JPH0765635A - シースの剥取り容易なvvf - Google Patents

シースの剥取り容易なvvf

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JPH0765635A
JPH0765635A JP5210714A JP21071493A JPH0765635A JP H0765635 A JPH0765635 A JP H0765635A JP 5210714 A JP5210714 A JP 5210714A JP 21071493 A JP21071493 A JP 21071493A JP H0765635 A JPH0765635 A JP H0765635A
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JP
Japan
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sheath
parts
weight
insulator
vvf
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Pending
Application number
JP5210714A
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English (en)
Inventor
Masao Hashimoto
雅夫 橋本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁体とシースとの間にタルクが均一に塗布
されていなくても、絶縁導体を露出する際に、シースに
切り込みを設けた後シースを剥離し絶縁導体を容易に引
き抜くことができるようにする。 【構成】 導体に絶縁体を被覆した絶縁導体を並べて、
この絶縁導体の上にシースを被覆してなるVVFにおけ
る絶縁体をポリ塩化ビニル100重量部に、可塑剤30
〜60重量部、安定剤0.5〜10重量部、充填剤25
〜60重量部、シリコーン系オイル1〜10重量部配合
して形成し、前記絶縁導体とシースの間にタルクを介在
させて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VVFに係り、特に絶
縁体としての機能・特性を損なうことなく絶縁体とシー
スとの剥離性を向上することのできるシースの剥取り容
易なVVFに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、優れた合成樹脂が安価に作られる
ようになり、成形のし易さ、耐久性の良さ等の面で、台
所用品等の日用雑貨品のあらゆる製品に用いられるに至
っている。特に、加熱により可塑性を呈し、これを冷却
すると固化し、またこれを再熱すれば再び可塑性を呈す
る熱可塑性樹脂組成物が使われている。また、この熱可
塑性樹脂組成物は、電気的性質にすぐれ誘電率が小さく
誘電損が少ないため、絶縁体やシースとして導体や絶縁
電線の上に被覆して形成される絶縁電力ケーブル等に用
いられている。
【0003】家屋の第一支持点から積算電力計までの引
込口配線および屋内配線としては、取扱いが容易で、耐
候性、耐熱性に優れていることからVVF(600Vビ
ニル絶縁ビニルシースケーブル平形)が一般的に使用さ
れている。このVVFは、図5に示す如き構成を有して
いる。すなわち、VVF100は、導体110の上に絶
縁体(ビニル系樹脂)120を被覆した絶縁導体130
を2本並べ、この上にさらにシース140を被覆した構
造となっている。
【0004】このようなVVF100は、家屋の第一支
持点から積算電力計までの引込口配線、あるいは、積算
電力計から配電盤によって配線ブロック毎に分岐された
ブレーカに接続される幹線に用いた際に電気工事者によ
って分岐接続したり、コンセントを接続したりして端末
処理が行われる。この端末処理を行うに当たっては、V
VF100のシース140を剥離し、シース140を除
去し、2本の絶縁導体130を露出することが必要であ
る。この2本の絶縁導体130の露出は、一般にシース
140に切り込みを入れ、シース140を引き抜くこと
によってシース140を剥離している。
【0005】このシース140を絶縁導体130から剥
離するに容易に剥離できるように従来は、図6に示す如
く、シース140と絶縁導体130の絶縁体120との
間に剥離剤150としてシリコーン系オイル(最も汎用
的なジメチルシロキサン構造のオイルで、粘度50〜3
00Cs)160に混入されたケイ酸マグネシウムを主成
分とするタルク(平均粒径9.0(±2.0)μm)1
