JPH0763478A - 振動流動層装置 - Google Patents

振動流動層装置

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JPH0763478A
JPH0763478A JP20926293A JP20926293A JPH0763478A JP H0763478 A JPH0763478 A JP H0763478A JP 20926293 A JP20926293 A JP 20926293A JP 20926293 A JP20926293 A JP 20926293A JP H0763478 A JPH0763478 A JP H0763478A
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JP
Japan
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vibrating
casing
dish
plate
fluidized bed
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JP20926293A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Tano
龍海 田野
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所要動力や燃料原単位を小さく抑えることが
でき、騒音、振動の公害の発生を防ぎうると共に、設備
スペースを小さくして密閉系を簡単に保つことのできる
振動流動層装置を得る。 【構成】 ケーシング2の内部に振動皿3を一端が揺動
自在な状態で他端をケーシング2に回動可能に枢支し、
その枢支点4がケーシング2の相対する2面に交互に位
置するようにして鉛直方向に適当な距離をおいて複数枚
の振動皿3を取付け、振動皿3には枢支点4より離れた
位置の他端側で上下振動を与える振動発生装置5を接続
し、振動皿3の上方のケーシング2内に加熱媒体が流通
する伝熱管7を取付け、ケーシング2内に供給された粉
粒体が振動皿3上を振動皿3の枢支点4側から反枢支点
側の端部3aに送られて該端部3aを落下し、その下段
に位置する振動皿3の枢支点4側の端部に順次、落下流
入して最下段の振動皿3の反枢支点側端部3aから落下
しケーシング外へ排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動流動層装置に係り、
特に、所要動力や燃料原単位を小さく抑えることがで
き、騒音、振動の公害の発生を防ぎうると共に、設備ス
ペースを小さくして密閉系を簡単に保つことのできるよ
うにした振動流動層装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粒状物の乾燥、反応等の装置として気泡
流動層装置がよく用いられるが、近年では微粒子の乾
燥、反応等を行う場合が多くなっている。微粒子を気泡
流動させた場合、スラッギング等の流動化不良や粒子の
飛散等の問題が多く発生するために、粉粒体の輸送装置
として利用されていた振動流動層装置が乾燥・反応装置
として転用されはじめてきている。さらに、微粒子の粉
砕、分離、造粒等の単位操作にも応用展開されている。
【0003】従来の振動流動層装置には、特開昭54−
32669号公報のように効率のよい乾燥機として使用
されたり、特開昭60−245981号公報のように振
動棚を多段として設備スペースを小さくしたものまであ
る。これらは振動と少量のガスの吹き込みによって振動
流動層が形成される。また、特公昭61−1667号公
報のように振動のみで振動流動層を形成させる装置が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の3
つの公報に記載の装置では装置全体を加振しているため
に、大きな加振動力が必要であり、さらに、装置の密閉
性を保つためには原料供給部、製品排出部、流動ガス供
給・排出部、又は、加熱媒体供給・排出部の接続方法が
複雑になる。特に加熱媒体の温度が300℃を越えるよ
うな場合、有機系の熱媒では接続部の耐圧構造が問題と
