JPH0762462B2 - 内燃エンジンの制御装置の異常検出装置 - Google Patents

内燃エンジンの制御装置の異常検出装置

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JPH0762462B2
JPH0762462B2 JP60052507A JP5250785A JPH0762462B2 JP H0762462 B2 JPH0762462 B2 JP H0762462B2 JP 60052507 A JP60052507 A JP 60052507A JP 5250785 A JP5250785 A JP 5250785A JP H0762462 B2 JPH0762462 B2 JP H0762462B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は内燃エンジンの異常検出装置に関する。
(発明の技術的背景) 内燃エンジンの燃料噴射量及び点火時期等を電子的に制
御する制御装置は、普通1個の中央演算処理装置(以下
CPUという)を備え、このCPUにエンジン冷却水温、吸気
管内絶対圧信号、エンジンのクランク軸の回転に関連し
て所定角回転するごとに発生するクランク角信号、1回
転ごとに2個発生する基準位置信号等のエンジン運転パ
ラメータを導入し、これらの入力信号に基づいて、この
共通のCPUにより燃料噴射量制御および点火時期制御に
関する両演算を実行するようにしている。
ところで近年ドライバビリティーの向上等の要求に対応
させるために、各制御対象ごとにその演算プログラムの
内容が複雑となり、これに伴いCPUの実行処理量が増大
してきている。
このため前述した複数の制御対称を共通のCPUにより演
算処理を行なうようにすると、上記のように各制御対象
ごとの演算処理量の増大に対処できなくなり、特にエン
ジンの低回転時に較べ演算処理に確保できる時間が短く
なる高回転時において、より正確なエンジン制御に対す
る要請に応じ得ない。もっとも、演算処理能力に優れた
CPU(例えば32ビット、64ビット等)を用いれば上記の
要請に応じ得るが、コストアップを招くので実用的でな
い。
そこで、複数例えば2個のCPUを使用し、一方のCPUによ
り例えば燃料噴射量制御を、他方のCPUにより点火時期
制御を行なうようにすれば処理能力の小さなCPUでもエ
ンジンの円滑な動作制御を行なわせることが出来る。こ
のように複数のCPUを使用してエンジンの動作制御を行
なう場合には、いずれかのCPUの入力装置に異常が発生
したときに所謂フェイルセーフ(F/S)動作が必要であ
る。かかるフェイルセーフの方法として、ウォッチドッ
グタイマ(WDT)とCPUとの組合せにより各CPUの夫々の
異常を検知し、異常なCPUは当該ウォッチドッグタイマ
によりリセットが掛けられるようにしたものがある(特
開昭56−74703)。
しかしながら、この方法では、CPU自体の異常を検知し
てフェイルセーフを行なうものであるために、CPUに接
続されて制御される後段のカウンタ等に異常が発生した
場合には対処し得ないという問題がある。
(発明の目的) 本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、複数のCPU
の各CPUが夫々に接続される入出力装置の異常を検知
し、当該異常を検知したCPUが他の1つのCPUに前記異常
が発生したことを知らせ、当該他のCPUにより前記1つ
のCPUの代替処理を行なわせるようにすることを目的と
する。
(発明の概要) 上記目的を達成するために本発明においては、互いに異
なる制御動作を行なう少なくとも第1及び第2の中央演
算処理装置を備える内燃エンジンの制御装置の異常を検
出する異常検出装置において、前記第1の中央演算処理
装置に接続される少なくとも1個の入、出力装置の出力
信号を当該中央演算処理装置に入力させる第1の信号入
力手段と、前記第2の中央演算処理装置に接続される少
なくとも1個の入出力装置の出力信号を当該中央演算処
理装置に入力させる第2の信号入力手段と、前記各中央
演算処理装置の各特定のポートに共通に接続され所定レ
ベルの信号を発生する信号発生手段と、前記第1及び第
2のいずれか一方の中央演算処理装置が前記第1及び第
