JPH0767689A - 抗ld78ポリペプチドモノクローン抗体 - Google Patents

抗ld78ポリペプチドモノクローン抗体

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JPH0767689A
JPH0767689A JP14257794A JP14257794A JPH0767689A JP H0767689 A JPH0767689 A JP H0767689A JP 14257794 A JP14257794 A JP 14257794A JP 14257794 A JP14257794 A JP 14257794A JP H0767689 A JPH0767689 A JP H0767689A
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Yoshitaka Imagawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自己免疫疾患、並びに血球貪食性組織球食作
用に起因する疾患の患部もしくは血液中のLD78ポリ
ペプチドに結合性を有し、実質的に中和する能力を有す
るモノクローン抗体及び該抗体を分泌するハイブリドー
マを提供する。 【構成】 遺伝子組換え技術を用いて調製されたLD7
8ポリペプチドを免疫抗原として用い、細胞融合法を適
用して所望の抗体を持続産生するハイブリドーマを調製
する。当該ハイブリドーマを適当な方法で培養増殖させ
た後、精製過程を経てLD78ポリペプチドに対するモ
ノクローン抗体を得る。当該抗体を用いることによって
自己免疫疾患並びに血球貪食性組織球食作用に起因する
疾患の診断法、並びに当該疾患の予防あるいは治療に有
用な薬剤の提供が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は免疫異常及び血球貪食性
組織球食作用(Hemophagocytic Histiocytosis;以下、H
Hと称することがある)等に起因する疾患の診断、予防
もしくは治療に有用な、並びに生化学及び組織学の研究
に有用な新規物質を提供する免疫学的技術に関する。よ
り詳しくは、自己免疫疾患例えば潰瘍性大腸炎やクロー
ン病を初めとする炎症性腸疾患患者の患部及びHHに起
因する疾患、例えば血球貪食症候群(Hemophagocytic Sy
ndrome;以下、HSと称することがある)患者の組織中の
細胞もしくは血液中のLD78ポリペプチドに結合性を
有し、実質的に中和する能力を有するモノクローン抗体
及び該抗体を分泌するハイブリドーマに関する。
【0002】
【従来技術】ヒトの免疫異常に関わる疾患は、代表例と
して自己免疫疾患等が知られているが、これら自己免疫
疾患も器官特異的なものから非器官特異的なものまで種
々存在する。例えばその中で、潰瘍性大腸炎やクローン
病をはじめとする難治性炎症性腸管障害は近年増加傾向
にあり、その病因解明並びに治療法の開発が急務となっ
ている。
【0003】また、これら炎症性腸疾患の診断手順は、
例えば潰瘍性大腸炎の場合、厚生省特定疾患・難治性炎
症性腸管障害調査研究班に基づくと、次のようになって
いる。「慢性の粘血・血便などがあり本症が疑われる患
者には、細菌学的・寄生虫学的検査を行なって感染性大
腸炎を除外するとともに、直腸あるいはS字結腸内視鏡
検査を行なって本症に特徴的な腸病変を確認する。この
際なるべく生検する。これだけの検査で多くは診断が可
能であるが、さらに注腸X線検査や、必要に応じては結
腸内視鏡検査などを行なって、腸病変の性質や程度、罹
患範囲などを検査し、同時に他の疾患を除外するこ
と。」
【0004】しかし、実際にはこれらの手順では診断の
断定は難しく、またこの手順自体も煩雑である。潰瘍性
大腸炎と同様、クローン病の診断手順も、臨床症状、ク
ローン病に特徴的な腸病変の確認(内視鏡、X線、生
検、切除または剖検材料)および他疾患との鑑別によっ
て行ない、更に病型の判定、全身または局所合併症の有
無の確認を行なうこととなっているが、この場合も手順
に煩雑性を伴い、また診断の断定も困難である。
【0005】現在、これら炎症性腸疾患の治療法として
は、サラゾピリン、5-アミノサリチル酸、副腎皮質ス
テロイド、アザチオプリン、6-MP、胸腺摘出術、ト
ラニラスト、7S-免疫グロブリン大量療法、成分栄
養、TPN、シクロスポリンA、メトロニダゾールなど
の薬物療法が行なわれているが、これらは根治的治療と
はいえず、むしろ長期連用による重篤な副作用の原因と
もなり、より有効な治療剤の開発が望まれている。
【0006】一方、血球貪食を伴うhistiocyte(組織球)
の増殖を示す疾患はHistiocytosisとしてまとめられる
ことより、HHと呼ばれている。1979年、Risdallら
は、全身性ウイルス感染時の、血球貪食を伴う異型性の
