JPH0764460B2 - ワインダー装置における巻取り芯管クランプ装置 - Google Patents

ワインダー装置における巻取り芯管クランプ装置

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JPH0764460B2
JPH0764460B2 JP4335430A JP33543092A JPH0764460B2 JP H0764460 B2 JPH0764460 B2 JP H0764460B2 JP 4335430 A JP4335430 A JP 4335430A JP 33543092 A JP33543092 A JP 33543092A JP H0764460 B2 JPH0764460 B2 JP H0764460B2
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省吾 木内
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株式会社長谷川鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙等の長尺ウエブを巻取
り芯管に巻回しウエブロールを形成するワインダー装置
における巻取り芯管のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワインダー装置でウエブロールを形成す
る場合、一般に巻取りに供する紙等を巻取り芯管の全巾
に亘って巻回することから、巻取り芯管の芯出し及び固
定手段として軸端に設けたクランプヘッドを巻取り芯管
の管端内に押込んで芯管を固定するクランプ装置を使用
している。
【0003】この種クランプ装置は図10及び図11に
示すように軸21の端部に先細のクランプヘッド22、
23が夫々取付けられており、図10においてはクラン
プヘッド22のテーパー部24を巻取り芯管20内に押
込んで芯管20を芯出し、固定している。
【0004】又図11においてはクランプヘッド23の
小径の円柱部25を巻取り芯管20の管端内に挿入する
と共に、大径の筒部端面を芯管20の端面に押し付けて
芯管20の芯出しと固定を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら図10に
おいては、クランプヘッド22のテーパー部24と巻取
り芯管20の管端エッジ部とが線接触するため、この接
触部に加圧力が集中し、これを経年続けた場合テーパー
部23が摩耗して巻取り芯管20の芯出しが正確に行え
ず、更にこれに伴い巻取り芯管20の固定が不充分とな
ってウエブ巻取り時に芯管20の回転捩れが生じウエブ
ロール形成に不具合が生じていた。
【0006】又図11に示す正円柱部を芯管20内に挿
入し芯出しを図るクランプヘッド23を使用する場合に
は各々の巻取り芯管20の内径公差が大であるために、
真円柱部25の直径を小さくして芯管20の内径との間
に間隔を有するように直径設定を行い小径の芯管20が
使用されてもこれに対応できるようにしている。
【0007】然しながらこの方法では大径の芯管20に
対し遊びを生じ芯出しが充分に行い難くなる問題を有し
ていた。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記の如く
巻取り芯管の内径公差等にも左右されず常に適正に芯出
しを行い、且つ適正な強度で巻取り芯管を固定する所期
の目的を有効に達成し、同時に構造の簡素化が図れるク
ランプ装置を提供する。
【0009】その手段として本願発明はチャックに巻取
り芯管の軸心方向へ延在し且つチャック先端面と基端面
で開放せる一条の割溝を形成して割チャック構造にし、
他方芯金の周面に上記割チャックの先端面と対向する環
状突部を設けると共に割チャックの後端面と対向する環
状段部を設け、該環状段部と環状突部間の芯金の周面に
上記割チャックを保持させ、この環状段部と環状突部間
に割チャックを弾性的に拡縮する傾斜カム面を形成し、
上記軸及び芯金の進出により上記傾斜カム面を割チャッ
ク内周面に作用させ、該割チャックを一条の割溝におい
てその母材弾性に抗し上記芯金の周方向へ拡開させ巻取
り芯管の端部内周面に圧接結合させる構成とした。
【0010】又本願発明はチャックに巻取り芯管の軸心
