JPH0764949B2 - 流動性の硬化性有機重合体前駆物質を基礎とする硬化性注型用樹脂 - Google Patents

流動性の硬化性有機重合体前駆物質を基礎とする硬化性注型用樹脂

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JPH0764949B2
JPH0764949B2 JP61209774A JP20977486A JPH0764949B2 JP H0764949 B2 JPH0764949 B2 JP H0764949B2 JP 61209774 A JP61209774 A JP 61209774A JP 20977486 A JP20977486 A JP 20977486A JP H0764949 B2 JPH0764949 B2 JP H0764949B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自体公知の方法で、例えば好適な開始剤を添
加することによつて圧力下及び圧力なしに硬化させるこ
とのできる、高含量の微細な填料を有しかつ希液性の粘
稠度の注型用樹脂に関する。
従来の技術 注型用樹脂とは一般に液状又は適度の加熱により塩化可
能な型に注入可能な合成樹脂のことである。西ドイツ特
許第2449656号明細書から、填料(B)を成分(A)中
で分散剤(C)及び場合により結合剤(D)の存在で分
散させることによつて得られる、重合可能な有機液体及
び粒状の無機填料の安定した流動性の成形可能な硬化性
材料が公知であるが、その際(A)、(B)、(C)及
び(D)は下記のものを表わす: (A)A1)重合又は重付加下に固体の重合体を生成する
ことができ、反覆単位が重合体鎖中でC−C結合又はヘ
テロ原子O、N又はSiにより中断されているC−C結合
によつて結合している、液状の単量体又は単量体混合物
又はA2)単量体成分が重合又は重付加下に固体重合体を
生じることができる、1種又は多種の予め形成された重
合体と1種又は多種の単量体との混合物又はA3)重合又
は重付加下に固体重合体を生成することができる部分的
に重合した材料又はプレポリマーら成る、硬化性材料の
成形温度における粘度最高5.0Pa.sを有する有機液状前
駆物質。
(B)弾性剪断弾性率少なくとも5GNm-2及び最高粒度10
0μmを有する微細な無機填料20〜90容量%(その際粒
子の少なくとも95%は粒度大きくとも10μmを有しかつ
粒子の多くとも10%が粒度大きくとも0.1μmを有す
る)。
(C)(a)重合体鎖が−独立した分子として−成分
(A)中でθ溶剤中におけるより著しく良好な溶解度を
有する程度に液状の重合可能な成分によつて溶媒化され
る様に、重合体鎖を選択し、(b)重合体の分散剤が成
分(A)の重合の生成物と認容性であり、かつ(C)場
合により硬化処理の間にグラフト重合又は成分A中に存
在する単量体と共重合することができる官能基を含有す
る様な割合で、填料(B)と組合せることができる1個
又は数個の結合基を有する分子量少なくとも500を有す
る重合体鎖少なくとも1個を有する、成分(B)の粒子
の総表面に対して少なくとも0.01g.m-2の重合体分散
剤。
(D)成分(B)中に存在する基と変換作用をすること
ができる基1個又は数個及び液状前駆物質(A)の重合
によつて生成した重合体と共重合するか又はグラフトす
ることができる基1個又は数個を有する低分子量の結合
剤。
西ドイツ特許公開公報第3331371号明細書には高含量の
微細に分散した填料を有するアクリル酸エステルを基礎
とする注型用樹脂が提案されている。この注型用樹脂は
官能基を有する有機珪素化合物と周期律表第IV及び第V
副族の金属の金属酸エステルとの混合物を含有する。有
機珪素化合物の官能基はエチレン性不飽和であり、かつ
直接か又はアルキレン基を介して珪素原子と結合してい
る;該基は分子中に1個又は数個含有されていてよい。
該混合物を自体公知の注型用樹脂に添加することによつ
て、例えば衛生用品の製造に使用される該樹脂の粘度の
所望に応じた低下が惹起される。
発明が解決しようとする問題点 高含量の微細な填料を有する希液性の注型用樹脂が所望
