JPH0766805A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH0766805A
JPH0766805A JP5207521A JP20752193A JPH0766805A JP H0766805 A JPH0766805 A JP H0766805A JP 5207521 A JP5207521 A JP 5207521A JP 20752193 A JP20752193 A JP 20752193A JP H0766805 A JPH0766805 A JP H0766805A
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JP
Japan
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packet
wireless communication
communication terminal
elapsed time
terminal
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JP5207521A
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English (en)
Inventor
Takashi Kinouchi
孝 木ノ内
Motomitsu Yano
基光 矢野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隠れ端末があってもその影響を排除してスル
ープットの向上を図る。 【構成】 各無線通信端末Ma〜Mgに前回受信情報部
27を設け、パケットを送信する際に、前回のパケット
送受信時点から現在時刻までの経過時間と、前回受信し
たパケットの送信局アドレスとをそれぞれ含めて送出し
ている。また、パケットを受信した際には、この受信パ
ケットに含まれる経過時間を自己が計時している経過時
間と比較して、両経過時間が一致しなかった場合に、隠
れ端末の可能性があることを自己認識するとともに、上
記受信パケットに含まれる前回送信局アドレスを基に該
当する無線通信端末を特定し、この端末に対し制御パケ
ットを送出して上記隠れ端末の可能性があることを通知
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線LANシステムの
ように複数の無線通信端末間でパケットを無線伝送する
無線通信システムに係わり、特に隠れ端末への対策機能
を備えたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】事業所やオフィスビルなどにおいては、
その情報伝達システムとして同軸ケーブルを用いたLA
N(Local Area Network)が多く使用されている。この
ような有線のLANでは、初期敷設状態からレイアウト
変更などが生じた場合に、再敷設のために時間とコスト
がかかるため、無線を用いたLANが強く要望されてい
る。特に我が国にあっては、有線系のLANとして広く
使用されているIEEE802.3標準の10Mbps の
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with
Collision Detection)方式との互換性を確保した方式
の標準化作業が進められている。
【0003】ところで、この無線LANシステムを実現
する際の通信形態としては、アクセス制御系および情報
伝送系の通信をともに分散方式で行なういわゆる対等分
散方式と、アクセス制御系および情報伝送系とも集中方
式で行なう方式と、アクセス制御系では集中方式を用
い、情報伝送系では分散方式を用いる方式とがある。こ
のうち対等分散方式は、 (1) 制御系/伝送系とも端末どうしが直接通信を行なえ
るため、LANの設計思想に最も合致している。 (2) 集中局を用意する必要がないため、端末数が少ない
場合でも導入し易い。
【0004】(3) 集中局がないためシステム全体がダウ
ンすることがなく信頼性が高い。 (4) 集中局で信号の折り返しを行なう必要がないため、
所要帯域幅を最も狭くすることができる。 (5) 集中局の設置に伴う特殊な工事が不要である。 (6) 有線LANどうしの登録が不要である。 等の多くの種々利点を持つ。
【0005】しかし、その一方で衝突検出などのアクセ
ス制御機能をすべての端末に持たせなければならず、ま
た隠れ端末が存在するとスループットが大きく低下して
しまうといった問題点を有している。ここで隠れ端末と
は、本来自分以外に通信中の無線通信端末が存在した場
合にはそのキャリアを検出して自分の信号送出を見送ら
なければならないところを、例えば端末間の距離が離れ
過ぎたり、また端末が柱の陰に存在することなどが原因
となって、キャリアの検出を行なえずに信号を送出して
しまう端末のことである。このような端末が存在する
と、通信中の無線通信端末が送信したパケットが途中か
ら破壊されてしまうため、スループットが大幅に低下し
てしまう。
【0006】したがって、スループットの高い無線LA
Nシステムを構築するためには、上記隠れ端末に対する
対策が不可欠である。しかしながら、実際の無線通信で
は、通信距離(サービスエリア)を実際の使用環境で明
示することが難しいため、無線通信端末はサービスエリ
アの外からアクセスしようとする場合がある。このよう
な場合、この無線通信端末は隠れ端末になってしまう。
また周波数選択性フェージングの影響も無視できない。
すなわち、周波数選択性フェージングとは、ある無線周
波数の受信信号レベルが数十dBも落ち込む現象のことで
あり、落ち込む無線周波数は無線伝送環境に依存する。
例えば、それまで正常に通信を行なえた無線周波数であ
っても、無線通信端末を移動させたり、または端末は移
動させなくてもアンテナを少し移動させただけで、周囲
の反射条件が変化してその受信信号レベルが極端に低下
し、この結果通信不能になってしまうことがある。
【0007】このように、隠れ端末は無線通信端末自体
の移動やアンテナの移動などによって比較的簡単に発生
してしまい、この隠れ端末の影響を確実に排除すること
は難しかった。
【0008】一方、無線LANシステムの運用要件の一
つとして通信不良率がある。IEEE802.11やR
CR(電波システム開発センター)などでは、通信不能
率を「0.1%/サービスエリア×日」以下となるよう
に規定している。したがって、隠れ端末が発生した場合
でも、上記通信不良率の要件を満たすためには、この隠
れ端末との通信をできる限り保証しなければならず、そ
の有効な対策が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、対等分
散方式を適用した無線通信システムは、多くの利点を有
している反面、隠れ端末が存在するとスループットが大
きく低下するという問題点を有しており、この隠れ端末
に対する有効な対策が望まれていた。
【0010】そこで本発明の第1の目的は、隠れ端末が
あってもその影響を排除してスループットの向上を図る
ことができる無線通信システムを提供することである。
また本発明の第2の目的は、隠れ端末との通信をできる
限り保証して通信不良率を低く抑えることができる無線
通信システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の無線通信システムは、複数の無線通信
端末間で無線チャネルを介してパケット通信を行なう無
線通信システムにおいて、上記各無線通信端末に、計時
手段と、パケット送信手段と、比較手段と、認識手段と
を備えている。そして、最も近い過去に行なわれたパケ
ット通信の送受信時刻から現時刻までの経過時間を上記
計時手段により計時し、パケットの送信に際し、上記計
時手段により計時された第1の経過時間を表わす情報を
上記パケットに含めて送信している。また、パケットを
受信したときには、この受信パケットに含まれている第
1の経過時間と上記計時手段により計時された現時刻に
おける第2の経過時間とを上記比較手段により比較し、
この比較結果に基づいて隠れ端末の存在を認識するよう
にしたものである。
【0012】また本発明は、比較手段により、第1の経
過時間と第2の経過時間との差が所定の範囲を越えてい
るか否かを判定し、所定の範囲を越えていると判定され
た場合には、その旨の情報を含む制御パケットを所定の
手順にしたがって送信し、一方上記制御パケットが受信
された場合には、この制御パケットに含まれている情報
に基づいて隠れ端末の存在を認識することを特徴として
いる。
【0013】さらに本発明は、比較手段により第2の経
過時間から第1の経過時間を引いた値が所定の値を越え
ていると判定された場合には、この判定結果に基づいて
自己の無線通信端末を隠れ端末であると認識するように
し、また比較手段により第1の経過時間から第2の経過
時間を引いた値が所定の値を越えていると判定された場
合には、上記第1の経過時間を含むパケットを送信した
無線通信端末に宛てて上記判定結果を含む第1の制御パ
ケットを送出し、自己の無線通信端末宛てのさ上記第1
の制御パケットが受信された場合に、この第1の制御パ
ケットに含まれている判定結果に基づいて自己の無線通
信端末を隠れ端末であると認識するようにしたことも特
徴としている。
【0014】さらに本発明は、認識手段において、第1
の経過時間と第2の経過時間との差が所定の範囲を越え
ているとの判定結果が、所定期間内に所定回数以上自己
の無線通信端末において得られるかもしくは他の無線通
信端末から通知された場合に、自己の無線通信端末を隠
れ端末であると認識すること特徴としている。
【0015】さらに本発明は、認識手段において、自己
の無線通信端末を隠れ端末であると認識した場合に、以
後のパケット送信を自主的に停止する制御と、隠れ端末
である旨もしくはそれに伴う警報情報を使用者に報知す
る制御との少なくとも一方を行なうことも特徴としてい
