JPH0764531B2 - 回分式水蒸気賦活活性炭の製造装置 - Google Patents

回分式水蒸気賦活活性炭の製造装置

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JPH0764531B2
JPH0764531B2 JP1067430A JP6743089A JPH0764531B2 JP H0764531 B2 JPH0764531 B2 JP H0764531B2 JP 1067430 A JP1067430 A JP 1067430A JP 6743089 A JP6743089 A JP 6743089A JP H0764531 B2 JPH0764531 B2 JP H0764531B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被賦活炭を回分式によって水蒸気賦活させ、
この賦活炭を続いて冷却する一連の回分式水蒸気賦活活
性炭の製造装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、水蒸気を用いて炭化炭を賦活して活性炭を製造す
る装置としては、流動輸送層方式、及び移動、流動移動
層方式、多段床炉方式等の製造装置が採用されており、
特に前者の二っの方式装置が現在主流をなしている実情
にある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の流動輸送層方式の装置においては、大量の原料炭
化炭を比較的短時間で処理することが出来る利点を有す
る反面、効果的に流動できる粒度に制限があること、
製品の性状が不均質になり易いこと、急速加熱によ
り品質低下が発生すること、大量の熱供給手段を技術
的に困難なこと、等の問題点があった。
また、移動、流動移動層方式の装置においては、1)例
えば、排水処理用、排煙脱硫用に対応した細孔構造の活
設炭を同一原料、同一装置で製造できること、2)安定
した性状のものが量産され、製品の歩留りが高いこと、
等の利点を有するが、反面、原料の形態に制限され球
形、粒状のものに限られる難点を有している。
上記二つの装置は、原料の形態の制限、その他品質に対
する適応性について問題点がある。両装置とも量産に適
しているが、単一製品を量産する事については確かに経
済性を有するが、製品そのものの社会的要求については
疑問がある。即ち、活設炭については消費者の多種小量
的な要求に対応する必要があるので、量産に適する事は
必ずしも経済性があるとは言へない。換言すれば量産に
より製造原価指数が減じても多種小量的な市場に必ずし
も経済的に対応出来るとは言へないのが実情である。
本発明は、従来の技術の有する問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、炭化炭粒子と加
熱水蒸気を均一且つ一様に接触させて賦活反応を炭化炭
溜塊全体に一様に生起させる回分式回転水蒸気賦活レト
ルトと賦活炭を強制的に冷却すると共に高熱排ガスに同
伴される微細な炭素を有効に分離させる回分式回転水冷
式冷却器とより構成させて、原料の形態に制限されずに
企画された細孔構造をもつ活性炭を極めて簡単な操作に
よって製造することが出来、しかも得られた活性炭の品
質も良好であって、熱量を有効に利用することが出来と
共に賦活炭の冷却時間の短縮を図り、もって活性炭トン
当りの建設費及び運転コストの低廉化を図り、かつ小量
生産においても十分市況価額に対応できる活性炭の製造
装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の回分式水蒸気賦活
活性炭の製造装置においては、賦活水蒸気を常に被賦活
炭の溜塊の下部より噴射させることが可能な水蒸気分配
器と賦活レトルト内で水蒸気を噴射させる水蒸気噴射金
具を備え、賦活完了において賦活炭を賦活時と逆回転の
操作により賦活レトルト外に移送させる炭排出筒を有す
る回分式回転水蒸気賦活レトルトと、冷却水槽に下部が
漬り、冷却水を上方に持ち上げて外周の冷却効果をあげ
る水樋を外周部に設け、入口部には排ガスに対し冷却フ
ィルター効果をするための放射案内羽根を備えた水冷ヂ
ャケット構造の排ガス拡散板を設置し、内部に賦活炭溜
