JPH0767851A - Mri装置による流体計測法 - Google Patents
Mri装置による流体計測法Info
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- JPH0767851A JPH0767851A JP5218872A JP21887293A JPH0767851A JP H0767851 A JPH0767851 A JP H0767851A JP 5218872 A JP5218872 A JP 5218872A JP 21887293 A JP21887293 A JP 21887293A JP H0767851 A JPH0767851 A JP H0767851A
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Landscapes
- Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 MRI装置を用いて流体の速度変化を高時間
分解能で計測し、さらに加速度の変化を高時間分解能で
求める。 【構成】 流体の流れる領域において、流れと交差する
面を第1の高周波磁場11によって選択励起し、第1の
高周波磁場によって励起した面と直交する方向に、第2
の高周波磁場13によって選択励起した後、流れの方向
に沿ってリードアウト傾斜磁場16を振幅の極性を反転
させながら繰り返し印加し、流体の速度による磁化の位
相変化が補正されたエコー信号S2を少なくとも2個以
上発生させる。これらエコー信号S2から作成した投影
像における流体の移動距離とエコー信号発生間隔から、
各エコー信号発生時の流速を求める。
分解能で計測し、さらに加速度の変化を高時間分解能で
求める。 【構成】 流体の流れる領域において、流れと交差する
面を第1の高周波磁場11によって選択励起し、第1の
高周波磁場によって励起した面と直交する方向に、第2
の高周波磁場13によって選択励起した後、流れの方向
に沿ってリードアウト傾斜磁場16を振幅の極性を反転
させながら繰り返し印加し、流体の速度による磁化の位
相変化が補正されたエコー信号S2を少なくとも2個以
上発生させる。これらエコー信号S2から作成した投影
像における流体の移動距離とエコー信号発生間隔から、
各エコー信号発生時の流速を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMRI装置における流体
計測法に関し、特に速度変化を高時間分解能で計測する
方法に関する。
計測法に関し、特に速度変化を高時間分解能で計測する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MRI装置における流体計測方法
としては、David A Feinberg, Lawrence Crooks, John
Hoenninger, et al. Pulsatile Blood Velocity in Hum
an Arteries Displayed by Magnetic Resonance Imagin
g : Radiology 153-177 (1984)に記載されているよ
うに、タイム・オブ・フライト法が一般に知られてい
る。これは上流側で励起した流体を下流側で計測するも
のである。すなわち、流体の流れる領域において、流れ
と交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、
第1の高周波磁場によって選択励起した面と平行あるい
は直交する方向に、第2の高周波磁場によって選択励起
した後、リードアウト傾斜磁場を印加し、2度の励起を
受けた流体からエコー信号を得る。
としては、David A Feinberg, Lawrence Crooks, John
Hoenninger, et al. Pulsatile Blood Velocity in Hum
an Arteries Displayed by Magnetic Resonance Imagin
g : Radiology 153-177 (1984)に記載されているよ
うに、タイム・オブ・フライト法が一般に知られてい
る。これは上流側で励起した流体を下流側で計測するも
のである。すなわち、流体の流れる領域において、流れ
と交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、
第1の高周波磁場によって選択励起した面と平行あるい
は直交する方向に、第2の高周波磁場によって選択励起
した後、リードアウト傾斜磁場を印加し、2度の励起を
受けた流体からエコー信号を得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の流体
計測法は、第1及び第2の高周波磁場の印加による一回
の励起によって1個の流速を得るものであるので、複数
個の流速を得るためには励起と信号計測のサイクルを繰
り返す必要があり、計測時間が長いという問題があっ
た。さらに加速度を計測するためには、少なくとも2個
所以上の速度の情報を必要とし、その時間間隔が短いほ
ど精度が向上するが、従来の流体計測法においては短い
時間間隔で2個所以上の速度の情報を得ることは困難で
あった。
計測法は、第1及び第2の高周波磁場の印加による一回
の励起によって1個の流速を得るものであるので、複数
個の流速を得るためには励起と信号計測のサイクルを繰
り返す必要があり、計測時間が長いという問題があっ
た。さらに加速度を計測するためには、少なくとも2個
所以上の速度の情報を必要とし、その時間間隔が短いほ
ど精度が向上するが、従来の流体計測法においては短い
時間間隔で2個所以上の速度の情報を得ることは困難で
あった。
【0004】本発明はこのような従来の流体計測法の問
題を解決し、1回の励起だけで流体の複数の速度情報を
得ることができ、その速度変化が高時間分解能で計測可
能な方法を提供することを目的とする。また本発明は、
エンコード傾斜磁場を1エンコードステップづつ変えな
がら計測シーケンスを繰返すことにより、流体について
の2次元画像を得ることができる流体計測法を提供する
ことを目的とする。更に本発明は、2つの計測工程を組
合せることにより、流体の速度及び加速度に関する情報
と、速度に関する情報を複数得ることができ、これらの
