JPH0763879A - 炉内遠隔作業装置 - Google Patents

炉内遠隔作業装置

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JPH0763879A
JPH0763879A JP5210130A JP21013093A JPH0763879A JP H0763879 A JPH0763879 A JP H0763879A JP 5210130 A JP5210130 A JP 5210130A JP 21013093 A JP21013093 A JP 21013093A JP H0763879 A JPH0763879 A JP H0763879A
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JP
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working
drive
remote
furnace
neutron flux
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JP5210130A
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English (en)
Inventor
Yuji Hosoda
祐司 細田
Masanori Suzuki
正憲 鈴木
Takao Funamoto
孝雄 舟本
Takao Shimura
孝夫 志村
Yoshihide Kondo
由英 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30—Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、作業精度が良く、故障発生時に遠隔
操作による炉内からの装置回収が可能な中性子束モニタ
ハウジング補修点検用の炉内遠隔作業装置を提供する。 【構成】中性子束モニタハウジング9を把持し作業ヘッ
ドを周回駆動する作業機構21、作業機構21を水平移
動する繰出し機構23、作業機構21を垂直移動する昇
降機構24及び炉内投入時に各機構を収納する支持殻2
2から構成され、各機構に主駆動源及び主駆動源停止時
に各機構を収納位置に戻す副駆動源を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉圧力容器内部にお
いて中性子束モニタハウジングの補修点検作業を行う炉
内遠隔作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器内部において作業を行う
遠隔作業装置については、例えば特開昭62−1680
96号公報及び昭63−58294号公報等に記述され
ているように、円筒状の炉内投入装置を制御棒駆動機構
ハウジング上部に据え付け、手先に作業ヘッドを装着し
た多関節ア−ムを、炉内投入装置から炉内に繰り出して
炉内作業を実施するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】溶接作業、切削作業、
加工部位の検査作業等を含む炉内構造物の補修作業を実
施する場合、補修対象の炉内構造物と作業ヘッドの間の
精密な相対位置決めを要し、加工反力が発生する場合に
十分な剛性を持って作業ヘッドの保持を行う必要があ
る。特に炉底部近傍の中性子束モニタハウジングの補修
作業においては、制御棒駆動機構ハウジングに周囲を囲
まれた狭隘な環境で、中性子束モニタハウジング本体を
作業位置の基準として精密な加工及び検査作業を実施す
る必要がある。
【0004】しかしながら、従来技術においては、作業
ヘッドの位置決めを行う多関節ア−ムの動作原点が、制
御棒駆動機構ハウジング上部に据え付けた炉内投入装置
の近傍にあり補修作業位置から遠く離れることになり、
さらに多関節ア−ムを炉内投入装置内部に収納するため
の制約及び炉内の狭隘な環境の中での移動の制約によ
り、多関節ア−ムの小型化及び多自由度化が必要となり
十分な機械的剛性を得ることが困難であるため、補修対
象の炉内構造物と作業ヘッドの間の精密な相対位置決め
が難しく、加工反力を受ける十分な剛性を得にくいとい
う問題があった。
【0005】また、原子炉内で作業を実施する装置に
は、装置自体に異常が発生した場合、確実に炉外に回収
できることが基本的機能として要求される。特に制御棒
駆動機構ハウジング上部を足場とする装置については、
異常時においても、炉心支持板及び上部格子板を通過し
て炉外に回収する事が要求される。
【0006】しかしながら、従来技術においては、装置
構成に駆動部の動作異常が発生した場合の対処手段が配
慮されておらず、特に多関節ア−ムの関節駆動部が停止
しロック状態になった場合、炉心支持板及び上部格子板
の通過孔に繰り出された多関節ア−ムがひっかかり、装
置の回収が不可能になるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、狭隘な炉内環境において
中性子束モニタハウジングを精密に補修加工及び検査す
るのに好適であり、さらに駆動系に異常が生じても炉外
への回収が可能な炉内遠隔作業装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、炉内遠
隔作業装置を、補修点検作業を実行する作業ヘッドと、
中性子束モニタハウジングの中心軸を周回中心として作
業ヘッドを周回させかつ中性子束モニタハウジングを周
回中心に導入する空隙部を有する周回機構と、中性子束
モニタハウジングを側面より把持し中性子束モニタハウ
ジングの中心軸を周回機構の周回中心に位置決めするク
ランプ機構とから構成される作業機構と、上端部が炉心
支持板孔に接触し支持され、さらに下端部が制御棒駆動
機構ハウジング上部に据え付けられる、下端部側面に作
業機構を出入する縦長の窓を形成した中空柱状の支持殻
と、作業機構を支持殻内部から中性子束モニタハウジン
グに向かって繰り出し、また支持殻内部に収納する繰り
出し機構と、繰り出し機構に結合し作業機構を昇降運動
させる昇降機構とから構成し、さらに周回機構、クラン
プ機構、繰出し機構及び昇降機構の駆動手段として、各
機構を駆動する主駆動源及び各主駆動源が停止した場合
に各機構を収納位置に戻す動作を発生する副駆動源を具
備することにより達成される。
【0009】
【作用】炉内遠隔作業装置を炉内に投入し制御棒駆動機
構ハウジングに着座させた後、支持殻内部より中性子束
モニタハウジングに向かって作業機構を繰り出し、その
後炉底部近傍の作業位置まで中性子束モニタハウジング
に沿って作業機構を降下し、降下地点で中性子束モニタ
ハウジングに作業機構をクランプし、遠隔補修点検作業
を実施する。さらに、作業機構が、補修点検目標位置の
至近位置で中性子束モニタハウジングに抱き付くため、