されている。該填料は注型用樹脂から製造した成形体の
曲げ強さ及び衝撃強さを高めるために寄与することがで
きる。更に、含量が増大するに従つて注型用樹脂の硬化
の間に生じる重合収縮を減少しかつ更に硬化時間を減少
させるので、高い填料含量が所望される。
成形体の製造では勿論注型用樹脂の低い粘度は有利な影
響を生じ、しかも形を可能な限り正確にしかつ必要な充
填度を達成することができる。従来の技術の方法はどの
観点からしても満足のゆくものではなかつた。希液性の
高充填の注型用樹脂の製造における主要問題は、無機填
料を単量体成分のために不飽和の有機相に入れることで
ある。無機填料例えばクリストバル石、石英粉末等は、
型に注入するのに適さない脆い材料が必然的に生じるの
で、単量体混合物の50〜80重量%の量では直接添加する
ことができない。良好な機械的特性を獲得するために
は、無機相と有機相との間に化学結合を生じなければな
らない。該結合は自体公知の方法で有機珪素化合物を用
いて生じることができる。
無機成分の有機相への配合は西ドイツ特許公開公報第24
49656号明細書によれば重合体の分散剤を用いて行なわ
れる。重合体分散剤の製造及び処理は比較的費用がかさ
みかつ複雑である。従つて費用がかからない方法が所望
されている。西ドイツ特許公開公報第3331371号明細書
によれば周期律表第IV及び第V副族の金属酸エステルを
用いて触媒反応下に有機珪素化合物が使用される。
最初の場合には有機相と無機相との間の結合を達成する
ために重合体の分散剤を用いる分散後に有機珪素化合物
を用いてシアン化する。2番目の場合には無機填料の解
膠は有機珪素化合物及び金属酸エステルを用いるシラン
化の間に行なわれる。
実際に実施する場合には、例えば離型の際の問題点は排
除されない。自体公知の離型剤を添加することによつて
離型の際の困難に対処する。離型剤としては例えば金属
石鹸例えば金属ステアレート、シリコーン、重合体例え
ばポリアミド及びポリエチレン、滑石、雲母等を使用す
ることができる。しかしながら離型剤は表面を増大し従
つて注入した材料の表面付近部分の材料品質を損う傾向
を示す。判定するために例えば熱水交換試験(Heiβwas
serwechseltest)〔CEN TC86第2部(100℃)による〕
を用いることができる。前記方法で製造可能な成形体の
注型用樹脂には、特に衛生用品例えば洗し、洗面器等が
属す。一般に該樹脂は比較的高いエネルギー消費下に製
造するセラミツク質の材料の代りに使用しうる可能性を
提供する。
問題点を解決するための手段 さて、前記課題を解決するために、硬化性の注型用樹脂
に対して多くとも5重量%かつ少なくとも0.01重量%の
レシチン含量を有する硬化成分を含有する有機相から出
発して接着助剤として有機珪素化合物の使用下に高含量
の微細な無機填料を有する流動性の硬化性重合体前駆物
質を基礎とする硬化性注型用樹脂が特に好適であると判
明した。
本発明による注型用樹脂を使用する場合に離型剤の共用
を省略することができる。
有機相 有機相は定義上液状重合体前駆物質FPの形の硬化性有機
成分を包含する。液状重合体前駆物質FPとしては、特に
−有利にはラジカル性に−重合して室温で固体の重合体
を生成することができるプレポリマーPMを添加した、単
量体M又は単量体Mの混合物が好適である。本発明はこ
の点で公知技術の思想に従うものである〔例えば西ドイ
ツ特許公開公報第2449656号明細書の「前駆物質」(Pr
kursoren)〕。一般に液状重合体前駆物質FPは成形に
準備される温度で粘度5Pas、有利には0.1Pasを有す
る。
ビニル単量体又はビニリデン単量体〔二単量体M、ウル
マンズ・エンツイクロペデイ・デル・テヒニツシエン・
ヘミー(Ullmanns Encyklopdie der Technischen Ch
emie)第3版、14巻、108〜110頁、Urban & Schwarzen
berg 1963参照〕、例えばビニルエステル及びビニルエ
ーテル、酸性ビニル化合物、ビニル性カルボニル化合
物、ビニル芳香族及び複素環式ビニル化合物、オレフイ
ン、ハロゲン化オレフイン、特にアクリル酸及びメタク
