JPH0768120A - 酸素富化空気生成装置 - Google Patents

酸素富化空気生成装置

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JPH0768120A
JPH0768120A JP5316184A JP31618493A JPH0768120A JP H0768120 A JPH0768120 A JP H0768120A JP 5316184 A JP5316184 A JP 5316184A JP 31618493 A JP31618493 A JP 31618493A JP H0768120 A JPH0768120 A JP H0768120A
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JP
Japan
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carbon dioxide
air
oxygen
mode
adsorption tank
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JP5316184A
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English (en)
Inventor
Atsunori Ochi
篤則 越知
Yuichi Minamiyama
雄一 南山
Koji Tanaka
公司 田中
悟 ▲児▼玉
Satoru Kodama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/151Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions, e.g. CO2

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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの吸着タンクによって酸素富化(窒素の
吸着)と二酸化炭素の吸着とを効率良く行わせる。 【構成】 吸着タンク12の出口側に、オリフィス14
と電磁弁EV5とを有する高圧回路15と、電磁弁EV
6を有する低圧回路16とを並列に設ける。酸素富化モ
ード時には、空気を高圧回路15を通して流すことで、
流路抵抗を大きくして吸着タンク12内の圧力を窒素の
吸着に適した圧力まで高める。一方、二酸化炭素除去モ
ード時には、空気をバイパス流入路18→吸着タンク1
2→バイパス流出路19の経路で流すことで、吸着タン
ク12内の吸着剤収容領域を部分的に限定使用するよう
に空気を流して吸着タンク12内の圧損を低下させると
共に、空気を低圧回路16を通して流すことで、流路抵
抗を小さくして吸着タンク12内の圧力を二酸化炭素の
吸着に適した圧力まで低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中の窒素及び二酸
化炭素を吸着する吸着剤を収容した吸着タンク内に空気
を送って酸素富化空気を生成する酸素富化空気生成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内の酸素濃度の低下を防いで居
住空間の快適性を維持するために、空気中の窒素を一部
除去して酸素富化空気を生成する酸素富化空気生成装置
が開発されている(特開平2−174913号公報,特
開昭63−43814号公報,特開昭59−21263
2号公報参照)。この酸素富化空気生成装置の一般的構
成は、空気中の窒素を吸着するゼオライト等の吸着剤を
収容した吸着タンクを設け、この吸着タンク内にコンプ
レッサにより空気を送って酸素富化空気を生成し、この
酸素富化空気を室内に吹き出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、快適性を左
右する空気環境として、酸素濃度の他、二酸化炭素濃度
もある。これを確認するため、空気環境(酸素濃度,二
酸化炭素濃度)と人間の疲労軽減率との関係を調べてみ
ると、図8に示すような結果が得られた。この図8にお
いて、領域Iは、高酸素濃度・低二酸化炭素濃度によっ
て疲労軽減率が高く快適と感じる領域であり、領域II
は、酸素濃度が若干低いが、二酸化炭素濃度を低下させ
ることで領域Iとほぼ同じ疲労軽減率(快適性)を確保
できる領域であり、領域III は、二酸化炭素濃度が高く
て疲労軽減率(快適性)の低い領域である。
【0004】この関係から明らかなように、たとえ酸素
濃度が高くても、二酸化炭素濃度が高くなれば、疲労軽
減率(快適性)が著しく低下してしまう。それ故に、快
適性を維持するためには、酸素富化に加え、二酸化炭素
濃度を低下させることも必要となる。
【0005】しかしながら、前述した従来のものは、酸
素富化のみによる空気環境の改善を狙ったものであり、
二酸化炭素濃度を制御できる構成とはなっていないの
で、十分な快適性を確保できない。尚、ゼオライト等の
吸着剤には、窒素の吸着と共に二酸化炭素も吸着する能
力があるが、後述するように二酸化炭素は窒素に比べて
選択吸着性が強いため、窒素の吸着と同じ条件では、窒
素の吸着と二酸化炭素の吸着とを両立させることができ
ず、二酸化炭素の吸着を効率良く行うことはできない。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、1つの吸着タンクによって、
酸素富化(窒素の吸着)と二酸化炭素の吸着とを効率良
く行わせることができて、空気中の酸素濃度と二酸化炭
素濃度の双方を適正に制御でき、極めて快適な空気環境
