JPH0765314B2 - 縦樋排水孔を有する急勾配盛土およびそれに用いる壁体および壁面ユニット - Google Patents

縦樋排水孔を有する急勾配盛土およびそれに用いる壁体および壁面ユニット

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JPH0765314B2
JPH0765314B2 JP29556589A JP29556589A JPH0765314B2 JP H0765314 B2 JPH0765314 B2 JP H0765314B2 JP 29556589 A JP29556589 A JP 29556589A JP 29556589 A JP29556589 A JP 29556589A JP H0765314 B2 JPH0765314 B2 JP H0765314B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、略垂直に立設した壁部を有し、かつその壁
部に縦樋排水孔を有する急勾配盛土およびそれに用いる
壁体および壁面ユニットに関するものである。
「従来の技術」 近来、特に高盛土においては、限られた敷地を有効に活
用するために盛土の壁部を急勾配にする傾向にあるが、
このような急勾配の壁部を有する急勾配盛土としては、
例えば第11図および第12図に示すようなものが知られて
いる。
この急勾配盛土は、略水平な地盤L上に造成された盛土
Mの端部に、複数の壁面ユニット1をその端部で接合し
た状態で立設させられた壁部Hを有し、かつ、その壁部
Hの背後に充填された盛土材3中に略水平状態で埋設さ
れたジオテキスタイル2の壁部H側の端部が、上記壁部
Hの盛土M内部側に設けられたソイルセメント等の自硬
性接続材からなる定着部4に埋設されて該壁部Hに定着
されているものである。
上記壁部Hは、地盤Lを掘り下げて現場打ちコンクリー
トを打設するにより基礎5が形成され、その基礎5の端
部上に現場打ちコンクリートが打設されて壁部Hの側部
枠組み40が形成されていると共に、上記基礎5の上に複
数の壁面ユニット1が隣り合う端部を密着した状態で立
設し、かつ上下の各壁面ユニット1が千鳥に配置された
状態で上下左右の各壁面ユニット1が接合された構成と
なっている。そして、この壁部Hの最上部の各壁面ユニ
ット1上には、現場打ちコンクリートが打設されて盛土
Mの傾斜面に応じたなだらかな傾斜の路肩41が形成さ
れ、この路肩41にはガードレールGが取り付けられてい
る。
また、上記各壁面ユニット1には、該壁面ユニット1の
厚さ方向に貫通する水抜き用の横断排水孔10が形成され
ており、この横断排水孔10から、盛土M中に溜まった雨
水などを外壁面側へ排水するようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、上記のように横断排水孔10を設けた壁部Hを
有する盛土では、盛土M中に溜まった水が横断排水孔10
から直接壁部外面へ排水されるため、盛土M中の水が確
実に排水される反面、各横断排水孔10の下側の外壁面が
排水中に含まれる土砂などにより汚れるため、特にその
ような汚れた水が上方の横断排水孔10から排水された場
合には外壁面の美観が損なわれるという問題がある上、
上記横断排水孔10からの放水量(排水量)が多い場合に
は、その下方にある施設や通行人等に悪影響や被害を及
ぼす恐れもある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、盛土中
の水が確実に排水されるだけでなく、上部の横断排水孔
から外壁面側へ直接排出される排水をできる限り抑える
ことのできる縦樋排水孔を有する急勾配盛土およびそれ
に用いる壁体および壁面ユニットを提供することを目的
としている。
「課題を解決するための手段」 この発明の急勾配盛土は、略垂直に立設した壁部の背後
に盛土材が盛られ、その盛土材中に略水平状態で敷設さ
れたジオテキスタイルの端部が上記壁部に定着されてな
る急勾配盛土であって、該壁部の横断方向へ貫通する横
断排水孔が複数個形成され、かつ上下の各横断排水孔を
連通する縦樋排水孔が該壁部の内部を貫通して形成され
ているものである。
また、この発明の急勾配盛土に用いる壁体は、略垂直に
立設した壁部を構成し、かつ、その横断方向へ貫通する
横断排水孔が上下方向に複数個連設され、それら上下の
各横断排水孔を全て連通する縦樋排水孔がその内部を貫
通して形成されているものである。
また、この発明の急勾配盛土に用いる壁面ユニットは、
