JPH0767094B2 - 偏向変調器 - Google Patents
偏向変調器Info
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- JPH0767094B2 JPH0767094B2 JP3015364A JP1536491A JPH0767094B2 JP H0767094 B2 JPH0767094 B2 JP H0767094B2 JP 3015364 A JP3015364 A JP 3015364A JP 1536491 A JP1536491 A JP 1536491A JP H0767094 B2 JPH0767094 B2 JP H0767094B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザ光を搬送
波信号として用いる光通信システムに適用できる偏向変
調器に関する。
波信号として用いる光通信システムに適用できる偏向変
調器に関する。
【0002】
【従来の技術】偏向変調は、空間におけるコヒーレント
なレーザ伝送を実現するための1つの手法として注目さ
れており、これまでにその原理及び実験例が多く報告さ
れている。(例えば、桑野ほか「位相雑音不感応性を有
する偏光変調/コヒーレント検波方式について」第11
回情報理論とその応用シンポジウム予稿集、1988年
12月、並びに桑野ほか「偏向変調/ヘテロダイン検波
方式の位相雑音除去効果」電子情報通信学会技術報告、
SANE89−48、1989年1月参照。)
なレーザ伝送を実現するための1つの手法として注目さ
れており、これまでにその原理及び実験例が多く報告さ
れている。(例えば、桑野ほか「位相雑音不感応性を有
する偏光変調/コヒーレント検波方式について」第11
回情報理論とその応用シンポジウム予稿集、1988年
12月、並びに桑野ほか「偏向変調/ヘテロダイン検波
方式の位相雑音除去効果」電子情報通信学会技術報告、
SANE89−48、1989年1月参照。)
【0003】図7は、上記の文献において開示されたバ
ルク型結晶電気光学効果偏向変調器を用いた第1の従来
例の偏向変調器のブロック図である。
ルク型結晶電気光学効果偏向変調器を用いた第1の従来
例の偏向変調器のブロック図である。
【0004】図7に示すように、レーザ光源1から出力
される送信レーザ光は、ポーラライザ2によって所定の
偏波面の傾斜を有する直線偏波のレーザ光に変換された
後、バルク構造のAD・P結晶を含む電気光学効果偏向
変調器30に入力される。一方、データ発生器6は送信
すべきデジタルデータ信号を発生して制御電圧発生器7
に出力し、これに応答して、制御電圧発生器7はデジタ
ルデジタル信号に応じて制御電圧を発生して偏向変調器
30に印加する。偏向変調器30は、印加される制御電
圧に応じてレーザ光に対して所定の円偏波の回転を行
い、右旋又は左旋の円偏波のレーザ光を出力する。すな
わち、この第1の従来例においては、1個の偏向変調器
30においてレーザ光に対して直接に偏向変調を行って
いる。
される送信レーザ光は、ポーラライザ2によって所定の
偏波面の傾斜を有する直線偏波のレーザ光に変換された
後、バルク構造のAD・P結晶を含む電気光学効果偏向
変調器30に入力される。一方、データ発生器6は送信
すべきデジタルデータ信号を発生して制御電圧発生器7
に出力し、これに応答して、制御電圧発生器7はデジタ
ルデジタル信号に応じて制御電圧を発生して偏向変調器
30に印加する。偏向変調器30は、印加される制御電
圧に応じてレーザ光に対して所定の円偏波の回転を行
い、右旋又は左旋の円偏波のレーザ光を出力する。すな
わち、この第1の従来例においては、1個の偏向変調器
30においてレーザ光に対して直接に偏向変調を行って
いる。
【0005】一方、薄膜型光導波路を用いた変調器等に
ついては、光ファイバ通信用外部変調器などの実現方法
として近年盛んに研究開発が進められており、その構成
原理は例えば小山ほか「光波電子工学」コロナ社、19
78年に示されている。この薄膜型光導波路は制御動作
電圧の低減、及び変調器の高速化を達成するための手段
として有効であるが、これまでのところ直線偏向に対し
てのみ実現されている。この直線偏向のモード変換につ
いては、直交した偏波面においてTE/TMモード変換
を行い光ビームを得るための構成が検討されている。そ
の動作原理は例えば山崎ほか「Z軸伝搬LiNbO3偏
光干渉型光周波数シフタ」輻射科学研究会、1987年
12月に示されている。
ついては、光ファイバ通信用外部変調器などの実現方法
として近年盛んに研究開発が進められており、その構成
原理は例えば小山ほか「光波電子工学」コロナ社、19
78年に示されている。この薄膜型光導波路は制御動作
電圧の低減、及び変調器の高速化を達成するための手段
として有効であるが、これまでのところ直線偏向に対し
てのみ実現されている。この直線偏向のモード変換につ
いては、直交した偏波面においてTE/TMモード変換
を行い光ビームを得るための構成が検討されている。そ
の動作原理は例えば山崎ほか「Z軸伝搬LiNbO3偏
光干渉型光周波数シフタ」輻射科学研究会、1987年
12月に示されている。
【0006】さらに、2つの直交する偏波面成分からな
る光ビームを作成し、その一方に入力信号に応じた変調
を行って信号光とし、もう一方を無変調搬送波光とし、
これら信号光と搬送波光を合成して受信側に送信し、受
信側では上記搬送波光を用いて搬送波再生を行なう光コ
ヒーレント方式が、特開昭59−5757号公報に開示
されている。図8に、この光コヒーレント方式を用いた
第2の従来例の偏波多重光送信装置を示す。
る光ビームを作成し、その一方に入力信号に応じた変調
を行って信号光とし、もう一方を無変調搬送波光とし、
これら信号光と搬送波光を合成して受信側に送信し、受
信側では上記搬送波光を用いて搬送波再生を行なう光コ
ヒーレント方式が、特開昭59−5757号公報に開示
されている。図8に、この光コヒーレント方式を用いた
第2の従来例の偏波多重光送信装置を示す。
【0007】図8に示すように、レーザ光源1の出力光
を光分配器31で2方向に分岐し、注入同期型レーザダ
イオード32と偏波面制御素子33とにそれぞれ入力さ
せる。レーザダイオード32は光分配器31からの出力
光により注入同期を受けるとともに伝送信号変調回路3
4によって伝送信号で変調され、これによって、レーザ
ダイオード32から出力される直線偏波の出力光が偏波
光合成器35に入力される。一方、偏波面制御素子33
に入力したレーザ光源1の大部分の出力光はこの偏波面
制御素子33によりその偏波面がレーザダイオード32
の出力光の偏波面と互いに直交するように変換制御され
た後、偏波光合成器35に入力して、上記のレーザダイ
オード32の出力光と合成される。そしてこの偏波光合
成器35から出力される合成出力光は、例えば伝送線路
である光ファイバケーブルを介して受信側に送信され
る。すなわち、この第2の従来例の偏波多重光送信装置
は、2つの光ビームの偏波面直交関係を利用して信号光
と搬送波光の多重化を行なうことを特徴としている。
を光分配器31で2方向に分岐し、注入同期型レーザダ
イオード32と偏波面制御素子33とにそれぞれ入力さ
せる。レーザダイオード32は光分配器31からの出力
光により注入同期を受けるとともに伝送信号変調回路3
4によって伝送信号で変調され、これによって、レーザ
ダイオード32から出力される直線偏波の出力光が偏波
光合成器35に入力される。一方、偏波面制御素子33
に入力したレーザ光源1の大部分の出力光はこの偏波面
制御素子33によりその偏波面がレーザダイオード32
の出力光の偏波面と互いに直交するように変換制御され
た後、偏波光合成器35に入力して、上記のレーザダイ
オード32の出力光と合成される。そしてこの偏波光合
成器35から出力される合成出力光は、例えば伝送線路
である光ファイバケーブルを介して受信側に送信され
る。すなわち、この第2の従来例の偏波多重光送信装置
は、2つの光ビームの偏波面直交関係を利用して信号光
と搬送波光の多重化を行なうことを特徴としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
バルク型結晶を用いた第1の従来例の偏向変調器におい
ては、偏波の回転方向を制御する制御バイアス電圧とし
て±200V以上を印加することが必要であり、このた
め、当該偏向変調器に高い電圧を発生させる回路を設け
る必要があるので、当該偏向変調器の回路が大型化する
とともに、その消費電力が大きくなるという問題点があ
った。また、第1の従来例において用いる電気光学効果
偏向変調器30の応答速度が比較的遅く、現在実現され
ている当該変調器では変調速度は数十Mbps程度であ
る。
バルク型結晶を用いた第1の従来例の偏向変調器におい
ては、偏波の回転方向を制御する制御バイアス電圧とし
て±200V以上を印加することが必要であり、このた
め、当該偏向変調器に高い電圧を発生させる回路を設け
る必要があるので、当該偏向変調器の回路が大型化する
とともに、その消費電力が大きくなるという問題点があ
った。また、第1の従来例において用いる電気光学効果
偏向変調器30の応答速度が比較的遅く、現在実現され
