JPH0765847A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents
固体高分子電解質型燃料電池Info
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- JPH0765847A JPH0765847A JP5208085A JP20808593A JPH0765847A JP H0765847 A JPH0765847 A JP H0765847A JP 5208085 A JP5208085 A JP 5208085A JP 20808593 A JP20808593 A JP 20808593A JP H0765847 A JPH0765847 A JP H0765847A
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- solid polymer
- polymer electrolyte
- reinforcing frame
- gas
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機械的強度および取扱性の向上、および、電解
質層の所要面積を縮小できるよう改良された燃料電池セ
ルを備えた固体高分子電解質型燃料電池を提供する。 【構成】固体高分子電解質燃料電池の単電池1は、従来
例の単電池に対して、燃料電池セル7に補強枠3を追加
して備えた燃料電池セル組立体2とセパレータ8A,8
Bを用いるようにしている。補強枠3は、PE膜7Cの
周縁部のそれぞれの面に、ポリカーボネート製の平板状
の補強枠部材31,32を、シリコーン系のシーラント
を用いて気密に接合されて構成されている。セパレータ
8A,8Bは、従来例のセパレータに対して、その周縁
部の高さ寸法を、補強枠部材31,32の厚さ寸法を考
慮して薄くし、凸状の隔壁82C,82Dの突端部と、
燃料電池セル組立体2の側面7a,7bとの接触が良好
に維持されるようにしたものである。
質層の所要面積を縮小できるよう改良された燃料電池セ
ルを備えた固体高分子電解質型燃料電池を提供する。 【構成】固体高分子電解質燃料電池の単電池1は、従来
例の単電池に対して、燃料電池セル7に補強枠3を追加
して備えた燃料電池セル組立体2とセパレータ8A,8
Bを用いるようにしている。補強枠3は、PE膜7Cの
周縁部のそれぞれの面に、ポリカーボネート製の平板状
の補強枠部材31,32を、シリコーン系のシーラント
を用いて気密に接合されて構成されている。セパレータ
8A,8Bは、従来例のセパレータに対して、その周縁
部の高さ寸法を、補強枠部材31,32の厚さ寸法を考
慮して薄くし、凸状の隔壁82C,82Dの突端部と、
燃料電池セル組立体2の側面7a,7bとの接触が良好
に維持されるようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体高分子電解質型
燃料電池の備える燃料電池セルの、機械的強度および取
扱性の向上、さらには電解質層の所要面積を縮小できる
よう改良された構造に関する。
燃料電池の備える燃料電池セルの、機械的強度および取
扱性の向上、さらには電解質層の所要面積を縮小できる
よう改良された構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池として、これに使用される電解
質の種類により、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融
炭酸塩型,固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られ
ている。このうち、固体高分子電解質型燃料電池は、分
子中にプロトン(水素イオン)交換基を有する高分子樹
脂膜を飽和に含水させると,低い抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能することを利用した燃料電池
である。
質の種類により、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融
炭酸塩型,固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られ
ている。このうち、固体高分子電解質型燃料電池は、分
子中にプロトン(水素イオン)交換基を有する高分子樹
脂膜を飽和に含水させると,低い抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能することを利用した燃料電池
である。
【0003】図8は、従来例の固体高分子電解質燃料電
池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面断面図
である。図8において、7は、電解質層7Cと、燃料電
極(アノード極でもある。)7Aと、酸化剤電極(カソ
ード極でもある。)7Bとで構成されている燃料電池セ
ルである。電解質層7Cは、薄い矩形状をなした固体高
分子電解質膜(以降、PE膜と略称することがある。)
からなっている。燃料電極7Aは、PE膜7Cの一方の
主面に密接して積層されて、燃料ガス(例えば、水素あ
るいは水素を高濃度に含んだガスである。)の供給を受
ける電極である。また,酸化剤電極7Bは、PE膜7C
の他方の主面に密接して積層されて、酸化剤ガス(例え
ば、空気である。)の供給を受ける電極である。燃料電
極7Aの外側面側が,燃料電池セル7の一方の側面7a
であり、酸化剤電極7Bの外側面側が,燃料電池セル7
の他方の側面7bである。燃料電極7Aおよび酸化剤電
極7Bは、共に触媒活物質を含むそれぞれの触媒層と、
この触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃料ガス
と酸化剤ガスを総称してこのように言うことが有る。)
を供給および排出すると共に集電体としての機能を有す
る多孔質の電極基材とからなり、前記触媒層をPE膜7
Cの両主面にホットプレスにより密着させて配置され
る。なお、PE膜7Cは、図8中に示すごとく、燃料電
極7Aならびに酸化剤電極7Bの面方向の外形寸法より
も大きい面方向の外形寸法を持つものであり、したがっ
て、燃料電極7Aならびに酸化剤電極7Bの端部とPE
膜7C端部との間には、図8中に示すように寸法;Wを
持つPE膜7Cの露出面が存在することとなる。
池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面断面図
である。図8において、7は、電解質層7Cと、燃料電
極(アノード極でもある。)7Aと、酸化剤電極(カソ
ード極でもある。)7Bとで構成されている燃料電池セ
ルである。電解質層7Cは、薄い矩形状をなした固体高
分子電解質膜(以降、PE膜と略称することがある。)
からなっている。燃料電極7Aは、PE膜7Cの一方の
主面に密接して積層されて、燃料ガス(例えば、水素あ
るいは水素を高濃度に含んだガスである。)の供給を受
ける電極である。また,酸化剤電極7Bは、PE膜7C
の他方の主面に密接して積層されて、酸化剤ガス(例え
ば、空気である。)の供給を受ける電極である。燃料電
極7Aの外側面側が,燃料電池セル7の一方の側面7a
であり、酸化剤電極7Bの外側面側が,燃料電池セル7
の他方の側面7bである。燃料電極7Aおよび酸化剤電
極7Bは、共に触媒活物質を含むそれぞれの触媒層と、
この触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃料ガス
と酸化剤ガスを総称してこのように言うことが有る。)
を供給および排出すると共に集電体としての機能を有す
る多孔質の電極基材とからなり、前記触媒層をPE膜7
Cの両主面にホットプレスにより密着させて配置され
る。なお、PE膜7Cは、図8中に示すごとく、燃料電
極7Aならびに酸化剤電極7Bの面方向の外形寸法より
も大きい面方向の外形寸法を持つものであり、したがっ
て、燃料電極7Aならびに酸化剤電極7Bの端部とPE