作業機構上の作業ヘッドの作業原点は補修対象である中
性子束モニタハウジングの中心となり、作業ヘッドの作
業に要する位置決め動作は中性子束モニタハウジングを
中心とした周回運動と、作業ヘッド自体の自由度による
狭い範囲の位置決め動作に限定される。さらに、作業ヘ
ッドが受ける反力は、作業機構のクランプ機構を介して
反力発生位置の至近位置の中性子束モニタハウジングで
受けられる。
【0010】さらに、作業ヘッドの水平方向の位置決め
操作を、制御棒駆動機構ハウジングよりも上の干渉物の
無い空間に位置する繰出し機構による繰り出し操作と、
作業機構の周回機構による作業ヘッドの周回操作に分割
しており、また作業機構を中性子束モニタハウジングに
抱きつかせながら精度良く作業位置に降下できるため、
制御棒駆動機構ハウジングに囲まれた中性子束モニタハ
ウジングの周囲空間を作業機構の占める領域として有効
に利用する。
【0011】さらに、装置内の各機構の主駆動系が停止
した場合、副駆動系を炉外からの遠隔操作により駆動す
ることで各機構を収納位置に強制的に位置決めし、繰出
し機構及び作業機構を全て支持殻内部に収納する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0013】図1は本発明の装置の一実施例を炉内に投
入した状況を表したものである。この図1において、圧
力容器1の内部には、燃料集合体2を支持する上部格子
板3及び炉心支持板4が存在している。炉底部5には制
御棒案内管6を配置するための制御棒駆動機構ハウジン
グ7が林立している。さらに炉底部5には、中性子束モ
ニタ案内管8に溶接接続されこれを支持する中性子束モ
ニタハウジング9が、制御棒駆動機構ハウジング7の間
に林立している。
【0014】中性子束モニタ案内管8は、上端部を炉心
支持板4で支持されており、さらに中間部をスタビライ
ザバ−10で支持されている。圧力容器1の上部には、
原子炉ウェル11が形成されており、炉内遠隔作業装置
12の投入作業時には、オペレ−ションフロア13の近
傍まで炉水が満たされている。
【0015】炉内補修点検作業時には、オペレ−ション
フロア13に作業ステ−ジ14が設置される。炉内遠隔
作業装置12は、昇降ウィンチ15により、作業ステ−
ジ14から炉内へ、ワイヤ16を介して吊り降ろされ
る。炉内遠隔作業装置12を制御するためのチュ−ブ/
ケ−ブル束17は、ワイヤ16と共に昇降ウィンチ15
により巻き上げられ、作業ステ−ジ14もしくは、オペ
レ−ションフロア13の近傍に設置された遠隔制御装置
18に接続される。
【0016】炉内遠隔作業装置12は、炉内において、
上部格子板3の格子状孔、炉心支持板4の制御棒案内管
6支持のための円形孔及びスタビライザバ−10により
区切られた空間を通過し、制御棒駆動機構ハウジング7
の上に吊り降ろされる。据付を終了した状態で、炉内遠
隔作業装置12の下端部は制御棒駆動機構ハウジング7
上に着座し、上端部は炉心支持板4の孔にはまり支持さ
れている。据付作業終了後、炉内遠隔作業装置12は、
オペレ−ションフロア13もしくは作業ステ−ジ14か
らの遠隔操作により、中性子束モニタハウジング9の補
修点検作業を実施する。
【0017】図2は、本発明の炉内遠隔作業装置の一実
施例の断面図である。この図2において、炉内遠隔作業
装置12は、中性子束モニタハウジング9に抱きつき炉
底部5近傍の中性子束モニタハウジング9の補修点検作
業を実施する作業機構21と、炉内遠隔作業装置12を
炉内に投入する際に作業機構21を内部に収納し、さら
に中性子束モニタハウジング9に対する作業機構21の
据付作業の足場となる支持殻22と、作業機構21を支
持殻22内部から中性子束モニタハウジング9に向かっ
て繰り出し、また支持殻22内部に収納する繰り出し機
構23と、繰り出し機構23に結合し作業機構21を昇
降運動させる昇降機構24とから構成される。
【0018】支持殻22は円筒形状であり、下端部に制
御棒駆動機構ハウジング7の上部孔7aに挿入されるテ
−パ−形状の突起22aを持つ。突起22aにより投入
作業時の制御棒駆動機構ハウジング7の中心軸に対する
支持殻22の中心軸の位置合わせが実施される。さら
に、炉心支持板4の孔4aに接する支持殻22の側面に
はタブ22bが設けられており、タブ22bと炉心支持
板4の制御棒案内管固定ピン19を係合することによ
り、支持殻22の長手軸周り方向を一意に決めている。
炉内据付完了時に於いて中性子束モニタハウジング9に
対面する支持殻22の下端部側面には、作業機構21を
繰り出すための縦長の窓22cが形成されており、さら
に窓22cの上端部には、繰り出し機構23の強制収納
に用いるロ−ラ22dが設けられている。
【0019】昇降機構24は、直動アクチュエ−タ24
a、滑走機構24b、レ−ル24c、ウィンチ機構24
d、ワイヤ24e、動力接続部24f及びケ−ブルベア
24gより構成されている。直動アクチュエ−タ24a
は、昇降機構24の主駆動源であり、液圧シリンダ、空
圧シリンダもしくはバックドライバビリティ−の高い電
動型直動アクチュエ−タ等から構成され、一端が支持殻
22の上部に接続され、他の一端が滑走機構24bの上
端部に接続されている。滑走機構24bは下端部に繰り
出し機構23を支持しており、支持殻22の内面に長手
方向に向け形成されたレ−ル24cに沿って、直動アク
チュエ−タ24aの駆動力により支持殻22内部を滑走
する。
【0020】昇降機構24の副駆動源は、支持殻22の
上部に設けられたウィンチ機構24d、ウィンチ機構2
4dと滑走機構24bの上端部の間に張り渡されたワイ
ヤ24e及びウィンチ機構24dに接続する動力接続部
24fから構成されている。主駆動源の直動アクチュエ
−タ24aが停止した場合、ワイヤ24eを介したウィ
ンチ機構24dの巻き上げ操作により、滑走機構24b
及びこれに連なる繰り出し機構23及び作業機構21を
強制的に上昇させる。さらに、作業ステ−ジ14から投
入する操作ポ−ル17を動力接続部24fに接続し、操
作ポ−ル17を炉外部より回転させることで、ウィンチ
機構24dを操作する。ケ−ブルベア24gは可撓性の
ダクトであり、一端が支持殻22の内面に他の一端が滑
走機構24bの上端部に接続されている。
【0021】繰り出し機構23及び作業機構21に接続
されるチュ−ブ/ケ−ブル束17は、ケ−ブルベア24
gの内部を通して、支持殻22の上端部まで導かれる。
ケ−ブルベア24gの支持により、滑走機構24bの昇
降動作に対し、チュ−ブ/ケ−ブル束17は支持殻22
内部をスム−ズに移動する。
【0022】繰り出し機構23は、滑走機構24bの下
端部と作業機構21の上端部を結ぶ平行リンク23a及
び平行リンク23aの対角を結ぶ直動アクチュエ−タ2
3bから構成される。直動アクチュエ−タ23bは、繰
り出し機構23の主駆動源であり、液圧シリンダ、空圧