ている当該変調器では変調速度は数十Mbps程度であ
る。
【0009】さらに、上述の第2の従来例の偏波多重光
送信装置においては、2つの光ビームの偏波面直交関係
を利用して信号光と搬送波光の多重化を行なうことがで
きるが、2つの光ビームを合成することによって偏波の
回転を行い円偏波の光信号を用いて信号伝送を行なうこ
とはできない。
送信装置においては、2つの光ビームの偏波面直交関係
を利用して信号光と搬送波光の多重化を行なうことがで
きるが、2つの光ビームを合成することによって偏波の
回転を行い円偏波の光信号を用いて信号伝送を行なうこ
とはできない。
【0010】本発明の目的は以上の問題点を解決し、従
来例に比較し高速で動作することができるとともに、従
来例に比較しより低い制御電圧で動作可能であって、円
偏波の光信号を用いて信号伝送を行なうことができる偏
向変調器を提供することにある。
来例に比較し高速で動作することができるとともに、従
来例に比較しより低い制御電圧で動作可能であって、円
偏波の光信号を用いて信号伝送を行なうことができる偏
向変調器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の偏向変調器は、直線偏波の信号光を第1と第2の信
号光に2分配する分配手段と、上記分配手段によって分
配された第1の信号光を入力される信号に応じて所定の
移相量だけ移相させる移相手段と、上記移相手段によっ
て移相された第1の信号光と上記分配手段によって分配
された第2の信号光とを、上記第1と第2の信号光の偏
波面が互いに直交するように合成し上記合成した信号光
を出力する合成手段とを備えたことを特徴とする。
載の偏向変調器は、直線偏波の信号光を第1と第2の信
号光に2分配する分配手段と、上記分配手段によって分
配された第1の信号光を入力される信号に応じて所定の
移相量だけ移相させる移相手段と、上記移相手段によっ
て移相された第1の信号光と上記分配手段によって分配
された第2の信号光とを、上記第1と第2の信号光の偏
波面が互いに直交するように合成し上記合成した信号光
を出力する合成手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の偏向変調器は、上記
請求項1記載の偏向変調器において、上記移相手段に入
力される信号は2値信号であり、上記移相手段は上記第
1の信号光を上記2値信号に応じて+π/2又は−π/
2の移相量だけ移相させ、上記合成手段から円偏波の上
記合成した信号光を出力することを特徴とする。
請求項1記載の偏向変調器において、上記移相手段に入
力される信号は2値信号であり、上記移相手段は上記第
1の信号光を上記2値信号に応じて+π/2又は−π/
2の移相量だけ移相させ、上記合成手段から円偏波の上
記合成した信号光を出力することを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3記載の偏向変調器は、上
記請求項1記載の偏向変調器において、上記移相手段に
入力される信号は2値信号であり、上記移相手段は上記
第1の信号光を上記2値信号に応じてπ又は0の移相量
だけ移相させ、上記合成手段から直線偏波の上記合成し
た信号光を出力することを特徴とする。
記請求項1記載の偏向変調器において、上記移相手段に
入力される信号は2値信号であり、上記移相手段は上記
第1の信号光を上記2値信号に応じてπ又は0の移相量
だけ移相させ、上記合成手段から直線偏波の上記合成し
た信号光を出力することを特徴とする。
【0014】またさらに、本発明に係る請求項4記載の
偏向変調器は、直線偏波の信号光を第1と第2の信号光
に2分配する分配手段と、上記分配手段によって分配さ
れた第1の信号光を入力される信号に応じて所定の移相
量だけ移相させる第1の移相手段と、上記分配手段によ
って分配された第2の信号光を上記入力される信号に応
じて所定の移相量だけ移相させる第2の移相手段と、上
記第1の移相手段によって移相された第1の信号光と上
記第2の移相手段によって移相された上記第2の信号光
とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交す
るように合成し上記合成した信号光を出力する合成手段
とを備えたことを特徴とする。
偏向変調器は、直線偏波の信号光を第1と第2の信号光
に2分配する分配手段と、上記分配手段によって分配さ
れた第1の信号光を入力される信号に応じて所定の移相
量だけ移相させる第1の移相手段と、上記分配手段によ
って分配された第2の信号光を上記入力される信号に応
じて所定の移相量だけ移相させる第2の移相手段と、上
記第1の移相手段によって移相された第1の信号光と上
記第2の移相手段によって移相された上記第2の信号光
とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交す
るように合成し上記合成した信号光を出力する合成手段
とを備えたことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項5記載の偏向変調器は、上
記請求項4記載の偏向変調器において、上記第1と第2
の移相手段に入力される信号は2値信号であり、上記第
1の移相手段は上記第1の信号光を上記2値信号に応じ
て+π/4又は−π/4の移相量だけ移相させ、上記第
2の移相手段は上記第2の信号光を上記2値信号に応じ
て−π/4又は+π/4の移相量だけ移相させ、上記合
成手段から円偏波の上記合成した信号光を出力すること
を特徴とする。
記請求項4記載の偏向変調器において、上記第1と第2
の移相手段に入力される信号は2値信号であり、上記第
1の移相手段は上記第1の信号光を上記2値信号に応じ
て+π/4又は−π/4の移相量だけ移相させ、上記第
2の移相手段は上記第2の信号光を上記2値信号に応じ
て−π/4又は+π/4の移相量だけ移相させ、上記合
成手段から円偏波の上記合成した信号光を出力すること
を特徴とする。
【0016】
【作用】上述の請求項1記載の偏向変調器においては、
上記分配手段は直線偏波の信号光を第1と第2の信号光
に2分配した後、上記移相手段は上記分配手段によって
分配された第1の信号光を入力される信号に応じて所定
の移相量だけ移相させる。次いで、上記合成手段は、上
記移相手段によって移相された第1の信号光と上記分配
手段によって分配された第2の信号光とを、上記第1と
第2の信号光の偏波面が互いに直交するように合成し上
記合成した信号光を出力する。
上記分配手段は直線偏波の信号光を第1と第2の信号光
に2分配した後、上記移相手段は上記分配手段によって
分配された第1の信号光を入力される信号に応じて所定
の移相量だけ移相させる。次いで、上記合成手段は、上
記移相手段によって移相された第1の信号光と上記分配
手段によって分配された第2の信号光とを、上記第1と
第2の信号光の偏波面が互いに直交するように合成し上
記合成した信号光を出力する。
【0017】上記請求項1記載の偏向変調器のように構
成することによって、上記移相手段として例えば薄膜型
光導波路上に形成された光移相器を適用することができ
る。これによって、当該偏向変調器の動作速度を高速化
することができるとともに、上記移相手段に印加する制
御電圧を従来例に比較して低くすることができ、これに
よって、制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全体
の消費電力を大幅に低減させることができるとともに、
制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全体システム
を小型化することができる。
成することによって、上記移相手段として例えば薄膜型
光導波路上に形成された光移相器を適用することができ
る。これによって、当該偏向変調器の動作速度を高速化
することができるとともに、上記移相手段に印加する制
御電圧を従来例に比較して低くすることができ、これに
よって、制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全体
の消費電力を大幅に低減させることができるとともに、
制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全体システム
を小型化することができる。
【0018】上記請求項1記載の偏向変調器において、
好ましくは、上記移相手段に入力される信号は2値信号
であり、上記移相手段は上記第1の信号光を上記2値信
号に応じて+π/2又は−π/2の移相量だけ移相させ
るとき、上記合成手段から円偏波の上記合成した信号光
を出力することができる。
好ましくは、上記移相手段に入力される信号は2値信号
であり、上記移相手段は上記第1の信号光を上記2値信
号に応じて+π/2又は−π/2の移相量だけ移相させ
るとき、上記合成手段から円偏波の上記合成した信号光
を出力することができる。
【0019】また、上記請求項1記載の偏向変調器にお
いて、好ましくは、上記移相手段に入力される信号は2
値信号であり、上記移相手段は上記第1の信号光を上記
2値信号に応じてπ又は0の移相量だけ移相させると
き、上記合成手段から直線偏波の上記合成した信号光を
出力することができる。