を実現できる酸素富化空気生成装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の酸素富化空気生成装置は、
空気中の窒素及び二酸化炭素を吸着する吸着剤を収容し
た吸着タンクを設け、この吸着タンク内に送気手段によ
り空気を送って酸素富化空気を生成するものにおいて、
前記吸着タンクの出口側の空気流通経路の流路抵抗を切
り替えることにより、前記吸着タンク内の圧力を窒素の
吸着に適した圧力に設定する酸素富化モードと二酸化炭
素の吸着に適した圧力に設定する二酸化炭素除去モード
との間で切り替える流路抵抗切替手段を設けた構成とし
たものである。
【0008】この場合、請求項2のように、室内空気中
の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度検出手段
と、検出した二酸化炭素濃度が設定値を越えたときに前
記流路抵抗切替手段を二酸化炭素除去モードに切り替え
て運転する制御手段とを設けても良い。
【0009】また、請求項1の流路抵抗切替手段に代え
て、請求項3のように、吸着タンク内の空気の流れを吸
着剤収容領域全体に行き渡らせる酸素富化モードと、前
記吸着剤収容領域における空気流通範囲を狭めるように
空気を流して前記吸着タンク内の圧損を低下させる二酸
化炭素除去モードとの間で切り替える流通モード切替手
段を設けた構成としても良い。
【0010】この場合においても、請求項4のように、
室内空気中の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度
検出手段と、検出した二酸化炭素濃度が設定値を越えた
ときに前記流通モード切替手段を二酸化炭素除去モード
に切り替えて運転する制御手段とを設けても良い。
【0011】
【作用】吸着タンクの出口側の空気流通経路の流路抵抗
を小さくして、吸着タンク内の圧力(以下「スイング圧
力」という)を低下させると、吸着タンク内に流れる空
気の流量が増加する。しかし、吸着剤(例えばゼオライ
ト)の特性により、図6に示すように、スイング圧力の
低下に伴って窒素及び二酸化炭素の飽和吸着量は減少す
るので、窒素の吸着に最適なスイング圧力が存在し、酸
素富化量にピーク点が現われる。これに対し、二酸化炭
素は、窒素に比べて、吸着剤(例えばゼオライト)の極
性分子に対する選択吸着性が強いため、空気流量の増加
に伴って単位時間当りの二酸化炭素の吸着量は増加する
特性がある。
【0012】そこで、請求項1の発明では、酸素富化
(窒素除去)時には、流路抵抗切替手段により吸着タン
クの出口側の空気流通経路の流路抵抗を高圧側に切り替
えて、スイング圧力を窒素の吸着に適した圧力に設定す
る。これにより、空気中の窒素を効率良く吸着して、空
気中の酸素濃度を高める。一方、二酸化炭素除去時に
は、流路抵抗切替手段により吸着タンクの出口側の空気
流通経路の流路抵抗を低圧側に切り替えて、スイング圧
力を二酸化炭素の吸着に適した低圧力に設定する。これ
により、空気中の二酸化炭素を効率良く吸着して、空気
中の二酸化炭素濃度を低下させる。
【0013】また、請求項3の発明では、酸素富化(窒
素除去)時には、流通モード切替手段により、吸着タン
ク内の空気の流れを吸着剤収容領域全体に行き渡らせる
酸素富化モードに切り替えることで、吸着剤収容領域全
体を使用して空気中の窒素を効率良く吸着する。一方、
二酸化炭素除去時には、流通モード切替手段により、吸
着剤収容領域における空気流通範囲を狭めるように空気
を流す二酸化炭素除去モードに切り替えて、吸着タンク
内の圧損を低下させる。これにより、スイング圧力を低
下させて、吸着タンク内の空気の流量を増大させ、空気
中の二酸化炭素を効率良く吸着する。
【0014】ところで、酸素富化モードと二酸化炭素除
去モードとの間の切替は、次の4通りの方法が考えられ
る。マニュアル操作により使用者自身の判断で切り替
える。タイマー運転により定期的に切り替える。室
内空気中の酸素濃度を検出して自動運転を行う。室内
空気中の二酸化炭素濃度を検出して自動運転を行う。更
に、これら〜を適当に組み合わせた構成も考えられ
る。
【0015】前述したように、たとえ酸素濃度が高くて
も、二酸化炭素濃度が高くなれば、疲労軽減率(快適
性)が著しく低下してしまう。それ故に、快適性を維持
するためには、酸素富化に加え、二酸化炭素濃度を低下
させることも必要となる。この関係を更に詳しく調べて
みると、空気質(二酸化炭素濃度と酸素濃度)が良くな
るほど、人体の呼吸量を低減できることが確認された。
この呼吸量は人体の代謝量を示す一指標であり、代謝量
の大小が肉体的疲労のみならず精神的疲労にも影響を与
えるものと考えられる。それ故に、代謝量の増加(この
場合には呼吸量の増加)を抑制することが、より良い空
気浄化であると考えられる。
【0016】本発明者の実験結果によれば、図13に示
すように、酸素富化により、呼吸量を低減できることが
確認されたが、二酸化炭素濃度が高くなるに従って、呼
吸量が増加し、二酸化炭素濃度が高いときには、たとえ
酸素富化しても、呼吸量を清浄環境時のレベルまでは低
減できないことが確認された。この場合には、図14に
示すように、酸素富化よりも二酸化炭素濃度を低下させ
た方が呼吸量低減に効果的であることも確認された。
【0017】この関係に着目して、より快適な空気質を
実現するための構成が本発明の請求項2,4の構成であ
る。このものは、室内空気中の二酸化炭素濃度を検出す
る二酸化炭素濃度検出手段を備え、この二酸化炭素濃度
検出手段により検出した二酸化炭素濃度が設定値を越え
たときに、制御手段は、請求項1の流路抵抗切替手段若
しくは請求項3の流通モード切替手段を二酸化炭素除去
モードに切り替えて運転する。これにより、二酸化炭素
濃度を設定値以下に抑えることができる。このため、二
酸化炭素濃度が高い状態のまま酸素富化を継続するとき
よりも、呼吸量を効果的に低減させることができると共