なり、無機系の熱媒を使用した場合、停止時の接続部で
の凝固が問題となる。
【0005】即ち、装置全体を振動させる場合、加熱媒
体の供給・排出部にフレキシブル管(外表面が凹凸形状
の蛇腹管)を接続する必要があるが、このフレキシブル
管は薄肉板で製作されるため耐圧構造向きでなく、か
つ、装置側から絶えず振動が与えられることで破損し易
い。また、無機系熱媒は冷えると固化するので運転停止
時にフレキシブル管の凹凸部に残留したものが固化して
しまう。そこで特開昭58−173375号公報のよう
にケーシングは固定し内部の振動皿を振動させる装置が
提案されている。しかし、前述の3つの装置を含め、こ
れらは複雑な振動運動を与えるために装置本体と接続部
や装置本体と振動皿等の間で激しく接触し、大きな騒音
を発生することになる。
【0006】本発明は以上のような従来の振動流動層装
置の問題に鑑みなされたものであり、所要動力や燃料原
単位を小さく抑えることができ、騒音、振動の公害の発
生を防ぎうると共に、設備スペースを小さくして密閉系
を簡単に保つことのできる振動流動層装置を得ることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の振動流動層装置は、粉粒体の乾燥又は熱
反応を行わせる振動流動層装置において、上部と下部に
それぞれ粉粒体の供給口と排出口を有したケーシングの
内部に振動皿を一端が揺動自在な状態で他端をケーシン
グに回動可能に枢支し、その枢支点がケーシングの相対
する2面に交互に位置するようにして鉛直方向に適当な
距離をおいて複数枚の該振動皿を取付け、さらに該振動
皿には枢支点より離れた位置の他端側で上下振動を与え
る振動発生装置を接続し、加えて該振動皿の上方のケー
シング内に加熱媒体が流通する伝熱管を取付け、該粉粒
体供給口からケーシング内に供給された粉粒体が振動皿
上を振動皿の枢支点側から反枢支点側の端部に送られて
該端部を落下し、その下段に位置する振動皿の枢支点側
の端部に順次、落下流入して最下段の振動皿の反枢支点
側端部から落下し該粉粒体排出口からケーシング外へ排
出されるようにしたものである。
【0008】
【作用】粉粒体はケーシングの供給口から該ケーシング
内の最上段の振動皿の枢支点側に供給され振動発生装置
により振動している該振動皿上で流動化されて該振動皿
上を反枢支点側の端部へと送られる。該端部へ達した粉
粒体はそこから落下してすぐ下に位置する次段の振動皿
上の枢支点側に供給されて該振動皿上を反枢支点側の端
部へと送られ、以下、同様にしてそれより下段の振動皿
上を送られる。この間に加熱媒体が流通している伝熱管
からの熱によって粉粒体は乾燥、又は、熱反応を被る。
乾燥又は熱反応を終えた粉粒体は最下段の振動皿の反枢
支点側の端部から落下してケーシングの排出口からケー
シング外に排出される。
【0009】しかして、振動皿のみに振動を与えている
ことによりケーシングは固定設置することが可能であ
り、ケーシングは密閉構造が複雑にならず簡単にされ
る。また、ケーシング内部に多段の振動皿を折り返し構
造で設けることによってコンパクトな装置とされる。そ
して、装置がコンパクトになることにより外表面積が小
さくなり、また、装置が固定されることにより外部伝熱
係数が小さくなる。これにより放熱が小さくなり燃料原
単位が小さく抑えられる。また、振動皿の一端を揺動自
在な状態で他端をケーシングに回動可能に枢支したこと
により、振動皿と該皿上の粉粒体を振動させるのに必要
な力(動力)をテコの原理により約二分の一というよう
に小さくすることができる。また一端が枢支されたこと
によって振動皿の軌跡は固定されるために、ケーシング
との接触は最小限に保つことができ騒音の発生を最小限
に抑えることが可能にされる。
【0010】
【実施例】次に、図面に示した実施例により本発明を詳
細に説明する。図1は本発明に係る振動流動層装置の一
実施例を示す概略縦断面図、図2は図1のII部拡大縦断
面図、図3は図1のIII 線矢視部分断側面図である。図
において、1は振動流動層装置、2はケーシングを示
す。ケーシング2の天井板の右端には原料供給口2aが
開設され、底板の右端には製品排出口2bが開設されて
いる。また、ケーシング2の底板の左側と側板2gには