膜7C端部との間には、図8中に示すように寸法;Wを
持つPE膜7Cの露出面が存在することとなる。
【0004】また、8Cは、ガスを透過しない材料を用
いて製作され、燃料電池セル7の一方の側面7a側に配
設されて,その片面に図示しない燃料ガスを通流させる
と共に,未消費の水素を含む燃料ガスを排出するための
同一の間隔により複数個設けられた凹状の溝(ガス流通
用溝)81Cと、このガス流通溝81C間に介在する凸
状の隔壁82Cとが、互いに交互に形成されているセパ
レータである。8Dは、燃料電池セル7の他方の側面7
b側に配設されて,その片面に図示しない酸化剤ガスを
通流させると共に,未消費の酸素を含む酸化剤ガスを排
出するための同一の間隔により複数個設けられた凹状の
溝(ガス流通用溝)81Dと、このガス流通溝81D間
に介在する凸状の隔壁82Dとが、互いに交互に形成さ
れており、セパレータ8Cと同様に、ガスを透過しない
材料で製作されたセパレータである。
いて製作され、燃料電池セル7の一方の側面7a側に配
設されて,その片面に図示しない燃料ガスを通流させる
と共に,未消費の水素を含む燃料ガスを排出するための
同一の間隔により複数個設けられた凹状の溝(ガス流通
用溝)81Cと、このガス流通溝81C間に介在する凸
状の隔壁82Cとが、互いに交互に形成されているセパ
レータである。8Dは、燃料電池セル7の他方の側面7
b側に配設されて,その片面に図示しない酸化剤ガスを
通流させると共に,未消費の酸素を含む酸化剤ガスを排
出するための同一の間隔により複数個設けられた凹状の
溝(ガス流通用溝)81Dと、このガス流通溝81D間
に介在する凸状の隔壁82Dとが、互いに交互に形成さ
れており、セパレータ8Cと同様に、ガスを透過しない
材料で製作されたセパレータである。
【0005】なお、凸状の隔壁82C,82Dの頂部
は、それぞれ、セパレータ8C,8Dの燃料電池セルと
対向する側の側面8Ca,8Daと同一面になるように
形成されている。セパレータ8Cは、この側面8Caを
燃料電池セル7の側面7aに密接させて、また、セパレ
ータ8Dは、この側面8Daを燃料電池セル7の側面7
bに密接させて、それぞれ燃料電池セル7を挟むように
して配設される。
は、それぞれ、セパレータ8C,8Dの燃料電池セルと
対向する側の側面8Ca,8Daと同一面になるように
形成されている。セパレータ8Cは、この側面8Caを
燃料電池セル7の側面7aに密接させて、また、セパレ
ータ8Dは、この側面8Daを燃料電池セル7の側面7
bに密接させて、それぞれ燃料電池セル7を挟むように
して配設される。
【0006】なおまた、91は、セパレータ8C,8D
のガス流通溝81C,81D中を通流する反応ガスが、
通流路外に漏れ出るのを防止する役目を負うガスシール
体であり、それぞれのセパレータ8C,8Dの周縁部で
ある寸法(W)の露出面部と、燃料電池セル7の周縁部
との間の空所に配置されるものである。また9は、燃料
電池セル7と、セパレータ8C,8Dと、ガスシール体
91を備える固体高分子電解質燃料電池の単電池であ
る。
のガス流通溝81C,81D中を通流する反応ガスが、
通流路外に漏れ出るのを防止する役目を負うガスシール
体であり、それぞれのセパレータ8C,8Dの周縁部で
ある寸法(W)の露出面部と、燃料電池セル7の周縁部
との間の空所に配置されるものである。また9は、燃料
電池セル7と、セパレータ8C,8Dと、ガスシール体
91を備える固体高分子電解質燃料電池の単電池であ
る。
【0007】上記した単電池9の備える燃料電池セル7
の厚さ寸法は、多くの場合に1〔mm〕以下であり、そ
の面積は広いほど製造原価の低減が図れることから、可
能なかぎり広い面積,例えば,1〔m2 〕程度に製作さ
れる。また、その場合の燃料電池セル7を構成している
PE膜7Cの厚さ寸法は、0.1〔mm〕〜0.2〔m
m〕程度である。さらに、燃料電池セル7と、これを挟
むように配設されるセパレータ8C,8Dとで構成され
た単電池5の厚さ寸法は、10〔mm〕程度,あるいは
それ以下であることが多い。
の厚さ寸法は、多くの場合に1〔mm〕以下であり、そ
の面積は広いほど製造原価の低減が図れることから、可
能なかぎり広い面積,例えば,1〔m2 〕程度に製作さ
れる。また、その場合の燃料電池セル7を構成している
PE膜7Cの厚さ寸法は、0.1〔mm〕〜0.2〔m
m〕程度である。さらに、燃料電池セル7と、これを挟
むように配設されるセパレータ8C,8Dとで構成され
た単電池5の厚さ寸法は、10〔mm〕程度,あるいは
それ以下であることが多い。
【0008】1個の燃料電池セル7が発生する電圧は、
1〔V〕程度以下と低い値であるので、前記した構成を
持つ単電池9の多数個を、各燃料電池セル7と,これに
介挿されるセパレータ8C,8Dを介して、互いに直列
接続した燃料電池セル集積体(以降、スタックと略称す
ることがある。)として構成し、電圧を高めて実用に供
されるのが一般的である。燃料電池セル7においては、
後記する直流電気の発電を行う際に、発電する電力とほ
ぼ同等量の損失が発生する。この損失による熱を除去す
るための冷却体が介挿されことが多い。したがってこの
場合には、セパレータ8C,8Dは、反応ガスの透過を
防止すること、ガス流通用溝81C,81Dにより,燃
料電池セル7に供給する反応ガスの通流路を確保するこ
とと共に、燃料電池セル7で発電された直流電気および
燃料電池セル7で生じた損失による熱を、凸状の隔壁8
2C,82Dを介して燃料電池セル7の外部に伝達する
役目も果たしていることとなる。
1〔V〕程度以下と低い値であるので、前記した構成を
持つ単電池9の多数個を、各燃料電池セル7と,これに
介挿されるセパレータ8C,8Dを介して、互いに直列
接続した燃料電池セル集積体(以降、スタックと略称す
ることがある。)として構成し、電圧を高めて実用に供
されるのが一般的である。燃料電池セル7においては、
後記する直流電気の発電を行う際に、発電する電力とほ
ぼ同等量の損失が発生する。この損失による熱を除去す
るための冷却体が介挿されことが多い。したがってこの
場合には、セパレータ8C,8Dは、反応ガスの透過を
防止すること、ガス流通用溝81C,81Dにより,燃
料電池セル7に供給する反応ガスの通流路を確保するこ
とと共に、燃料電池セル7で発電された直流電気および
燃料電池セル7で生じた損失による熱を、凸状の隔壁8
2C,82Dを介して燃料電池セル7の外部に伝達する
役目も果たしていることとなる。
【0009】上記の構成を備えた燃料電池セル7におい
ては、燃料電極7Aには燃料ガスを、また、酸化剤電極
7Bに酸化剤ガスを供給することで、それぞれの電極7
A,7Bの触媒層と、PE膜でなる電解質層7Cとの界
面に三相界面(前記触媒層中の触媒と、PE膜、いずれ
かの反応ガスとが、互い接する界面のことを言う。)を
形成させ、電気化学反応を生じさせることで直流電気を
発生させる。なお前記触媒層は、微小な粒子状の白金触
媒とはっ水性を有するフッ素樹脂から形成されており、
しかも多数の細孔を形成することで、反応ガスの三層界
面までの効率的な拡散を維持するすると共に、十分広い
面積の三層界面が形成される構成としている。
ては、燃料電極7Aには燃料ガスを、また、酸化剤電極
7Bに酸化剤ガスを供給することで、それぞれの電極7
A,7Bの触媒層と、PE膜でなる電解質層7Cとの界
面に三相界面(前記触媒層中の触媒と、PE膜、いずれ
かの反応ガスとが、互い接する界面のことを言う。)を
形成させ、電気化学反応を生じさせることで直流電気を
発生させる。なお前記触媒層は、微小な粒子状の白金触
媒とはっ水性を有するフッ素樹脂から形成されており、
しかも多数の細孔を形成することで、反応ガスの三層界
面までの効率的な拡散を維持するすると共に、十分広い
面積の三層界面が形成される構成としている。
【0010】ところで、電解質層7Cを形成しているP
E膜は、前述したとおり、分子中にプロトン(水素イオ
ン)交換基を有する高分子膜であり、飽和に含水させる