に、その後の酸素富化も一層効果的に行うことができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図8に
基づいて説明する。室内空気は、電磁弁EV1を通して
送気手段たるコンプレッサ11に吸入される。酸素富化
モード時には、このコンプレッサ11から吐出された空
気が、図1に実線矢印で示すように、2つの電磁弁EV
2,EV3を通って第1のポートP1から吸着タンク1
2内に流入する。この吸着タンク12内には、空気中の
窒素及び二酸化炭素を吸着するゼオライト等の吸着剤1
3(図2参照)が収容されている。酸素富化モード時に
吸着タンク12内を通過した酸素富化空気は、図1に実
線矢印で示すように、第2のポートP2→電磁弁EV4
→オリフィス14→電磁弁EV5の経路で流れて室内に
吹き出される。上記オリフィス14と電磁弁EV5とを
有する高圧回路15には、電磁弁EV6を有する低圧回
路16が並列に接続されており、これら高圧回路15と
低圧回路16とから流路抵抗切替手段17が構成されて
いる。
【0019】この場合、酸素富化モード時には、低圧回
路16の電磁弁EV6を閉鎖して高圧回路15の電磁弁
EV5を開放することで、吸着タンク12の出口側の空
気流通経路の流路抵抗を大きくして、吸着タンク12内
の圧力(スイング圧力)を窒素の吸着に適した圧力(例
えば0.5kgf/cm2 G )に切り替える(図6及び図7参
照)。これに対し、二酸化炭素除去モード時には、高圧
回路15の電磁弁EV5を閉鎖して低圧回路16の電磁
弁EV6を開放することで、吸着タンク12の出口側の
空気流通経路の流路抵抗を小さくして、スイング圧力を
二酸化炭素の吸着に適した低圧力(例えば0.08kgf/
cm2 G )に切り替える(図6及び図7参照)。この二酸
化炭素除去モード時には、酸素富化空気が図1に一点鎖
線矢印で示すように、低圧回路16を流れて室内に吹き
出される。
【0020】一方、吸着タンク12の側壁には、二酸化
炭素除去モード時に空気流入口となる第3のポートP3
が設けられ、この第3のポートP3に、電磁弁EV2,
EV3間の空気流通経路から分岐したバイパス流入路1
8が接続され、このバイパス流入路18中にも電磁弁E
V7が設けられている。このバイパス流入路18の先端
部は、図2に示すように、第3のポートP3から吸着タ
ンク12内に挿入され、二酸化炭素除去モード時には、
バイパス流入路18の電磁弁EV7を開放してバイパス
流入路18から空気を第1のポートP1側に向けて吐出
する。この第1のポートP1は、酸素富化モード時には
空気流入口となるが、二酸化炭素除去モード時には空気
流出口となる。二酸化炭素除去モード時に第1のポート
P1から流出する空気は、図1に一点鎖線矢印で示すよ
うにバイパス流出路19を経由して、電磁弁EV4と流
路抵抗切替手段17との間の空気流出路20に流れ、流
路抵抗切替手段17側へ流れる。上記バイパス流出路1
9中にも電磁弁EV8が設けられている。
【0021】以上説明したバイパス流入路18とバイパ
ス流出路19とによって、吸着タンク12内の空気の流
れを酸素富化モードから二酸化炭素除去モードに切り替
える流通モード切替手段21が構成されている。この場
合、酸素富化モード時には、バイパス流入路18及びバ
イパス流出路19の双方の電磁弁EV7,EV8を閉鎖
して、空気を第1のポートP1から第2のポートP2へ
と流し、吸着タンク12内の吸着剤13の収容領域全体
に空気を行き渡らせる。一方、二酸化炭素除去モード時
には、バイパス流入路18及びバイパス流出路19の双
方の電磁弁EV7,EV8を開放して、空気を第3のポ
ートP3から第1のポートP1へと流し、吸着タンク1
2内の吸着剤13の収容領域のうちの第3のポートP3
と第1のポートP1との間の部分(図2に示す点線の斜
線部分)を使用して空気を流すようになっている。
【0022】また、上記空気流出路20には、流路抵抗
切替手段17の前段に位置してサージタンク22が設け
られている。このサージタンク22は、酸素富化モード
時及び二酸化炭素除去モード時に流路抵抗切替手段17
側へ流れる空気の一部を取り込んで蓄える。一方、脱気
モード時には、サージタンク22内に蓄えられている空
気が、図1に点線矢印で示すように、電磁弁EV4→第
2のポートP2→吸着タンク12→第1のポートP1→
電磁弁EV3→電磁弁EV9→コンプレッサ11→電磁
弁EV10の経路で室外に排出される。この際、空気が
吸着タンク12内の吸着剤13を通過する過程で、吸着
剤13に吸着されている窒素分子や二酸化炭素分子を取
り除いて、吸着剤13の吸着能力を回復させる。この脱
気モード時における吸着タンク12内の圧力は、例えば
−0.8kgf/cm2 G となるように設定されている。以上
説明した各モードにおける電磁弁EV1〜電磁弁EV1
0のON(開放)/OFF(閉鎖)の切替は、図3に示
すようになっている。
【0023】次に、図4に基づいて制御系統の電気回路
の構成を説明する。電源スイッチ25に直列に第1のリ
レーコイルRL1が接続されている。この電源スイッチ
25をオンすると、第1のリレーコイルRL1に通電さ
れて第1のリレースイッチRL1Sがオンする。この第
1のリレースイッチRL1Sのオンによって、酸素セン
サアンプ27が作動し始める。この酸素センサアンプ2
7は、室内の酸素濃度を検出する酸素センサ(図示せ
ず)の出力信号に基づいて酸素富化モード運転を実行す
るか否かを判定し、酸素富化モード実行用の第3のリレ
ーコイルRL3の通電を制御する。この酸素センサアン
プ27と第3のリレーコイルRL3との直列回路に対し
て、リレースイッチ26と第2のリレーコイルRL2と
の直列回路が並列に接続されている。この場合、酸素セ
ンサにより検出された空気中の酸素濃度が例えば20.