ない組織球のびまん性増殖をウイルス関連血球貪食症候
群(virus-associated hemophagocytic syndorome;以
下、VAHSと称することがある)という疾患単位で報
告した(Risdall,R.J. et al.Cancer,44:993-1002,197
9)。Hemophagocytic syndorome(以下、HSと称するこ
とがある)には、VAHSの他にこれまでに、悪性腫瘍
などに伴う反応性のもの(Reactive HS;RHS)と家族
性に発症するもの(Familial Hemophagocytic Lymphohis
tiocytosis;以下、FHLと称することがある)とが知ら
れている。
【0007】VAHSは、全身ウイルス感染症に関連し
た血球貪食像を認める良性の全身性組織球増殖性疾患と
されているが、その病態に関しては不明な点が多い。関
連ウイルスとして、ヘルペスウイルス、サイトメガロウ
イルス、VZV(varicella zoster virus)、EB(Epste
in-Barr)ウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデ
ノウイルス等が関与する感染症、その他X-linked lymph
oproliferative syndromeやAIDS、骨髄移植、悪性
リンパ腫などの基礎疾患を有する免疫不全状態にある個
体が合併することが知られているが、健康人でも罹患す
る。また、VAHSは、発熱、全身性リンパ節腫張、肝
機能異常、汎血球減少等の症状を呈する。ウイルス感染
が引き金となることと考えられており、EBウイルスや
サイトメガロウイルスなどの感染に伴う例が多いが、骨
髄、リンパ節に血球を貪食した異型性のない組織球のび
まん性増殖が認められることにより診断されている。
【0008】Histiocytosisの臨床症状は、悪性、反応
性を問わず極めて類似しており、その鑑別診断は主に病
理学的に行なわれている。最近ではHHの臨床症状とし
て、血清フェリチン(ferritin)が著増することがEzumi
ら(Cancer,61:2071-2076,1988)により明らかにされてい
る。あるいは、新名主ら(臨床血液33(4):545-547,1992)
は、血清ネオプテリン(neopterin)の測定がHHの病勢
の指標となることを示唆しているが、明確で早期に診断
できる体外診断薬は現在のところ存在しない。これらH
Hの組織球賦活化の機序としては、例えばVAHSの場
合ウイルス感染等により産生された何らかのサイトカイ
ンの関与が推察されているが、詳細は不明である。
【0009】ところで、LD78は、Obaruら(J.Bioche
m 1986;99:885-894)によりヒト扁桃リンパ球をTPAと
PHAで刺激した際、強く誘導されるmRNAより調製
されたcDNAであることが明らかにされているが、こ
れまでそのタンパク質の生理活性について、ヒト造血前
駆細胞の増殖抑制作用(Jpn.J.Cancer Res.1992;83:499-
504)、ラット歯骨細胞分化増強作用(Bone and Mineral
1992;19:215-223)、骨髄細胞増殖抑制作用(Blood 1990;
76:1110-1116)等が報告されてはいるものの、特に疾患
との関連については不明であった。そこで、本発明者ら
はLD78が純化された経緯より考察し、LD78ポリ
ペプチドが炎症性のサイトカインであると考え、炎症が
持続的に生じている疾患すなわち自己免疫疾患等での発
症に関与していると推察し、LD78ポリペプチドが自
己免疫疾患、特に潰瘍性大腸炎およびクローン病を初め
とする炎症性腸疾患に関与していることを発見した。こ
の発見により、生体中のLD78ポリペプチドを検出す
ることで炎症性腸疾患の早期診断が可能となった。
【0010】また、LD78は、マクロファージの組織
障害性や腫瘍壊死因子(TNF)、ガンマインターフェロ
ン(IFNγ)などのサイトカイン産生を増強させること
が知られている。一方、HHは、mononuclearphagocyte
system(MPS)の増殖性疾患であり、その中で血球貪
食症候群(HS)では、血清IFNγの上昇が血球減少時
に認められることが報告されている(小池ら、臨床血液,
34(5);557-561,1993)。これらのことより、LD78が
HSに関与していると考え、抗LD78モノクローン抗
体を用いて、例えば免疫組織化学的に検討したところ、
LD78がHSに深く関与していることを発見した。こ
の発見により、生体中(組織、血清、血液や骨髄中の細
胞)のLD78ポリペプチドを検出することでHSの早期診
断が可能となり、本発明のモノクローン抗体の新たな有
用性が開拓された。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】現行の診断法及び治療