る。
【0016】さらに本発明は、最も近い過去に送受信し
たパケットの送信局アドレスを前回送信局アドレスとし
て記憶しておき、パケットを送出する際にこの前回送信
局アドレスを含めて送出する。そして、パケットを受信
したときに、このパケットに含まれる第1の経過時間よ
りも自己の端末で計時された第2の経過時間の方が所定
時間以上長い場合には、この受信パケットに含まれてい
る前回送信局アドレスから隠れ端末を認識し、この隠れ
端末に対する制御パケットを上記パケットを送信した無
線通信端末を経由して転送することも特徴としている。
【0017】一方、前記第2の目的を達成するために他
の本発明の無線通信システムは、無線通信端末に、上記
パケットの送信先の無線通信端末が当該パケットを受信
可能か否かを判定する判定手段と、上記パケットを受信
可能でありかつ上記送信先の無線通信端末との間で通信
が可能な中継用の無線通信端末を検出するための検出手
段と、中継依頼制御手段と、パケット中継手段とを備え
ている。そして、上記判定手段により上記送信先の無線
通信端末が上記パケットを受信不可能と判定された場合
には、上記中継依頼制御手段により上記検出手段で検出
された中継用の無線通信端末に対し上記パケットを中継
情報を含めて送信し、一方上記中継情報を含むパケット
を受信した場合には、上記パケット中継手段によりこの
パケットを該当する送信先の無線通信端末へ中継送信す
るようにしたものである。
【0018】また本発明は、判定手段において、パケッ
トを送信してから一定時間が経過しても送信先の無線通
信端末から応答が返送されない場合に、この無線通信端
末は上記パケットを受信不可能であると判定することを
特徴としている。
【0019】さらに本発明は、検出手段を次のような各
種構成とすることも特徴としている。その一つは、過去
の所定の期間内に受信したパケットに含まれる送信元の
識別情報を基に中継用の無線通信端末を検出するもので
ある。また他の一つは、自己の無線通信端末の識別情報
を含む制御パケットを放送し、他の無線通信端末から放
送された上記制御パケットを受信して、この受信された
制御パケットに基づいて中継用の無線通信端末を検出す
るものである。さらに別の一つは、過去の所定の期間内
に受信したパケットの履歴および自己の無線通信端末の
識別情報を含む制御パケットを放送し、他の無線通信端
末から放送された上記制御パケットを受信して、この受
信された制御パケットに含まれる履歴に基づいて中継用
の無線通信端末を検出するものである。また、上記制御
パケットの放送は、パケットの伝送トラヒックに応じて
設定した所定の時間間隔で行なうことを特徴としてい
る。
【0020】
【作用】この結果、本発明によれば次のような作用を呈
する。すなわち、各無線通信端末では、最も近い過去に
行なわれたパケット通信の送受信時刻から現在時刻まで
の経過時間が常に計時され、パケットの送信時にはこの
経過時間がパケットに含められて送信される。またパケ
ットの受信時には、受信パケットに含まれる送信端末の
経過時間が自己端末の経過時間と比較され、この比較結
果を基に隠れ端末の存在が認識される。このため、シス
テム内に隠れ端末の状態となった無線通信端末が出現す
ると、この隠れ端末およびこの隠れ端末から送出された
パケットを受信した他の無線通信端末では、受信パケッ
トに含まれる経過時間と自己の端末で計時中の経過時間
とが不一致となり、これにより自己の端末もしくは上記
パケットを送信した無線通信端末が隠れ端末になってい
ることを認識できる。したがって、この認識結果を受け
て例えばパケットの送信を自主的に停止したり、また上
記認識結果を使用者に報知して無線通信端末の移動を促
すといった対策を講じることが可能となり、これにより
隠れ端末の影響は排除されてスループットの低下は防止
される。
【0021】また本発明では、受信パケットに含まれる
経過時間と自己の端末で計時中の経過時間とが不一致に
なった場合に、その旨の情報を含む制御パケットが他の
無線通信端末に送信される。このため、経過時間の不一
致を検出した無線通信端末ばかりでなく、他の無線通信
端末においても上記制御パケットの内容と自己の送受信
の状況とから隠れ端末の存在を認識することが可能とな
る。
【0022】さらに本発明では、受信パケットに含まれ
る経過時間と自己の端末で計時中の経過時間との差だけ
でなく、いずれの経過時間の方が大きいかを判定し、こ
の大小関係の判定結果を基に隠れ端末を認識するように
しているので、より正確な認識を行なうことが可能とな
る。
【0023】また本発明では、第1の経過時間と第2の
経過時間との差が所定の範囲を越えているとの判定結果
が、所定期間内に所定回数以上になった場合に、自己の
無線通信端末を隠れ端末であると認識するようにしてい
る。このため、例えば無線伝送路の品質劣化などにより
一時的にパケットを受信できなかった場合などをそのま
ま隠れ端末として誤認識しないようにすることができ、
これにより正確な判定を行なうことが可能となる。
【0024】さらに本発明によれば、隠れ端末に対し制
御パケットを直接送れない場合には、通信が可能な他の
無線通信端末を経由して制御パケットが送られることに
なる。このため、隠れ端末に対し隠れ端末である旨を迅
速かつ確実に通知することができる。
【0025】一方、他の本発明によれば、例えば送信先
の無線通信端末が隠れ端末となることにより、自己の無
線通信端末から送信したパケットを受信不可能な状態に
なると、自己の無線通信端末および送信先の無線通信端
末のいずれとも無線通信が可能な中継用の無線通信端末
が検出され、この中継用の無線通信端末を経由してパケ
ットの伝送が行なわれることになる。このため、隠れ端
末との間でもパケットの伝送を行なうことが可能とな
り、これにより通信不良率を低く抑えることが可能とな
る。
【0026】
【実施例】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の実
施例に係わる無線LANシステムの概略構成図である。
【0027】同図において、OLは有線LANシステ
ム、Ma〜Mgは無線通信端末をそれぞれ示している。
有線LANシステムは、例えば光ファイバをループ状に
接続したループネットワークからなり、この有線LAN
システムOLには複数の無線ブリッジBR1,BR2,
…が接続されている。これらの無線ブリッジBR1,B
R2,…は、有線LANシステムと無線LANシステム
との間のインタフェース機能を有したもので、これらの
ブリッジBR1,BR2,…にはそれぞれ上記無線通信
端末Ma〜Mgのうちの一つMd,Meが接続されてい
る。
【0028】また本実施例の無線LANシステムは、カ
バーすべきサービスエリアを例えば半径20m程度の複
数の無線ゾーンE1,E2,…に分割しており、これら
の無線ゾーンE1,E2,…ごとに上記無線ブリッジB
R1,BR2,…が一つずつ配設されている。さらに本
実施例のシステムは、所有する複数の無線周波数を複数
ずつに分けて複数の無線周波数群を構成し、これらの無
線周波数群を各々上記各無線ゾーンE1,E2,…に割
り当てている。なお、その際互いに隣接する無線ゾーン
には異なる無線周波数群が割り当てられ、十分に離間し
た無線ゾーンには同じ無線周波数群が繰り返し割り当て
られる。これは、無線周波数の有効利用を図るためであ
る。
【0029】各無線通信端末Ma〜Mgには、パーソナ
ルコンピュータやワークステーションなどのデータ端
末、ディジタル携帯電話機などの音声端末、およびファ
クシミリ装置などの画像端末などの各種端末機器が、そ
れぞれディジタルインタフェースを介して接続される。
上記無線通信端末Ma〜Mgは、自己が位置する無線ゾ
ーンE1,E2,…内において、この無線ゾーンE1,
E2,…に割り当てられた上記無線周波数群を使用し
て、同じ無線ゾーンE1,E2,…内に位置する他の無
線通信端末と無線通信を行なう。また、異なる無線ゾー
ンに位置する無線通信端末どうしで通信を行なう場合に
は、無線ブリッジBR1,BR2,…に接続された無線
通信端末Md,Meおよび有線LANシステムOLを経
由する。なお、上記無線通信端末Ma〜Mg間の無線通
信では、周波数選択性フェージングによる伝送品質の劣
化を最小限に抑えるために、複数の無線周波数(例えば
4周波)が同時に使用される。
【0030】図2は、上記無線通信端末装置Ma〜Mg
の構成を示す回路ブロック図である。同図において、図
示しない各種端末機器から出力された送信データ(ユー
ザ情報)は、送信ディジタルインタフェース11に入力
される。この送信ディジタルインタフェース11では、
上記各種端末機器との間の送信インタフェース動作が行
なわれる。具体的には、各種端末機器から転送された送
信データのバッファリング、レベル変換、速度変換、タ
イミング調整、クロック再生およびクロック同期が行な
われる。上記送信ディジタルインタフェース11として
は、例えばIEEE802.3のAUIが採用される。
図3(c)はこの場合の送受信データのフレーム構成を
示したもので、先頭位置にはプリアンブルPREが配置
され、続いてフレーム開始デリミタSFD、目的局アド
レスDA、送信局アドレスSA、ユーザ情報長LNG、
およびユーザ情報フィールドUDFが順に配置される。
そして、最後には誤り検出用付加ビットFCSが配置さ
れる。
【0031】この送信ディジタルインタフェース11か
ら出力された送信データは、パケット構成部12に入力
される。このパケット構成部12は、無線区間で伝送す
るためのパケットを構成するもので、ここで構成される
パケットには制御用パケットとユーザ情報用パケットと
がある。制御情報用パケットは、隠れ端末自己認識手順
において使用されるもので、例えば図3(a)に示すよ
うに、先頭から順にランダムパルス送出フィールドRP
F、プリアンブルPRE、フレーム開始デリミタSF
D、経過時間LT、前回送信局アドレスLSA、パケッ
ト識別子PD、目的局アドレスDA、送信局アドレスS