方向へ延在せる割溝を周方向に間隔を置いて複数条形成
し、該各割溝をチャック先端面で開放すると共に割チャ
ック片基端部を各割溝基端部において相互に母材連結せ
る割チャック構造にし、該割りチャックはその割溝基端
の連結部をストッパーを介し上記芯金の後端部に係合
し、該割チャックを弾性的に拡縮する傾斜カム面を上記
割溝が延在する芯金の周面に形成し、上記軸及び芯金の
進出により上記傾斜カム面を割チャック内周面に作用さ
せ、割チャック片基端の連結部を支点として各割チャッ
ク片先端側をその母材弾性に抗し芯金の周方向と直交す
る方向へ拡開させ巻取り芯管の端部内周面に圧接結合さ
せる構成とした。
【0011】
【作用】本発明によれば、巻取り芯管の延長上に設けら
れた軸を巻取り芯管方向へ進出させると、この軸端の芯
金に外装した割チャックが巻取り芯管内に挿入され、同
割チャックの母材弾性に抗し拡開して巻取り芯管の端部
内周面に均一に圧接結合する。これにより繰返し行われ
る巻取り芯管の芯出しが常に正確に行え、割チャックと
巻取り芯管とが軸を中心にして一体回転できる。
【0012】又チャック先端面と基端面で開放せる一条
の割溝を形成した割チャックを、芯金の周面に形成した
環状突部と環状段部間に外嵌めする複合構造にて、割チ
ャックを一条の割溝において拡径させつつ芯金の環状突
部と環状段部間に嵌込み保持させることにより、割チャ
ックと芯金との一体組立が容易に図れ、又逆に上記一条
の割溝において拡開するのみで上記芯金からの取出しが
容易に行え、割チャック摩耗時における交換作業が極め
て簡便に行なえる。即ち、割チャックは後端側から途中
まで芯金に緩挿し先端側を強く押圧して環状突部を乗り
越えさせるのみで環状突部と環状段部間への嵌合が極め
て容易に行える。
【0013】又軸及び芯金を進出させて芯金の環状段部
と環状突部間に形成した傾斜カム面を割チャック内周面
に作用させることにより、割チャックを一条の割溝にお
いてその母材弾性に抗し上記芯金の周方向へ拡径させて
巻取り芯管の端部内周面に有効に圧接結合させることが
できる。
【0014】又チャック先端面で開放せる複数条の割溝
によって隔てられ該割溝基端部において相互に母材連結
せる複数の割チャック片を備える割チャックを、芯金の
傾斜カム面に外嵌めしつつ、芯金の後端部にストッパー
を介し割りチャックを割溝基端の連結部を係合させる複
合構造により、割チャックをストッパーにて芯金先端側
への外脱を防止すると共に芯金の傾斜カム面にて芯金後
端側への抜け止めを図って割チャックと芯金との一体組
立が容易に行え、又ストッパーを解除するのみで何らの
拡開力を与えることなく割チャックを芯金から容易に抜
去でき、割チャック摩耗時における交換作業が極めて簡
便に行える。
【0015】又軸及び芯金の進出により上記傾斜カム面
を割チャック内周面に作用させることにより、各割チャ
ック片基端の連結部を支点として各割チャック片先端側
をその母材弾性に抗し芯金の周方向と直交する方向へ良
好に拡開させ巻取り芯管の端部内周面に適正に圧接結合
させることができる。
【0016】従って割チャックと芯金との組立構造を単
純合理的な構造にしつつ所期の開閉機能を適正に発揮さ
せることができ、又前記の通り、摩耗した割チャックの
交換作業が頗る簡便に行える。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図9に基き詳
述する。
【0018】1は紙等の長尺ウエブロールを形成するた
めの巻取り芯管を示し、この巻取り芯管1の延長上にお
いて往復動可に設けられた軸5の端部に芯金4を取付け
てこの芯金4にチャック2を外挿し、軸5及び芯金4の
進出によりチャック2を巻取り芯管1の管端内に挿入し
た後、巻取り芯管1と結合させウエブの巻取りを行うよ
うにする。
【0019】図1乃至図3は本発明の第1実施例を示
す。上記チャック2は大径筒部2bの前端に巻取り芯管
1の内径に比べ小径の筒部2aを同軸上に連設してこれ
を巻取り芯管1の管端内への挿入部とする。
【0020】更に小径筒部2aと大径筒部2bとの連設
部に両筒部2a、2bの径差によって形成された大径筒
部2bの端面を巻取り芯管1の管端面との当接部2cと
し、大径筒部2bの連設部内周面に大径筒部2bの基端
に向け漸次外方へ拡大せる傾斜カム面2dを形成する。
【0021】又小径筒部2aはその外周面を先端へ向け