情報から加速度に関する情報を抽出するが可能な流体計
測法を提供することを目的とする。
題を解決し、1回の励起だけで流体の複数の速度情報を
得ることができ、その速度変化が高時間分解能で計測可
能な方法を提供することを目的とする。また本発明は、
エンコード傾斜磁場を1エンコードステップづつ変えな
がら計測シーケンスを繰返すことにより、流体について
の2次元画像を得ることができる流体計測法を提供する
ことを目的とする。更に本発明は、2つの計測工程を組
合せることにより、流体の速度及び加速度に関する情報
と、速度に関する情報を複数得ることができ、これらの
情報から加速度に関する情報を抽出するが可能な流体計
測法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、高
周波パルスを印加後、リードアウト傾斜磁場を振幅の極
性を反転させながら繰返し印加して、速度に関する情報
を含んだエコー信号を少なくとも2個以上連続的に発生
させることにより達成される。即ち、本発明の流体計測
法は、その第1の態様において、流体の流れる領域にお
いて、流れと交差する面を第1の高周波磁場によって選
択励起し、第1の高周波磁場によって選択励起した面と
直交する方向に、第2の高周波磁場によって選択励起し
た後、流れの方向に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅
の極性を反転させながら印加し、流体の速度による磁化
の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個以
上発生させ、各エコー信号から投像像を作成し、投影像
における流体の移動距離とエコー信号発生の時間間隔よ
り各エコー信号発生時における流速を求め、さらに流速
の変化から加速度を求めるものである。
周波パルスを印加後、リードアウト傾斜磁場を振幅の極
性を反転させながら繰返し印加して、速度に関する情報
を含んだエコー信号を少なくとも2個以上連続的に発生
させることにより達成される。即ち、本発明の流体計測
法は、その第1の態様において、流体の流れる領域にお
いて、流れと交差する面を第1の高周波磁場によって選
択励起し、第1の高周波磁場によって選択励起した面と
直交する方向に、第2の高周波磁場によって選択励起し
た後、流れの方向に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅
の極性を反転させながら印加し、流体の速度による磁化
の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個以
上発生させ、各エコー信号から投像像を作成し、投影像
における流体の移動距離とエコー信号発生の時間間隔よ
り各エコー信号発生時における流速を求め、さらに流速
の変化から加速度を求めるものである。
【0006】本発明の流体計測法の第2の態様は、流体
の流れる領域において、流れと交差する面を第1の高周
波磁場によって選択励起し、第1の高周波磁場によって
励起した面と平行又は直交する面を、第2の高周波磁場
によって選択励起する第1のステップと、第1のステッ
プによる選択励起後に流れの方向と垂直な方向にエンコ
ード傾斜磁場を印加する第2のステップと、流れの方向
に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させ
ながら繰返し印加し、流体の速度による磁化の位相変化
が補正されたエコー信号を少なくとも2個以上発生させ
る第3のステップとから成るシーケンスを、エンコード
傾斜磁場の印加量を1エンコードステップずつ変化させ
ながら繰返し、各シーケンスにおいて第1の高周波磁場
印加後から同一時刻に発生したエコー信号の列を用いて
画像再構成し、画像を得るものである。
の流れる領域において、流れと交差する面を第1の高周
波磁場によって選択励起し、第1の高周波磁場によって
励起した面と平行又は直交する面を、第2の高周波磁場
によって選択励起する第1のステップと、第1のステッ
プによる選択励起後に流れの方向と垂直な方向にエンコ
ード傾斜磁場を印加する第2のステップと、流れの方向
に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させ
ながら繰返し印加し、流体の速度による磁化の位相変化
が補正されたエコー信号を少なくとも2個以上発生させ
る第3のステップとから成るシーケンスを、エンコード
傾斜磁場の印加量を1エンコードステップずつ変化させ
ながら繰返し、各シーケンスにおいて第1の高周波磁場
印加後から同一時刻に発生したエコー信号の列を用いて
画像再構成し、画像を得るものである。
【0007】また本発明の流体計測法の第3の態様は、
第1の態様による流体計測法におけるリードアウト傾斜
磁場の振幅を変えて同じ計測工程を繰返し、第1の計測
工程で流体の速度及び加速度による磁化の位相変化が補
正されたエコー信号を得、第2の計測工程で流体の速度
による磁化の位相変化が補正されたエコー信号を得、こ
れらエコー信号の投影像の差分を取ることにより流体の
加速度成分を抽出するものである。
第1の態様による流体計測法におけるリードアウト傾斜
磁場の振幅を変えて同じ計測工程を繰返し、第1の計測
工程で流体の速度及び加速度による磁化の位相変化が補
正されたエコー信号を得、第2の計測工程で流体の速度
による磁化の位相変化が補正されたエコー信号を得、こ
れらエコー信号の投影像の差分を取ることにより流体の
加速度成分を抽出するものである。
【0008】更に本発明の流体計測法の第4の態様は、
第2の態様による流体計測法におけるリードアウト傾斜
磁場の振幅を変えて同じ計測工程を繰返し、第1の計測
工程で得られる流体の速度及び加速度成分を含む画像
と、第2の計測工程で得られる流体の速度成分を含む画
像との差分を取ることにより流体の加速度成分を抽出す
るものである。
第2の態様による流体計測法におけるリードアウト傾斜
磁場の振幅を変えて同じ計測工程を繰返し、第1の計測
工程で得られる流体の速度及び加速度成分を含む画像
と、第2の計測工程で得られる流体の速度成分を含む画
像との差分を取ることにより流体の加速度成分を抽出す
るものである。
【0009】
【作用】本発明に係る流体計測法では、流体の流れる領
域において、流れと交差する面を第1の高周波磁場によ
