JPH0767785B2 - 漏水防止吸水シート - Google Patents

漏水防止吸水シート

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JPH0767785B2
JPH0767785B2 JP27052890A JP27052890A JPH0767785B2 JP H0767785 B2 JPH0767785 B2 JP H0767785B2 JP 27052890 A JP27052890 A JP 27052890A JP 27052890 A JP27052890 A JP 27052890A JP H0767785 B2 JPH0767785 B2 JP H0767785B2
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water
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water leakage
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良平 野田
敬次 河内
憲司 森
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、漏水防止吸水シートに関する。
〔従来の技術〕
屋外屋内を問わず建築物の内外装工事や補修工事等に際
して、天井や壁面に、水、薬剤、水溶液等の液剤及び/
または流動性材料を、吹付けたり塗布したりする作業時
に、これらの材料が散逸したり、施工部以外の部分を汚
染したりするのを防止するために養生をしなければなら
ない。また、配管工事や屋上防水工事の際に生じる漏水
事故等を防止するためにも養生シートを用いる必要があ
る。
本出願人らはこのような場合に養生シートの継目からの
漏水・漏液防止技術を提案している(特願昭63−335568
号出願)。その技術では、少なくとも2枚の不織布の間
に高吸水性高分子樹脂を含む吸水紙を封入した吸水シー
トを開示しており、すぐれた吸水性能を有するものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記吸水シートも未だ次のような解決す
べき問題が知見されている。
養生シートから漏水して吸水シートが水を吸ったと
き、漏水箇所の早期発見が難しい。
不織布はやや吸水速度が遅い。
吸水シートがその吸水能力を越える水を吸ったと
き、ゲル化した高分子樹脂が踏みつけられたりまたは他
の荷重がかかったときに水分がにじみ出し、吸水シート
からさらに下層に若干漏水することがある。
薄葉紙及び高吸水性高分子樹脂には防炎加工が施さ
れていないので防炎加工を施していない繊維製品の使用
が禁じられている作業には使用できない。
本発明の漏水防止吸水シートは、上記問題点を解決した
漏水防止吸水シートを開発し、これを提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は両面にポリエチレンラミネート層を有する底側
薄葉紙と、高吸水性高分子樹脂、吸水発色剤及び防炎剤
の混合層と、上側薄葉紙とのエンボス加工積層体から構
成されていることを特徴としている。
〔作用〕
本発明の漏水防止吸水シートは、不透水養生シートの継
目の背面に沿って配設されるか、または配管工事や屋上
防水工事又は外壁の工事に際し、生じる漏水事故等の防
止のために床や機器の被覆材として用いられる。
この漏水防止吸水シートは上記のように構成され、不織
布を用いないので、吸水速度を減殺されることなく、ま
た吸水発色剤によって、少量の漏水が生じたときも早期
に漏水を検出することが可能となり、適時適切な対応策
を講ずることができる。
また、漏水があって、吸水シートが吸水してゲル化した
場合、外部荷重等によってゲルからの浸出水による漏水
があった場合でも、底側薄葉紙がポリエチレンラミネー
ト加工されているので、底側薄葉紙を通して下方に漏水
することはない。
さらに、過熱されたり、火源が接触したり、万一火災が
発生した場合でも防炎処理が施されているので、薄葉紙
が炎上することはなく安全である。防炎剤の作用は主と
して次の通りである。
防炎剤は高温で分解する際、多量の熱を吸収するので、
燃焼が持続するのに必要な熱量が不足する自己消火性型
で吸熱作用を有し、薄葉紙の繊維にガス状の膜を形成
し、繊維が空気(酸素)と触れるのを妨げる被覆作用が
ある。また防炎加工に使用された防炎剤は、加熱により
不燃性ガスを発生し、それによって可燃性ガスを希釈し
て発火させない。この際、発生するガスの量と速度と温
度のバランスが重要である。さらに、防炎剤と高吸水性
高分子樹脂は、難分解性物質及び結晶性炭素の生成を増
加させるなど熱分解を変化させ、加熱時に薄葉紙と高吸
水性高分子樹脂を、結晶性炭素と多量の水に分解する脱
水反応を促進する。
〔実施例〕
本発明の実施例の漏水防止吸水シートを次の製造工程に
より製造した。第1図はその模式的部分断面図である。
両面にそれぞれ厚さ8μmのポリエチレンラミネート3
を施した底側薄葉紙(厚さ30g/m2)2の上に、ポリアク