収斂して巻取り芯管1への挿入を案内するテーパー部2
eを形成する。
【0022】上記チャック2に巻取り芯管1の軸心方向
へ延在し、且つチャック2の先端面と基端面で開放する
一条の割溝3を形成し、チャック2を割チャック構造と
する。即ち、小径筒部2aの先端面から大径筒部2bの
基端面に亘り周方向の一部を母線に沿い一条の割溝3で
分断して該割溝3において割チャック2の母材弾性によ
り割チャック2全体を周方向へ拡縮自在にする。
【0023】4は軸5の先端に取付けられた芯金を示
し、この芯金4は前記巻取り芯管1の延長上に設けられ
た軸5が巻取り芯管1の管端内に割チャック2を挿入し
た時これを弾性的に拡開させ芯管1に圧接結合させる手
段である。
【0024】上記芯金4はその一端に大径筒部4bを形
成し、他端に上記割チャック2の小径筒部2a内に挿入
される小径筒部4aを形成すると共に、両筒部4a、4
b間に上記割チャック2の大径筒部2b内に挿入される
傾斜筒部4dを形成する。
【0025】該傾斜筒部4dはその外周面を小径筒部4
aの後端から大径筒部4bの前端へ向け漸次外方へ拡径
させて上記割チャック2の傾斜カム面2dと略同調する
傾斜カム面4eを形成し、この傾斜筒部4dを介して上
記小径筒部4a及び大径筒部4bの三者を同軸上に連設
する。
【0026】更に傾斜筒部4dと大径筒部4bとの連設
部の外周面に上記割チャック2の後端面と対向する環状
段部4fを形成すると共に、上記小径筒部4aの先端外
周面に割チャック2の先端面と対向する環状突部4cを
形成する。
【0027】上記割チャック2は一条の割溝3において
その母材弾性に抗し拡径させつつ芯金4の小径筒部4a
先端側より挿入して同芯金4の小径筒部4aと傾斜筒部
4dに亘り同一軸心となるよう外挿し、この後割チャッ
ク2を上記母材弾性に従い自復させて芯金4の傾斜筒部
4d外周面の傾斜カム面4eと割チャック2の傾斜カム
面2dとを整合させる。よって芯金4の環状段部4fと
環状突部4c間に割チャック2を保持させて芯金4との
一体複合構造とする。
【0028】即ち、割チャック2は後端側から途中まで
芯金4に緩挿し先端側を強く押圧して環状突部4cを乗
り越えさせるのみで環状突部4cと環状段部4fとの間
に嵌合し、これにより割チャック2は芯金4の環状突部
4cと環状段部4f間において軸芯と平行な方向への往
復移動を許容しつつ保持され、環状突部4cの内端面に
割チャック2の先端面が当接することで割チャック2の
先方への抜止めが図られる。
【0029】又上記芯金4は大径筒部4bを設けずに小
径筒部4aに連設した傾斜筒部4dの最大径部に図8に
示す如き外方へ環状に張出したフランジ部4d′を設
け、これを芯管端面を規制する環状段部4fとすること
も可能である。
【0030】上記の如く芯金4に一体に組立てた割チャ
ック2は後記する駆動装置で軸5及び芯金4を進出させ
ることにより芯金4の傾斜カム面4eを割チャック2内
周の傾斜カム面2dに作用させて割チャック2を一条の
割溝3においてその母材弾性により芯金4の周方向へ拡
径及び縮径自在とする。
【0031】次に上記割チャック2と芯金4の第2実施
例を図4及び図5に基き説明する。
【0032】チャック2は大径筒部2bの前端に巻取り
芯管1の内径に比べ小径の筒部2aを形成してこれを巻
取り芯管1への挿入部とすると共に、該小径筒部2aの
外周面を前方に向け漸次縮径させ巻取り芯管1への挿入
を案内する傾斜ガイド面2eを形成する。
【0033】更に小径筒部2aと大径筒部2bとの連設
部において両筒部2a、2bの径差によって形成された
大径筒部2bの端面を巻取り芯管1との当接部2cとす
ると共に、この大径筒部2bの前端側内周面を基端側へ
向け漸次外方へ拡径させて傾斜カム面2dを形成する。
【0034】上記の如く形成したチャック2には巻取り
芯管1の軸心方向へ延在し且つチャック2の先端面、即
ち小径筒部2aの先端面で開放せる割溝3を複数条設け
て割チャック構造とする。
【0035】詳述すれば割溝3をチャック2の周方向に
等間隔で複数条設けて各割溝3間に周方向において略同
巾の割チャック片2′を複数等間隔に形成して各割チャ
ック片2′の弾性率を略同一にし、割チャック片2′の
基端部を各割溝3の基端部において相互に母材連結す
る。つまり割チャック片2′は各割チャック片2′の連