略板状の壁面ユニットであって、その端部での接合によ
り複数個が連結されて立設した盛土の壁部を構成し、か
つ、上下の各水平端部に、上下での連結により二つ一組
で横断排水孔となる横断排水溝が形成されていると共
に、それら上下の各横断排水溝を連通する縦樋排水孔が
その内部を貫通して形成されているものである。
また、この発明の他の急勾配盛土に用いる壁面ユニット
は、略板状の壁面ユニットであって、その端部での接合
により複数個が連結されて立設した盛土の壁部を構成
し、かつ、その四隅に、上下左右での連結により各々四
つ一組で横断排水孔となる横断排水溝が形成されている
と共に、左右の各垂直端部に、左右での連結により各々
二つ一組で縦樋排水孔となる縦排水溝が形成されている
ものである。
「作用」 この発明では、略垂直に立設した壁部の背後に盛土材が
盛られ、その盛土材中に略水平状態で敷設されたジオテ
キスタイルの端部が上記壁部に定着されてなる急勾配盛
土を造成するに当たって、下記のような壁体または壁面
ユニットを用いて壁部を構成することによって、該壁部
の横断方向へ貫通する横断排水孔を複数個形成し、かつ
上下の各横断排水孔を連通する縦樋排水孔を該壁部の内
部を貫通させて形成する。
上記壁体は、略垂直に立設した壁部を構成し、かつ、そ
の横断方向へ貫通する横断排水孔が上下方向に複数個連
設され、それら上下の各横断排水孔を全て連通する縦樋
排水孔がその内部を貫通して形成されているものであ
る。
また、上記壁面ユニットは、略板状の壁面ユニットであ
って、その端部での接合により複数個が連結されて立設
した盛土の壁部を構成し、かつ、上下各水平端部に、上
下での連結により二つ一組で横断排水孔となる横断排水
溝が形成されていると共に、それら上下の各横断排水溝
を連通する縦樋排水孔がその内部を貫通して形成されて
いるものである。
また、他の壁面ユニットは、略板状の壁面ユニットであ
って、その端部での接合により複数個が連結されて立設
した盛土の壁部を構成し、かつ、その四隅に、上下左右
での連結により各々四つ一組で横断排水孔となる横断排
水溝が形成されていると共に、左右の各垂直端部に、左
右での連結により各々二つ一組で縦樋排水孔となる縦排
水溝が形成されているものである。
そして、このような壁体または壁面ユニットを用いて略
垂直に立設した壁部を構成することにより、その背後の
盛土中に略水平状態で敷設されるジオテキスタイルの端
部が上記壁部の盛土内部側に定着された構成の急勾配盛
土を造成した場合には、該壁部の横断方向へ貫通する複
数の横断排水孔を有し、かつ上下の各横断排水孔を連通
する縦樋排水孔を有した壁部が構成されることになる。
このような縦樋排水孔を有する急勾配盛土では、通常
は、雨天等により盛土内部側から壁部の各横断排水孔へ
流れ込み、これら各横断排水孔へ流れ込んだ水が縦樋排
水孔へ流れ込んで最下部の横断排水孔から排水されるこ
ととなる。また、各横断排水孔へ流れ込む水の量が多い
場合には、各横断排水孔から流入した水が縦樋排水孔を
通らずに直接外壁面側へ排水される。
「実施例」 以下、この発明の第1実施例を第1図ないし第6図を参
照して説明する。
この実施例の壁面ユニット1は、第1図に示すように、
矩形板状で、その周囲部での接合によりその複数個が連
結された状態で立設して盛土の外壁面を形成するもので
あって、その内部に鉄筋またはファイバーグリッド等の
補強材が配筋されていると共に、盛土の壁部を構成した
ときに盛土内部側となる内壁面側の周縁部および中央部
にリブ6が形成されているパネル状のプレキャストコン
クリートである。そして、この壁面ユニット1の下端部
のリブ6上には、先端部が上方へ折れ曲がった棒状の定
着継手部材30が該壁面ユニット1の盛土内部側に一部埋
め込まれた状態で水平方向に等間隔で複数設けられてい
る。
上記壁面ユニット1の下端部の板厚方向の略中央部に
は、該壁面ユニット1下端部の長手方向略全長に亙って
下方へ突出している凸部7が形成され、該壁面ユニット
1の上端部の板厚方向の略中央部には、上記凸部7を嵌
合し得る形状の凹部8が該壁面ユニット1上端部の長手
方向略全長に亙って形成されている。
上記各壁面ユニット1の四隅(第2図に示す左下隅の拡
大図を参照)および上下の各端部の中央部には、それぞ
れ該壁面ユニット1の厚さ方向へ貫通する横断排水溝9
が形成されており、複数の壁面ユニット1を接合して壁
部を構成したときに、各壁面ユニット1の四隅の横断排
水溝9が四つ一組で組み合わされ、かつ上下端部の横断
排水溝9が二つ一組で組み合わされて、それぞれの位置
に壁部を貫通する水抜き用の横断排水孔10(第3図およ