法においては、炎症性腸疾患等の自己免疫疾患あるいは
HHに関わる明確な診断もしくは症状を十分に阻止する
ことはできず、当該疾患の発症頻度は最近10年間にお
いても減少が観られない。したがって、本発明はこれら
炎症性腸疾患等自己免疫疾患およびHHとりわけHSの
早期診断あるいは発症に対して極めて高い効果を有する
自己免疫疾患関連疾病の予防、診断及び治療薬を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した問題点
を解決するもので、本発明者等が自己免疫疾患、特に炎
症性腸疾患、あるいはHH、特にHSにおいて直接検出
できる診断薬を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、自己
免疫疾患例えば潰瘍性大腸炎やクローン病の病巣に存在
する物質、または同様にHH例えばHSの単球・マクロ
ファージ等が産生する物質すなわちLD78ポリペプチ
ドを抗原として認識し、このものに特異的に結合するこ
とのできるモノクローン抗体を見出し、本発明に到達し
たものである。すなわち本発明は自己免疫疾患病巣部位
に多く存在する、あるいはHHの単球・マクロファージ
等の産生するLD78ポリペプチドを抗原として認識す
るモノクローン抗体に関するものである。
【0013】本発明のモノクローン抗体は、炎症の生じ
ていない正常な組織あるいは細胞では、病巣部位に比べ
てその部位での認識は極端に弱い。自己免疫疾患病巣部
位は、いずれも抗原となり得るが、特に治療および診断
の観点から好ましい病巣部位の抗原としては、腸管リン
パ球、腸管上皮内リンパ球(IEL)あるいは関節滑膜リ
ンパ球、甲状腺、末梢血等を挙げることができる。さら
に、本発明のモノクローン抗体は、HH以外の疾患例え
ば再生不良性貧血(AA)、慢性骨髄単球性白血病(CM
MoL)、急性骨髄単球性白血病(AMMoL)、および
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、鉄欠乏性貧血(I
DA)等の骨髄穿刺液組織切片での認識は極端に弱い。
HS疾患(VAHS,RHS,FHL)の単球・マクロファ
ージ等が産生するLD78ポリペプチドは、いずれも抗
原となり得るが、好ましい抗原としては、肝臓、脾臓、
リンパ節、骨髄、末梢血等の単球・マクロファージ等が
産生するLD78を挙げることができる。
【0014】本発明のモノクローン抗体は、抗LD78
ポリペプチド抗体産生細胞とミエローマ細胞との融合細
胞から産生することができる。この製造方法について更
に詳しく述べると、まず遺伝子組換え技術を用いて作製
した組換えLD78ポリペプチド(例えば酵母を宿主と
しての組換えタンパク質の生産)を動物に感作する。感
作された動物においても、その種に特異的なLD78ポ
リペプチドの存在があるため、この1回の感作では、目
的とする抗体を産生する感作細胞を得難い。そこで、本
発明者等はヒトLD78ポリペプチドと感作される動物
の有するLD78ポリペプチドと相同性の認められない
2箇所の領域に対するタンパク質を合成し、これらを続
けて動物に感作する。このようにして感作された動物の
脾臓(他に胸腺、末梢リンパ節、末梢血等)より感作細胞
を単離して抗LD78ポリペプチド抗体産生細胞を得、
これをミエローマ(Myeloma cell)と融合させ、抗体産生
性融合細胞(Hybridoma)を得る。この融合細胞を複数の
ウェルに分注し、培養し、各ウェルのその上清を酵素抗
体法等の手段により分析し、組換えLD78ポリペプチ
ドおよび天然型LD78ポリペプチドと特異的に結合す
るモノクローン抗体を製造することができる。
【0015】ところで、このモノクローン抗体は自己免
疫疾患、例えば潰瘍性大腸炎やクローン病あるいはHH
例えばHSの進展を測定する反応試薬として用いること
ができるものである。すなわち、この抗体の認識する抗
原のあるものは、その一部が血液中に流出するので、そ
の場合、採取した血清中のその流出抗原をモノクローン
抗体を反応試薬として、例えば酵素、放射性同位元素、
蛍光物質等の標識物質を結合せしめた種々の免疫測定
法、例えば酵素免疫吸着法(ELISA)等により定量す
ることにより免疫異常疾患及びHHの進展度を測定する
ことができる。このようにして、自己免疫疾患病巣部位
あるいはHHの単球・マクロファージ等が産生する物質
を抗原として得られる抗体産生細胞である抗LD78ポ
リペプチドモノクローン抗体は、その1種または2種以
上を用いることにより自己免疫疾患の反応試薬として使
用される。
【0016】さらに、この抗体を予防もしくは治療に用
いる場合、以下の機構が考慮され得る。モノクローン抗
体を血管内に投与して病巣部との間に免疫複合体を形成
させる。この複合体はそれ自体で白血球の遊走能があ
り、この複合体により補体が活性化され、それにより多
核白血球(PMN)、次いでマクロファージは自らのFc
