JPH076781Y2 - 樹木用害虫捕獲帯 - Google Patents
樹木用害虫捕獲帯Info
- Publication number
- JPH076781Y2 JPH076781Y2 JP1990061015U JP6101590U JPH076781Y2 JP H076781 Y2 JPH076781 Y2 JP H076781Y2 JP 1990061015 U JP1990061015 U JP 1990061015U JP 6101590 U JP6101590 U JP 6101590U JP H076781 Y2 JPH076781 Y2 JP H076781Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cotton
- trees
- web
- woven
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、街路樹や公園の緑化木あるいは庭園樹など
の樹木を、害虫から保護するための誘殺バンド法による
樹木用害虫捕獲帯に関する。
の樹木を、害虫から保護するための誘殺バンド法による
樹木用害虫捕獲帯に関する。
街路樹や公園の緑化木あるいは庭園樹等の樹木に発生す
る害虫の駆除方法としては、古くからむしろやわら等を
秋口に樹木に巻き付けておき、その中で害虫のさなぎや
繭を越冬させ、翌春に樹木から取り外して焼却する、い
わゆる誘殺バンド法が行なわれていた。
る害虫の駆除方法としては、古くからむしろやわら等を
秋口に樹木に巻き付けておき、その中で害虫のさなぎや
繭を越冬させ、翌春に樹木から取り外して焼却する、い
わゆる誘殺バンド法が行なわれていた。
しかし、最近は、むしろやわらを入手するのが困難で高
価な資材となり、また取り付け作業に手間がかかる欠点
があった。
価な資材となり、また取り付け作業に手間がかかる欠点
があった。
そのため、最近は多くの殺虫剤や防虫剤が開発され、こ
れら薬剤を散布あるいは塗布して害虫を駆除する方法が
広く行なわれていた。
れら薬剤を散布あるいは塗布して害虫を駆除する方法が
広く行なわれていた。
しかし、多くの薬剤は残留毒性があり、都市や人家のあ
る周辺での薬剤散布は、薬剤が飛散するため問題があ
る。そして、薬剤散布は、期間を置いて年に数回繰り返
す必要のある場合もあり、労力と費用がかさむ。また有
害な薬剤の使用に対し世論が厳しくなり薬剤の使用が制
限されている。
る周辺での薬剤散布は、薬剤が飛散するため問題があ
る。そして、薬剤散布は、期間を置いて年に数回繰り返
す必要のある場合もあり、労力と費用がかさむ。また有
害な薬剤の使用に対し世論が厳しくなり薬剤の使用が制
限されている。
そこで、誘殺バンド法が見直され、むしろやわらに代っ
て紙や布を基材とし、粘着剤を付けた粘着性の誘殺バン
ド(実開平2-6469号公報など)あるいは紙等のシートに
薬剤を塗布または含浸させた防虫シート(特公昭61-376
1号公報)など多くの提案がなされている。
て紙や布を基材とし、粘着剤を付けた粘着性の誘殺バン
ド(実開平2-6469号公報など)あるいは紙等のシートに
薬剤を塗布または含浸させた防虫シート(特公昭61-376
1号公報)など多くの提案がなされている。
しかし、毛虫などの食葉害虫類は、粘着剤を忌避するた
め粘着剤誘殺バンドでは食葉害虫類の誘殺捕獲はむずか
しい。
め粘着剤誘殺バンドでは食葉害虫類の誘殺捕獲はむずか
しい。
考案が解決しようとする課題 前記のごとく、近年開発された誘殺バンド法による害虫
防除シートは、食葉害虫類を捕獲するのに十分な効果が
あがらない。
防除シートは、食葉害虫類を捕獲するのに十分な効果が
あがらない。
この考案は、かかる現状にかんがみ、食葉害虫類(主に
アメリカシロヒトリ、マツカレハの幼虫)を捕獲するの
に優れた効果のある樹木用害虫捕獲帯を提供するもので
ある。
アメリカシロヒトリ、マツカレハの幼虫)を捕獲するの
