属が少ない場合には特に多くの労
力を要し、化学還元法では困難となる場合が多く、溶媒
抽出法等を併用する等極めて操作も複雑となり回収精製
に長時間を要することになる。
のがあり、王水等の酸に溶解して還元剤を加えて貴金属
を選択的に還元し、濾過分離する化学還元方法や溶媒抽
出法、イオン交換樹脂による方法等が主に用いられてい
る。しかし、前記化学還元方法等の従来の方法は卑金属
が多量に含有するものについては卑金属との分離が不十
分で繰り返し操作して精製する必要がある。また卑金属
を多量に含有し、貴金属が少ない場合には特に多くの労
力を要し、化学還元法では困難となる場合が多く、溶媒
抽出法等を併用する等極めて操作も複雑となり回収精製
に長時間を要することになる。
【0003】また貴金属の溶媒抽出用の抽出剤として各
種の物質が報告させているが、これらは抽出できる貴金
属が限られていたり、ベースメタルを除去して貴金属の
みを回収するための選択性が乏しいものであった。
種の物質が報告させているが、これらは抽出できる貴金
属が限られていたり、ベースメタルを除去して貴金属の
みを回収するための選択性が乏しいものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来法の
欠点を解決し、貴金属を選択的に高効率で抽出する抽出
剤及びその抽出剤を用いて貴金属を効率よく分離できる
貴金属の分離方法を提供するものである。
欠点を解決し、貴金属を選択的に高効率で抽出する抽出
剤及びその抽出剤を用いて貴金属を効率よく分離できる
貴金属の分離方法を提供するものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は化1で示される
貴金属の抽出剤であり、貴金属を含有する水溶液と、化
1を含有する有機相を接触させることにより貴金属を有
機相に抽出することを特徴とする貴金属の分離法であ
る。本発明を用いることにより、貴金属を含有する水溶
液から貴金属のみを選択的に分離することが可能とな
る。
貴金属の抽出剤であり、貴金属を含有する水溶液と、化
1を含有する有機相を接触させることにより貴金属を有
機相に抽出することを特徴とする貴金属の分離法であ
る。本発明を用いることにより、貴金属を含有する水溶
液から貴金属のみを選択的に分離することが可能とな
る。
【0006】化1の抽出剤としては、R1 、R2 がそれ
ぞれ2−エチルヘキシルであるジ(2−エチルヘキシ
ル)シアナミドが特に有効である。例えば貴金属として
Pdを抽出する場合、塩酸濃度が2規定以下だとPdは
有機相中に高効率で抽出されるが、塩酸濃度2規定を超
えるとPdの有機相への抽出率は低いため、一旦Pdを
高濃度に抽出した化1を含む有機相へ、塩酸濃度2規定
を超える水相を接触させると、有機相中のPdを水相へ
逆抽出することが可能となる。
ぞれ2−エチルヘキシルであるジ(2−エチルヘキシ
ル)シアナミドが特に有効である。例えば貴金属として
Pdを抽出する場合、塩酸濃度が2規定以下だとPdは
有機相中に高効率で抽出されるが、塩酸濃度2規定を超
えるとPdの有機相への抽出率は低いため、一旦Pdを
高濃度に抽出した化1を含む有機相へ、塩酸濃度2規定
を超える水相を接触させると、有機相中のPdを水相へ
逆抽出することが可能となる。
【0007】さらに貴金属としてPtを抽出する場合、
塩酸濃度1規定以上だとPtは有機相中に高効率で抽出
されるが、塩酸濃度1規定未満の場合、Ptの有機相へ
の抽出率は低いため、一旦Ptを高濃度に抽出した化1
を含む有機相へ、塩酸濃度1規定未満の水相を接触させ
ると、有機相中のPtを水相へ逆抽出することが可能と
なる。また貴金属としてAuを抽出する場合、塩酸濃度
1規定以上だとAuは有機相中に高効率で抽出される。
塩酸濃度1規定以上だとPtは有機相中に高効率で抽出
されるが、塩酸濃度1規定未満の場合、Ptの有機相へ
の抽出率は低いため、一旦Ptを高濃度に抽出した化1
を含む有機相へ、塩酸濃度1規定未満の水相を接触させ
ると、有機相中のPtを水相へ逆抽出することが可能と
なる。また貴金属としてAuを抽出する場合、塩酸濃度
1規定以上だとAuは有機相中に高効率で抽出される。
【0008】さらに酸性水溶液中の卑金属は上記化1を
含む有機相と接触させても、有機相へはほとんど抽出さ
れず貴金属と卑金属を分離することも可能となる。なお
本発明による抽出剤を溶かし込む有機溶媒としてはケロ
シン等が用いられる。
含む有機相と接触させても、有機相へはほとんど抽出さ
れず貴金属と卑金属を分離することも可能となる。なお
本発明による抽出剤を溶かし込む有機溶媒としてはケロ
シン等が用いられる。
【0009】
【実施例】Pd、Pt、Au、Fe、Zn及びCuを含
むそれぞれの水溶液の酸濃度を変化させ、その時の化1
を含む有機相中への抽出率を求めた。金属100mg/リットルを
含有するそれぞれの水溶液の塩酸濃度を 0.1乃至10規定
の範囲で変化させた処理液を用意した。また抽出用の有
機溶媒としては、ケロシンにジ(2−エチルヘキシル)
シアナミド 0.1M/リットルを加えたものを用いた。
むそれぞれの水溶液の酸濃度を変化させ、その時の化1
を含む有機相中への抽出率を求めた。金属100mg/リットルを
含有するそれぞれの水溶液の塩酸濃度を 0.1乃至10規定
の範囲で変化させた処理液を用意した。また抽出用の有
機溶媒としては、ケロシンにジ(2−エチルヘキシル)
シアナミド 0.1M/リットルを加えたものを用いた。
【0010】分液ロートに処理液をそれぞれ50mlづつ入
れ、その中に上記抽出用有機溶媒を50ml加え、 120分間
激しく振とうさせた。その後静置して二相が分離した
後、水相を排出した。このときの水相中の金属濃度を原
子吸光法により分析し、これからそれぞれの有機相への