70を介在させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにシース14
0と絶縁導体130の絶縁体120との間に剥離剤15
0としてシリコーンオイル160に混入したタルク17
0を介在させる構造の場合、剥離性を均一にするため、
介在させる剥離剤150(タルク170)の量を一定に
する必要がある。これはシース140と絶縁体120と
の間に剥離剤150(タルク170)を均一に介在させ
ないと剥離しない部分が生じ、シース140の引き抜き
に多大の引抜力を必要とし、場合に因っては剥離できな
い場合があるからである。
【0007】しかしながら、このようにシース140と
絶縁導体130の絶縁体120との間にタルク170を
介在させて構成してなる従来のVVF100にあって
は、シース140と絶縁導体130の絶縁体120との
間にタルク170を介在させるに、シリコーンオイル1
60に混入したタルク170を塗布した後、フェルトに
よって余分なシリコーンオイル160に混入したタルク
170を拭うため、絶縁導体130の絶縁体120との
間に介在させるタルク170が不均一になり、剥離性が
一定しないという問題点を有している。
【0008】本発明は、絶縁体とシースとの間にタルク
が均一に塗布されていなくても、絶縁導体を露出する際
に、シースに切り込みを設けた後シースを剥離し絶縁導
体を容易に引き抜くことのできるシースの剥取り容易な
VVFを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるシースの剥取り容易なVVFにおい
ては、導体に絶縁体を被覆した絶縁導体を並べて、この
絶縁導体の上にシースを被覆してなるVVFにおける絶
縁体をポリ塩化ビニル100重量部に、可塑剤30〜6
0重量部、安定剤0.5〜10重量部、充填剤25〜6
0重量部、シリコーン系オイル1〜10重量部配合して
形成し、前記絶縁導体とシースの間にタルクを介在させ
て構成したものである。本発明における可塑剤として
は、フタル酸系可塑剤、ポリエステル系可塑剤等があ
る。また、安定剤としては、バリウム亜鉛系安定剤、ア
ンチモニー系安定剤等がある。さらに充填剤としては、
重質炭酸カルシウム等がある。
【0010】本発明において、シリコーン系オイルの配
合量を1重量部以上としたのは、1重量部を下回ると絶
縁体表面にブリードするシリコーンオイルが少なく剥離
性を向上する効果を得られないからである。また、シリ
コーン系オイルの配合量を10重量部以下としたのは、
絶縁体を構成するポリ塩化ビニル、可塑剤、安定剤、充
填剤をスクリューシリンダ内で混練するに、シリコーン
オイルを10重量部を超えて配合量すると、粘性が低下
してしまい混練できなくなってしまうからである。
【0011】
【作用】導体に絶縁体を被覆した絶縁導体を並べて、こ
の絶縁導体の上にシースを被覆してなるVVFにおける
絶縁体をポリ塩化ビニル100重量部に、可塑剤30〜
60重量部、安定剤0.5〜10重量部、充填剤25〜
60重量部、シリコーン系オイル1〜10重量部配合し
て形成し、前記絶縁導体とシースの間にタルクを介在さ
せて構成してあるため、絶縁体とシースとの間にタルク
が均一に塗布されていなくても、絶縁導体を露出する際
に、シースに切り込みを設けた後シースを剥離し絶縁導
体を容易に引き抜くことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1には、本発明に係るビニルシースケーブル(VVF)
が示されている。
【0013】図において、1はビニルシースケーブル
で、具体的には、例えば、VVF(JIS C 334
2、600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)で
ある。このVVF1は、引込口配線用および屋内配線用
に用いられる低圧配線用ケーブルである。2は導体で、
3は導体2の上に絶縁を目的として被覆される絶縁体
(ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂)である。そして、
この導体2と絶縁体3とによって絶縁導体4を構成して
いる。5はシースで、絶縁体3を被覆した絶縁導体4を
2本並べた上に被覆されている。この絶縁導体4の絶縁
体3とシース5との間には、図2に示す如く、剥離剤6
が介在されている。この剥離剤6は、従来の剥離剤同
様、ケイ酸マグネシウムを主成分とするタルク(平均粒
径9.0(±2.0)μm)7をシリコーン系オイル
(最も汎用的なジメチルシロキサン構造のオイルで、粘
度50〜300Cs)8に混入して形成されている。この
剥離剤6が絶縁体3とシース5との間に介在している。