いて、好ましくは、上記移相手段に入力される信号は2
値信号であり、上記移相手段は上記第1の信号光を上記
2値信号に応じてπ又は0の移相量だけ移相させると
き、上記合成手段から直線偏波の上記合成した信号光を
出力することができる。
【0020】またさらに、上述の請求項4記載の偏向変
調器においては、上記分配手段は直線偏波の信号光を第
1と第2の信号光に2分配した後、上記第1の移相手段
は上記分配手段によって分配された第1の信号光を入力
される信号に応じて所定の移相量だけ移相させ、一方、
上記第2の移相手段は上記分配手段によって分配された
第2の信号光を上記入力される信号に応じて所定の移相
量だけ移相させる。次いで、上記合成手段は、上記第1
の移相手段によって移相された第1の信号光と上記第2
の移相手段によって移相された上記第2の信号光とを、
上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交するよう
に合成し上記合成した信号光を出力する。
調器においては、上記分配手段は直線偏波の信号光を第
1と第2の信号光に2分配した後、上記第1の移相手段
は上記分配手段によって分配された第1の信号光を入力
される信号に応じて所定の移相量だけ移相させ、一方、
上記第2の移相手段は上記分配手段によって分配された
第2の信号光を上記入力される信号に応じて所定の移相
量だけ移相させる。次いで、上記合成手段は、上記第1
の移相手段によって移相された第1の信号光と上記第2
の移相手段によって移相された上記第2の信号光とを、
上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交するよう
に合成し上記合成した信号光を出力する。
【0021】上記請求項4記載の偏向変調器のように構
成することによって、上記第1と第2の移相手段として
それぞれ例えば薄膜型光導波路上に形成された光移相器
を適用することができる。これによって、当該偏向変調
器の動作速度を高速化することができるとともに、上記
第1と第2の移相手段に印加する制御電圧を従来例に比
較して低くすることができ、これによって、制御電圧発
生器を含めた当該偏向変調器の全体の消費電力を大幅に
低減させることができるとともに、制御電圧発生器を含
めた当該偏向変調器の全体システムを小型化することが
できる。
成することによって、上記第1と第2の移相手段として
それぞれ例えば薄膜型光導波路上に形成された光移相器
を適用することができる。これによって、当該偏向変調
器の動作速度を高速化することができるとともに、上記
第1と第2の移相手段に印加する制御電圧を従来例に比
較して低くすることができ、これによって、制御電圧発
生器を含めた当該偏向変調器の全体の消費電力を大幅に
低減させることができるとともに、制御電圧発生器を含
めた当該偏向変調器の全体システムを小型化することが
できる。
【0022】さらに、請求項5記載の偏向変調器におい
て、好ましくは、上記第1と第2の移相手段に入力され
る信号は2値信号であり、上記第1の移相手段は上記第
1の信号光を上記2値信号に応じて+π/4又は−π/
4の移相量だけ移相させ、上記第2の移相手段は上記第
2の信号光を上記2値信号に応じて−π/4又は+π/
4の移相量だけ移相させ、上記合成手段から円偏波の上
記合成した信号光を出力することができる。
て、好ましくは、上記第1と第2の移相手段に入力され
る信号は2値信号であり、上記第1の移相手段は上記第
1の信号光を上記2値信号に応じて+π/4又は−π/
4の移相量だけ移相させ、上記第2の移相手段は上記第
2の信号光を上記2値信号に応じて−π/4又は+π/
4の移相量だけ移相させ、上記合成手段から円偏波の上
記合成した信号光を出力することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0024】<第1の実施例>図1は、本発明に係る第
1の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図1
において、図7及び図8と同様のものについては同一の
符号を付している。
1の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図1
において、図7及び図8と同様のものについては同一の
符号を付している。
【0025】この第1の実施例の偏向変調器は、1つの
レーザ光源1から出力されるレーザ光を直線偏波に変換
した後、2つのレーザ光に分配し、分配された一方のレ
ーザ光を伝送すべきデジタルデータ信号に応じた移相量
だけ移相させ、次いで、2つのレーザ光を偏波面が互い
に直交するように合成することを特徴としている。
レーザ光源1から出力されるレーザ光を直線偏波に変換
した後、2つのレーザ光に分配し、分配された一方のレ
ーザ光を伝送すべきデジタルデータ信号に応じた移相量
だけ移相させ、次いで、2つのレーザ光を偏波面が互い
に直交するように合成することを特徴としている。
【0026】図1に示すように、送信用レーザ光源1か
ら出力されるレーザ光はポーラライザ2によって直線偏
波のレーザ光に変換された後、無偏向ビームスプリッタ
3に入射する。無偏向ビームスプリッタ3は、入射した
レーザ光を偏向することなく2波に分配し、一方のレー
ザ光を光移相器4に出力するとともに、他方のレーザ光
を光減衰器5を介して偏向ビームスプリッタ8の第2の
入射端に出力する。ここで、無偏向ビームスプリッタ3
によって分配されたレーザ光にデータ発生器6によって
発生されるデジタルデータ信号の情報を含ませるため、
以下、上記分配された2つのレーザ光のうち、無偏向ビ
ームスプリッタ3から光移相器4を介して偏向ビームス
プリッタ8の第1の入射端に入射するレーザ光を第1の
信号光といい、一方、無偏向ビームスプリッタ3から光
減衰器5を介して偏向ビームスプリッタ8の第2の入射
端に入射するレーザ光を第2の信号光という。
ら出力されるレーザ光はポーラライザ2によって直線偏
波のレーザ光に変換された後、無偏向ビームスプリッタ
3に入射する。無偏向ビームスプリッタ3は、入射した
レーザ光を偏向することなく2波に分配し、一方のレー
ザ光を光移相器4に出力するとともに、他方のレーザ光
を光減衰器5を介して偏向ビームスプリッタ8の第2の
入射端に出力する。ここで、無偏向ビームスプリッタ3
によって分配されたレーザ光にデータ発生器6によって
発生されるデジタルデータ信号の情報を含ませるため、
以下、上記分配された2つのレーザ光のうち、無偏向ビ
ームスプリッタ3から光移相器4を介して偏向ビームス
プリッタ8の第1の入射端に入射するレーザ光を第1の
信号光といい、一方、無偏向ビームスプリッタ3から光
減衰器5を介して偏向ビームスプリッタ8の第2の入射
端に入射するレーザ光を第2の信号光という。
【0027】データ発生器6は、受信側に伝送すべきデ
ジタルデータ信号を発生し、制御電圧発生器7に出力す
る。これに応答して、制御電圧発生器7は、入力される
デジタルデータ信号に応じて、入力される直線偏波の第
1の信号光の位相を「表1」の「X軸の直線偏波の信号
光の移相量」の欄に記載の移相量[rad]だけ移相さ
せるための制御電圧を光移相器4に印加する。
ジタルデータ信号を発生し、制御電圧発生器7に出力す
る。これに応答して、制御電圧発生器7は、入力される
デジタルデータ信号に応じて、入力される直線偏波の第
1の信号光の位相を「表1」の「X軸の直線偏波の信号
光の移相量」の欄に記載の移相量[rad]だけ移相さ
せるための制御電圧を光移相器4に印加する。
【0028】
【表1】
【0029】このとき、光移相器4は、入力される第1
の信号光の位相を上記移相量[rad]だけ移相させた
後、偏向ビームスプリッタ8の第1の入射端に出力す
る。ここで、光減衰量5は、無偏向ビームスプリッタ3
によって分配された2つの第1と第2の信号光の各振幅
が偏向ビームスプリッタ8内の合波点において等しくな
るような所定の減衰量を有し、また、光移相器4の移相
量が0であるときに、無偏向ビームスプリッタ3の分波
点から光移相器4を介して偏向ビームスプリッタ8の合
波点までの光路長と、無偏向ビームスプリッタ3の分波
点から光減衰器5を介して偏向ビームスプリッタ8の合
波点までの光路長とが等しくなるように設定される。
の信号光の位相を上記移相量[rad]だけ移相させた
後、偏向ビームスプリッタ8の第1の入射端に出力す
る。ここで、光減衰量5は、無偏向ビームスプリッタ3
によって分配された2つの第1と第2の信号光の各振幅
が偏向ビームスプリッタ8内の合波点において等しくな
るような所定の減衰量を有し、また、光移相器4の移相
量が0であるときに、無偏向ビームスプリッタ3の分波
点から光移相器4を介して偏向ビームスプリッタ8の合
波点までの光路長と、無偏向ビームスプリッタ3の分波
点から光減衰器5を介して偏向ビームスプリッタ8の合
波点までの光路長とが等しくなるように設定される。
【0030】次いで、偏向ビームスプリッタ8の第1と
第2の入射端にそれぞれ入射した第1と第2の信号光
は、各信号光の偏波面が直交するように合波された後、
送信光として受信側に出力される。本実施例において
は、説明の便宜上、偏向ビームスプリッタ8の第1の入