び第4図参照)が形成されるようになっている。
また、上記各壁面ユニット1の左右の垂直端部には、上
下方向に延在する縦樋排水溝11が形成されており、隣り
合う各壁面ユニット1の接合により各壁面ユニット1の
各縦樋排水溝11、11が組み合わされて、その上下に形成
される各横断排水孔10、10を連通する縦樋排水孔12(第
3図および第4図参照)が形成されるようになってい
る。さらに、上記各壁面ユニット1の中央部のリブ6に
は、塩化ビニル製パイプなどのスリーブ12aが埋設され
ており、このスリーブ12aによって、上記リブ6の内部
が上下方向に貫通されて該壁面ユニット1の上端中央部
の横断排水溝11と下端中央部の横断排水溝11とが連通さ
れ、これにより該スリーブ12a内に縦樋排水孔12が形成
されている。
さらに、上記各壁面ユニット1の上下の水平端部の各リ
ブ6には、上下に各壁面ユニット1を接合するために、
ボルト挿入用の複数(図では四つ)の貫通孔15が上下方
向に貫通して形成されており、該壁面ユニット1の左右
の各垂直端部の各リブ6にも、隣り合う各壁面ユニット
1、1を接合するためのボルト挿入用の貫通孔15が横方
向に貫通して形成されている。
上記ジオテキスタイル2としては、織布、不織布等のジ
オファブリックやジオネットを用いても差し支えない
が、好ましくは、高分子材料を格子状に成形したいわゆ
るポリマーグリッドやファイバーグリッド等のジオグリ
ッドを用いた方が良く、そのジオグリッドのなかでも特
にファイバーグリッドを用いることが望ましい。
このファイバーグリッドは、具体的には、引き揃えられ
た複数本の連続繊維からなる繊維束が互いに交差して格
子状をなし、それら繊維束の各繊維が樹脂材料により結
束された構成となっているものであって、強度、引張剛
性、剪断剛性およびクリープ特性等の力学的特性に優れ
た格子状補強材となっているものである。
また、このようなファイバーグリッドの一種で、盛土中
に層状に埋設されたときに盛土の安定化を図る上で特に
優れた補強効果を示すものとして、特願平1−189737号
として出願されている格子状補強材がある。
この格子状補強材は、引き揃えられた複数本の繊維から
なる主軸方向の一層以上の繊維束と、他方向に延在する
二層以上の繊維束とが互いに交差して格子状をなし、そ
れらの繊維束が樹脂材料により結束されているものであ
る。
そして、このような格子状補強材が、例えば主軸方向に
延在する一層の繊維束とこれと直交する他方向に延在す
る二層の繊維束とから構成されているとすると、その交
差部は、主軸方向に延在する繊維束と、この主軸方向と
直交する他方向に延在する繊維束とが積層された三層構
造の断面形状とされ、かつその交差部における最外層が
他方向の繊維束になっていると共に、その交差部の膨ら
みがプレス成形により潰されており、さらに主軸方向の
隣り合う各交差部間の間隔は、前記他方向の隣り合う各
交差部間の間隔よりも大きくなっている。
この格子状補強材の主体をなす前記繊維としては、軽量
でしかも高い強度を備えたガラス繊維やカーボン繊維な
どが好適であるが、必要ならばその他の繊維、例えば有
機繊維、セラミック繊維、金属繊維などを用いてもよ
い。またこれらの繊維を適当に組み合わせて用いてもよ
い。
また、前記繊維束の各繊維を結束する樹脂材料として
は、繊維に対する接着性が良くかつそれ自体も十分な強
度を持つ例えばビニルエステル樹脂などが好適である
が、使用する繊維の種類に対応させて他の樹脂材料を用
いても良い。他の樹脂材料については、不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを挙げる
ことができる。
前記繊維と樹脂材料の割合については、繊維の種類や強
度、さらにはこの格子状補強材の使用形態等を考慮して
適宜決定されるが、例えば繊維がガラス繊維、樹脂材料
がビニルエステル樹脂の場合、繊維が体積比で30〜70%
程度となるように、また、繊維が例えばピッチ系カーボ
ン繊維の場合、20〜60%程度となるように考慮するのが
望ましい。繊維の割合が上記以下であると、この格子状
補強材の強度が著しく低下し、一方、繊維の割合を高く
すれば、それだけ高強度の格子状補強材が得られるが、
あまりに高い割合にすると成形が難しくなり、好ましく
ない。
次に、このような壁面ユニット1を用いて造成された急
勾配盛土について第3図ないし第5図を参照して説明す
る。
この急勾配盛土は、第3図および第4図に示すように、
略水平な地盤L上に造成された盛土Mの端部に、複数の
壁面ユニット1をその端部で接合した状態で立設させら