シリンダもしくはバックドライバビリティ−の高い電動
型直動アクチュエ−タ等から構成される。直動アクチュ
エ−タ23bを収縮することにより、作業機構21が支
持殻22内部より中性子束モニタハウジング9に向かっ
て繰り出される。
【0023】次に、図3乃至図9を用いて本発明の装置
の一実施例の動作を説明する。
【0024】図3乃至図6は、本発明の炉内遠隔作業装
置12を炉内に投入し作業機構21を中性子束モニタハ
ウジング9に据え付けるまでの過程を示したものであ
る。
【0025】図3に示すように炉内遠隔作業装置12は
ワイヤ16に吊り下げられ上部格子板3、炉心支持板4
及びスタビライザバ−を通過し降下する。
【0026】次に、図4に示すように、炉内遠隔作業装
置12は制御棒駆動機構ハウジング7の上に着座する。
【0027】次に、図5に示すように、繰り出し機構2
3により、作業機構21を支持殻22内部より中性子束
モニタハウジング9に向かって繰り出す。
【0028】次に、図6に示すように、作業機構21の
下端部が作業目標位置の炉底部5近傍の中性子束モニタ
ハウジング9に接近するまで、昇降機構24により作業
機構21を降下する。
【0029】図7乃至図9は、繰り出し機構23の直動
アクチュエ−タ23bが故障により停止した場合に、作
業機構21を支持殻22内部に収納するための動作手順
を示したものである。
【0030】図7では、作業機構21が支持殻22の外
に繰り出されたまま直動アクチュエ−タ23bが故障に
より停止している。この場合、昇降機構24を用いて繰
り出し機構23及び作業機構21を強制的に引き上げ
る。
【0031】続いて、図8では、傾斜した平行リンク2
3aが、支持殻22のロ−ラ22dと接触するため、繰
り出し機構23の上昇に伴い、平行リンク23aに対し
支持殻22内部方向への押し付け力が働き、繰り出し機
構23が支持殻22内部に収納される。
【0032】この時、直動アクチュエ−タ23bは、ロ
−ラ22dから平行リンク23aを介して与えられる外
力により強制的に引き延ばされる。この動作を確実にす
るため、直動アクチュエ−タ23bとして空圧もしくは
液圧シリンダを用いた場合には、シリンダの圧力配管系
を開放にし引き延ばし動作の拘束を解除する。また、直
動アクチュエ−タ23bとして電動型の直動アクチュエ
−タを用いた場合には、駆動源のモ−タと直動伝達機構
との結合を解除するなどして、引き延ばし動作に対して
抵抗なく従うようにする。
【0033】最後に、図9では、繰り出し機構23の上
昇に伴い、平行リンク23aに続き作業機構21の上端
部がロ−ラ22dにより押され、繰り出し機構23及び
作業機構21が完全に支持殻22の内部に収納される。
【0034】つぎに、図10から図13により、作業機
構21の詳細な構成及び動作を説明する。
【0035】図10は、本発明の装置を構成する作業機
構21の構成を示す縦断面図である。
【0036】作業機構21は、上部機構25と下部機構
26から構成される。さらに下部機構は、クランプ機構
27、周回機構28及び作業ヘッド29から構成され
る。
【0037】上部機構25は、繰り出し機構23の平行
リンク23aに接続されており、収納時の姿勢を維持し
たまま繰り出される。上部機構25には、中性子束モニ
タハウジング9を端部より中心に導入するための切欠き
25aが形成されており、切欠き25aの先端には、ロ
−ラ25b及び25cが設けられている。
【0038】さらに、上部機構25には、支持腕25d
が形成され、回転型のヒンジ25eを介して下部機構2
6に接続されており、上部機構25に対して下部機構2
6はヒンジ25eの軸周りに自由な姿勢を取ることがで
き、中性子束モニタハウジング9に傾きが生じている場
合でも、中性子束モニタハウジング9の傾きに従って下
部機構26を固定できる。
【0039】さらに、上部機構25の底面に対向する下
部機構26の上端部には、空圧もしくは液圧シリンダか
らなるクランプ25f及び25gが設けられており、支
持殻22内部に作業機構21を収納する場合、クランプ
25f及び25gを張り出すことにより、上部機構25
に対して下部機構26の姿勢を拘束する。
【0040】次に、図11により、作業機構21を繰り
出す場合の上部機構25による中性子束モニタハウジン
グ9に対する水平面内の位置決め動作について説明す
る。
【0041】図11は本発明を構成する滑走機構24b
及び上部機構25の構成と動作を示す平面図である。
【0042】滑走機構24bは、滑走部24h、旋回部
24i及びバネ24j、24kから構成される。円筒状
の滑走部24hは、周辺に取付けられたガイド滑車24
lを介して支持殻22内面に形成したレ−ル24cに沿
って、支持殻22内面を上下方向に滑走する。滑走部2
4hの内面には、支持殻22の長手方向回りに回転する
旋回部24iが設けられている。滑走部24hに対する
旋回部24iの無負荷時の回転位置すなわち収納時の位
置は、旋回部24iに対して互いに反対方向のトルクを
発生させる様に、滑走部24hと旋回部24iの間に架
け渡されたバネ24j及び24kの張力の釣合いで決ま
る。
【0043】炉内投入時に炉心支持板4の制御棒案内管
固定ピン19に係合したタブ22bにより、窓25aが
中性子束モニタハウジング9に対向する様に支持殻22
の長手方向回りの回転方向は拘束されており、さらに、
レ−ル24cの拘束及びバネ24j及び24kの拘束に
より、上部機構25の繰り出し方向も、図11中に実線
矢印で示す方向に規定されている。
【0044】ところが、実際には、炉心支持板4、制御
棒駆動機構ハウジング7及び中性子束モニタハウジング
9の建造時の組立て位置誤差及び形状の経年変化が存在
するために、炉心支持板4及び制御棒駆動機構ハウジン
グ7を据付の足場とした炉内遠隔作業装置12から見た
中性子束モニタハウジング9の位置には誤差が存在す
る。そこで繰り出し作業時に、図11中に実線矢印で示
す方向上に中性子束モニタハウジング9が存在しない場
合には、上部機構25の先端部のロ−ラ25bもしくは
25cが、中性子束モニタハウジング9に接触し、繰り
出し動作の押し付け力から発生するトルクにより、旋回
部24i及び上部機構25が旋回し、繰り出し方向が図
11中に破線矢印で示す方向に修正され、切欠き23a
の中に中性子束モニタハウジング9を捕捉する。
【0045】次に、図10及び図12により、クランプ
機構27の構成及びクランプ機構27による中性子束モ
ニタハウジング9の把持動作について説明する。
【0046】図12は図10に示すクランプ機構27の
A−A断面図である。この図12において、クランプ機
構27は、同一の構造を持つ二つの把持機構27a及び
27bと、把持機構27aもしくは27bの開放動作が
不可能になった場合に用いる副駆動源の押出し機構27
cとから構成される。
【0047】把持機構27aは、中性子束モニタハウジ