結部2fを支点としてその開放端、即ち割チャック片
2′先端側をその母材弾性により割チャック2の径方向
に拡縮自在にする。
【0036】4は前記第1実施例と同様巻取り芯管1の
延長上に設けられた軸5が巻取り芯管1方向へ進出し、
割チャック2を芯管1の管端内へ挿入した時にこれを弾
性的に拡開させる芯金を示し、芯金4はその一端に割チ
ャック2の大径筒部2bに内挿される大径筒部4bを形
成し、他端に割チャック2の小径筒部2a内に挿入され
る小径筒部4aを形成し、両筒部4a、4b間に傾斜筒
部4dを形成する。
【0037】該傾斜筒部4dは上記割チャック2の割溝
3の延在部において、その外周面を小径筒部4aの後端
から大径筒部4bの前端へ向け漸次外方へ拡径させて上
記割チャック2の傾斜カム面2dと略同調する傾斜カム
面4eを形成し、この傾斜筒部4dを介して上記小径筒
部4a及び大径筒部4bの三者を同軸上に連設する。
【0038】而して上記芯金4の先端側、即ち小径筒部
4a先端側より前記割チャック2を同一軸心となるよう
外挿し、芯金4の傾斜筒部4dの傾斜カム面4eに割チ
ャック2の傾斜カム面2dとを挿合させ、更に割チャッ
ク2はその割溝3基端の連結部2fを割リングから成る
ストッパー7を介し、芯金4の基端部に係合して割チャ
ック2と芯金4とを一体複合構造とする。
【0039】詳しくは割チャック2を芯金4の先端側か
ら何らの拡開力を与えずに単に緩挿するのみで芯金4周
面へ外嵌めし、芯金4の基端部端面即ち大径筒部4bの
基端部端面と当接するストッパー7を割チャック2の大
径筒部2bの基端部内周面の周方向に形成した溝8に弾
性に抗し内嵌めして、該ストッパー7にて割チャック2
を芯金4先端側への外脱を防止すると共に芯金4の傾斜
カム面4eにて後端側への抜止めを図る。
【0040】これにより芯金4と一体複合構造とした割
チャック2は軸5及び芯金4の進出駆動にて芯金4の傾
斜カム面4eを割チャック2内周の傾斜カム面2dに作
用させ、各割チャック片2′基端の連結部2fを支点と
して各割チャック片2′先端側をその母材弾性により芯
金4の周方向と直交する方向へ拡開、縮閉自在とする。
【0041】上記第1、第2実施例は何れも芯金4をベ
アリング6を介して軸5に回転自在に取付け、図7に示
すエア又は油圧シリンダ19で軸5を巻取り芯管1の軸
線方向に進退駆動させる。上記各クランプ装置は巻取り
芯管1の延長上において巻取り芯管1の管端と対向して
配置する。
【0042】又ウエブの巻取り側は図8に示すように割
チャック2を外挿した芯金4を軸5と一体構造にし、軸
5を回転駆動源たるモータ16にて回転して芯金4及び
割チャック2を軸5と共に一体回転可にすると共に、軸
5と共に進退可にし、軸5の回転駆動力を芯金4及び割
チャック2を介して巻取り芯管に伝達してウエブの巻取
りを行うようにする。
【0043】詳述すると、軸5を外筒9内にベアリング
6′を介して回転自在に内挿し、この外筒9の外周にピ
ストン10を設け、該外筒9にシリンダ13を外挿し、
シリンダ13内にピストン10によって画成された第1
油圧室11と第2油圧室12を形成する。
【0044】第1、第2油圧室11、12には夫々の油
圧室と連通する油圧供給口14、15を設け、一方に油
圧を供給した時外筒9を軸5と一緒に巻取り芯管1方向
へ移動し、他方に油圧を供給した時外筒9を軸5と一緒
に逆方向へ移動させ芯金4及び割チャック2を芯管1の
管端に出入させるようにする。
【0045】他方軸5の後端にモータ16をその回転軸
が軸5と同一軸線となるように設け、このモータ16に
より軸5を回転駆動させて割チャック2を回転させ、割
チャック2によってこの回転を巻取り芯管1に伝達しウ
エブの巻取りを行うようにする。
【0046】尚モータ16はモータケースを外筒9と一
体にし外筒及び軸5と共に一体に進退動可され、外筒9
及びモータケースは回転しない。
【0047】又図9に示すように割チャック2を外装し
た軸5をスライド筒17に巻取り芯管1方向へスライド
自在に内挿し、このスライド筒17と平行に設置したシ
リンダによって軸5を往復動させてもよい。
【0048】斯くして軸5が巻取り芯管1方向へ進出し
た時割チャック2は芯金の案内によって巻取り芯管1の
管端内に挿入され、割チャック2の当接部2cが巻取り
芯管1の端面と当接した時点で挿入が完了し、引続き軸
5が進出することによって上記当接部2cが巻取り芯管