【0014】このような構造を有するビニルシースケー
ブル(VVF)1の絶縁導体4を構成する絶縁体3の組
成についての具体的実施例について従来例と比較して説
明する。
【0015】実施例 PVC(平均重合度1300のポリ塩化ビニル、以下同
じ)(具体的には、三井東圧株式会社製)100重量部
に対して、フタル酸系可塑剤(具体的には、積水化学株
式会社製 DOP)40重量部、バリウム亜鉛系安定剤
(具体的には、アデカ・アーガス株式会社製 ラップ2
0)4重量部、重質炭酸カルシウム35重量部、シリコ
ーンオイル(粘度100Cs)5重量部を配合したもので
ある。
【0016】従来例 PVC(平均重合度1300のポリ塩化ビニル、以下同
じ)(具体的には、三井東圧株式会社製)100重量部
に対して、フタル酸系可塑剤(具体的には、積水化学株
式会社製 DOP)40重量部、バリウム亜鉛系安定剤
(具体的には、アデカ・アーガス株式会社製 ラップ2
0)4重量部、重質炭酸カルシウム35重量部を配合し
たものである。
【0017】これらの実施例に基づく塩化ビニル樹脂組
成物と、従来例に基づく塩化ビニル樹脂組成物のそれぞ
れを絶縁体としてVVFを製造し、それぞれの経過日数
毎に絶縁線心(絶縁導体)の引抜荷重についての比較結
果が表1に示してある。
【0018】表 1 表1においては、実施例に基づく塩化ビニル樹脂組成物
と、従来例に基づく塩化ビニル樹脂組成物のそれぞれを
絶縁体としたVVFのサンプルをそれぞれ10本製造
し、これらサンプルを40℃の環境下に放置し、それぞ
れについて製造後0日(製造直後)、製造後10日、製
造後30日、製造後60日のそれぞれの経過日数毎の引
抜荷重を測定した。
【0019】表1における引抜荷重の測定は、図3に示
す如く、シース5のみを動かないように固定し、絶縁導
体4を矢印Aに示す方向に200mm/min の速度で引き
抜いて測定する。そして、絶縁導体4を矢印Aに示す方
向に引っ張り、絶縁導体4が引き抜き始めてから完全に
引き抜き終わるまでの最大荷重(N)を引抜荷重とし、
測定値が小さいほど剥離性が良いことを示している。
【0020】表1における引抜荷重の測定結果は、10
本のサンプルの各経過日数毎の引抜荷重の最小荷重と最
大荷重の範囲を示したものである。
【0021】表1の引抜荷重の測定結果から、製造直後
の引抜荷重が、従来例の場合、6.9〜11.8〔N〕
であるのに対し、実施例の場合、4.9〜6.9〔N〕
と実施例の場合の方が従来例よりも遥かに小さい。すな
わち、従来例より実施例の場合の方が剥離性が向上して
いる。
【0022】製造後10日の引抜荷重を見ても、従来例
の場合、6.9〜12.2〔N〕であるのに対し、実施
例の場合、4.9〜7.3〔N〕と実施例の場合の方が
従来例よりも遥かに小さい。すなわち、従来例より実施
例の場合の方が剥離性が向上している。
【0023】また、製造後30日の引抜荷重を見ても、
従来例の場合、7.8〜13.2〔N〕であるのに対
し、実施例の場合、4.9〜7.8〔N〕と実施例の場
合の方が従来例よりも遥かに小さい。すなわち、従来例
より実施例の場合の方が剥離性が向上している。
【0024】さらに、製造後60日の引抜荷重を見て
も、従来例の場合、8.8〜14.7〔N〕であるのに
対し、実施例の場合、5.4〜7.8〔N〕と実施例の
場合の方が従来例よりも遥かに小さい。すなわち、従来
例より実施例の場合の方が剥離性が向上している。
【0025】このように本実施例が、従来例よりも遥か
に小さい引抜荷重によって絶縁線心(絶縁導体)を引き
抜くことができるのは、絶縁導体4の絶縁体3に配合さ
れたシリコーンオイル(粘度100Cs)9が絶縁体3の
内部から図4に図示の矢印Bに示す如く絶縁体3の表面
にブリードしてきて、剥離性を向上する作用をしている
からである。すなわち、絶縁導体4の絶縁体3に配合さ
れたシリコーンオイル(粘度100Cs)9が絶縁体3の
表面にブリードしてきて、図4に示す如く、絶縁体3の
表面にシリコーンオイル9がブリードして所定の厚さに
形成され、このシリコーンオイル9の上に所定の厚さに
剥離剤6が形成され、この剥離剤6の上にシース5が被
覆された状態となり、絶縁体3の表面にブリードするシ
リコーンオイル9が剥離剤6に作用して剥離剤6の剥離
性を向上することによるものである。
【0026】この引抜荷重の測定結果を見て分かる通
り、従来例の場合は、製造後0日(製造直後)から時間
が経過するほどに引抜荷重が6.9〜11.8〔N〕か
ら8.8〜14.7〔N〕と次第に大きくなっていき、
シースと絶縁体との剥離性が低下していくことが判る。
これに対し、実施例の場合は、製造後0日(製造直後)
から時間が経過していっても、引抜荷重が4.9〜6.