と常温で20〔Ω・cm〕以下の抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能する膜である。なお,PE膜
としては、現時点においては、パ−フルオロスルホン酸
樹脂膜(例えば、米国、デュポン社製、商品名ナフィオ
ン膜)等が知られている。このようなPE膜を用いた電
解質層7Cと、触媒層と、反応ガスとが形成する三相界
面で生じる電気化学反応は、次のとおりである。
E膜は、前述したとおり、分子中にプロトン(水素イオ
ン)交換基を有する高分子膜であり、飽和に含水させる
と常温で20〔Ω・cm〕以下の抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能する膜である。なお,PE膜
としては、現時点においては、パ−フルオロスルホン酸
樹脂膜(例えば、米国、デュポン社製、商品名ナフィオ
ン膜)等が知られている。このようなPE膜を用いた電
解質層7Cと、触媒層と、反応ガスとが形成する三相界
面で生じる電気化学反応は、次のとおりである。
【0011】アノード電極7Aでは(1)式の反応が起
こる。
こる。
【0012】
【化1】 アノ−ド H2 → 2H + +2e ………………(1) カソード電極7Bでは(2)式の反応が起こる。
【0013】
【化2】 カソ−ド (1/2) O2+2H+ +2e → H2O ………………(2) つまりアノード電極7Aにおいては、外部より供給され
た水素がプロトンと電子を生成する。この生成されたプ
ロトンは、PE膜7C中をカソード電極7Bに向かって
移動し、電子は、スタックの外部に接続される図示しな
い電気回路を通ってカソード電極7Bに移動する。一
方、カソード電極7Bにおいては、外部より供給された
酸素とPE膜7C中をアノード電極7Aより移動してき
たプロトンと電気回路より移動してきた電子とが反応
し、水分を生成する。かくして、燃料電池セル7は、水
素と酸素を得て直流電気を発電するのである。このよう
な固体高分子電解質型燃料電池においては、PE膜7C
の抵抗率を小さくして高い発電効率が得られるようにす
るために、通常、50〔℃〕から100〔℃〕程度の温
度条件で運転される。なお、このPE膜7Cは、反応ガ
スである燃料ガスや酸化剤ガスが透過しない膜でもある
ので、反応ガスが相互に混合するいわゆるクロスリーク
を防止する役目も果たしている。
た水素がプロトンと電子を生成する。この生成されたプ
ロトンは、PE膜7C中をカソード電極7Bに向かって
移動し、電子は、スタックの外部に接続される図示しな
い電気回路を通ってカソード電極7Bに移動する。一
方、カソード電極7Bにおいては、外部より供給された
酸素とPE膜7C中をアノード電極7Aより移動してき
たプロトンと電気回路より移動してきた電子とが反応
し、水分を生成する。かくして、燃料電池セル7は、水
素と酸素を得て直流電気を発電するのである。このよう
な固体高分子電解質型燃料電池においては、PE膜7C
の抵抗率を小さくして高い発電効率が得られるようにす
るために、通常、50〔℃〕から100〔℃〕程度の温
度条件で運転される。なお、このPE膜7Cは、反応ガ
スである燃料ガスや酸化剤ガスが透過しない膜でもある
ので、反応ガスが相互に混合するいわゆるクロスリーク
を防止する役目も果たしている。
【0014】なおまた、セパレータとしては、前述した
溝81Cあるいは溝81Dを一方の側面のみに配設した
構成のセパレータ8C,8D以外に、スタック構成の際
に互いに隣接するセパレータの溝も一体に形成すること
で,スタック構成の合理化を図るために、ガス流通溝8
1C,81Dをその両側面に配設するようにしたセパレ
ータも知られている。
溝81Cあるいは溝81Dを一方の側面のみに配設した
構成のセパレータ8C,8D以外に、スタック構成の際
に互いに隣接するセパレータの溝も一体に形成すること
で,スタック構成の合理化を図るために、ガス流通溝8
1C,81Dをその両側面に配設するようにしたセパレ
ータも知られている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る燃料電池セルを用いた固体高分子電解質型燃料電池に
おいては、直流発電の機能を十分に発揮するのである
が、次記する問題が有る。すなわち、従来例の単電池9
においては、セパレータ8C,8Dのガス流通溝81
C,81D中を通流する反応ガスが通流路外に漏れ出す
ことの防止処置は、ガスシール体91を用いて、寸法
(W)を持つPE膜7Cの周縁部である露出面部と、セ
パレータ8C,8Dの周縁部の間で行われている。しか
し、PE膜7Cは前述したように極めて薄いフィルム状
の素材であるのでその取扱いが難しく、電極7A,7B
との接合時、複数の単電池9を積層してスタックとして
組み合わせる組み立て作業時等の際に、反応ガスのシー
リングにとって重要なその周縁部に、しわが発生してし
まうことがしばしば生じる。このようなしわが発生した
状態のPE膜7Cを用いて組み立てられた単電池,ある
いはスタックでは、しわが発生した部位から反応ガスの
漏れ出しが発生する可能性が高い。その上、単電池9や
スタックの分解・組立が繰り返されると、PE膜7Cの
しわが増加して、反応ガスの漏れ量が図9中に曲線;B
で示したごとく次第に多くなっていく。さらに、スタッ
クに積層された複数の単電池の一部のみを交換した場合
に、交換前はガス漏れの無かった単電池から新たにガス
漏れが生じることもある。さらにまた、しわなどが全く
ない状態であっても、スタックを構成する全構成部材の
中で、PE膜7Cが最も機械的強度の低い部材であるこ
とには変わりがないものである。
る燃料電池セルを用いた固体高分子電解質型燃料電池に
おいては、直流発電の機能を十分に発揮するのである
が、次記する問題が有る。すなわち、従来例の単電池9
においては、セパレータ8C,8Dのガス流通溝81
C,81D中を通流する反応ガスが通流路外に漏れ出す
ことの防止処置は、ガスシール体91を用いて、寸法
(W)を持つPE膜7Cの周縁部である露出面部と、セ
パレータ8C,8Dの周縁部の間で行われている。しか
し、PE膜7Cは前述したように極めて薄いフィルム状
の素材であるのでその取扱いが難しく、電極7A,7B
との接合時、複数の単電池9を積層してスタックとして
組み合わせる組み立て作業時等の際に、反応ガスのシー
リングにとって重要なその周縁部に、しわが発生してし
まうことがしばしば生じる。このようなしわが発生した
状態のPE膜7Cを用いて組み立てられた単電池,ある
いはスタックでは、しわが発生した部位から反応ガスの
漏れ出しが発生する可能性が高い。その上、単電池9や
スタックの分解・組立が繰り返されると、PE膜7Cの
しわが増加して、反応ガスの漏れ量が図9中に曲線;B
で示したごとく次第に多くなっていく。さらに、スタッ
クに積層された複数の単電池の一部のみを交換した場合
に、交換前はガス漏れの無かった単電池から新たにガス
漏れが生じることもある。さらにまた、しわなどが全く
ない状態であっても、スタックを構成する全構成部材の
中で、PE膜7Cが最も機械的強度の低い部材であるこ
とには変わりがないものである。
【0016】上記の状況から、固体高分子電解質形燃料
電池の信頼性、保守性等の向上を図るために、この部位
が補強された固体高分子電解質型燃料電池の出現が望ま
れている。また、固体高分子電解質型燃料電池にとって
はPE膜7Cは必須の構成部品であるが、その価格が極
めて高価であるために、固体高分子電解質型燃料電池の
製造コストを高いものにしている。
電池の信頼性、保守性等の向上を図るために、この部位
が補強された固体高分子電解質型燃料電池の出現が望ま
れている。また、固体高分子電解質型燃料電池にとって
はPE膜7Cは必須の構成部品であるが、その価格が極
めて高価であるために、固体高分子電解質型燃料電池の
製造コストを高いものにしている。
【0017】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、機械的強度および
取扱性の向上、および、電解質層の所要面積を縮小でき
るよう改良された燃料電池セルを備えた固体高分子電解