れた壁部Hを有し、かつ、その壁部Hの背後に充填され
た盛土材3中に略水平状態で埋設されたジオテキスタイ
ル2の壁部H側の端部が、上記壁部Hの盛土M内部側に
設けられたソイルセメント等の自硬性接続材からなる定
着部4に埋設されて該壁部Hに定着されているものであ
る。
上記自硬性接続材としは、現場近くで入手した土砂など
にセメント系固化材などを混合してなる硬練りのソイル
モルタルまたはソイルセメント等が用いられるほか、RC
Dコンクリート等の硬練りコンクリート、石灰混合処理
強化土などを用いても良く、また、普通のコンクリー
ト、モルタル、セメントペースト等のセメント系固化
材、あるいは早強モルタル等の早強性セメント系固化材
などを用いても差し支えない。
上記壁部Hは、地盤Lを掘り下げて現場打ちコンクリー
トを打設することにより基礎5が形成され、その基礎5
の端部上に現場打ちコンクリートが打設されて壁部Hの
側部枠組み40が形成されていると共に、上記基礎5の上
に複数の壁面ユニット1が隣り合う端部を密着した状態
で立設し、かつ下方の各壁面ユニット1、1の上端部の
凹部8にその上方の各壁面ユニット1の下端部の凸部7
が嵌合した状態で上下の各壁面ユニット1が千鳥に配置
され、さらに各壁面ユニット1の左右の各リブ6、6の
貫通孔15、15を利用して隣り合う各壁面ユニット1をボ
ルトナット止めすることにより隣り合う各壁面ユニット
1が接合され、かつ各壁面ユニット1の上下の各リブ
6、6の貫通孔15、15にボルト16を挿入してこのボルト
16にナット17を締結することにより上下の各壁面ユニッ
ト1、1が接合された構成となっている。そして、この
壁部Hの最上部の各壁面ユニット1上には、現場打ちコ
ンクリートが打設されて盛土Mの傾斜面に応じたなだら
かな傾斜の路肩41が形成され、この路肩41にはガードレ
ールGが取り付けられている。
また、第4図に示すように、各壁面ユニット1の下端部
のリブ6の盛土内部側上縁部には、そのリブ6の上縁部
に接した状態で木片32が配置されており、かつ該リブ6
上に設けられた定着継手部材30の上に丸鋼などの鉄筋3
1、31が載せられ、この鉄筋31、31および上記木片32の
上にジオテキスタイル2の端部が載せられ、そのジオテ
キスタイル2を挾み込んだ状態で上記木片32の上に塩化
ビニル製のL型材33が釘止め34され、このL型材33およ
び上記木片32の内側に自硬性接続材が打設されて該リブ
6上に定着部4が形成され、その定着部4内に定着継手
部材30、鉄筋31、31およびジオテキスタイル2の端部が
埋め込まれて該ジオテキスタイル2の端部が各壁面ユニ
ット1の下端部のリブ6上に定着されている。
そして、この急勾配盛土では、第5図に示すように、各
壁面ユニット1の四隅の横断排水溝9が四つ一組で組み
合わされ、かつ上下端部の中央部の横断排水溝9が二つ
一組で組み合わされて該壁部Hの横断方向へ貫通する横
断排水孔10が該壁部Hの上下左右に等間隔で複数形成さ
れていると共に、各壁面ユニット1の中央部のリブ6内
を上下方向に貫通する縦樋排水孔12が該壁面ユニット1
の上端中央部に位置する横断排水孔10を下端中央部に位
置する横断排水孔10とを連通し、かつ、隣り合う各壁面
ユニット1の各垂直端部の縦樋排水溝11が二つ一組で組
み合わされて各壁面ユニット1の左右の該壁部Hの上下
方向に貫通する縦樋排水孔12が形成され、これらの各縦
樋排水孔12がその上下に位置する各壁面ユニット1の四
隅の各横断排水孔10、10を連通している。
このような急勾配盛土を造成する場合には、第3図に示
すように、予め、地盤Lの壁部Hを構築すべき位置を掘
り下げておき、その部分に現場打ちコンクリートを打設
することにより基礎5を設けておくと共に、その際、基
礎5上面の壁部を立設すべき位置に凹部8を形成し、か
つこの凹部8形成位置よりも盛土M内部側にアンカーボ
ルト14の下部を埋設した状態で取り付けておく。
このようにして地盤Lに基礎5を設けた後、その基礎5
の凹部8に壁面ユニット1の下端部の凸部7を嵌合し、
かつその壁面ユニット1の下端部のリブ6に形成された
貫通孔15に上記基礎5上のアンカーボルト14を挿入し、
このアンカーボルト14にナット17を締結することにより
基礎5上に最下部の壁面ユニット1を取り付ける。そし
て、この壁面ユニット1の背後の地盤L上にジオテキス
タイル2を敷設すると共に、該壁面ユニット1の下端部
のリブ6上に設けられた定着継手部材30の上にジオテキ
スタイル2の壁部H側の端部を載せた状態で該リブ6上
に自硬性接続材を打設して定着部4を形成することによ