リル酸の誘導体が挙げられる。最後の場合に式I: 〔式中Rは水素又はメチルを表わし、R1は炭素原子1〜
18個を有する場合により分枝し、場合により置換された
アルキル基又は炭素原子6〜10個を有する場合により置
換されたアリール基を表わす〕の単量体が有利である。
置換分としては自体公知の置換分例えばハロゲン、ヒド
ロキシ基、アルコキシ基、C1〜C17アルキル基有利にはC
1〜C6アルキル基を有するジアルキルアミノ置換分が挙
げられる。
単量体Mとしては特に、式中R1が炭素原子1〜8個を有
するアルキル基を表わす式Iの化合物、特にアクリル酸
エチル及びメタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル及
びメタクリル酸プロピル、異性体を有するアクリル酸ブ
チル及びメタクリル酸ブチル、2−エチルヘキシルアク
リレート及び2−エチルヘキシルメタクリレート、アク
リル酸フエニル及びメタクリル酸フエニル、アクリル酸
ベンジル及びメタクリル酸ベンジル及び特にメタクリル
酸メチルが挙げられる。更に液状重合体前駆物質FPはな
お自体公知の架橋可能な単量体、例えば分子中に重合可
能なビニル基少なくとも2個を有する様なものを含有す
ることができる。〔ラウフープンチガム(H.Rauch−Pun
tigam)、フエルケル(Th.Vlker)著アクリル−及び
メタクリル化合物(Acryl−und Msthacrylver binoluny
en Springer Verlag)184頁(1967年)、参照〕。例え
ばエチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタン
ジオールジメタクリレート、トリグリコールジメタクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
アクリル化合物例えばアリルメタクリレート又はトリア
リルシアヌレート、アリルジクリコールカルボネートが
挙げられる。有利には注型用樹脂は架橋作用を有する単
量体を10重量%より多くは含有しない。架橋剤の含量は
一般に単量体総計に対して0.01〜10重量%、有利には1
〜5重量%である。コモノマーとしては更にその他の
(メタ)アクリルエステルと共重合可能な単量体、例え
ば既に前記したビニル芳香族及び複素環式ビニル化合
物、例えばスチレン、メチルスチレン例えばα−メチル
スチレン及びジビニルベンゼン、ビニルピロリドン、ビ
ニルピリジン、アクリルニトリル及びメタクリルニトリ
ル、ビニルエステル例えば酢酸ビニル及びプロピオン酸
ビニル、塩化ビニル及び塩化ビニリデンを使用すること
ができる。一般に、(メタ)アクリル酸から誘導した誘
導体、特に式Iのエステル及び架橋作用を有する単量体
の重合含分(>50重量%)が主である。該含量は有利に
は重合体前駆物質FPの100重量%までであつてよい。単
量体メタクリル酸メチルと架橋作用を有する単量体例え
ばグリコールジメタクリレートとの混合物が特に有利で
ある。有利には重量比は100:2までである。有利には液
状重合体前駆物質FPは前記の様に、有利にはプレポリマ
ーPMを添加した単量体Mから成る。一般にプレポリマー
PMは前記単量体Mと同様な種類の単量体から成るが、し
かしながら官能化された単量体は含有しない。一般に単
量体Mと同じ割合が該当する。プレポリマーPMの単量体
成分は単量体Mと同じものであつても良いし異なるもの
であつても良い。有利にはプレポリマーPMは単量体中に
溶解するが、しかしながら単量体中に分散させても良
い。プレポリマーは一般に104〜2.105の範囲の分子量を
有する(ゲルクロマトグラフイーにより測定)。プレポ
リマーの添加は専ら粘度の影響に寄与する。液状ポリマ
ー前駆物質FPに対するプレポリマーの含量は0〜20重量
%、有利には1〜10重量%の範囲である。濃度は重合体
のηspez/Cに強力に左右される。例えば換算粘度ηspez
/C110を有する重量比9:1のメタクリル酸メチルとメタク
リレートとから成るプレポリマーが挙げられる。
レシチン含分 レシチンを硬化性成分を含有する有機相に添加すること
が本発明で重要であると考えられる。重合体の分散剤の