塊を攪拌冷却させる攪拌冷却金具を備え、冷却完了後
は、賦活炭を冷却時と逆回転の操作により系外に移行す
るための賦活炭排出筒を設けた回分式回転水冷式冷却器
から構成させた。
〔作用〕
上記のように構成された回分式水蒸気賦活活性炭の製造
装置は、下記の実施例中で詳説するような作用をもたら
す。
〔実 施 例〕
実施例について図面を参照して説明すると、第1図にお
いて、第1は賦活炉、2は賦活炉内に設けた回転水蒸気
賦活レトルト、3は前記レトルトに水蒸気を供給する水
蒸気分配器、4は賦活炭を冷却する回転水冷式冷却器で
ある。
回転水蒸気賦活レトルト2の形状は中空円盤形であっ
て、SUS316で作られており、このレトルトの両側壁面2
a、2a′中心部には太いパイプを用いて回転軸5、5′
として取り付けられ、各回転軸はローラ台6、6′に設
置されて回転可能に構成される。該賦活レトルトに回転
を与えるには、可変減速機7の駆動により駆動軸8、
8′を介してチェン9、9′により前記各回転軸に取り
付けられらスプロケット10、10′を駆動させて回転させ
る。
回転水冷式冷却器4は、相対向せる円板体11、11′が賦
活炭溜塊を攪拌冷却させる多数の攪拌冷却金具12で保持
され、二つの円板体の円周部は円周板11aで覆設されて
冷却器を構成し、この円板体の両則面中心部に太管が回
転軸13、13′として取り付けられる。一方の回転軸13は
賦活レトルトに設けた回転軸5′の外周部に遊嵌されて
いる。この両回転軸はローラ台14、14′に設置され、回
転可能な機構になっている。回転水冷式冷却器4に回転
を与えるのには、加速減速機15の駆動により、駆動軸1
6、16′を介して、チェン17、17′により前記各回転軸
に取り付けたスプロケット18、18′を駆動させて回転さ
せる。
回転水冷式冷却器4の両円板体の外周面部に沿って側面
冷却水樋19が多数等間隔をおいて設けられ、また該冷却
器の円板部位に円周面冷却水樋20が多数等間隔に取り付
けられている。該冷却器は回転軸を除く下部が冷却水槽
21内に常時浸漬されており、該冷却器内の下部に留った
高温の賦活炭を回転転動させることにより、積極的且つ
合理的に賦活炭を冷却すると共に前記各冷却水樋は該冷
却器の回転に伴って水槽21内の冷却水を上部まで汲み上
げて散水し、冷却器4の表面及び回転軸13、13′を冷却
するようにしている。
冷却水槽21内にある冷却水は循環ポンプ22により揚水管
23で回転水冷式冷却器4の上方に設置された冷却塔24に
送水され、ここで放熱し、冷却されて該冷却塔の底部に
配管された給水管25により前記各側面冷却水樋及び円周
面冷却水樋に注水させる。前記冷却水が注水されること
により空間に露出している冷却器4の表面は効果的に冷
却される。冷却により蒸発した冷却水は冷却塔24に設け
た補水管26を通して補水される。賦活炉1よりの輻射熱
を遮断するために、賦活炉と回転水冷式冷却器4との間
に遮熱板27が設置されて該冷却器4を保護している。前
記冷却器には冷却が完了した150℃以下になった賦活炭
を捕集する捕集槽28が該冷却器の一側に設けた回転軸1
3′に接続されて設置されている。この捕集槽には温度
計TIが取り付けられており、搬入してくる賦活炭の温度
を倹測するようにしている。捕集槽の下部にはロータリ
フィーダー29を備えた排出管が設けられ、このフィーダ
ーを操作することにより捕集槽内の賦活炭を梱包袋30に
充填させて製品として出荷させる。
装置の終端において粉塵の発生に対する公害防止対策と
してサイクロン31及びバグフィルター32を接続し、これ
らを介して吸引ブロワー33で吸引することにより粉塵を
捕集除去し、吸引空気を清浄化させて排気煙突34から大
気中に放出させる。
本発明に係る活性炭製造装置内の圧力調整は、サイクロ
ン31の入口側に接続されるダクトに設けた大気用ダンパ
ー35および大気用マノメータ36と前記捕集槽上部に接続
される導管に設けた装置用マノメータ37の指示値を観察
しながらダンパーを開閉して調節させる。なお、導管を
設けた装置用ダンパー38はテスト及び緊急開放時のみ使
用し、常時閉止されている。
次に本発明装置の基幹装置の技術的役割について説明す
る。
賦活炉1は耐火煉瓦積みで構成され、この炉内に回転水