9〔N〕から5.4〜7.8〔N〕と殆ど変わらず、シ
ース5と絶縁体3との剥離性に変化がないことが判る。
【0027】
【発明の効果】本発明は、導体に絶縁体を被覆した絶縁
導体を並べて、この絶縁導体の上にシースを被覆してな
るVVFにおける絶縁体をポリ塩化ビニル100重量部
に、可塑剤30〜60重量部、安定剤0.5〜10重量
部、充填剤25〜60重量部、シリコーン系オイル1〜
10重量部配合して形成し、前記絶縁導体とシースの間
にタルクを介在させて構成してあるため、絶縁体とシー
スとの間にタルクが均一に塗布されていなくても、絶縁
導体を露出する際に、シースに切り込みを設けた後シー
スを剥離し絶縁導体を容易に引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビニルシースケーブルの実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1に図示のビニルシースケーブルの絶縁体と
シースの境界面を示す断面図である。
【図3】引抜荷重の測定方法を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の効果を説明するための図である。
【図5】従来のVVFの断面図である。
【図6】従来のVVFの絶縁体とシースの境界面を示す
断面図である。
【符号の説明】
1……………………………………………………………ビ
ニルシースケーブル 2……………………………………………………………導
体 3……………………………………………………………絶
縁体 4……………………………………………………………絶
縁導体 5……………………………………………………………シ
ース 6……………………………………………………………剥
離剤 7……………………………………………………………タ
ルク 8……………………………………………………………シ
リコーン系オイル 9……………………………………………………………シ
リコーンオイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体に絶縁体を被覆した絶縁導体を並べ
    て、この絶縁導体の上にシースを被覆してなるVVFに
    おいて、上記絶縁体をポリ塩化ビニル100重量部に、
    可塑剤30〜60重量部、安定剤0.5〜10重量部、
    充填剤25〜60重量部、シリコーン系オイル1〜10
    重量部配合して形成すると共に、上記絶縁導体とシース
    の間にタルクを介在させて構成したことを特徴とするシ
    ースの剥取り容易なVVF。
JP5210714A 1993-08-25 1993-08-25 シースの剥取り容易なvvf Pending JPH0765635A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010016592A1 (ja) * 2008-08-08 2010-02-11 株式会社フジクラ シース電線、端子付きシース電線及び端子付きシース電線の製造方法
JP2012038648A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Sumitomo Electric Ind Ltd ビニル絶縁ビニルシースケーブル
JP2023152131A (ja) * 2022-04-01 2023-10-16 古河電気工業株式会社 ケーブル、ケーブルの製造装置及び製造方法

Cited By (4)

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WO2010016592A1 (ja) * 2008-08-08 2010-02-11 株式会社フジクラ シース電線、端子付きシース電線及び端子付きシース電線の製造方法
JPWO2010016592A1 (ja) * 2008-08-08 2012-01-26 株式会社フジクラ シース電線、端子付きシース電線及び端子付きシース電線の製造方法
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