それぞれ空気供給口2c、2dが開設され、ケーシング
2の天井板の左側には発生ガス抜出口2eが開設されて
いる。
【0011】ケーシング2の内部には鉛直方向に適当な
間隔をおいて複数枚(本実施例では4枚)の振動皿3が
配設されており、各々の振動皿3はその一端側を回転可
能な支持固定装置である枢支装置4によって支持され、
他端は揺動自在な自由端3aとされている。また、各々
の振動皿3は枢支装置4側よりも自由端3a側が下位に
なるように適当な傾斜が付けられて後記の振動伝達装置
6の支持装置6aにより支持されている。そして、鉛直
方向に位置する振動皿3はその枢支装置4をケーシング
2の相対する2つの面2f、2gに交互に位置させて取
付けられており、下段の振動皿3はその上段の振動皿3
の自由端3aの下方付近に枢支装置4が位置され、上段
の自由端3aの端部から落下した粉粒体はその枢支装置
4の近辺に落下して流入する構成とされている。
【0012】ケーシング2の天井板の左右両側位置には
上下振動を与える振動発生装置(加振装置)5、5が設
置されており、該各々の振動発生装置5、5とその下方
に位置した鉛直方向の1段おきの振動皿3の自由端3a
(本実施例では2枚の振動皿3)側との間には棒状の丸
鋼等からなる振動伝達装置6が接続されている。即ち、
枢支装置4がケーシング2の同一面にある振動皿3(1
段おきの振動皿3)はその自由端3a側において一つの
振動発生装置5で支持されている。振動伝達装置6と振
動皿3とは屈曲自在な接手からなる支持装置6aで連結
される。振動発生装置5としては電磁式、カム式、クラ
ンク式、ピストン式等が用いられる。
【0013】なお、振動皿3の平面形状は図示していな
いが矩形状に形成される。振動皿3の両側部には図3に
示すようにケーシング2の側壁との間にシール部が設け
られており、このシール部は振動皿3の側端から上方に
突設した側板3cと、この側板3cをケーシング2の側
壁とで挟むようにケーシング側壁から垂下させて取付け
た側板2iから構成されている。
【0014】振動皿3の自由端3a端部とその下段の振
動皿3の枢支装置4側の端部の間には詳細を図2に示す
ように上段振動皿3から下段振動皿3への粉粒体の流入
がスムーズに行われるように適当な角度に傾斜したシュ
ート8がケーシング2に固定されて設けられている。こ
のシュート8の下端とシュート8の下位にある振動皿3
の上面との間は適当な間隔を有した隙間8bが開けられ
ている。また、振動皿3の枢支装置4付近で該シュート
8の下方の振動皿3には下段の振動皿3で発生したガス
を上方へ逃がすためのガス通過用の開口3bが形成され
ている。
【0015】また、原料供給口2aの下部にも最上段の
振動皿3の枢支装置4側端部分の上方に下端を該振動皿
3の上面と適当な間隔をおいて傾斜シュート8が前記図
2に示すと同要領でケーシング2に固定して設けられて
おり、該シュート8の下方部分の振動皿3にも前記図2
に示すと同様に発生ガスを通過させる開口3bが設けら
れている。一方、各々の振動皿3の上方位置には加熱媒
体が流通する伝熱管7がケーシング2内を横架してケー
シング2に支持されて配設されている。なお、伝熱管7
には図示していないが熱媒の供給管、排出管が接続され
ている。伝熱管7には各段毎に熱媒の供給・排出管を接
続してもよいし、又は、格段の伝熱管7を鉛直方向に順
次、接続管にて連結し、最下段の伝熱管7に熱媒供給管
を接続し、最上段の伝熱管7に熱媒排出管を接続するよ
うにしてもよい。
【0016】次に、以上のように構成された振動流動層
装置1を乾燥装置に適用した場合の作動を説明する。図
1において、実線矢印は原料(製品)の流れを示し、鎖
線矢印は空気(発生ガス)の流れを示す。ケーシング2
内にはそれぞれ空気供給口2c、2dから蒸発等で発生
したガスを効果的に排出させ効率良く乾燥させるため少
量の空気が供給される。また、2台の振動発生装置5、
5が作動されて振動伝達装置6を介して各々の振動皿3
が枢支装置4の枢支点を回動中心として自由端3aが駆
動されて上下振動されるとともに、伝熱管7には例えば
圧力が10Kg/cm2の飽和蒸気が供給されて伝熱管7が加熱
される。振動皿3は例えば振動数5Hz、振幅10mmで上