A、およびアドレス誤り用付加ビットACSを配置し、
さらに制御情報フィールドCDF、誤り検出用付加ビッ
トFCS、および誤り訂正用付加ビットECSを順に配
置したものとなっている。これに対しユーザ情報用パケ
ットは、各種端末機器の送受信データを無線伝送するた
めに使用されるもので、例えば図3(b)に示すよう
に、先頭から順にランダムパルス送出フィールドRP
F、プリアンブルPRE、フレーム開始デリミタSF
D、経過時間LT、前回送信局アドレスLSA、パケッ
ト識別子PD、目的局アドレスDA、送信局アドレスS
A、およびアドレス誤り用付加ビットACSを配置し、
さらにユーザ情報長LNG、ユーザ情報フィールドUD
F、誤り検出用付加ビットFCS、および誤り訂正用付
加ビットECSを順に配置したものとなっている。
【0032】上記パケットの各構成要素のうち、ランダ
ムパルス送出フィールドRPFはCSMA/CD方式を
実現するために衝突検出用のランダムパルスを送出する
ための期間であり、この衝突検出用のランダムパルスに
よりデータを送出する前に衝突が発生しているか否かが
判断される。プリアンブルPREは、受信側の無線通信
端末の復調回路がキャリア同期およびビット同期を確立
するための信号であり、またフレーム開始デリミタSF
Dは、受信側の無線通信端末がフレーム同期を確立する
ための信号である。さらに送信局アドレスおよび目的局
アドレスは、送信側および受信側の無線通信端末に接続
された各種端末機器のアドレスであり、例えばAUIで
は各々48ビットにより構成される。
【0033】上記パケット構成部12から出力された送
信パケットは、スクランブル部13においてデータをラ
ンダム化するためにスクランブル処理されたのち、符号
部14に入力される。符号部14では、上記送信パケッ
トがシリアル/パラレル変換により4つの系列に分割さ
れるとともに、誤り訂正および誤り検出のための符号化
が施される。4系列に分割する理由は、無線伝送区間に
おける周波数選択性フェージングにより4系列のうちの
1つが影響を受けた場合でも、受信側で受信された系列
から全ての系列を再生できるようにするためである。誤
り検出符号としては例えば(4,3,2)パリティ検査
符号が使用され、また誤り訂正符号としては例えば(2
1,15,4)拡大ハミング符号が用いられる。
【0034】上記符号部14から出力された4系列の送
信パケットデータは、それぞれ4つの変調部151〜1
54に入力される。これらの変調部151〜154で
は、それぞれ先ず上記4系列の送信パケットデータのラ
ンダムパルス送出フィールドRPFに、衝突検出部26
により発生されたランダムパルスがそれぞれ挿入され
る。そして、これらの送信パケットデータにより中間周
波信号がディジタル変調される。変調方式としては、例
えばπ/4シフトDQPSK方式が使用される。これら
の変調部151〜154から出力された送信中間周波信
号は、高周波部(RF部)16に入力される。高周波部
16では、上記送信中間周波信号が各々4つの異なるキ
ャリア信号に周波数変換され、さらに所定の送信電力レ
ベルに増幅されたのち送受信兼用アンテナ17Aから他
の無線通信端末へ向けて無線送信される。
【0035】これに対し他の無線通信端末から送信され
た4系列の被変調波信号は、スペースダイバーシティ受
信のために互いに所定距離だけ離間して配設されたアン
テナ17Aおよびアンテナ17Bによりそれぞれ受信さ
れ、高周波部16に入力される。高周波部16では、上
記各アンテナ17A,17Bにより受信された被変調波
信号のレベル補償、中間周波信号への周波数変換、帯域
制限処理などが行なわれる。そして、この高周波部16
から出力された受信中間周波信号は、アンテナ17Aで
受信されたものが復調部181〜184に、またアンテ
ナ17Bで受信されたものが復調部191〜194にそ
れぞれ入力される。
【0036】これらの復調部181〜184,191〜
194では、各々上記各受信中間周波信号に対するキャ
リア同期、ディジタル復調、クロック同期(クロック再
生)、キャリア検出が行なわれ、このうちキャリア検出
信号、再生クロックおよび復調データは復号部21に供
給される。またキャリア検出信号は衝突検出部26にも
供給される。なお、キャリア検出信号とは、高周波部1
6から各復調部181〜184,191〜194に供給
される受信中間周波信号の、指定された周波数帯域内の
レベルが規定レベル以上のときに“1”、規定レベル未
満のときに“0”となる信号である。
【0037】衝突検出部26では、ランダムパルス送出
フィールドRPFを使用することにより、次のような衝
突検出動作が行なわれる。すなわち、例えばランダムパ
ルス送出フィールドRPFは、図4に示すごとく18個
のスロットに分けられ、このうち先頭の1個のスロット
(第0スロット)と、第1から第17までの17個のス
ロットからランダムに選ばれた8個のスロットとの合計
9個のスロットにキャリア信号が送信される。そして、
他のスロット期間中は受信状態となって他の無線通信端
末が送出するキャリア信号の有無が判定される。
【0038】図4の例では、無線通信端末Maおよび無
線通信端末Mbが送出するランダムパターンは第8スロ
ットまで同じであるため互いに衝突を検出できない。し
かし、第9スロットでは無線通信端末Maがキャリア信
号を送出しているのに対し無線通信端末Mbはキャリア
信号を送出していない。このため、無線通信端末Mbに
おいて衝突の発生が検出される。また第13スロットに
なると、無線通信端末Mbがキャリア信号を送出してい
るのに対し無線通信端末Maはキャリア信号を送出して
いない。このため、無線通信端末Maにおいて衝突の発
生が検出される。このように、二つの無線通信端末が送
出するランダムパルスのパターンが一部でも異なれば、
これらの無線通信端末は衝突の発生を検出できる。
【0039】なお、ランダムパルス送出中に、衝突の発
生が検出されたスロットの次のスロットからランダムパ
ルス送出フィールドの最後までキャリア信号を連続して
送出すれば、相手が衝突の発生を検出するまでの期間を
短縮し、衝突検出をより確実に行なうことができる。例
えば図4に示したランダムパルスパターンの場合には、
第9スロットにおいて衝突を検出すると無線通信端末M
bは図5に太実線で示したように第10スロットから第
17スロットまでキャリア信号を送出し続ける。これに
より無線通信端末Maでは、第10スロットにおいて衝
突の発生を検出することができ、図4の場合よりも検出
タイミングが早まる。
【0040】上記復調部181〜184,191〜19
4から出力された復調データは、復号部21に入力され
る。復号部21では、上記復調データの誤り検出処理お
よび誤り訂正復号処理が行なわれ、これにより1系列の
復調パケットデータが再生される。この復調パケットデ
ータは、デスクランブル部22によりデスクランブル処
理されたのち、パケット分解部23に入力される。この
パケット分解部23では、上記復調パケットデータ中か
ら経過時間LTおよび前回送信局アドレスLSAが抽出
されて、前回受信情報部27に供給される。また、上記
復調パケットデータ中のパケット識別子PDが抽出さ
れ、このパケット識別子PDは制御部25に入力され
る。制御部25は、上記識別子PDより受信されたパケ
ットがユーザ情報用パケットであるか制御用パケットで
あるかを識別する。そして、ユーザ情報用パケットであ
れば、そのまま受信ディジタルインタフェース24を介
して図示しない各種端末機器へ転送し、一方制御用パケ
ットであれば取り込んでその内容を読み取る。
【0041】ところで、本実施例の無線通信端末の構成
において最も特徴的な部分は、前回受信情報部27を備
えているところである。この前回受信情報部27は、タ
イマ回路を有しており、このタイマ回路により最も近い
過去に行なわれたパケット送受信の送受信時刻から現在
時刻までの経過時間を常に計時している。そして、パケ
ット送信時には、この時点での上記タイマ回路による経
過時間と、上記最も近い過去に送受信されたパケットの
送信局アドレスとをそれぞれ送信パケットに挿入するべ
く、これらをパケット構成部12に供給する。
【0042】一方パケットの受信時には、この受信され
たパケット中から抽出された経過時間をタイマ回路によ
る現時点での経過時間と比較する。そして、タイマ回路
による現時点での経過時間のほうが長い場合には、他の
無線通信端末から前回送信されたパケットを受信できな
かったと判断して、受信失敗回数カウンタのカウント値
をカウントアップする。また、タイマ回路による現時点
での経過時間のほうが短い場合で、かつ前回送信局アド
レスが自己のアドレスである場合には、パケットの受信
終了後に直ちに制御情報パケットを用いて送信局アドレ
ス宛てに、送信局が前回送信したパケットを受信できな
かったことを表わす情報を通知する。
【0043】制御部25は、他の無線通信端末から制御
情報パケットが受信され、かつその通知内容がパケット
の受信に失敗したことを表わす情報だった場合には、自
己の前回受信情報部27における受信失敗回数カウンタ
のカウント値をカウントアップする。
【0044】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。いま仮に、無線通信端末Mcが移動し
て例えば図6に示すごとく無線ゾーンE1の外に出たと
する。そうすると、無線通信端末Mcは無線通信端末M
a,Mbとの間では依然として無線通信が可能である
が、遠く離れた無線通信端末Mdとの間の無線通信は行
なえなくなる。すなわち、無線通信端末Mc,Mdはと
もに互いの端末Md,Mcが送信するキャリア信号を検
出できず、パケットの衝突検出を行なえなくなる。言い
換えれば、無線通信端末Mc,Mdは互いに隠れ端末と
なる。この状態では、無線通信端末Mc,Mdはともに
他の無線通信端末Ma,Mbに対しパケットを同時に送
信してしまう可能性があり、この場合無線通信端末M
a,Mbでは無線通信端末Mcからのパケットもまた無
線通信端末Mdからのパケットも正しく受信できないた