リル酸系の高吸水性樹脂30〜100g/m2とこれに吸水発色
剤0.1重量%と水酸化マグネシウム(防炎剤)5〜10重
量%を均一に混合した粉体の混合層4を形成し、その上
に上側薄葉紙(塗付量20g/m2)5を重ね、この積層体を
蒸気加熱したエンボスロールで圧下してエンボス加工を
施した。
このようにして製造された実施例の漏水防止吸水シート
について各種の試験を行った。
比較例として特願昭63−335568号に開示した従来の吸水
シートの成績も併せ示した。この従来の吸水シートの構
成は第2図に示した通りで、下層から 21・・・不織布(レーヨン+PP+ポリエチレン)(20g/
m2)、 22・・・ティッシュペーパー(18g/m2)、 23・・・アクリル酸ソーダ(30g/m2) +貝化石(10g/m2)、 24・・・ティッシュペーパー(18g/m2)、 25・・・不織布(レーヨン+PP+ポリエチレン) (20g/m2)、 となっている。
試験方法は次の通りである。
(a)吸水量試験: 5cm×16cmの試験片をティーバックに入れ、水中に浸漬
した後、引上げて水切りした後各重量を計る。(ティー
バックのみの給水量のブランクテストを行い、その重量
を差し引く。) (b)透水性試験: 50mlのビュレットを用い、精製水25mlを吸水シート7cm
平方の中央に1ml/2minの速度で滴下した。従来品は、20
mlを超えると裏面より漏水し、滴下をはじめた。実施例
の吸水シートでは、25ml全量を滴下しても裏面に通過漏
水しない。その後指で表面を加圧しても、高吸水性高分
子のゲル状物質が縞状に広がるのみである。また一昼夜
放置しても裏面よりの漏水滴下現象はみられなかった。
(c)発色性試験: 1mlの水が8cm×8cmの吸水シートに吸水された後、発色
性の有無を目視にて調査した結果を第2表に示す。
(d)吸水速度試験: 1mlの水が8cm×8cmの吸水シートに全量吸水される時間
を測定した結果を第3表に示す。
(e)防炎性試験: 防炎剤として、水酸化マグネシウムを使用した。防炎剤
としては、加熱時に発煙及び一酸化炭素の発生が少な
く、残留炭素が多く、炎が貫通しないものが好ましい。
防炎性試験は自治省令第3号自治省消防庁防炎試験規定
(呼称:消防庁試験)による測定及びJISL−1091(繊維
製品の燃焼性試験方法)によるLOI値の測定の2種を行
った。
実施例と比較例とを対比して吸水量試験を第1表に、発
色性を第2表に、吸水速度を第3表に、透水性を第4表
に示した。また消防法施工規則第4条の3(防炎性能の
基準の数値等)による1分間加熱を行ったところ加熱中
に着炎があったので別の試験体について着炎してから3
秒後にバーナーを取去り残炎時間、残塵時間、炭化面積
を測定した結果を第5表に示した。さらにJISL−1091繊
維製品による燃焼性試験方法によるLOI値を測定した結
果を第6表に示す。
実施例はいずれも好適な成績を示している。
〔発明の効果〕 本発明の漏水防止吸水シートは、従来品に比較して、吸
水速度、吸水量及び非透水性が向上し、漏水箇所の早期
発見が可能となり、また防炎性が向上した。
したがって、吸水量の増加及び吸水による発色によっ
て、工事中の漏水箇所を早期に発見することができ漏水
を完全に防止することができる。また火気に接触した
り、万一火災が発生した場合でも防炎処理が施されてい
ることによって、炎等が生ずることなく安全性の向上が
図られており、作業性が高まる。
またシート表面の吸水速度を高め漏水があった場合もす
みやかにシート内部に水が吸収される。しかも非透水性
にすぐれ多量の水が1所に集中しても裏側に水が漏れる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の模式的部分断面図、第2図は
従来の吸水シートの模式的部分断面図である。 1……漏水防止吸水シート 2……底側薄葉紙 3……ポリエチレンラミネート 4……混合層 5……上側薄葉紙 21……不織布 22……ティッシュペーパー 23……アクリル酸ソーダ 24……ティッシュペーパー 25……不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/32 B (72)発明者 森 憲司 大阪府大阪市西区靭本町3丁目8番6号 株式会社コンステック内 (56)参考文献 実開 昭63−60624(JP,U) 実開 昭62−114731(JP,U) 実開 昭61−112926(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面にポリエチレンラミネート層を有する
    底側薄葉紙と、高吸水性高分子樹脂、吸水発色剤及び防
    炎剤の混合層と、上側薄葉紙とのエンボス加工積層体か
    らなることを特徴とする漏水防止吸水シート。
JP27052890A 1990-10-11 1990-10-11 漏水防止吸水シート Expired - Fee Related JPH0767785B2 (ja)

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