JPH0765292B2 - 箱桁橋梁の空力振動防止構造 - Google Patents
箱桁橋梁の空力振動防止構造Info
- Publication number
- JPH0765292B2 JPH0765292B2 JP63198900A JP19890088A JPH0765292B2 JP H0765292 B2 JPH0765292 B2 JP H0765292B2 JP 63198900 A JP63198900 A JP 63198900A JP 19890088 A JP19890088 A JP 19890088A JP H0765292 B2 JPH0765292 B2 JP H0765292B2
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- Japan
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- box girder
- wind
- girder
- vortex
- box
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、風による振動を防止する箱桁橋梁の空力振動
防止構造に関する。
防止構造に関する。
[従来の技術] 橋梁の内で特に風による振動が問題となるような長径間
の橋梁の桁には、通常トラス桁か箱桁が用いられる。ト
ラス桁では側面より強風を受けたときフラッタを起しや
すく、又箱桁では渦励振かフラッタが発生することがあ
るため、一般に次のような防振構造が施されている。
の橋梁の桁には、通常トラス桁か箱桁が用いられる。ト
ラス桁では側面より強風を受けたときフラッタを起しや
すく、又箱桁では渦励振かフラッタが発生することがあ
るため、一般に次のような防振構造が施されている。
(1)トラス桁 1)第7図(a),(b),(c)に示すように、床版
11の各所にグレーチング12を設けて上下方向の風の流れ
を自由にし、床版11に作用する風圧力を緩和する。
11の各所にグレーチング12を設けて上下方向の風の流れ
を自由にし、床版11に作用する風圧力を緩和する。
2)第8図に示すように床版11の中央部に閉鎖板13を設
けるか、又は中央高欄14を閉鎖型として床版11に沿う風
の流れを剥離し、そのパターンを変えることにより橋の
振動を防止する。
けるか、又は中央高欄14を閉鎖型として床版11に沿う風
の流れを剥離し、そのパターンを変えることにより橋の
振動を防止する。
(2)箱桁 1)第9図(a),(b)に示すように床版11の両側上
に抑流板15を設置し、風の流れを抑えて床版11の両側端
部の剥離を防止する。この場合高欄14は開放型である。
に抑流板15を設置し、風の流れを抑えて床版11の両側端
部の剥離を防止する。この場合高欄14は開放型である。
2)第10図(a),(b)に示すように箱桁の断面をほ
ぼ流線形に近づけ、風の流れに渦をつくらないようにす
ることにより、橋梁が渦励振やフラッタを起こさないよ
うにする。この場合当然ながら、高欄14は開放型で、風
の流れを妨げないようになっている。
ぼ流線形に近づけ、風の流れに渦をつくらないようにす
ることにより、橋梁が渦励振やフラッタを起こさないよ
うにする。この場合当然ながら、高欄14は開放型で、風
の流れを妨げないようになっている。
[発明が解決しようとする課題] (1)トラス桁 従来技術によってフラッタの抑制は可能であるが、元来
トラス桁は断面形式が捩れ等に十分な強度を保ち難いば
かりでなく、保全上においても問題点が多い。
トラス桁は断面形式が捩れ等に十分な強度を保ち難いば
かりでなく、保全上においても問題点が多い。
(2)箱桁 1)箱桁では長径間橋梁の場合、剛性を維持するために
はあまり扁平にはできないので、一定量の桁高が必要と
なるため渦励振が発生する。この渦励振を防止するため
に抑流板15を設けるが、これによって通行者の視界を妨
げ、景観を害するという問題がある。
はあまり扁平にはできないので、一定量の桁高が必要と
なるため渦励振が発生する。この渦励振を防止するため
に抑流板15を設けるが、これによって通行者の視界を妨
げ、景観を害するという問題がある。
2)流線形箱桁とする場合、桁高を小さくして扁平の流
線形にすると、剛性が小さくなるためフラッタが発生す
る。このため剛性を保つのに必要な桁高を確保すると同
時に第10図に示すように桁の両側に張出し部16を設けて
空力を整流するとよいが、製造コストが大きくなる。又
このようにしてもフラッタ防止が完全なものではない。
線形にすると、剛性が小さくなるためフラッタが発生す
る。このため剛性を保つのに必要な桁高を確保すると同
時に第10図に示すように桁の両側に張出し部16を設けて
空力を整流するとよいが、製造コストが大きくなる。又
このようにしてもフラッタ防止が完全なものではない。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、特に箱桁橋梁において、強い水平横風を受けた場合
においても渦励振やフラッタを確実に防止することが出
来る箱桁橋梁の空力振動防止構造を得ることを目的とす
る。
で、特に箱桁橋梁において、強い水平横風を受けた場合
においても渦励振やフラッタを確実に防止することが出
来る箱桁橋梁の空力振動防止構造を得ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る箱桁橋梁の空力振動防止構造は、主桁の両
側縁部に横風を該主桁に沿う方向に案内する傾斜部を設
けると共に、前記主桁の両側面に該両側面の一方から他
方へ風が通り抜ける複数の吹き抜けを設けたものであ
る。
側縁部に横風を該主桁に沿う方向に案内する傾斜部を設
けると共に、前記主桁の両側面に該両側面の一方から他
方へ風が通り抜ける複数の吹き抜けを設けたものであ