って、その定着部4に上記定着継手部材30およびジオテ
キスタイル2の端部を埋設して該ジオテキスタイル2の
端部を壁面ユニット1に定着させる。
このようにして基礎5上に最下部の壁面ユニット1を取
り付けた後、その最下部の壁面ユニット1の上端部より
やや高い位置まで盛土材3を盛り、次いでその盛土材3
の上部を転圧して上記壁面ユニット1の上端部と同一レ
ベルになるまで締め固めた後、その盛土材3の上部にジ
オテキスタイル2を敷設する。このようにした後、第4
図に示すように、上記壁面ユニット1の上端部の凹部8
に別の壁面ユニット1の下端部の凸部7を嵌合させるこ
とにより各壁面ユニット1、1の上下のリブ6、6を密
着させ、次いでそれら各リブ6、6の貫通孔15、15にボ
ルト16を挿入し、このボルト16にナット17を締結するこ
とにより上下の各壁面ユニット1、1の接合を行なう。
このようにして下から二番目の壁面ユニット1を取り付
けた後、上述の壁面ユニット1背後の盛土材3上にジオ
テキスタイル2を敷設すると共に、各壁面ユニット1の
下端部のリブ6の盛土内部側上縁部に、そのリブ6の上
縁部に接した状態で木片32ほ配置し、かつ該リブ6上に
設けられた定着継手部材30の上に丸鋼などの鉄筋31、31
を載せ、この鉄筋31、31および上記木片32の上に上記ジ
オテキスタイル2の端部を載せ、そのジオテキスタイル
2を挾み込んだ状態で上記木片32の上に塩化ビニル製の
L型材33を釘止め34する。そして、このようにした後、
このL型材33および上記木片32の内側にソイルセメント
等の自硬性接続材を打設して該リブ6上に定着部4を形
成し、これによりその定着部4内に定着継手部材30、鉄
筋31、31およびジオテキスタイル2の端部を埋め込んで
該ジオテキスタイル2の端部を各壁面ユニット1の下端
部のリブ6上に定着する。
そして、このようにして複数の壁面ユニット1を上方お
よび横方向に連結していくことによって壁部Hを構築し
ていき、その際、同一高さの各壁面ユニット1をその下
の各壁面ユニット1および互いに隣り合う壁面ユニット
1と全て連結する度に、その背後に盛土材3を盛って転
圧を行ない、これらの操作を繰り返すことによって、所
定高さまでの盛土Mを壁部Hと並行して造成していく。
そして、その際、各壁面ユニット1の連結により組み立
てられる壁部Hの側部には、その側部に位置する横断排
水溝9および縦樋排水溝11に半割りの塩化ビニル製パイ
プを外装して横断排水孔10および縦樋排水孔12を形成す
ると共に、その外側に上記基礎5の端部上から壁部Hの
側部に沿って垂直に型枠を配置し、この型枠内に現場打
ちコンクリートを打設することによって壁部Hの側部枠
組み40を形成する。また、該壁部Hの最上部に位置する
各壁面ユニット1を組み立てた後には、その上部に型枠
を配置してその型枠内に現場打ちコンクリートを打設す
ることにより路肩41を形成し、かつその際に打設した現
場打ちコンクリートの上部にガードレールGの下部を埋
め込んでおくことによりそのガードレールGを路肩41に
沿って延設するようにする。
このような急勾配盛土では、上述のように強度、引張剛
性、剪断剛性およびクリープ特性等の力学的特性に優れ
たファイバーグリッドを、上記各壁面ユニット1がその
連結部において挾み込んだ状態で連結され、このファイ
バーグリッド(ジオテキスタイル2)が盛土M中に埋設
されている構造となっているため、該ファイバーグリッ
ドの引き抜き抵抗により盛土Mの外側への崩壊が防がれ
た状態で壁部Hが直立した状態に保たれており、これに
より盛土Mの高さに拘わらず長期に亙って優れた安定性
が確保されることとなる。
また、この急勾配盛土では、第5図に示すように、各壁
面ユニット1の四隅の横断排水溝9が四つ一組で組み合
わされて、かつ上下端部の中央部の横断排水溝9が二つ
一組で組み合わされて該壁部Hの横断方向へ貫通する横
断排水孔10が該壁部Hの上下左右に等間隔で複数形成さ
れていると共に、各壁面ユニット1の中央部のリブ6内
を上下方向に貫通する縦樋排水孔12が該壁面ユニット1
の上端中央部に位置する横断排水孔10を下端中央部に位
置する横断排水孔10とを連通し、かつ、隣り合う各壁面
ユニット1の各垂直端部の縦樋排水溝11が二つ一組で組
み合わされて各壁面ユニット1の左右の該壁部Hの上下
方向に貫通する縦樋排水孔12が形成され、これらの各縦
樋排水孔12がその上下に位置する各壁面ユニット1の四
隅の各横断排水孔10、10を連通しているので、雨天等に
より盛土M内に溜まった水が通常は各横断排水孔10から