受容体(Fc Receptor)を介して複合体に結合することに
より貪食機能が活性化される。この複合体を貪食したマ
クロファージがそのまま血中へ流出することにより、病
巣部の退縮が起こり、免疫異常は治癒するものである。
本発明によってもたらされる抗体、もしくは該抗体に由
来しヒトへの投与が可能な形態へ誘導されたキメラ抗体
等のヒト型化抗体を含有するヒト自己免疫疾患あるいは
HHの予防・治療剤においては、有効成分としての当該
抗LD78ポリペプチドモノクローン抗体と公知の適当
な賦形剤を組み合わせて予防・治療剤とすることがで
き、液状で使用することもできるし、好適な安定化剤と
共に凍結乾燥して保存することも可能である。
【0017】
【本発明の作用並びに効果】抗自己免疫疾患病巣部位あ
るいはHHの単球・マクロファージ等が産生する物質に
対する抗体産生細胞とミエローマ細胞との融合細胞から
得られ、自己免疫疾患病巣部位あるいはHHの単球・マ
クロファージ等が産生する物質を特異的に認識する本発
明のモノクローン抗体は、正常な血管は認識せず、自己
免疫疾患病巣、例えば潰瘍性大腸炎やクローン病の病巣
部の腸管粘膜層またはIEL(粘膜上皮細胞間リンパ球)
あるいはHHの単球・マクロファージ等が産生する物質
を認識し、これらに特異的に結合することができるもの
である。従ってこのモノクローン抗体に標識物質を結合
せしめて血管内に投与し、自己免疫疾患の部位、あるい
はHHの単球・マクロファージ等が産生する物質、それ
ら疾患の進展度を予測することが可能であり、また、血
液中に流出されるLD78ポリペプチドを測定する体外
診断薬としても利用できる。さらに、該モノクローン抗
体と病巣部との間の免疫複合体は、それ自体、マクロフ
ァージの動員効果、ひいてはマクロファージの貪食機能
の活性化を促し、炎症性腸疾患を初めとする自己免疫疾
患の治療に有効なものである。なお、本発明で提供され
るモノクローン抗体を産生する代表的なハイブリドーマ
は工業技術院生命工学工業技術研究所(生工研)に受託番
号第13572号(FERM P-13572)として寄
託されている。
【0018】本発明によってもたらされるモノクローン
抗体は、自己免疫疾患特に潰瘍性大腸炎やクローン病を
初めとする炎症性腸疾患並びにHHの免疫組織学的鑑別
あるいは血液診断等に特に有用である。また、自己免疫
疾患の予防および治療への応用可能な抗体である。
【0019】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明
するが、本発明は何等これらに限定されるものではな
い。
【0020】
【実施例】
試験例 (潰瘍性大腸炎モデルマウス由来腸間膜リンパ球中での
LD78の検出)6〜10週令のBALB/cマウスに5%デ
キストラン硫酸塩水溶液(DSS)を自由飲水投与し、潰
瘍性大腸炎モデルマウスを作出した(Gastroenterology,
1990,98:694-702)。DSS投与後、2日毎に8日目まで
のモデルマウスの腸管膜リンパ節リンパ球を採取し、R
NAをグアニジウムチオシアネート法(Molecular Cloni
ng,1989:7.18-7.22)により調製した。調製したRNAを
基に、RT-PCR法(PCRProtocols,1990:21-27)にてマ
ウスLD78の検出を行なった。その結果、2日目から
マウスLD78の発現が確認され、その発現量は病変の
進行と共に増加していた。このことより、LD78の発
現が潰瘍性大腸炎を初めとする各種自己免疫疾患に関与
していることが解明された。
【0021】上記RT-PCR法に使用したプライマー
の塩基配列(サワディーテクノロジー社製)は以下に示
す。 sense primer; 5'-TGGTCGACATCATGAAGGTCTCCACCACTG-3' antisense primer; 5'-TCGTCGACTCTCAGGCATTCAGTTCCAGGT-3'
【0022】実施例1 (モノクローン抗体の調製) 抗原の調製 (1) 組換えLD78ポリペプチドの調製 特開平3−228683「生理活性ペプチドLD78
α、LD78βおよびその製法、これに用いる組換えプ
ラスミド」の明細書中に記載された方法により調製し
た。以下に、簡単にその調製法を記載する。
【0023】ヒトLD78α遺伝子およびLD78β遺
伝子を組み込んだプラスミドを構築した。続いて、この
プラスミドにより形質転換された組換え酵母を培養する
ことにより、目的とする組換えLD78α及びLD78
βポリペプチドを大量に製造する方法を確立した。すな
わち、形質転換酵母を酢酸アンモニウムの存在下で培養
し、培養後、その培養上清中に分泌されたLD78α及
びLD78βポリペプチドが集積される。そこで、酵母
菌培養上清を分画分子量10,000の限外濾過膜(ミリポア
社)を用いてLD78ポリペプチドの濃縮・回収を行なっ
た。更に、陰イオン交換カラム(ファルマシア社)を用い