質型燃料電池を提供することに有る。
みなされたものであり、その目的は、機械的強度および
取扱性の向上、および、電解質層の所要面積を縮小でき
るよう改良された燃料電池セルを備えた固体高分子電解
質型燃料電池を提供することに有る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力
を発電する燃料電池セルと、この燃料電池セルの両側に
配置されて,燃料電池セルに燃料ガスまたは酸化剤ガス
を供給するための複数個のガス流通溝を有するセパレー
タとを備え、燃料電池セルは、固体高分子電解質膜でな
る電解質層と、この電解質層の二つの主面のそれぞれに
密着して配置された電極とを有するものであり、セパレ
ータは、燃料電池セルと対向する側の側面に、複数個の
ガス流通用溝を有するものである、固体高分子電解質型
燃料電池において、燃料電池セルは、その周縁部に,電
解質層を機械的に補強すると共に,電解質層との境界面
から燃料ガスまたは酸化剤ガスが漏れないように気密に
接合された補強枠を備えた構造とすること、また 2)前記1項記載の手段において、補強枠は、シーラン
トあるいは接着剤を用いて気密に接合される構造を備え
たこと、また 3)前記1項記載の手段において、補強枠は、熱可塑性
合成樹脂製であり、その融点以上の温度で加熱融着され
て気密に接合される構造を備えたこと、また 4)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段にお
いて、燃料電池セルの有する電解質層は、燃料電池セル
の有する電極の面方向の外形寸法よりも大きく、しか
も、補強枠の外形寸法よりも小さい面方向の外形寸法を
備え、補強枠は、電解質層の周縁部と気密に接合される
構造を備えたこと、さらにまた 5)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段にお
いて、燃料電池セルの有する電解質層は、燃料電池セル
の有する電極の面方向の外形寸法と同等の面方向の外形
寸法を備え、補強枠は、電解質層の外形寸法よりも大き
い面方向の外形寸法を備えると共に、電極の周縁部と気
密に接合される構造を備えたこと、により達成される。
は、 1)燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力
を発電する燃料電池セルと、この燃料電池セルの両側に
配置されて,燃料電池セルに燃料ガスまたは酸化剤ガス
を供給するための複数個のガス流通溝を有するセパレー
タとを備え、燃料電池セルは、固体高分子電解質膜でな
る電解質層と、この電解質層の二つの主面のそれぞれに
密着して配置された電極とを有するものであり、セパレ
ータは、燃料電池セルと対向する側の側面に、複数個の
ガス流通用溝を有するものである、固体高分子電解質型
燃料電池において、燃料電池セルは、その周縁部に,電
解質層を機械的に補強すると共に,電解質層との境界面
から燃料ガスまたは酸化剤ガスが漏れないように気密に
接合された補強枠を備えた構造とすること、また 2)前記1項記載の手段において、補強枠は、シーラン
トあるいは接着剤を用いて気密に接合される構造を備え
たこと、また 3)前記1項記載の手段において、補強枠は、熱可塑性
合成樹脂製であり、その融点以上の温度で加熱融着され
て気密に接合される構造を備えたこと、また 4)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段にお
いて、燃料電池セルの有する電解質層は、燃料電池セル
の有する電極の面方向の外形寸法よりも大きく、しか
も、補強枠の外形寸法よりも小さい面方向の外形寸法を
備え、補強枠は、電解質層の周縁部と気密に接合される
構造を備えたこと、さらにまた 5)前記1項から3項までのいずれかに記載の手段にお
いて、燃料電池セルの有する電解質層は、燃料電池セル
の有する電極の面方向の外形寸法と同等の面方向の外形
寸法を備え、補強枠は、電解質層の外形寸法よりも大き
い面方向の外形寸法を備えると共に、電極の周縁部と気
密に接合される構造を備えたこと、により達成される。
【0019】
【作用】この発明においては、固体高分子電解質型燃料
電池において (1)燃料電池セルの周辺部に、電解質層を機械的に補
強すると共に、電解質層との境界面から燃料ガスまたは
酸化剤ガスが漏れないように,例えば,シーラントある
いは接着剤等の接合用剤を用いて,気密に接合された補
強枠を備える構造とすることにより、 反応ガスのシールは、この補強枠とセパレータの表面
との間で行われることになる。両者ともPE膜のように
しわになることは無いし、また、単電池やスタックの分
解・組立が繰り返されたとしても、その平面は安定に維
持される。これにより、ガスシール体を用いての反応ガ
スのシールを確実に行うことが可能となる。
電池において (1)燃料電池セルの周辺部に、電解質層を機械的に補
強すると共に、電解質層との境界面から燃料ガスまたは
酸化剤ガスが漏れないように,例えば,シーラントある
いは接着剤等の接合用剤を用いて,気密に接合された補
強枠を備える構造とすることにより、 反応ガスのシールは、この補強枠とセパレータの表面
との間で行われることになる。両者ともPE膜のように
しわになることは無いし、また、単電池やスタックの分
解・組立が繰り返されたとしても、その平面は安定に維
持される。これにより、ガスシール体を用いての反応ガ
スのシールを確実に行うことが可能となる。
【0020】また、PE膜,特にガスシール体と組み
合わされて反応ガスのシールに使用されるその周縁部
は、補強枠によって機械的に補強されるので、単電池や
スタックの分解・組立の際の燃料電池セルの取扱が容易
になり、また、単電池やスタックの分解・組立が繰り返
されたとしても、PE膜が破損や劣化が発生度が低下す
る。
合わされて反応ガスのシールに使用されるその周縁部
は、補強枠によって機械的に補強されるので、単電池や
スタックの分解・組立の際の燃料電池セルの取扱が容易
になり、また、単電池やスタックの分解・組立が繰り返
されたとしても、PE膜が破損や劣化が発生度が低下す
る。
【0021】(2)燃料電池セルの周辺部に設ける補強
枠を、熱可塑性合成樹脂製とし、その融点を越える温度
で加熱融着されて気密に接合される構造を備えることに
より、(1)項による作用を実現するに当たり、シーラ
ントあるいは接着剤を用いないので、シーラントあるい
は接着剤の乾燥あるいは硬化の工程が不要となることに
より、燃料電池セルの周辺部への補強枠の装着が容易と
なる。
枠を、熱可塑性合成樹脂製とし、その融点を越える温度
で加熱融着されて気密に接合される構造を備えることに
より、(1)項による作用を実現するに当たり、シーラ
ントあるいは接着剤を用いないので、シーラントあるい
は接着剤の乾燥あるいは硬化の工程が不要となることに
より、燃料電池セルの周辺部への補強枠の装着が容易と
なる。
【0022】(3)燃料電池セルの有する電解質層は、
燃料電池セルの有する電極の面方向の外形寸法よりも大
きく、しかも、補強枠の外形寸法よりも小さい面方向の
外形寸法を備え、補強枠は、電解質層の周縁部と気密に
接合される構造を備えることにより、(1)項,(2)
項による作用と共に、電解質層の,電極の面方向の外形
寸法よりも大きい部位であるその周縁部は、補強枠との
接合だけに必要な寸法を備えていれば済むために、電解
質層の使用面積を削減することが可能になる。
燃料電池セルの有する電極の面方向の外形寸法よりも大
きく、しかも、補強枠の外形寸法よりも小さい面方向の
外形寸法を備え、補強枠は、電解質層の周縁部と気密に
接合される構造を備えることにより、(1)項,(2)
項による作用と共に、電解質層の,電極の面方向の外形
寸法よりも大きい部位であるその周縁部は、補強枠との
接合だけに必要な寸法を備えていれば済むために、電解
質層の使用面積を削減することが可能になる。
【0023】(4)燃料電池セルの有する電解質層は、
燃料電池セルの有する電極の面方向の外形寸法と同等の
面方向の外形寸法を備え、補強枠は、電解質層の外形寸