0%以下のときには、リレースイッチ26がオフに維持
されるが、酸素濃度が20.0%を越えると、酸素セン
サアンプ27によりリレースイッチ26をオンさせて、
第2のリレーコイルRL2に通電するようになってい
る。
【0024】上記第2のリレーコイルRL2又は第3の
リレーコイルRL3に通電されると、第2のリレースイ
ッチRL2S又は第3のリレースイッチRL3Sがオン
して、リレータイマーRLTが計時動作を開始し、二酸
化炭素除去モード又は酸素富化モードの運転を実行す
る。このリレータイマーRLTは、オンされたリレース
イッチRL2S又はRL3Sのオン状態を例えば20秒
経過後にオフ状態に切り替えて、二酸化炭素除去モード
又は酸素富化モードの運転を終了する。このリレータイ
マーRLTの計時動作中(つまりリレースイッチRL2
S又はRL3Sのオン中)は、リレースイッチSW1が
オン状態に維持されて、電磁弁EV1,EV2に通電さ
れ、これらが開放された状態に維持される。
【0025】また、リレータイマーRLTは、酸素富化
モード又は二酸化炭素除去モードの終了後(リレースイ
ッチRL2S又はRL3Sをオフ状態に切り替えた
後)、リレースイッチSW2,SW3を例えば20秒間
オン状態に維持して、電磁弁EV3,EV4,EV9,
EV10に通電し、これらを開放状態に維持して、脱気
モード運転を例えば20秒間だけ実行する。
【0026】以上のように構成した酸素富化空気生成装
置の作動の流れを図5のフローチャートに従って説明す
る。まず、ステップ101で、酸素センサ(図示せず)
により検出した空気中の酸素濃度が20.0%以下であ
るか否かを判定し、YES(20.0%以下)であれ
ば、空気中の酸素濃度を高める必要があるので、ステッ
プ102に移行し、第3のリレーコイルRL3に通電し
て、第3のリレースイッチRL3Sをオンさせ、酸素富
化モードの運転を開始する。
【0027】この酸素富化モード時には、図3に示すよ
うに、電磁弁EV1〜EV5を開放して、室内空気を、
図1に実線矢印で示すように、電磁弁EV1→コンプレ
ッサ11→電磁弁EV2→電磁弁EV3→第1のポート
P1→吸着タンク12→第2のポートP2→電磁弁EV
4→高圧回路15(オリフィス14→電磁弁EV5)→
室内の経路で循環させて、室内空気の酸素濃度を高め
る。この際、酸素富化空気を高圧回路15(オリフィス
14→電磁弁EV5)を通して流すことで、吸着タンク
12の出口側の空気流通経路の流路抵抗を大きくして、
吸着タンク12内の圧力(スイング圧力)を窒素の吸着
に適した圧力(例えば0.5kgf/cm2 G )に設定する
(図6及び図7参照)。このように、窒素の吸着に適し
た圧力条件下で、空気を第1のポートP1→吸着タンク
12→第2のポートP2の経路で流通させることで、吸
着タンク12内の吸着剤13の収容領域全体にまんべん
なく空気を流通させて、空気中の窒素を効率良く吸着
し、酸素富化空気を効率良く生成する。
【0028】以上のような酸素富化モードの運転は、リ
レータイマーRLTによって例えば20秒間だけ実行さ
れる(ステップ103)。このリレータイマーRLT
は、酸素富化モード終了後に、リレースイッチSW2,
SW3を例えば20秒間オン状態に維持して、電磁弁E
V3,EV4,EV9,EV10に通電し、これらを開
放状態に維持して、脱気モードの運転を例えば20秒間
だけ実行する(ステップ107)。
【0029】この脱気モード時には、サージタンク22
内に蓄えられている酸素富化空気が、図1に点線矢印で
示すように、電磁弁EV4→第2のポートP2→吸着タ
ンク12→第1のポートP1→電磁弁EV3→電磁弁E
V9→コンプレッサ11→電磁弁EV10の経路で室外
に排出される。この際、酸素富化空気が吸着タンク12
内の吸着剤13を通過する過程で、吸着剤13に吸着さ
れている窒素分子や二酸化炭素分子を取り除いて、吸着
剤13の吸着能力を回復させる。この脱気モード時にお
ける吸着タンク12内の圧力は、例えば−0.8kgf/cm
2 G である。
【0030】この脱気モード終了後に、ステップ101
に戻り、酸素濃度が20.0%以下であれば、再度、ス
テップ102に進んで、酸素富化モードの運転を繰り返
す。これにより、酸素濃度が20.0%を越えれば、ス
テップ101の判断が「NO」となり、ステップ104
に移行して、第2のリレーコイルRL2に通電して、第
2のリレースイッチRL2Sをオンさせ、二酸化炭素除