て精製した後、凍結乾燥を行ない、目的の組換えLD7
8ポリペプチドを得た。これを免疫用抗原及びアッセイ
用抗原として用いた。
【0024】(2) 合成ペプチドの作製 LD78αのアミノ酸配列第13〜33番目に対応する
合成ペプチド(FSYTSRQIPQNFIADYFE
TSS;LD−1)および第50〜70番目に対応する
合成ペプチド(VCADPSEEWVQKYVSDLE
LSA;LD−2)を免疫抗原及びアッセイ用抗原とし
て使用した。
【0025】上記ペプチドの化学合成にはABI430A
ペプチドシンセサイザー(アプライドバイオシステム社)
のMAPS(4−branch)法を用いた。その結果、
粗生成物が得られ、TFMSA法によりレジンからペプ
チドを切り出した後、逆相高速液体クロマトグラフィー
(逆相HPLC)による精製を行なった。逆相HPLCに
よる精製を3回繰り返し、得られたピーク画分を集め、
アミノ酸分析を行なった結果、LD78αのアミノ酸組
成と一致したことより、所望の上記配列を有するLD7
8の合成ペプチドと断定した。得られた合成ペプチド
(LD−1,LD−2)を凍結乾燥し、免疫用抗原及びア
ッセイ用抗原として用いた。
【0026】(3) マウスの免疫感作 一例として、前記で調製した組換えLD78ポリペプチ
ド及び合成ペプチドによる免疫感作を以下に示す。
【0027】4〜8週齢のC3H/HeNマウス群を使用し
た。初免疫感作は腹腔内経路でフロイント完全アジュバ
ント存在下で組換えLD78ポリペプチド20μgを1
回接種した後、3週後に腹腔内経路で合成ペプチド20
μgをフロイント不完全アジュバント存在下で1回免疫
する。その2週後にフロイント不完全アジュバント存在
下で腹腔内経路で合成ペプチド20μgを免疫した。そ
の2週後に静脈内経路で合成ペプチド20μgを接種し
た。
【0028】(4) 細胞融合及びハイブリドーマの培養 最終免疫の3日後に、常法によりマウスから脾臓細胞を
採取した。脾臓細胞をミエローマ細胞p3X63Ag8-U1と細
胞数5対1の割合で混合して、遠心処理(1,200r.p.m./
5分)して上清を除き、沈澱した細胞塊を充分ほぐした
後、攪はんしながら、1mlの混合液(ポリエチレングリ
コール-4000(2g),MEM(2ml),ジメチルスルホキシ
ド)を加えた。5分間37℃にてインキュベートした
後、液の全量が50mlになるようにゆっくりとMEMを
加えた。遠心分離後(900r.p.m./5分)、上清を除き、ゆ
るやかに細胞をほぐした。これに正常培地(RPMI-1640培
地に牛胎児血清10%を加えたもの)100mlを加え、
メスピペットを用いてゆるやかに細胞を懸濁した。
【0029】懸濁液を24穴の培養プレートに分注し
(1ml/穴)5%の炭酸ガスを含む培養器中で、温度37
℃で24時間培養した。次に、1ml/穴のHAT培地(正
常培地にヒポキサンチン(1×10-4M),チミジン(1.5×1
0-3M)及びアミノプテリン(4×10-7M))を加え、さら
に24時間培養した。その後、2日間、24時間毎に、
1mlの培養上清を同量のHT培地(HAT培地からアミ
ノプテリンを除く)と交換し、前記と同様にして10〜
14日間培養した。
【0030】コロニー状に生育した融合細胞(約300個)
の認められたそれぞれの穴について、1mlの培養上清を
同量のHT培地と交換し、その後、2日間、24時間毎
に、同様の交換を行なった。HT培地で3〜4日培養し
た後、培養上清の一部を採り、以下に述べるスクリーニ
ング法にて目的のハイブリドーマを選別した。
【0031】(5) ハイブリドーマのスクリーニング 目的のハイブリドーマの選別には下記のEIA法、ウエ
スタン・ブロット法を組み合わせて行なった。
【0032】 EIA法 96穴のマイクロテストプレートに前記のごとく作製し
た合成ペプチド抗原、もしくは精製組換えポリペプチド
(蛋白質濃度2μg/ ml)を100μl/穴で加え、4℃で
一晩インキュベートすることにより固相化した。さら
に、1%BSA(ウシ血清アルブミン)溶液150μlを
加え、同様にインキュベートしてマスキングを行なっ
た。このようにして作製した抗原固相化プレートに細胞
融合法によって得られたハイブリドーマおよびクローニ
ング後のハイブリドーマの培養上清を加えて、4℃で
1.5時間インキュベート後、0.1%Tween20/PBSで
3回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識抗マウス免疫グロブ
リン抗体溶液(カッペル社製、5,000倍希釈)を100μl
/穴加えた。4℃で1時間インキュベート後、0.1%Tw
een20/PBSにて5回洗浄し、その後TMBZ基質溶液
を加え、常法により発色させ、その吸光度を波長450
nmにて測定した。こうして組換えヒトLD78ポリペプ
チドもしくは合成ペプチドと強く反応するハイブリドー
マクローンを選択した。