法よりも大きい面方向の外形寸法を備えると共に、電極
の周縁部と気密に接合される構造を備えたことにより、
(1)項,(2)項による作用と共に、補強枠と燃料電
池セルとの接合が電極の周縁部で行われることにより、
電解質層の使用面積を(3)項による場合よりも一層削
減することが可能になる。
燃料電池セルの有する電極の面方向の外形寸法と同等の
面方向の外形寸法を備え、補強枠は、電解質層の外形寸
法よりも大きい面方向の外形寸法を備えると共に、電極
の周縁部と気密に接合される構造を備えたことにより、
(1)項,(2)項による作用と共に、補強枠と燃料電
池セルとの接合が電極の周縁部で行われることにより、
電解質層の使用面積を(3)項による場合よりも一層削
減することが可能になる。
【0024】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1;図1は、請求項1,〜3に対応するこの発明
の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池の固体高
分子電解質燃料電池の単電池を展開した状態で模式的に
示した側面断面図であり、図2は、図1におけるP部の
詳細断面図である。図1,図2において、図8に示した
従来例の固体高分子電解質燃料電池と同一部分には同じ
符号を付しその説明を省略する。なお、図1中には、図
2,図8で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
に説明する。 実施例1;図1は、請求項1,〜3に対応するこの発明
の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池の固体高
分子電解質燃料電池の単電池を展開した状態で模式的に
示した側面断面図であり、図2は、図1におけるP部の
詳細断面図である。図1,図2において、図8に示した
従来例の固体高分子電解質燃料電池と同一部分には同じ
符号を付しその説明を省略する。なお、図1中には、図
2,図8で付した符号については、代表的な符号のみを
記した。
【0025】図1,図2において、1は、図8に示した
従来例の固体高分子電解質燃料電池の単電池9に対し
て、燃料電池セル7とセパレータ8C,8Dに替えて、
燃料電池セル組立体2とセパレータ8A,8Bを用いる
ようにした固体高分子電解質燃料電池の単電池である。
燃料電池セル組立体2は、従来例と同一の燃料電池セル
7に補強枠3を追加して備えたものである。補強枠3
は、PE膜7Cの周縁部のそれぞれの面に、厚さ1.0
〔mm〕のポリカーボネート製の平板状の補強枠用の部
材31,32を、接合用剤として,耐熱性・耐薬品性を
備えていることを加味して,シリコーン系のシーラント
39を用いて気密に接合されて構成されている。シーラ
ント39は、PE膜7Cと部材31,32との間に塗布
した後、熱処理を施される。
従来例の固体高分子電解質燃料電池の単電池9に対し
て、燃料電池セル7とセパレータ8C,8Dに替えて、
燃料電池セル組立体2とセパレータ8A,8Bを用いる
ようにした固体高分子電解質燃料電池の単電池である。
燃料電池セル組立体2は、従来例と同一の燃料電池セル
7に補強枠3を追加して備えたものである。補強枠3
は、PE膜7Cの周縁部のそれぞれの面に、厚さ1.0
〔mm〕のポリカーボネート製の平板状の補強枠用の部
材31,32を、接合用剤として,耐熱性・耐薬品性を
備えていることを加味して,シリコーン系のシーラント
39を用いて気密に接合されて構成されている。シーラ
ント39は、PE膜7Cと部材31,32との間に塗布
した後、熱処理を施される。
【0026】セパレータ8A,8Bは、従来例のセパレ
ータ8C,8Dに対して、その周縁部の高さ寸法を、部
材31および部材32の厚さ寸法を考慮して薄くし、凸
状の隔壁82C,82Dの突端部(側面8Ca,8Da
でもある。)と、燃料電池セル組立体2の側面7a,7
bとの電気的ならびに熱的な接触が、単電池1の組み立
てに際してのガスシール体91や電極7A,7Bの厚さ
寸法の圧縮も考慮して、良好に維持されるようにしたも
のである。
ータ8C,8Dに対して、その周縁部の高さ寸法を、部
材31および部材32の厚さ寸法を考慮して薄くし、凸
状の隔壁82C,82Dの突端部(側面8Ca,8Da
でもある。)と、燃料電池セル組立体2の側面7a,7
bとの電気的ならびに熱的な接触が、単電池1の組み立
てに際してのガスシール体91や電極7A,7Bの厚さ
寸法の圧縮も考慮して、良好に維持されるようにしたも
のである。
【0027】前記のように構成された燃料電池セル組立
体2は、補強枠3の,ガスシール体91と組み合わされ
て反応ガスのシールに用いられるその上下面は、平滑な
平面でありしわの発生は生じないので取扱性が優れてい
る。また、補強枠3の持つ剛性により、その機械的強度
も向上されている。このような構造を持つ単電池1を製
作し、ガス漏れ量を試験を実施した。その測定結果を図
9中の曲線;Aとして示した。単電池1は、その発電性
能を従来例の単電池9と同様に維持しながらも、その初
期のガス漏れ量は、従来例による単電池9の初期のガス
漏れ量と比較して少なく、しかも、繰り返し分解・組立
を行った後においてもそのガス漏れ量はほとんど増加し
ないことが確認された。
体2は、補強枠3の,ガスシール体91と組み合わされ
て反応ガスのシールに用いられるその上下面は、平滑な
平面でありしわの発生は生じないので取扱性が優れてい
る。また、補強枠3の持つ剛性により、その機械的強度
も向上されている。このような構造を持つ単電池1を製
作し、ガス漏れ量を試験を実施した。その測定結果を図
9中の曲線;Aとして示した。単電池1は、その発電性
能を従来例の単電池9と同様に維持しながらも、その初
期のガス漏れ量は、従来例による単電池9の初期のガス
漏れ量と比較して少なく、しかも、繰り返し分解・組立
を行った後においてもそのガス漏れ量はほとんど増加し
ないことが確認された。
【0028】実施例2;図3は、請求項5に対応するこ
の発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池の
固体高分子電解質燃料電池の単電池を展開した状態で模
式的に示した側面断面図であり、図4は、図3における
Q部の詳細断面図である。図3,図4において、図1,
図2に示した請求項1,〜3に対応するこの発明の固体
高分子電解質燃料電池、および、図8に示した従来例の
固体高分子電解質燃料電池と同一部分には同じ符号を付
しその説明を省略する。なお、図3中には、図1,図8
で付した符号については、代表的な符号のみを記した。
の発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池の
固体高分子電解質燃料電池の単電池を展開した状態で模
式的に示した側面断面図であり、図4は、図3における
Q部の詳細断面図である。図3,図4において、図1,
図2に示した請求項1,〜3に対応するこの発明の固体
高分子電解質燃料電池、および、図8に示した従来例の
固体高分子電解質燃料電池と同一部分には同じ符号を付
しその説明を省略する。なお、図3中には、図1,図8
で付した符号については、代表的な符号のみを記した。
【0029】図3,図4において、1Aは、図1,図2
に示したこの発明の固体高分子電解質燃料電池に対し
て、燃料電池セル組立体2に替えて、燃料電池セル組立
体2Aを用いるようにした固体高分子電解質燃料電池の
単電池である。燃料電池セル組立体2Aは、この発明に
よる燃料電池セル組立体2に対して、燃料電池セル7お
よび補強枠3に替えて、燃料電池セル5Aおよび補強枠
3Aを用いるようにしている。燃料電池セル5Aは、燃
料電池セル7に対して、PE膜7Cに替えてPE膜5C
を用いている。PE膜7Cは前述したとおり、電極7
A,7Bの外側にその面方向の外形寸法に対して幅寸法
(W)の周縁部が形成される面方向の外形寸法を持つ
が、PE膜5Cは、電極7A,7Bの外側に面方向の外
形寸法に対して幅寸法(W)よりも狭い幅寸法;Yの周