下振動される。
【0017】このような状態で原料供給口2aへ水分が
付着した被乾燥原料としての粉粒体が供給されると、該
粉粒体は原料供給口2aの下部に設けられた傾斜シュー
ト8に当てられて振動皿3の自由端3a方向に指向され
て振動皿3上に供給される。そして、粉粒体は振動皿3
の自由端3aが下位となる傾きと上下振動作用によって
自由端3a側に送られる。このシュート8から振動皿3
への粉粒体の移送に際して、シュート8の下方の振動皿
3の振幅は枢支装置4側より小さいが、該傾斜シュート
8により加振側(自由端3a側)に送り出すことにより
流動性が維持される。また、同時に、隙間8bから、振
動皿3の開口3bから導入された下段の振動皿3で発生
されたガスが粉粒体層に送られて振動皿3の自由端2a
側への送りを助長する。
【0018】このようにして粉粒体は最上段の振動皿3
上で流動化されて反枢支装置4側の自由端3aへと送ら
れる。該端部へ達した粉粒体はそこから落下し、シュー
ト8の傾斜面上を滑って流れが反転されてすぐ下に位置
する次段の振動皿3上の枢支装置4側に供給されて該振
動皿3上を自由端3a側へと送られる。この流れ反転部
においても前記原料供給口2a下部の傾斜シュート8お
よびその下方の振動皿3のガス通過用開口3bと同様な
作用が行われる。
【0019】即ち、振動皿3は一端を枢支され他端の自
由端3a側を加振するために枢支装置4側の振幅は加振
側に比べて小さい。このため水分を有するような流動性
の悪い粉粒体は流動が悪くなる。そこでこのシュート8
により粉粒体を加振側に送り出すことにより流動性を維
持することができる。即ち、スムーズに次段の振動皿3
に粉粒体が送られる。また、図2に示されるように下段
の振動皿3で発生したガスがシュート8の下部分の振動
皿3の開口3bを介してシュート8の下端と振動皿3と
の間の隙間8bから振動皿3上の粉粒体層へ導入され粉
粒体の振動皿3上での自由端2a側への送りが助長され
る。なお、シュート8と該シュート8に臨む振動皿3の
自由端3aとの間の開口8a部においては粉粒体自体で
シールされることによりガスはここを通って上方に抜け
ることはない。
【0020】このようにして粉粒体は該振動皿3上を自
由端3a方向に送られ、以下、同様にして下段の振動皿
3へ折り返されて順次送られる。粉粒体は複数段の振動
皿3上を送られる間に加熱媒体が流通されて加熱された
伝熱管から直接的に或いは間接的に熱を受けることによ
り乾燥される。乾燥された粉粒体は最下段の振動皿3の
自由端3aの端部から落下して排出口2bからケーシン
グ2外に排出される。
【0021】なお、ケーシング2の底板に設けられた空
気供給口2cから導入された空気は最下段の振動皿3と
ケーシング2の底板との間を通って該振動皿3の自由端
3aに向かって流れ、該振動皿3と底板との間に溜まろ
うとする粉粒体を製品排出口2b方向に吹き出して振動
皿3の揺動を阻害しないようにされる。また、ケーシン
グ2の側板2gに設けられた空気供給口2dから導入さ
れた空気は該空気供給口2dに臨んで位置した傾斜シュ
ート8と該シュート8の下方の最下段の振動皿3との間
の隙間8bを通り、前記と同様に該振動皿3上の粉粒体
の送りを容易にする。勿論、これら両方の空気供給口2
c、2dから導入された空気は、蒸発により発生した蒸
気等の発生ガスを空気に同伴させて下流に送るように
し、乾燥作用を効率良く行わせる作用する。最上段の振
動皿3上の空間を通過したガスは発生ガス抜出口2eか
ら装置外へ排出される。
【0022】この実施例構成の振動流動層装置1におい
て、振動皿3のみに振動を与えているのでケーシング2
は固定設置することができる。このためケーシング2は
密閉構造が複雑にならず簡単に構成することができる。
このため、伝熱管7への加熱媒体の供給・排出管の接手
構造も簡単でよい。勿論、原料供給口2a、製品排出口
2b、空気供給口2c、2d、発生ガス抜出口2eへの
接続管の接手構造も簡単になる。また、ケーシング2内
部に多段の振動皿3を折り返し構造で設けることによっ
てコンパクトな装置とされている。そして、装置がコン
パクトになることにより外表面積が小さくされ、また、
装置が固定されることにより外部伝熱係数が小さいもの