蒸気賦活レトルト2が回転可能に装備されており、該賦
活炉1は賦活レトルト2の円周部分を効率良く加熱する
ために炉下側部位をドーナット型の火焔道39に形成さ
せ、炉中央部位をせまく狭窄させて加熱火焔がシヨート
パスしてないようにしてある。
第2図は賦活炉1の縦断面図であって、炉底部の火焔道
39にのぞませて設けられた火焔吹込導管に加熱用オイル
バーナ40が取り付けられて賦活レトルト2の下部を加熱
するようになっている。燃焼ガスは炉頂部に設けた煙突
41を通して大気中に放出させる。
火焔道39の出口部位に温度計の検出端42が挿設されて火
焔温度の測定に供している。
前記オイルバーナに燃料を送るパイプ43の管路にオリフ
ィス44が設けられて燃料量を測定するようにしている。
温度計検出端42の系路に温度調節計TPI(比例+積分動
作)を設け、更にオリフィス44の系路に流量調整計FPI
(比例+積分動作)を取り付け、前記温度調節計と流量
調節計の系路をガスケード調節計45に接続し、燃焼自動
調節弁46を作動させて常に火焔道39が一定の温度になる
ようにオイルバーナ40に燃焼を供給するように制御され
る。賦活レトルト2は矢印で示される火焔方向に回転さ
れる。このような回転は熱応答を良くするために向流回
転となし、又熱伝導を良好にするために賦活レトルト2
の円周面外側に多数の受熱フイン47が等間隔に取り付け
られている。図中の符号48は炭化炭溜塊を示す。
賦活レトルト2内に供給する炭化炭は回転軸5内に装備
されるスクリューコンベア49によって供給が行なわれ
る。このスクリューコンベアの終端は当然のことながら
賦活レトルト2内に開口されており、供給される炭化炭
は該賦活レトルトの下部に直接落下される。賦活レトル
ト内に入った炭化炭溜塊は、賦活レトルトが回転すると
回転方向に引きづられて炭化炭溜塊の重心は或る位置ま
で移動し、回転速度とバランスした位置で安定する。こ
の時の位置でオイルバーナ40の火焔加熱を受けることに
なる。
次に前述した賦活レトルト内に存在する炭化炭溜塊に水
蒸気を合理的に供給するための水蒸気分配器3の構成及
び水蒸気供給機構について述べる。
第3図は水蒸気分配器3の正面図、第4図はその側面図
である。
水蒸気分配器3は、ロータ板50、分配板51及び分配板押
え金具52、分配板保持金具53、ロータ板接続匡54より構
成されている。ロータ板50には賦活レトルト2に水蒸気
を供給する多数本(図示では12本)の水蒸気供給管55…
…が放射状に接続されている。ロータ板とロータ板接続
匡はボルト・ナットによって締め付けられて気密に保持
される。分配板51はロータ板50に加工してある嵌合溝に
はまり込みセンターがづれない構成になっている。分配
板とロータ板とが接面している面部には、水蒸気供給管
のロータ板での数個の接続口(図示では、55a、55b、55
c、55dの四つの接続口を示している。)をカバーするよ
うに分配溝56が溝設されている。水蒸気はボイラー57で
発生させて、導管58を経て分配溝に入り、この分配溝を
通過して前記各接続口に入る。分配溝の位置に対して接
続口は賦活レトルト2の回転に伴なつて順次変って行
く。図中の符号59は分配板51の位置を変える位相調節溝
であって、その作用については、後述することにする。
第5図は回転水蒸気賦活レトルトの構成図、第6図は予
熱管の配設図を示す。
水蒸気は先に述べたように接続口より水蒸気供給管55…
…を通り接続口番号に対応した賦活レトルト内の予熱管
60(図示では、60a、60b、60c、60d)に入る。予熱管
は、第6図に見られるように、賦活レトルトの一方の内
側壁面部2aに放射状に多数(図示では12本)取り付けら
れる。予熱管は断面正三角形状の部材よりなり前記内側
壁面部に対して山形状に取り付けられる。したがって、
側壁板より直接に熱を受けるから水蒸気は予熱管を通過
中に効率良く加熱されると供に補強の役目を兼ね備えて
いる。予熱管60は該レトルト2内に斜設されている多数
の噴射孔を有する水蒸気噴射金具61……にそれぞれ連結
される。賦活レトルト2内に投入された炭化炭は、該レ
トルトの下部に溜塊として溜り込んでいるが、第5図に
見られるように該レトルトの下側部位に位置する水蒸気