【0033】 ウエスタン・ブロッティング法 組換えLD78ポリペプチド或いは天然型LD78(HTL
V-1感染T細胞株の培養上清より精製したもの;精製法
は組換えLD78ポリペプチド精製法と同様)を20%
のSDS-ポリアクリルアミドゲルを用いて電気泳動
し、ゲル中のLD78ポリペプチドをニトロセルロース
膜上に移行させ、膜を0.4〜0.5cm幅に切断した。各
細片をハイブリドーマ培養上清液に浸し、一晩インキュ
ベートした。その後、細片をPBSで3回洗浄した後、
ビオチン標識抗マウスIgG(TAGO社製)の1:750希
釈液中で2時間保温した。細片をPBSで3回洗浄後、
西洋わさびペルオキシダーゼを結合させたアビジン(シ
グマ社製)(1:1000希釈)に浸し、1時間保温した。PB
Sで3回洗浄後、4-クロロ-1-ナフトールを用いる発色
試薬(Bio-Rad社製)で発色させ、LD78ポリペプチド
の発色バンドを示すハイブリドーマを選びクローニング
した。クローニング後のハイブリドーマクローンについ
ても同様の手法で選別した。上記の選別方法によって所
望のモノクローン抗体を産生するハイブリドーマ(λ7
8δ)株が得られた。
【0034】(6) λ78δ株によるモノクローン抗体の
製造 プリスタン処理した8週齢のBALB/c*C3H/HeN F1雌マウ
スに前記実施例で得られたハイブリドーマλ78δ株の
5×106個/匹を各々のマウスの腹腔内に投与した。10〜
21日目後に、腹水癌が誘発された。マウスから腹水を採
り、3000r.p.m./5分の遠心処理により固形成分を除去
した後、アフィゲルプロテインA MAPS-IIキット(B
io-Rad社製)を用いたアフィニティークロマトグラフィ
ーにて精製した。
【0035】実施例2 (λ78δ抗体の性状解析) (1)抗体の特性 得られた抗体λ78δのアイソタイプ、サブクラスの決
定は各種抗マウスイムノグロブリンサブクラス抗体を吸
着させたマイクロプレートを用いたELISA法で同定
することができ、その結果IgG1,κであることが判明
した。また、ゲル電気泳動、並びに等電点電気泳動によ
る解析の結果、分子量約15万ダルトン、等電点(pI)
は6.7であることが判った。
【0036】(2) 合成ペプチドとの反応性 得られた抗体の反応性を各種合成ペプチド、LD−1及
びLD−2の合成ペプチドを使用して確認した。方法は
前述したハイブリドーマのスクリーニングの(1)EIA
法の項に示した。図1に示すように、λ78δ抗体は、
LD-1ペプチドとは反応しないが、LD−2ペプチド
と強く反応する抗体であることが示された。
【0037】(3) 天然型LD78及び組換えLD78ポ
リペプチドとの結合特性(ウエスタン・ブロッティング
法) λ78δ抗体の天然型及び組換えLD78ポリペプチド
との反応性を調べる為に、ウエスタン・ブロッティング
を行なった。方法は前述したハイブリドーマのスクリー
ニングのウエスタン・ブロッティング法の項に準じ
た。Aのストリップは陽性コントロールとして組換えL
D78免疫ヤギ抗血清を用いたが、この部分にLD78
のバンドが観察された。Bのストリップは、組換えLD
78及び天然型LD78ポリペプチドと結合し、LD7
8ポリペプチドの生理活性を阻害する能力を有するλ7
8δモノクローン抗体を用いている。これにより、本発
明に基づくλ78δ抗体は、明確に天然型及び組換えL
D78ポリペプチドを認識していることが判明した(図
2)。
【0038】実施例3 (潰瘍性大腸炎患者生検サンプルのλ78δ抗体による
免疫組織染色)潰瘍性大腸炎患者患部組織(滋賀医科大学
第二内科より入手)を内視鏡的生検後、λ78δ抗体を
用いて免疫組織染色を行なった。生検組織をホルムアル
デヒドで固定した後、パラフィン包埋した。ミクロトー
ムにより、包埋した組織を薄切し、次に示す方法にて免
疫組織染色を行なった。λ78δ抗体を1μg/ml濃度に
て、37℃、1時間インキュベートした後、PBS-Tween2
0溶液にて3回洗浄した。続いて、第二抗体として50
0倍希釈したビオチン標識抗マウスIgG抗体(DAKO社
製,Code No.;E354)と37℃、1時間インキュベートし
た。その後、PBS-Tween20溶液にて3回洗浄した後、1
000倍希釈したペルオキシダーゼ標識ストレプトアビ
ジン(DAKO社製;Code No.P397)と37℃、1時間インキ
ュベートした。その後、発色基質AEC(DAKO社製,Code
No.;K697)にて組織切片を染色した。
【0039】その結果、図3に示すように、λ78δ抗
体は潰瘍性大腸炎患者患部凍結組織切片中の腸間リンパ
球、腸管上皮内リンパ球(IEL)等との反応性を示し
た。図(図面代用写真)中、白枠矢印で示される部分が染
色された反応部位である。一方、同患者中の非患部にお
いてはλ78δ抗体との反応は認められなかった。この
点からも、明らかにLD78が潰瘍性大腸炎を初めとす