とされている。このため放熱が小さくなり燃料原単位が
小さく抑えられる。また、振動皿3の一端を揺動自在な
状態で他端をケーシング2に回動可能に枢支したことに
より、振動皿3と該皿3上の粉粒体を振動させるのに必
要な力(動力)をテコの原理により約二分の一に小さく
することができる。
【0023】また、振動皿3を回動可能に支持している
枢支装置4が同一壁面に位置する振動皿3(本実施例で
は鉛直方向に1段おきにある振動皿3)の全体を1つの
振動発生装置5で支持しているので、該振動発生装置5
の設置個数が少なくてすみ、設備費および動力の低減を
図ることができる。また、一端が枢支されたことによっ
て振動皿3の軌跡は固定されるために、ケーシング2と
の接触は最小限に保つことができ騒音の発生を最小限に
抑えることが可能にされる。そして、この実施例では粉
粒体の供給口2aおよび粉粒体が上段の振動皿3から下
段の振動皿3へ乗り移る個所に傾斜シュート8を設ける
と共に、その傾斜シュート8下端とその下に位置する振
動皿3の隙間8bから振動皿3上で振動皿3の粉粒体移
送方向にガスを噴出させる構成としたことにより例えば
水分(液分)を多く含んで流動性の悪い粉粒体をより確
実に流動化させることができ、より効率よく乾燥させる
ことができる。
【0024】なお、以上の実施例では伝熱管7に供給す
る加熱媒体として蒸気を用いたが、例えばダウサム(商
品名)等の有機系熱媒や溶融塩等の無機系熱媒を用いる
こともできる。この溶融塩は常温では固体であるが20
0℃以上に加熱して液体となり、400〜500℃の温
度で使用することができる。
【0025】次に図1の実施例の乾燥装置を用いて行っ
た運転例を説明する。砕石場等から発生する汚泥は粒度
も小さく、また、PH=5〜7であり、育苗培土として
適している。廃棄物の有効利用としてこの汚泥を乾燥・
滅菌するために本実施例装置の振動流動層装置1(振動
皿3が4段、加振装置5が2台)を用いた。振動皿3を
振動数5Hz、振幅10mmで上下振動させ、水分35%の
粘土状の砕石場汚泥を原料供給口2aからケーシング2
内へ供給すると共に、加熱媒体として伝熱管7内に10Kg
/cm2の飽和蒸気(183℃)を流通させてケーシング2
内温度を105℃として滅菌・乾燥を行った。乾燥用空
気を空気供給口2c、2dから吹き込んで乾燥を促進さ
せた。この結果、砕石場汚泥は育苗培土原料として最適
な水分10%まで効率良く乾燥させることができた。
【0026】図4は本発明の他の実施例を示すものであ
り原料供給口2aの部分に気泡流動層を形成させるよう
にようにした場合の構成を示す部分拡大縦断面図であ
る。原料供給口2aの下部には最上段の振動皿3の枢支
装置4側端部分の上方に傾斜シュート8がその下端を該
振動皿3の上面と適当な間隔をおいてケーシング2に固
定して設けられており該傾斜シュート8には多数のガス
噴出ノズル8cが取付けられガス分散装置8dとして形
成されている。また、原料供給口2aの装置中央側の側
板には天井板から振動皿3側へ垂下されて延長された仕
切壁2hが形成されており、仕切板2hの下端と前記傾
斜シュート8の下端との間には適宜な間隔8eが付与さ
れている。該シュート8の下方部分の振動皿3にも前記
と同様に発生ガスを通過させる開口3bが設けられてい
る。
【0027】このような状態で原料供給口2aへ水分が
付着した被乾燥原料としての粉粒体が供給されると、原
料供給口2aの傾斜シュート8上で仕切板2h、原料供
給口の両側板との間に堆積された粉粒体は傾斜シュート
8のすぐ下に位置する振動皿3の開口3bを通ってノズ
ル8cから噴出されるガス(それより下段の振動皿3上
で発生したガスおよび乾燥用空気)により流動化されて
気泡流動層が形成される。そして、仕切板2hと傾斜シ
ュート8の下端との隙間8eにより該隙間8eから振動
流動させるのに適量の粉粒体が調整されて振動皿3上に
排出され、振動皿3の上下振動によって自由端2a側に
送られる。
【0028】この隙間8eから振動皿3への粉粒体の排
出に際しては図4のように隙間8bから前記開口3bか
ら導入されたガスの一部が粉粒体層に送られて振動皿3
の自由端2a側への送りを助長する。この気泡流動層の
形成により、付着水分はある程度蒸発されて乾燥される