縁部が形成される面方向の外形寸法を持っている。した
がって、PE膜5Cの面積は、PE膜7Cの面積よりも
狭くて済むこととなる。
に示したこの発明の固体高分子電解質燃料電池に対し
て、燃料電池セル組立体2に替えて、燃料電池セル組立
体2Aを用いるようにした固体高分子電解質燃料電池の
単電池である。燃料電池セル組立体2Aは、この発明に
よる燃料電池セル組立体2に対して、燃料電池セル7お
よび補強枠3に替えて、燃料電池セル5Aおよび補強枠
3Aを用いるようにしている。燃料電池セル5Aは、燃
料電池セル7に対して、PE膜7Cに替えてPE膜5C
を用いている。PE膜7Cは前述したとおり、電極7
A,7Bの外側にその面方向の外形寸法に対して幅寸法
(W)の周縁部が形成される面方向の外形寸法を持つ
が、PE膜5Cは、電極7A,7Bの外側に面方向の外
形寸法に対して幅寸法(W)よりも狭い幅寸法;Yの周
縁部が形成される面方向の外形寸法を持っている。した
がって、PE膜5Cの面積は、PE膜7Cの面積よりも
狭くて済むこととなる。
【0030】一方、補強枠3Aは、PE膜5Cの周縁部
の一方の面に配置される厚さ3.0〔mm〕で断面形状
がL字状に成形されたポリカーボネート製の補強枠用の
部材33と、PE膜5Cの周縁部の他方の面に、部材3
3に対して内側(電極7Aの側面に直接対向する側)に
配置される厚さ1.0〔mm〕の平板状の補強枠用の部
材34とを、PE膜5Cの周縁部をU字状に包み込む位
置関係で、接合用剤としてシーラント39を用いて気密
に接合されて構成されている。なお、燃料電池セル組立
体2Aの面方向の外形寸法は、燃料電池セル組立体2の
面方向の外形寸法と同一である。
の一方の面に配置される厚さ3.0〔mm〕で断面形状
がL字状に成形されたポリカーボネート製の補強枠用の
部材33と、PE膜5Cの周縁部の他方の面に、部材3
3に対して内側(電極7Aの側面に直接対向する側)に
配置される厚さ1.0〔mm〕の平板状の補強枠用の部
材34とを、PE膜5Cの周縁部をU字状に包み込む位
置関係で、接合用剤としてシーラント39を用いて気密
に接合されて構成されている。なお、燃料電池セル組立
体2Aの面方向の外形寸法は、燃料電池セル組立体2の
面方向の外形寸法と同一である。
【0031】前記のように構成された燃料電池セル組立
体2Aの場合も、燃料電池セル組立体2の場合と同様
に、補強枠3Aのガスシール体91と組み合わされて反
応ガスのシールに用いられるその上下面は、平滑な平面
でありしわの発生は生じないので取扱性がすぐれてい
る。また、補強枠3Aの持つ剛性により、その機械的強
度も向上されている。
体2Aの場合も、燃料電池セル組立体2の場合と同様
に、補強枠3Aのガスシール体91と組み合わされて反
応ガスのシールに用いられるその上下面は、平滑な平面
でありしわの発生は生じないので取扱性がすぐれてい
る。また、補強枠3Aの持つ剛性により、その機械的強
度も向上されている。
【0032】このような構造を持つ単電池1Aを製作
し、ガス漏れ量を試験を実施して、実施例1の場合とほ
ぼ同一の試験結果を得ることができた。また、単電池1
Aは上記の構成を備えることで、PE膜とシーラント3
9の使用量を削減することができた。 実施例3;図5は、請求項6に対応するこの発明の一実
施例による固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電
解質燃料電池の単電池を展開した状態で模式的に示した
側面断面図であり、図6は、図5におけるR部の詳細断
面図である。図5,図6において、図1,図2に示した
請求項1,〜3に対応するこの発明の固体高分子電解質
燃料電池、および、図8に示した従来例の固体高分子電
解質燃料電池と同一部分には同じ符号を付しその説明を
省略する。なお、図5中には、図1,図8で付した符号
については、代表的な符号のみを記した。
し、ガス漏れ量を試験を実施して、実施例1の場合とほ
ぼ同一の試験結果を得ることができた。また、単電池1
Aは上記の構成を備えることで、PE膜とシーラント3
9の使用量を削減することができた。 実施例3;図5は、請求項6に対応するこの発明の一実
施例による固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電
解質燃料電池の単電池を展開した状態で模式的に示した
側面断面図であり、図6は、図5におけるR部の詳細断
面図である。図5,図6において、図1,図2に示した
請求項1,〜3に対応するこの発明の固体高分子電解質
燃料電池、および、図8に示した従来例の固体高分子電
解質燃料電池と同一部分には同じ符号を付しその説明を
省略する。なお、図5中には、図1,図8で付した符号
については、代表的な符号のみを記した。
【0033】図5,図6において、1Bは、図1,図2
に示したこの発明の固体高分子電解質燃料電池に対し
て、燃料電池セル組立体2に替えて、燃料電池セル組立
体2Bを用いるようにした固体高分子電解質燃料電池の
単電池である。燃料電池セル組立体2Bは、この発明に
よる燃料電池セル組立体2に対して、燃料電池セル7お
よび補強枠3に替えて、燃料電池セル5Bおよび補強枠
3Bを用いるようにしている。燃料電池セル5Bは、燃
料電池セル7に対して、PE膜7Cに替えてPE膜5D
を用いている。PE膜7Cは前述したとおり、電極7
A,7Bの外側にその面方向の外形寸法に対して幅寸法
(W)の周縁部が形成される面方向の外形寸法を持つ
が、PE膜5Dは、電極7A,7Bと同等の面方向の外
形寸法を持ち、周縁部を持っていない。したがって、P
E膜5Dの面積は、PE膜7C,さらには前記したPE
膜5Cの面積よりも狭いこととなる。
に示したこの発明の固体高分子電解質燃料電池に対し
て、燃料電池セル組立体2に替えて、燃料電池セル組立
体2Bを用いるようにした固体高分子電解質燃料電池の
単電池である。燃料電池セル組立体2Bは、この発明に
よる燃料電池セル組立体2に対して、燃料電池セル7お
よび補強枠3に替えて、燃料電池セル5Bおよび補強枠
3Bを用いるようにしている。燃料電池セル5Bは、燃
料電池セル7に対して、PE膜7Cに替えてPE膜5D
を用いている。PE膜7Cは前述したとおり、電極7
A,7Bの外側にその面方向の外形寸法に対して幅寸法
(W)の周縁部が形成される面方向の外形寸法を持つ
が、PE膜5Dは、電極7A,7Bと同等の面方向の外
形寸法を持ち、周縁部を持っていない。したがって、P
E膜5Dの面積は、PE膜7C,さらには前記したPE
膜5Cの面積よりも狭いこととなる。
【0034】一方、補強枠3Bは、燃料電池セル5Bの
周縁部の一方の面に配置される厚さ2.0〔mm〕で断
面形状がL字状に成形されたポリカーボネート製の補強
枠用の部材35と、燃料電池セル5Bの周縁部のの他方
の面に、厚さ1.0〔mm〕の平板状の補強枠用の部材
36とを、燃料電池セル5Bの周縁部をU字状に包み込
む位置関係で、接合用剤としてシーラント39を用いて
気密に接合されて構成されている。なお、補強枠3Bの
厚さ寸法は燃料電池セルの組立を考慮して、実施例2に
よる燃料電池セル組立体2Aの場合と同等の寸法に設定
している。また、燃料電池セル組立体2Bの面方向の外
形寸法は、燃料電池セル組立体2の面方向の外形寸法と
同一である。
周縁部の一方の面に配置される厚さ2.0〔mm〕で断
面形状がL字状に成形されたポリカーボネート製の補強
枠用の部材35と、燃料電池セル5Bの周縁部のの他方
の面に、厚さ1.0〔mm〕の平板状の補強枠用の部材
36とを、燃料電池セル5Bの周縁部をU字状に包み込
む位置関係で、接合用剤としてシーラント39を用いて
気密に接合されて構成されている。なお、補強枠3Bの
厚さ寸法は燃料電池セルの組立を考慮して、実施例2に
よる燃料電池セル組立体2Aの場合と同等の寸法に設定
している。また、燃料電池セル組立体2Bの面方向の外
形寸法は、燃料電池セル組立体2の面方向の外形寸法と
同一である。
【0035】前記のように構成された燃料電池セル組立
体2Bの場合も、燃料電池セル組立体2の場合と同様