って選択励起し、第1の高周波磁場によって選択励起し
た面と平行又は直交する方向に、第2の高周波磁場によ
って選択励起することにより、追跡したい流体の領域を
限定している。次に流れの方向に沿ってリードアウト傾
斜磁場を振幅の極性を反転させながら繰返し印加するこ
とにより、流体の速度に関する情報を含んだエコー信号
を連続的に発生させる。さらに各エコー信号から投影像
を作成し、投影像における流体の移動距離とエコー信号
発生の時間間隔より各エコー信号発生時における流速を
求める。これにより流体の速度変化を高時間分解能で計
測できる。この計測法にエンコード傾斜磁場を印加する
サイクルを加えることにより流体の速度成分を含む2次
元画像を得ることができる。
域において、流れと交差する面を第1の高周波磁場によ
って選択励起し、第1の高周波磁場によって選択励起し
た面と平行又は直交する方向に、第2の高周波磁場によ
って選択励起することにより、追跡したい流体の領域を
限定している。次に流れの方向に沿ってリードアウト傾
斜磁場を振幅の極性を反転させながら繰返し印加するこ
とにより、流体の速度に関する情報を含んだエコー信号
を連続的に発生させる。さらに各エコー信号から投影像
を作成し、投影像における流体の移動距離とエコー信号
発生の時間間隔より各エコー信号発生時における流速を
求める。これにより流体の速度変化を高時間分解能で計
測できる。この計測法にエンコード傾斜磁場を印加する
サイクルを加えることにより流体の速度成分を含む2次
元画像を得ることができる。
【0010】また、振幅の極性を反転させるリードアウ
ト傾斜磁場の振幅を適当に選択することにより流体の加
速度及び速度による磁化の位相変化が補正されたエコー
信号が得られる。このエコー信号から作成した投影像
と、流体の速度による磁化の位相変化が補正されたエコ
ー信号からの投影像との差を取ることにより、直接加速
度情報を高時間分解能で計測できる。
ト傾斜磁場の振幅を適当に選択することにより流体の加
速度及び速度による磁化の位相変化が補正されたエコー
信号が得られる。このエコー信号から作成した投影像
と、流体の速度による磁化の位相変化が補正されたエコ
ー信号からの投影像との差を取ることにより、直接加速
度情報を高時間分解能で計測できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図3は本発明の流体計測法が適用されるM
RI装置の全体構成を示すもので、この装置は、被検体
7の置かれる空間に静磁場を発生する静磁場発生磁石1
と、この空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生部2
と、高周波パルスの送信および信号の検出をするプロ−
ブ3と、傾斜磁場発生部2の電源4と、高周波パルスの
送信および信号の受信を行う送受信器5と、これらを制
御するとともに受信された信号に基づき所定の演算を行
う演算制御部6とから構成されている。
に説明する。図3は本発明の流体計測法が適用されるM
RI装置の全体構成を示すもので、この装置は、被検体
7の置かれる空間に静磁場を発生する静磁場発生磁石1
と、この空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生部2
と、高周波パルスの送信および信号の検出をするプロ−
ブ3と、傾斜磁場発生部2の電源4と、高周波パルスの
送信および信号の受信を行う送受信器5と、これらを制
御するとともに受信された信号に基づき所定の演算を行
う演算制御部6とから構成されている。
【0012】静磁場発生磁石1は、被検体7の周りに通
常磁場強度0.1Tから4.7Tの均一な静磁場を発生
させるもので、磁石としては、超電導磁石や永久磁石が
使用される。傾斜磁場発生部2は静磁場の方向及びそれ
に直角な2方向に沿って、磁場の強度にそれぞれ傾斜を
つけるためのもので、3つの傾斜磁場Gx、Gy、Gz
を発生する3組のコイルを有している。傾斜磁場の加え
方により断層面を設定することができる。高周波プロ−
ブ3は、被検体7の撮影対象とする領域に移動させるこ
とができ、通常周波数4MHz〜200MHzの高周波
磁場を発生する。尚、図3においてプロ−ブ3は送信用
と受信用供用のものを示したが、これらは別個のプロー
ブを用意してもよい。これら傾斜磁場の制御、また高周
波パルスおよび信号取り込みの制御は、パルスシーケン
スに従って演算制御部6を介して行われる。
常磁場強度0.1Tから4.7Tの均一な静磁場を発生
させるもので、磁石としては、超電導磁石や永久磁石が
使用される。傾斜磁場発生部2は静磁場の方向及びそれ
に直角な2方向に沿って、磁場の強度にそれぞれ傾斜を
つけるためのもので、3つの傾斜磁場Gx、Gy、Gz
を発生する3組のコイルを有している。傾斜磁場の加え
方により断層面を設定することができる。高周波プロ−
ブ3は、被検体7の撮影対象とする領域に移動させるこ
とができ、通常周波数4MHz〜200MHzの高周波
磁場を発生する。尚、図3においてプロ−ブ3は送信用
と受信用供用のものを示したが、これらは別個のプロー
ブを用意してもよい。これら傾斜磁場の制御、また高周
波パルスおよび信号取り込みの制御は、パルスシーケン
スに従って演算制御部6を介して行われる。
【0013】このようなMRI装置において、演算制御
部6の制御するパルスシーケンスで傾斜磁場発生用のコ
イル2及び高周波プローブ3を駆動して、所定のパルス
状の高周波磁場を被検体7に印加して被検体7の関心領
域を選択励起した後、リードアウト傾斜磁場を印加し
て、被検体7から発生する高周波磁場(NMR信号)を
高周波プローブ3で検出する。
部6の制御するパルスシーケンスで傾斜磁場発生用のコ
イル2及び高周波プローブ3を駆動して、所定のパルス
状の高周波磁場を被検体7に印加して被検体7の関心領
域を選択励起した後、リードアウト傾斜磁場を印加し
て、被検体7から発生する高周波磁場(NMR信号)を
高周波プローブ3で検出する。
【0014】ここでリードアウト傾斜磁場を印加するこ
とにより、流体はその磁化に位相の変化φを生じる。こ
の位相φは次式で与えられる。
とにより、流体はその磁化に位相の変化φを生じる。こ
の位相φは次式で与えられる。
【0015】
【数1】
【0016】式中、Tは傾斜磁場Gzの印加される時
間、γは磁気回転比で検出される核種(例えばプロト
ン)によって固有の値である、r0は高周波磁場で励起