使用は本発明の注型用樹脂では省略される。本発明に重
要な作用は市販の種類のレシチンによつて生じる。従つ
て特別な、特に精製されたレシチン又は化学的に処理し
たレシチンを使用する必要はない。公知の様にレシチン
は特に植物油中に存在するが、大豆、セイヨウナタネ及
びヒマワリから得た生成物のみが工業的に重要である。
いずれの場合でも燐脂質がレシチンの主成分である。一
般にグリセリンの第1級OH基は飽和脂肪酸を用いて、第
2級OH基は不飽和脂肪酸を用いてエステル化する。〔ウ
ルマンズ・エンツイクロペデイ・デル・テヒニツシエン
・ヘミー(Ullmanns Encyklopdie der technischen
Chmie)、第4版、第16巻、105〜107頁、Verlag Chemi
e;ワイレイ(J.Wiley)著カーク−オスメル(Kirk−Oth
mer)第3版、第14巻、254〜269頁(1981年)参照〕。
大豆からのレシチンは脂肪酸成分として主としてパルミ
チン酸、ステアリン酸、パルミトール酸、オレイン酸、
リノール酸及びリノレン酸を含有する。
該生成物の沃素価〔IZ:ウルマンズ・エンツイクロペデ
イ・デル・テヒニツシエン・ヘミーウルバン(Urban)
&シユバルツエンベルク(Schwarzenberg)著 第3
版、第7巻、546〜547頁(1956年)参照〕は一般に約95
であり;鹸化価〔VZ:ウルマンズ・エンツイクロペデイ
・デル・テヒニツシエン・ヘミー 第4版、第11巻、49
8頁、Verlag Chemie、1976年参照〕は約190〜200であ
る。
これまでに存在する結果から、市販のレシチンが本発明
の思想で使用するのに好適である。
普通の市販レシチン〔天然流体(fluid natural)〕のH
LB価(二親水性−親油性バランス)は約3.6である〔ベ
ツカー(Becher)及びビルクマイエル(Birkmeier)著
「J.Am、Oil,Chem.Soc.」第41巻,3、169頁(1964年)、
参照〕。
有利には使用されるレシチンは重合体前駆物質に可能な
限り完全に溶解すべきである。更に溶解後にレシチンが
重合体前駆物質の着色を生じないことが有利である。該
前提条件は小規模実験で容易に検査することができる。
前記観点から例えばブレーメンのリツターヒユーデ(Ri
tterhude)在Fa.Gg.M.Langer u.Co.社(Lanco)の市販
製品ソーヤレシチン(Sojalecithin)STA が特に有利
であると判明した。
レシチン含量は注型用樹脂に対して有利には0.01〜最高
5重量%の間、特には0.1〜5重量%の間である。有利
には液状重合体前駆物質FP0.2〜5重量%、有利には1
±0.5重量%をレシチンに添加する。
填料 填料としては注型用樹脂に使用する微細な無機材料が好
適である。有利には粒度は直径100μm、有利には50μ
mを越えない。有利には粒子の少なくとも95%が10μ
mの大きさであるべきである。有利な粒度範囲は0.1〜1
0μmと考えられる。0.1μの粒度を有する粒子ができ
るだけ総粒子数の10%より多くないようにすべきであ
る。粒度は常法により測定する〔スカーレツト(B.Scar
lett)著フイルトレーシヨン&セパレーシヨン(“Filt
ration & Seperation")215頁(1965年)参照〕。粒度
測定用には各々粒子の最大測定を用いる。粒状の粒子が
有利である。
場合によつては粒子を約150℃に加熱することによつて
吸着結合した水分を除去することが有利である。熱処理
によつて水分を更に減少することができる。填料は無機
の天然に存在するものであつても良いし又は合成により
製造した生成物であつても良い。機械的特性、例えば硬
度、弾性剪断強さは注型用樹脂の予定される使用目的に
より定められる。その際弾性剪断強さを少なくとも5GNm
-2に調整するのが有利である。例えば鉱物例えば酸化ア
ルミニウム及び誘導体例えばアルカリ金属二酸化物及び
アルカリ土類金属二酸化物、粘土、種々の形の二酸化珪
素、珪酸塩、、アルミノ珪酸塩、炭酸塩、燐酸塩、硫酸
塩、硫化物、酸化物、炭、金属及び合金が挙げられる。
更に合成材料、例えば粉末ガラス、セラミツク、陶器、