に、補強枠3Bのガスシール体91と組み合わされて反
応ガスのシールに用いられるその上下面は、平滑な平面
でありしわの発生は生じないので取扱性がすぐれてい
る。また、補強枠3Bの持つ剛性により、その機械的強
度も向上されている。
体2Bの場合も、燃料電池セル組立体2の場合と同様
に、補強枠3Bのガスシール体91と組み合わされて反
応ガスのシールに用いられるその上下面は、平滑な平面
でありしわの発生は生じないので取扱性がすぐれてい
る。また、補強枠3Bの持つ剛性により、その機械的強
度も向上されている。
【0036】このような構造を持つ単電池1Bを製作
し、ガス漏れ量を試験を実施して、実施例1の場合とほ
ぼ同一の試験結果を得ることができた。単電池1Bは上
記の構成を備えることで、PE膜の使用量を実施例2の
場合よりもさらに削減することができた。実施例1,〜
3における今までの説明では、補強枠3,〜3Bに用い
る部材の素材はポリカーボネート製であるとしてきた
が、これに限定されるものではなく、固体高分子電解質
型燃料電池の動作温度においても所要の機械的強度,耐
食性等を有する素材であるのであれば使用することが可
能であり、例えば、ポリカーボネート以外の耐熱性を持
つ熱可塑性のプラスチック,例えばポリエチレンテレフ
タレート、また、ガラス繊維強化エポキシ樹脂等の熱硬
化性のプラスチック、チタン等の耐食性金属、あるいは
カーボンであってもよいものである。ただし、実施例3
における補強枠3Bの部材に、耐食性金属,カーボン等
の電気伝導性を持つ素材を用いる場合には、補強枠3B
と燃料電池セル5Bとの間に電気的導通が発生しないよ
うに、接合用剤の塗布に際して留意すべきである。
し、ガス漏れ量を試験を実施して、実施例1の場合とほ
ぼ同一の試験結果を得ることができた。単電池1Bは上
記の構成を備えることで、PE膜の使用量を実施例2の
場合よりもさらに削減することができた。実施例1,〜
3における今までの説明では、補強枠3,〜3Bに用い
る部材の素材はポリカーボネート製であるとしてきた
が、これに限定されるものではなく、固体高分子電解質
型燃料電池の動作温度においても所要の機械的強度,耐
食性等を有する素材であるのであれば使用することが可
能であり、例えば、ポリカーボネート以外の耐熱性を持
つ熱可塑性のプラスチック,例えばポリエチレンテレフ
タレート、また、ガラス繊維強化エポキシ樹脂等の熱硬
化性のプラスチック、チタン等の耐食性金属、あるいは
カーボンであってもよいものである。ただし、実施例3
における補強枠3Bの部材に、耐食性金属,カーボン等
の電気伝導性を持つ素材を用いる場合には、補強枠3B
と燃料電池セル5Bとの間に電気的導通が発生しないよ
うに、接合用剤の塗布に際して留意すべきである。
【0037】実施例1,2における今までの説明では、
補強枠3,3Aの部材はPE膜の周縁部に、両面から挟
むようにして装着されるとしてきたが、これに限定され
るものではなく、例えば、PE膜の周縁部に,PE膜の
片面のみに装着してもよいものである。しかしその場合
には、接合に用いる接合用剤は、機械的性能が優れてい
る接着剤を使用することが好ましい。
補強枠3,3Aの部材はPE膜の周縁部に、両面から挟
むようにして装着されるとしてきたが、これに限定され
るものではなく、例えば、PE膜の周縁部に,PE膜の
片面のみに装着してもよいものである。しかしその場合
には、接合に用いる接合用剤は、機械的性能が優れてい
る接着剤を使用することが好ましい。
【0038】実施例4;図7は、請求項4,5に対応す
るこの発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電
池の燃料電池セル組立体の模式的に示した要部の詳細断
面図である。図7において、図3,図4に示した請求項
4に対応するこの発明の固体高分子電解質燃料電池、お
よび、図8に示した従来例の固体高分子電解質燃料電池
と同一部分には同じ符号を付しその説明を省略する。
るこの発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電
池の燃料電池セル組立体の模式的に示した要部の詳細断
面図である。図7において、図3,図4に示した請求項
4に対応するこの発明の固体高分子電解質燃料電池、お
よび、図8に示した従来例の固体高分子電解質燃料電池
と同一部分には同じ符号を付しその説明を省略する。
【0039】図7において、2Cは、図3,図4に示し
たこの発明の固体高分子電解質燃料電池の燃料電池セル
組立体2Aに対して、補強枠3Aに替えて補強枠4を用
いるようにした燃料電池セル組立体である。補強枠4
は、PE膜5Cの周縁部の一方の面に配置される厚さ
2.0〔mm〕で断面形状がL字状に成形されたポリカ
ーボネート製の補強枠用の部材4Aと、PE膜5Cの周
縁部の他方の面に、部材4Aに対して内側(電極7Aの
側面に直接対向する側)に配置される厚さ1.0〔m
m〕の平板状の補強枠用の部材4Bとを、PE膜5Cの
周縁部をU字状に包み込む位置関係で、図7中に点線で
示すように仮に配置する。
たこの発明の固体高分子電解質燃料電池の燃料電池セル
組立体2Aに対して、補強枠3Aに替えて補強枠4を用
いるようにした燃料電池セル組立体である。補強枠4
は、PE膜5Cの周縁部の一方の面に配置される厚さ
2.0〔mm〕で断面形状がL字状に成形されたポリカ
ーボネート製の補強枠用の部材4Aと、PE膜5Cの周
縁部の他方の面に、部材4Aに対して内側(電極7Aの
側面に直接対向する側)に配置される厚さ1.0〔m
m〕の平板状の補強枠用の部材4Bとを、PE膜5Cの
周縁部をU字状に包み込む位置関係で、図7中に点線で
示すように仮に配置する。
【0040】部材4A,4Bを上記のごとく仮配置され
た燃料電池セル5Aは、部材4A,4Bの個所に金属板
を当てた状態で熱板に挟み、部材4A,4BおよびPE
膜5Cを約250〔℃〕で加熱融解させ互いに一体化さ
せて、燃料電池セル組立体2Cを完成させる。これによ
り乾燥時間の必要なシーラント39あるいは接着剤等の
接合用剤を使用せずに、部材4A,4BとPE膜5Cと
を接合することができるので、接合用剤の乾燥あるいは
硬化の工程が不要となることにより、燃料電池セル組立
体2Cの組み立て工程に要する時間を短縮することがで
きた。
た燃料電池セル5Aは、部材4A,4Bの個所に金属板
を当てた状態で熱板に挟み、部材4A,4BおよびPE
膜5Cを約250〔℃〕で加熱融解させ互いに一体化さ
せて、燃料電池セル組立体2Cを完成させる。これによ
り乾燥時間の必要なシーラント39あるいは接着剤等の
接合用剤を使用せずに、部材4A,4BとPE膜5Cと
を接合することができるので、接合用剤の乾燥あるいは
硬化の工程が不要となることにより、燃料電池セル組立
体2Cの組み立て工程に要する時間を短縮することがで
きた。
【0041】前記のように構成され燃料電池セル組立体
2Cの場合も、燃料電池セル組立体2の場合と同様に、
補強枠4のガスシール体91と組み合わされて反応ガス
のシールに用いられるその上下面は、平滑な平面であり
しわの発生は生じないので取扱性がすぐれている。ま
た、補強枠4の持つ剛性により、その機械的強度も向上
されている。
2Cの場合も、燃料電池セル組立体2の場合と同様に、
補強枠4のガスシール体91と組み合わされて反応ガス
のシールに用いられるその上下面は、平滑な平面であり
しわの発生は生じないので取扱性がすぐれている。ま
た、補強枠4の持つ剛性により、その機械的強度も向上
されている。
【0042】このような構造を持つ燃料電池セル組立体
2Cを用いた単電池を製作し、ガス漏れ量を試験を実施
して、実施例1の場合とほぼ同一の試験結果を得ること
ができている。
2Cを用いた単電池を製作し、ガス漏れ量を試験を実施
して、実施例1の場合とほぼ同一の試験結果を得ること
ができている。
【0043】
【発明の効果】この発明においては、前述の構成するこ
とで、次の効果が有る。 燃料電池セル組立体の反応ガスのシールに用いられる
周縁部の機械的強度および取扱性が向上されるので、固