め、スループットの低下を招く。
【0045】しかしながら、本実施例のシステムでは、
上記隠れ端末によるスループットの低下を次のようにし
て防止している。すなわち、いま例えば図7に示すごと
く、時刻t0 において無線通信端末MaがパケットPa
を送出し、このパケットPaの送出終了後の時刻t1 に
おいて無線通信端末McがパケットPcを送出したとす
る。このとき、上記パケットPcの送出終了後の時刻t
2 において無線通信端末Ma,Mb,Mcでは、前回送
受信したパケットPcの送受信開示時刻t1 から現在時
刻t2 までの経過時間T21が前回受信情報部27のタイ
マ回路で計時される。また、それとともに前回送受信し
たパケットPcに含まれる送信局アドレス(無線通信端
末McのアドレスADc)がパケット分解部23で抽出
されて、前回受信情報部27内のメモリに記憶される。
これに対し無線通信端末Mdでは、図7に示すごとく無
線通信端末Mcから送出されたパケットPcが受信され
ない。このため、前々回に無線通信端末Maから送出さ
れたパケットPaの受信開示時刻t0 から現在時刻t2
までの経過時間T20がタイマ回路で計時され、またパケ
ットPaに含まれる送信局アドレス(無線通信端末Ma
のアドレスADa)がメモリに記憶される。
【0046】さて、この状態で例えば図7に示すごと
く、時刻t2 において無線通信端末MbがパケットPb
を送出したとする。このときパケットPbには、前回受
信されたパケットPcの受信時刻t1 から現在時刻t2
までの経過時間“T21”と、上記受信パケットPcの送
信局アドレス“ADc”(前回送信局アドレス)がそれ
ぞれ挿入される。
【0047】上記各無線通信端末Ma,Mc,Mdは、
上記パケットPbを受信するとこのパケットPbに含ま
れる経過時間T21と自己のタイマ回路で計時中の経過時
間とを比較する。このとき、上記各無線通信端末Ma,
Mc,Mdのうち無線通信端末Ma,Mcの経時時間は
図7に示すようにT21となっている。このため、受信パ
ケットPbに含まれる経過時間T21と自己のタイマ回路
で計時中の経過時間T21とは一致し、この結果無線通信
端末Ma,Mcでは自己の端末は正常に通信が可能な状
態にあると判定される。一方、無線通信端末Mdのタイ
マ回路による経時時間は図7に示すごとくT20となって
いる。このため、受信パケットPbに含まれる経過時間
T21と自己のタイマ回路で計時中の経過時間T20とは一
致しない。したがって無線通信端末Mdでは、受信でき
なかったパケットがあると認識され、さらに今回受信さ
れたパケットPbに含まれている前回送信局アドレスA
Dcから、受信できなかったパケットは無線通信端末M
cが送出したパケットPcであると認識できる。
【0048】このようにパケットPcを受信できなかっ
たことを認識すると、無線通信端末Mdはパケット構成
部12において、上記パケットPcを受信できなかった
ことを通知するための通知情報を含む制御パケットP
d′を作成し、この制御パケットPd′を自己との間で
無線通信が可能な無線通信端末Mbに宛て送出する。こ
の制御パケットPd′を受信した無線通信端末Mbは、
この制御パケットPd′を受信したことを表わす情報を
挿入した制御パケットPb′を作成し、無線通信端末M
cに宛て送出する。すなわち、無線通信端末Mbにより
制御パケットの中継転送がなされる。この制御パケット
Pb′を受信した無線通信端末Mcは、この制御パケッ
トPb′に挿入されている情報の内容から、自己が送出
したパケットPcを受信できなかった無線通信端末が存
在することを認識する。
【0049】各無線通信端末Ma〜Mgは、例えば制御
部25または前回受信情報部27に、他の無線通信端末
から送出されたパケットを受信できなかったことを認識
した回数をカウントする第1のカウンタ回路と、自己が
送出したパケットを受信できなかった端末が存在するこ
とを認識した回数をカウントするための第2のカウンタ
回路とを備えている。そして、これらのカウンタ回路に
よりそれぞれ認識回数をカウントし、これらのカウント
値が予め設定された判定条件を満たす値になった場合
に、自己の無線通信端末は隠れ端末になっていると自己
認識して、以後の送信を停止する。またそれとともに、
自己の無線通信端末に接続された端末機器に対しアラー
ム信号を転送し、端末機器においてアラームLEDを点
灯させるか、または位置の移動を促すための報知メッセ
ージをLCDなどのディスプレイ装置に表示させる。さ
らに、上位レイヤに対し通信不能である旨の情報を通知
し、これにより通信不可とするための処置を要求する。
なお、隠れ端末と判定するための上記判定条件として
は、例えば一定時間以内に認識した回数が一定値を越え
たか否かが用いられる。
【0050】一方、別の例として例えば図8に示すごと
く、時刻t2 において無線通信端末MdがパケットPd
を送出したとする。このときパケットPdには、前回受
信されたパケットPaの受信時刻t0 から現在時刻t2
までの経過時間“T20”と、上記受信パケットPaの送
信局アドレス“ADa”(前回送信局アドレス)がそれ
ぞれ挿入される。
【0051】上記パケットPdを受信した無線通信端末
Ma,Mbは、パケットPdに含まれる上記経過時間
“T20”と自己のタイマ回路による経時時間T21との比
較結果と、パケットPdに含まれる前回送信局アドレス
“ADa”とから、無線通信端末Mdでは前回無線通信
端末Mcが送出したパケットPcを受信できなかったも
のと判定する。そして、例えば無線通信端末Maは、こ
の判定結果を表わす情報を挿入した制御パケットPa′
を作成し、この制御パケットPa′を無線通信端末Md
およびMc宛てに送出する。
【0052】このパケットPa′を受信した無線通信端
末Mdは、先に無線通信端末Mcが送出したパケットP
cを受信できなかったことを認識し、第1のカウンタ回
路のカウント値をカウントアップする。また、上記制御
パケットPa′を受信した無線通信端末Mcは、その内
容から自己が送出したパケットPcを受信できなかった
無線通信端末が存在することを認識し、第2のカウンタ
回路のカウント値をカウントアップする。
【0053】なお、各無線通信端末Ma〜Mgは、電源
投入後最初にパケットを送信するときには、経過時間と
して電源投入時点から現在時刻までの経過時間をパケッ
トに挿入し、かつ前回送信局アドレスとしては“該当な
し”をパケットに挿入して送出する。このようにする
と、上記パケットを受信した無線通信端末が経過時間の
比較判定を誤ることを軽減することができる。
【0054】以上のように本実施例のシステムでは、各
無線通信端末Ma〜Mgに前回受信情報部27を設け、
パケットを送信する際に、前回のパケット送受信時点か
ら現在時刻までの経過時間と、前回受信したパケットの
送信局アドレスとをそれぞれ含めて送出している。ま
た、パケットを受信した際には、この受信パケットに含
まれる経過時間を自己が計時している経過時間と比較し
て、両経過時間が一致しなかった場合に、隠れ端末の可
能性があることを自己認識するとともに、上記受信パケ
ットに含まれる前回送信局アドレスを基に該当する無線
通信端末を特定し、この端末に対し制御パケットを送出
して上記隠れ端末の可能性があることを通知するように
している。
【0055】したがって本実施例によれば、各無線通信
端末は各々自己が隠れ端末であるか否かを確実に認識す
ることができ、この結果隠れ端末と認識した場合には自
主的に送信停止などの処置を講じることができる。この
ため、隠れ端末となっている無線通信端末がそれと知ら
ずに何時までもパケット送信を行ない続けるといった不
具合はなくなり、これによりスループットの低下を防止
することができる。
【0056】また、隠れ端末と認識した無線通信端末に
おいて、その旨をアラームを発生させたり報知メッセー
ジを表示することにより使用者に報知するようにしたの
で、使用者は自己の無線通信端末が隠れ端末となってい
る状態を明確に知ることができ、これにより無線通信端
末を移動させるなどして、隠れ端末の状態を自身で逸早
く解消することができる。
【0057】さらに本実施例では、他の無線通信端末か
ら送信されたパケットを受信できなかったことを認識し
た回数および自己が送出したパケットを受信できない端
末が存在したことを認識した回数をそれぞれカウント
し、これらの回数が予め設定した条件を満たしたときに
隠れ端末であると自己認識するようにしているので、例
えば無線伝送路の品質劣化などにより一時的にパケット
を受信できなかった場合などをそのまま隠れ端末として
誤認識しないようにすることができ、これにより正確な
判定を行なうことができる。
【0058】また本実施例では、隠れ端末の可能性があ
る旨の情報を通知すべき無線通信端末との間の無線通信
が不可能な場合には、上記情報を含む制御パケットを通
信可能な他の無線通信端末に一旦転送し、この端末から
さらに目的とする端末へ転送するようにしている。この
ため、隠れ端末の可能性を示す情報を該当端末に確実に
通知することができる。
【0059】(第2の実施例)図9は、本発明の第2の
実施例に係わる無線LANシステムにおいて使用される
無線通信端末装置の構成を示す回路ブロック図である。
なお、無線LANシステムの構成については前記図1と
同様なので詳しい説明は省略する。
【0060】図示しない各種端末機器から出力された送
信データ(ユーザ情報)は、ディジタルインタフェース
30に入力される。このディジタルインタフェース30
では、上記各種端末機器との間の送信インタフェース動
作が行なわれる。具体的には、各種端末機器から転送さ
れた送信データのバッファリング、レベル変換、速度変
換、タイミング調整、クロック再生およびクロック同期
が行なわれる。上記ディジタルインタフェース30とし
ては、例えばIEEE802.3のAUIが採用され
る。
【0061】このディジタルインタフェース30から出
力された送信データは、アドレス付与部31に入力され