2のいずれか一方の信号入力手段により入力される入力
信号に基づいて当該中央演算処理装置にに接続される前
記入出力装置の異常を検出したときに当該中央演算処理
装置の前記特定のポートにおける信号レベルを変化させ
ることにより、前記他方の中央演算処理装置の前記特定
のポートに入力される信号レベルを変化させて当該異常
が発生したことを前記他方の中央演算処理装置に検知さ
せる異常通知手段とを備えることを特徴とする内燃エン
ジンの制御装置の異常検出装置を提供するものである。
(発明の実施例) 以下本発明を添附図面の一実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明が適用される電子制御装置(ECU)の
一例を示すブロック図である。まずこの電子制御装置の
構成を説明すると、電子制御装置内に内燃エンジンへの
燃料供給制御を司る第1のCPU1と、供給された燃料によ
り形成される混合気の点火時期制御を司る第2のCPU2と
が備えられている。第1のCPU1には、この第1のCPU1で
実行される各種演算プログラムおよび燃料噴射量、言い
換えれば燃料噴射弁3〜16の開弁時間を演算する為に用
いられる各種テーブル等を記憶するリードオンリメモリ
(以下「ROM」という)3、演算結果等を一時的に記憶
する不揮発性ランダムアクセスメモリ(以下「RAM」と
いう)4が備えられている。このRAM4の記憶値はイグニ
ッションスイッチをオフしても消えない。
第1のCPU1の入力側には、内燃エンジンの吸気管(図示
せず)内絶対圧PBAの値を検出し、これをデジタル値に
変換して出力するPBAトランスジューサ7と、吸気温度T
A、エンジン冷却水温Tw、スロットル弁開度θth、排気
ガス中のO2温度等のその他の運転パラメータ値を検出
し、これをデジタル値に変換して出力する他のトランス
ジューサ8とが接続されている。
第1のCPU1の出力側には後述の燃料噴射時間データに基
づいて燃料噴射弁の開弁時間を計数するカウンタ回路10
が接続され、このカウンタ回路10の出力線路が駆動回路
12を介して燃料噴射弁13〜16に接続されている。
なお燃料噴射弁13〜16は内燃エンジンの各気筒ごとに配
設され、これに応じてカウンタ回路10にも気筒数と同数
個のカウンタが備えられている。
帰還回路11はダイオードD1〜D8と抵抗R0とにより構成さ
れ、ダイオードD1〜D4の各アノードは抵抗R0を介して電
圧源+Vに接続されると共に線47を介してCPU1に接続さ
れ、各カソードはダイオードD5〜D8の各アノードに接続
され、これらの各ダイオードD5〜D8の各カソードは線48
を介してCPU2に接続され、ダイオードD1〜D4の各カソー
ドとダイオードD5〜D8の各アノードとの各接続点は夫々
カウンタ回路10の各出力線に接続される。カウンタ回路
10の前記各カウンタが作動時には対応する出力がローレ
ベル(以下Lという)となり、駆動回路12は入力信号が
Lレベルのときに対応する噴射弁を開弁させる。従っ
て、カウンタ回路10が正常に作動するときにはLレベル
の信号が線47を介してCPU1に帰還される。この線47は、
カウンタ回路10の出力信号を第1のCPU1に入力させる第
1の信号入力手段としての役割を果たしている。CPU1は
後述するようにこの線47を介して帰還される信号に基づ
いてカウンタ回路10の異常を検知する。
一方、第2のCPU2には、前記第1のCPU1における場合と
同様の機能を有するROM5、およびRAM6が備えられてい
る。第2のCPU2の入力側には波形整形回路23が接続さ
れ、この波形整形回路23の入力側にエンジンの特定の気
筒の所定のクランク角度位置で気筒判別用の1パルスの
気筒判別信号T01を出力する気筒判別(CYL)センサ20、
エンジンのクランク軸が180゜回転するごとに各気筒の
略上死点の所定クランク角度位置で基準クランク角度信
号T04を出力する上死点(TDC)センサ21、およびクラン
ク軸が30゜回転するごとに1パルスのクランク角度信号
T24を出力するクランク角センサ22の各センサが接続さ
れている。また第2のCPU2の出力側には、ターンオンカ
ウンタ25と、ターンオフカウンタ26とが並列接続され、
更にフリップフロップ回路27、点火回路28および点火プ
ラグ30が後段に順次接続されている。上記点火回路28に