る。
[作用] 上記のように構成された箱桁橋梁の空力振動防止構造に
おいては、主桁の一方の側から横風を受けると、この横
風が傾斜部に沿って流線形状に流れるので後流の幅が小
さくなり、後流の渦発生力が小さくなる。また、横風の
一部が吹き抜けを通り抜け、この風が後流の内に吹き出
して後流に渦が形成されるのを防止する。
おいては、主桁の一方の側から横風を受けると、この横
風が傾斜部に沿って流線形状に流れるので後流の幅が小
さくなり、後流の渦発生力が小さくなる。また、横風の
一部が吹き抜けを通り抜け、この風が後流の内に吹き出
して後流に渦が形成されるのを防止する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す斜視図である。図にお
いて、1は両側部に傾斜面を設けて流線形に近い断面を
形成した箱桁、2は箱桁1の両側面部の開口部、3は開
口部2に設られたラチス構造、4は高欄で開放型となっ
ており、5は箱桁1の上部で床版となる所である。
いて、1は両側部に傾斜面を設けて流線形に近い断面を
形成した箱桁、2は箱桁1の両側面部の開口部、3は開
口部2に設られたラチス構造、4は高欄で開放型となっ
ており、5は箱桁1の上部で床版となる所である。
次にこの作用を説明する。第4図(a),(b)は本発
明の作用を説明する原理図で、(a)は本発明に係る箱
桁、(b)は従来の箱桁に対する風の流れを模式的に示
したものである。第4図(b)に示す従来の箱桁6の場
合は、側面から風の流れ10を受けると箱桁6の後角部6a
から風の流れ10が剥離して後流に渦10aが形成され、箱
桁6に渦励振が発生する。これに対して第4図(a)に
示す本発明に係る箱桁1の場合は、風の流れ10には、上
流から下流に向い箱桁1の外面に沿って流れる風と同時
に、箱桁1の上流側面開口部2より箱桁1内に入り箱桁
内を通り抜けて下流側面開口部2よりジェット状に吹き
出す風の流れ10bが発生する。これにより風の後流に渦1
0aが発生することを防止することが出来る。すなわち、
本発明に係る箱桁1は、箱桁の両側に傾斜部を設け、こ
れによって後流の死水域の幅を小さくして渦発生力を小
さくすると共に、この後流に箱桁1内を通過した風を吹
き出させることによって、渦の発生を確実に防止するも
のである。
明の作用を説明する原理図で、(a)は本発明に係る箱
桁、(b)は従来の箱桁に対する風の流れを模式的に示
したものである。第4図(b)に示す従来の箱桁6の場
合は、側面から風の流れ10を受けると箱桁6の後角部6a
から風の流れ10が剥離して後流に渦10aが形成され、箱
桁6に渦励振が発生する。これに対して第4図(a)に
示す本発明に係る箱桁1の場合は、風の流れ10には、上
流から下流に向い箱桁1の外面に沿って流れる風と同時
に、箱桁1の上流側面開口部2より箱桁1内に入り箱桁
内を通り抜けて下流側面開口部2よりジェット状に吹き
出す風の流れ10bが発生する。これにより風の後流に渦1
0aが発生することを防止することが出来る。すなわち、
本発明に係る箱桁1は、箱桁の両側に傾斜部を設け、こ
れによって後流の死水域の幅を小さくして渦発生力を小
さくすると共に、この後流に箱桁1内を通過した風を吹
き出させることによって、渦の発生を確実に防止するも
のである。
第2図は本発明に係る他の実施例を示す斜視図で、一体
に形成された箱桁1の両側部に開口部2aを一定間隔で配
設したものであり、その他の符号は第1図と同一のもの
を示す。本実施例による作用は前記と全く同一である。
に形成された箱桁1の両側部に開口部2aを一定間隔で配
設したものであり、その他の符号は第1図と同一のもの
を示す。本実施例による作用は前記と全く同一である。
第3図は更に他の実施例を示す斜視図で、床版5の下部
に箱状の桁1aを設け、その両側部に開口部2aを設けたも
のであり、その他の符号は第1図と同一のものを示す。
本実施例による作用も前記と全く同一である。
に箱状の桁1aを設け、その両側部に開口部2aを設けたも
のであり、その他の符号は第1図と同一のものを示す。
本実施例による作用も前記と全く同一である。
次に第5図は本発明の風洞実験結果を示す線図、第6図
(a),(b)は夫々実験に用いられた模型の断面図で
ある。第5図において、縦軸は捩れ振幅、横軸は実橋換
算風速(m/s)、白丸Aは第6図(a)に示した従来の
箱桁の模型6pを風洞実験した時の結果を示すプロット
点、黒丸Bは第6図(b)に示した本発明に係る箱桁の
模型1pを風洞実験した時の結果を示すプロット点であ
る。第5図から明らかなように、本発明に係る箱桁模型
1pは従来の箱桁模型6pに比べて、実橋換算風速0〜50m/
sを受けても、殆ど捩れを生ずることがなく、防振効果
が極めて大きいことが分る。
(a),(b)は夫々実験に用いられた模型の断面図で
ある。第5図において、縦軸は捩れ振幅、横軸は実橋換
算風速(m/s)、白丸Aは第6図(a)に示した従来の
箱桁の模型6pを風洞実験した時の結果を示すプロット
点、黒丸Bは第6図(b)に示した本発明に係る箱桁の
模型1pを風洞実験した時の結果を示すプロット点であ
る。第5図から明らかなように、本発明に係る箱桁模型
1pは従来の箱桁模型6pに比べて、実橋換算風速0〜50m/
sを受けても、殆ど捩れを生ずることがなく、防振効果
が極めて大きいことが分る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては、横風を傾斜部
に沿って流線形状に流すことによって後流の渦発生力を
小さくすると共に、吹き抜けを通過した風を後流内に吹
き出させて渦の発生を防止するようにしたので、後流に
よる渦励振を確実に防止することができる。
に沿って流線形状に流すことによって後流の渦発生力を
小さくすると共に、吹き抜けを通過した風を後流内に吹
き出させて渦の発生を防止するようにしたので、後流に