去モードの運転を開始する。
【0031】この二酸化炭素除去モード時には、図3に
示すように、電磁弁EV1,EV2,EV6,EV7,
EV8を開放して、室内空気を、図1に一点鎖線矢印で
示すように、電磁弁EV1→コンプレッサ11→電磁弁
EV2→電磁弁EV7→バイパス流入路18→第3のポ
ートP3→吸着タンク12→第1のポートP1→バイパ
ス流出路19(電磁弁EV8)→低圧回路16(電磁弁
EV6)→室内の経路で循環させて、室内空気中の二酸
化炭素濃度を低下させる。この際、空気を第3のポート
P3→吸着タンク12→第1のポートP1の経路で流通
させることで、吸着タンク12内の吸着剤13の収容領
域における空気流通範囲を図2に点線斜線で示す範囲に
狭めて、吸着タンク12内の圧損を低下させ、吸着タン
ク12内の圧力(スイング圧力)を低下させる。更に、
吸着タンク12から流出する空気を低圧回路16(電磁
弁EV6)を通して流すことで、吸着タンク12の出口
側の空気流通経路の流路抵抗を小さくして、スイング圧
力を二酸化炭素の吸着に適した圧力(例えば0.08kg
f/cm2 G )に設定する(図6及び図7参照)。これによ
り、二酸化炭素の吸着に適した圧力条件下で、空気の流
量を増加させて、空気中の二酸化炭素を効率良く吸着
し、空気中の二酸化炭素濃度を効率良く低下させる。こ
の二酸化炭素除去モードでは、図7に示すように、供給
空気中の酸素濃度が26.2%から25%に低下すると
共に、上述した吸着タンク12内の圧損低下及び空気流
出経路の流路抵抗低下により、空気流入量は7.2リッ
トル/min から14.3リットル/min に増加する。こ
れにより、二酸化炭素除去量が0.0126g/gから
0.0251g/gへと約2倍増加する。このような二
酸化炭素除去モードの運転を例えば20秒後に終了して
(ステップ105)、ステップ106へ移行し、脱気モ
ードの運転を20秒間実行した後(ステップ107)、
ステップ101に戻り、以後、上述した処理を繰り返
す。
【0032】以上の処理内容を要約すれば、酸素濃度が
20.0%を越えている間は、二酸化炭素除去モードと
脱気モードの運転を例えば20秒間隔で交互に繰り返
し、酸素濃度が20.0%以下になった時点で、酸素富
化モードの運転を実行して、酸素濃度を20.0%より
も高くするように作動する。これにより、室内の空気環
境が、図8に示す疲労軽減率の高い領域I又は領域IIの
範囲内に維持され、室内の居住空間の快適性が良好に維
持される。
【0033】以上説明した第1実施例では、二酸化炭素
除去モード時に空気が流れるバイパス流出路19をサー
ジタンク22の前段に接続して、二酸化炭素除去モード
時にも空気の一部をサージタンク22内に取り込むこと
ができるように構成したが、図9に示す本発明の第2実
施例のように、吸着タンク12の第1のポートP1側に
接続されたバイパス流出路31の出口を高圧回路15の
下流側に接続し、このバイパス流出路31中に電磁弁E
V8を設けた構成としても良い。
【0034】この場合、バイパス流出路31は、第1実
施例と同じく、バイパス流入路18と共に流通モード切
替手段32を構成し、吸着タンク12内の空気の流れを
酸素富化モードから二酸化炭素除去モードに切り替える
役割を果たす。更に、このバイパス流出路31は、“低
圧回路”としても機能し、二酸化炭素除去モード時に吸
着タンク12内の圧力(スイング圧力)を二酸化炭素の
吸着に適した圧力(例えば0.08kgf/cm2 G )に切り
替える役割を果たす。従って、この第2実施例では、バ
イパス流出路31と高圧回路15とから流路抵抗切替手
段33が構成されている。尚、この第2実施例では、バ
イパス流出路31の接続を第1実施例から変更した結
果、吸着タンク12の第2のポートP2とサージタンク
22との間には、第1実施例で設けられていた電磁弁E
V4が不要となる。これ以外の構成は、前述した第1実
施例と同じである。
【0035】以上説明した第1及び第2の両実施例で
は、流通モード切替手段21,32を設け、二酸化炭素
除去モード時に、空気を第3のポートP3→吸着タンク
12→第1のポートP1の経路で流通させることで、吸
着タンク12内の吸着剤13の収容領域における空気流
通範囲を狭めるように空気を流すようにしたので、二酸
化炭素除去モード時の吸着タンク12内の圧損を低下さ
せることができて、スイング圧力の低下幅を拡大でき、