される核スピンの最初の位置、vは流体の速度である。
正負一対で構成される傾斜磁場(振幅の極性が反対で同
じ磁場強度の傾斜磁場の組)が印加されると、静止部分
では位相が戻りエコー信号が発生するが、流れのある部
分では位相が付加されエコー信号が消失する。このた
め、2組のリードアウト傾斜磁場を印加することによ
り、流体部分の位相が戻され、速度の補正されたエコー
信号を得ることができる。本発明の流体計測法では、こ
のような振幅の極性の反転する傾斜磁場を繰返し印加す
ることにより、速度の補正されたエコー信号を少なくと
も2以上発生させる。
間、γは磁気回転比で検出される核種(例えばプロト
ン)によって固有の値である、r0は高周波磁場で励起
される核スピンの最初の位置、vは流体の速度である。
正負一対で構成される傾斜磁場(振幅の極性が反対で同
じ磁場強度の傾斜磁場の組)が印加されると、静止部分
では位相が戻りエコー信号が発生するが、流れのある部
分では位相が付加されエコー信号が消失する。このた
め、2組のリードアウト傾斜磁場を印加することによ
り、流体部分の位相が戻され、速度の補正されたエコー
信号を得ることができる。本発明の流体計測法では、こ
のような振幅の極性の反転する傾斜磁場を繰返し印加す
ることにより、速度の補正されたエコー信号を少なくと
も2以上発生させる。
【0017】これらエコー信号は受信部5で受信され、
フーリエ変換、画像再構成等の画像処理及び所定の演算
を行った後、流体の速度、加速度が求められる。得られ
た画像及び演算結果は図示しない表示部に表示される。
次に本発明の流体計測法によるパルスシーケンスの第1
の実施例を説明する。ここでは、図4に示すごとく、血
管内を流れる血液がXZ平面内で流れるものとする。
フーリエ変換、画像再構成等の画像処理及び所定の演算
を行った後、流体の速度、加速度が求められる。得られ
た画像及び演算結果は図示しない表示部に表示される。
次に本発明の流体計測法によるパルスシーケンスの第1
の実施例を説明する。ここでは、図4に示すごとく、血
管内を流れる血液がXZ平面内で流れるものとする。
【0018】このパルスシーケンスでは図1に示すよう
に、まず励起用(90°)高周波パルス11と磁場強度
をz方向に傾斜させる傾斜磁場(Gz)12とをパルス
状に印加して関心領域を励起する。高周波パルスと傾斜
磁場を同時に印加することで関心領域を選択的に励起す
ることができる。次に、高周波パルス11の印加後の時
刻t0において、反転(180°)高周波パルス13と
磁場強度をy方向に傾斜させる傾斜磁場(Gy)14を
パルス状に印加して、高周波パルス11によって励起し
た面と直交する面を励起する。
に、まず励起用(90°)高周波パルス11と磁場強度
をz方向に傾斜させる傾斜磁場(Gz)12とをパルス
状に印加して関心領域を励起する。高周波パルスと傾斜
磁場を同時に印加することで関心領域を選択的に励起す
ることができる。次に、高周波パルス11の印加後の時
刻t0において、反転(180°)高周波パルス13と
磁場強度をy方向に傾斜させる傾斜磁場(Gy)14を
パルス状に印加して、高周波パルス11によって励起し
た面と直交する面を励起する。
【0019】高周波パルス13の印加後の時刻t1にお
いて、リードアウト傾斜磁場として、磁場強度をz方向
に傾斜させる傾斜磁場(Gz)16をT時間印加する。
以後2T時間ごとに振幅の極性、つまり傾斜の向きを反
転させながら傾斜磁場の印加を繰り返す。この間リード
アウト傾斜磁場(Gz)の傾斜と印加時間の積の総和量
が0になるごとにエコー信号が発生する。このエコー信
号を発生する領域は、図4に示すように高周パルス11
と高周波パルス13によってそれぞれ励起された面の交
差する部分41で、最初この領域にあった流体42は、
時間経過に従って流れの方向に沿って流出する。
いて、リードアウト傾斜磁場として、磁場強度をz方向
に傾斜させる傾斜磁場(Gz)16をT時間印加する。
以後2T時間ごとに振幅の極性、つまり傾斜の向きを反
転させながら傾斜磁場の印加を繰り返す。この間リード
アウト傾斜磁場(Gz)の傾斜と印加時間の積の総和量
が0になるごとにエコー信号が発生する。このエコー信
号を発生する領域は、図4に示すように高周パルス11
と高周波パルス13によってそれぞれ励起された面の交
差する部分41で、最初この領域にあった流体42は、
時間経過に従って流れの方向に沿って流出する。
【0020】ここで傾斜磁場(Gz)が負の期間中のエ
コー信号をS1、傾斜磁場(Gz)が正の期間中のエコ
ー信号をS2とし、最初に発生する1組のエコー信号
(S1)17と(S2)18に着目してみると、S1のピ
ーク時の位相変化は、式(1)より、
コー信号をS1、傾斜磁場(Gz)が正の期間中のエコ
ー信号をS2とし、最初に発生する1組のエコー信号
(S1)17と(S2)18に着目してみると、S1のピ
ーク時の位相変化は、式(1)より、
【0021】
【数2】
【0022】が成立つ。ここでγは磁気回転比、rは核
スピンの位置、vは流体の速度である。この式において
rを含む項の積分は区間0〜2Tで0とならないので、
これは流体の速度成分による位相変化を強調した場合に
相当する。また、S2のピ−ク時の位相変化について
は、
スピンの位置、vは流体の速度である。この式において
rを含む項の積分は区間0〜2Tで0とならないので、
これは流体の速度成分による位相変化を強調した場合に
相当する。また、S2のピ−ク時の位相変化について
は、
【0023】
【数3】
【0024】が成り立つ。この式で、rを含む項の積分
は区間0〜4Tで0となるので、流体の速度成分による
位相変化を補正した場合に相当する。即ち、エコー信号
S2として高周パルス11と高周波パルス13によって
励起された部分41と流体42とからの信号が得られ
る。このようなエコー信号S1及びS2の関係は、以後発
生する全てのエコー信号S 1、S2の間につねに成り立
ち、速度の影響を強調した信号と速度の影響を補正した
信号が交互に発生することになる。ここで信号S2は4
T間隔で発生するので、流体41の速度に関する情報を
4T間隔で追跡することが可能である。得られた信号S
2の列は、フーリエ変換により1次元投影像に変換され
る。
は区間0〜4Tで0となるので、流体の速度成分による
位相変化を補正した場合に相当する。即ち、エコー信号