噴射金具61(図示では、61a〜61d)の噴射孔から炭化炭
溜塊を攪拌するような状態で加熱水蒸気を噴射するので
炭化炭粒子と均一な混合を行う。従って、活性炭反応が
積極的に行うことができる。因みに分配溝56にカバーさ
れていないロータ板50に穿った接続口からは当然こと乍
ら水蒸気は流通しないので、賦活レトルト内においても
炭化炭溜塊の存在している所以外からの水蒸気噴射はあ
り得ないのである。換言すれば、分配板の分配溝56の位
置を定めれば、その位置に対応して賦活レトルト内の対
応する位置の水蒸気噴射金具の噴射孔を通して水蒸気は
噴射されるが、他の位置では水蒸気の噴射はない。賦活
レトルトの回転中の炭化炭溜塊の位置している下方より
水蒸気が噴射させるため、水蒸気分配器3の分配板51の
位置を炭化炭溜塊の下方より水蒸気が噴射するように変
えればよいことになる。このためには、第3図に示すよ
うに、分配板押え金具52をゆるめて、位相調節溝59に沿
って分配板51を位置を動かし、分配溝56をシィフトさせ
る手段が採られる。
水蒸気噴射金具61は第5図に示すように、賦活レトルト
の回転方向に対して15゜の傾斜角をもって斜設される。
この理由は賦活レトルトが回転することにより該レトル
ト内の炭化炭溜塊に対して攪拌作用を与えること、及び
該レトルトを逆回転させることにより炭化炭溜塊を系外
に移送する際に溜塊の掻き集めの役目を果させることに
ある。
次に水蒸気噴射金具の攪拌作用に対するメカニズムとそ
の作用について説明する。
水蒸気噴射金具61は断面が直角三角形の部材よりなり、
直角部が上向に設置された三角堤であって多数の噴射孔
を配設した底板を覆設された構成を呈し、予熱管60と他
側内壁面部2a′に亘って斜設されているので、回転賦活
レトルト2を回転させることにより溜塊は水蒸気噴射金
具の呈する形状と傾斜角によって一方に移動されるが、
該レトルトの側壁によって溜塊の移動は邪魔されるので
溜塊は側壁内面部で回転し、これに加えて該レトルトが
回転しているので下方に向って流動する。従って溜塊の
粒子は上下、左右と三次元的な移動を行う。一方、溜塊
に三次元的運動を起させている水蒸気噴射金具からは加
熱蒸気が溜塊の下方から噴射されるので水蒸気と炭化炭
粒子は均一に接触されて理想的な賦活反応が溜塊全体に
起きる。活性炭製造において活性炭の品質は、加熱温
度、水蒸気流量、賦活時間の3変数で定まるが、ここで
炭化炭と水蒸気の接触が均一且つ一様でなければならな
いことが重要な条件である。本発明はこの点を解決した
ものである。
さらに、本発明装置においては、炭化炭の形状及び性質
等の性能に対応させるために回転水蒸気賦活レトルト2
の回転数で対応させている。回転数を変えるには駆動用
可変減速機7で行うようにしている。賦活作業が完了し
た時間に到達したならば、オイルバーナ40を停止させる
と共に賦活レトルト駆動用可変減速機7を一旦停止さ
せ、該賦活レトルトの停止を確認した後、逆転用スイッ
チSW1をONにして賦活時の回転方向と反対の方向に回転
される。回転により賦活レトルト内の賦活炭は該レトル
ト内に設けた多数の水蒸気噴射金具の作用によって賦活
時の場合と反対方向の側壁板の側に掻き厚められ、掻き
よせられた賦活炭は炭排出筒62の入口部に集るので回転
によって回転軸5′内に移送される。前記炭排出筒は回
転軸5′に連結され、賦活レトルト2の逆回転方向のと
きには炭排出筒の入口となるが、該レトルトの正回転側
においては流れ方向に45゜角度をもつ筒の側板として働
くものである。賦活レトルトが1回転する毎に賦活炭は
回転軸5′内に装備される1枚スクリューコンベア49′
によって回転水冷式冷却器4内に全部移送される。前記
回転軸は回転水冷式冷却器の入口まで延長されている。
賦活レトルト2内の賦活炭が全部移送された状態になっ
た時、逆転スイッチSW1を切って停止させる。停止後、
再び正回転スイッチSW2をONにして賦活レトルトを賦活
状態と同じ方向に回転させる。この状態の時、ボイラー
57からの蒸気流入を停止させ、再び回転軸5内に装備さ
れるスクリューコンベア49を駆動し、炭化炭を賦活レト
ルト内に供給される。賦活炉1には残熱が十分にあるの
で、炭化炭を残熱によって昇熱して揮発分を追い出す。