射端を介してその合波点に入射する第1の信号光を、直
交するX軸とY軸のうちのX軸に平行な偏波面を有する
直線偏波とし、一方、偏向ビームスプリッタ8の第2の
入射端を介してその合波点に入射する第2の信号光を、
上記Y軸に平行な偏波面を有する直線偏波としている。
第2の入射端にそれぞれ入射した第1と第2の信号光
は、各信号光の偏波面が直交するように合波された後、
送信光として受信側に出力される。本実施例において
は、説明の便宜上、偏向ビームスプリッタ8の第1の入
射端を介してその合波点に入射する第1の信号光を、直
交するX軸とY軸のうちのX軸に平行な偏波面を有する
直線偏波とし、一方、偏向ビームスプリッタ8の第2の
入射端を介してその合波点に入射する第2の信号光を、
上記Y軸に平行な偏波面を有する直線偏波としている。
【0031】以上のように構成された第1の実施例の偏
向変調器において、伝送すべきデジタルデータ信号が1
であるとき、無偏向ビームスプリッタ3から出力される
第1の信号光が光移相器4によって+π/2だけ移相さ
れ、一方、無偏向ビームスプリッタ3から出力される第
2の信号光が光減衰器5によって所定の減衰量だけ減衰
されるだけでその位相が移相されないので、偏向ビーム
スプリッタ8から出力される合波された送信光は、図9
に示すように、光移相器4から偏向ビームスプリッタ8
の出力端の断面に向かってすなわち伝搬方向に向かって
右回りの方向で回転する右旋の円偏波の光信号となる。
また、伝送すべきデジタルデータ信号が0であるとき、
無偏向ビームスプリッタ3から出力される第1の信号光
が光移相器4によって−π/2だけ移相され、一方、無
偏向ビームスプリッタ3から出力される第2の信号光が
光減衰器5によって所定の減衰量だけ減衰されるだけで
その位相が移相されないので、偏向ビームスプリッタ8
から出力される合波された送信光は、図10に示すよう
に、上記伝搬方向に向かって左回りの方向で回転する左
旋の円偏波の光信号となる。
向変調器において、伝送すべきデジタルデータ信号が1
であるとき、無偏向ビームスプリッタ3から出力される
第1の信号光が光移相器4によって+π/2だけ移相さ
れ、一方、無偏向ビームスプリッタ3から出力される第
2の信号光が光減衰器5によって所定の減衰量だけ減衰
されるだけでその位相が移相されないので、偏向ビーム
スプリッタ8から出力される合波された送信光は、図9
に示すように、光移相器4から偏向ビームスプリッタ8
の出力端の断面に向かってすなわち伝搬方向に向かって
右回りの方向で回転する右旋の円偏波の光信号となる。
また、伝送すべきデジタルデータ信号が0であるとき、
無偏向ビームスプリッタ3から出力される第1の信号光
が光移相器4によって−π/2だけ移相され、一方、無
偏向ビームスプリッタ3から出力される第2の信号光が
光減衰器5によって所定の減衰量だけ減衰されるだけで
その位相が移相されないので、偏向ビームスプリッタ8
から出力される合波された送信光は、図10に示すよう
に、上記伝搬方向に向かって左回りの方向で回転する左
旋の円偏波の光信号となる。
【0032】以上の第1の実施例において、第1の信号
光の位相を伝送すべきデジタルデータ信号に応じて光移
相器4によって「表1」に示す移相量だけ移相させてい
るが、本発明はこれに限らず、第1の信号光の位相を伝
送すべきデジタルデータ信号に応じて光移相器4によっ
て「表2」に示す移相量だけ移相させてもよい。
光の位相を伝送すべきデジタルデータ信号に応じて光移
相器4によって「表1」に示す移相量だけ移相させてい
るが、本発明はこれに限らず、第1の信号光の位相を伝
送すべきデジタルデータ信号に応じて光移相器4によっ
て「表2」に示す移相量だけ移相させてもよい。
【0033】
【表2】
【0034】この変形例において、伝送すべきデジタル
データ信号が0であるとき、偏向ビームスプリッタ8か
ら出力される合波された送信光は、図11に示すよう
に、偏向ビームスプリッタ8の出力端の断面においてX
軸から45°だけ左回りに回転された偏波面を有する直
線偏波の光信号となる。一方、伝送すべきデジタルデー
タ信号が1であるとき、偏向ビームスプリッタ8から出
力される合波された送信光は、図12に示すように、偏
向ビームスプリッタ8の出力端の断面においてX軸から
135°だけ左回りに回転された偏波面を有する直線偏
波の光信号となる。この変形例における送信光を受信側
で受信し変調されたデジタルデータ信号を検波するため
には、次の方式を用いればよい。
データ信号が0であるとき、偏向ビームスプリッタ8か
ら出力される合波された送信光は、図11に示すよう
に、偏向ビームスプリッタ8の出力端の断面においてX
軸から45°だけ左回りに回転された偏波面を有する直
線偏波の光信号となる。一方、伝送すべきデジタルデー
タ信号が1であるとき、偏向ビームスプリッタ8から出
力される合波された送信光は、図12に示すように、偏
向ビームスプリッタ8の出力端の断面においてX軸から
135°だけ左回りに回転された偏波面を有する直線偏
波の光信号となる。この変形例における送信光を受信側
で受信し変調されたデジタルデータ信号を検波するため
には、次の方式を用いればよい。
【0035】すなわち、受信側で上記直線偏波の光信号
を受信し、直交する2つの偏波成分に分波した後、各偏
波成分のうち一方の偏波成分のみを1/2波長板を通過
させ、1/2波長板を通過した偏波成分と上記分波され
た他方の偏波成分とを合波し、上記合波された信号の振
幅を検出することによって送信側で変調されたデジタル
データ信号を復調することができる。
を受信し、直交する2つの偏波成分に分波した後、各偏
波成分のうち一方の偏波成分のみを1/2波長板を通過
させ、1/2波長板を通過した偏波成分と上記分波され
た他方の偏波成分とを合波し、上記合波された信号の振
幅を検出することによって送信側で変調されたデジタル
データ信号を復調することができる。
【0036】<第2の実施例>図2は、本発明に係る第
2の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図1
において、図2と同様のものについては同一の符号を付
している。
2の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図1
において、図2と同様のものについては同一の符号を付
している。
【0037】この第2の実施例の偏向変調器は、第1の
実施例に比較し、第1の実施例の光減衰器5の代わりに
光移相器4bを備え、この光移相器4bに制御電圧を印
加する制御電圧発生器7bをさらに備えたことを特徴と
している。なお、第2の実施例において、第1の実施例
の光移相器4に対応する光移相器の符号を4aとし、第
1の実施例の制御電圧発生器7に対応する光移相器の符
号を7aとしている。以下、第1の実施例との相違点に
ついて詳細後述する。
実施例に比較し、第1の実施例の光減衰器5の代わりに
光移相器4bを備え、この光移相器4bに制御電圧を印
加する制御電圧発生器7bをさらに備えたことを特徴と
している。なお、第2の実施例において、第1の実施例
の光移相器4に対応する光移相器の符号を4aとし、第
1の実施例の制御電圧発生器7に対応する光移相器の符
号を7aとしている。以下、第1の実施例との相違点に
ついて詳細後述する。
【0038】図2に示すように、無偏向ビームスプリッ
タ3によって分配された2つの信号光のうち、一方の信
号光が光移相器4aを介して偏向ビームスプリッタ8の
第1の入射端に出力され、また、他方の信号光が光移相
器4bを介して偏向ビームスプリッタ8の第2の入射端
に出力される。制御電圧発生器7aは、入力されるデジ
タルデータ信号に応じて、入力される直線偏波の第1の
信号光の位相を「表3」の「X軸の直線偏波の信号光の
移相量」の欄に記載の移相量[rad]だけ移相させる
ための制御電圧を光移相器4aに印加し、一方、制御電
圧発生器7bは、入力されるデジタルデータ信号に応じ
て、入力される直線偏波の第2の信号光の位相を「表
3」の「Y軸の直線偏波の信号光の移相量」の欄に記載
の移相量[rad]だけ移相させるための制御電圧を光
移相器4bに印加する。
タ3によって分配された2つの信号光のうち、一方の信
号光が光移相器4aを介して偏向ビームスプリッタ8の
第1の入射端に出力され、また、他方の信号光が光移相
器4bを介して偏向ビームスプリッタ8の第2の入射端
に出力される。制御電圧発生器7aは、入力されるデジ
タルデータ信号に応じて、入力される直線偏波の第1の
信号光の位相を「表3」の「X軸の直線偏波の信号光の
移相量」の欄に記載の移相量[rad]だけ移相させる
ための制御電圧を光移相器4aに印加し、一方、制御電
圧発生器7bは、入力されるデジタルデータ信号に応じ
て、入力される直線偏波の第2の信号光の位相を「表
3」の「Y軸の直線偏波の信号光の移相量」の欄に記載
の移相量[rad]だけ移相させるための制御電圧を光
移相器4bに印加する。
【0039】
【表3】
【0040】このとき、光移相器4aは、入力される第
1の信号光の位相を上記移相量[rad]だけ移相させ
た後、偏向ビームスプリッタ8の第1の入射端に出力
し、光移相器4bは、入力される第2の信号光の位相を
上記移相量[rad]だけ移相させた後、偏向ビームス