鉱宰、微細令状合成SiO2が好適である。
珪酸の変化物例えば石英(石英粉末)、鱗石英及びクリ
ストバライト(Cristobalit)、微細カオリン、滑石、
雲母、長石、燐灰石、重晶石、石膏、白亜、石灰石、ド
ロマイトが挙げられる。場合によつては填料の混合物を
使用することもできる。本発明の注型用樹脂の填料含量
は少なくとも20重量%である。一般に含量は80重量%を
超えない。標準値としては注型用樹脂の填料含量50〜80
重量%が挙げられる。有利な粒度の填料の製造は公知方
法により、例えば破砕及び粉砕によつて行うことができ
る。クリストバライトが特に有利である。
有機珪素成分 有機珪素成分は身体公知の方法で填料と有機相間の接着
助剤として役立つ。従つて従来の技術から公知の有機珪
素化合物を使用することができる。本発明により有機珪
素化合物を使用する場合には一般に周期律表第IV又は第
V副族の金属エステルは使用しない。
先ず第一に分子中にエチレン性不飽和基少なくとも1個
を有する官能性有機珪素化合物が該当する。エチレン性
不飽和基を有する官能基は一般にC原子を介して中央の
珪素原子と結合している。珪素の残りの配位子は一般に
炭素原子1〜6個を有するアルコキシ基である(その際
なおアルキル基にエーテル橋が存在しても良い)。例え
ばビニルトリアルコキシシランが挙げられる。CC二重結
合も、例えばアリルトリアルコキシシラン又はγ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリアルコキシシランの形で
1個又は数個の炭素原子を介してSi原子と結合していて
も良い。ジアルコキシシランを使用することもできる
が、その際Si原子に大抵は同じ種類のCC二重結合1個を
有するその他の官能基又は有利には炭素原子1〜6個を
有するアルキル基が結合している。種々の種類の有機珪
素化合物が有機珪素成分中に存在していても良い。例え
ばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリス(メト
キシエトキシ)シラン、ジビニルジメトキシシラン、ビ
ニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリクロルシラ
ン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン又はγ−メタクリロイルオキシプロピルトリス(メ
トキシエトキシ)−シランが挙げられる。有利には有機
珪素化合物を炭素原子3〜6個を有するアミン型、特に
アルキルアミン型の触媒、特にはn−ブチルアミンと一
緒に使用する。アミン触媒の使用標準値として有機珪素
成分の0.5〜10重量%有利には1〜5重量%が考えられ
る。
一般に無機填料対有機珪素化合物の重量比は500:1〜20:
1、有利には50±25:1である。
硬化性注型用樹脂の製造 本発明による硬化性注型用樹脂を製造するために有利に
は液状重合体前駆物質FPから出発するが、該物質は単量
体を含有しかつレシチンの添加後に有機相を生じる。レ
シチンは前記の様にできるだけ完全に溶解しかつ均一に
分散すべきである。そこで有機相に有利には機械的溶解
装置を用いて微細な無機填料を注入しかつ分散する。工
程は一般に15〜20分間以内に完了する。該工程後に一般
に先ず粘稠性の懸濁液が得られる。引続き有利には触媒
としてアルキルアミンと一緒に有機珪素成分を添加する
ことによつてシラン化を実施する。有利にはシラン化を
揺動により、例えばロールバンク(Rollbank)上で24時
間揺動することによつて、助成することができる。又は
シラン化を95℃に加熱することによつて行なうこともで
きる。引続きバツチにプレポリマーを溶かしかつ最後に
重合反応助剤を溶かす。シラン化進行中にバツチは、完
全に分散された希液性懸濁液に変わる。有利には液状重
合体前駆物質FPの有機珪素化合物をレシチンと一緒に最
初から添加することができる。
重合反応助剤としては先ず自体公知の重合促進剤が挙げ
られる。原則として低い温度で既に高いラジカル流(Ra
dikalstrom)を生じる様な全てのものが特に好適であ
る。〔ブランドラツプ−インマーグート(Brandrup−Im