に優れた効果のある樹木用害虫捕獲帯を提供するもので
ある。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、この考案の樹木用害虫捕獲帯
は、ジュート糸、コイヤー繊維等の天然繊維を高密度に
織製した織布または不織布を基材とし、ポリエステル、
アクリル等の疎水性合成繊維からなる厚さ5〜20mmのポ
ーラスな綿状ウエブを貼り合せ帯状に形成してなる。
は、ジュート糸、コイヤー繊維等の天然繊維を高密度に
織製した織布または不織布を基材とし、ポリエステル、
アクリル等の疎水性合成繊維からなる厚さ5〜20mmのポ
ーラスな綿状ウエブを貼り合せ帯状に形成してなる。
また、前記した基材に、レーヨン糸等の吸水性合成繊維
とポリエステル糸等の疎水性合成繊維とを混合した厚さ
3〜18mm程度のポーラスな綿状ウエブと疎水性合成繊維
からなる厚さ2mm程度のポーラスな綿状ウエブとを重ね
て合せ貼り合せ帯状に形成してなる。
とポリエステル糸等の疎水性合成繊維とを混合した厚さ
3〜18mm程度のポーラスな綿状ウエブと疎水性合成繊維
からなる厚さ2mm程度のポーラスな綿状ウエブとを重ね
て合せ貼り合せ帯状に形成してなる。
また、上記吸水性合成繊維と疎水性合成繊維とを混合し
た綿状ウエブに薬剤を含浸させることができる。
た綿状ウエブに薬剤を含浸させることができる。
作用 この考案の害虫捕獲帯は、高密度織布の基材に、疎水性
のあるポーラスな所定厚さの綿状ウエブを貼り合せてな
るから、樹間との間に適度のすきまが形成され保温性に
優れ、雨水による湿りが少なく、乾燥が早いので、害虫
の侵入が容易であり、また越冬するさなぎや繭は綿状ウ
エブ中にからみ付き脱落することがない。また、使用後
の焼却においては天然繊維のほか、レーヨン糸等の吸水
性繊維が混在しているため、有害臭等の問題が起きな
い。
のあるポーラスな所定厚さの綿状ウエブを貼り合せてな
るから、樹間との間に適度のすきまが形成され保温性に
優れ、雨水による湿りが少なく、乾燥が早いので、害虫
の侵入が容易であり、また越冬するさなぎや繭は綿状ウ
エブ中にからみ付き脱落することがない。また、使用後
の焼却においては天然繊維のほか、レーヨン糸等の吸水
性繊維が混在しているため、有害臭等の問題が起きな
い。
吸水性合成繊維と疎水性合成繊維とを混合して綿状ウエ
ブを形成するのは、上記のごとく、焼却時の問題を除く
ほか、薬剤を含浸させるのに有利であるからである。
ブを形成するのは、上記のごとく、焼却時の問題を除く
ほか、薬剤を含浸させるのに有利であるからである。
薬剤を含浸させた吸湿性のポーラスな綿状ウエブは、疎
水性の綿状ウエブと基布の間に介在するから、作業者は
有害な農薬に触れることなく取り扱うことができ安全で
ある。また、基材の十分な遮光性とあいまって長期にわ
たり残存薬効が維持される。
水性の綿状ウエブと基布の間に介在するから、作業者は
有害な農薬に触れることなく取り扱うことができ安全で
ある。また、基材の十分な遮光性とあいまって長期にわ
たり残存薬効が維持される。
なお、基材は十分な遮光性を得るため、400〜600g/m2程
度の高密度の天然繊維織物または不織布を使用する。
度の高密度の天然繊維織物または不織布を使用する。
綿状ウエブは、害虫の侵入を確保するには厚さ5mm以上
が必要であるが、20mmを超えて厚くしても捕獲効果の向
上はみられないから5〜20mmの厚さが望ましい。
が必要であるが、20mmを超えて厚くしても捕獲効果の向
上はみられないから5〜20mmの厚さが望ましい。
実施例 実施例1 第1図は請求項1の考案を実施した場合の縦断面図であ
る。
る。
基材(1)は、ジュート糸を用いて高密度に平織したジ
ュート織物(500g/m2)からなる。
ュート織物(500g/m2)からなる。
綿状ウエブ層(2)は、例えばブラウン系など任意に着
色したポリエステル繊維(6デニール)をカードにより
開繊して、見掛け厚さ10mm、目付け90g/m2のポーラスな