それと連通する縦樋排水孔12に流れ込んで最下部の横断
排水孔10から排水されることとなり、したがって、壁部
Hの該壁面が排水と共に流出する土砂などで汚れて美観
を損ねたり、排水が壁部H外側の施設や通行人に悪影響
を及ぼすことがない。その上、各横断排水孔10からの排
水量が多くて縦樋排水孔12の許容流量を越えた場合には
各横断排水孔10から直接外壁面側へ排水されるため、排
水量の多少に拘わらず効果的に排水されることになり、
しかも縦樋排水孔12が土砂などにより詰まった場合にも
滞りなく排水されることとなる。
さらに、この急勾配盛土では、第4図に示すように、各
壁面ユニット1の下端部のリブ6の盛土内部側上縁部
に、そのリブ6の上縁部に接した状態で木片32が配置さ
れ、この木片32の上にジオテキスタイル2の端部が載せ
られ、そのジオテキスタイル2の端部を挾み込んだ状態
で上記木片32の上に塩化ビニル製のL型材33が釘止め34
され、このL型材33および上記木片32の内側に自硬性接
続材が打設されて該リブ6上に定着部4が形成され、そ
の定着部4内に上記ジオテキスタイル2の端部が埋め込
まれた状態で定着されているので、盛土Mが壁部Hに対
して沈下した場合にも、その盛土Mの沈下による剪断ク
ラックは上記L型材33の垂直面に沿って該ジオテキスタ
イル2下側の定着部4よりも盛土内部側に生じることに
なり、これにより、盛土M中のジオテキスタイル2が沈
下したとしても、そのジオテキスタイル2の沈下量は上
記木片32の変形および脱落により吸収され、したがっ
て、そのジオテキスタイル2が剪断力により切断される
ことはない。
なお、この実施例では、第5図に示すように、壁部Hを
構成する各壁面ユニット1を千鳥に配置しているため、
該壁部Hの側部では、横方向の長さが通常の半分の壁面
ユニット1を上下に一つおきに用いる必要があるが、第
6図に示すように、上下の各壁面ユニット1を左右にず
らさずに真上に載せるようにして配置しても良く、その
場合には、全て同一の壁面ユニット1だけを用いて壁部
Hを構成することができる。
次に、この発明の第2実施例を第7図ないし第9図を参
照して説明する。
この実施例では、第7図に示すように、盛土の壁部を構
築するにあたって、その壁部の高さに応じた高さ寸法の
矩形板状に形成されたプレキャストコンクリート製の壁
体50を用い、その壁体50を左右の各端部での接合により
複数連結して壁部を構成するようにしている。
上記壁体50は、壁面を形成する平板部51とその下端部を
拡幅して形成された基礎部52とからなる逆T字形断面形
状のものであって、上記基礎部52および平板部51の盛土
内部側の複数のレベルに、それぞれ定着継手部材30が水
平方向に等間隔で複数設けられているものである。そし
て、各定着継手部材30は、その後端部が上記壁体50の盛
土内部側に埋め込まれた状態で設けられ、盛土内部側に
水平に突出している棒状のものであって、その先端部が
上方に直角に折れ曲がっているものである。
また、上記平板部51の盛土内部側垂直面の左右の各端部
の複数箇所および上記基礎部52の盛土内部側上面の左右
の各端部にはそれぞれ継手金具53が設けられている。こ
の継手金具53は、第8図に示すように、L型板材54とこ
のL型板材54に溶接されたアンカー部55とからなるもの
であって、上記L型板材54の接合板部にボルト穴56が形
成されているものである。そして、この継手金具53のア
ンカー部55は各壁体50の左右の端部に埋め込まれた状態
で設けられており、隣り合う各壁体50、50を連結する際
に、対応する継手金具53、53のL型板材54、54の接合面
を密着させた状態で、各接合板部のボルト穴56、56を利
用してボルトナット止めすることにより各壁体50を連結
するようになっている。
また、上記平板部51の中央部には、第7図に示すよう
に、その内部に上下方向へ貫通する縦樋排水孔12が形成
され、かつ、この縦樋排水孔12と直交する複数のレベル
に所定間隔で上記平板部51の横断方向へ貫通する横断排
水孔10がそれぞれ形成され、これら上下の各横断排水孔
10を上記縦樋排水孔12が連通している。
このような壁体50を用いて造成された急勾配盛土は、第
9図に示すように、略水平な地盤L上に造成された盛土
Mの端部に、複数の壁体50を左右の各端部で接合した構
成の壁部Hが構築され、かつ、その壁部Hの背後に充填
された盛土材3中に略水平状態で埋設されたジオテキス
タイル2の壁部H側の端部が、上記壁部Hの盛土M内部
側に設けられたソイルセメント等の自硬性接続材からな
る定着部4に埋設されて該壁部Hに定着されているもの