約20分間の残熱昇熱した後、再び加熱用オイルバーナ40
を作動させて炉内の温度調整を行ないながら徐々に温度
を上昇させる。この時点において再び水蒸気を流入させ
て、品質仕様に合せた流量を送り込み賦活を開始させ
る。
次に回転水冷式冷却器4の冷却作用及び物質移送につい
て説明する。
第7図は正面図、第8図はその側断面図である。
回転賦活レトルト2の回転軸5′に内装される1枚スク
リューコンベアによって移送されて来る高温の賦活炭は
回転水冷式冷却器4の入口より器内に落下して器内の下
部に溜塊となって溜り込む、該冷却器は賦活レトルトの
始動と共に始動し、常に冷却態勢に入っている。賦活レ
トルトが賦活作業を続行している間は該レトルトより高
熱排ガスが発生し、このガスに微細に炭素が同伴されて
流出して来る。この排ガスは回転軸5′内の1枚スクリ
ューコウベアの片側(空間部)を流通して該冷却器4内
に流入して来る。該冷却器の入口部には、水冷ヂヤケッ
ト構造の排ガス拡散板63が設けられ、流入する排ガスは
水冷ヂヤケット構造によって冷却されている排ガス拡散
板にぶっかり冷却され、さらに該拡散板の内側面部に設
けた数枚の放射案内羽根64によって強制的に該冷却器の
内部全体に拡散させられる。拡散された排ガスは該冷却
器内で更に冷却されてその体積は収縮し、流速は著しく
低下する。このため同伴して来た微粒子の一部は、該冷
却器の内部で分離、離脱する。即ち、排ガスを冷却する
ことにより該冷却器はストレーナの役目を果して排ガス
中から微粒子を分離させる作用を有する。冷却された排
ガスは出口側の回転軸13′を通り系外に吸引されて流出
して行く。一方賦活が完了した賦活炭は回転軸5′に内
装される1枚スクリューコンベアで移送されて回転水冷
式冷却器4内に投入される。投入された賦活炭は、該冷
却器の円周内側板面部に多数取り付けられている攪拌冷
却金具12……と前記内側壁板により記述せる回転賦活レ
トルト2と同様に三次元的攪拌作用を受けて急速度な冷
却作用を受ける。この攪拌冷却金具は記述の水蒸気噴射
金具61と同じであり、その断面は直角三角形の部材より
なり、その取り付け手段も全く同様であって、該冷却器
の回転方向に対して15゜の傾斜角をもって取り付けられ
る。この攪拌冷却金具と冷却器の側壁板との接合部分の
箇所には通水口65があけられており該冷却器が冷却水槽
21内を通過中にその槽内の冷却水が攪拌冷却金具の内部
に流入し、これにより該金具の内部が冷却されるからそ
の金具の表面に有る賦活炭は良好に冷却されることにな
る。
回転水冷式冷却器4は高温の賦活炭を受け入れているか
ら、これを冷却して約150℃の賦活炭にするために約1
時間を必要とする。高温の賦活炭の冷却を約1時間行な
った後、駆動用可変減速機15を停止し、該冷却器の停止
を確認してから逆転用スイッチSW1′をONにして該冷却
器を逆回転させる。この冷却器内に設置してある攪拌冷
却金具12は、賦活レトルト2に設けられた水蒸気噴射金
具61と同じように作動し、冷却された賦活炭を賦活炭排
出筒66側に掻集し、該冷却器の回転動作により排出筒入
口67により筒出口68に賦活炭を移送して回転軸13′内に
設けた1枚スクリューコンベア69によって系外に移送さ
れる。1枚スウリューコンベアの外冷却器側は、断面半
月状の盲板70によって移送用面側だけが塞がれている。
系外に出た賦活炭は捕集槽28に一時的に貯蔵され、梱包
されて出荷される。賦活炭が全部回転水冷式冷却器から
排出したら逆転スイッチSW1′をOFFにして該冷却器を停
止させ、停止を確認して正回転スイッチSW2′をONにし
て通常の運転回転方向に戻すように構成させている。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されたような効果を奏する。
炭化炭溜塊が賦活レトルトに接している面、即ち溜塊の
下部を水蒸気噴射金具でたえず掻き上げながら水蒸気を
噴射するので、水蒸気と炭化炭溜塊を均一に混じると共
に一様な水蒸気賦活反応が具現されるので、計画された
細孔構造をもつ活性炭を自在に製造することが出来る。
しかも原料の形状が球形、粒形、粉体であっても制限す
る必要が全くなく、同じような手段で賦活することがで
きる。また従来の回分式製造装置に比較して操作が極め