プリッタ8の第2の入射端に出力する。次いで、偏向ビ
ームスプリッタ8の第1と第2の入射端に入射した第1
と第2の信号光は、各信号光の偏波面が直交するように
合波された後、送信光として受信側に出力される。ここ
で、各光移相器4a,4bの各移相量が0であるとき
に、無偏向ビームスプリッタ3の分波点から光移相器4
aを介して偏向ビームスプリッタ8の合波点までの光路
長と、無偏向ビームスプリッタ3の分波点から光移相器
4bを介して偏向ビームスプリッタ8の合波点までの光
路長とが等しくなるように設定される。
1の信号光の位相を上記移相量[rad]だけ移相させ
た後、偏向ビームスプリッタ8の第1の入射端に出力
し、光移相器4bは、入力される第2の信号光の位相を
上記移相量[rad]だけ移相させた後、偏向ビームス
プリッタ8の第2の入射端に出力する。次いで、偏向ビ
ームスプリッタ8の第1と第2の入射端に入射した第1
と第2の信号光は、各信号光の偏波面が直交するように
合波された後、送信光として受信側に出力される。ここ
で、各光移相器4a,4bの各移相量が0であるとき
に、無偏向ビームスプリッタ3の分波点から光移相器4
aを介して偏向ビームスプリッタ8の合波点までの光路
長と、無偏向ビームスプリッタ3の分波点から光移相器
4bを介して偏向ビームスプリッタ8の合波点までの光
路長とが等しくなるように設定される。
【0041】以上のように構成された第2の実施例の偏
向変調器において、伝送すべきデジタルデータ信号が1
であるとき、無偏向ビームスプリッタ3から出力される
第1の信号光が光移相器4aによって+π/4だけ移相
され、一方、無偏向ビームスプリッタ3から出力される
第2の信号光が光移相器4bによって−π/4だけ移相
されるので、偏向ビームスプリッタ8から出力される合
波された送信光は、図9に示すように、光移相器4aか
ら偏向ビームスプリッタ8の出力端の断面に向かってす
なわち伝搬方向に向かって右回りの方向で回転する右旋
の円偏波の光信号となる。また、伝送すべきデジタルデ
ータ信号が0であるとき、無偏向ビームスプリッタ3か
ら出力される第1の信号光が光移相器4aによって−π
/4だけ移相され、一方、無偏向ビームスプリッタ3か
ら出力される第2の信号光が光移相器4bによって+π
/4だけ移相されるので、偏向ビームスプリッタ8から
出力される合波された送信光は、図10に示すように、
上記伝搬方向に向かって左回りの方向で回転する左旋の
円偏波の光信号となる。
向変調器において、伝送すべきデジタルデータ信号が1
であるとき、無偏向ビームスプリッタ3から出力される
第1の信号光が光移相器4aによって+π/4だけ移相
され、一方、無偏向ビームスプリッタ3から出力される
第2の信号光が光移相器4bによって−π/4だけ移相
されるので、偏向ビームスプリッタ8から出力される合
波された送信光は、図9に示すように、光移相器4aか
ら偏向ビームスプリッタ8の出力端の断面に向かってす
なわち伝搬方向に向かって右回りの方向で回転する右旋
の円偏波の光信号となる。また、伝送すべきデジタルデ
ータ信号が0であるとき、無偏向ビームスプリッタ3か
ら出力される第1の信号光が光移相器4aによって−π
/4だけ移相され、一方、無偏向ビームスプリッタ3か
ら出力される第2の信号光が光移相器4bによって+π
/4だけ移相されるので、偏向ビームスプリッタ8から
出力される合波された送信光は、図10に示すように、
上記伝搬方向に向かって左回りの方向で回転する左旋の
円偏波の光信号となる。
【0042】<第3の実施例>図3は、本発明に係る第
3の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図3
において図1と同様のものについては同一の符号を付し
ている。
3の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図3
において図1と同様のものについては同一の符号を付し
ている。
【0043】この第3の実施例の偏向変調器は、第1の
実施例と比較し、無偏向ビームスプリッタ3の代わりに
薄膜型光導波路10内の光分配器11を用い、光移相器
4の代わりに薄膜型光導波路10内の光移相器12を用
い、光減衰器5の代わりに薄膜型光導波路10内の光導
波路13を用い、偏向ビームスプリッタ8の代わりに1
/2波長板9と無偏向ビームスプリッタ8aを用いたこ
とを特徴としている。以下、第1の実施例との相違点に
ついて詳細に説明する。
実施例と比較し、無偏向ビームスプリッタ3の代わりに
薄膜型光導波路10内の光分配器11を用い、光移相器
4の代わりに薄膜型光導波路10内の光移相器12を用
い、光減衰器5の代わりに薄膜型光導波路10内の光導
波路13を用い、偏向ビームスプリッタ8の代わりに1
/2波長板9と無偏向ビームスプリッタ8aを用いたこ
とを特徴としている。以下、第1の実施例との相違点に
ついて詳細に説明する。
【0044】図3に示すように、送信用レーザ光源1か
ら出力されるレーザ光はポーラライザ2によって直線偏
波のレーザ光に変換された後、薄膜型光導波路10内の
光分配器11に入射する。この薄膜型光導波路10は、
光分配器11と、光移相器12と、光導波路13と、各
回路素子を接続する光導波路を備える。光分配器11は
入射したレーザ光を偏向することなく2波に分配し、一
方のレーザ光を光移相器12を介して無偏向ビームスプ
リッタ8aの第1の入射端に出力するとともに、他方の
レーザ光を所定の減衰量を有する光導波路13並びに、
入射する信号光の偏波面を伝搬方向に対して左回りに9
0°だけ回転させる1/2波長板9を介して無偏向ビー
ムスプリッタ8aの第2の入射端に出力する。制御電圧
発生器7及び光移相器12はそれぞれ、第1の実施例の
制御電圧発生器7及び光移相器4と同様に動作する。こ
こで、光導波路13は、光分配器11によって分配され
た2つの第1と第2の信号光の各振幅が無偏向ビームス
プリッタ8a内の合波点において等しくなるような所定
の減衰量を有し、また、光移相器12の移相量が0であ
るときに、光分配器11の分波点から光移相器12を介
して無偏向ビームスプリッタ8aの合波点までの光路長
と、光分配器11の分波点から光導波路13及び1/2
波長板9を介して無偏向ビームスプリッタ8aの合波点
までの光路長とが等しくなるように設定される。なお、
上記薄膜光導波路10内の2つの信号光は同一の偏波面
を有する。次いで、無偏向ビームスプリッタ8aの第1
と第2の入射端に入射した第1と第2の信号光は、各信
号光の偏波面が直交するように合波された後、送信光と
して受信側に出力される。
ら出力されるレーザ光はポーラライザ2によって直線偏
波のレーザ光に変換された後、薄膜型光導波路10内の
光分配器11に入射する。この薄膜型光導波路10は、
光分配器11と、光移相器12と、光導波路13と、各
回路素子を接続する光導波路を備える。光分配器11は
入射したレーザ光を偏向することなく2波に分配し、一
方のレーザ光を光移相器12を介して無偏向ビームスプ
リッタ8aの第1の入射端に出力するとともに、他方の
レーザ光を所定の減衰量を有する光導波路13並びに、
入射する信号光の偏波面を伝搬方向に対して左回りに9
0°だけ回転させる1/2波長板9を介して無偏向ビー
ムスプリッタ8aの第2の入射端に出力する。制御電圧
発生器7及び光移相器12はそれぞれ、第1の実施例の
制御電圧発生器7及び光移相器4と同様に動作する。こ
こで、光導波路13は、光分配器11によって分配され
た2つの第1と第2の信号光の各振幅が無偏向ビームス
プリッタ8a内の合波点において等しくなるような所定
の減衰量を有し、また、光移相器12の移相量が0であ
るときに、光分配器11の分波点から光移相器12を介
して無偏向ビームスプリッタ8aの合波点までの光路長
と、光分配器11の分波点から光導波路13及び1/2
波長板9を介して無偏向ビームスプリッタ8aの合波点
までの光路長とが等しくなるように設定される。なお、
上記薄膜光導波路10内の2つの信号光は同一の偏波面
を有する。次いで、無偏向ビームスプリッタ8aの第1
と第2の入射端に入射した第1と第2の信号光は、各信
号光の偏波面が直交するように合波された後、送信光と
して受信側に出力される。
【0045】以上のように構成された第3の実施例の偏
向変調器は、第1の実施例と同様に動作する。
向変調器は、第1の実施例と同様に動作する。
【0046】以上の第3の実施例においては、2つの信
号光を処理する各回路を同一の薄膜型光導波路10上に
形成しているので、当該偏向変調器全体の構成を簡単化
することができる。また、バルク結晶を用いた第1の従
来例の電気光学効果偏向変調器30よりも低い制御電圧
で所定の移相量を得ることができかつ高速で動作可能
な、薄膜型光導波路10内の光移相器12を用いている
ので、制御電圧発生器7において発生させるべき当該制
御電圧を第1の従来例に比較し低くすることができると
ともに、変調速度を高速化することができる。さらに、
制御電圧を低くすることができるので、当該偏向変調器
で消費される電力を大幅に軽減できる。
号光を処理する各回路を同一の薄膜型光導波路10上に
形成しているので、当該偏向変調器全体の構成を簡単化
することができる。また、バルク結晶を用いた第1の従