る。このアドレス付与部31では、上記送信データに送
信局アドレスSA、目的局アドレスDAおよび中継送信
を行なう場合には中継局アドレスRAがそれぞれ付与さ
れる。そして、これらのアドレスが付与された送信デー
タは、次にパケット生成部32に入力される。このパケ
ット生成部32では、無線通信のための固有のフィール
ド、例えば無線用プリアンブルPREやパケット識別子
PIが付与される。このパケット生成部32から出力さ
れた送信データは符号部33に入力される。符号部33
では、データをランダム化するためにスクランブル処理
されたのち、誤り訂正および誤り検出のための符号化が
行なわれる。
【0062】図10は、上記符号部33から出力される
送信パケットデータのフレーム構成の一例を示すもの
で、(a)は中継伝送を行なわない通常の場合のフレー
ム構成を、また(b)は中継伝送を行なう場合のフレー
ム構成をそれぞれ示している。先ず通常の場合の送信パ
ケットデータは、先頭位置にプリアンブルPREを配置
し、続いてフレーム開始デリミタSFD、パケット識別
子PI、目的局アドレスDA、送信局アドレスSA、ユ
ーザ情報長LEN、およびユーザ情報フィールドUDF
を順に配置したのち、後尾に誤り検出用付加ビットFC
Sおよび誤り訂正用付加ビットECSを配置している。
一方、中継伝送を行なう場合の送信パケットデータは、
上記通常の場合の送信データのパケット識別子PIと目
的局アドレスDAとの間に中継局アドレスRAを挿入し
たものである。上記パケット識別子PIは、パケットの
種類を識別するための情報であり、情報パケットの場合
には“0”、中継パケットの場合には“1”、中継済パ
ケットの場合には“2”、制御パケットの場合には
“3”にそれぞれ設定される。
【0063】上記符号部33から出力された送信パケッ
トデータは変調部34に入力される。この変調部34で
は、キャリア検出部/衝突検出部47から発生された衝
突検出用のランダムパルスが上記送信パケットデータの
先頭位置、つまりプリアンブルPREの前に付加され、
さらにこの送信パケットデータにより送信中間周波信号
がディジタル変調される。変調方式としては、例えばπ
/4シフトDQPSK方式が使用される。
【0064】この変調器34から出力された送信中間周
波信号は、高周波部35に入力される。この高周波部3
5では、上記送信中間周波信号が例えば周波数シンセサ
イザからなる局部発振器37から出力された局部発振信
号とミキサ36でミキシングされ、これにより無線周波
数に応じた被変調波信号に変換される。そして、この被
変調波信号は送信電力増幅器38により出力レベルに増
幅された後、アンテナ共用器39を介して送受共用アン
テナ40に供給され、このアンテナ40から他の無線通
信端末に向けて送信される。
【0065】一方、他の無線通信端末から送信された被
変調波信号は、アンテナ40で受信されたのちアンテナ
共用器39を介して受信増幅器41に入力され、レベル
補償がなされる。そして、この被変調波信号は、ミキサ
42において局部発振器37から出力された受信局部発
振信号とミキシングされて受信中間周波信号に変換され
たのち復調部43に入力される。復調部43では、上記
受信中間周波信号に対するディジタル復調およびクロッ
ク同期(クロック再生)などが行なわれ、このうち再生
クロックおよび復調データは復号部44に供給される。
また上記受信中間周波信号はキャリア検出部/衝突検出
部47に入力され、ここでキャリア検出が行なわれてキ
ャリア検出信号が出力される。キャリア検出信号は、高
周波部35から復調部43に供給された受信中間周波信
号の、指定された周波数帯域内のレベルが規定レベル以
上のときに“1”、規定レベル未満のときに“0”とな
る信号である。
【0066】復号部44では、上記復調データの誤り検
出処理、誤り訂正復号処理およびデスクランブル処理が
行なわれ、これにより復調パケットデータが再生され
る。この復調パケットデータは、パケット分解部45に
入力される。このパケット分解部45では、上記復調パ
ケットデータに含まれているパケット識別子PIが判別
され、その判別結果は制御部50に入力される。またア
ドレス検出部46では、上記パケット分解部45から転
送された復調パケットデータに含まれる目的局アドレス
DAと自己端末のアドレスとが比較され、その比較結果
は制御部50に入力される。ディジタルインタフェース
30は、制御部50の指示に従って、自己端末宛てのパ
ケットを図示しない端末機器に転送する。
【0067】ところで、制御部50は例えばマイクロコ
ンピュータを主制御部として備えたもので、その機能と
して受信不能判定手段51と、中継用端末検出手段52
と、パケット中継機能を有したパケット伝送制御手段5
3とを有している。また制御部50には、上記各制御に
使用するための中継用テーブル54が備えられている。
この中継用テーブル54は、中継用アドレステーブル
と、中継ルーチングテーブルとからなる。
【0068】中継用端末検出手段52は、中継用端末を
検出するために制御パケットを放送する機能と、他の無
線通信端末から送信された情報パケットおよび制御パケ
ットを受信してこの受信パケットに含まれる送信局アド
レスまたは受信履歴情報を上記中継用テーブル54の中
継用アドレステーブルに記憶する機能と、この中継用ア
ドレステーブルに記憶された情報を基に中継用端末を特
定しその結果を中継ルーチングテーブルに記憶する機能
とを備えている。
【0069】このうち先ず制御パケット放送機能は、電
源投入後予め定めた周期Tで制御パケットを送出するも
のである。この制御パケットを送出する際のアクセス方
式には、情報パケットと同様にCDMA/CD方式が使
用される。制御パケットとしては、例えば図11(a)
に示すものかまたは図11(b)に示すものが使用され
る。上記制御パケットの放送周期Tは、パケットの伝送
トラヒックに応じて設定される。
【0070】図11(a)に示すものは、プリアンブル
PREに続いてフレーム開始デリミタSFD、パケット
識別子PI、目的局アドレスDAおよび送信局アドレス
SAを順に配置し、後尾に誤り検出用付加ビットFCS
および誤り訂正用付加ビットECSを配置したものであ
る。また図11(b)に示すものは、送信局アドレスS
Aの後部に受信履歴フィールドHISを設けたものであ
る。これらの制御パケットを送信する場合、上記送信局
アドレスSAには自己端末のアドレスが、また目的局ア
ドレスDAにはすべての無線通信端末にとって共通の同
報用アドレスがそれぞれ挿入される。また上記受信履歴
フィールドHISには、過去の所定の時間に受信した情
報パケットおよび制御パケットに含まれる送信局アドレ
スSAが受信順に挿入される。これらの送信局アドレス
SAは受信履歴情報として受信ごとに記憶されている。
なお、LENは受信履歴フィールドHISのデータ長を
示す情報である。
【0071】次にパケット受信記憶機能は、情報パケッ
トおよび制御パケットを受信するごとに、この受信した
情報パケットおよび制御パケットに含まれている送信局
アドレスSAと、受信履歴情報が含まれている場合には
この受信履歴情報とを抽出して、中継用アドレステーブ
ルに記憶するものである。この中継用アドレステーブル
に記憶された送信局アドレスSAおよび受信履歴情報
は、所定の時間Tout が経過すると自動消去される。
【0072】中継用アドレステーブルは、例えば次のよ
うに構成される。すなわち、先ず制御パケットとして送
信局アドレスSAのみが挿入されるものを使用する場合
には、例えば図12に示すごとく送信局アドレスSAを
受信順に記憶するテーブルが使用される。なお、タイマ
値には送信局アドレスSAの記憶時点で所定時間Tout
がセットされ、この所定時間が経過した時点で対応する
送信局アドレスSAは消去される。次に制御パケットと
して送信局アドレスSAおよび受信履歴情報が挿入され
たものを使用する場合には、例えば図13(a)に示す
ごとく送信局アドレスSAおよび受信履歴情報を受信順
に記憶するテーブルが使用される。
【0073】さらに、中継ルーチングテーブルは、例え
ば図13(b)に示すごとく、上記受信不能判定手段5
1により隠れ端末が検出された場合にこの隠れ端末を目
的局アドレスとして記憶し、かつこの目的局アドレスに
対応付けてこの隠れ端末に対しパケットを伝送する際に
中継すべき無線通信端末のアドレスを中継アドレスとし
て記憶するものである。
【0074】受信不能判定手段51は、次の2種類の方
法により隠れ端末の存在を認識する。第1の方法は、目
的の無線通信端末へ情報パケットを送信したのち、この
無線通信端末から一定時間以内に応答が返送されるか否
かを監視し、一定時間が経過しても応答が返送されなか
った場合に、上記目的の無線通信端末を隠れ端末と看做
すものである。第2の方法は、上記中継用アドレステー
ブルに記憶された送信局アドレスおよびその受信履歴情
報を基に、隠れ端末の存在を認識するものである。
【0075】パケット伝送制御手段53は、情報パケッ
ト、中継パケット、中継済パケットおよび制御パケット
を送受信するための制御を行なう。パケットの識別はパ
ケット識別子PIにより行ない、この識別結果に応じて
各パケットごとの送受信制御を実行する。
【0076】例えば、受信したパケットのパケット識別
子PIが“0”の場合には、受信パケットを情報パケッ
トであると認識する。この場合には、アドレス検出部4
6において上記復調パケットデータに含まれる目的局ア
ドレスDAと自己端末のアドレスとが比較され、両アド
レスが一致すると上記復調パケットデータに含まれてい
る目的局アドレスDA、送信局アドレスSAおよびユー
ザデータフィールドUDFがディジタルインタフェース
30から図示しない端末機器に転送される。なお、上記
復調パケットデータに含まれる目的局アドレスDAと自
己端末のアドレスとが一致しなかった場合には、この情
報パケットは廃棄される。
【0077】また、受信したパケットのパケット識別子
PIが“1”の場合には、中継パケットであると認識す