綿状ウエブからなり、例えばアクリル系エマルジョンな
どの接着剤を使って基材(1)に貼り合せるのである。
色したポリエステル繊維(6デニール)をカードにより
開繊して、見掛け厚さ10mm、目付け90g/m2のポーラスな
綿状ウエブからなり、例えばアクリル系エマルジョンな
どの接着剤を使って基材(1)に貼り合せるのである。
なお、前記捕獲帯は、幅1mで長尺の帯として作り、スリ
ッターにより幅15cm〜20cmに裁断し、さらに長さは巻き
付ける樹木の大きさにより任意に決めて切断する。そし
て、第3図に示すように、樹木(6)の幹に巻き付ける
際は、止め金具(5)で係止する。
ッターにより幅15cm〜20cmに裁断し、さらに長さは巻き
付ける樹木の大きさにより任意に決めて切断する。そし
て、第3図に示すように、樹木(6)の幹に巻き付ける
際は、止め金具(5)で係止する。
実施例2 レーヨン綿を主体にポリエステル綿を加えた混合綿をカ
ードにより開織して見掛け厚み8mm、目付け90g/m2のポ
ーラスで吸水性の綿状ウエブ層(3)を作った。
ードにより開織して見掛け厚み8mm、目付け90g/m2のポ
ーラスで吸水性の綿状ウエブ層(3)を作った。
そして、その上に厚さ1〜2mmのポリエステル糸からな
る疎水性の綿状ウエブ層(4)を形成して重ね、ニード
ルパンチにより一体化する。
る疎水性の綿状ウエブ層(4)を形成して重ね、ニード
ルパンチにより一体化する。
前記のごとくして一体化した吸水性の綿状ウエブ層
(3)と疎水性の綿状ウエブ層(4)とからなるウエブ
層を基材(1)に接着剤を使って貼り合せるのである。
(3)と疎水性の綿状ウエブ層(4)とからなるウエブ
層を基材(1)に接着剤を使って貼り合せるのである。
また、上記綿状ウエブ層(3)を作る際、例えばスミチ
オンMC(住友化学の商品名)に水溶性樹脂を80倍になる
程度に混合増量した薬剤を10〜20cc/m2の割合で混合綿
に塗布しながら綿状ウエブを形成することもできる。
オンMC(住友化学の商品名)に水溶性樹脂を80倍になる
程度に混合増量した薬剤を10〜20cc/m2の割合で混合綿
に塗布しながら綿状ウエブを形成することもできる。
実施例3 実施例1で示した請求項1の考案による害虫捕獲帯(本
考案)と比較のためむしろを2巻きした従来品のそれぞ
れを公園内に植えられたかえでに対し10月に巻き付け約
2か月を経過したのち取り外し、害虫アメリカシロヒト
リの幼虫状態(さなぎ)での越冬数を調べた。その結果
を第1表に示す。また前記と同じ要領でヒマラヤスギに
施して害虫マツカレハさなぎの越冬数を調べた。その結
果を第2表に示す。
考案)と比較のためむしろを2巻きした従来品のそれぞ
れを公園内に植えられたかえでに対し10月に巻き付け約
2か月を経過したのち取り外し、害虫アメリカシロヒト
リの幼虫状態(さなぎ)での越冬数を調べた。その結果
を第1表に示す。また前記と同じ要領でヒマラヤスギに
施して害虫マツカレハさなぎの越冬数を調べた。その結
果を第2表に示す。
その結果より、この考案によるものは、従来品に比べア
メリカシリヒトリ、マツカレハいずれも捕獲数は著しく
多い。この事実から、この考案は害虫捕獲の効果が優れ
ていることがわかる。
メリカシリヒトリ、マツカレハいずれも捕獲数は著しく
多い。この事実から、この考案は害虫捕獲の効果が優れ
ていることがわかる。
考案の効果 この考案は、疎水性のある綿状ウエブ層または薬剤を含
浸した疎水性の綿状ウエブ層に疎水性の薄い綿状ウエブ
層を重ね合せて害虫侵入部を形成しており、保温性に優
れ、雨水の影響を受けにくく、適度のすきまがあり、害
虫が侵入しやすく、越冬するさなぎや繭は繊維でからみ
付けられ脱落せず、優れた害虫捕獲効果が発揮される。
また、構成素材はほとんど天然繊維からなるため、焼却
の際問題が起ることがない。
浸した疎水性の綿状ウエブ層に疎水性の薄い綿状ウエブ
層を重ね合せて害虫侵入部を形成しており、保温性に優