体高分子電解質形燃料電池の信頼性あるいは、保守性等
を向上することが可能となる。
とで、次の効果が有る。 燃料電池セル組立体の反応ガスのシールに用いられる
周縁部の機械的強度および取扱性が向上されるので、固
体高分子電解質形燃料電池の信頼性あるいは、保守性等
を向上することが可能となる。
【0044】材料費の高価な電解質層の所要面積を縮
小できることで、固体高分子電解質形燃料電池の製造原
価を低減することが可能となる。
小できることで、固体高分子電解質形燃料電池の製造原
価を低減することが可能となる。
【図1】請求項1,〜3に対応するこの発明の一実施例
による固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電解質
燃料電池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面
断面図
による固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電解質
燃料電池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面
断面図
【図2】図1におけるP部の詳細断面図
【図3】請求項5に対応するこの発明の一実施例による
固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電解質燃料電
池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面断面図
固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電解質燃料電
池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面断面図
【図4】図3におけるQ部の詳細断面図
【図5】請求項6に対応するこの発明の一実施例による
固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電解質燃料電
池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面断面図
固体高分子電解質型燃料電池の固体高分子電解質燃料電
池の単電池を展開した状態で模式的に示した側面断面図
【図6】図5におけるR部の詳細断面図
【図7】請求項4,5に対応するこの発明の一実施例に
よる固体高分子電解質型燃料電池の燃料電池セル組立体
の模式的に示した要部の詳細断面図
よる固体高分子電解質型燃料電池の燃料電池セル組立体
の模式的に示した要部の詳細断面図
【図8】従来例の固体高分子電解質燃料電池の単電池を
展開した状態で模式的に示した側面断面図
展開した状態で模式的に示した側面断面図
【図9】単電池からのガス漏れ量の試験結果を示すグラ
フ
フ
1 単電池 1A 単電池 1B 単電池 2 燃料電池セル組立体 2A 燃料電池セル組立体 2B 燃料電池セル組立体 2C 燃料電池セル組立体 3 補強枠 31 部材 32 部材 7 燃料電池セル 7C 固体高分子電解質(PE)膜 7a 側面 7b 側面 8A セパレータ 8B セパレータ 82C 隔壁 82D 隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 辰与志 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 榎並 義晶 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて
直流電力を発電する燃料電池セルと、この燃料電池セル
の両側に配置されて,燃料電池セルに燃料ガスまたは酸
化剤ガスを供給するための複数個のガス流通溝を有する
セパレータとを備え、 燃料電池セルは、固体高分子電解質膜でなる電解質層
と、この電解質層の二つの主面のそれぞれに密着して配
置された電極とを有するものであり、 セパレータは、燃料電池セルと対向する側の側面に、複
数個のガス流通用溝を有するものである、 固体高分子電解質型燃料電池において、 燃料電池セルは、その周縁部に,電解質層を機械的に補
強するとともに,電解質層との境界面から燃料ガスまた
は酸化剤ガスが漏れないように気密に接合された補強枠
を備えたことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電
池。 - 【請求項2】請求項1記載の固体高分子電解質型燃料電
池において、 補強枠は、シーラントを用いて気密に接合される構造を
備えたことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項3】請求項1記載の固体高分子電解質型燃料電
池において、 補強枠は、接着剤を用いて気密に接合される構造を備え
たことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項4】請求項1記載の固体高分子電解質型燃料電
池において、 補強枠は、熱可塑性合成樹脂製であり、その融点以上の
温度で加熱融着されて気密に接合される構造を備えたこ
とを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項5】請求項1から4までのいずれかに記載の固
体高分子電解質型燃料電池において、 燃料電池セルの有する電解質層は、燃料電池セルの有す
る電極の面方向の外形寸法よりも大きく、しかも、補強
枠の外形寸法よりも小さい面方向の外形寸法を備え、 補強枠は、電解質層の周縁部と気密に接合される構造を
備えたことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。 - 【請求項6】請求項1から4までのいずれかに記載の固
体高分子電解質型燃料電池において、 燃料電池セルの有する電解質層は、燃料電池セルの有す
る電極の面方向の外形寸法と同等の面方向の外形寸法を
備え、 補強枠は、電解質層の外形寸法よりも大きい面方向の外
形寸法を備えると共に、電極の周縁部と気密に接合され
る構造を備えたことを特徴とする固体高分子電解質型燃
料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208085A JPH0765847A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 固体高分子電解質型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208085A JPH0765847A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 固体高分子電解質型燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0765847A true JPH0765847A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16550396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5208085A Pending JPH0765847A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 固体高分子電解質型燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765847A (ja) |
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-
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- 1993-08-24 JP JP5208085A patent/JPH0765847A/ja active Pending
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