ング9に接触し作業機構21の位置決めの土台となるパ
ッド27dと、中性子束モニタハウジング9をパッド2
7dに対して押さえ込むロ−ラ27eを一端に設けたア
−ム27fとを持ち、クランプ機構27の主駆動源であ
るバネ27fの力によりア−ム27fを回転させ、中性
子束モニタハウジング9を把持する。
【0048】さらに、把持機構27aは、ア−ム27f
に結合された空圧もしくは液圧シリンダからなるアクチ
ュエ−タ27hにより中性子束モニタハウジング9の把
持を解除する。押出し機構27cは、空圧もしくは液圧
シリンダからなり、把持機構27a及び27bの間に配
置され、アクチュエ−タ27hが動作不能となった場
合、把持機構27aもしくは27bの把持力に対抗し
て、強制的に中性子束モニタハウジング9をクランプ機
構27から押し出す。
【0049】次に、図3乃至図6及び図10を用いて中
性子束モニタハウジング9に対する作業機構21の姿勢
修正動作について説明する。
【0050】図6に示す繰り出し動作後の作業機構21
を作業位置まで降下させる作業に際しては、作業機構2
1とその周辺に存在する制御棒駆動機構ハウジング7と
の干渉を避けるため、下部機構26の姿勢を中性子束モ
ニタハウジング9に沿わせて滑走させるが、図10に示
すように、上部機構25のヒンジ25eを把持機構27
aと27bとの間の中間位置に設けることで、ヒンジ2
5eを介して伝達される繰り出し力により、把持機構2
7aと27bのパッド27d及び27iを中性子束モニ
タハウジング9に密着させ、中性子束モニタハウジング
9に傾斜がある場合でも下部機構26の姿勢を安定に保
つ。
【0051】次に、図10及び図13により、周回機構
28の構成について説明する。
【0052】図13は図10に示す周回機構28のB−
B断面図である。この図13において、周回機構28
は、中性子束モニタハウジング9を周回中心に導入する
切欠き28bを有し作業ヘッド29を搭載する主歯車2
7aと、主歯車27aを回転支持する複数のロ−ラベア
リング28cと、主歯車27aに外接する副歯車27d
及び27eと、副歯車27d及び27eの両者に共に外
接する同期歯車28fと、周回機構28の主駆動源の回
転型アクチュエ−タ28g及び副駆動源の回転型アクチ
ュエ−タ28hと、回転型アクチュエ−タ28g及び回
転型アクチュエ−タ28hが発生するトルクを同期歯車
28fに伝達する差動機構28iとから構成される。
【0053】図13は収納状態の主歯車27aの回転位
置を示しているが、副歯車27dと主歯車27aとの接
点と、副歯車27eと主歯車27aとの接点との間隔
は、切欠き28bの幅以上に設定されており、切欠き2
8bがどの方向を向いていても、副歯車27dもしくは
27eが、同期歯車28fのトルクを主歯車27aに伝
達する構成となっている。差動機構28iは、同期歯車
28fにトルクを与える駆動シャフト28iと、駆動シ
ャフト28iの中間部に設けた直交軸28kに装着した
傘歯車28l及び28mと、駆動シャフト28iに貫通
され一端に回転型アクチュエ−タ28gに結合するウォ
−ムギア28nまた他の一端に傘歯車28l及び28m
に噛み合う傘歯車28oを有する駆動パイプ28pと、
駆動パイプ28pと同一構造で回転型アクチュエ−タ2
8gに結合するウォ−ムギア28qと傘歯車28l及び
28mに噛み合う傘歯車28rを有する駆動パイプ28
sから構成されている。
【0054】以上の構成により、通常は回転型アクチュ
エ−タ28hを停止状態にし、回転型アクチュエ−タ2
8gで発生するトルクにより、ウォ−ムギア28n、傘
歯車28o、傘歯車28l及び28m、駆動シャフト2
8i、同期歯車28f、副歯車27e及びを介して主歯
車27aを回転させ、作業ヘッド29を中性子束モニタ
ハウジング9の回りに周回させる。
【0055】一方、回転型アクチュエ−タ28gが故障
した場合には、回転型アクチュエ−タ28hを起動し、
ウォ−ムギア28q及び傘歯車28rを介して主歯車2
7aを収納位置まで回転させることで、切欠き28bよ
り中性子束モニタハウジング9を離脱させる。
【0056】以上説明した本発明の実施例によれば、オ
ペレ−ションフロア13からの遠隔操作により、補修点
検作業の対象である炉底部5付近の中性子束モニタハウ
ジング9に作業機構21を据え付けることが可能であ
る。
【0057】さらに、作業機構21の下部機構26は、
補修点検部位の至近の中性子束モニタハウジング9に固
定され、作業ヘッド29の作業に要する位置決め動作は
中性子束モニタハウジング9を中心とした周回運動と、
作業ヘッド29自体の自由度による狭い範囲の位置決め
動作に限定されるため、作業ヘッド29先端の高精度な
位置決め操作が可能となる。
【0058】さらに、補修作業時に作業ヘッド29が受
ける反力は、作業機構21のクランプ機構27を介して
補修点検部位の至近の中性子束モニタハウジング9で受
けるため、作業機構21の構造体の剛性を有効に活かし
高精度な加工作業を実施できる。
【0059】さらに、作業ヘッド29の水平方向の位置
決め操作を、制御棒駆動機構ハウジング7よりも上の干
渉物の無い空間に位置する繰出し機構23による繰り出
し操作と、作業機構21の周回機構28による作業ヘッ
ド29の周回操作に分割しており、また作業機構21を
中性子束モニタハウジング9に抱きつかせながら精度良
く作業位置に降下できるため、制御棒駆動機構ハウジン
グ7に囲まれた中性子束モニタハウジング9の周囲空間
を作業機構21の占める領域として有効に利用でき、作
業機構21の動作部の駆動力及び機構剛性の向上が容易
である。
【0060】さらに、炉内遠隔作業装置12内の昇降機
構24、繰り出し機構23、クランプ機構27及び周回
機構28には、炉内据付作業及び補修点検作業に要する
遠隔操作動作を実施する主駆動源と共に、各機構を強制
的に収納位置に戻す副駆動源を備えており、主駆動源が
故障により停止した場合、オペレ−ションフロア13か
らの遠隔操作により副駆動源を操作することで全ての機
構を支持殻22内部に収納し、炉内遠隔作業装置12を
炉外に回収することが可能である。
【0061】なお、本発明の実施例においては、繰り出
し機構23の主駆動源として直動アクチュエ−タ23b
を用いていたが、平行リンク23aの関節部のいずれか
に回転型アクチュエ−タを接続し繰り出し機構23の主
駆動源を構成しても、同様の効果が得られることは明白
である。
【0062】さらに、本発明の実施例においては、支持
殻22の窓22cの上端部にロ−ラ22dを設けている
が、繰り出し機構23を強制収納する際に平行リンク2
3aが滑り動作を実現できるように窓22cの上端部の
接触部を滑らかな曲面形状に形成しても、同様の効果が
得られることは明白である。
【0063】さらに、本発明の実施例においては、上部
機構25の切欠き25a先端部にロ−ラ25b及び25