れ、雨水の影響を受けにくく、適度のすきまがあり、害
虫が侵入しやすく、越冬するさなぎや繭は繊維でからみ
付けられ脱落せず、優れた害虫捕獲効果が発揮される。
また、構成素材はほとんど天然繊維からなるため、焼却
の際問題が起ることがない。
また、樹木に巻き付けられた捕獲帯の表面は、高密度の
天然繊維の織物または不織布で形成されるから、十分な
遮光性があり、害虫が侵入しやすく、含浸させた薬剤の
効果を持続できる。
天然繊維の織物または不織布で形成されるから、十分な
遮光性があり、害虫が侵入しやすく、含浸させた薬剤の
効果を持続できる。
第1図はこの出願の請求項1の考案の実施例を示す縦断
面図、第2図は同じく請求項2の考案の実施例を示す縦
断面図、第3図はこの考案の捕獲帯を樹木の幹に巻き付
けた際の斜視図である。 1……基材 2、4……綿状ウエブ層 3……綿状ウエブ層 5……止め金具 6……樹木
面図、第2図は同じく請求項2の考案の実施例を示す縦
断面図、第3図はこの考案の捕獲帯を樹木の幹に巻き付
けた際の斜視図である。 1……基材 2、4……綿状ウエブ層 3……綿状ウエブ層 5……止め金具 6……樹木
Claims (3)
- 【請求項1】ジュート糸、コイヤー繊維等の天然繊維を
高密度に織製した織布または不織布を基材とし、ポリエ
ステル、アクリル等の疎水性合成繊維からなる厚さ5〜
20mmのポーラスな綿状ウエブを貼り合せ帯状とした樹木
用害虫捕獲帯。 - 【請求項2】ジュート糸、コイヤー繊維等の天然繊維を
高密度に織製した織布または不織布を基材とし、レーヨ
ン糸等の吸水性合成繊維とポリエステル糸等の疎水性合
成繊維とを混合した厚さ3〜18mmのポーラスな綿状ウエ
ブと、疎水性合成繊維からなる厚さ2mm程度のポーラス
な綿状ウエブとを重ねて貼り合せ帯状とした樹木用害虫
捕獲帯。 - 【請求項3】吸水性合成繊維と疎水性合成繊維とを混合
した綿状ウエブに薬剤を含浸させた請求項2記載の樹木
用害虫捕獲帯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990061015U JPH076781Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 樹木用害虫捕獲帯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990061015U JPH076781Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 樹木用害虫捕獲帯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0419185U JPH0419185U (ja) | 1992-02-18 |
| JPH076781Y2 true JPH076781Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31588890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990061015U Expired - Lifetime JPH076781Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 樹木用害虫捕獲帯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076781Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP1990061015U patent/JPH076781Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0419185U (ja) | 1992-02-18 |
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