来例の電気光学効果偏向変調器30よりも低い制御電圧
で所定の移相量を得ることができかつ高速で動作可能
な、薄膜型光導波路10内の光移相器12を用いている
ので、制御電圧発生器7において発生させるべき当該制
御電圧を第1の従来例に比較し低くすることができると
ともに、変調速度を高速化することができる。さらに、
制御電圧を低くすることができるので、当該偏向変調器
で消費される電力を大幅に軽減できる。
【0047】以上の第3の実施例において、第2の信号
光の偏波面の方向を変化させるために1/2波長板9を
用いているが、本発明はこれに限らず、1/2波長板9
の代わりに例えばパンダ光ファイバケーブルなどの定偏
波面光ファイバケーブルを用い、無偏向ビームスプリッ
タ8aの第2の入力端においてその偏波面の方向を直角
に回転させるように接続してもよい。この場合、薄膜型
光導波路10内の光移相器12から出力される第1の信
号光は定偏波光ファイバケーブルを介して無偏向ビーム
スプリッタ8aの第1の入射端に導き、一方、薄膜型光
導波路10内の光導波路13から出力される第2の信号
光は別の定偏波光ファイバケーブルを介して無偏向ビー
ムスプリッタ8aの第2の入射端に導かれる。
光の偏波面の方向を変化させるために1/2波長板9を
用いているが、本発明はこれに限らず、1/2波長板9
の代わりに例えばパンダ光ファイバケーブルなどの定偏
波面光ファイバケーブルを用い、無偏向ビームスプリッ
タ8aの第2の入力端においてその偏波面の方向を直角
に回転させるように接続してもよい。この場合、薄膜型
光導波路10内の光移相器12から出力される第1の信
号光は定偏波光ファイバケーブルを介して無偏向ビーム
スプリッタ8aの第1の入射端に導き、一方、薄膜型光
導波路10内の光導波路13から出力される第2の信号
光は別の定偏波光ファイバケーブルを介して無偏向ビー
ムスプリッタ8aの第2の入射端に導かれる。
【0048】<第4の実施例>図4は、本発明に係る第
4の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図4
において図2と同様のものについては同一の符号を付し
ている。
4の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図4
において図2と同様のものについては同一の符号を付し
ている。
【0049】この第4の実施例の偏向変調器は、第2の
実施例と比較し、無偏向ビームスプリッタ3の代わりに
薄膜型光導波路10内の光分配器11を用い、光移相器
4a,4bの代わりにそれぞれ薄膜型光導波路10内の
光移相器12a,12bを用い、偏向ビームスプリッタ
8の代わりに1/2波長板9と無偏向ビームスプリッタ
8aを用いたことを特徴としている。
実施例と比較し、無偏向ビームスプリッタ3の代わりに
薄膜型光導波路10内の光分配器11を用い、光移相器
4a,4bの代わりにそれぞれ薄膜型光導波路10内の
光移相器12a,12bを用い、偏向ビームスプリッタ
8の代わりに1/2波長板9と無偏向ビームスプリッタ
8aを用いたことを特徴としている。
【0050】以上のように構成された第4の実施例の偏
向変調器は、第2の実施例と同様に動作する。
向変調器は、第2の実施例と同様に動作する。
【0051】以上の第4の実施例においては、2つの信
号光を処理する各回路を同一の薄膜型光導波路10上に
形成しているので、当該偏向変調器全体の構成を簡単化
することができる。また、バルク結晶を用いた第1の従
来例の電気光学効果偏向変調器30よりも低い制御電圧
で所定の移相量を得ることができかつ高速で動作可能
な、薄膜型光導波路10内の光移相器12a,12bを
用いているので、制御電圧発生器7a,7bにおいて発
生させるべき当該制御電圧を第1の従来例に比較し低く
することができるとともに、変調速度を高速化すること
ができる。
号光を処理する各回路を同一の薄膜型光導波路10上に
形成しているので、当該偏向変調器全体の構成を簡単化
することができる。また、バルク結晶を用いた第1の従
来例の電気光学効果偏向変調器30よりも低い制御電圧
で所定の移相量を得ることができかつ高速で動作可能
な、薄膜型光導波路10内の光移相器12a,12bを
用いているので、制御電圧発生器7a,7bにおいて発
生させるべき当該制御電圧を第1の従来例に比較し低く
することができるとともに、変調速度を高速化すること
ができる。
【0052】以上の第4の実施例において、第2の信号
光の偏波面の方向を変化させるために1/2波長板9を
用いているが、本発明はこれに限らず、1/2波長板9
の代わりに例えばパンダ光ファイバケーブルなどの定偏
波面光ファイバケーブルを用い、無偏向ビームスプリッ
タ8aの第2の入力端においてその偏波面の方向を直角
に回転させるように接続してもよい。
光の偏波面の方向を変化させるために1/2波長板9を
用いているが、本発明はこれに限らず、1/2波長板9
の代わりに例えばパンダ光ファイバケーブルなどの定偏
波面光ファイバケーブルを用い、無偏向ビームスプリッ
タ8aの第2の入力端においてその偏波面の方向を直角
に回転させるように接続してもよい。
【0053】<第5の実施例>図5は、本発明に係る第
5の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図5
において、図1及び図3と同様のものについては同一の
符号を付している。
5の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図5
において、図1及び図3と同様のものについては同一の
符号を付している。
【0054】この第5の実施例の偏向変調器は、第3の
実施例と比較し、薄膜型光導波路10内の光導波路13
と1/2波長板9の代わりに薄膜型光導波路10内のT
E/TMモード変換器14を用いたことを特徴としてい
る。以下、第3の実施例との相違点について詳細に説明
する。
実施例と比較し、薄膜型光導波路10内の光導波路13
と1/2波長板9の代わりに薄膜型光導波路10内のT
E/TMモード変換器14を用いたことを特徴としてい
る。以下、第3の実施例との相違点について詳細に説明
する。
【0055】この第5の実施例の偏向変調器において、
モード変換器14は光分配器11から分配される第2の
信号光の伝搬モードをTEモードからTMモードに変換
する。すなわち、薄膜型光導波路10内の光分配器11
から光移相器12を伝搬する第1の信号光、並びに、光
分配器11からモード変換器14に入射する第2の信号
光はTEモードで伝搬し、一方、モード変換器10から
出力される第2の信号光はTMモードで伝搬する。従っ
て、無偏向ビームスプリッタ8aの第1と第2の入射端
に入射する第1と第2の信号光はそれぞれTEモード及
びTMモードであって、各信号光の偏波面が直交してい
る。それ故、無偏向ビームスプリッタ8aは、第1と第
2の信号光を各信号光の偏波面が直交するように合波さ
れた後、送信光として受信側に出力される。
モード変換器14は光分配器11から分配される第2の
信号光の伝搬モードをTEモードからTMモードに変換
する。すなわち、薄膜型光導波路10内の光分配器11
から光移相器12を伝搬する第1の信号光、並びに、光
分配器11からモード変換器14に入射する第2の信号
光はTEモードで伝搬し、一方、モード変換器10から
出力される第2の信号光はTMモードで伝搬する。従っ
て、無偏向ビームスプリッタ8aの第1と第2の入射端
に入射する第1と第2の信号光はそれぞれTEモード及
びTMモードであって、各信号光の偏波面が直交してい
る。それ故、無偏向ビームスプリッタ8aは、第1と第
2の信号光を各信号光の偏波面が直交するように合波さ
れた後、送信光として受信側に出力される。
【0056】以上のように構成された第5の実施例の偏
向変調器は、第1の実施例及び第3の実施例と同様に動
作し、第3の実施例と同様の効果を有する。
向変調器は、第1の実施例及び第3の実施例と同様に動
作し、第3の実施例と同様の効果を有する。
【0057】以上の第5の実施例の偏向変調器において
は、第3の実施例と比較し、薄膜型光導波路10内の光
導波路13と1/2波長板9の代わりにTE/TMモー
ド変換器14を用いているが、本発明はこれに限らず、
第4の実施例において1/2波長板9の代わりにTE/
TMモード変換器を光移相器12bの後段の薄膜型光導
波路10内に設けてもよい。
は、第3の実施例と比較し、薄膜型光導波路10内の光
導波路13と1/2波長板9の代わりにTE/TMモー
ド変換器14を用いているが、本発明はこれに限らず、
第4の実施例において1/2波長板9の代わりにTE/
TMモード変換器を光移相器12bの後段の薄膜型光導
波路10内に設けてもよい。
【0058】<第6の実施例>図6は、本発明に係る第
6の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図6
において、図1と同様のものについては同一の符号を付
している。
6の実施例である偏向変調器のブロック図であり、図6
において、図1と同様のものについては同一の符号を付
している。
【0059】この第6の実施例の偏向変調器は、第1の