と共に、以後の振動流動が行われ易くされる。そして、
傾斜シュート8の下方の振動皿3の振幅は枢支装置4側
より小さいが、該傾斜シュート8により加振側(自由端
3a側)に送り出すことにより流動性が維持される。気
泡流動層を抜けたガスは原料供給口2aから上方へ排出
される。このようにして粉粒体は最上段の振動皿3上で
流動化されて反枢支装置4側の自由端3aへと送られ、
以下前述の実施例と同様な作動をして乾燥が行われる。
【0029】この図4の実施例では例えば水分をより多
く含んでおり、より流動性の悪い粉粒体に対して効果的
である。また、この実施例は前記図1の装置に組み合わ
せて用いることができるし、或いは、後記する図6又は
図7に示す装置と組み合わせて用いることができる。
【0030】図5は振動伝達装置6の支持装置6aの異
なる実施例を示すものである。図において、支持装置6
aは振動伝達装置6の伝達棒に固着した上部バネ受け9
aと振動皿3に固着した下部バネ受け9bと、この間に
装着された緩衝用弾性体としてのバネ9で構成される。
振動伝達装置6の伝達棒は該下部バネ受け9bと振動皿
3を貫通して位置される。そして、振動皿3の自由端3
a部の上下位置にはそれぞれストッパ10、10が取付
けられている。このような構成において、振動皿3の上
下振動に伴って振動皿3の自由端3aが上ストッパ10
と下ストッパ10に交互に衝突する。これにより振動皿
3に大きな加速度を与えることができ、衝撃を粉粒体に
伝えて振動流動を活発に行わせることができる。なお、
ストッパ10は上側、又は、下側のいずれか一方のみに
取付けてもよい。この実施例は前記図1の装置に適用す
ることができるし、或いは後記する図6又は図7に示す
装置に適用することができる。
【0031】図6は本発明の振動流動層装置の他の実施
例を図1に対応して示す概略縦断面図である。本図にお
いて、図1と同一又は相当する個所には同一符号を付
し、その説明は省略する。この実施例は図1の実施例に
おける傾斜シュート8および振動皿3の枢支装置4側の
ガス通過用開口3b等は設けず、振動皿3は6段とした
ものである。この装置では例えばグラニュー糖やぶどう
糖など、粒子が比較的さらさら状の流動性が良い粉粒体
の乾燥又は熱反応に適する。なお、乾燥促進用等の空気
は製品排出口2bから取り入れられ、乾燥で発生した蒸
気等を含むガスは原料供給口2aから排出される。勿
論、図1に示したと同様にケーシング2に空気供給口2
c、2dやガス抜出口2eを設けてもよい。
【0032】図7は本発明のさらに異なる振動流動層装
置の実施例を図1に対応して示す概略縦断面図である。
本図においても図1と同一又は相当する個所には同一符
号を付し、その説明は省略する。本実施例では、振動発
生装置11を各々の振動皿3の自由端3a側に設けたも
のである。振動発生装置11はケーシング2の両側壁に
支持されて取付けられ、振動皿3の自由端3a側は該振
動発生装置11により支えられる。このような構成では
振動発生装置11の設置個数は多くなるが、図1のよう
に振動伝達装置6がケーシング2の内部に存在せず、ケ
ーシング2内部の構造が複雑にならないという利点を有
する。また、図7の実施例と同様に例えばグラニュー糖
やぶどう糖など、粒子が比較的さらさら状の流動性が良
い粉粒体の乾燥又は熱反応に適する。なお、図6の実施
例と同様に、乾燥促進用等の空気は製品排出口2bから
取り入れられ、乾燥で発生した蒸気等を含むガスは原料
供給口2aから排出される。勿論、図1に示したと同様
にケーシング2に空気供給口2c、2dやガス抜出口2
eを設けてもよい。
【0033】以上の実施例では、振動流動層装置が乾燥
装置である場合を示したが、本発明は物質を加熱分解し
て特定成分、組成のガスを取り出す加熱分解装置等の熱
反応装置や、物質とガスを加熱雰囲気で反応させる反応
装置としても好適に用いることができる。また、このよ
うに物質とガスを加熱雰囲気で反応させる反応装置とし
て用いる場合は、図1の空気供給口2c、2dは被反応
ガスの供給口とし、図6や図7の製品排出口2bからは
被反応ガスを供給する。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の振動流動層装置によれば、振動皿のみに振動を与えて