は図示しない高圧発生用の1次コイルおよび2次コイル
から成る周知のタイミングコイルが配設されている。ま
たターンオンカウンタ25およびターンオフカウンタ26
は、ともにダウンカウンタが用いられており、後述する
ようにターンオンカウンタ25には第2のCPU2で演算され
た通電時期データが設定され、これを通電を開始すべき
クランク角度位置範囲(以下これを単に「通電ステー
ジ」という)においてそのステージ始点からクロックパ
ルスにより減算カウントし、点火回路28の前記1次コイ
ルへの通電時期を規定するものである。
一方、ターンオフカウンタ26は前記と同様に第2のCPU2
で演算された点火時期データが設定され、これを所定点
火ステージにおいてそのステージ始点からクロックパル
スにより減算カウントし、前記1次コイルへの通電を遮
断する時期を定め、2次コイル側に点火用の高電圧を発
生させるものである。
点火回路28の出力側は線49を介してCPU2に接続され、そ
の出力信号が当該CPU2に帰還される。すなわち、線49
は、点火回路28の出力信号を第2のCPU2に入力させる第
2の信号入力手段としての役割を果たしている。CPU2は
後述するように線49を介して帰還される信号に基づいて
点火回路28の異常を検知する。
固定点火回路29の入力側は波形整形回路23のTDC信号出
力線に接続され、出力側は図示しないディストリビュー
タに接続されると共にCPU2に接続される。CPU2は後述す
るように当該CPU2が作動状態にあるときには線50を介し
て例えばLレベルの信号を出力して固定点火回路29の作
動を禁止し、作動が禁止された状態のときにはハイ(以
下Hという)レベルの信号を出力して固定点火回路29を
作動可能にする。固定点火回路29は作動可能な状態にあ
るときにはTDC信号T04に基づいて所定のクランク角度位
置で点火信号を出力する。
信号発生回路35は抵抗R1により構成され、この抵抗R1
一端は電圧源+Vに接続され、他端は共通の線46を介し
てCPU1及びCPU2の各特定のポート(以下チェックポート
という)CP1,CP2に接続される。
第1のCPU1に演算開始用のトリガ信号qを与える信号線
路42が、第2のCPU2から第1のCPU1に向けて接続され、
さらに信号転送用の通信線43,43′が両CPU1,2の間に接
続されている。通信線43は、第1のCPU1から第2のCPU2
に向けてエンジンパラメータ等のデータおよび送信命令
信号を転送するための通信線であり、通信線43′は第2
のCPU2から第1のCPU1に向けて、上記の送信命令に対す
る確認信号を送るための線路である。各CPU1,2は、各通
信線43,43′を介して互いに必要な運転パラメータ検出
データの授受を行なう。
そしてさらに第1のCPU1と第2のCPU2との間に次のよう
な各信号線路が接続されている。
符号24はMeカウンタで、このMeカウンタ24には、第2の
CPU2から計数開始タイミング信号の導出線路41が接続さ
れ、その出力線路41′は、第1のCPU1に接続されてい
る。Meカウンタ24は詳細は後述するようにこの計数開始
タイミング信号の発生時間間隔を計数する。この計数値
は第1のCPU1に読込まれてエンジン回転数Neの逆数に比
例したパラメータ値Meの演算に使用され、このMe値は、
エンジン回転数Neを示す情報として燃料噴射量演算の際
のパラメータの1つとして用いられる。
更に第1のCPU1と第2のCPU2との間には、第1のCPU1が
第2のCPU2に作動を禁止させるリセット信号を与える線
44,第2のCPU2が第1のCPU1に作動を禁止させるリセッ
ト信号を与える線45が接続されている。
次に第2図及び第3図を参照して通常運転時の作動を説
明する。
先ず、第2のCPU2による点火時期制御について説明す
る。
第2のCPU2には、各センサ20〜22からの気筒判別信号T
01,TDC信号T04、及びクランク角度信号T24の各タイミン
グ信号が波形整形回路23で波形整形されて入力する(第
2図(a)〜(c))。なお第2図及び第3図中のステ
ージとは、各クランク角度信号T24の立上がりから次の
立上がりまでの間隔であり、これに0番から5番まで順
次符番したものである。第2のCPU2は、点火時期制御プ
ログラムとして上記のクランク角度信号T24の発生ごと