る。この場合には、アドレス検出部46において上記復
調パケットデータに含まれる中継局アドレスRAと自己
端末のアドレスとが比較され、両アドレスが一致すると
上記復調パケットデータに含まれている中継局アドレス
RA、目的局アドレスDA、送信局アドレスSA、デー
タ長LENおよびユーザデータフィールドUDFが制御
部50を経由してパケット生成部32に転送される。パ
ケット生成部32では、上記転送されたパケットのうち
パケット識別子PIが中継済パケット“2”に書き換え
られる。そして、この中継済パケットは先に述べた送信
系より送信される。なお、上記復調パケットデータに含
まれる目的局アドレスDAと自己端末のアドレスとが一
致しなかった場合には、このパケットは廃棄される。
【0078】さらに、受信したパケットのパケット識別
子が“2”だった場合には、中継済パケットであると認
識する。この場合には、アドレス検出部46において上
記復調パケットデータに含まれる目的局アドレスDAと
自己端末のアドレスとが比較され、両アドレスが一致す
ると上記復調パケットデータに含まれている目的局アド
レスDA、送信局アドレスSAおよびユーザデータフィ
ールドUDFがディジタルインタフェース30から図示
しない端末機器に転送される。なお、上記復調パケット
データに含まれる目的局アドレスDAと自己端末のアド
レスとが一致しなかった場合には、このパケットは廃棄
される。
【0079】最後に受信したパケットのパケット識別子
が“3”だった場合には、制御パケットであると判定す
る。制御パケットに含まれている目的局アドレスDAは
システム内のすべての無線通信端末にとって共通の同報
アドレスである。このため制御部50は、上記受信した
制御パケットに含まれる送信局アドレスSAおよび履歴
情報を中継用アドレステーブルに記憶する。
【0080】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を、図17に示すタイミング図を参照して説明す
る。なお、ここでは無線通信端末Ma〜Mdのうち、無
線通信端末Mb,Mdはすべての端末と無線通信が可能
な状態にあるが、無線通信端末Ma,Mcは無線通信端
末Mb,Mdとの間のみで無線通信が可能で、無線通信
端末Ma,Mc相互間では無線通信が不可能な状態にあ
るものとして説明を行なう。つまり、無線通信端末M
a,Mcは、互いに相手端末に対し隠れ端末となる状態
にある。
【0081】待受状態において、各無線通信端末Ma,
Mb,Mc,Mdは、それぞれ電源投入後所定の周期T
で制御パケットを繰り返し放送する。例えば、無線通信
端末Maはタイミングto ,to +T,…で、また無線
通信端末Mbはタイミングt2 ,t2 +T,…でそれぞ
れ制御パケットを放送し、さらに無線通信端末Mcはタ
イミングt3 ,t3 +T,…で、また無線通信端末Md
はタイミングt4 ,…でそれぞれ制御パケットを放送す
る。このとき、各制御パケットの送信タイミングは無線
通信端末Ma,Mb,Mc,Mdごとに任意に設定され
るが、送信動作はCSMA/CD方式に従って複数のパ
ケットが相互に衝突しないように行なわれる。また、制
御パケットには、自己端末の送信局アドレスSAと、過
去の一定期間中に受信したパケットに含まれている送信
局アドレス、つまり受信履歴情報とが挿入される。
【0082】また各無線通信端末Ma,Mb,Mc,M
dは、それぞれ他の無線通信端末から放送された制御パ
ケットおよび情報パケットを受信する。そして、これら
のパケットを受信するごとに、これらのパケットが自己
宛てであるか否かに拘らず、これらのパケットに含まれ
ている送信局アドレスを抽出して中継用アドレステーブ
ル54に記憶する。例えば、無線通信端末Maは、図1
7に示すように無線通信端末Md,Mbから制御パケッ
トが到来したとすると、これらの制御パケットが受信さ
れるごとに、このパケットに含まれる送信局アドレス#
Mdおよび受信履歴#Mb,#Mcと、送信局アドレス
#Mbおよび受信履歴#Mcとをそれぞれ図13(a)
に示すごとく中継用アドレステーブルに記憶する。同様
に無線通信端末Mb〜Mdは、それぞれ図14、図15
(a)および図16に示すように、受信パケットの送信
局アドレスおよび受信履歴情報を中継用アドレステーブ
ルに記憶する。
【0083】ところで、上記中継用アドレステーブルに
記憶された送信局アドレスおよび受信履歴情報を見る
と、各無線通信端末Ma,Mb,Mc,Md間の無線通
信の状況、つまり隠れ端末の有無が分かる。例えば、無
線通信端末Maでは、自己の中継用アドレステーブル5
4に記憶された送信局アドレスと受信履歴とから、無線
通信端末Mcがパケットを送信しているにも拘らず、自
己の端末Maでは無線通信端末Mcの送信パケットを受
信できていない。このため、無線通信端末Maにとって
無線通信端末Mcは隠れ端末であると判定できる。また
反対に無線通信端末Mcにおいては無線通信端末Maが
隠れ端末となる。各無線通信端末Ma〜Mdの制御部5
0は、このような判定をソフトウエア処理により行な
う。そして、例えば無線通信端末Ma,Mcのように隠
れ端末の存在が確認された場合には、この隠れ端末の送
信局アドレスと、この隠れ端末との間で無線通信が可能
な無線通信端末Md,Mbのアドレスつまり中継アドレ
スとを、相互に対応付けて図13(b)に示すように中
継ルーチングテーブルに記憶する。
【0084】さて、この状態でいま仮に無線通信端末M
aに接続された端末機器において、無線通信端末Mcに
接続された端末機器宛ての送信要求が発生したとする。
そうすると無線通信端末Maは、上記中継ルーチングテ
ーブルの記憶内容から、送信先の無線通信端末Mcは隠
れ端末であると判定し、中継パケットの送信制御を実行
する。すなわち、無線通信端末Maは、制御部50にお
いて上記中継ルーチングテーブルに記憶された中継局ア
ドレスの中から受信タイミングの新しいものを選択し、
この中継局アドレス#Mdを挿入した中継パケットを生
成する。図10(b)にその構成を示す。そして、この
中継パケットを送信する。
【0085】これに対し中継局となる無線通信端末Md
は、上記中継パケットを受信すると、そのパケット識別
子RIにより中継パケットであることを認識し、しかる
のちこの中継パケットに含まれる中継アドレス#Mdと
自己端末のアドレス#Mdとを比較する。そして、アド
レスの一致を確認すると、上記受信した中継パケットの
うち中継局アドレスRA、目的局アドレスDA、送信局
アドレスSA、データ長LENおよびユーザデータフィ
ールドUDFを制御部50を経由してパケット生成部3
2に転送し、このパケット生成部32においてパケット
識別子PIを中継済パケット“2”に書き換えたのち、
この中継済パケットを送信する。
【0086】目的局である無線通信端末Mcは、上記中
継済パケットを受信すると、そのパケット識別子RIに
より中継済パケットであることを認識し、しかるのちこ
の中継済パケットに含まれる目的局アドレス#Mcと自
己端末のアドレス#Mcとを比較する。そして、アドレ
スの一致を確認すると、上記受信した中継済パケットに
含まれている目的局アドレスDA、送信局アドレスSA
およびユーザデータフィールドUDFをディジタルイン
タフェース30から図示しない端末機器に転送する。か
くして、無線通信端末Maから、この端末にとって隠れ
端末の状態となっている無線通信端末Mcへの情報パケ
ットの中継無線伝送が行なわれる。
【0087】なお、各無線通信端末Ma〜Mdとも、中
継用アドレステーブルの記憶内容は、タイマの初期値T
out が0になった時点で消去される。また、このタイム
アウト前でも、テーブル容量を越えて新たな制御パケッ
トが受信された場合には、記憶中の古いアドレスに代わ
ってこの新たに受信された制御パケットのアドレスが記
憶される。
【0088】このように本実施例では、各無線通信端末
において、中継用端末を検出するために制御パケットを
定期的に放送するとともに、他の無線通信端末から放送
された制御パケットを受信してこの制御パケットに含ま
れる送信局アドレスおよび受信履歴情報を中継用アドレ
ステーブルに記憶し、この中継用アドレステーブルの記
憶内容から隠れ端末の存在を検出するとともに、この隠
れ端末へパケットを伝送するための中継端末を判定し
て、これらの情報を中継ルーチングテーブルに記憶して
いる。そして、隠れ端末に対する送信要求が発生した場
合には、上記中継ルーチングテーブルを参照して中継パ
ケットを送信し、また他の無線通信端末から送信された
中継パケットを受信した場合には、この中継パケットを
中継済パケットに変換して目的とする隠れ端末へ送信す
るようにしている。
【0089】したがって本実施例であれば、隠れ端末に
対して、中継端末を経由してパケットの伝送が行なわれ
ることになる。このため、隠れ端末との間でもパケット
の伝送を行なうことが可能となり、これにより通信不良
率を低く抑えることが可能となる。
【0090】また制御パケットを定期的に送出し、この
制御パケットに含まれる受信履歴情報に基づいて中継端
末を決定するようにしているので、各無線通信端末とも
定期的に更新される比較的新しい情報を基に中継端末が
決定することができ、これにより高い確率で最適な中継
端末を選択することができる。
【0091】さらに本実施例では、中継パケットを受信
したのちこのパケットを再送信する際に、パケット識別
子を「中継」から「中継済」に書き替えるようにしてい
る。子のため、中継局により中継送信されたパケットが
周辺の壁や柱などで反射されて再び中継局で受信された
場合でも、この再受信されたパケットが再中継される不
具合はなくなり、これにより無効パケットによるスルー
プットの低下を防ぐことができる。
【0092】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、前記第1の実施例において、各
無線通信端末は、電源の投入から最初のパケット送信ま
で一度もパケットを受信していない場合には、経過時間