mergut)ポリマー・ハンドブツク(Polymer Handboo
k)、第2版、J.Wiley参照〕例えば単量体Mに対して1
〜5重量%の量のペルオキシ炭酸塩、特にビス−(4−
第3−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネー
トが好適である。有利には促進剤の添加は樹脂の硬化直
前に初めて行なう。本発明による液状注型用樹脂に微細
な填料に加えてなお例えば繊維タイプの補強剤を添加す
ることができる。好適な繊維素に例えばガラス繊維、鉱
物繊維、石繊維が属する。該補強剤の含量は一般に微細
な填料の含量より下である。
有色成形品を製造するために、有機相に顔料及び/又は
色料を添加することもできる。例えば西ドイツ特許公開
公報第3323951号明細書により製造される様な自体公知
の「マスターバツチ」の使用も可能である。例えば酸化
鉄、二酸化チタン、亜鉛白、ウルトラマリンブルー、カ
ーボンブラツクが挙げられる。
本発明による注型用樹脂は引続く加工で重要な剪断速度
範囲でほぼ一定の低い粘度水準を有する。
注型品の製造 促進剤を添加した硬化性液状注型用樹脂は常用の鋳型に
非常に良好に注入することができる。有利には注入する
前に排気する。硬化は有利には熱により例えば有利には
乾燥棚中で15〜30分間50〜80℃に加熱することによつて
行なう。硬化は圧力の使用下でも圧力なしにでも行なう
ことができる。本発明による注型用樹脂を用いて多種多
様な形に注入することができかつ工業的に完全に重合す
ることができる。この様にしてプレート、鉢、洗面器、
流し、水洗便器、建築工業用成形体、機械土台、容器等
を製造することができる。該種の製造の利点は:豊富な
形の多様性−比較的複雑な型も入手可能である−僅かな
エネルギー消費量、僅かな人件費、高い確実性、僅かな
後処理時間である。更に本発明による注型用樹脂は比較
的容易に入手できかつ環境を汚染しない。顕著なのはこ
れから製造した成形体の欠点のない表面並びに高い剛性
及び強度である。
次に実施例につき本発明を詳説する。換算粘度ηspez/C
の測定はクロロホルム中で20℃でマイクロ−ウベローデ
粘度計(Micro−Ubbelohde−V:skosimeter)で行なう
〔ホウベン(Houben)−ウエイル(Weyl)著メトーデン
・デル・オルガニツシエン・ヘミー(Methodender orga
nischen chemie)第14/1巻、81〜84頁、Georg−Thieme
−Verlag、1961年参照〕。
例 1 注型用樹脂の製造 エイレングリコールジメタクリレート0.5重量%と混合
したメタクリル酸メチル26.2重量部をエチレン〔ブレー
メンのリツターフーデ在Fa.M.Langer u.CO.社の製品ソ
ーヤレシチン(Sojalecithin)STA 〕0.25重量部と均
一に混合する。引続きγ−メタクリロイルオキシプロピ
ル−トリメトキシシラン1.5重量部及びブチルアミン0.0
25重量を添加する。これに溶解装置でクリストバライト
〔ケルン在クバルツベルケ(Quarzwerke)社の製品、ク
リストバライト(Cristobalit)T6000、粒度0.1〜10μ
m〕70重量部を注入する。次いでバツチをロールバンク
上で24時間処理をする。完全に分散した希液性分散液が
得られる。引続きηspez/C値110を有するメタクリル酸
メチル及びアクリル酸メチル〔90:10重量部)から成る
共重合体〔レーム社(Rhm GmbH)の製品PLEX 8640F
〕1.5重量部を添加しロールバンク上で溶解するまで
処理する。同様の良好な結果で最初から有機珪素化合物
を添加することもできる。
例 2 注型品の製造 例1による注型用樹脂にビス−(4−第3−ブチルシク
ロヘキシル)ペルオキシジカルボネート0.6重量部を開
始剤として混入する。引続き排気する。次いで混合物を
寸法200×200×4mmの型に注入する。硬化は乾燥箱中で5
5℃で約25分間かつ引続き80℃で60分間実施する。得ら
れたプレートから曲げ強さを測定するために寸法50×6
×4mmのサンプルを切り取る。