空気流量を増加させて、二酸化炭素除去量を増加させる
ことができる。しかも、吸着剤13全体から見て、二酸
化炭素を吸着させる部分(図2に点線斜線で示す部分)
が少ないため、吸着力の強い二酸化炭素の脱気が不十分
になったとしても、二酸化炭素を吸着していない部分に
よって、酸素富化モード時の窒素の吸着能力を確保する
ことができて、酸素富化能力の低下を小さく抑えること
ができ、1つの吸着タンク12を用いて、酸素富化と二
酸化炭素除去の双方を極めて効率良く行うことができ
る。
【0036】しかしながら、本発明は、第1及び第2の
両実施例に限定されず、例えば、図10に示す第3実施
例のように、流通モード切替手段21,32を省いた構
成としても良い。この第3実施例では、二酸化炭素除去
モード時にも、酸素富化モードと同じく、空気を第1の
ポートP1→吸着タンク12→第2のポートP2の経路
で流通させるが、この場合でも、吸着タンク12から流
出する空気を流路抵抗切替手段17の低圧回路16(電
磁弁EV6)を通して流すことで、吸着タンク12の出
口側の空気流通経路の流路抵抗を小さくして、スイング
圧力を低下させることができる。これにより、空気流量
を増加させて二酸化炭素除去量を増加させることがで
き、1つの吸着タンク12を用いて、酸素富化と二酸化
炭素除去の双方を効率良く行うことができる。尚、この
第3実施例では、流通モード切替手段21,32を省い
た結果、第1実施例で設けられていた電磁弁EV3,E
V4も不要となる。
【0037】また、本発明は、第1実施例又は第2実施
例の構成から流路抵抗切替手段17,33を省いた構成
としても良い。この場合でも、流通モード切替手段2
1,32によって、二酸化炭素除去モード時に吸着タン
ク12内の圧損を低下させてスイング圧力を低下させる
ことができ、空気流量を増加させて、二酸化炭素除去量
を増加させることができる。
【0038】尚、前述した第1実施例では、センサ数削
減という設計的要求から二酸化炭素センサを省略し、空
気中の酸素濃度が20.0%を越えているときに、二酸
化炭素除去モードと脱気モードの運転を例えば20秒間
隔で交互に繰り返すように構成したが、二酸化炭素セン
サ(二酸化炭素検出手段)を設け、室内空気中の二酸化
炭素濃度が設定値(例えば0.5%)を越えたときに二
酸化炭素除去モードの運転を行うようにしても良い。
【0039】これを具体化した実施例が図11及び図1
2に示す本発明の第4実施例である。この第4実施例で
は、二酸化炭素濃度検出手段として二酸化炭素センサ4
1を設け、この二酸化炭素センサ41の出力信号を制御
回路42(制御手段)に入力するようになっている。こ
の制御回路42は、例えばマイクロコンピュータを主体
として構成され、図12に示す制御プログラムを実行す
ることにより、室内空気中の二酸化炭素濃度が設定値
(例えば0.5%)を越えたときに、流路抵抗切替手段
17(又は33)若しくは流通モード切替手段21(又
は32)を二酸化炭素除去モードに切り替えて運転する
ように制御する。ここで、流路抵抗切替手段17(又は
33)と流通モード切替手段21(又は32)は、いず
れか一方を設ければ良く、また、その構成についても前
述した各実施例のいずれかを採用すれば良い。
【0040】前述したように、たとえ酸素濃度が高くて
も、二酸化炭素濃度が高くなれば、疲労軽減率(快適
性)が著しく低下してしまう。それ故に、快適性を維持
するためには、酸素富化に加え、二酸化炭素濃度を低下
させることも必要となる。この関係を更に詳しく調べて
みると、空気質(二酸化炭素濃度と酸素濃度)が良くな
るほど、人体の呼吸量を低減できることが確認された。
この呼吸量は人体の代謝量を示す一指標であり、代謝量
の大小が肉体的疲労のみならず精神的疲労にも影響を与
えるものと考えられる。それ故に、代謝量の増加(この
場合には呼吸量の増加)を抑制することが、より良い空
気浄化であると考えられる。
【0041】本発明者の実験結果によれば、図13に示
すように、酸素富化により、呼吸量を低減できることが
確認されたが、二酸化炭素濃度が高くなるに従って、呼
吸量が増加し、二酸化炭素濃度が高いときには、たとえ
酸素富化しても、呼吸量を清浄環境時のレベルまでは低
減できないことが確認された。例えば、図13(a)に
示すように、清浄環境時(二酸化炭素濃度;約0.04
%,酸素濃度;約21%)のときには、呼吸量が約9.