cを設けているが、中性子束モニタハウジング9と切欠
き25a先端部の間に滑りが発生するように、切欠き2
5a先端部を滑らかな曲面形状に形成しても、同様の効
果が得られることは明白である。
【0064】さらに、本発明の実施例においては、周回
機構28の差動機構28iと回転型アクチュエ−タ28
g及び回転型アクチュエ−タ28hとをウォ−ムギア2
8n及び28qにより結合しているが、回転型アクチュ
エ−タ28g及び回転型アクチュエ−タ28hとしてブ
レ−キ機能を有するものを用い、平歯車の様なバックド
ライバビリティ−の高い伝達機構を用いて差動機構28
iと結合し、通常動作において、回転型アクチュエ−タ
28hのブレ−キをかけ、回転型アクチュエ−タ28g
が故障した場合、回転型アクチュエ−タ28gのブレ−
キをかける構成としても、同様の効果が得られることは
明白である。
【0065】次に、本発明の装置の他の実施例の構成を
図14を用いて説明する。
【0066】図14は本発明の装置を構成する周回機構
の他の実施例を示す縦断面図ある。この図14におい
て、図10に示すのと同様の要素に対しては、同記号を
付してある。
【0067】本実施例の周回機構30は、主駆動源とし
てブレ−キ30bを有する回転型アクチュエ−タ30
a、副駆動源としてブレ−キ30dを有する回転型アク
チュエ−タ30cを持ち、回転型アクチュエ−タ30c
の出力軸30eに回転型アクチュエ−タ30aを結合し
て構成した直列型の駆動源により、同期歯車28fを駆
動する構成としている。
【0068】この構成において、通常動作時には、ブレ
−キ30dにより出力軸30eの回転を固定し、回転型
アクチュエ−タ30aのトルクにより同期歯車28fを
駆動する。さらに、回転型アクチュエ−タ30aが故障
により停止した場合は、ブレ−キ30bにより回転型ア
クチュエ−タ30aの出力軸の回転を固定することで回
転型アクチュエ−タ30a自体を回転型アクチュエ−タ
30cの新たな出力軸として、回転型アクチュエ−タ3
0cにより同期歯車28fを駆動する。
【0069】本実施例によれば、図10に示した周回機
構28に比べ機構構成をより簡素化できる。
【0070】なお、本実施例では、回転型アクチュエ−
タ30a及び30cをブレ−キ機能を有するものとして
いるが、各々ブレ−キを用いないバックドライビリティ
−の低い伝達機構を持つ回転型アクチュエ−タで代替し
ても、同様の効果が得られることは明白である。
【0071】次に、本発明の装置のさらに他の実施例の
構成を図15を用いて説明する。
【0072】図15は本発明の装置を構成する周回機構
のさらに他の実施例を示す縦断面図ある。この図15に
おいて図10に示すのと同様の要素に対しては、同記号
を付してある。
【0073】本実施例の周回機構31は、主駆動源とし
てクラッチ31bを有する回転型アクチュエ−タ31
a、副駆動源として作業ステ−ジ14上から投入する操
作ポ−ル32と結合する動力接続部31eを有する駆動
シャフト31d持つ。同期歯車28fは駆動シャフト3
1dの端部の歯車31fを介して、クラッチ31bに接
続された歯車31cよりトルクを得る構成としている。
【0074】本構成において、通常動作時には、クラッ
チ31bを接続状態にして、回転型アクチュエ−タ31
aにより同期歯車28fを駆動する。さらに、回転型ア
クチュエ−タ31aが故障により停止した場合は、クラ
ッチ31bを非接続状態にし、操作ポ−ル32炉内に投
入した上で動力接続部31eに結合し、作業ステ−ジ1
4上から操作ポ−ル32を介して駆動シャフト31dを
遠隔操作して、同期歯車28fを駆動する。
【0075】本実施例によれば、機械的な結合のみで副
駆動源を作業ステ−ジ14上より遠隔操作するため、チ
ュ−ブ/ケ−ブル束17の切断により、炉内遠隔作業装
置12に対するチュ−ブ/ケ−ブル束17を介した動力
の供給が途絶えた場合にも、周回機構31を収納位置に
戻し、炉内遠隔作業装置12を炉外に回収できる。
【0076】なお、本実施例では、副駆動源を操作する
場合に、クラッチ31bにより回転型アクチュエ−タ3
1aと駆動シャフト31dとの接続を絶つ構成としてい
るが、クラッチ機能を有する回転型アクチュエ−タを用
いる替わりに、バックドライバビリティ−の高い例えば
ステッピングモ−タの様な回転型アクチュエ−タを用い
て、駆動シャフト31dの駆動により回転型アクチュエ
−タが従動的に回転する構成としても、同様の効果が得
られることは明白である。
【0077】次に、図16及び図17により本発明の装
置の他の実施例の構成を説明する。
【0078】図16は本発明の炉内遠隔作業装置の他の
実施例の構成を示す縦断面図であり、図17は本実施例
の繰り出し機構の構成を示す縦断面図ある。図16にお
いて図2に示すのと同様の要素に対しては、同記号を付
してある。
【0079】本実施例の繰り出し機構33は、昇降機構
24と作業機構21を結合する水平多関節機構で構成さ
れている。
【0080】図17は繰り出し機構33の関節部の構成
を示したものである。関節部は、ベアリング33c及び
33dにより回転結合された固定部33a及び回転部3
3bと、主駆動源のブレ−キ33fを有する回転型アク
チュエ−タ33eと、副駆動源のブレ−キ33iを有す
る回転型アクチュエ−タ33hを持つ。
【0081】さらに、固定部33aと回転部33bと
は、回転型アクチュエ−タ33hの出力軸33gを介し
て回転型アクチュエ−タ33eと回転型アクチュエ−タ
33hとを直列に結合して構成した駆動源に接続されて
いる。
【0082】本構成において、通常動作時には、ブレ−
キ33iにより出力軸33gの回転を固定し、回転型ア
クチュエ−タ33eのトルクにより繰り出し機構33を
駆動する。さらに、回転型アクチュエ−タ33eが故障
により停止した場合は、ブレ−キ33fにより回転型ア
クチュエ−タ33eの出力軸33jの回転を固定し、回
転型アクチュエ−タ33e自体を回転型アクチュエ−タ
33hの新たな出力軸とし、回転型アクチュエ−タ33
hのトルクにより繰り出し機構33を駆動する。 本実
施例によれば、作業機構21の自重負荷を、水平多関節
機構からなる繰り出し機構33の鉛直方向の機構剛性の
みで支持できる。従って、図2の実施例で示す平行リン
クに基づく繰り出し機構23において必要であった作業
機構21の自重負荷の支持のための駆動力を必要とせ
ず、チュ−ブ/ケ−ブル束17の切断もしくは繰り出し
機構33の主駆動源の故障に伴う作業機構21の自重降
下を防止できる。
【0083】さらに、回転型アクチュエ−タ33eが故
障により停止した場合には、回転型アクチュエ−タ33
hを遠隔操作することにより、繰り出し機構33を収納
姿勢に戻し、炉内遠隔作業装置12を炉外に回収でき
る。
【0084】なお、本実施例では、回転型アクチュエ−
タ33e及び回転型アクチュエ−タ33hにブレ−キ機