て簡単であり、しかも賦活炭の移送に際して粉塵に対す
る配慮を必要としない有利性を有する。
さらに、本発明の装置は賦活炉の残熱を応用して、原料
の仕込み時に前処理工程を行ない熱の有効利用を図って
いるので、回分式と言えども熱量の損失はなく、しかも
極めて品質の良い活性炭を作ることが出来るので製造原
価を低減することができる。
さらに回転水冷式冷却器は、急速冷却が可能な構造にな
っているので高温の賦活炭を短時間で冷却することが出
来るので製造時間を短縮させるメリットを有する。また
本発明装置を構成する回分式水蒸気賦活レトルト及び回
分式回転水冷式冷却器はコンパクトに構成されているの
で建築費の節減が図られると共に運転費の低廉化が図ら
れるので、小量生産においても経済的に活性炭を製造す
ることができる効果を有するものである。
そして、賦活レトルトは空気を遮断して炉熱によって加
熱されるので、レトルト内部に粘結物が付着しない原料
ならば乾溜装置として利用することが可能であり、この
場合にも回転水冷式冷却器を併設すれば被物質を直ちに
冷却させて系外に移送できる装置となり得るので多種少
量の熱加工を回分方式で行う分野にも応用出来る汎用性
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の説明図、第2図は賦活炉の縦横断
面、第3図は水蒸気分配器の正面図、第4図はその側面
図、第5図は賦活炉に内装された回転水蒸気賦活レトル
トの構成図、第6図は予熱管の配設図、第7図は回転水
冷式冷却器の正断面図、第8図はその側断面図である。 1……賦活炉、2……回転水蒸気賦活レトルト、3……
水蒸気分配器、5・5′……回転軸、12……攪拌冷却金
具、13・13′……回転軸、19……側面冷却水樋、20……
円周面冷却水樋、21……冷却水槽、50……ロータ板、51
……分配板、55……水蒸気供給管、56……分配溝、61…
…水蒸気噴射金具、62……賦活炭排出筒、63……排ガス
拡散板、64……放射案内羽根、66……冷却賦活炭排出
筒。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】賦活炉(1)内に中空円盤状の回転賦活レ
    トルト(2)が回転軸(5)、(5′)によって設けら
    れ、賦活水蒸気を常に前記賦活レトルト内の被賦活炭溜
    塊の下部より噴射させることのできる機構を有する水蒸
    気分配器(3)と該賦活レトルト内で水蒸気を噴射させ
    る多数の水蒸噴射金具(61)を備え、賦活完了の賦活炭
    を賦活時と逆回転させて前記賦活レトルト外に移送され
    る賦活炭排出筒(62)を設けてなる回分式回転水蒸気賦
    活レトルトと、 相対向せる円板体が賦活炭溜塊を攪拌冷却させる多数の
    攪拌冷却金具(12)で保持され、二つの円板体の円周部
    は円周板(11a)で覆設されて冷却器(4a)を構成し、
    該両円板体の中心部に回転軸(13)、(13′)が設けら
    れ、該各円板体の外周部位に多数の側面冷却水樋(19)
    を配設させると共に冷却器のなす円周部に円周面冷却水
    樋(20)を配設させ、下方に設置した冷却水槽(21)に
    前記各円板体の下部を浸漬させると共に該水槽内の冷却
    水を揚水させて前記各水樋を介して両円板体面を冷却さ
    せ、一側の円板体に上記賦活レトルト(2)からの排ガ
    スに対して冷却フィルター効果を付与させる放射案内羽
    根(64)を備えた冷却ヂャケット構造の排ガス拡散板
    (63)を設け、冷却完了の賦活炭の冷却時と逆回転させ
    て系外に移送させる冷却賦活炭排出筒(66)を設けてな
    る回分式回転水冷式冷却器とからなる回分式水蒸気賦活
    活性炭の製造装置。
  2. 【請求項2】ロータ板(50)と分配板(51)からなり、
    該ロータ板に多数の水蒸気供給管(55)を配設し、該分
    配板に前記水蒸気供給管に水蒸気を流通させる分配溝
    (56)を溝設した水蒸気分配器である請求項1記載の回
    分式水蒸気賦活活性炭の製造装置。
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