1の端面に圧接すると同時に、割チャック2の傾斜カム
面2dと挿合する芯金4の傾斜筒部4d(傾斜カム面4
e)が割チャック2の小径筒部2a内域へ漸次介入し、
第1実施例の場合、図3に示すように傾斜筒部4dの傾
斜カム面4eの外径拡大に追随して割チャック2を一条
の割溝3においてその母材弾性に抗し芯金4の周方向へ
拡径させて小径筒部2aの外周面を巻取り芯管1の管端
内周面に均一に圧接結合し、割チャック2を軸5を中心
にしてウエブの巻取り回転駆動によって巻取り芯管1と
一体回転させる。
【0049】又第2実施例の場合は図6に示すように、
上記第1実施例と同様、芯金4の傾斜筒部4d(傾斜カ
ム面4e)が割チャック2の小径筒部2aの内域へ漸次
介入することによって、傾斜筒部4dの傾斜カム面4e
の外径拡大に追随し、各割チャック片2′を連結部2f
を支点としてその開放端をその母材弾性に抗して芯金4
の周方向と直交する方向へ均一に拡開させ、巻取り芯管
1の管端内周面に均一に圧接結合して割チャック2を軸
5を中心にして巻取り芯管1と一体回転させる。
【0050】即ち、上記第1、第2実施例によれば割チ
ャック2を拡径又は拡開して巻取り芯管1の管端内周面
を内方から外方へ均一に締付けることによって巻取り芯
管1を軸5と同一軸線上に連結して巻取り芯管1の芯出
しを適正に行いウエブの巻取り駆動源で一体回転させ巻
取りを行うことができる。
【0051】上記ウエブの巻取りが完了し、軸5を後退
させると芯金4の傾斜筒部4dは割チャック2の小径筒
部2a内域から漸次抜脱され、傾斜筒部4dの収斂に追
随して割チャック2がその弾性に従い自復して縮径又は
縮閉し、割チャック2の小径筒部2aが巻取り芯管1の
管端内周面と離間する。以後割チャック2は軸5によっ
て巻取り芯管1から後退しウエブロールの形成が終了す
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、軸の進出により割チャ
ックがその母材弾性に拡開して巻取り芯管の端部内周面
に均一に圧接結合できるため、常に適正に巻取り芯管の
芯出しが行える。
【0053】即ち、割チャックによって軸と巻取り芯管
とを同一軸線上に正確に結合し、且つ充分な強度をもっ
て巻取り芯管を締付け固定でき、割チャックと巻取り芯
管とを軸を中心にして安定に一体回転させることができ
る。これによりウエブ巻取り時の巻取り芯管の回転捩れ
をおさえ、巻取りムラのないウエブロールを形成するこ
とができる。
【0054】又割チャックを拡開させて巻取り芯管の内
周面を締付ける構成としたので、巻取り芯管の製造時に
生ずる内径公差に左右されず常に適正な加圧力をもって
巻取り芯管を固定することができる。
【0055】又チャック先端面と基端面で開放せる一条
の割溝を形成した割チャックは、該一条の割溝において
周方向へ拡開しつつ、芯金の環状突部と環状段部間に嵌
込み保持させるだけで割チャックと芯金とを容易に一体
構造とすることができ、又逆に上記一条の割溝において
拡開するのみで上記芯金からの取出しが容易に行え、割
チャック摩耗時における交換作業が極めて簡便に行なえ
る。即ち、割チャックは後端側から途中まで芯金に緩挿
し先端側を強く押圧して環状突部を乗り越えさせるのみ
で環状突部と環状段部間への嵌合が極めて容易に行え
る。
【0056】又割チャックは該芯金の環状段部と環状突
部間において傾斜カム面の作用を受けて拡縮し巻取り芯
管の端部内周面に適正に圧接結合又は圧接解除させるこ
とができる。
【0057】又チャック先端面で開放し基端部において
相互に母材連結せる複数の割チャック片を備える割チャ
ックは、芯金の先端側から何らの拡開力を与えずに単に
緩挿するのみで芯金周面への外嵌めが容易に行え、この
外嵌めした割チャックの後端部にストッパーにより割溝
基端の連結部を係合するだけで、割チャックをストッパ
ーにて芯金先端側への外脱を防止すると共に芯金の傾斜
カム面にて芯金後端側への抜け止めを図って割チャック
と芯金とを容易に一体構造とすることができる。
【0058】又ストッパーを解除するのみで何らの拡開
力を与えることなく割チャックを芯金から容易に抜去で
き、割チャック摩耗時における交換作業が極めて簡便に
行える。又芯金の上記傾斜カム面を各割チャック片基端
の連結側から先端開放側へ向け進出させることにより、