に実行されるクランク割り込み処理プログラム(第3図
(b))と、第0ステージで実行されるクランク割り込
み処理プログラムの終了に引続いて行なわれるθIG−DU
TY演算処理プログラム(第3図(c))の2つの処理プ
ログラムを実行し、θIG−DUTY演算処理の実行中にクラ
ンク角度信号T24が入力したときにはクランク割り込み
処理を優先して実行する。
まずクランク割り込み処理では、TDC信号、クランク角
度信号に基づくターンオンカウンタ25のカウントをスタ
ートすべき通電ステージ(第3図の例ではステージ2)
及びターンオフカウンタ26をスタートすべき所定ステー
ジ(第3図の例ではステージ4)等のステージ判別、ク
ラン角度信号T24の発生時間間隔ME6iの検出、ターンオ
ンカウンタ25及びターンオフカウンタ26の起動等の制御
実行を行なう。
一方、θIG−DUTY演算処理では、進角制御値θIG、通電
制御値DUTY(TDC信号の発生時間間隔に対するコイル通
電時間割合%、通電時期TDUT、及び点火時期TIGの各デ
ータの演算等を実行する。
上記各データの演算処理をさらに詳述すると、進角制御
値θIGは、エンジン回転数Ne、吸気管内絶対圧PBAエン
ジン水温Tw等の各値から次の(1)式に従って演算され
る。
θIG=θMAP+θIGCR ……(1) ここに、θMAPは基本進角値を示し、エンジン回転数Ne
と、吸気管内絶対圧PBとによりROM5に記憶されているマ
ップから読出され、θIGCRは基本進角値の補正変数値
で、エンジン冷却水温度Tw、吸気温度TA及び大気圧PA
に応じて前記ROM5に記憶されているテーブルから読み出
される。
前記θMAP値の演算に使用するエンジン回転数Neは第2
図(c)及び第3図(a)に示すクランク角度信号T24
の各ステージ0〜5の各間隔を一定周期のクロックパル
ス(固定クロックパルス)CKで夫々計測して得た値ME60
〜ME65の加算和Me(=ME60+ME61+ME62+ME63+ME64
ME65)を使用する。
また、通電制御値DUTYはエンジン回転数Neの関数で、前
述と同様にROM11に記憶されているテーブルから読み出
され、この読み出された値をバッテリ電圧で補正して与
えられる。
ここで点火はBTDC0〜60゜の範囲で行なわれ、換言すれ
ばステージ4,5のうちのどちらかで行なわれる。具体的
には前記ターンオフカウンタ26に入力されるデータはス
テージ4の立上がりから、ターンオフカウンタ26の計数
が開始され、カウント数が0となると、点火回路21の前
記1次コイルへの通電が遮断される。このターンオフカ
ウンタ26への入力値をTIGとすると、該TIGは角度−時間
変換された値であり、その値は上述のようにして求めた
進角制御値θIG及びMe値から求められる。また、通電開
始時期もTDUTも同様に進角制御値θIG、通電制御値DUTY
及びMe値で決定される角度一時間変換された値であり、
これによりステージ間の任意の位置を設定することがで
きる。そのステージの開始時点から通電開始時期に至る
とフリップフロップ27のセットが行なわれ、前記ステー
ジ4の開始時点から点火時期TIGに至るとリセットが行
なわれる。
フリップフロップ回路27は、このリセットで点火回路28
に通電オフ信号を出力し、通電オフのタイミングで2次
コイルに点火用の高電圧を発生させ、規制された進角度
位置でプラグ30を点火する。一方、第1のCPU1はFI演算
処理プログラムを実行する。
このFI演算処理は、第2のCPU2側のクランク割り込み処
理においてステージ3、即ちBTDC90゜のクランク角度位
置が検出されたときに出力される前記トリガ信号qの入
力を受けてその実行が開始される。そしてこのFI演算処
理では、PBAトランスジューサ7からの吸気管内絶対圧
信号PBA、スロットル弁開度信号θth、排気ガス中のO2
濃度検出値等のデータの読み込み、及びMeカウンタ29で
計数されたMeデータの読み込み、下記式による燃料噴射
時間TOUTの演算、ならびにTOUT演算終了と同時にカウン
タ回路10における所定気筒のカウンタの起動制御等を実
行する。
TOUT=Ti×K1+K2 TOUT、Tiは燃料噴射弁8の基本燃料噴射時間を示し、こ
の基本燃料噴射時間Tiは例えば吸気管内絶対圧PBAと、