る炎症性腸疾患を含む各種自己免疫疾患に関与している
ことが、実際のヒト患者の組織を用いて、本発明の抗体
を用いることによって初めて解明された。
【0040】実施例4 (潰瘍性大腸炎およびクローン病患者末梢血血清中のL
D78ポリペプチドの検出)潰瘍性大腸炎及びクローン
病患者末梢血血清(滋賀医科大学第二内科より入手)及び
健常人末梢血血清をλ78δ抗体を用いて、血清中のL
D78ポリペプチドの検出を行なった。血清サンプルを
リン酸緩衝液(PBS)にて5倍〜50倍に希釈したもの
をニトロセルロース膜上にスロットブロットあるいはド
ットブロットした。フィルターを風乾後、1%BSA/
PBS中で、37℃で1時間インキュベートする。その
後、λ78δ抗体をPBSで50μg/mlに調製した溶液
中で、37℃で、1時間インキュベートした。0.1%
Tween20/PBSで3回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識
抗マウス免疫グロブリン抗体溶液(カッペル社製、3000
倍希釈)中で、37℃、1時間インキュベートした。そ
の後0.1% Tween20/PBSで5回洗浄し、その後、
DAB基質溶液を加え、常法により発色させた(図4)。
その結果、健常人末梢血血清中では、いずれのサンプル
もLD78ポリペプチドが検出されなかったのに対し
て、潰瘍性大腸炎及びクローン病患者血清中では全ての
サンプルにおいてLD78ポリペプチドが検出された。
この点より、自己免疫疾患例えば潰瘍性大腸炎やクロー
ン病患者の末梢血血清中のLD78ポリペプチドを検出
することで、これら疾患の診断を行なえ得ることが、本
発明により初めて明らかにされた。
【0041】実施例5 (HS患者骨髄穿刺液組織切片サンプルのλ78δ抗体
による免疫組織染色)VAHS、RHS、FHL、A
A、CMMoL、AMMoL、ITP、IDAの患者骨
髄穿刺液組織切片を用い、実施例3において記載した方
法により、免疫染色を行なった(図5並びに図6)。ま
た、RHSでは上記の組織切片の他に剖検で得られた
肝、脾、リンパ節、骨髄も同様に染色した。その結果、
AA、CMMoL、AMMoL、ITP、IDAの患者
サンプルの単球、芽球ではほとんど染色されなかったの
に対し、各HS患者サンプルでは単球、マクロファージ
及び大型の単球様細胞等が強く染色された。また、RH
Sの肝及びリンパ節では、類洞部(sinusoid)に著明なマ
クロファージの浸潤を認め、これも強く染色された。図
(図面代用写真5、6)中、白枠矢印で示される部分が染
色された反応部位である。一方、同患者中の非患部にお
いてはλ78δ抗体との反応は認められなかった。これ
らの点より、明らかに、各種HSを初めとするHH疾患
において、血球貪食やサイトカイン異常高値に単球、マ
クロファージ等の細胞自身の産生するLD78が関与し
ていることが、実際のヒト患者の組織を用い、本発明の
抗体を用いることで初めて解明された。
【0042】以上のように、λ78δ抗体を各種自己免
疫疾患あるいはHHの診断に応用することが可能である
ことが判った。診断法としては、例えばフローサイトメ
トリー法、ウェスタン・ブロット法、EIA法、RIA
法、患者組織を用いての免疫染色法であるhisto-in sit
u hybridization法等が好適に適用される。
【0043】実施例6 (生理活性阻害効果測定法)3.5cmのシャーレ(ファルコ
ン社)で、ヒト骨髄単核細胞[Blood,Vol 76,501-507(199
0)]3×105個を、1.2%メチルセルロース及び10
%牛胎児血清を含むIMDM(Iscove's modified Dulbe
cco's medium)培地(GIBCO社)(60μg/mlカナマイシ
ン、2 mmol/L L-グルタミン、50μmol 2ーメルカプ
トエタノール、2 ng/ml ヒトインターロイキン3含有)
中で、5% CO2の存在下、10日間培養すると、約4
00個のコロニーが形成される。この系に、100ng/m
lの天然型もしくは組換えLD78ポリペプチドを添加
して培養する。その際、更にλ78δ抗体を添加してお
く。
【0044】その結果を表1に示す。培養10日目に形
成される顆粒球マクロファージのコロニーを計測する
と、100ng/ml以上のLD78を添加した場合は、L
D78無添加に比べて、コロニー数の顕著な抑制が観察
される(Jpn.J.Cancer Res.,83,499-504,1992)。一方、
λ78δ抗体及びLD78を添加した場合は、LD78
による骨髄単核細胞の顆粒球、マクロファージのコロニ
ー形成の減少は認められない。従って、λ78δ抗体に
はLD78の生理活性を阻害する特性を有していること
が示された。
【0045】
【表1】
【0046】以上のように、λ78δ抗体の有する生体
中で自己免疫疾患に起因しているLD78ポリペプチド