各割チャック片は基端の連結部を支点とする先端側にお
ける拡開が良好に惹起されこの拡開部を巻取り芯管の端
部内周面に適正に圧接結合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すワインダー装置にお
ける巻取り芯管クランプ装置を示す断面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】第1実施例を示すクランプ装置において割チャ
ックを拡開した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すワインダー装置にお
ける巻取り芯管クランプ装置を示す断面図である。
【図5】同正面図である。
【図6】第2実施例に示すクランプ装置において割チャ
ックを拡開した状態を示す断面図である。
【図7】上記クランプ装置の進退駆動部を一部断面して
示す正面図である。
【図8】上記クランプ装置の進退及び回転駆動部を示す
断面図である。
【図9】図7に示す進退駆動部の他の実施例を示す要部
側面図である。
【図10】従来例を示すクランプ装置の側面図である。
【図11】他の従来例を示すクランプ装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 巻取り芯管 2 割チャック 2′ 割チャック片 2f 割チャック片基端 3 割溝 4 芯金 4c 環状突部 4e 傾斜カム面 4f 環状段部 5 軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取り芯管の延長上において往復動可に設
    けられた軸の端部に芯金を取付け、該芯金にチャックを
    外挿して上記軸の進出により該チャックを巻取り芯管の
    端部内周面に圧接結合させるようにした巻取り芯管クラ
    ンプ装置において、上記チャックに巻取り芯管の軸心方
    向へ延在し且つチャック先端面と基端面で開放せる一条
    の割溝を形成して割チャック構造にし、他方芯金の周面
    に上記割チャックの先端面と対向する環状突部を設ける
    と共に割チャックの後端面と対向する環状段部を設け、
    該環状段部と環状突部間の芯金の周面に上記割チャック
    を保持させ、この環状段部と環状突部間の芯金の周面に
    割チャックを弾性的に拡縮する傾斜カム面を形成し、上
    記軸及び芯金の進出により上記傾斜カム面を割チャック
    内周面に作用させ、該割チャックを一条の割溝において
    その母材弾性に抗し上記芯金の周方向へ拡開させ巻取り
    芯管の端部内周面に圧接結合させるようにしたことを特
    徴とするワインダー装置における巻取り芯管クランプ装
    置。
  2. 【請求項2】巻取り芯管の延長上において往復動可に設
    けられた軸の端部に芯金を取付け、該芯金にチャックを
    外挿して上記軸の進出により該チャックを巻取り芯管の
    端部内周面に圧接結合させるようにした巻取り芯管クラ
    ンプ装置において、上記チャックに巻取り芯管の軸心方
    向へ延在せる割溝を周方向に間隔を置いて複数条形成
    し、該各割溝をチャック先端面で開放すると共に各割チ
    ャック片基端部を各割溝基端部において相互に母材連結
    せる割チャック構造にし、該割りチャックはその割溝基
    端の連結部をストッパーを介し上記芯金の後端部に係合
    し、該割チャックを弾性的に拡縮する傾斜カム面を上記
    割溝が延在する芯金の周面に形成し、上記軸及び芯金の
    進出により上記傾斜カム面を割チャック内周面に作用さ
    せ、割チャック片基端の連結部を支点として各割チャッ
    ク片先端側をその母材弾性に抗し芯金の周方向と直交す
    る方向へ拡開させ巻取り芯管の端部内周面に圧接結合さ
    せるようにしたことを特徴とするワインダー装置におけ
    る巻取り芯管クランプ装置。
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JPH0613164Y2 (ja) * 1988-02-25 1994-04-06 東洋電機製造株式会社 ロール支持軸の構造体

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