エンジン回転数Neとに基づいてROM3から読み出される。
K1及びK2は夫々前述の各種センサからのエンジンパラメ
ータ信号に応じて演算される補正係数及び補正変数であ
って、エンジン運転状態に応じて、始動特性、排気ガス
特性、燃費特性、エンジン加速特性等の諸特性が最適な
ものとなるように所定の演算式に基づいて演算される。
カウンタ回路10は燃料噴射時間データTOUTに対応した値
の開弁時間信号を駆動回路12に供給する。この開弁時間
信号はLレベルの信号で、駆動回路12はこのLレベルの
開弁時間信号が入力されている間、燃料噴射弁13〜16の
中の対応する噴射弁を開弁し、所要の燃料量を噴射させ
る。
次に上記制御装置の異常検出について説明する。
先ず、CPU1,CPU2と信号発生回路35との関係を説明す
る。これらのCPU1,CPU2と信号発生回路35とをハード的
に等価回路で表わすと例えば第4図に示すように表わさ
れ、CPU1,CPU2が共に後段に接続されたカウンタ回路1
0、点火回路28の異常を検知しないときには、各チェッ
クポートCP1,CP2は入力モードに切換えられており、こ
れらの各チェックポートCP1,CP2に接続されたトランジ
スタTr1,Tr2は共に遮断され、この結果、各チェックポ
ートCP1,CP2は共にHレベルとなっている。トランジス
タTr1を含むCPU1と、トランジスタTr2を含むCPU2は、い
ずれもカウンタ回路10あるいは点火回路28の異常を検出
したときに他のCPUへ異常発生を通知する異常通知手段
としての役割を果たしている。以下、この異常通知動作
について説明する。
CPU1は後述するようにカウンタ回路10の異常を検知した
時には、チェックポートCP1を出力モードに切換えると
共にトランジスタTr1を導通させる。この結果、チェッ
クポートCP1,CP2が共にHレベルからLレベルに変化す
る。一方、CPU2は点火回路28の異常を検知しないときに
はチェックポートCP2は入力モードのままである。即
ち、CPU1,CPU2が共に異常を検知しない時(正常時)に
は互いに入力モードでチェックポートCP1,CP2をHレベ
ルとして検知し、一方のCPUが異常を検知した時には当
該異常側のCPUは出力モードに切換わりLレベルを出力
し、他方の正常側のCPUは入力モードのままとなってい
る。そして、この入力モードになっている正常側のCPU
のチェックポートのレベルがHレベルからLレベルに変
化したときに、他方の正常側のCPUは一方のCPU側に異常
が発生したと判断して当該異常側のCPUにリセット信号
を出力してその動作をリセットすると共に、前記異常側
のCPUの代替処理を実行する。
CPU1はカウンタ回路10の異常を以下のようにして検知す
る。CPU1がカウンタ回路10に噴射時間TOUTのデータをセ
ットするときにはその出力がLレベルであり、当該カウ
ンタ回路10の作動時はその出力が同様にLレベルであ
る。このカウンタ回路10の出力がLレベルとなると、線
47の信号レベルもLレベルとなり、このLレベルの信号
がCUP1に帰還される。CPU1は自身がカウンタ回路10に出
力している信号と、このカウンタ回路10の出力即ち、帰
還される信号のいずれもがLレベルであるときにカウン
タ回路10が正常であると判別する。
ところがカウンタ回路10に異常が発生してその出力信号
がLレベルであるべきときにHレベルになった場合に
は、CPU1は、自身がカウンタ回路10に出力している信号
がLレベルであり、かつ帰還される信号がHレベルであ
るときに、カウンタ回路10に異常が発生したと判別す
る。また、カウンタ回路10からCPU1に帰還されるLレベ
ルの信号が一定時間経過後もLレベルの状態であったと
きには、CPU1は当該カウンタ回路10に異常が発生したと
判別する。
CPU2もCPU1と同様に線49を介して帰還される信号に基づ
いて点火回路28の異常を検知する。すなわち、CPU2は自
身がターンオフカウンタ26に通電時期TDUTのデータを
セットさせる制御信号を発生しているにもかかわらず、
点火回路28からの帰還信号が入力されないときに、点火
回路28に異常が発生したと判別する。
次に第5図及び第6図のフローチャートを参照してフェ
イルセーフ制御を説明する。
先ず、CPU1,CPU2の各チェックポートCP1,CP2は入力モー