として電源投入からパケット送信までの経過時間を、ま
た前回送信局アドレスとして“該当なし”をパケットに
それぞれ書き込んで送信するとよい。このようにする
と、パケットを受信した無線通信端末がパケット中の経
過時間から誤判定することを防止することができる。ま
た、電源投入からパケットを一度以上受信するか、所定
時間例えばパケットに経過時間として書き込める最大値
に達するまでは、パケットの送出を禁じるようにしても
よい。このようにしても、誤判定を防止することができ
る。
【0093】また、前記各実施例では複数の無線ゾーン
E1,E2,…間を有線LANによって接続するように
したが、無線回線を介して接続するようにしてもよい。
また通信形態としては、アクセス制御系および情報伝送
系ともに分散方式を適用したいわゆる対等分散方式を使
用したシステムについて説明したが、両伝送系とも集中
方式を使用してもよく、またアクセス制御系には集中方
式を適用し、情報伝送系には分散方式を適用したシステ
ムにも適用することができる。
【0094】また前記各実施例では、衝突検出方式とし
てランダムパルス方式を適用したシステムを例にとって
説明したが、衝突検出方式としてはビット照合方式など
の他の衝突検出方式を適用してもよく、さらに衝突検出
を行なわないCSMA方式やALOHA方式などを適用
したシステムに本発明を適用してもよい。
【0095】変調方式としては、2相PSK、MSK、
16QAMなどの他の変調方式を適用することも可能で
ある。また、フェージングおよび遅延分散の対策とし
て、マルチキャリア伝送方式を適用としたシステムにつ
いて説明したが、他に直接拡散方式などの他のスペクト
ラム拡散変調方式を適用してもよく、また光伝送方式を
適用してもよい。
【0096】一方前記第2実施例では、制御パケット
に、受信履歴情報として過去に受信されたパケットの送
信局アドレスを含めて送信するようにしたが、その他に
パケット受信の相対時間(現時点から何秒前に受信した
パケットか)を表わす情報を含めて送信するようにして
もよい。
【0097】また前記第2の実施例では、中継を必要と
するか否かの判定、つまり隠れ端末の存在の判定を、中
継用アドレステーブルの記憶内容に基づいて行なう場合
を例にとって説明したが、送信相手の無線通信端末に対
し先ず通常の情報パケットを送信し、これに対し相手端
末から一定期間内に応答が返送されない場合に、相手端
末を隠れ端末と判定するようにしてもよい。このように
すると、システムのトラヒックを増加させることなく隠
れ端末の判定を行なうことができる。ちなみに、中継用
アドレステーブルの記憶内容に基づいて隠れ端末の判定
を行なう場合には、制御パケットを放送するためシステ
ムのトラヒックが増加するが、送信した通常パケットに
対する応答を監視する必要がないため、パケットを大き
な伝送遅延を生じることなく伝送することができる。
【0098】すなわち、システムのトラヒックが高い場
合には、通常パケットに対する応答を監視することによ
り隠れ端末を判定する方式を適用し、一方システムのト
ラヒックが低くパケットの伝送遅延を小さくしたい場合
には、中継用アドレステーブルの記憶内容に基づいて隠
れ端末の存在を判定する方式を適用するとよい。また、
トラヒックを監視してこのトラヒックの量に応じて上記
二つの判定方式を切り替えるようにしてもよい。
【0099】また、各無線通信端末において情報パケッ
トの受信数をカウントすることによりトラヒックを検出
し、トラヒックが増加した場合には制御パケットの送信
周期Tおよびタイマ値Tout を長い値に変更するように
してもよい。このようにすると、システム全体のスルー
プットに与える影響を軽減することができる。
【0100】さらに、無線通信端末が移動して周波数が
異なる隣接する無線ゾーンに入った場合には、他の無線
通信端末からの情報パケットおよび制御パケットを受信
できなくなる。このため、中継用アドレステーブルに記
憶された送信局アドレス情報が、タイムアウトによって
ある一定いきい値以下になったならば、次無線周波数に
切り替えて再びパケットが受信できるかどうかを監視
し、この監視結果に応じて無線周波数を切り替えるよう
にしてもよい。
【0101】さらに、無線通信端末と同様の機能を無線
ブリッジにBS1,BS2、〜に設けてもよい。さらに
制御パケットのフレーム構成において、各パケット種別
ごとに異なるビットパターンからなるフレーム開始デリ
ミタを用いて区別すれば、パケット識別子を省略するこ
とができる。
【0102】その他、システムの構成や無線通信端末の
回路構成、その各種制御手順および制御内容などについ
ても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、複数の無
線通信端末間で無線チャネルを介してパケット通信を行
なう無線通信システムにおいて、上記各無線通信端末
に、計時手段と、パケット送信手段と、比較手段と、認
識手段とを備えている。そして、最も近い過去に行なわ
れたパケット通信の送受信時刻から現時刻までの経過時
間を上記計時手段により計時し、パケットの送信に際
し、上記計時手段により計時された第1の経過時間を表
わす情報を上記パケットに含めて送信している。また、
パケットを受信したときには、この受信パケットに含ま
れている第1の経過時間と上記計時手段により計時され
た現時刻における第2の経過時間とを上記比較手段によ
り比較し、この比較結果に基づいて隠れ端末の存在を認
識するようにしたものである。
【0104】したがって本実施例の無線通信システムで
あれば、隠れ端末が発生してもその影響を排除してスル
ープットの向上を図ることができる無線通信システムを
提供することができる。
【0105】また本発明の無線通信システムは、無線通
信端末に、上記パケットの送信先の無線通信端末が当該
パケットを受信可能か否かを判定する判定手段と、上記
パケットを受信可能でありかつ上記送信先の無線通信端
末との間で通信が可能な中継用の無線通信端末を検出す
るための検出手段と、中継依頼制御手段と、パケット中
継手段とを備えている。そして、上記判定手段により上
記送信先の無線通信端末が上記パケットを受信不可能と
判定された場合には、上記中継依頼制御手段により上記
検出手段で検出された中継用の無線通信端末に対し上記
パケットを中継情報を含めて送信し、一方上記中継情報
を含むパケットを受信した場合には、上記パケット中継
手段によりこのパケットを該当する送信先の無線通信端
末へ中継送信するようにしたものである。したがって本
発明によれば、隠れ端末との通信をできる限り保証して
通信不良率を低く抑えることができる無線通信システム
を提供すること
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる無線LANシス
テムの概略構成図。
【図2】図1に示したシステムの無線通信端末装置Ma
〜Mgの構成を示す回路ブロック図。
【図3】制御用パケット、情報パケットおよび送受信デ
ータの構成を示す図。
【図4】ランダムパルスを用いた衝突検出方式を説明す
るために使用するタイミング図。
【図5】ランダムパルスを用いた衝突検出方式の他の例
を説明するために使用するタイミング図。
【図6】隠れ端末が存在する場合のシステム構成を示す
図。
【図7】図1に示したシステムの動作を説明するための
タイミング図。
【図8】図1に示したシステムの他の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図9】本発明の第2の実施例に係わる無線LANシス
テムで使用される無線通信端末の構成を示す回路ブロッ
ク図。
【図10】図9に示した無線通信端末において送受信さ
れる情報パケットおよび中継パケットの構成を示す図。
【図11】図9に示した無線通信端末において送受信さ
れる制御パケットの構成を示す図。
【図12】無線通信端末Maに設けられる中継用アドレ
ステーブルの一構成例を示す図。
【図13】無線通信端末Maに設けられる中継用アドレ
ステーブルの他の構成例および中継ルーチングテーブル
の一構成例を示す図。
【図14】無線通信端末Mbに設けられる中継用アドレ
ステーブルの一構成例を示す図。
【図15】図9に示した無線通信端末Mcに設けられる
中継用アドレステーブルおよび中継ルーチングテーブル
の一構成例を示す図。
【図16】無線通信端末Mdに設けられる中継用アドレ
ステーブルの一構成例を示す図。
【図17】第2の実施例に係わる無線LANシステムの
動作説明を使用するタイミング図。
【符号の説明】
Ma〜Mg…無線通信端末 OL…有線LANシステム BR1,BR2,…無線ブリッジ E1,E2,…無線ゾーン 11…送信ディジタルインタフェース 12…パケット構成部 13…スクランブル部 14,33…符号部 151〜154,34…変調部 16,35…高周波部 17A…送受信兼用アンテナ 17B…受信専用アンテナ 181〜184,191〜194,43…復調部 21,44…復号部 22…デスクランブル部 23…パケット分解部 24…受信ディジタルインタフェース 25…制御部 26…衝突検出部 27…前回受信情報部 30…ディジタルインタフェース 31…アドレス付与部 32…パケット生成部 36,42…ミキサ 37…局部発振器 38…送信電力増幅器 39…アンテナ共用器 40…送受共用アンテナ 41…受信増幅器 45…パケット分解部 46…アドレス検出部 50…制御部 51…受信不能判定手段 52…中継用端末検出手段 53…パケット伝送制御手段 54…中継用テーブル

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線通信端末間で無線チャネルを
    介してパケット通信を行なう無線通信システムにおい
    て、 前記無線通信端末は、 最も近い過去に行なわれたパケット通信の送受信時刻か
    ら現時刻までの経過時間を計時するための計時手段と、 パケットの送信に際し、前記計時手段により計時された