の生理活性を阻害する作用により、自己免疫疾患の治療
の可能性が示される。
【0047】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 配列 TGG TCG ACA TCA TGA AGG TCT CCA CCA CTG 30
【0048】
【配列表】
配列番号:2 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 配列 TCG TCG ACT CTC AGG CAT TCA GTT CCA GGT 30
【0049】
【配列表】
配列番号:3 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント:中間部フラグメント 起源 生物名:ヒト(LD78ポリペプチド) 配列 Phe Ser Tyr Thr Ser Arg Gln Ile Pro Gln Asn Phe Ile Ala Asp Tyr 15 20 25 Phe Glu Thr Ser Ser 30
【0050】
【配列表】
配列番号:4 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント:中間部フラグメント 起源 生物名:ヒト(LD78ポリペプチド) 配列 Val Cys Ala Asp Pro Ser Glu Glu Trp Val Gln Lys Tyr Val Ser Asp 50 55 60 65 Leu Glu Leu Ser Ala 70
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるモノクローン抗体(λ78δ抗
体)の性状解析に用いた合成ペプチド(LD-1,LD-2)
との反応性を示す図である。
【図2】 本発明によるモノクローン抗体(λ78δ抗
体)の天然型および組換えLD78ポリペプチドとの反
応性を示す図である。各抗体の初期濃度は50μg/mlで
ある。
【図3】 本発明によるモノクローン抗体(λ78δ抗
体)の潰瘍性大腸炎患者生検サンプルとの反応性を示す
生物の形態図(図面代用写真)である。
【図4】 本発明によるモノクローン抗体(λ78δ抗
体)の潰瘍性大腸炎及びクローン病末梢血サンプルとの
反応性を示す図である。
【図5】 本発明によるモノクローン抗体(λ78δ抗
体)のVAHSおよびFHL患者生検サンプルとの反応
性を示す生物の形態図(図面代用写真)である。
【図6】 本発明によるモノクローン抗体(λ78δ抗
体)のRHS患者生検サンプルとの反応性を示す生物の
形態図(図面代用写真)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/50 33/53 D 33/564 Z 33/577 B //(C12P 21/08 C12R 1:91)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LD78ポリペプチドで免疫したマウス
    脾臓細胞とマウスミエローマとのハイブリドーマによっ
    て生産され、LD78ポリペプチドまたはその断片に結
    合性を有するモノクローン抗体。
  2. 【請求項2】 受託番号第13572号(FERM P-
    13572)として工業技術院生命工学工業技術研究所
    に寄託されたハイブリドーマが産生する抗体である請求
    項1記載のモノクローン抗体。
  3. 【請求項3】 LD78ポリペプチドまたはその断片に
    結合性を有するモノクローン抗体を利用するヒト自己免
    疫疾患の診断方法。
  4. 【請求項4】 ヒト自己免疫疾患が潰瘍性大腸炎および
    クローン病より選ばれる難治性炎症性腸管障害である請
    求項3記載のヒト自己免疫疾患の診断方法。
  5. 【請求項5】 LD78ポリペプチドまたはその断片に
    結合性を有するモノクローン抗体を利用する血球貪食性
    組織球食作用(Hemophagocytic Histiocytosis;以下、H
    Hと称することがある)に起因する疾患の診断方法。
  6. 【請求項6】 血球貪食性組織球食作用に起因する疾患
    が血球貪食症候群(Hemophagocytic syndorome;以下、H
    Sと称することがある)である請求項5記載の診断方
    法。
  7. 【請求項7】 LD78ポリペプチドまたはその断片に
    結合性を有するモノクローン抗体またはそのヒト型化抗
    体もしくはその断片を含有するヒト自己免疫疾患予防・
    治療剤。
  8. 【請求項8】 ヒト自己免疫疾患が潰瘍性大腸炎および
    クローン病より選ばれる難治性炎症性腸管障害である請
    求項7記載のヒト自己免疫疾患予防・治療剤。
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