である。
上記壁部Hは、地盤Lを溝状に掘り下げてそこに壁体50
を埋め込むことにより、複数の壁体50の各平板部51が壁
面を形成するように隣り合った状態で立設し、隣り合う
各壁体50、50の左右の各端部を密着させた状態で、それ
らの各壁体50、50の左右の各継手金具53、53のボルト穴
56、56を利用して各継手金具53、53がボルトナット止め
されることにより隣り合う各壁体50が接合された構成と
なっている。
次に、この発明の第3実施例を第10図を参照して説明す
る。
この実施例では、第10図に示すように、盛土Mの壁部H
が現場打ちコンクリートにより構築されている。
そして、上記壁部Hは、地盤Lに埋め込まれた基礎5の
上部に該基礎5と一体に形成され、かつその壁厚が上の
方ほど薄くなったテーパ状断面を有したものであって、
その盛土内部側の複数のレベルに、それぞれ定着継手部
材30が水平方向に等間隔で複数設けられているものであ
る。なお、第10図中符号Dは盛土M上に設けられた道
路、Gは道路Dの路肩に設けられたガードレール、Sは
排水用の側溝である。
また、上記壁体Hには、その内部を上下方向へ貫通する
縦樋排水孔12が該壁部Hの延設方向に所定間隔で複数形
成され、かつ、これら各縦樋排水孔12と直交する複数の
レベルに所定間隔で該壁部Hの横断方向へ貫通する横断
排水孔10がそれぞれ形成され、これら上下の各横断排水
孔10を各縦樋排水孔12が連通している。
なお、上記各実施例の急勾配盛土では、ジオテキスタイ
ル2を盛土材3中に水平状態で敷設しているが、必ずし
もジオテキスタイル2を水平に敷設する必要はなく、例
えば盛土材3中のジオテキスタイル2を、後方が低くな
るように勾配を設けた状態で敷設するようにしても差し
支えない。
「発明の効果」 この発明の縦樋排水孔を有する急勾配盛土によれば、略
垂直に立設した壁部の背後に盛土材が盛られ、その盛土
材中に略水平状態で敷設されたジオテキスタイルの端部
が上記壁部に定着されてなる急勾配盛土において、該壁
部の横断方向へ貫通する横断排水孔が複数個形成され、
かつ上下の各横断排水孔を連通する縦樋排水孔が該壁部
の内部を貫通して形成されているので、雨天等により盛
土内に溜まった水が通常は各横断排水孔からそれと連通
する縦樋排水孔に流れ込んで最下部の横断排水孔から排
水されることとなり、したがって、壁部の該壁面が排水
と共に流出する土砂などで汚れて美観を損ねたり、排水
が壁部H外側の施設や通行人に悪影響を及ぼすことがな
い。その上、各横断排水孔からの排水量が多くて縦樋排
水孔の許容流量を越えた場合には各横断排水孔から直接
外壁面側へ排水されるため、排水量の多少に拘わらず効
果的に排水されることになり、しかも縦樋排水孔が土砂
などにより詰まった場合にも滞りなく排水されることと
なる。さらに、排水孔内に流出土粒子等が詰まってしま
ったような場合にも、目詰まり区間の見極めを外部から
判断することができるので、排水孔内の洗浄を簡単に行
なうことができる。
また、この発明の急勾配盛土に用いる壁体によれば、略
垂直に立設した壁部を構成し、かつ、その横断方向へ貫
通する横断排水孔が上下方向に複数個連設され、それら
上下の各横断排水孔を全て連通する縦樋排水孔がその内
部を貫通して形成されているので、該壁体をプレキャス
トコンクリートにより製作し、それを左右の各端部で連
結することにより盛土の壁部を構成するか、あるいは該
壁体を現場打ちコンクリートにより成形してそれを盛土
の壁部とすることによって、盛土の壁部を構成したとき
に、盛土内の水を排水する横断排水孔を該壁部に複数個
形成することができると共に、上下の各横断排水孔を連
通する縦樋排水孔を形成することができる。
また、この発明の急勾配盛土に用いる壁面ユニットによ
れば、略板状で、その端部での接合により複数個が連結
されて立設した盛土の壁部を構成し、かつ、上下の各水
平端部に、上下での連結により二つ一組で横断排水孔と
なる横断排水溝が形成されていると共に、それら上下の
各横断排水溝を連通する縦樋排水孔がその内部を貫通し
て形成されているので、複数の壁面ユニットを組み立て
て盛土の壁部を構成したときに、盛土内の水を排水する
横断排水孔を該壁部に複数個形成することができると共
に、上下の各横断排水孔を連通する縦樋排水孔を形成す
ることができる。
また、この発明の急勾配盛土に用いる他の壁面ユニット
によれば、略板状で、その端部での接合により複数個が
連結されて立設した盛土の壁部を構成し、かつ、その四
隅に、上下左右での連結により各々四つ一組で横断排水
孔となる横断排水溝が形成されていると共に、左右の各