ドに切換られており、Hレベルの状態になっているとす
る。CPU1がカウンタ回路10に噴射時間TOUTのデータをセ
ットしたときに当該カウンタ回路10からLレベルの信号
が出力されたか否か即ち、カウンタ回路10からLレベル
の信号が帰還されたか否かを判別(ステップ50)し、そ
の答が肯定(Yes)のときには当該CPU1のチェックポー
トCP1がLレベルであるか否かを判別(ステップ51)
し、否定(No)のとき即ち、カウンタ回路10にデータを
セットしても当該カウンタ回路10の出力がLレベルとな
らないときには異常であると判別してチェックポートCP
1を入力モードから出力モードに切換えると共に信号レ
ベルをLレベルにセット(ステップ52)して本プログラ
ムを終了する。
ステップ51の判別の答が否定(No)のとき即ち、CPU1の
チェックポートCP1がHレベルの状態にあり入力モード
のままのときには、CPU1は点火回路28を含む、CPU2側の
制御系が正常であると判定して本プログラムを終了す
る。ステップ51の判別の答が肯定のとき即ち、後述する
ようにCPU2が点火回路28の異常を検知し、チェックポー
トCP2を出力モードに切換え、信号レベルがLレベルと
なったときには、入力モードの状態にあるCPU1のチェッ
クポートCP1の信号レベルがHレベルからLレベルに変
化し、この結果、当該CPU1がCPU2側に異常が発生したと
判定し、線46を介してCPU2にリセット信号を出力し当該
CPU2の動作を禁止する(ステップ53)。
CPU2の動作が禁止されると線50の信号レベルがHレベル
となり、固定点火回路29が作動してT04パルスに基づい
て所定のクランク角度位置で点火信号を出力し固定点火
を行なう。
斯くして点火回路28に異常が発生し、CPU2の動作が禁止
されても、T04パルスによる固定点火が行なわれ、エン
ジンの運転が可能となる。
一方、CPU2は点火回路28から線49を介して信号が帰還さ
れたか否かを判別(ステップ55)し、その答が肯定(Ye
s)のときには当該CPU2のチェックポートCP2がLレベル
であるか否かを判別(ステップ56)し、否定(No)のと
き即ち、ターンオフカウンタ26に通電時期TDUTのデー
タをセットしても点火回路28から信号が出力されないと
きには当該点火回路28が異常であると判定してチェック
ポートCP2を入力モードから出力モードに切換えると共
に信号レベルをHレベルからLレベルにセット(ステッ
プ57)して本プログラムを終了する。
ステップ56の判別答が否定(No)のとき即ち、CPU1のチ
ェックポートCP1がHレベルの状態のときには、CPU2は
カウンタ回路10が正常であると判定して本プログラムを
終了する。ステップ56の判別の答が肯定(Yes)のとき
即ち、CPU1がカウンタ回路10の異常を検知し、チェック
ポートCP1を出力モードに切換え、信号レベルがLレベ
ルとなったときには、入力モードの状態にあるCPU2のチ
ェックポートCP2の信号レベルがHレベルからLレベル
に変化し、この結果、当該CPU2がCPU1側に異常が発生し
たと判定し、線45を介してCPU1にリセット信号を出力し
当該CPU1の動作を禁止(ステップ58)し、ステップ59に
進む。ムを終了する。
このステップ59においてはCPU2はバックアップモードに
切換わり、CYL信号T01が発生される毎に予め設定された
所定の噴射時間の間線48の信号レベルをLレベルにセッ
トする。この結果、噴射弁13〜16が同時に開弁制御さ
れ、斉次噴射が行なわれる。斯くして、カウンタ回路10
に異常が発生してその作動が禁止されても、CPU2により
燃料噴射制御(斉次噴射)が行なわれ、エンジンの運転
が可能となる。
尚、本実施例においては、CPUの後段に接続されるカウ
ンタ回路或は点火回路等の異常を検知し、異常時におけ
る代替処理を行なう場合について記述したが、これに限
るものではなく、PBAトランジューサ7のアナログ−デ
ジタル変換器、ROM,RAM等のCPUの入出力装置の異常検出
及びこれらの異常時における代替処理にも適用し得るこ
とは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、互いに異なる制御
動作を行なう少なくとも第1及び第2の中央演算処理装