S2として高周パルス11と高周波パルス13によって
励起された部分41と流体42とからの信号が得られ
る。このようなエコー信号S1及びS2の関係は、以後発
生する全てのエコー信号S 1、S2の間につねに成り立
ち、速度の影響を強調した信号と速度の影響を補正した
信号が交互に発生することになる。ここで信号S2は4
T間隔で発生するので、流体41の速度に関する情報を
4T間隔で追跡することが可能である。得られた信号S
2の列は、フーリエ変換により1次元投影像に変換され
る。
【0025】図5にS2の投影像を示す。これは時間の
経過に従って流体が移動していく状態を示すもので、4
1が静止部分を、42が流体部分を表している。第1の
励起から最初のS2発生までにt1+4T時間経過してい
るため、流体は静止部分に対して位置r1に移動する。
したがって、この間の流体部の平均流速v1はr1/(t
1+4T)となる。次に、2番目に発生するS2は、最初
のS2発生からさらに4T時間経過しているため、最初
位置r1にあった流体は位置r2まで移動する。したがっ
て位置r1から位置r2までの平均流速v2は(r2−
r1)/4Tとなる。これら2点における平均流速v1及
びv2から平均加速度a1を求めることができる。以下同
様にして、隣合う時刻の投影像における流体の位置変化
から速度を、さらに速度変化から加速度を順次求めるこ
とができる。
経過に従って流体が移動していく状態を示すもので、4
1が静止部分を、42が流体部分を表している。第1の
励起から最初のS2発生までにt1+4T時間経過してい
るため、流体は静止部分に対して位置r1に移動する。
したがって、この間の流体部の平均流速v1はr1/(t
1+4T)となる。次に、2番目に発生するS2は、最初
のS2発生からさらに4T時間経過しているため、最初
位置r1にあった流体は位置r2まで移動する。したがっ
て位置r1から位置r2までの平均流速v2は(r2−
r1)/4Tとなる。これら2点における平均流速v1及
びv2から平均加速度a1を求めることができる。以下同
様にして、隣合う時刻の投影像における流体の位置変化
から速度を、さらに速度変化から加速度を順次求めるこ
とができる。
【0026】以上の説明は1次元投影像を得る場合であ
ったが、このような第1の実施例の計測法にエンコード
傾斜磁場を印加するサイクルを加えることにより2次元
投影像を得ることができる。2次元投影像を得るための
流体計測法として本発明の第2の実施例について説明す
る。第2の実施例では、図1において高周波パルス13
の印加(第1のステップ)とリードアウト傾斜磁場16
の印加(第3のステップ)の間に、x方向に磁場強度が
変化する傾斜磁場(Gx)15に示すパルス状に印加す
る(第2のステップ)。この傾斜磁場(Gx)はエコー
信号の位相にx方向に沿った位置の情報を付与する働き
をするので、エンコード傾斜磁場と呼ばれる。エンコー
ド傾斜磁場強度を1エンコードステップ分ずつ変化させ
て、このパルスシーケンス(第1から第3のステップま
での工程)の実施を繰り返す。
ったが、このような第1の実施例の計測法にエンコード
傾斜磁場を印加するサイクルを加えることにより2次元
投影像を得ることができる。2次元投影像を得るための
流体計測法として本発明の第2の実施例について説明す
る。第2の実施例では、図1において高周波パルス13
の印加(第1のステップ)とリードアウト傾斜磁場16
の印加(第3のステップ)の間に、x方向に磁場強度が
変化する傾斜磁場(Gx)15に示すパルス状に印加す
る(第2のステップ)。この傾斜磁場(Gx)はエコー
信号の位相にx方向に沿った位置の情報を付与する働き
をするので、エンコード傾斜磁場と呼ばれる。エンコー
ド傾斜磁場強度を1エンコードステップ分ずつ変化させ
て、このパルスシーケンス(第1から第3のステップま
での工程)の実施を繰り返す。
【0027】この1回のパルスシーケンスの過程におい
て第1の実施例で述べたようにS1とS2の交互に発生す
るエコー信号が得られる。パルスシーケンスの繰返しご
とに得られるS2の各信号のうち、高周波パルス11の
印加から信号発生までの時間が同一で、エンコード傾斜
磁場(Gx)印加量の異なる信号を1組のデータ(エコ
ー信号の列)とする。各組のデータは2次元フーリエ変
換により像再構成され、2次元投影像が得られる。図7
にこのようにして得られた2次元投影像を示す。得られ
た投影像は第1の実施例と同様に、4T間隔の時間分解
能で流体を追跡した2次元投影像を表しており、これら
投影像から図5の場合と同様に流体の速度、更に加速度
を求めることができる。
て第1の実施例で述べたようにS1とS2の交互に発生す
るエコー信号が得られる。パルスシーケンスの繰返しご
とに得られるS2の各信号のうち、高周波パルス11の
印加から信号発生までの時間が同一で、エンコード傾斜
磁場(Gx)印加量の異なる信号を1組のデータ(エコ
ー信号の列)とする。各組のデータは2次元フーリエ変
換により像再構成され、2次元投影像が得られる。図7
にこのようにして得られた2次元投影像を示す。得られ
た投影像は第1の実施例と同様に、4T間隔の時間分解
能で流体を追跡した2次元投影像を表しており、これら
投影像から図5の場合と同様に流体の速度、更に加速度
を求めることができる。
【0028】本発明の流体計測法は、更に加速度成分を
直接観察する方法を提供する。このような流体計測法の
第3の実施例について説明する。この流体計測法による
パルスシーケンスにおいては図2に示すように、まず9
0°高周波パルス21と傾斜磁場(Gz1)22とをパ
ルス状に印加して関心領域を励起する。次に、高周波パ
ルス21の印加後の時刻t0において、180°高周波
パルス24と傾斜磁場(Gy)25とをパルス状に印加
して、高周波パルス21によって励起した面と直交する
面を励起する。
直接観察する方法を提供する。このような流体計測法の
第3の実施例について説明する。この流体計測法による
パルスシーケンスにおいては図2に示すように、まず9
0°高周波パルス21と傾斜磁場(Gz1)22とをパ
ルス状に印加して関心領域を励起する。次に、高周波パ
ルス21の印加後の時刻t0において、180°高周波
パルス24と傾斜磁場(Gy)25とをパルス状に印加
して、高周波パルス21によって励起した面と直交する
面を励起する。
【0029】高周波パルス24印加後の時刻t1におい