能を有する構成としたが、各アクチュエ−タをブレ−キ
機能を持たずバックドライバビリティ−の低い伝達機構
を介して出力トルクを発生する物に代替しても、同様の
効果が得られることは明白である。
【0085】さらに、本実施例では、回転型アクチュエ
−タ33eと回転型アクチュエ−タ33hとを直列に結
合して駆動源を構成しているが、図5に示す周回機構2
8の回転型アクチュエ−タ28g及び28hと差動機構
28iからなる駆動源と同等の構成の機構を、繰り出し
機構33の関節部の駆動源として用いても、同様の効果
が得られることは明白である。
【0086】次に、図18により本発明の装置のさらに
他の実施例の構成を説明する。
【0087】図18は本発明の装置を構成する繰り出し
機構の他の実施例の構成図である。この図18におい
て、図2に示すのと同様の要素に対しては、同記号を付
してある。
【0088】本実施例の繰り出し機構34は、昇降機構
24と作業機構21を結合する水平多関節機構で構成さ
れており、図18は繰り出し機構34の関節部の構成を
示したものである。関節部は、ベアリング34cにより
回転結合された固定部34及び回転部34bと、固定部
34aと回転部34bの間を結合する主駆動源であるク
ラッチ34g付きの回転型アクチュエ−タ34dとから
構成される。さらに、支持殻22の上端部22fに設け
られ、操作ポ−ル35に結合し駆動される動力接続部3
4mと動力接続部34mの回転により駆動されるプ−リ
34kを、繰り出し機構34の各関節に対応して備える
伝達機構34lと、ケ−ブルベア24gの内部に引き回
され、さらに一端を伝達機構34lに固定され他の一端
を固定部34aに固定される可撓性を持った蛇管34j
及び34kと、プ−リ34kと回転部34bに固定され
たプ−リ34hに結合され蛇管34j及び34kを貫通
するワイヤ34iとから、繰り出し機構34の副駆動源
を構成している。
【0089】本構成において、通常動作時には、クラッ
チ34gを接続し回転型アクチュエ−タ34dにより、
繰り出し機構34を駆動する。一方、回転型アクチュエ
−タ34dが故障により停止した場合は、クラッチ34
gを非接続状態にした上で、作業ステ−ジ14より投入
した操作ポ−ル35を動力接続部34mに結合し、プ−
リ34k、ワイヤ34i及びプ−リ34hを介して繰り
出し機構34の各関節を炉外部より遠隔操作により操作
することで繰り出し機構34を収納姿勢に変形させ、炉
内遠隔作業装置12を炉外に回収する。
【0090】本実施例によれば、副駆動源の駆動が炉外
との機械的な動力伝達のみで実施されているので、チュ
−ブ/ケ−ブル束17の切断等により、炉内遠隔作業装
置12への動力の供給が絶たれた場合でも、炉内遠隔作
業装置12を炉外に回収することができる。
【0091】なお、本実施例では、回転型アクチュエ−
タ34dをクラッチ機能を備えるものとしているが、ク
ラッチ機能を持たず例えばステッピングモ−タの様なバ
ックドライバビリティ−の高い回転型アクチュエ−タを
代用しても、副駆動源による関節の駆動を妨げることが
無く、同様の効果が得られることは明白である。
【0092】さらに、本実施例では、伝達機構34lと
回転部34b間の動力伝達手段として、蛇管34j及び
34kにより導かれたワイヤ34iとプ−リ機構を用い
ているが、昇降機構24の動作に伴うケ−ブルベア24
gの変形によらず動力を伝達することが可能な例えばト
ルクチュ−ブの様な動力伝達手段を用いても、同様の効
果が得られることは明白である。
【0093】次に、図19乃至図22により本発明の他
の実施例の構成を説明する。
【0094】図19乃至図22は本発明の装置の他の実
施例の構造及び動作を示す説明図である。これらの図に
おいて、図3乃至図6に示すのと同様の要素に対して
は、同記号を付してある。
【0095】図19に示すように、本実施例の支持殻3
6は、窓36aよりも上の部分が防水構造となってお
り、さらに、炉内遠隔作業装置12を炉内に据え付けた
場合の窓36a上端部での炉水圧よりも高い気圧の圧搾
気体が、炉外部に設置された空圧源37より支持殻36
内部に供給され、支持殻36の水位は窓36a上端部付
近に維持される。さらに、昇降機構38は、作業機構2
1を支持殻36内部に収納した状態で、作業機構21の
最下端部の位置を窓36a上端部より上に引き上げるこ
とが可能な動作範囲を持つ。
【0096】以上の構成から、図19に示す炉内遠隔作
業装置12を炉内部に投入する作業の間または炉水内で
の待機期間中、作業機構21を炉水から遮断し、炉水排
出後、図20、図21、図22の手順、すなわち作業機
構21の繰り出し位置までの降下、中性子束モニタハウ
ジング9に対する作業機構21の繰り出し及び作業位置
までの作業機構21の降下の手順で作業機構21の炉内
据付けを実施する。
【0097】本実施例によれば、作業機構21を常時炉
水から遮断することが可能であり、特に、作業機構21
を防水処置を必要とする溶接装置等として構成した場合
に効果がある。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、高度の放射線被曝によ
り人手作業が不可能な炉内構造物の補修点検作業、特に
中性子束モニタハウジングの補修点検作業を遠隔操作に
より実施する炉内遠隔作業装置を提供できる。
【0099】さらに、中性子束モニタハウジングに直接
作業機構を据え付ける構成から、補修点検作業用の作業
ヘッドの精度の良い位置決め及び加工反力を伴う補修作
業の高精度化が可能である。
【0100】さらに、炉内遠隔作業装置の全ての駆動装
置に対し主駆動源と各駆動装置を強制的に収納状態に戻
すための副駆動源とを備えることで、主駆動源が故障に
より停止した場合に、遠隔操作により炉内遠隔作業装置
を炉外に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例を備えた原子炉圧力容
器の全体構成を示す縦断正面図である。
【図2】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の構成を
示す縦断正面図である。
【図3】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の動作を
示す説明図である。
【図4】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の動作を
示す説明図である。
【図5】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の動作を
示す説明図である。
【図6】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の要部の
動作を示す説明図である。
【図7】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の要部の