実施例と比較し、光移相器4の代わりに薄膜型光導波路
20内に形成された光移相器21を用いたことを特徴と
している。以上のように構成された第6の実施例の偏向
変調器は、第1の実施例と同様に動作し、第3の実施例
と同様の効果を有する。
実施例と比較し、光移相器4の代わりに薄膜型光導波路
20内に形成された光移相器21を用いたことを特徴と
している。以上のように構成された第6の実施例の偏向
変調器は、第1の実施例と同様に動作し、第3の実施例
と同様の効果を有する。
【0060】以上の第6の実施例においては、第1の実
施例と比較し、光移相器4の代わりに薄膜型光導波路2
0内に形成された光移相器21を用いているが、本発明
はこれに限らず、第2の実施例における光移相器4a,
4bの代わりにそれぞれ薄膜型光導波路20内に形成さ
れた光移相器21を用いてもよい。
施例と比較し、光移相器4の代わりに薄膜型光導波路2
0内に形成された光移相器21を用いているが、本発明
はこれに限らず、第2の実施例における光移相器4a,
4bの代わりにそれぞれ薄膜型光導波路20内に形成さ
れた光移相器21を用いてもよい。
【0061】<実験例>以上の実施例で用いる薄膜型光
導波路の制御電圧と移相量の関係は、例えば、川中ほか
「光集積回路型マイクロ波移相器」電子情報通信学会技
術報告、OQE89−33、1989年6月に実験結果
例が報告されており、これによると、πを中心として±
π/2の移相量を得るための制御電圧として0.75V
及び2.25Vが必要であると報告されている。この実
験結果から、上記第3と第5と第6の実施例において薄
膜型光導波路10内の光移相器12又は21に上記実験
で用いた移相器を使用した場合、約3V以下の制御電圧
であって1.5Vの電圧制御範囲で右旋又は左旋の円偏
波の偏向変調が可能となる。さらに、第4の実施例にお
いて薄膜型光導波路10内の光移相器12a,12bに
上記実験で用いた移相器を使用した場合、上記実験結果
から制御電圧として1.125V及び1.875Vが必
要となり、前者の実施例に比較し、制御電圧の制御範囲
を小さくすることができる。
導波路の制御電圧と移相量の関係は、例えば、川中ほか
「光集積回路型マイクロ波移相器」電子情報通信学会技
術報告、OQE89−33、1989年6月に実験結果
例が報告されており、これによると、πを中心として±
π/2の移相量を得るための制御電圧として0.75V
及び2.25Vが必要であると報告されている。この実
験結果から、上記第3と第5と第6の実施例において薄
膜型光導波路10内の光移相器12又は21に上記実験
で用いた移相器を使用した場合、約3V以下の制御電圧
であって1.5Vの電圧制御範囲で右旋又は左旋の円偏
波の偏向変調が可能となる。さらに、第4の実施例にお
いて薄膜型光導波路10内の光移相器12a,12bに
上記実験で用いた移相器を使用した場合、上記実験結果
から制御電圧として1.125V及び1.875Vが必
要となり、前者の実施例に比較し、制御電圧の制御範囲
を小さくすることができる。
【0062】また、この種の薄膜型光導波路上に形成さ
れた移相器の動作速度として最高2Gbps程度が現状
の技術で製作可能であるといわれている。偏向変調器の
最高の変調速度はこの移相器の動作速度により決定され
ることから、上述の第3乃至第6の実施例の構成によ
り、偏向変調器を大幅に高速化することができる。
れた移相器の動作速度として最高2Gbps程度が現状
の技術で製作可能であるといわれている。偏向変調器の
最高の変調速度はこの移相器の動作速度により決定され
ることから、上述の第3乃至第6の実施例の構成によ
り、偏向変調器を大幅に高速化することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の偏向変調器においては、直線偏波の信号光を第
1と第2の信号光に2分配し、上記分配された第1の信
号光を入力される信号に応じて所定の移相量だけ移相さ
せ、上記移相された第1の信号光と上記分配された第2
の信号光とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互い
に直交するように合成し上記合成した信号光を出力する
ようにしたので、上記移相させる手段として例えば薄膜
型光導波路上に形成された光移相器を適用することがで
きる。これによって、当該偏向変調器の動作速度を高速
化することができるとともに、上記移相手段に印加する
制御電圧を従来例に比較して低くすることができ、これ
によって、制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全
体の消費電力を大幅に低減させることができるととも
に、制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全体シス
テムを小型化することができるという利点がある。
1記載の偏向変調器においては、直線偏波の信号光を第
1と第2の信号光に2分配し、上記分配された第1の信
号光を入力される信号に応じて所定の移相量だけ移相さ
せ、上記移相された第1の信号光と上記分配された第2
の信号光とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互い
に直交するように合成し上記合成した信号光を出力する
ようにしたので、上記移相させる手段として例えば薄膜
型光導波路上に形成された光移相器を適用することがで
きる。これによって、当該偏向変調器の動作速度を高速
化することができるとともに、上記移相手段に印加する
制御電圧を従来例に比較して低くすることができ、これ
によって、制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全
体の消費電力を大幅に低減させることができるととも
に、制御電圧発生器を含めた当該偏向変調器の全体シス
テムを小型化することができるという利点がある。
【0064】また、請求項1記載の偏向変調器におい
て、好ましくは、上記移相させる手段に入力される信号
は2値信号であり、上記移相させる手段は上記第1の信
号光を上記2値信号に応じて+π/2又は−π/2の移
相量だけ移相させるとき、円偏波の上記合成した信号光
を出力することができるとともに、上記第1の信号光を
上記2値信号に応じてπ又は0の移相量だけ移相させる
とき、直線偏波の上記合成した信号光を出力することが
できる。
て、好ましくは、上記移相させる手段に入力される信号
は2値信号であり、上記移相させる手段は上記第1の信
号光を上記2値信号に応じて+π/2又は−π/2の移
相量だけ移相させるとき、円偏波の上記合成した信号光
を出力することができるとともに、上記第1の信号光を
上記2値信号に応じてπ又は0の移相量だけ移相させる
とき、直線偏波の上記合成した信号光を出力することが
できる。
【0065】さらに、本発明に係る請求項4記載の偏向
変調器においては、直線偏波の信号光を第1と第2の信
号光に2分配した後、上記分配された第1の信号光を入
力される信号に応じて所定の移相量だけ移相させ、一
方、上記分配された第2の信号光を上記入力される信号
に応じて所定の移相量だけ移相させ、次いで、上記移相
された第1の信号光と上記移相された上記第2の信号光
とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交す
るように合成し上記合成した信号光を出力するようにし
たので、上記2つの移相させる手段としてそれぞれ例え
ば薄膜型光導波路上に形成された光移相器を適用するこ
とができる。これによって、当該偏向変調器の動作速度
を高速化することができるとともに、上記2つの移相さ
せる手段に印加する制御電圧を従来例に比較して低くす
ることができ、これによって、制御電圧発生器を含めた
当該偏向変調器の全体の消費電力を大幅に低減させるこ
とができるとともに、制御電圧発生器を含めた当該偏向
変調器の全体システムを小型化することができる。
変調器においては、直線偏波の信号光を第1と第2の信
号光に2分配した後、上記分配された第1の信号光を入
力される信号に応じて所定の移相量だけ移相させ、一
方、上記分配された第2の信号光を上記入力される信号
に応じて所定の移相量だけ移相させ、次いで、上記移相
された第1の信号光と上記移相された上記第2の信号光
とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交す
るように合成し上記合成した信号光を出力するようにし
たので、上記2つの移相させる手段としてそれぞれ例え
ば薄膜型光導波路上に形成された光移相器を適用するこ
とができる。これによって、当該偏向変調器の動作速度
を高速化することができるとともに、上記2つの移相さ
せる手段に印加する制御電圧を従来例に比較して低くす
ることができ、これによって、制御電圧発生器を含めた
当該偏向変調器の全体の消費電力を大幅に低減させるこ
とができるとともに、制御電圧発生器を含めた当該偏向
変調器の全体システムを小型化することができる。
【0066】またさらに、請求項5記載の偏向変調器に
おいて、好ましくは、上記2つの移相させる手段に入力
される信号は2値信号であり、上記一方の移相させる手
段は上記第1の信号光を上記2値信号に応じて+π/4