て、傾斜磁場(Gz1)27を2(√(2)−1)T時
間印加する。以後2T、2T、4(√(2)−1)T時
間の組み合わせで振幅の極性を反転させながら傾斜磁場
(Gz1)の印加を繰り返す。この間傾斜磁場(Gz1)
の傾斜と印加時間の積の総和量が0になるごとにエコー
信号が発生する。上記の時間の間隔は、3回目に反転す
る傾斜磁場の印加中において位相の変化が0になるよう
に選ばれた値である。即ち、最初に発生するエコー信号
をS3、2番目に発生するエコー信号をS4、3番目に発
生するエコー信号をS5とするとき、これら信号S3、S
4、S5のピ−ク時の位相変化について、それぞれ以下の
式が成り立つ。
て、傾斜磁場(Gz1)27を2(√(2)−1)T時
間印加する。以後2T、2T、4(√(2)−1)T時
間の組み合わせで振幅の極性を反転させながら傾斜磁場
(Gz1)の印加を繰り返す。この間傾斜磁場(Gz1)
の傾斜と印加時間の積の総和量が0になるごとにエコー
信号が発生する。上記の時間の間隔は、3回目に反転す
る傾斜磁場の印加中において位相の変化が0になるよう
に選ばれた値である。即ち、最初に発生するエコー信号
をS3、2番目に発生するエコー信号をS4、3番目に発
生するエコー信号をS5とするとき、これら信号S3、S
4、S5のピ−ク時の位相変化について、それぞれ以下の
式が成り立つ。
【0030】
【数4】
【0031】
【数5】
【0032】
【数6】
【0033】ここで、式(4)及び(5)の場合には、
速度及び加速度の影響が強調されているが、式(6)の
場合には、速度および加速度の影響が補正されている。
即ち、エコー信号S5は、高周パルス11と高周波パル
ス13によって励起された部分41とそこから流出した
流体42とからの信号が得られることになる。これら信
号S3、S4、S5の関係は、以後発生する全ての信号
S3、S4、S5の間につねに成り立ち、S5は4√(2)
T間隔で発生するので、流体部分の速度、加速度に関す
る情報を4√(2)T間隔で追跡することが可能であ
る。信号S5は加速度および速度の影響が補正されてい
るので、加速度のみの情報を取り出すためには、そこか
ら速度の情報を差分すればよいことになる。
速度及び加速度の影響が強調されているが、式(6)の
場合には、速度および加速度の影響が補正されている。
即ち、エコー信号S5は、高周パルス11と高周波パル
ス13によって励起された部分41とそこから流出した
流体42とからの信号が得られることになる。これら信
号S3、S4、S5の関係は、以後発生する全ての信号
S3、S4、S5の間につねに成り立ち、S5は4√(2)
T間隔で発生するので、流体部分の速度、加速度に関す
る情報を4√(2)T間隔で追跡することが可能であ
る。信号S5は加速度および速度の影響が補正されてい
るので、加速度のみの情報を取り出すためには、そこか
ら速度の情報を差分すればよいことになる。
【0034】ところで、第1の実施例で示したパルスシ
ーケンスでは、速度のみの影響が補正されたエコー信号
S2が発生するので、このエコー信号S2を用いれば加速
度のみの情報を取り出すことができる。そこで同一領域
を、リードアウト傾斜磁場Gz1を用いて再度計測する
ことによりエコー信号S2を得る。しかしながら再度計
測時の撮影条件が、信号S5を得る撮影条件と同一撮影
条件では、信号S5は4√2T間隔で発生するのに対
し、信号S2は4T間隔で発生するため、両者発生のタ
イミングにずれがある。そこで、傾斜磁場(Gz2)の
傾斜磁場強度を傾斜磁場(Gz2)に対して1/√
(2)倍変調することにより、図2に示すように信号S
5とS2の発生のタイミングを同一にすることができる。
ーケンスでは、速度のみの影響が補正されたエコー信号
S2が発生するので、このエコー信号S2を用いれば加速
度のみの情報を取り出すことができる。そこで同一領域
を、リードアウト傾斜磁場Gz1を用いて再度計測する
ことによりエコー信号S2を得る。しかしながら再度計
測時の撮影条件が、信号S5を得る撮影条件と同一撮影
条件では、信号S5は4√2T間隔で発生するのに対
し、信号S2は4T間隔で発生するため、両者発生のタ
イミングにずれがある。そこで、傾斜磁場(Gz2)の
傾斜磁場強度を傾斜磁場(Gz2)に対して1/√
(2)倍変調することにより、図2に示すように信号S
5とS2の発生のタイミングを同一にすることができる。
【0035】このような速度のみの影響が補正されたエ
コー信号S2を得るための第2の計測において、まず高
周波パルス21と傾斜磁場(Gz2)23をパルス状に
印加して関心領域を励起する。次に、高周波パルス21
の印加後の時刻t0において、高周波パルス24と傾斜
磁場(Gy)25をパルス状に印加して、高周波パルス
21によって励起した面と直交する面を励起する。さら
に、高周波パルス24印加後の時刻t1において、傾斜
磁場(Gz2)28を√(2)T時間だけ印加する。以
後2√(2)T時間ごとに振幅の極性を反転させながら
傾斜磁場(Gz2)の印加を繰り返す。この間傾斜磁場
(Gz2)の傾斜と印加時間の積の総和量が0になるご
とに、信号S1と信号S2が交互に発生する。即ち、信号
S2は信号S5と同様4√(2)T間隔で発生することに
なる。
コー信号S2を得るための第2の計測において、まず高
周波パルス21と傾斜磁場(Gz2)23をパルス状に
印加して関心領域を励起する。次に、高周波パルス21
の印加後の時刻t0において、高周波パルス24と傾斜
磁場(Gy)25をパルス状に印加して、高周波パルス
21によって励起した面と直交する面を励起する。さら
に、高周波パルス24印加後の時刻t1において、傾斜
磁場(Gz2)28を√(2)T時間だけ印加する。以
後2√(2)T時間ごとに振幅の極性を反転させながら
傾斜磁場(Gz2)の印加を繰り返す。この間傾斜磁場
(Gz2)の傾斜と印加時間の積の総和量が0になるご
とに、信号S1と信号S2が交互に発生する。即ち、信号
S2は信号S5と同様4√(2)T間隔で発生することに
なる。
【0036】前述したとおり、信号S2は流体の速度の
影響が補正されており、信号S5は流体の速度および加
速度の影響が補正されているので、得られたS2とS5の
信号列をフーリエ変換によりそれぞれ1次元投影像に変
換した後、高周波磁場21の印加から同一時刻における
S2の投影像とS5の投影像の差分をとることより、図6