    第1の経過時間を表わす情報を前記パケットに含めて送
    信するためのパケット送信手段と、 パケットを受信したときに、この受信パケットに含まれ
    ている第1の経過時間を表わす情報を抽出し、この抽出
    した第1の経過時間と前記計時手段により計時された現
    時刻における第2の経過時間とを比較するための比較手
    段と、 この比較手段の比較結果に基づいて隠れ端末の存在を認
    識するための認識手段とを具備したことを特徴とする無
    線通信システム。
  2. 【請求項2】 比較手段は、第1の経過時間と第2の経
    過時間との差が所定の範囲を越えているか否かを判定す
    る手段を有し、 認識手段は、 前記比較手段により第1の経過時間と第2の経過時間と
    の差が所定の範囲を越えていると判定された場合に、そ
    の旨の情報を含む制御パケットを所定の手順にしたがっ
    て送信するための制御パケット送信手段と、 前記制御パケットが受信された場合に、この制御パケッ
    トに含まれている情報に基づいて隠れ端末の存在を認識
    する手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    無線通信システム。
  3. 【請求項3】 比較手段は、第2の経過時間から第1の
    経過時間を引いた値が所定の値を越えているか否かを判
    定する手段を有し、 認識手段は、前記比較手段により第2の経過時間から第
    1の経過時間を引いた値が所定の値を越えていると判定
    された場合に、この判定結果に基づいて自己の無線通信
    端末を隠れ端末であると認識する手段を備えたことを特
    徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 比較手段は、第1の経過時間から第2の
    経過時間を引いた値が所定の値を越えているか否かを判
    定する手段を有し、 認識手段は、 前記比較手段により第1の経過時間から第2の経過時間
    を引いた値が所定の値を越えていると判定された場合
    に、上記第1の経過時間を含むパケットを送信した無線
    通信端末に宛てて上記判定結果を含む第1の制御パケッ
    トを送出するための手段と、 自己の無線通信端末宛ての前記第1の制御パケットが受
    信された場合に、この第1の制御パケットに含まれてい
    る判定結果に基づいて自己の無線通信端末を隠れ端末で
    あると認識する手段とを備えたことを特徴とする請求項
    2に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 認識手段は、第1の経過時間と第2の経
    過時間との差が所定の範囲を越えているとの判定結果
    が、所定期間内に所定回数以上自己の無線通信端末にお
    いて得られるかもしくは他の無線通信端末から通知され
    た場合に、自己の無線通信端末を隠れ端末であると認識
    する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の無
    線通信システム。
  6. 【請求項6】 認識手段は、自己の無線通信端末を隠れ
    端末であると認識した場合に、以後のパケット送信を自
    主的に停止する制御と、隠れ端末である旨もしくはそれ
    に伴う警報情報を使用者に報知する制御との少なくとも
    一方を行なう手段を有することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 無線通信端末は、 最も近い過去に行なわれたパケット通信の送受信時刻か
    ら現在時刻までの経過時間を計時するための計時手段
    と、 最も近い過去に送受信したパケットの送信局アドレスを
    前回送信局アドレスとして記憶する記憶手段と、 パケットの送信に際し、前記計時手段により計時された
    第1の経過時間を表わす情報および前記記憶手段に記憶
    されている前回送信局アドレスを前記パケットにそれぞ
    れ含めて送信するためのパケット送信手段と、 パケットが受信されたときに、この受信パケットに含ま
    れている第1の経過時間を表わす情報を抽出し、前記計
    時手段により計時された現時刻における第2の経過時間
    から上記抽出した第1の経過時間を引いた値が所定の値
    を越えているか否かを判定するための判定手段と、 この判定手段により前記第2の経過時間から第1の経過
    時間を引いた値が所定の値を越えていると判定された場
    合に、その判定結果および前記受信したパケットに含ま
    れている前回送信局アドレスを含めた第2の制御パケッ
    トを、前記受信したパケットを送出した無線通信端末宛
    てに送出する手段と、 自己の無線通信端末宛ての前記第2の制御パケットを受
    信した場合に、この第2の制御パケットを受信したこと
    を表わす情報を含む第3の制御パケットを、前記第2の
    制御パケットに含まれている前回送信局アドレスに対応
    する無線通信端末宛てに送出する手段と、 自己の無線通信端末宛ての前記第3の制御パケットを受
    信した場合に、この第3の制御パケットに含まれている
    判定結果に基づいて自己の無線通信端末を隠れ端末であ
    ると認識する手段とを備えたことを特徴とする請求項3
    に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 無線通信端末は、 最も近い過去に送受信したパケットを記憶するための記
    憶手段と、 比較手段により第1の経過時間から第2の経過時間を差
    し引いた値が所定の値を越えたと判定された場合に、前
    記記憶手段に記憶されているパケットを送信する手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の無線通信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 無線通信端末は、 前々回に送受信したパケットを記憶するための記憶手段
    と、 自己の無線通信端末宛ての第2の制御パケットを受信し
    た場合に、前記記憶手段に記憶されているパケットを送
    信する手段とを備えたことを特徴とする請求項7に記載
    の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 複数の無線通信端末間で無線チャネル
    を介してパケットの伝送を行なう無線通信システムにお
    いて、 前記無線通信端末は、 前記パケットの送信先の無線通信端末が当該パケットを
    受信可能か否かを判定する判定手段と、 前記パケットを受信可能でありかつ前記送信先の無線通
    信端末との間で通信が可能な中継用の無線通信端末を検
    出するための検出手段と、 前記判定手段により前記送信先の無線通信端末が前記パ
    ケットを受信不可能と判定された場合に、前記検出手段
    により検出された中継用の無線通信端末に対し前記パケ
    ットを中継情報を含めて送信するための手段と、 前記中継情報を含むパケットを受信した場合に、このパ
    ケットを該当する送信先の無線通信端末へ中継送信する
    ためのパケット中継手段とを備えたことを特徴とする無
    線通信システム。
  11. 【請求項11】 判定手段は、パケットを送信してから
    一定時間が経過しても送信先の無線通信端末から応答が
    返送されない場合に、この無線通信端末は前記パケット
    を受信不可能であると判定することを特徴とする請求項
    10に記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 検出手段は、過去の所定の期間内に受
    信したパケットに含まれる送信元の識別情報を基に、中
    継用の無線通信端末を検出することを特徴とする請求項
    10に記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 検出手段は、 自己の無線通信端末の識別情報を含む制御パケットを放
    送する手段と、 他の無線通信端末から放送された前記制御パケットを受
    信し、この受信された制御パケットに基づいて中継用の
    無線通信端末を検出する手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項10に記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 検出手段は、 過去の所定の期間内に受信したパケットの履歴および自
    己の無線通信端末の識別情報を含む制御パケットを放送
    する手段と、 他の無線通信端末から放送された前記制御パケットを受
    信し、この受信された制御パケットに含まれる履歴に基
    づいて中継用の無線通信端末を検出する手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システ
    ム。
  15. 【請求項15】 検出手段は、パケットの伝送トラヒッ
    クに応じて設定した所定の時間間隔で制御パケットを放
    送することを特徴とする請求項13または請求項14に
    記載の無線通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002232337A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信方法およびシステム
KR100713378B1 (ko) * 2006-01-13 2007-05-04 삼성전자주식회사 무선 통신 네트워크에서 숨은 스테이션 검출 방법

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