5リットル/分であるが、図13(b)に示すように、
二酸化炭素濃度が約0.7%に上昇し、酸素濃度が約2
0%に低下すると、呼吸量が約13リットル/分まで増
加する。このような状態で、酸素富化して、酸素濃度を
約30%まで上昇させたとしても、図13(c)に示す
ように、呼吸量を約12リットル/分までしか低減でき
ず、清浄環境時のレベルまでは低減することができな
い。このような場合には、図14に示すように、酸素富
化よりも二酸化炭素濃度を低下させた方が呼吸量低減に
効果的であることも確認された。
【0042】この関係に着目して、より快適な空気質を
実現するための構成が上述した第4実施例である。この
第4実施例では、メイン制御プログラム(図示せず)の
実行中に、図12(a),(b)に示すサブルーチンが
繰り返し実行され、二酸化炭素濃度が設定値(例えば
0.5%)以下に抑えられる。
【0043】図12(a)に示すサブルーチン(その
1)では、まず、ステップ111で、酸素富化モード運
転中か否かを判断し、「NO」であれば、メイン制御プ
ログラムに戻る。その後、酸素富化モード運転が開始さ
れれば、その時点で、ステップ111の判断が「YE
S」となり、ステップ112に進んで、二酸化炭素セン
サ41により検出した二酸化炭素濃度が設定値(例えば
0.5%)を越えたか否か判断する。もし、二酸化炭素
濃度が設定値以下であれば、引き続き、酸素富化モード
運転を継続すれば良いので、ステップ113の処理を行
わずに、メイン制御プログラムに戻る。
【0044】その後、二酸化炭素濃度が設定値を越えれ
ば、その時点で、上述したステップ112の判断が「Y
ES」となり、ステップ113に進んで、運転モードを
二酸化炭素除去モードに切り替える。これにより、二酸
化炭素濃度を設定値以下に抑えることができる。このた
め、二酸化炭素濃度が高い状態のまま酸素富化を継続す
るときよりも、呼吸量を効果的に低減させて、快適性を
更に向上することができると共に、その後の酸素富化も
効果的に行うことができる。
【0045】一方、二酸化炭素除去モードから酸素富化
モードへの復帰時期は、図12(b)に示すサブルーチ
ン(その2)で制御される。このサブルーチン(その
2)では、まず、ステップ121で、二酸化炭素除去モ
ード運転中か否かを判断し、「NO」であれば、メイン
制御プログラムに戻る。その後、運転モードが二酸化炭
素除去モードに切り替えられれば、その時点で、ステッ
プ121の判断が「YES」となり、ステップ122に
進んで、二酸化炭素センサ41により検出した二酸化炭
素濃度が復帰値(例えば0.2%)以下になったか否か
判断する。もし、二酸化炭素濃度が復帰値よりも高けれ
ば、引き続き、二酸化炭素除去モードの運転を継続し
て、二酸化炭素濃度を低下させる必要があるので、ステ
ップ123の処理を行わずに、メイン制御プログラムに
戻る。
【0046】その後、二酸化炭素濃度が復帰値以下にな
れば、その時点で、上述したステップ122の判断が
「YES」となり、ステップ123に進んで、運転モー
ドを酸素富化モードに切り替える。これにより、二酸化
炭素濃度を低下させた状態で、酸素富化を効果的に行う
ことができる。
【0047】更に、この第4実施例では、呼吸量を清浄
環境時のレベルに合わせる「エコノミーモード」と、呼
吸量を清浄環境時のレベルよりも減少させる「疲労回復
モード」との間で切り替えるモード切替スイッチ43
(図11参照)を設けている。このモード切替の基本的
概念を図15に示している。人が快適と感じる、あるい
は高濃度酸素付与による中毒をおこさない酸素濃度の限
界値は概ね40%程度と言われている。従って、疲労回
復モードでは、酸素センサ44で室内空気中の酸素濃度
を監視しながら、酸素濃度が40%以下の範囲内で酸素
富化するように酸素富化モードの運転を制御する。但
し、この疲労回復モードでも、二酸化炭素濃度が設定値
を越えれば、その時点で、運転モードを二酸化炭素除去
モードに切り替えて、二酸化炭素濃度を設定値以下に抑
えて、その後の酸素富化の効果を高める。
【0048】また、二酸化炭素濃度が低くなれば、酸素
富化の度合も少なくて済むので、エコノミーモードで
は、二酸化炭素濃度が低くなるに従って、酸素富化量を
少なくする。この場合、酸素濃度がエコノミーモードの
上限値を越えた時点で、酸素富化モードの運転を停止
し、その後、酸素濃度がエコノミーモードの下限値以下
になった時点で、酸素富化モードの運転を再開するとい
うように、酸素富化モードの運転を間欠的に行うことに
より、省エネルギー化するものである。但し、このエコ
ノミーモードでも、二酸化炭素濃度が設定値を越えれ
ば、その時点で、運転モードを二酸化炭素除去モードに
切り替えて、二酸化炭素濃度を設定値以下に抑えて、そ
の後の酸素富化の効果を高める。
【0049】尚、個人によって二酸化炭素や酸素に対す
る感受性が異なるため、エコノミーモードの領域や二酸
化炭素除去モードへの切替時の設定値に幅をもたせて、
これらを使用者の好みに合わせて調整できるようにして
も良い。また、上記第4実施例では、二酸化炭素除去モ
ード運転中に、二酸化炭素濃度が復帰値以下になった時
点で酸素富化モードへ復帰させるようにしたが、二酸化
炭素除去モードの運転をタイマ制御し、二酸化炭素除去
モードの運転を一定時間行った後、酸素富化モードへ復
帰させるようにしても良い。
【0050】また、前述した第1乃至第3実施例におい
ては、酸素富化モード,二酸化炭素除去モード,脱気モ
ードの運転の切替を、自動切替ではなく、手動スイッチ
によりマニュアル操作で切り替えるようにしても良いこ
とは言うまでもない。
【0051】その他、本発明は、上記各実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、酸素富化モードの運転開始
時の酸素濃度設定値を20%から変更したり、二酸化炭
素除去モードへ切り替えるときの二酸化炭素濃度設定値
を0.5%から変更したり、酸素富化モードへ復帰させ
るときの二酸化炭素濃度設定値(復帰値)を0.2%か
ら変更したり、送気手段をコンプレッサ11からブロワ