に示すように所要の時刻における加速度成分が抽出でき
る。
影響が補正されており、信号S5は流体の速度および加
速度の影響が補正されているので、得られたS2とS5の
信号列をフーリエ変換によりそれぞれ1次元投影像に変
換した後、高周波磁場21の印加から同一時刻における
S2の投影像とS5の投影像の差分をとることより、図6
に示すように所要の時刻における加速度成分が抽出でき
る。
【0037】以上説明した第3の実施例は1次元投影像
を得る場合であったが、第4の実施例として2次元投影
像を得る場合を説明する。第4の実施例では、図2にお
いて第2の実施例と同様、高周波パルス24の印加(第
1のステップ)とリードアウト傾斜磁場27、28の印
加(第3のステップ)の間に、エンコード傾斜磁場(G
x)26をパルス状に印加する(第2のステップ)。こ
のエンコード傾斜磁場強度を1エンコードステップ分ず
つ変化させて、このパルスシーケンス(第1から第3ま
でのステップ)の実施を繰り返す。
を得る場合であったが、第4の実施例として2次元投影
像を得る場合を説明する。第4の実施例では、図2にお
いて第2の実施例と同様、高周波パルス24の印加(第
1のステップ)とリードアウト傾斜磁場27、28の印
加(第3のステップ)の間に、エンコード傾斜磁場(G
x)26をパルス状に印加する(第2のステップ)。こ
のエンコード傾斜磁場強度を1エンコードステップ分ず
つ変化させて、このパルスシーケンス(第1から第3ま
でのステップ)の実施を繰り返す。
【0038】ここで、第1の計測において傾斜磁場(G
z1)によって得られるS5の各信号列のうち、高周波パ
ルス21の印加から信号発生までの時間が同一で、エン
コード傾斜磁場印加量の異なる信号を1組のデータとす
る。また第2の計測において傾斜磁場(Gz2)によっ
て得られるS2の各信号列のうち、高周波パルス11の
印加から信号発生までの時間が同一で、エンコード傾斜
磁場印加量の異なる信号を1組のデータとする。各組の
データを2次元フーリエ変換により像再構成し、2次元
投影像を得る。高周波磁場21の印加から同一時刻にお
ける信号S2の投影像と信号S5の投影像の差分をとるこ
とより、図8に示すようにその時刻における加速度成分
を抽出することができる。
z1)によって得られるS5の各信号列のうち、高周波パ
ルス21の印加から信号発生までの時間が同一で、エン
コード傾斜磁場印加量の異なる信号を1組のデータとす
る。また第2の計測において傾斜磁場(Gz2)によっ
て得られるS2の各信号列のうち、高周波パルス11の
印加から信号発生までの時間が同一で、エンコード傾斜
磁場印加量の異なる信号を1組のデータとする。各組の
データを2次元フーリエ変換により像再構成し、2次元
投影像を得る。高周波磁場21の印加から同一時刻にお
ける信号S2の投影像と信号S5の投影像の差分をとるこ
とより、図8に示すようにその時刻における加速度成分
を抽出することができる。
【0039】尚、以上の実施例において、領域を選択励
起するための2つの高周波磁場はそれぞれ直交する方向
に印加する場合について述べたが、本発明の流体計測法
は2つの高周波磁場によって励起される面が平行であっ
てもよい。また本発明が適用されるMRI装置の構成
は、本発明の範囲において自由に変更することができ
る。
起するための2つの高周波磁場はそれぞれ直交する方向
に印加する場合について述べたが、本発明の流体計測法
は2つの高周波磁場によって励起される面が平行であっ
てもよい。また本発明が適用されるMRI装置の構成
は、本発明の範囲において自由に変更することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の流体計測法によれば、選択励起した流体部分に、リ
ードアウト傾斜磁場を磁場の極性を反転させながら繰り
返して印加し、速度の影響が補正されたエコー信号を連
続的に発生するようにしたので、高い時間分解能で速
度、加速度を計測できるという効果を奏する。また本発
明の流体計測法によれば、繰り返し印加するリードアウ
ト傾斜磁場の振幅を適当に選択することにより、速度及
び加速度の影響が補正されたエコー信号を連続的に発生
させることができ、これにより高い時間分解能で直接加
速度情報を得ることができる。
明の流体計測法によれば、選択励起した流体部分に、リ
ードアウト傾斜磁場を磁場の極性を反転させながら繰り
返して印加し、速度の影響が補正されたエコー信号を連
続的に発生するようにしたので、高い時間分解能で速
度、加速度を計測できるという効果を奏する。また本発
明の流体計測法によれば、繰り返し印加するリードアウ
ト傾斜磁場の振幅を適当に選択することにより、速度及
び加速度の影響が補正されたエコー信号を連続的に発生
させることができ、これにより高い時間分解能で直接加
速度情報を得ることができる。
【図1】本発明の第1及び第2の実施例のパルスシーケ
ンスを示す図。
ンスを示す図。
【図2】本発明の第3及び第4の実施例のパルスシーケ
ンスを示す図。
ンスを示す図。
【図3】本発明を適用するMRI装置の概略構成を示す
図。
図。
【図4】各実施例を説明するための模式図。
【図5】第1の実施例で得られたエコー信号の1次元投
影像を示す模式図。
影像を示す模式図。
【図6】第3の実施例で得られたエコー信号の1次元投
影像を示す模式図。
影像を示す模式図。
【図7】第2の実施例で得られたエコー信号の2次元投
影像を示す模式図。
影像を示す模式図。
【図8】第4の実施例で得られたエコー信号の2次元投
影像を示す模式図。
影像を示す模式図。
1…静磁場発生磁石 2…傾斜磁場発生部 3…高周波プロ−ブ 5…送信機および受信機 6…演算制御部 7…被検体 41…励起領域 42…流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01P 13/00 E 7507−4C A61B 5/05 376 G01N 24/00 D
Claims (4)
- 【請求項1】流体の流れる領域において、流れと交差す
る面を第1の高周波磁場によって選択励起し、第1の高
周波磁場によって励起した面と平行又は直交する方向
に、第2の高周波磁場によって選択励起した後、流れの
方向に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転
させながら繰返し印加し、流体の速度による磁化の位相