よる渦励振を確実に防止することができる。
第1図は本発明の一実施例を模式的に示す斜視図、第2
図、第3図は他の実施例の斜視図、第4図は原理を示す
説明図で、(a)は本発明、(b)は従来例の場合を示
す。第5図は風洞実験結果の線図、第6図は風洞実験に
用いた模型断面図で、(a)は従来の箱桁の模型、
(b)は本発明の箱桁の模型、第7図(a),(b),
(c)は従来例のトラス桁橋梁の断面図、第8図はトラ
ス桁橋梁の中央部の断面の一部詳細図、第9図(a),
(b)は従来例の箱桁橋梁の断面図、第10図(a),
(b)は従来例の流線形箱桁橋梁の断面図である。 1:箱桁、2:開口部、3:ラチス構造、4:高欄、5:床版、6:
従来型箱桁、6a:後角部、10:風の流れ、10a:渦。
図、第3図は他の実施例の斜視図、第4図は原理を示す
説明図で、(a)は本発明、(b)は従来例の場合を示
す。第5図は風洞実験結果の線図、第6図は風洞実験に
用いた模型断面図で、(a)は従来の箱桁の模型、
(b)は本発明の箱桁の模型、第7図(a),(b),
(c)は従来例のトラス桁橋梁の断面図、第8図はトラ
ス桁橋梁の中央部の断面の一部詳細図、第9図(a),
(b)は従来例の箱桁橋梁の断面図、第10図(a),
(b)は従来例の流線形箱桁橋梁の断面図である。 1:箱桁、2:開口部、3:ラチス構造、4:高欄、5:床版、6:
従来型箱桁、6a:後角部、10:風の流れ、10a:渦。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 直寛 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−225406(JP,A) 特公 昭32−2336(JP,B1) 特公 昭33−680(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】主桁の両側縁部に横風を該主桁に沿う方向
に案内する傾斜部を設けると共に、前記主桁の両側面に
該両側面の一方から他方へ風が通り抜ける複数の吹き抜
けを設けたことを特徴とする箱桁橋梁の空力振動防止構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63198900A JPH0765292B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 箱桁橋梁の空力振動防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63198900A JPH0765292B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 箱桁橋梁の空力振動防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0249805A JPH0249805A (ja) | 1990-02-20 |
| JPH0765292B2 true JPH0765292B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=16398810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63198900A Expired - Lifetime JPH0765292B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 箱桁橋梁の空力振動防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765292B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2523339Y2 (ja) * | 1991-02-28 | 1997-01-22 | 昇 渡辺 | 既成鋼管を縦割りにしたものを下フランジに用いた丸みのある逆台形箱断面鋼床版桁橋 |
| US7836642B2 (en) | 2004-07-26 | 2010-11-23 | Renscience Ip Holdings Inc. | Roof edge windscreen |
| US7866095B2 (en) | 2004-09-27 | 2011-01-11 | Renscience Ip Holdings Inc. | Roof edge vortex suppressor |
| CN110158446A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-08-23 | 东北林业大学 | 基于大跨桥梁风场三维展向扰动的呼吸单元流动控制装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2576053B1 (fr) * | 1985-01-16 | 1988-04-15 | Campenon Bernard Sa Francaise | Poutre en treillis, notamment pour realiser un pont |
| JPS61211407A (ja) * | 1985-03-18 | 1986-09-19 | 日立造船株式会社 | 箱桁橋の耐風制振装置 |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP63198900A patent/JPH0765292B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0249805A (ja) | 1990-02-20 |
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