に代えたり、吸着タンク12のサイズ・構造に応じてス
イング圧力を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない
範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもな
い。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、吸着タンクの出口側の空気流通経路の流路抵
抗を切り替える流路抵抗切替手段、又は、吸着タンク内
の空気の流れを切り替える流通モード切替手段を設けた
ので、その切替動作により、1つの吸着タンクを用い
て、酸素富化(窒素除去)と二酸化炭素除去の双方を効
率良く行うことができて、空気中の酸素濃度と二酸化炭
素濃度の双方を適正に制御でき、極めて快適な空気環境
を実現できる(請求項1及び3の効果)。
【0053】更に、二酸化炭素濃度が設定値を越えたと
きに、自動的に二酸化炭素除去モードに切り替えて運転
するようになっているので、二酸化炭素濃度を設定値以
下に抑えることができて、二酸化炭素濃度が高い状態の
まま酸素富化を継続するときよりも、呼吸量を効果的に
低減させて、快適性を更に向上できると共に、その後の
酸素富化も一層効果的に行うことができる(請求項2及
び4の効果)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すシステム構成図
【図2】吸着タンクを一部破断して示す正面図
【図3】各モードと各電磁弁のON/OFFとの関係を
示す図
【図4】制御系統の電気回路図
【図5】酸素富化空気生成装置の作動内容を示すフロー
チャート
【図6】スイング圧力と二酸化炭素吸着量,酸素富化
量,空気流量,二酸化炭素・窒素飽和吸着量との関係を
示す図
【図7】スイング圧力と酸素濃度(a),二酸化炭素除
去量(b)との関係を示す図
【図8】空気環境と疲労軽減率との関係を示す図
【図9】本発明の第2実施例を示すシステム構成図
【図10】本発明の第3実施例を示すシステム構成図
【図11】本発明の第4実施例を示すブロック図
【図12】2つのサブルーチンの制御の流れを示すフロ
ーチャート
【図13】呼吸量と二酸化炭素濃度,酸素濃度との関係
を示す図
【図14】呼吸量を清浄環境時のレベルに戻すのに必要
な酸素富化量と二酸化炭素濃度との関係を説明する図
【図15】エコノミーモードと疲労回復モードの概念を
説明する図
【符号の説明】
11…コンプレッサ(送気手段)、12…吸着タンク、
13…吸着剤、14…オリフィス、15…高圧回路、1
6…低圧回路、17…流路抵抗切替手段、18…バイパ
ス流入路、19…バイパス流出路、21…流通モード切
替手段、22…サージタンク、31…バイパス流出路、
32…流通モード切替手段、33…流路抵抗切替手段、
41…二酸化炭素センサ(二酸化炭素濃度検出手段)、
42…制御回路(制御手段)、43…モード切換スイッ
チ、44…酸素センサ、EV1〜EV10…電磁弁、P
1…第1のポート、P2…第2のポート、P3…第3の
ポート。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲児▼玉 悟 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の窒素及び二酸化炭素を吸着する
    吸着剤を収容した吸着タンクを設け、この吸着タンク内
    に送気手段により空気を送って酸素富化空気を生成する
    酸素富化空気生成装置において、 前記吸着タンクの出口側の空気流通経路の流路抵抗を切
    り替えることにより、前記吸着タンク内の圧力を窒素の
    吸着に適した圧力に設定する酸素富化モードと二酸化炭
    素の吸着に適した圧力に設定する二酸化炭素除去モード
    との間で切り替える流路抵抗切替手段を設けたことを特
    徴とする酸素富化空気生成装置。
  2. 【請求項2】 室内空気中の二酸化炭素濃度を検出する
    二酸化炭素濃度検出手段と、検出した二酸化炭素濃度が
    設定値を越えたときに前記流路抵抗切替手段を二酸化炭
    素除去モードに切り替えて運転する制御手段とを備えて
    いることを特徴とする請求項1記載の酸素富化空気生成
    装置。
  3. 【請求項3】 空気中の窒素及び二酸化炭素を吸着する
    吸着剤を収容した吸着タンクを設け、この吸着タンク内
    に送気手段により空気を送って酸素富化空気を生成する
    酸素富化空気生成装置において、 前記吸着タンク内の空気の流れを吸着剤収容領域全体に
    行き渡らせる酸素富化モードと、前記吸着剤収容領域に
    おける空気流通範囲を狭めるように空気を流して前記吸
    着タンク内の圧損を低下させる二酸化炭素除去モードと
    の間で切り替える流通モード切替手段を設けたことを特
    徴とする酸素富化空気生成装置。
  4. 【請求項4】 室内空気中の二酸化炭素濃度を検出する
    二酸化炭素濃度検出手段と、検出した二酸化炭素濃度が
    設定値を越えたときに前記流通モード切替手段を二酸化
    炭素除去モードに切り替えて運転する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項3記載の酸素富化空気生
    成装置。
JP5316184A 1993-06-24 1993-12-16 酸素富化空気生成装置 Pending JPH0768120A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102688656A (zh) * 2012-06-01 2012-09-26 秦皇岛裕源木业有限公司 一种空气净化系统
WO2020067181A1 (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 積水化学工業株式会社 ガス処理方法及びガス処理装置

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