変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個以上発生
させ、各エコー信号から投影像を作成し、前記投影像に
おける流体の移動距離とエコー信号発生の時間間隔より
各エコー信号発生時における流速を求めることを特徴と
するMRI装置による流体計測法。 - 【請求項2】流体の流れる領域において、流れと交差す
る面を第1の高周波磁場によって選択励起し、第1の高
周波磁場によって励起した面と平行又は直交する面を、
第2の高周波磁場によって選択励起する第1のステップ
と、第1のステップによる選択励起後に流れの方向と垂
直な方向にエンコード傾斜磁場を印加する第2のステッ
プと、流れの方向に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅
の極性を反転させながら繰返し印加し、流体の速度によ
る磁化の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも
2個以上発生させる第3のステップとから成るシーケン
スを、前記エンコード傾斜磁場の印加量を1エンコード
ステップずつ変化させながら繰返し、各シーケンスにお
いて第1の高周波磁場印加後から同一時刻に発生したエ
コー信号の列を用いて画像再構成し、画像を得ることを
特徴とするMRI装置による流体計測法。 - 【請求項3】流体の流れる領域において、流れと交差す
る面を第1の高周波磁場によって選択励起し、第1の高
周波磁場によって励起した面と平行又は直交する面を、
第二の高周波磁場によって選択励起した後、流れの方向
に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させ
ながら繰返し印加し、流体の速度および加速度による磁
化の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個
以上発生させる第1の計測工程と、さらに前記領域を、
流れと交差する面を第一の高周波磁場によって選択励起
し、第一の高周波磁場によって選択励起した面と平行又
は直交する面を、第二の高周波磁場によって選択励起し
た後、流れの方向に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅
の極性を反転させながら繰返し印加し、速度による磁化
の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個以
上発生させる第2の計測工程とを含み、第1の高周波磁
場の印加後から同一時刻において、前記第1の計測工程
で得られる速度および加速度による磁化の位相変化が補
正されたエコー信号の投影像と、前記第2の計測工程で
得られる速度による磁化の位相変化が補正されたエコー
信号の投影像の差分を取ることにより、前記流体の加速
度成分を抽出することを特徴とするMRI装置による流
体計測法。 - 【請求項4】流体の流れる領域において、流れと交差す
る面を第1の高周波磁場によって選択励起し、第1の高
周波磁場によって励起した面と平行又は直交する方向
に、第2の高周波磁場によって選択励起する第1のステ
ップと、前記選択励起後、流れの方向と垂直な方向にエ
ンコード傾斜磁場を印加する第2のステップと、流れの
方向に沿ってリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転
させながら繰返し印加し、流体の速度および加速度によ
る磁化の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも
2個以上発生させる第3のステップから成るシーケンス
(A)を、前記エンコード傾斜磁場の印加量を1エンコ
ードステップずつ変化させながら繰返し、各シーケンス
(A)において第1の高周波磁場印加後から同一時刻に
発生したエコー信号列を用いて画像再構成する第1の計
測工程と、さらに前記領域を、流れと交差する面を第1
の高周波磁場によって選択励起し、第1の高周波磁場に
よって励起した面と平行又は直交する方向に、第2の高
周波磁場によって選択励起する第1のステップと、前記
選択励起後、流れの方向と垂直な方向にエンコード傾斜
磁場を印加する第2のステップと、流れの方向に沿って
リードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら繰
返し印加し、流体の速度による磁化の位相変化が補正さ
れたエコー信号を少なくとも2個以上発生させる第3の
ステップから成るシーケンス(B)を、前記エンコード
傾斜磁場の印加量を1エンコードステップずつ変化させ
ながらを繰返し、各シーケンス(B)における第1の高
周波磁場印加後から同一時刻に発生したエコー信号の列
を用いて画像再構成する第2の計測工程とを含み、第1
の高周波磁場印加後から同一時刻において前記第1の計
測工程で得られた流体の速度および加速度成分を含む画
像と前記第2の計測工程で得られた速度成分を含む画像
との差分を取ることにより、流体の加速度成分を抽出す
ることを特徴とするMRI装置による流体計測法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21887293A JP3366390B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | Mri装置 |
| US08/297,565 US5684398A (en) | 1993-09-02 | 1994-09-01 | Fluid measurement method using nuclear magnetic resonance imaging and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21887293A JP3366390B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | Mri装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767851A true JPH0767851A (ja) | 1995-03-14 |
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