動作を示す説明図である。
【図8】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の要部の
動作を示す説明図である。
【図9】本発明の炉内遠隔作業装置の一実施例の要部の
動作を示す説明図である。
【図10】本発明の炉内遠隔作業装置を構成する作業機
構の構成を示す縦断正面図である。
【図11】本発明の炉内遠隔作業装置を構成する作業機
構の動作を示す横断面図である。
【図12】図10のA−A矢視断面図である。
【図13】図10のB−B矢視断面図である。
【図14】本発明の炉内遠隔作業装置を構成する作業機
構の他の実施例の構成を示す縦断正面図である。
【図15】本発明の炉内遠隔作業装置を構成する作業機
構のさらに他の実施例の構成を一部断面にて示す正面図
である。
【図16】本発明の炉内遠隔作業装置の他の実施例の構
成を示す縦断正面図である。
【図17】本発明の装置を構成する繰り出し機構の他の
実施例の構成を示す縦断正面図である。
【図18】本発明の装置を構成する繰り出し機構のさら
に他の実施例の構成を一部断面にて示す斜視図である。
【図19】本発明の炉内遠隔作業装置の他の実施例の動
作を示す説明図である。
【図20】本発明の炉内遠隔作業装置の他の実施例の動
作を示す説明図である。
【図21】本発明の炉内遠隔作業装置の他の実施例の動
作を示す説明図である。
【図22】本発明の炉内遠隔作業装置の他の実施例の動
作を示す説明図である。
【符号の説明】
1…圧力容器、2…燃料棒集合体、3…上部格子板、4
…炉心支持板、5…炉底部、6…制御棒案内管、7…制
御棒駆動機構ハウジング、8…中性子束モニタ案内管、
9…中性子束モニタハウジング、10…スタビライザバ
−、11…原子炉ウェル、12…炉内遠隔作業装置、1
3…オペレ−ションフロア、14…作業ステ−ジ、15
…昇降ウィンチ、16…ワイヤ、17…チュ−ブ/ケ−
ブル束、18…遠隔制御装置、19…制御棒案内管固定
ピン、20、32、35…操作ポ−ル、21…作業機
構、22、36…支持殻、23、33、34…繰り出し
機構、24、38…昇降機構、25…上部機構、26…
下部機構、27…クランプ機構、28、30、31、…
周回機構、29…作業ヘッド、37…空圧源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舟本 孝雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 志村 孝夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 近藤 由英 広島県呉市宝町六番九号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉圧力容器内部で中性子束モニタハウ
    ジングの補修点検作業を行う炉内遠隔作業装置におい
    て、補修点検作業を実行する作業ヘッドと、中性子束モ
    ニタハウジングの中心軸を周回中心として作業ヘッドを
    周回させかつ中性子束モニタハウジングを周回中心に導
    入する空隙部を有する周回機構と、中性子束モニタハウ
    ジングを側面より把持し中性子束モニタハウジングの中
    心軸を周回機構の周回中心に位置決めするクランプ機構
    とから構成される作業機構と、上端部が炉心支持板孔に
    接触し支持され、さらに下端部が制御棒駆動機構ハウジ
    ング上部に据え付けられる、下端部側面に作業機構を出
    入する縦長の窓を形成した中空柱状の支持殻と、作業機
    構を支持殻内部から中性子束モニタハウジングに向かっ
    て繰り出しまた支持殻内部に収納する繰り出し機構と、
    繰り出し機構に結合し作業機構を昇降運動させる昇降機
    構とから構成されることを特徴とする炉内遠隔作業装
    置。
  2. 【請求項2】周回機構、クランプ機構、繰出し機構及び
    昇降機構の駆動手段として、各機構を駆動する主駆動源
    及び各主駆動源が停止した場合に各機構を収納位置に戻
    す動作を発生する副駆動源を具備することを特徴とする
    請求項1記載の炉内遠隔作業装置。
  3. 【請求項3】中性子束モニタハウジングを周端部より中
    心部に導入する切欠きを有し作業ヘッドに接続する主歯
    車と、主歯車に接続する二つ以上の副歯車と、各副歯車
    を同期して回転させる同期機構と同期機構に駆動力を与
    える主駆動源及び副駆動源から周回機構を構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の炉内遠隔作
    業装置。
  4. 【請求項4】同期機構に接続される駆動シャフトに設け
    た直交軸に傘歯車を装着し、駆動シャフトにより貫通さ
    れ端部に傘歯車と噛み合う第2の傘歯車を持つ二つの駆
    動パイプを、駆動シャフトの直交軸を境とした両端部よ
    り挿入して構成した差動駆動機構を具備し、バックドラ
    イバビリティ−の低い例えばウォ−ムギアの様な伝達手
    段を介して二つの駆動パイプの各々と主駆動用及び副駆
    動用の回転型アクチュエ−タを結合するか、もしくは二
    つの駆動パイプの各々にブレ−キ機能を有する主駆動用
    及び副駆動用の回転型アクチュエ−タを接続するか、い
    ずれかの手段で周回機構の駆動源を構成したことを特徴
    とする請求項3記載の炉内遠隔作業装置。
  5. 【請求項5】同期機構に接続される駆動シャフトにクラ
    ッチを介して主駆動用の回転型アクチュエ−タを接続
    し、さらに副駆動源として炉外より回転操作可能な操作
    ポ−ルを接続するための動力接続部を駆動シャフトに設
    けて周回機構を構成したことを特徴とする請求項3記載
    の炉内遠隔作業装置。
  6. 【請求項6】同期機構に接続される駆動シャフトに主駆
    動源としてバックドライバビリティ−の高い例えばステ
    ッピングモ−タ等の回転型アクチュエ−タを接続し、さ
    らに副駆動源として炉外より回転操作可能な操作ポ−ル
    を接続するための動力接続部を駆動シャフトに設けて周
    回機構を構成したことを特徴とする請求項3記載の炉内
    遠隔作業装置。
  7. 【請求項7】ブレ−キ機能を持つ回転型アクチュエ−タ
    もしくはバックドライバビリティ−が低い回転型アクチ
    ュエ−タを二個、一方を主駆動源、他方を副駆動源とし
    て直列に結合して構成した駆動源で、同期機構を駆動す
    る様に周回機構を構成したことを特徴とする請求項3記
    載の炉内遠隔作業装置。
  8. 【請求項8】主駆動源として、中性子束モニタハウジン
    グを把持する把持力を発生するバネ機構及びバネ機構が
    発生する把持力に抗して中性子束モニタハウジングの把
    持を開放するアクチュエ−タを備え、副駆動源としてバ
    ネ機構が発生する把持力に抗して中性子束モニタハウジ
    ングの側面を押し出し強制的に把持を解除するアクチュ
    エ−タを備えるクランプ機構を具備したことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の炉内遠隔作業装置。
  9. 【請求項9】昇降機構の下端部と作業機構の上端部を結
    ぶ平行リンクと、平行リンクの対角を結ぶ主駆動源の直
    動アクチュエ−タもしくは平行リンクのいずれかの関節
    に結合する主駆動源の回転型アクチュエ−タとから繰り
    出し機構を構成し、繰り出し機構の副駆動源として昇降
    機構を用い、繰出し機構が作業機構を繰り出したまま主
    駆動源が停止した場合、昇降機構により繰出し機構を上
    昇させ、支持殻の窓の上端部に平行リンクの側面及び保
    持機構の肩部を滑走させて、繰出し機構及び作業機構を
    支持殻内に収納する運動を発生させることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の炉内遠隔作業装置。
  10. 【請求項10】昇降機構の下端部と作業機構の上端部を
    結ぶ水平多関節機構とから繰り出し機構を構成し、ブレ
    −キ機能を持つ回転型アクチュエ−タもしくはバックド
    ライバビリティ−が低い回転型アクチュエ−タを二個、
    一方を主駆動源、他方を副駆動源として直列に結合して
    構成した駆動源で、回転自由度を持って結合する固定部
    と回転部との間を結合して水平多関節機構の各関節部を
    構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の炉内遠隔作業装置。
  11. 【請求項11】昇降機構の下端部と作業機構の上端部を
    結ぶ水平多関節機構とから繰り出し機構を構成し、さら
    に駆動シャフトに設けた直交軸に傘歯車を装着し、駆動
    シャフトにより貫通され端部に傘歯車と噛み合う第2の
    傘歯車を持つ二つの駆動パイプを、駆動シャフトの直交
    軸を境とした両端部より挿入して差動駆動機構を構成
    し、バックドライバビリティ−の低い例えばウォ−ムギ
    アの様な伝達手段を介して二つの駆動パイプの各々と主
    駆動用及び副駆動用の回転型アクチュエ−タを結合する
    か、もしくは二つの駆動パイプの各々にブレ−キ機能を
    有する主駆動用及び副駆動用の回転型アクチュエ−タを
    接続するか、いずれかの手段で構成した駆動源を水平多
    関節機構の各関節部に内蔵し、駆動シャフトにより関節
    を駆動することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の炉内遠隔作業装置。
  12. 【請求項12】昇降機構の下端部と作業機構の上端部を
    結ぶ水平多関節機構とから繰り出し機構を構成し、さら
    に出力軸にクラッチ機構を備えた主駆動源の回転型アク
    チュエ−タもしくは、バックドライバビリティ−の高い
    主駆動源の回転型アクチュエ−タで、回転自由度を持っ
    て結合する固定部と回転部との間を結合して水平多関節
    機構の各関節部を構成し、各関節部の回転部に設けたプ
    −リと、炉外より回転操作可能な操作ポ−ルを接続する
    ための動力接続部を設けた他のプ−リとを、蛇管を貫通
    するワイヤを介して結合し繰出し機構の副駆動源を構成
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の炉
    内遠隔作業装置。
  13. 【請求項13】作業機構を、上端部が繰出し機構に接続
    される上部機構と、クランプ機構、周回機構及び作業ヘ
    ッドから構成される下部機構に分割して構成し、上部機
    構と下部機構の間に上部機構に対する下部機構の姿勢を
    自由に支持するヒンジを設け、さらに上部機構に対する
    下部機構の収納姿勢を一意に決めるクランプ機構を上部
    機構と下部機構の間に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の炉内遠隔作業装置。
  14. 【請求項14】繰出し機構に接続され支持殻の内面に接
    し上下方向に滑走する滑走機構と、滑走機構の上端部と
    支持殻の上端部との間に連結される主駆動源の直動アク
    チュエ−タとから昇降機構を構成し、さらに昇降機構の
    副駆動源としてワイヤを介して滑走機構を引き上げる遠
    隔駆動のウィンチ機構を支持殻の上端部に設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の炉内遠隔作業
    装置。
  15. 【請求項15】昇降機構の滑走機構を、支持殻に接する
    滑走部と、滑走部に対し昇降方向軸回りに旋回する旋回
    部とに分割して構成し、バネ力により旋回部を収納方向
    に保持するバネ機構を滑走部と旋回部との間に設け、さ
    らに作業機構の上部機構に中性子束モニタハウジングを
    周端部より中心部方向に導入する切欠きを設け、上部機
    構周辺部の二つの切欠き先端に曲面を形成するか、もし
    くは二つの切欠き先端にロ−ラを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の炉内遠隔作業装置。
  16. 【請求項16】支持殻内部での作業機構の上昇限界位置
    において作業機構の下端が支持殻の窓の上端よりも上方
    に位置する様に昇降機構を構成し、かつ窓の上端より上
    方の支持殻内部を防水構造としたことを特徴とする請求
    項1記載の炉内遠隔作業装置。
JP5210130A 1993-08-25 1993-08-25 炉内遠隔作業装置 Pending JPH0763879A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333602A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Nuclear Fuel Ind Ltd 燃料検査装置の強制退避装置
CN106409361A (zh) * 2016-10-11 2017-02-15 中广核研究院有限公司 偏心装置
CN119170308A (zh) * 2024-08-16 2024-12-20 福建福清核电有限公司 一种核电厂容器内异物打捞装置和打捞方法

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