置を備える内燃エンジンの制御装置の異常を検出する異
常検出装置において、前記第1の中央演算処理装置に接
続される少なくとも1個の入、出力装置の出力信号を当
該中央演算処理装置に入力させる第1の信号入力手段
と、前記第2の中央演算処理装置に接続される少なくと
も1個の入出力装置の出力信号を当該中央演算処理装置
に入力させる第2の信号入力手段と、前記各中央演算処
理装置の各特定のポートに共通に接続され所定レベルの
信号を発生する信号発生手段と、前記第1及び第2のい
ずれか一方の中央演算処理装置が前記第1及び第2のい
ずれか一方の信号入力手段により入力される入力信号に
基づいて当該中央演算処理装置に接続される前記入出力
装置の異常を検出したときに当該中央演算処理装置の前
記特定のポートにおける信号レベルを変化させることに
より、前記他方の中央演算処理装置の前記特定のポート
に入力される信号レベルを変化させて当該異常が発生し
たことを前記他方の中央演算処理装置に検知させる異常
通知手段とを備えるので、極めて簡単な回路を付加する
ことにより前記複数の中央演算処理装置に接続される入
出力装置の異常判別を行なうことができ、これに伴いフ
ェイルセーフ制御を行なうことができるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る内燃エンジンの制御装置の異常検
出装置の一実施例を示すブロック図、第2図は第1図に
示す本発明装置におけるクランク角度位置信号を示すタ
イミングチャート、第3図は本発明装置の演算処理及び
制御実行等のタイミングチャート、第4図は第1図に示
す異常判別回路と各CPUとの関係を示す等価回路の一例
を示す図、第5図及び第6図は本発明装置における異常
検出及び代替処理の手順を示すフローチャートである。 1,2……第1,第2のCPU(第1,第2の中央演算処理装置、
異常通知手段)、7,8……トランスジューサ(入出力装
置)、10……カウンタ回路(入出力装置)、11……帰還
回路、20〜23……クランク角度位置検出用センサ(入出
力装置)、28……点火回路(入出力装置)、35……信号
発生回路(信号発生手段)、47……信号線(第1の信号
入力手段)、49……信号線(第2の信号入力手段)、CP
1,CP2……チェックポート(特定のポート)、Tr1,Tr2…
…トランジスタ(異常通知手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる制御動作を行なう少なくとも
    第1及び第2の中央演算処理装置を備える内燃エンジン
    の制御装置の異常を検出する異常検出装置において、前
    記第1の中央演算処理装置に接続される少なくとも1個
    の入、出力装置の出力信号を当該中央演算処理装置に入
    力させる第1の信号入力手段と、前記第2の中央演算処
    理装置に接続される少なくとも1個の入出力装置の出力
    信号を当該中央演算処理装置に入力させる第2の信号入
    力手段と、前記各中央演算処理装置の各特定のポートに
    共通に接続され所定レベルの信号を発生する信号発生手
    段と、前記第1及び第2のいずれか一方の中央演算処理
    装置が前記第1及び第2のいずれか一方の信号入力手段
    により入力される入力信号に基づいて当該中央演算処理
    装置に接続される前記入出力装置の異常を検出したとき
    に当該中央演算処理装置の前記特定のポートにおける信
    号レベルを変化させることにより、前記他方の中央演算
    処理装置の前記特定のポートに入力される信号レベルを
    変化させて当該異常が発生したことを前記他方の中央演
    算処理装置に検知させる異常通知手段とを備えることを
    特徴とする内燃エンジンの制御装置の異常検出装置。
  2. 【請求項2】前記他方の中央演算処理装置は前記一方の
    中央演算処理装置の異常を検出したとき、該一方の中央
    演算処理装置をリセットするようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の内燃エンジンの制御装置
    の異常検出装置。
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