抽出率として計算したものを図1に示す。
れ、その中に上記抽出用有機溶媒を50ml加え、 120分間
激しく振とうさせた。その後静置して二相が分離した
後、水相を排出した。このときの水相中の金属濃度を原
子吸光法により分析し、これからそれぞれの有機相への
抽出率として計算したものを図1に示す。
【0011】図1に示すとうり、低塩酸濃度の水溶液か
らはPdが有機相へ 100%近く抽出されているが、塩酸
濃度が高くなるとPdはほとんど抽出されないのがわか
る。またPtに関しては、塩酸濃度が高い場合、Ptは
有機相へ効率良く抽出されているが、塩酸濃度が低くな
るとPtの有機相への抽出率はやや低くなることがわか
り、さらにAuに関しては塩酸濃度にかかわらずほぼ全
域で有機相へ効率良く抽出されることがわかる。また塩
酸濃度にかかわらず、Cuはほとんど有機相へ抽出され
ていない。Fe及びZnは塩酸濃度が低い場合は抽出さ
れない。これより本発明は卑金属とPt、Pd及びAu
が分離に際してCuに対して極めて分離能が高く、その
他のFe、Znに対しても十分な分離能を有しているこ
とがわかる。
らはPdが有機相へ 100%近く抽出されているが、塩酸
濃度が高くなるとPdはほとんど抽出されないのがわか
る。またPtに関しては、塩酸濃度が高い場合、Ptは
有機相へ効率良く抽出されているが、塩酸濃度が低くな
るとPtの有機相への抽出率はやや低くなることがわか
り、さらにAuに関しては塩酸濃度にかかわらずほぼ全
域で有機相へ効率良く抽出されることがわかる。また塩
酸濃度にかかわらず、Cuはほとんど有機相へ抽出され
ていない。Fe及びZnは塩酸濃度が低い場合は抽出さ
れない。これより本発明は卑金属とPt、Pd及びAu
が分離に際してCuに対して極めて分離能が高く、その
他のFe、Znに対しても十分な分離能を有しているこ
とがわかる。
【0012】
【発明の効果】以上の通り、本発明の貴金属の抽出剤及
び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法を用いることに
より、貴金属のみを高効率で抽出でき、不純物は抽出し
ないため、貴金属と不純物の混合溶液から貴金属のみを
分離することができるため、貴金属の回収精製に多大な
効果を奏するものである。
び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法を用いることに
より、貴金属のみを高効率で抽出でき、不純物は抽出し
ないため、貴金属と不純物の混合溶液から貴金属のみを
分離することができるため、貴金属の回収精製に多大な
効果を奏するものである。
【0013】
【図1】実施例について本発明の抽出剤を用いて、水溶
液の酸濃度を変化させたときのPd、Pt、Au、C
u、Fe及びZnの抽出率を示したグラフである。
液の酸濃度を変化させたときのPd、Pt、Au、C
u、Fe及びZnの抽出率を示したグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (ここでR1 、R2 は炭素数6以上のアルキル基であ
る。)で表わされる貴金属の抽出剤。 - 【請求項2】 上記化1のR1 、R2 が2−エチルヘキ
シルである請求項1に記載の貴金属の抽出剤。 - 【請求項3】 酸性条件下で貴金属を含有する水溶液
と、化1を含有する有機相を接触させることにより、貴
金属を有機相に抽出することを特徴とする貴金属の分離
方法。 - 【請求項4】 上記化1のR1 、R2 が2−エチルヘキ
シルである請求項3に記載の貴金属の分離方法。 - 【請求項5】 上記貴金属がPd、Au、Pdのいずれ
かである貴金属の分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22809493A JP3164262B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22809493A JP3164262B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0762462A true JPH0762462A (ja) | 1995-03-07 |
| JP3164262B2 JP3164262B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=16871100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22809493A Expired - Fee Related JP3164262B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 貴金属の抽出剤及び該抽出剤を使用する貴金属の分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164262B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013159068A (ja) | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Brother Industries Ltd | 液滴吐出装置 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP22809493A patent/JP3164262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3164262B2 (ja) | 2001-05-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |