JPH0764193A - 撮影フィルム用マガジン装填部構造及びマガジン装填方法 - Google Patents

撮影フィルム用マガジン装填部構造及びマガジン装填方法

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JPH0764193A
JPH0764193A JP21186193A JP21186193A JPH0764193A JP H0764193 A JPH0764193 A JP H0764193A JP 21186193 A JP21186193 A JP 21186193A JP 21186193 A JP21186193 A JP 21186193A JP H0764193 A JPH0764193 A JP H0764193A
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magazine
film
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JP21186193A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Miyasaka
昌克 宮坂
Hiroyuki Okabayashi
洋行 岡林
Junichi Aizawa
淳一 相沢
Shinichi Shidara
真一 設楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムの装填作業を容易に行うことがで
き、かつ1回の原稿画像の露光作業によって、複数の撮
影フィルムに同一画像を撮影することができる撮影フィ
ルム用マガジン装填部構造及びマガジン装填方法を得
る。 【構成】 マガジン装填部200は略山型形状とされ、
その斜面部200A、200Bにそれぞれマガジンが装
填される。ピン204、206の相対位置が決められて
おり、マガジンのシャッター窓が開放されているような
場合には、装填できない構成となっており、マガジンの
状態及び装填の確実性を図っている。マイクロフィルム
がマガジンから引き出され、前記マガジン装填部200
の撮影ローラ202に巻き掛けられている。この撮影ロ
ーラー202の巻き掛け位置が露光位置となる。それぞ
れの露光位置は接近されており、光学系400から原稿
画像の光がそれぞれ対応されるため、同時に同一画像を
2つのマイクロフィルムへ撮影することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影フィルムが収容さ
れ、画像を撮影するための装置に装填される撮影フィル
ム用マガジンを装填する撮影装置本体側の装填部の構造
及び前記撮影フィルム用マガジンをこの装填部へ装填す
るための装填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】膨大な原稿を保管する必要のある業種、
例えば、金融機関においては、口座振替依頼書等の伝票
が膨大に数に及ぶため、これらの伝票をロール状のマイ
クロフィルムに記憶して保管しておくことがなされてい
る。
【0003】リールに巻かれたロール型のマイクロフィ
ルムを巻取側リールに先端を巻付け、これを所定のケー
スに収容して保持するマガジンの場合は、撮影装置への
脱着が容易であり、マイクロフィルムが密閉されるた
め、運搬時に損傷することも防止することができる。
【0004】一般に、ロータリーカメラ用マガジン内に
は、撮影ローラが設けられ、マイクロフィルムが一対の
リール間に掛け渡される位置でこの撮影ローラに巻き掛
けられている。この撮影ローラは、マイクロフィルムを
精度良く搬送すると共に順次撮影位置へマイクロフィル
ムを位置決めする役目を有している。
【0005】上記マガジンを撮影装置に装填すると、マ
ガジンに設けられた露光窓が開放され、原稿画像が所定
の光学系を介して入射され、撮影ローラによって位置決
めされたマイクロフィルムが露光され、原稿画像が焼き
込まれる。撮影ローラは、原稿の搬送速度に対する縮率
の比に同期して駆動するようになっている。
【0006】このように、マガジン型では、装置へ装填
するのみで、撮影準備が完了するため、撮影準備作業が
効率よく行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のマガジンでは、撮影準備の簡略化のためにマガジン
それぞれに撮影ローラを備える必要があり、マガジンが
大型となる。また、マイクロフィルム(リールも含む)
以外の部品が多く、重量が増加するといった問題点があ
る。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、撮影ローラ等
の共通部品を装置本体側へ配置して軽量かつ小型とする
と共に、この撮影ローラ等の共通部品へのフィルムの装
填作業を容易に行うことができる撮影フィルム用マガジ
ン装填部構造及びマガジン装填方法を得ることが目的で
ある。
【0009】また、上記目的に加え、1回の原稿画像の
露光作業によって、複数の撮影フィルムに同一画像を撮
影することができる撮影フィルム用マガジン装填部構造
を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿画像を露光した光が光学系によって形成される
複数の光路によってそれぞれ案内され、かつ集光される
複数の露光部と、前記露光部に対応してそれぞれ設けら
れ撮影フィルムが収容されるマガジン本体が載置される
と共にこの載置面の一部が貫通され前記撮影フィルムの
前記露光部への案内路が形成された載置台と、前記マガ
ジン本体の外部に摺動可能に設けられ、マガジンの撮影
フィルム引出用開口の開放動作とこの開口からの撮影フ
ィルムの引出し動作とを連動して動作させる摺動部材と
連結され前記動作状態で保持するロック機構を備えた操
作部と、を有している。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記露光部に
は、撮影フィルムが巻き掛けられる撮影ローラが配置さ
れ、この撮影ローラの回転によって撮影フィルムが順次
露光位置へ位置決めされることを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記載置台の載
置面が互いに相反する同一角度の勾配を持つ一対の斜面
で形成された山型とされていることを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記摺動部材及
びマガジン本体とに対応してそれぞれ位置決め部が設け
られ、前記摺動部材が非操作状態の位置にあるときの2
点の位置決め部の相対位置で前記載置台の所定位置へ載
置可能とされていることを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の発明は、一対の撮影フィ
ルム用マガジンをフィルム引出開口を閉止した状態で、
互いに相反する同一角度の勾配を持つ一対の斜面で形成
された山型の載置台に装填し、それぞれの斜面に対応し
て設けられた操作部を操作することによって、フィルム
引出開口を開放させ、かつ撮影フィルムをこの開口から
引出すと共にこの動作状態で保持し、引き出された撮影
フィルムを露光部の撮影ローラへ巻き掛けることを特徴
としている。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、撮影フィルム
用マガジンを載置台へ載置する。この状態で操作部はマ
ガジン本体の外部に摺動可能に設けられた摺動部材と連
結される。
【0016】ここで、操作部を操作すると、マガジンの
撮影フィルム引出用開口の開放動作とこの開口からの撮
影フィルムの引出し動作とが連動して動作し、撮影フィ
ルムをマガジン本体から引き出すことができる。
【0017】これにより、外部からの操作でフィルムの
一部を取り出すことができる。この押し出されたフィル
ムを露光部へ案内することにより、光学系によって原稿
画像を露光した光が集光され原稿画像が撮影フィルムに
焼付けられる。
【0018】ここで、光学系では、原稿画像を露光した
光を複数の光路によって案内するため、マガジン本体を
複数装填し、それぞれの撮影フィルムをそれぞれの露光
部へ位置決めすることにより、同時に同一画像を複数の
撮影フィルムに焼付することができる。
【0019】このように、露光部を装置本体側へ配置す
ることによる撮影準備作業を容易にできるため、マガジ
ン自体の重量を軽量化することができる。また、同一画
像を1回の原稿画像の露光で複数の撮影フィルムに焼付
けることができるための作業効率が向上する。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、露光部で
の撮影フィルムの位置決めは撮影ローラに巻き掛けるこ
とによって行い、この撮影ローラの回転に応じて撮影フ
ィルムを移動させながら露光(スリット露光)する。こ
れにより、光学系も含め面露光に比べて露光領域を小さ
くすることができる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、載置台の
載置面は、同一角度の一対の斜面で形成され、これらは
互いに線対称とされ、全体として山型形状となってい
る。このような構成とすることによって、露光部の位置
を互いに接近して配置することができ、光学系による光
路の形成を容易にしている。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、マガジン
を載置台に装填する際に適正な状態(開口が閉止され、
撮影フィルムが引き出されていない状態)で装填する必
要がある。そこで、摺動部材とマガジン本体とにそれぞ
れ対応して位置決め部を設け、摺動部材が非操作状態の
位置にあるときの2点の位置決め部の相対位置となって
いるときのみマガジンを載置台へ載置可能とした。これ
により、適正な状態でのマガジンを装填することがで
き、誤操作を防止することができる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、一対の撮
影フィルム用マガジンを一対の斜面で形成された山型の
載置台に装填し、それぞれの斜面に対応して設けられた
操作部を操作することによって、フィルム引出開口を開
放させる動作と、撮影フィルムをこの開口から引出す動
作とを連動して行うことができる。また、この動作終了
状態では、マガジンを載置台に保持することができる。
引き出された撮影フィルムを露光部の撮影ローラへ巻き
掛けることにより、撮影準備が完了する。
【0024】このように、マガジンの保持及び撮影フィ
ルムを引出すまでをマガジンの装填後に操作部を操作す
ることによって行うことができ、撮影ローラを装置本体
側に配設しても、撮影準備作業を容易に行うことができ
る。このため、マガジンの軽量化を図ることができる。
【0025】
【実施例】
(システム構成)図1には、本発明の画像記録装置とし
て適用可能な、マイクロフィルム撮影装置10(以下、
単に撮影装置10という)が示されている。
【0026】この撮影装置10では、ケーシング12の
一側面(図1の左側)12Aが正面とされ、操作部14
が配設されている。オペレータはこの操作部14に対面
して操作する。
【0027】操作部14は、原稿16(図2参照)を載
置する原稿台18と、原稿をケーシング12に設けられ
た原稿挿入口12Bに送り込むためのフィーダ部20と
で構成されている。
【0028】原稿台18に載置される原稿16は、一対
のローラ22に掛け渡されたベルトコンベア24の駆動
によって、フィーダ部20へと送り込まれるようになっ
ている。また、この原稿台18の側部近傍には、撮影開
始キー26が取付けられており、この撮影開始キー26
を操作することによって、前記ベルトコンベア24を作
動させることができる。
【0029】フィーダ部20の上面は、若干オペレータ
側に傾斜され、操作パネル28が配設されている。操作
パネル28には、原稿16に記載された情報を入力した
り、撮影に関する情報を入力する操作キーと撮影に関す
る情報を表示する表示部が設けられている。
【0030】フィーダ部20には、複数のローラ対30
が配設されており、前記ベルトコンベア24によってフ
ィーダ部20に送り込まれた原稿16は、このローラ対
30に挟持されて、原稿挿入口12Bから装置内へ搬送
される。
【0031】フィーダ部20の入口付近には、バーコー
ド読取部32が配設されている。このバーコード読取部
32では、ベルトコンベア24或いはローラ対30によ
って搬送される原稿16に予め付されたバーコード34
(図2参照)を読取るようになっている。
【0032】バーコード34の情報は、原稿16に記載
されている情報をデータエントリーする際のエントリー
順(連番)である。
【0033】原稿16に記載されている情報とは、例え
ば、金融機関における口座振替票であれば、登録日、区
分、店番、科目、口座番号、預金者氏名、依託者コー
ド、自振コード、収容企業コード、契約者番号がある。
以下、本実施例の原稿16として、この金融機関におけ
る口座振替票を例にとり説明する。
【0034】図2に示される如く、原稿16は、受付順
にバーコード34が付されたシール36が貼付けられる
ようになっている。この状態で、図1に示される如く、
データエントリーが行われ、フロッピーディスク等の記
憶媒体38を介してホストコンピュータ40へ送られ、
金融機関の各支店での個々の情報を一括管理する。
【0035】図1に示される如く、撮影装置10には、
それぞれコンピュータ42が接続されており、このコン
ピュータ42には、これから撮影しようする原稿16の
情報がホストコンピュータ40から記憶媒体38を介し
て伝送されるようになっている。
【0036】このため、バーコード読取部32によって
バーコード34が読み取られると、このバーコード情報
(連番)に対応する原稿16の情報が、コンピュータ4
2から読み出されるようになっている。撮影装置10の
上面には、大型のディスプレイ(図示省略)が配設され
ており、コンピュータ42から読み出された原稿16の
情報が表示されるようになっている。このため、オペレ
ータは、原稿台18に載置した実際の原稿16に記載さ
れた情報と、データエントリーされた原稿情報とを目視
によって照合することができる。
【0037】前記撮影開始キー26は、この照合の結
果、一致したときに操作されることになる。
【0038】撮影装置10の上部には、マガジン装填部
200が配設されている。このマガジン装填部200は
略山型形状とされ、その斜面部200A、200Bにそ
れぞれマガジン100が装填されるようにになってい
る。マガジン100には、長尺状のマイクロフィルム1
02が収容されており、一対のリール104に巻き取ら
れている。このリール104間に掛け渡される部分のマ
イクロフィルム102がマガジン100から引き出さ
れ、前記マガジン装填部200の撮影ローラ202に巻
き掛けられている。この撮影ローラー202の巻き掛け
位置が露光位置となる。
【0039】一方、原稿挿入口12Aの近傍には、原稿
検出センサ46が設けられ、原稿挿入口12Bから挿入
される原稿16の有無を検出するようになっている。こ
の原稿検出センサ46の下流側には、所定間隔をおいて
測光センサ48が設けられており、前記原稿検出センサ
46で原稿16の先端を検出してから所定時間後に原稿
16の記録面を測光するようになっている。
【0040】撮影装置10の中央部には、ドラム300
が配設され、図示しない駆動手段の駆動力で図1の時計
回り方向へ回転するようになっている。
【0041】ドラム300の内方は空洞とされ、周面に
は複数の小円孔302(図3参照)が設けられている。
ここで、ドラム300の内方一部を負圧とすることによ
り、搬送されてくる原稿16をこのドラム300に巻き
付けるように吸着することができる。ドラム300の内
部構造の詳細については後述する。
【0042】原稿16は、このドラム300に約半周に
亘って巻き付けられ、略180°方向転換された後にド
ラム300から剥離されて、操作部14の下方に配設さ
れたスタッカー50へ排出されるようになっている。原
稿16のドラム300への巻き掛け領域に対応してラン
プ58が配設されており、このランプ58からの照射さ
れる光をドラム300上の原稿16へ照射するようにし
ている。ここで、ドラム300への巻き付け状態とされ
た所定位置が露光位置とされ、光学系400が対応され
ている。
【0043】ランプ58は、前記測光センサ48で検出
された値に基づいて、照度が調整されて点灯されてい
る。なお、このランプ58の近傍には、照度センサ52
が取付けられており、ランプ58の照度を検出してい
る。
【0044】これにより、前記露光位置に至った原稿の
反射画像が光学系400によって前記撮影ローラ202
の露光位置に案内されるようになっている。この場合、
原稿16はスリット露光されるようになっており、かつ
ドラム300の回転速度(原稿16の線速度)と撮影ロ
ーラ202の回転速度(マイクロフィルム102の線速
度)とは、同期が取られている。
【0045】従って、原稿16をドラム300に巻き付
けて搬送することにより、スリット露光によって原稿1
6の画像(データ)がマイクロフィルム202に記録
(撮影)されることになる。なお、この撮影サイズは、
縮小サイズとなる。
【0046】(ランプ58の光量制御のための構成)図
4に示される如く、操作パネル28、撮影開始キー2
6、原稿検出センサ46、測光センサ48、照度センサ
52及びランプ58は、それぞれ測光制御装置54に接
続されている。
【0047】フィーダ部20によって搬送される原稿1
6を検出する原稿検出センサ46は、原稿16の挿入方
向に対して直交する方向(幅方向)に沿って、複数個配
置されている(本実施例では、5個)。原稿16は、挿
入方向左端を基準に送り込まれるため、この複数個の原
稿検出センサ46で原稿16を検出する数により、原稿
16のある程度の幅を認識することができる。原稿検出
センサ46としては、本実施例に適用される原稿16の
搬送路を挟んで投光部及び受光部を配置した透過型の光
電センサの他、例えば、原稿16が通過するときにこの
原稿16によって反射される光を受光する反射型の光電
センサ、機械的な動作によって原稿16の有無を判断す
るリミットスイッチ等が適用可能である。
【0048】ここで、測光制御装置54では、原稿検出
センサ46で原稿16の先端を検出までは、照度センサ
52によってランプ58を所定の照度に制御している。
すなわち、操作パネル28には、照度設定ツマミ56が
配設され、この照度設定ツマミ56の操作によって原稿
16の種類に応じた照度が選択可能となっている。この
照度設定ツマミ56によって選択された照度を基準とし
て、測光制御装置54では、ランプ58の照度をフィー
ドバック制御している(第1のモード)。
【0049】原稿16の種類としては、例えば、白紙、
青図、トレーシングペーパ、カタログ等があり、予め照
度設定ツマミの回りに付された符号と対応されている。
【0050】それぞれの原稿16において、露光時の最
適照度は異なるが、それぞれ標準的の照度は予測でき
る。従って、この標準的な照度(或いは、その照度の9
0%程度の照度)に予めランプ58の照度を制御してお
くことにより、撮影開始時に迅速なランプ照度制御を行
うことができる。
【0051】原稿検出センサ46によって原稿16の先
端を検出すると、測光制御装置54では、所定時間後に
測光センサ48によって原稿16の画像面を測光するよ
うにしている。この測光センサ48による測光時期は、
原稿検出センサ46と測光センサ48との距離、原稿1
6の搬送速度等によって定められていると共に、原稿1
6の搬送方向長さによっても変更するようにしている。
【0052】すなわち、測光センサ48の測光領域は原
稿16の一部にスポット的に対応されるため、原稿16
のサイズによっては、測光領域を全て原稿16の画像面
上とすることができない場合がある。このため、本実施
例では、原稿16の先端を検出してからの測光タイミン
グを2種(短スパン、長スパン)設定しておき、原稿1
6のサイズに応じて選択するようにしている(図5参
照)。
【0053】まず、図5(A)に示される如く、原稿1
6の搬送方向長さが短い場合は、測光開始から測光終了
までの時間が短いため、最短原稿の立ち上がり直後の位
置での測光値を適用する。一方、図5(B)に示される
如く、原稿16の搬送方向長さが長い場合は、立ち上が
り後、所定時間測光値が安定した領域が存在するため、
立ち上がり後所定時間経過後での測光値を適用する。こ
れにより、原稿16の長さに拘らず、測光時期を1箇所
(1時期)に決めているのに比べ、特に長い原稿16に
おいて、より正確な測光値を得ることができることにな
る。
【0054】測光時期に測光された値は、そのままホー
ルドされ測光制御装置54では、この測光値に基づいて
ランプ58の照度が定められ、さらに、原稿16の幅寸
法に応じた所定の補正がなされ(図6参照)、この補正
された照度に応じた電圧でランプ58を点灯する(第2
のモード)。
【0055】すなわち、原稿16の幅寸法によって、測
光領域が幅方向にはみ出すことがあるため、このはみ出
してドラム300の周面を測光した分を補正することに
より、より最適な値とすることができる。
【0056】この第2のモード中に原稿16は、ドラム
300の露光位置を通過することになり、一定した照度
の基で撮影作業が行われる。
【0057】次に、原稿検出センサ46によって、原稿
16の後端が検出されると、測光制御装置54では、所
定時間(原稿16の後端が露光位置を通過するまでの時
間)経過後にランプ58を標準照度に戻すようにしてい
る。この場合、第2のモードから第1のモードへすぐに
戻すと、第1のモードでのフィードバック制御が直ぐに
開始されるため、標準照度への戻りが遅くなる。
【0058】このため、本実施例では、第1のモードか
ら第2のモードへの切換時のランプ照度を記憶してお
き、前記原稿16の後端が検出されてから所定時間経過
後にこのランプ照度に応じた電圧とするようにしている
(第3のモード)。これにより、ランプ58の照度は迅
速に標準照度に近似する値とすることができる。
【0059】第3のモードは、予め定められた短い時間
で制御され、この時間を経過すると、照度センサ48か
らの検出値に基づくフィードバック制御に戻る(第4の
モード=第1のモード)。
【0060】ところで、図7に示される如く、原稿16
では、搬送方向先端部にトラクタフィーダ用の穴16A
が設けられたものが存在する。このような、穴16Aの
位置と原稿検出センサ46の検出位置(図7の一点鎖線
で示す読取軌跡参照)とが一致すると、1枚の原稿16
を2枚としてカウントし、撮影タイミングが狂うことが
ある(図8の信号A参照)。このため、測光制御装置5
4内では、原稿検出センサ46の検出信号Aの立ち下が
りによって所定時間オンする信号Bを生成し、信号Aと
信号Bとの論理和(OR)が取られた信号Cを原稿検出
信号として適用している。これにより、穴付、穴無しの
原稿16に拘らず、1枚の原稿を1枚として認識するこ
とができる。なお、この場合、後端の検出が若干遅れる
ため、その分考慮する必要がある。
【0061】以下、マガジン100及び撮影装置10の
各部の構造を詳細に説明する。(マガジン100)図9
及び図10には、本実施例に適用されるマガジン100
が示されている。
【0062】マガジン本体106は、ベース部108の
周縁に側壁110が立設された箱型とされ、この中にリ
ール104に巻き取られたマイクロフィルム102が収
容されているようになっている。
【0063】マガジン本体106の側壁110の突出先
端に沿って、蓋体112が取付けられている。蓋体11
2は、前記ベース部108と略同一の形状とされてい
る。ベース部108からは一対の脚部114Aを有する
略コ字型のブラケット114が取付けられており、その
上端部114Bが前記蓋体112と対面されている。
【0064】蓋体112には、その裏面側に前記ブラケ
ット114の上端部114Bと係合可能なロック部材
(図示省略)が配設されている。ロック部材は、蓋体1
12の外側に配設された円板状のロック操作部118と
連結されている。すなわち、ロック操作部118は、蓋
体112の外側からマガジン内方に凹陥された円形凹陥
部112Aに収容されており、この凹陥部112Aの中
心には貫通孔(図示省略)が形成され、前記ビスが貫通
することにより、ロック操作部118とロック部材とが
連結されている。
【0065】ここで、蓋体112をマガジン本体106
の側壁110上に置き、ロック操作部118を回転させ
ることにより、ロック部材とブラケット114の上端部
114Bとが係合し、蓋体112を固定することができ
る。
【0066】マイクロフィルム102は長尺状とされ、
長手方向両端部がそれぞれリール104の回転中心とな
る筒型の基軸(図示省略)に係止されている。基軸に形
成される貫通孔104Aの周囲には、貫通孔104Aと
連続するように半円形の切欠部104Bが形成されてい
る。
【0067】ここで、新規のマガジン100において
は、マイクロフィルム102は、一方の供給側のリール
104に巻かれており、撮影の度に他方の巻取側のリー
ル104に巻き付けられるようになっている。
【0068】マガジン本体106のベース部108に
は、リール104の配置位置を決めるための円形突出部
108Aが形成されている。この突出部108Aの中心
部には、ベース部108の表裏面を貫通する貫通孔10
8Bが設けられている。
【0069】突出部108Aには、同軸的にそれぞれ歯
車120が載置されている。歯車120の中心部には、
軸120Aが歯車120の表裏面を貫通するように一体
形成されており、裏面側(突出部108Aに対面する
側)に突出された部分が前記貫通孔108Bに軸支され
ている。
【0070】前記ベース部108の裏面側は、突出部1
08Aが形成された部分に対応して円形の凹陥部108
Cが形成されており、この凹陥部108Cに回転伝達板
122が収容されている。前記軸120Aは、この回転
伝達板122にビス124によって係止され、ベース部
108を所定の間隔を持って挟むように取付けられてい
る。これにより、回転伝達板122が回転すると、歯車
120が一体的に回転される。
【0071】なお、この回転伝達板122も蓋体112
側にも設けられており、前記歯車120の軸120Aと
連結されている。この蓋体112側の回転伝達板122
は、図21(B)で示す表裏反転装填時に適用される
(後述)。
【0072】歯車120の表面側に突出された軸120
Aの周囲には、それぞれ2本のリール位置決め軸126
が突出形成されている。
【0073】ここで、リール104を装填する場合に、
基軸の貫通孔104Aへ歯車120の軸120Aが挿入
されるようにセットするが、このとき、リール位置決め
軸126が基軸回りに形成された切欠部104Bに収容
されるため、歯車120とリール104とは一体回転さ
れることになる。すなわち、回転伝達板122の回転に
よって、歯車120を介してリール104を回転させる
ことができる。
【0074】歯車120の歯部120Bにはそれぞれ係
止爪128が対応されている。係止爪128は、その中
間部に円孔が取付けられ、ベース部108から突出され
た軸108Dが軸支されている。このため、係止爪12
8は円孔108Dを中心に回転可能とされる。前記軸1
08Dには、ねじりコイルばね130が取付けられ、一
端はベース部108に、他端は係止爪128にそれぞれ
係止されており、このねじりコイルばね130の付勢力
で、爪部128Bが歯車120を歯部120Bに噛み合
うようになっている。この噛み合い状態では、歯車12
0はそれぞれマイクロフィルム102をリール104へ
の一方の回転が阻止され、他方の回転は、爪部128B
がねじりコイルばね130の付勢力に抗して移動し、歯
部120Bを乗り越えるため、自由に回転することがで
きる。
【0075】本実施例では、図10に示されているよう
に、供給側のリール104、巻取側のリール104共に
フィルム102を同一方向に巻き取っている(図10の
平面視で時計回り方向)。従って、供給側のリール10
4においては、マイクロフィルム102の引出方向回転
が自由で、巻取方向回転が阻止され、逆に巻取側のリー
ル104においては、マイクロフィルム102の巻取方
向回転が自由で、引出方向回転が阻止される。
【0076】係止爪128の爪部128Bとは反対側端
部には、ピン128Cが取付けられ、細長棒状のアーム
132の両端に設けられた長孔132Aにそれぞれ収容
されている。アーム132は、前記ベース部108と、
前記ベース部108に取付けられた蓋体112を固定す
るための前記ブラケット114の脚部114Aとの間に
形成されたスリット部に収容されて保持されている。こ
こで、このアーム132を幅方向(アーム132の短辺
に沿う方向)に前記ねじりコイルばね130の付勢力に
抗して移動させることにより、係止爪128を円孔12
8Aを中心に回転させ、爪部128Bを歯部120Bか
ら離反させることができる。
【0077】ブラケット114の脚部114Aの高さ方
向中間部には、軸134を介してアーム操作ベース13
6が取付けられている。アーム操作ベース136は、ベ
ース部108に対向する端部が鋭角に屈曲され、斜面部
136AAが形成されている。この斜面部136Aに
は、押圧部材138が対応されている。押圧部材138
は、前記斜面部136Aに対応する斜面部138Aを備
えたブロック138Bと、このブロック138Bから突
出され、ベース部108に設けられた円孔108Eを貫
通する押し棒138Cとで構成されている。押し棒13
8Cの突出先端は、ベース部108の外側から露出され
ており、この押し棒138Cを押圧することにより、ア
ーム132をねじりコイルばね130の付勢力に抗して
移動させることができる。すなわち、マガジン100の
外部から、歯車120の歯部120Bと係止爪128の
爪部128Bとの係合、離反を操作することができる。
【0078】この押し棒138Cの押圧は、マガジン装
填部200に設けられたピン204(図11参照)によ
って、マガジン100が所定の位置に装填されたと同時
になされるようになっている。
【0079】側壁110の直線部分には、矩形状のシャ
ッター窓110Aが形成されている。このシャッター窓
110Aは、開放時にマイクロフィルム102の一部が
ループ状(図10参照)に突出されるようになってい
る。
【0080】側壁110の外側には、シャッター窓11
0A回りを囲むようにリブ110Bが形成され、矩形状
の凹陥部110Cが設けられている。この凹陥部110
Cには、シャッター幕の役目を有する一対のスライド板
140が配設されている。このスライド板140は、側
壁110に沿って互いに接近離反する方向にスライド可
能とされ、シャッター窓110Aを開放、閉止すること
ができる。リブ110Bの突出高さは、前記スライド板
140の肉厚寸法よりも若干高く、このリブ110Bの
突出先端には、固定板142がビス144によって取付
けられている。
【0081】この固定板142にも、前記シャッター窓
110Aに対応して矩形状の窓部142Aが形成されて
おり、スライド板140は、この窓部142Aとシャッ
ター窓110Aとの間でスライドされることになる。
【0082】スライド板140のマガジン内方側には、
中間部が互いに相反する方向に略L字型に屈曲されたア
ーム部140Aが形成されている。この屈曲先端部には
それぞれ連結軸146が軸支される円孔140Bが形成
されている。連結軸146は円孔140Bから突出され
る長さとされており、この突出部分はそれぞれ連結アー
ム148の一端が軸支されている。連結アーム148の
それぞれの他端は、共通の軸150に軸支されている。
【0083】この軸150は、マガジン100のベース
部108上に配設されたスライド開閉ベース152に取
付けられている。このスライド開閉ベース152は、マ
ガジン100のベース部108の縦方向(前記直線状の
側壁110に直交する方向)に沿って形成された互いに
平行なリブ108F間に収容されており、リブ108F
に案内されて前記縦方向へスライド可能とされている。
このため、スライド開閉ベース152をスライドさせる
と、軸150は軸直角方向へ移動される。スライド開閉
ベース152がシャッター窓110Aから離れていると
きは、連結アーム148は互いの挟角が狭まるため、ス
ライド板140同士を接近当接させ、シャッター窓11
0Aを閉止状態とすることができる。一方、スライド開
閉ベース152がシャッター窓110Aに接近される
と、連結アーム148が互いの挟角を拡がるため、スラ
イド板140同士を離反させ、シャッター窓110Aを
開放状態とすることができる。
【0084】スライド板140の外側面には、突出部1
40Cが形成されている。この突出部140Cは、マガ
ジン装填部200への装填後、スライド板140と共に
移動され、シャッター窓110Aの全開時にマガジン装
填部200側の係合手段と係合可能とされている。これ
により、マガジン100はマガジン装填部200に保持
される。
【0085】前記共通の軸150には、ねじりコイルば
ね154が取付けられており、その両端は、それぞれ連
結アーム148に係止されている。このねじりコイルば
ね154の付勢力で前記スライド開閉ベース152は、
シャッター窓110Aから離れる方向に付勢されてい
る。
【0086】スライド開閉ベース152に対応して、ベ
ース部108の裏面側(マガジン100の外側)には、
スライド操作部156が配設されている。また、スライ
ド開閉ベース156が配設されるベース部108には、
長孔108Gが形成されており、前記スライド操作部1
56とスライド開閉ベース152とがビス158によっ
て連結されている。ビス158は前記長孔108Gを貫
通しているため、スライド開閉ベース152のスライド
時にベース部108と干渉することはない。
【0087】このため、スライド操作部156を操作す
ることにより、スライド開閉ベース152、連結アーム
148及びアーム部140Aを介してスライド板140
を開閉操作することができる。
【0088】スライド操作部156には、円孔156A
が設けられ、マガジン100がマガジン装填部200の
所定位置に装填されると、この円孔156Aにマガジン
装填部200側のピン206(図11参照)が挿入され
るようになっている。このピン206を移動させること
により、スライド操作部156が操作される。
【0089】ここで、この円孔156Aに挿入されるマ
ガジン装填部200側のピン206と、前記押し棒13
8Cが露出される円孔108Eに挿入されるマガジン装
填部200側のピン204との相対位置が決められてお
り、マガジン100を所定位置で装填しようとしても、
スライド操作部156の位置がずれている(シャッター
窓110Aが開放されている)ような場合には、装填で
きない構成となっている。これにより、マガジン100
の状態及び装填の確実性を図っている。
【0090】前記スライド開閉ベース152上には、ク
ランク状の案内ブラケット160が載置され、このスラ
イド開閉ベース152とスライド操作部156とを連結
するビス158によって共締めされている。この案内ブ
ラケット160は、スライド開閉ベース152と離反さ
れ、かつ平行された部分に前記連結アーム148を軸支
する軸150の一端が係合されている。
【0091】この案内ブラケット160には、蓋体11
2側に設けられたスライド操作部156と連結されてい
る。この蓋体112側のスライド操作部156は、前記
ベース108側のスライド操作部156と同等の役目を
有しており、図21(B)で示される表裏反転装填時に
適用されるものである(後述)。
【0092】案内ブラケット160の先端(シャッター
窓110Aに近い側)には、軸162を介して合成樹脂
製のローラ164が回転可能に取付けられている。この
ローラ164には、前記リール104間に掛け渡される
マイクロフィルム102が巻き掛けられている。
【0093】ここで、シャッター窓110Aを開放する
ためにスライド操作部156を操作すると、スライド板
140の移動(開放方向移動)に伴って、案内ブラケッ
ト160がシャッター窓110Aの方向へ移動され、さ
らにシャッター窓110Aから外部へ突出されるように
なっている。この場合、スライド板140の移動と案内
ブラケット160との干渉がないように案内ブラケット
160の長さが決められている。
【0094】この動作によって、マイクロフィルム10
2がシャッター窓110Aから引き出されることになる
が、リール104のマイクロフィルム引出方向の回転は
自由であるため、容易にマイクロフィルム102をルー
プ状に引き出すことができる。
【0095】引き出されたマイクロフィルム102は、
マガジン装填部200側の撮影ローラ202にオペレー
タの作業によって巻き掛けられるようになっている。
【0096】(マガジン装填部200)図11には、マ
ガジン装填部200が示されている。
【0097】マガジン装填部200は、撮影装置10の
上部に略山型に突出して設けられた撮影部208と、マ
ガジン100を保持する保持部210とで構成されてお
り、撮影部208を覆うケーシング212の斜面部20
0A、Bがマガジン100の載置部とされている。この
斜面部200A、Bは、その傾斜角度が45°とされ、
マガジン100を45°傾けた状態で装填する構造とな
っている。
【0098】保持部210は、撮影部208の奥側の立
設壁に沿って取付けられた案内ベース214を備えてい
る。案内ベース214は、マガジン100のベース部1
08と対向している。案内ベース214には、マガジン
100内のリール104と連結されている回転伝達板1
22に対応する駆動板216が設けられている。
【0099】駆動板216は円形でその周縁部には、一
対の突起部216Aが形成されている。この突起部21
6Aは、前記回転伝達板122の切り込み部122Aに
入り込み、駆動板216と回転伝達板122とを連結す
る役目を有している。
【0100】図12に示される如く駆動板216は、そ
の回転軸216Bが案内ベース214の裏面側へ貫通し
ており、それぞれ一方の回転軸216B(巻取側のリー
ル104に対応する回転軸)には、歯車218が取付け
られている。
【0101】この歯車218に対応して、駆動手段の駆
動力で駆動されるタイミングベルト220が巻きかけら
れたローラ222が配設されている。このローラ222
には、フランジ222Aが形成され、その一方の外周に
前記歯車218と噛み合う歯部222Bが形成されてい
る。このため、タイミングベルト220の駆動力で歯車
218を介して巻取側のリール104に対応する駆動板
216を回転させることができる(駆動側)。
【0102】また、他方の回転軸216B(供給側のリ
ール104に対応する回転軸)には、その突出先端にロ
ータリエンコーダの一部を構成する回転スリット板22
4が取付けられている。この回転スリット板224に
は、周縁に沿って複数のスリット孔が均等に設けてられ
ている。
【0103】この回転スリット板224に対応して、外
周の一部に前記回転スリット板224と共にロータリエ
ンコーダを構成するセンサ226が設けられている。こ
のセンサ226は、投光側と受光側とが二股に分かれた
光電センサであり、この二股の間に前記回転スリット板
224の一部(スリット孔が設けられた部分)が通過す
る構成となっている。これにより、センサ226は、回
転スリット板224の回転数をセンサ226の検出信号
(パルス数)で認識することができる。
【0104】図11及び図13に示される如く、案内ベ
ース214の裏面側、かつ前記回転軸216Bの間に
は、それぞれマイクロフィルム取出機構部228が配設
されている。
【0105】このマイクロフィルム取出機構部228
は、そのベースとしてブラケット230が取付けられて
いる。ブラケット230は、前記斜面部200A、Bに
対して垂直方向上下端が互いに平行に直角に屈曲された
脚部230Aとされ、同軸的に円孔230Bが設けられ
ている。この円孔230Bには、シャフト232が挿通
されている。
【0106】ブラケット230の案内ベース214への
取付面には、長孔234が形成されている。シャフト2
32の軸方向中間には前記スライド操作部156の円孔
156Aに収容されるピン206が取付けられ、この長
孔234を貫通している。また、このピン206が取付
けられた近傍には、止め輪238が取付けられており、
この止め輪238と前記脚部230A間には圧縮コイル
ばね240が取付けられている。この圧縮コイルばね2
40の付勢力により、ピン206が前記長孔234の上
端(斜面部200A、B対して垂直方向に沿った上側)
に当接された位置に移動されている。この状態のピン2
06の位置が前記マガジン100のシャッター窓110
Aが閉止されたときのスライド操作部156の位置とな
り、このスライド操作部156に設けられた円孔156
Aへ挿入可能となる。
【0107】シャフト232の一端には、ノブ242が
取付けられ、このノブ242を把持して圧縮コイルばね
240の付勢力に抗して押し下げることにより、前記ス
ライド操作部156をシャッター窓110Aの開放方向
へ移動させることができる。
【0108】また、シャフト232の脚部230Aより
も外側には、ロックピン244が取付けられている。こ
のロックピン244は、ブラケット230に軸246を
介して回転可能に取付けられたロック部材248と対応
している。軸246には、ねじりコイルばね250が取
付けられ、一端はロック部材248の一部に、他端はブ
ラケット230に係止されている。ロック部材248に
は、斜面部248Aが形成されており、通常は圧縮コイ
ルばね240の付勢力で前記ロックピン244の移動軌
跡(シャフト232の軸方向移動時)上に配置されてい
る。
【0109】ここで、シャフト232の押し下げ動作に
伴いロックピン244が斜面部248Aに当接すると、
ロックピン244によってロック部材248がねじりコ
イルばね250の付勢力に抗して回転し、斜面部248
Aを通過した時点で復帰する。この復帰によって、ロッ
クピン244の戻り(シャフト232の圧縮コイルばね
240の付勢力による移動)が阻止され、スライド操作
部156によるシャッター窓110Aの開放状態で保持
することができる。
【0110】図11に示される如く撮影部208は、そ
れぞれ三角形の箱型とされ、装填される2個のマガジン
100に対して個々に設けられている。以下、一方の撮
影部208の構成を示す。
【0111】撮影部208は、蓋体が設けられ通常はこ
の蓋体によって遮光されている。なお、本実施例に適用
されるマイクロフィルム102は、一般カメラでの撮影
用に使用される銀塩フィルムに比べて感度が低いため、
多少の漏れ光に関しては問題とはならない。このため、
マイクロフィルム102の撮影ローラ202への巻き掛
け準備等においては、蓋体252を開放した状態で行う
ことが可能である。
【0112】マガジン100が斜面部200A、Bに装
填され、前記シャフト232が押し下げられた状態で
は、マイクロフィルム102がこの撮影部208内にル
ープ状に引き出されており、このマイクロフィルム10
2は、一対の合成樹脂製の案内ローラ254、256の
内側を通って、撮影ローラ202に巻き掛けられている
ようになっている。
【0113】ここで、入側の案内ローラ254には、フ
ランジ部254Aが形成されており、マイクロフィルム
102の幅方向を案内し、適正な状態で撮影ローラ20
2に巻き掛けられるようになっている。
【0114】撮影ローラ202は、その周面がゴム製で
駆動手段の駆動力で所定の回転数で回転されている。こ
こで、前記巻取側のリール104は、撮影ローラ202
の回転よりも若干速く、かつ低いトルクで回転されてい
るため、マイクロフィルム102は、弛みなくかつ撮影
ローラ202とマイクロフィルム102との相対位置が
ずれることなく、搬送される。
【0115】撮影ローラ202に巻き掛けられたマイク
ロフィルム102には、光学系400に案内されてくる
光が照射されるようになっている。この光によって、マ
イクロフィルム102は露光される。
【0116】光学系400によって案内される光は、ド
ラム300に巻き付けられた原稿16の画像の反射光で
あり、ドラム300の回転及び撮影ローラ202の回転
が縮率の比に同期されることにより、スリット露光され
ることになる。
【0117】(ドラム300)図14に示される如く、
ドラム300はその外周と内方空間とを連通する複数の
円孔302が設けられている。
【0118】このドラム300の内方には、チャンバー
308が配設されている。チャンバー308は、一端が
閉塞された小径筒309と、この小径筒309の長手方
向に沿って放射方向に延設された5枚の仕切板311A
〜311Eと、仕切板311A〜311Eの軸方向の端
面に固着された2枚の仕切板313A、313Bによっ
て構成され、部屋308A〜308Dを形成している。
なお、小径筒309の閉端側に位置する仕切板313A
は、その一部が扇状に切り欠かれ、この切欠部が吸引部
となる部屋308Bに臨んでいる。また、小径筒309
には、剥離部となる部屋308Dに向かって複数の小孔
が開口している。
【0119】ドラム300の端面は開放されており、フ
ァン306が対応配置されている。このファン306が
駆動されると、ドラム300の内方空間内の吸引部(部
屋308B)のエアが吸い出されるため、この部屋30
8B内が負圧負圧とされる。このため、この部屋308
Bに対応するドラム300の円孔302からエアを吸い
込むことになり、ドラム300の接線方向から送り込ま
れる原稿16は、ドラム300に吸着される。
【0120】一方、小径筒309内には、ファン309
によって部屋308D内にエアが供給されている。これ
により、エアが部屋308Dにう送り込まれ、この部屋
308Dに対応する領域のドラム300の円孔302か
らエアが吹き出す。
【0121】このため、原稿16は、この吹き出される
エアによってドラム300から容易に剥離される。な
お、部屋308A、308Cは、原稿16の入側及び吸
引と剥離との境界部に位置している。
【0122】これにより、原稿16を、ドラム300の
約半周に亘って確実に吸着し、かつ確実に剥離させるこ
とができる。
【0123】ドラム300の周面には、薄肉板状の多孔
質フィルタ310が巻き付けられている。この多孔質フ
ィルタ310は、吸着領域が前記円孔302近傍に偏
り、原稿16の吸着時に吸着痕が残らないように、吸着
範囲をドラム300の全域に拡がらせる役目を有してい
る。
【0124】多孔質フィルタ310は、ドラム300に
巻き付けたのみでは脱落するため、多孔質フィルタ31
0は、弾力性を有しかつシームレスの筒状とされる交換
が容易な薄肉の織物カバー312で被覆されている。こ
のような織物カバー312としては、ナイロンメッシュ
等の伸縮性の網目のものが好ましい。
【0125】この織物カバー312により、多孔質フィ
ルタ310の脱落が防止され、この織物カバー312自
体にもフィルタ効果があり、紙粉の吸引効果を向上する
ことができる。
【0126】原稿16が吸着されてから剥離されるまで
の領域の中央部(水平基準で27°)は、光学系400
によって原稿16の画像を前記撮影ローラ202方向へ
案内する露光位置とされ(図3参照)、ガラス板314
が配設されている。このガラス板314は、原稿16を
露光位置で確実にドラム300に密着させる役目を有し
ており、特に、原稿16の後端部が跳ね上がることを阻
止するようになっている。
【0127】また、ドラム300の露光位置よりも上流
側、すなわち、上部には、低摩擦のシート316で覆わ
れている。このシート316は、前記円孔302からの
吸引領域を狭め、小サイズの原稿16の吸着効果を向上
させている。低摩擦の必要性は、ドラム300の回転に
伴って摺動されるため、静電気の発生を防止するためで
ある。このため、導電性を有することが好ましく、具体
的に適用可能なものとして、アルミ泊、リン青銅泊等の
金属泊(厚み0.02mm程度が好ましい)がある。また、表
面処理された特殊紙であっても吸引力増加の効果を持た
せることができる(例えば、東レ製のソルディオンテー
プ「商品名」)。
【0128】このシート316の先端は、前記ガラス板
314によって押えされており、ばたつくことが防止さ
れている。
【0129】(原稿画像撮影用光学系400)図3に
は、ドラム300に巻き付けられた原稿16の画像に照
射された光を前記撮影ローラに巻き付けられたマイクロ
フィルム102へ案内する光学系400が示されてい
る。ランプ58を保持するランプステー60からは、光
路上に向かってブラケット402が延出されている。こ
のブラケット402には、マスク404が取付けられて
いる。
【0130】マスク404には、幅約14mm程度でド
ラム300の軸方向長さに対応してスリット孔404が
設けられ、前記光はこのマスク404のスリット孔40
4Aを通過するようになっている。
【0131】このマスク404に対応するドラム300
上の露光位置は、真横に対して27°の仰角の位置とさ
れ、その光軸はドラム300の露光位置の接線に対して
直角となっている。
【0132】マスク404を通過した光は、それぞれブ
ラケット406に取付けられた反射ミラー406、40
8によって反射して、撮影装置10の上面に位置する撮
影ローラ202方向へ案内されるようになっている。撮
影ローラ202の上流側には、それぞれ円筒体412に
よって保持されたレンズ412Aが設けられ、反射ミラ
ー406、408によって案内される光を集光し、撮影
ローラ202に巻き付けられたマイクロフィルム102
上に結像するようになっている。また、このレンズ41
2Aの上流側には、シャッター414が配設され、撮影
開始後、原稿検出センサ46によって原稿16の先端を
検出後所定時間経過後に開放され、原稿16の後端を検
出してから所定時間経過後に閉止されるようになってい
る。
【0133】撮影ローラ202は、それぞれの軸心間の
ピッチ寸法が34mmとされ、前記仰角27°の光軸
は、この一対の撮影ローラ202の中心へ至るようにな
っている。また、スリット孔404Aを通過する光のス
リット幅は、この2個の撮影ローラ202に同時に照射
されるように定められている。
【0134】このため、撮影ローラ202に巻き付けら
れたマイクロフィルム102には、ほぼ同時に同一の画
像が撮影できることになる。
【0135】(ブリップマーク、ナンバー撮影用光学系
500)図15に示される如く、前記画像撮影用光学系
400に並んで、ブリップマーク、ナンバー撮影用光学
系500(以下、副光学系500という)が配設されて
いる。この副光学系500は、図16に示される如く、
マイクロフィルム102に撮影される画像コマ102A
に対応してこの画像コマの位置を決めるブリップマーク
102Bと、この画像コマ102Aを特定する特定番号
(フィルム番号とコマ番号)102Cとをマイクロフィ
ルム102に焼付けるものである。
【0136】図15に示される如く、この副光学系50
0の光源部には、ハロゲンランプ502が配設され、こ
のハロゲンランプ502から照射された光は、集光レン
ズ504及び拡散板506を通って、液晶シャッター5
08へ至るようになっている。
【0137】図17に示される如く液晶シャッター50
8は、細長形状で、長手方向に添って1列に7ドットの
液晶窓と、棒状の液晶窓が設けられている。
【0138】液晶シャッター508を通過した光は、前
記光学系400のそれぞれのレンズ412Aを通過して
マクロフルム102上に結像されるようになっている。
【0139】液晶シャッター508の動作タイミング
は、撮影ローラ202の回転速度(マイクロフィルム1
02の線速度)に同期されており、一定間隔で1ライン
毎のデータに基づいて液晶窓の開閉を行うようになって
いる。これにより、特定番号102Cは、ドットパター
ンで焼込まれるようになっており(図17参照)、ブリ
ップマーク102Bは、所定時間連続開放することによ
って、矩形状のマークとして焼き込まれる。
【0140】ここで、原稿16のサイズによっては、副
光学系500によってコマ番号102Cを焼き込むため
の時間(10桁分)に至る前に、原稿画像の撮影が終了
することがある(図16の左から3番目の画像コマ10
2A参照)。このような場合、原稿終了によってシャッ
ター414を閉じると、コマ番号が途中までしか焼き込
めないことがある。そこで、本実施例では、シャッター
414を閉じる際、コマ番号の焼き込みが終了していな
い場合には、このコマ番号の焼き込みの終了を待ってシ
ャッター414を閉じるようにしている。
【0141】以下に、本実施例の作用を説明する。ま
ず、金融機関における原稿(伝票)16の受付から撮影
までの作業を説明する。
【0142】まず、金融機関の本店に送られてくる原稿
16の入った封筒を企業別、顧客別に分類し、封筒を開
封すると共に折り畳まれた原稿16のしわ等を伸ばし整
える。
【0143】次に、原稿枚数をチェックすると共にリス
ト表に記入し、次いで添付書を作成し、受付順の番号を
示すバーコード34が付されたシール36を貼付ける。
【0144】次に、このバーコード番号を含む情報(登
録日、区分、店番、科目、口座番号、預金者氏名、依託
者コード、自振コード、収容企業コード、契約者番号)
をエントリーし、このエントリーされた情報を記憶媒体
38を介してホストコンピュータ40へ記憶する。エン
トリー終了後は入力済み一覧リストをチェックした後、
支店別に分類し、原稿16を各支店に発送する。
【0145】発送された原稿16は各支店で印鑑照会さ
れた後、本店へ返却される。また、支店より返却された
正規分(返却後修正し再提出されものも含む)は、束ね
られた順番に撮影装置10の原稿台18上に1枚毎に載
置される。
【0146】原稿台18に載置されると、バーコード読
取部32によってバーコード34が読み取られ、このバ
ーコード34に対応する番号に基づいて、コンピュ タ
42から情報を検索し、ディスプレイ44に表示する。
【0147】オペレータは、この表示内容と実際の原稿
16に記載されている内容とを照合し、一致していれ
ば、撮影開始キー26を操作する。この操作によって、
フィーダ部20が作動し、原稿16を原稿挿入口12B
方向へ搬送し、撮影を行う。この撮影手順等について
は、後述する。
【0148】撮影が終了すると、マイクロフィルム10
2の撮影コマ番号を前記情報に加えて、再度コンピュー
タ42の記憶媒体38へ記憶する。
【0149】このように、実際の原稿16に貼付けられ
たバーコード34を読取り、この読み取られたバーコー
ド34の情報から、各種情報をコンピュータ42から検
索して表示すると共に、この表示された情報と実際に原
稿台18上に載置された原稿の情報とを照合するように
したため、仮に、最初にデータエントリーしたときの順
番と異なっていたり、欠落していても、原稿台18への
載置順に撮影を行うことができる。
【0150】すなわち、従来はコンピュータ42からデ
ータリントリー順に情報が読み出され表示され、この表
示とこれから撮影しようとする原稿16の情報とを照合
するようにしていたため、上記の如くデータエントリー
したときの順番と異なっていると、照合の不成立とな
り、原稿を捜すといった手間がかかることになる。この
ため、撮影作業が一時中断せざるを得ない状況が生じて
いた。しかし、本実施例では、このような撮影作業の一
時中断がないため、撮影作業を効率よく行うことができ
る。
【0151】なお、連続撮影回数を予め定めておき(例
えば100回)、この回数が終了毎にバーコード34で
読み取られた連番の抜けを表示するようにすれば、未撮
影の原稿を容易に確認することができる。
【0152】次に、撮影装置10へマガジン100を装
填する手順を説明する。本実施例の撮影装置10では、
2個のマガジン100を同時に装填可能となっており、
その装填手順は同一であるため、一方のマガジン100
の装填についてのみ説明する。
【0153】新規のマガジン100においては、生マイ
クロフィルム102が供給側のリール104に巻かれて
おり、その最外層のマイクロフィルム102を巻取側の
リール104の基軸に差し込む。この状態で蓋体112
をマガジン本体106の側壁110の上端に載置し、ロ
ック操作部118を回転操作することにより、ロック部
材116とブラケット114の上端部114Bとが係合
し、蓋体112を固定することができる。このような、
マガジン単体の状態では、供給側のリール104は、歯
車120の歯部120Aが係止爪128の爪部128B
と噛み合っているため、マイクロフィルム102の引出
方向には回転可能であるが、巻取方向の回転は阻止され
ている。一方、巻取側のリール104は、マイクロフィ
ルム102の巻取方向には回転可能であるが、引出方向
の回転は阻止されている。
【0154】このような状態で、マガジン100をマガ
ジン装填部200の斜面部200A(200B)へ載置
すると共に保持部210へ突き当てる。ここで、保持部
210には、2個のピン204、206が突出されてお
り、これに対応して、マガジン100には、円孔108
E、156Aが設けられている、これらの間隔はマガジ
ン100のスライド操作部156が正規の位置(シャッ
ター窓110Aの閉止状態)となっていれば、同一の間
隔寸法であるため、マガジン100のベース部108の
裏側(背側)を保持部210へ密着させることができ
る。これにより、回転伝達板122の切り込み122A
が駆動板216の突起部216Aに噛み合い、駆動板2
16の回転を回転伝達板122へ伝えることができる。
【0155】マガジン100が所定の位置に載置される
と、シャフト232の先端に取付けられたノブ242を
把持して、斜面部200A(200B)方向へ押し下げ
る。この押し下げ動作は、ピン206がスライド操作部
156の円孔156Aに収容されているため、スライド
操作部156が押し下げられる。
【0156】この状態では、押圧部材138の押し棒1
38Cが押され、斜面部138Aによってアーム132
を押し下げる。これにより、係止爪128は、円孔12
8Aを中心にねじりコイルばね130の付勢力に抗して
回転し、爪部128Bが歯車120の歯部120Aから
離反する。従って、リール104は、マイクロフィルム
102の巻取方向、引出方向のいずれの方向にも回転可
能となる。
【0157】また、このスライド操作部156の押し下
げによって、スライド開閉ベース152がスライドし、
連結アーム148の挟角を拡げる。この拡がりによっ
て、スライド板140がそれぞれ互いに離反する方向へ
スライドし、シャッター窓110Aを開放することがで
きる。また、スライド板140には突出部140Cが形
成され、開放時に斜面部200A(200B)と嵌合さ
れ、マガジン100を確実に斜面部200A(200
B)上で固定できる。
【0158】このスライド板140の開放動作と同時に
案内ブラケット160が移動して、ローラ164をシャ
ッター窓110Aから突出させることができる。ところ
で、このローラ164には、リール104間に掛け渡さ
れるマイクロフィルム102が巻き掛けられているいる
ため、マイクロフィルム102は、このシャッター窓1
10Aの開放動作に応じて、マガジン装填部200の撮
影部208へ送り込むことができる。
【0159】シャフト232は所定量押し込まれると、
ロックピン244がロック部材248と干渉し、圧縮コ
イルばね240の付勢力に抗して押し込む状態が保持さ
れる。このため、シャッター窓110Aは開放維持さ
れ、マイクロフィルム102の出入りが自由となる。
【0160】この状態で、オペレータは、マイクロフィ
ルム102を案内ローラ254、256の間を通過さ
せ、撮影ローラ202へ巻き掛ける。これにより、撮影
準備は終了し、撮影ローラ202の回転、リール104
の回転によってマイクロフィルム102は一方のリール
104から他方のリール104へと順次巻出、巻取がな
される。なお、巻取側リール104の回転速度(線速
度)は、撮影ローラ202の回転速度(線速度)よりも
若干速く、かつ低いトルクとされているため、マイクロ
フィルム102は弛みなく巻き取られる。また、入側の
案内ローラ254には、フランジが設けられているた
め、マイクロフィルム102の幅方向が案内され、確実
に撮影ローラ202の所定位置に巻き付けられる。
【0161】以下、図18、図19及び図20のフロー
チャートに従い、搬送された原稿16がマイクロフィル
ム102へ撮影されるまでの手順を説明する。
【0162】まず、図18に従い、ランプ58の照度制
御ルーチンを説明する。ステップ600において、照度
設定ツマミ56によって設定されている紙種を判別し、
次いでステップ602で判別された紙種の標準照度L1
を読み出す。
【0163】ステップ604では、ランプ58の実際の
照度L2 を照度センサ52によって検出し、ステップ6
06で読み出された標準照度L1 と検出されたランプ照
度L 2 とを比較する。
【0164】比較の結果、L1 >L2 と判定された場合
は、ステップ608へ移行してランプ電源を所定量増加
して、ステップ612へ移行する。また、L1 <L2
判定された場合は、ステップ610へ移行してランプ電
源を所定量減少して、ステップ612へ移行する。さら
に、ステップ606においてL1 =L2 と判定された場
合は、直接ステップ612へ移行する。
【0165】ステップ612では、原稿16の先端を原
稿検出センサ46によって検出したか否かが判断され、
否定判定の場合は、ステップ600へ戻り、以下ステッ
プ600乃至ステップ612を繰り返す。このフィード
バック制御によりランプ58の照度は、設定された標準
照度に制御される(第1のモード)。
【0166】ステップ612において、原稿16の先端
を検出したと判断されると、ステップ614へ移行し
て、この時点のランプ電圧を記憶し、ステップ616へ
移行する。ステップ616では、原稿16の長さが所定
長さ以上か否かを判別し、ステップ618では、その成
否に応じて原稿16を測光するまでの時間tを決定す
る。
【0167】ステップ620では、前記決定された時間
tが経過したか否かが判断され、肯定判定されると、ス
テップ622へ移行して測光センサ48による測光を開
始する。なお、上記時間tは、原稿16の長さに応じて
決められるため、特に長い原稿の場合に安定した測光値
を得ることができる。
【0168】ステップ622で測光されると、ステップ
624へ移行してこの測光値に基づいてランプ電圧を設
定する。次に、ステップ626では、この設定されたラ
ンプ電圧値を原稿幅に基づいて補正し、ステップ628
でこの補正された電圧をランプ58へ印加する。すなわ
ち、ステップ622で測光された測光値に基づいてラン
プ電圧はホールドされ、この間に撮影処理がなされるこ
とになる(第2のモード)。
【0169】次にステップ630で原稿16の後端を原
稿検出センサ46によって検出されることが判別され、
ステップ632で所定時間経過したことが肯定される
と、ステップ634へ移行して前記ステップ614で記
憶された電圧値を読出し、次いでステップ636で読み
出された電圧をランプ58へ印加する。次のステップ6
38では、所定時間経過したか否かが判断され、肯定判
定されると、ステップ600へ戻る。(第4のモード=
第1のモード)。これにより、第2のモードへ移行する
前の制御電圧に迅速に変更することができるため、次の
撮影のために標準照度まで戻すためのインタバルを短縮
することができる。
【0170】次に、図19のフローチャートに従い、原
稿検出センサ58による検出制御について説明する。な
お、本実施例では、原稿検出センサ58で原稿16を検
出するとハイレベルの信号が出力され、原稿16の検出
していないときはローレベルの信号が出力される。
【0171】まず、ステップ650では、原稿検出セン
サ46の測光制御装置54への出力信号Aから立下がり
を検出する。次にステップ652で、この立下がり検出
時から所定時間出力するパルス波を出力する信号Bを生
成する。なお、信号Bの出力時間は、原稿16の状況に
応じてオペレータがセットできるようにしてもよい。
【0172】通常の原稿16であれば、この信号Bは原
稿16の後端を検出したときのみとなるが、穴付原稿1
6の場合、原稿検出センサ58がこの穴位置を通過する
と、最初に小さいパルス幅の矩形波が発生するため、信
号Bは、この矩形波の立下がりも検出し、1枚の原稿に
おいて、2個のパルス波が生成されることになる。
【0173】ここで、ステップ654において、信号A
と信号Bとの論理和(OR)を演算し、生成された信号
Cを原稿検出信号として適用する(ステップ656)。
【0174】これにより、若干の検出位置ずれがあるも
のの、1枚の原稿16を1枚として認識することがで
き、撮影カウント等を確実なものとすることができる。
なお、前記検出位置ずれ分は予め考慮しておけば、何ら
支障はない。
【0175】次に、図20に従い、撮影手順を説明す
る。ステップ700で撮影開始キー26が操作されたこ
とが確認されると、ステップ702でフィーダ部20が
駆動され、次いでステップ704でドラム300の回転
が開始される。
【0176】次のステップ706では、ファン306が
駆動されて、ドラム300の内方(チャンバー308の
存在しない空間)が負圧とされ、次のステップ708で
チャンバー308へエアが送り込まれる。
【0177】これにより、ドラム300における原稿巻
き掛け開始位置(図3の上端近傍)から剥離位置(図3
の下端近傍)までは円孔302からエアを吸い込むた
め、搬送されてくる原稿16を吸着することができる。
また、剥離位置よりも下流側においては、逆にチャンバ
ー308からのエアが円孔302から吹き出るため、原
稿16は確実にドラム300から剥離される。
【0178】ここで、ドラム300の周面には多孔質フ
ィルタ310が巻かれているため、円孔302回りに集
中する吸引力をドラム300の全体に平均的に行き渡ら
せることができ、原稿16の吸引時に原稿16に吸着痕
を残すようなことが防止できる。また、この多孔質フィ
ルタ310は、従来は、ドラム300の周面に接着剤に
より接着し、保持するようにしていたが、本実施例で
は、この多孔質フィルタ310のさらに上層にナイロン
メッシュ製の筒状の織物カバー312を被せて、保持す
るようにしたため、例えば、多孔質フィルタ310の交
換するときは、この織物カバー312を外することによ
り、容易に多孔質フィルタ310を脱着することがで
き、メンテナンス作業性を大幅に向上することができ
る。また、織物カバー312自体にもフィルタ効果があ
り、紙粉の吸引効果を向上することができる。
【0179】このように、多孔質フィルタ310及び織
物カバー312で覆われたドラム300へ接線方向から
原稿16が水平搬送されてくると、原稿16はドラム3
00に吸着され、巻き付けられる。この原稿16の水平
搬送中には、前記原稿16面が測光されてランプ58の
照度が調整されており、ドラム300に巻き付けられな
がら、原稿16は、露光位置へと至る。この露光位置
は、ドラム300の真横に対して仰角27°の位置とさ
れ、この位置には、ガラス板314が配置されている。
このガラス板314によって、原稿16はドラム300
の周面に密着された状態でスリット露光される。特に、
原稿16の後端では、はね上げ等により、原稿16がド
ラム300から離反し、光路長の変化を発生させること
があったが、本実施例では、ガラス板314により原稿
16を押え付けているため、原稿16の浮きを確実に防
止することができる。
【0180】また、原稿16の様々なサイズがあり、例
えば、幅寸法の短いサイズの原稿では、原稿16をドラ
ム300の軸線方向に亘って、円孔302を遮ることが
できず、吸着効果を低下させることがある。そこで、原
稿16の吸着位置近傍から露光位置までの間に低摩擦の
シート316で覆い、前記円孔302からの吸引領域を
狭め、小サイズの原稿16の吸着効果を向上させるよう
にした。これにより、幅サイズの小さい原稿16におい
ても確実にドラム300へ吸引することができる。ま
た、このシート316は、低摩擦であるため、ドラム3
00の回転に伴って摺動されても静電気の発生を防止す
ることができる。
【0181】また、このシート316の先端は、前記ガ
ラス板314によって押えされており、ばたつくことも
防止できる。
【0182】ここで、ステップ710において、ドラム
300の回転に伴って、原稿16の先端が露光位置まで
至ると(原稿検出センサ46で原稿16の先端を検出し
てから所定時間後)、ステップ712へ移行してシャッ
ター414が開放され、次いでステップ714で撮影ロ
ーラ202が同期して回転される。このため、安定して
露光位置まで送り込まれた原稿16は、光学系400に
よってその画像がスリット露光される。
【0183】すなわち、原稿16の画像は、マスク40
4に設けられたスリット孔404を通過し、反射ミラー
406、408に反射され、かつレンズ412Aによ
り、撮影ローラ202に巻き付けられたマイクロフィル
ム102上に結像する。このため、2個の撮影ローラ2
02に巻き付けられたそれぞれのマイクロフィルム10
2には、ほぼ同時に同一の画像が撮影できる。
【0184】原稿検出センサ46によって原稿16の後
端を検出すると、通常は、所定時間経過後にシャッター
414は閉じられ、撮影は完了することになるが、本実
施例では、この画像の撮影と同時に副光学系500によ
ってブリップマーク102Bとコマ番号102Cを画像
コマ102Aの近傍へ焼付けるようにしている。
【0185】ブリップマーク102B及びコマ番号10
2Cは、1列に並んだ液晶シャッター508のシャッタ
ー窓を撮影ローラ202の回転(マイクロフィルム10
2の移動)に伴って開閉することにより、ブリップマー
ク102Bが連続的な矩形状のマークとされ、コマ番号
はドットパターンで焼き込むことができる。
【0186】ここで、原稿サイズ(特に長さ方向)が小
さい場合、コマ番号102Cを全て焼き込む前にシャッ
ター414が閉じられる恐れがある。このため、シャッ
ター414を閉じる時期を撮影完了(原稿16の後端が
検出されてから所定時間経過後)又はコマ番号102C
の全ての焼き込みが終了した時期の何れか遅い方を選択
するようにしている(ステップ716、718、72
0)。この場合、撮影ローラ202の回転を継続され
る。
【0187】これにより、コマ番号102Cを縮小する
といった手段を用いずに確実に焼き込むことができる。
【0188】次いで、ステップ722では、次の原稿1
6が原稿台18上にある場合は、ステップ722で撮影
開始キー26が直ぐに操作される可能性があるため、駆
動系を駆動させた状態で、ステップ724で撮影開始キ
ー26が操作されたか否かが判断され、肯定判定された
場合には、ステップ726でフィーダ部を駆動させた
後、ステップ710へ移行する。
【0189】また、ステップ720で否定判定の場合
は、ステップ728で駆動系を停止させ、ステップ70
0へ移行する。
【0190】原稿16がドラム300の剥離位置に至る
と、原稿16は、円孔302から吹き出るエアによっ
て、ドラム300から剥離され、スタッカー50へと案
内され、排出される。
【0191】なお、本実施例では、図21(A)に示さ
れる如く、ベース部108側のみに押圧部材138を設
けているため、保持部210に対面させる側がベース部
108に限定されることになるが、図21(B)に示さ
れる如く、アーム操作ベース136の蓋体112側端部
を延長して斜面部136Aと同一の斜面部136Bを形
成し、蓋体112にベース部108の円孔108Eと同
様の円孔112Bを設け、押圧部材139を配設するこ
とによって、マガジン100を表裏関係なく、保持部2
10へ対面させることができる。
【0192】この場合、蓋体112側の回転伝達板12
2が駆動板216と係合し、駆動力を受けると共に、蓋
体112側のスライド操作部157がスライド操作され
ることによって、スライド板140及び案内ブラケット
160を移動させることになる。
【0193】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る撮影フィ
ルム用マガジン装填部構造及びマガジン装填方法は、撮
影ローラ等の共通部品を装置本体側へ配置して軽量かつ
小型とすると共に、この撮影ローラ等の共通部品へのフ
ィルムの装填作業を容易に行うことができるという優れ
た効果を有する。
【0194】また、上記効果に加え、撮影フィルム用マ
ガジン装填部構造は、1回の原稿画像の露光作業によっ
て、複数の撮影フィルムに同一画像を撮影することがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る撮影装置の全体構成図である。
【図2】原稿(預金振替依頼書)の平面図である。
【図3】ドラム及び光学系の概略構成図である。
【図4】測光制御ブロック図である。
【図5】(A)は短い原稿の測光タイミング、(B)は
長い原稿の測光タイミングを示す特性図である。
【図6】原稿幅の違いを示す測光値の特性図である。
【図7】穴付原稿の斜視図である。
【図8】原稿検出センサの信号を用いた穴付原稿を検出
のためのタイムチャートである。
【図9】マガジンの分解斜視図である。
【図10】マガジンの内部を示す平面図である。
【図11】マガジン装填部の正面図である。
【図12】マガジン装填部の保持部の断面図である。
【図13】マイクロフィルム取出機構部の分解斜視図で
ある。
【図14】ドラム及びその周辺の分解斜視図である。
【図15】副露光部の概略構成図である。
【図16】マイクロフィルムの平面図である。
【図17】液晶シャッター及び副露光部による焼き込み
状態を示す正面図である。
【図18】ランプ照度制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図19】原稿検出制御ルーチンを示すフローチャート
である。
【図20】撮影制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図21】(A)はベース部対面型マガジンのアーム操
作ベース及びその周辺の構造を示す断面図、(B)は表
裏反転装填可能型マガジンのアーム操作ベース及びその
周辺の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 撮影装置 16 原稿 100 マガジン 102 マイクロフィルム(撮影フィルム) 104 リール 106 マガジン本体 110A シャッタ窓(開口) 200 マガジン装填部 202 撮影ローラ 204、206 ピン(位置決め部材) 228 マイクロフィルム取出機構部(操作部) 248 ロック機構部(ロック機構) 400 光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 設楽 真一 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を露光した光が光学系によって
    形成される複数の光路によってそれぞれ案内され、かつ
    集光される複数の露光部と、 前記露光部に対応してそれぞれ設けられ撮影フィルムが
    収容されるマガジン本体が載置されると共にこの載置面
    の一部が貫通され前記撮影フィルムの前記露光部への案
    内路が形成された載置台と、 前記マガジン本体の外部に摺動可能に設けられ、マガジ
    ンの撮影フィルム引出用開口の開放動作とこの開口から
    の撮影フィルムの引出し動作とを連動して動作させる摺
    動部材と連結され前記動作状態で保持するロック機構を
    備えた操作部と、 を有する撮影フィルム用マガジン装填部構造。
  2. 【請求項2】 前記露光部には、撮影フィルムが巻き掛
    けられる撮影ローラが配置され、この撮影ローラの回転
    によって撮影フィルムが順次露光位置へ位置決めされる
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影フィルム用マガジ
    ン装填部構造。
  3. 【請求項3】 前記載置台の載置面が互いに相反する同
    一角度の勾配を持つ一対の斜面で形成された山型とされ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撮
    影フィルム用マガジン装填部構造。
  4. 【請求項4】 前記摺動部材及びマガジン本体とに対応
    してそれぞれ位置決め部が設けられ、前記摺動部材が非
    操作状態の位置にあるときの2点の位置決め部の相対位
    置で前記載置台の所定位置へ載置可能とされていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3記載の撮影フィルム
    用マガジン装填部構造。
  5. 【請求項5】 一対の撮影フィルム用マガジンをフィル
    ム引出開口を閉止した状態で、互いに相反する同一角度
    の勾配を持つ一対の斜面で形成された山型の載置台に装
    填し、 それぞれの斜面に対応して設けられた操作部を操作する
    ことによって、フィルム引出開口を開放させ、かつ撮影
    フィルムをこの開口から引出すと共にこの動作状態で保
    持し、 引き出された撮影フィルムを露光部の撮影ローラへ巻き
    掛けることを特徴とする撮影フィルム用マガジンの装填
    方法。
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