垂直端部に、左右での連結により各々二つ一組で縦樋排
水孔となる縦樋排水溝が形成されているので、複数の壁
面ユニットを組み立てて盛土の壁部を構成したときに、
盛土内の水を排水する横断排水孔を該壁部に複数個形成
することができると共に、上下の各横断排水孔を連通す
る縦樋排水孔を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、この発明の第1実施例を示す図
であって、第1図は壁面ユニットの斜視図、第2図は第
1図中の壁面ユニットの左下隅の拡大図、第3図は同壁
面ユニットを用いた急勾配盛土の側断面図、第4図は同
急勾配盛土の壁部とジオテキスタイルとの定着部の詳細
断面図、第5図は同急勾配盛土の壁部の一部を破断した
正面図、第6図は壁面ユニットの配列を変えた急勾配盛
土の正面図である。第7図ないし第9図は、この発明の
第2実施例を示す図であって、第7図は壁体およびその
接合部の斜視図、第8図は継手金具およびその接合状態
を示す斜視図、第9図は壁体を用いた急勾配盛土の側断
面図である。第10図は、この発明の第3実施例を示す図
であって、現場打ちコンクリートで壁体を構築した急勾
配盛土の側断面図である。第11図および第12図は、従来
の壁面ユニットを用いた急勾配盛土を示す図であって、
第11図は正面図、第12図は側断面図である。 1……壁面ユニット、 2……ジオテキスタイル、 3……盛土材、 4……定着部、 5……基礎、 6……リブ、 7……凸部、 8……凹部、 9……横断排水溝、 10……横断排水孔、 11……縦樋排水溝、 12……縦樋排水孔、 12a……スリーブ、 14……アンカーボルト、 15……貫通孔、 16……ボルト、 17……ナット、 30……定着継手部材、 31……鉄筋、 32……木片、 33……L型材、 34……釘、 40……側部枠組み、 41……路肩、 50……壁体、 51……平板部、 52……基礎部、 53……継手金具、 54……L型板材、 55……アンカー部、 56……ボルト穴、 L……地盤、 M……盛土、 H……壁部、 G……ガードレール、 D……道路、 S……側溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略垂直に立設した壁部の背後に盛土材が盛
    られ、その盛土材中に略水平状態で敷設されたジオテキ
    スタイルの端部が上記壁部に定着されてなる急勾配盛土
    であって、該壁部の横断方向へ貫通する横断排水孔が複
    数個形成され、かつ上下の各横断排水孔を連通する縦樋
    排水孔が該壁部の内部を貫通して形成されていることを
    特徴とする縦樋排水孔を有する急勾配盛土。
  2. 【請求項2】第1項記載の急勾配盛土に用いる壁体であ
    って、略垂直に立設した壁部を構成し、かつ、その横断
    方向へ貫通する横断排水孔が上下方向に複数個連設さ
    れ、それら上下の各横断排水孔を全て連通する縦樋排水
    孔がその内部を貫通して形成されていることを特徴とす
    る有する壁体。
  3. 【請求項3】第1項記載の急勾配盛土に用いる略板状の
    壁面ユニットであって、その端部での接合により複数個
    が連結されて立設した盛土の壁部を構成し、かつ、上下
    の各水平端部に、上下での連結により二つ一組で横断排
    水孔となる横断排水溝が形成されていると共に、それら
    上下の各横断排水溝を連通する縦樋排水孔がその内部を
    貫通して形成されていることを特徴とする壁面ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】第1項記載の急勾配盛土に用いる略板状の
    壁面ユニットであって、その端部での接合により複数個
    が連結されて立設した盛土の壁部を構成し、かつ、その
    四隅に、上下左右での連結により各々四つ一組で横断排
    水孔となる横断排水溝が形成されていると共に、左右の
    各垂直端部に、左右での連結により各々二つ一組で縦樋
    排水孔となる縦排水溝が形成されていることを特徴とす
    る壁面ユニット。
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JP5317684B2 (ja) * 2008-12-24 2013-10-16 前田工繊株式会社 セメント系硬化材パネル及びそれを使用した盛土表面の壁面構造
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