又は−π/4の移相量だけ移相させ、上記他方の移相さ
せる手段は上記第2の信号光を上記2値信号に応じて−
π/4又は+π/4の移相量だけ移相させ、円偏波の上
記合成した信号光を出力することができる。
おいて、好ましくは、上記2つの移相させる手段に入力
される信号は2値信号であり、上記一方の移相させる手
段は上記第1の信号光を上記2値信号に応じて+π/4
又は−π/4の移相量だけ移相させ、上記他方の移相さ
せる手段は上記第2の信号光を上記2値信号に応じて−
π/4又は+π/4の移相量だけ移相させ、円偏波の上
記合成した信号光を出力することができる。
【図1】 本発明に係る第1の実施例である偏向変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】 本発明に係る第2の実施例である偏向変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】 本発明に係る第3の実施例である偏向変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図4】 本発明に係る第4の実施例である偏向変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図5】 本発明に係る第5の実施例である偏向変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図6】 本発明に係る第6の実施例である偏向変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図7】 バルク型結晶電気光学効果偏向変調器を用い
た第1の従来例の偏向変調器のブロック図である。
た第1の従来例の偏向変調器のブロック図である。
【図8】 注入同期型レーザダイオードを用いた第2の
従来例の偏波多重光送信装置のブロック図である。
従来例の偏波多重光送信装置のブロック図である。
【図9】 上記各実施例の偏向変調器から出力される右
旋円偏波の光信号の偏波を示す、光出力端の断面におけ
る模式断面図である。
旋円偏波の光信号の偏波を示す、光出力端の断面におけ
る模式断面図である。
【図10】 上記各実施例の偏向変調器から出力される
左旋円偏波の光信号の偏波を示す、光出力端の断面にお
ける模式断面図である。
左旋円偏波の光信号の偏波を示す、光出力端の断面にお
ける模式断面図である。
【図11】 上記各実施例において直交する光信号の位
相差が0であるときに偏向変調器から出力される直線偏
波の偏波面を示す、光出力端の断面における模式断面図
である。
相差が0であるときに偏向変調器から出力される直線偏
波の偏波面を示す、光出力端の断面における模式断面図
である。
【図12】 上記各実施例において直交する光信号の位
相差がπであるときに偏向変調器から出力される直線偏
波の偏波面を示す、光出力端の断面における模式断面図
である。
相差がπであるときに偏向変調器から出力される直線偏
波の偏波面を示す、光出力端の断面における模式断面図
である。
1…レーザ光源、2…ポーラライザ、3,8a…無偏向
ビームスプリッタ、4,4a,4b,12,12a,1
2b,21…光移相器、5…光減衰器、6…データ発生
器、7,7a,7b…制御電圧発生器、8…偏向ビーム
スプリッタ、9…1/2波長板、10,20…薄膜型光
導波路、11…光分配器、13…光導波路、14…TE
/TMモード変換器。
ビームスプリッタ、4,4a,4b,12,12a,1
2b,21…光移相器、5…光減衰器、6…データ発生
器、7,7a,7b…制御電圧発生器、8…偏向ビーム
スプリッタ、9…1/2波長板、10,20…薄膜型光
導波路、11…光分配器、13…光導波路、14…TE
/TMモード変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 10/142 (72)発明者 神谷 嘉明 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール光電波 通信研究所内 (72)発明者 藤瀬 雅行 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール光電波 通信研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 直線偏波の信号光を第1と第2の信号光
に2分配する分配手段と、上記分配手段によって分配さ
れた第1の信号光を入力される信号に応じて所定の移相
量だけ移相させる移相手段と、上記移相手段によって移
相された第1の信号光と上記分配手段によって分配され
た第2の信号光とを、上記第1と第2の信号光の偏波面
が互いに直交するように合成し上記合成した信号光を出
力する合成手段とを備えたことを特徴とする偏向変調
器。 - 【請求項2】 上記移相手段に入力される信号は2値信
号であり、上記移相手段は上記第1の信号光を上記2値
信号に応じて+π/2又は−π/2の移相量だけ移相さ
せ、上記合成手段から円偏波の上記合成した信号光を出
力することを特徴とする請求項1記載の偏向変調器。 - 【請求項3】 上記移相手段に入力される信号は2値信
号であり、上記移相手段は上記第1の信号光を上記2値
信号に応じてπ又は0の移相量だけ移相させ、上記合成
手段から直線偏波の上記合成した信号光を出力すること
を特徴とする請求項1記載の偏向変調器。 - 【請求項4】 直線偏波の信号光を第1と第2の信号光
に2分配する分配手段と、上記分配手段によって分配さ
れた第1の信号光を入力される信号に応じて所定の移相
量だけ移相させる第1の移相手段と、上記分配手段によ
って分配された第2の信号光を上記入力される信号に応
じて所定の移相量だけ移相させる第2の移相手段と、上
記第1の移相手段によって移相された第1の信号光と上
記第2の移相手段によって移相された上記第2の信号光
とを、上記第1と第2の信号光の偏波面が互いに直交す
るように合成し上記合成した信号光を出力する合成手段
とを備えたことを特徴とする偏向変調器。 - 【請求項5】 上記第1と第2の移相手段に入力される
信号は2値信号であり、上記第1の移相手段は上記第1
の信号光を上記2値信号に応じて+π/4又は−π/4
の移相量だけ移相させ、上記第2の移相手段は上記第2
の信号光を上記2値信号に応じて−π/4又は+π/4
の移相量だけ移相させ、上記合成手段から円偏波の上記
合成した信号光を出力することを特徴とする請求項4記
載の偏向変調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015364A JPH0767094B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 偏向変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015364A JPH0767094B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 偏向変調器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04249434A JPH04249434A (ja) | 1992-09-04 |
| JPH0767094B2 true JPH0767094B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=11886745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3015364A Expired - Fee Related JPH0767094B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 偏向変調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767094B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9414119B2 (en) | 1996-05-29 | 2016-08-09 | Rovi Guides, Inc. | Television schedule system with access control |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3015364A patent/JPH0767094B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9414119B2 (en) | 1996-05-29 | 2016-08-09 | Rovi Guides, Inc. | Television schedule system with access control |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04249434A (ja) | 1992-09-04 |
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