測定結果:曲げ強さ(DIN53452による) 135N/mm2 衝撃強さ(DIN53453による) 6.0KJ/m2 例 3 注型用樹脂の製造 クリストバライトを添加するまで例1と同様に実施する
が、その際γ−メタクリロイルオキシプロピル−トリメ
トキシシランを最初から添加した。その後バツチを30分
以内に100℃に加熱し、その後室温に冷却する。その後
メタクリル酸メチル及びアクリル酸メチルから成る共重
合体(PLEX8640F )1.5重量%を添加し、かつ引続き例
1と同様に操作する。例2と同様にして製造した注型品
からのサンプルは衝撃強さ(DIN53453による)5.8KJ/m2
を有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−71122(JP,A) 特開 昭54−2285(JP,A) 特開 昭53−145888(JP,A) 特開 昭50−45086(JP,A)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高含量の微細な無機填料及び接着助剤とし
    ての重合可能な有機珪素成分を有する、流動性の硬化性
    有機重合体前駆物質を基礎とする硬化性注型用樹脂にお
    いて、有機成分から生成された液相がレシチンを注型用
    樹脂に対して0.01〜最高5重量%の間の含量で含有する
    ことを特徴とする、流動性の硬化性有機重合体前駆物質
    を基礎とする硬化性注型用樹脂。
  2. 【請求項2】微細な無機填料の含量が少なくとも20重量
    %で、80重量%までである、特許請求の範囲第1項に記
    載の硬化性注型用樹脂。
  3. 【請求項3】微細な無機填料の含量が50〜80重量%であ
    る、特許請求の範囲第2項に記載の硬化性注型用樹脂。
  4. 【請求項4】流動性の硬化性有機重合体前駆物質FPが少
    なくとも50重量%まで少なくとも1種類のアクリル酸及
    び/又はメタクリル酸のエステルから成る、特許請求の
    範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の硬化性
    注型用樹脂。
  5. 【請求項5】流動性の硬化性有機重合体前駆物質が架橋
    作用を有する単量体0.01〜10重量を含有する、特許請求
    の範囲第4項記載の硬化性注型用樹脂。
  6. 【請求項6】レシチンとして大豆から得たようなものを
    使用する、特許請求の範囲第1項記載の硬化性注型用樹
    脂。
  7. 【請求項7】レシチンがHLB(親水性−親油性バラン
    ス)値約3.6を有する、特許請求の範囲第1項から第6
    項までのいずれか1項記載の硬化性注型用樹脂。
  8. 【請求項8】レシチンが有機成分から生成した相に実際
    に完全に溶解する、特許請求の範囲第1項から第7項の
    いずれか1項記載の硬化性注型用樹脂。
  9. 【請求項9】重合可能な有機珪素化合物として分子中に
    エチレン性不飽和基少なくとも1個を有する様な化合物
    を使用する、特許請求の範囲第1項から第8項のいずれ
    か1項記載の硬化性注型用樹脂。
  10. 【請求項10】γ−メタクリロイルオキシプロピルトリ
    アルコキシシランを使用する、特許請求の範囲第9項に
    記載の硬化性注型用樹脂。
  11. 【請求項11】重合可能な有機珪素成分に属する触媒と
    してアルキルアミンを使用する、特許請求の範囲第9項
    及び第10項のいずれか1項記載の硬化性注型用樹脂。
  12. 【請求項12】填料対有機珪素成分の重量比が500:1〜2
    0:1、有利には50±25:1である、特許請求の範囲第1項
    から第11項までのいずれか1項記載の硬化性注型用樹
    脂。
  13. 【請求項13】有機珪素成分が最初から有機成分から生
    成した液相の成分である、特許請求の範囲第1項及び第
    9項から第12項までのいずれか1項記載の硬化性注型用
    樹脂。
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