いるのでケーシングを固定設置することができ、ケーシ
ングの密閉構造を簡単に図ることができる。また、ケー
シング内部に多段の振動皿を折り返し構造で設けたので
装置をコンパクトに纏めることができる。これにより外
表面積が小さくなり、また、装置が固定されることによ
り外部伝熱係数が小さくなる。このため放熱が小さくな
り燃料原単位を小さく抑えることができる。そして、振
動皿の一端を揺動自在な状態で他端をケーシングに回動
可能に枢支したことにより、振動皿と該皿上の粉粒体を
振動させるのに必要な力(動力)をテコの原理により約
二分の一というように小さくすることができる。さら
に、一端が枢支されたことによって振動皿の軌跡は固定
されるために、ケーシングとの接触は最小限に保つこと
ができ騒音の発生を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動流動層装置の一実施例を示す
概略縦断面図である。
【図2】図1のII部拡大縦断面図であり、振動皿の自由
端からその振動皿のすぐ下に位置した振動皿の枢支装置
側部分へ粉粒体が乗り移る個所に傾斜シュートを設けた
構成を示す図である。
【図3】図1のIII 線矢視部分断側面図であり、振動皿
とケーシングとのシール構造を示す図である。
【図4】本発明の振動流動層装置の原料供給口部の他の
実施例を示す拡大縦断面図であり、原料供給口部に気泡
流動層を形成させる場合を示す図である。
【図5】本発明の振動流動層装置の振動伝達装置の他の
実施例を示す拡大縦断面図である。
【図6】本発明の振動流動層装置の異なる実施例を示す
概略縦断面図である。
【図7】本発明の振動流動層装置のさらに異なる実施例
を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 振動流動層装置 2 ケーシング 2a 原料供給口 2b 製品排出口 3 振動皿 3a 振動皿自由端 4 枢支装置(枢支点) 5、11 振動発生装置 6 振動伝達装置 6a 振動皿支持装置 7 伝熱管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体の乾燥又は熱反応を行わせる振動
    流動層装置において、上部と下部にそれぞれ粉粒体の供
    給口と排出口を有したケーシングの内部に振動皿を一端
    が揺動自在な状態で他端をケーシングに回動可能に枢支
    し、その枢支点がケーシングの相対する2面に交互に位
    置するようにして鉛直方向に適当な距離をおいて複数枚
    の該振動皿を取付け、さらに該振動皿には枢支点より離
    れた位置の他端側で上下振動を与える振動発生装置を接
    続し、加えて該振動皿の上方のケーシング内に加熱媒体
    が流通する伝熱管を取付け、該粉粒体供給口からケーシ
    ング内に供給された粉粒体が振動皿上を振動皿の枢支点
    側から反枢支点側の端部に送られて該端部を落下し、そ
    の下段に位置する振動皿の枢支点側の端部に順次、落下
    流入して最下段の振動皿の反枢支点側端部から落下し該
    粉粒体排出口からケーシング外へ排出されるようにした
    ことを特徴とする振動流動層装置。
JP20926293A 1993-08-24 1993-08-24 振動流動層装置 Pending JPH0763478A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997015184A1 (en) * 1995-10-26 1997-05-01 Ray Smith Associates Limited Method and apparatus for producing paper pellets
CN100420910C (zh) * 2005-01-27 2008-09-24 山东理工大学 脉动流化干燥机
JP2014159899A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 原料供給装置、これを備える乾燥設備及び原料供給方法

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